JPH04505725A - 検知装置 - Google Patents

検知装置

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JPH04505725A
JPH04505725A JP4500633A JP50063391A JPH04505725A JP H04505725 A JPH04505725 A JP H04505725A JP 4500633 A JP4500633 A JP 4500633A JP 50063391 A JP50063391 A JP 50063391A JP H04505725 A JPH04505725 A JP H04505725A
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ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
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    • H03M3/414Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution having multiple quantisers arranged in cascaded loops, each of the second and further loops processing the quantisation error of the loop preceding it, i.e. multiple stage noise shaping [MASH] type

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 シグマ−デルタオーバサンプル式アナログ−ディジタル変換器を使用したフォト ダイオードの読み出し関連出願 1990年4月6日にデビットB、リブナ(David B、Ribner)お よびリチャードD、バーチュ(Richard D、 Baertsch)によ って出願され、[最小の電力消費およびチップ領域要求条件を有する高次シグマ −デルタオーバサンプル式アナログ−ディジタル変換器集積回路ネットワーク( IIIGH0RDERSIGMA DELTA (IVERsAMPLED A NALOG−To−DIGTAL C0NVERTERINTEGRATED  CIRCUIT NETWORK WITHMINIMAL POWERDIS SIPATION AND CHIP AREA REQUIREMENTS) という名称であうで、ゼネラルエレクトリック社に譲渡された米国特許出願第5 05.382号がここに参考のため取り入れられている。
1990年7月10日にデビットB、リブナによって出願され、「低い部品感度 を有する3次シグマ−デルタオーバサンプル式アナログ−ディジタル変換器ネッ トワーク(THlll[101iflERSIGMA I)ELTA OVER 5AMPLgD ANALOG−TO−DIGITAL C0NVERTERN ETWORK WITHLOW COMPONENT 5ENSITIVITY )という名称であって、ゼネラルエレクトリック社に譲渡された米国特許出願第 550.763号がここに参考のため取り入れられている。これらの出願の明細 書には本発明によるフォトダイオードアレイを走査しながら読み出すのに使用さ れる3次シグマ−デルタアナログ−ディジタル変換器用の詳細な構成を示してい る。
[コンピュータ断層撮影についての雑音削除光検出器プリアンプ(NOISE− CANCELLING PH0TODETECTORPREAMPLIFIER 、AS FORCOMPUTERI2ED TOMOGRAPHY) という名 称であって、ゼネラルエレクトリック社に譲渡され、デビットB、リブナによっ て出願された米国特許出願第(583,745)号がここに参考のため取り入れ られている。この出願の明細書にはフォトダイオードの後に使用するのに適し、 トランジスタから発生するフリッカ(または1/f)雑音を抑圧するために相関 関係のある二重サンプリングを行なうようにした積分型の電界効果トランジスタ プリアンプが記載されている。
発明の背景 (発明の分野) 本発明は、全体的にコンピュータ断層撮影システムに使用されるようなフォトセ ンサアレイの光応答信号の走査式読み出しに関し、更に詳しくは、アナログ方式 よりもディジタル方式における光応答信号の走査式読み出しに関する。
(従来技術の全般的説明) CTスキャナはファンビームエネルギ源を使用している。
このエネルギ源が走査対象物の中心近くの空間内の特定の点に中心がある円形軌 跡に沿って歩進するときに、ファンビームエネルギ源の中心光線は走査対象物の 中心近くの空間内の特定点を通って投射される。円弧状細片の検出素子がエネル ギ源に対して前記空間内の特定点を中心としてエネルギ源とは反対側に対向して 設けられ、前記空間内の特定点の周りのエネルギ源の回転に追従する。走査対象 物は常にファンビーム内に存在し、ファンビームの各連続した区分における放射 エネルギの一部を吸収する。ファンビームの各区分における残りの放射エネルギ 、すなわち「レイサム(ray sum) Jは円弧状検出器細片上の各検出器 によって測定される。エネルギ源およびその対向する円弧状検出器細片の回転の 相次ぐ各増分変化毎の検出器の応答信号は走査対象物の別々の「ビュー(マ1e v) Jを構成している。
相次ぐビュー中における検出器の応答信号はディジタル化され、メモリに蓄積さ れる。これはこれらの応答信号の処理がリアルタイムで行われるのでなく、走査 が完了した後に行われるからである。この次に続く処理の間、各ビューからの検 出器の応答信号は予め重み付けされ、注意深く構成された有限インパルス応答( F I R)フィルタ核で予めフィルタ処理され、画像の絵素、すなわち「画素 」のグレースケール値を発生するように画像空間に逆投影される。
各ビューの問答画素の中心を通過するレイサムは重み付けされて加算され、逆投 影によって画素のグレースケール値を形成する。すなわち、各レイサムは画素が 設けられている部分を含む対象物の連続した部分を通るファンビームの部分(セ グメント)を形成している射線の束から吸収されたエネルギの合計を表している ので、ファンビームのそのセグメントが通る画素のうちの1つによるエネルギ吸 収の大きさはその画素を通過する射線の束に対するレイサムの全てを含む自己相 関手順を実行することによって確かめることができる。自己相関手順はレイサム における対象とする画素の前後の画素によって形成される影を抑圧する。これが コンピュータ断層撮影によって断層写真を形成する本質である。この自己相関手 順を実施するのに必要なレイサムの付加的な組合せにおいて、各レイサムはその 画素に関連する射線群がその画素を通過する前にファンビームの発散を考慮する ように重み付けされなければならない。
コンピュータ断層撮影に対するフーリエ反転方法は逆投影再構成法に対して固有 の速度利点を有しているが、雑音に対して過度の感度を有しているためにファン ビームスキャナに使用するには適していないと考えられる。コンボリューション および逆投影再構成法はビューパイプライン動作に適し、処理からの好ましくな いアーティファクトの比較的ない画像を発生する。コンピュータ・バイオロジッ ク・メディシン誌(COMPUTERBIOLOGICMEDICENE)、V ol、6.1976年10月のベージ259−271に所載のG、 H。
バーマンllermu)、A、 V、ラクシミナラヤン(Lxkslvinir rz7in)およびA、ナパステック(NapxrNek)による論文「発散ビ ーム用のコンボリューション再構成技術(Conマolution Recon struction Techniques jar旧マビtgentl Jは 興味あるものである。また、IEEEトランザクションズ・オンψバイオメディ カルーエンジニアリング誌(IEEE TRASACTIONS ON BIO MEDICAL ENGINEERING)、Vol、 BME−28、No、 2.1981年2月のページ98415所載のB、K。
ギルバート(Gilber+) 、S、 K、ケニュー(Kenue) 、R。
A、 oブ(Robb)、A、チュ(Chu) 、A、 H,レント(Lent )およびE、E、スワーツランダ(Star+zlande+)シュニー 7  i:よる論文「効率的な計算技術および特殊目的用プロセッサを使用したファン ビーム画像再構成アルゴリズムの高速動作(Rxpid Execution  of Fan 1lealn ImageReconstruction^Ig o+ijhms Using Efficient Camputationa l Techniquesand 5pecial Purpose P「oc esso「s) Jも興味あるものである。
検出器素子の細片は線形配列された数100個程度のシンチレータ、およびこの 線形配列されたシンチレータの後側に設けられている線形配列された数100個 程度のフォトダイオードを有している。シンチレータはX線画像を光画像に変換 し、フォトダイオードはこの光画像の各要素の光子を電荷に変換する。フォトダ イオードはそれぞれフォトダイオードの電流を検知する低入力インピーダンスを 有し、次に続く回路を駆動する低出力インピーダンスを有するプリアンプを備え ている。フィルタ処理を実行して、プリアンプおよびこのプリアンプの前に設け られているフォトダイオード内に発生する帯域の広い雑音の帯域外部分を抑圧し ている。A−D変換の前にこのフィルタ処理を行うことによって帯域内に入るA −D変換器におけるエイリアス(aliis)を発生する雑音を回避している。
通常、サンプルおよびホールド回路が各A−D変換器の前に設けられて、A−D 変換を達成するのに必要な期間の間中各相次ぐビューサンプルを保持している。
ゼネラルエレクトリック社によって販売されている最近のCTシステムにおいて は、フォトダイオード−プリアンプの組合せがこのような組合せの全グループの サブグループの間に配分され、各サブグループのプリアンプからのアナログ出力 電圧は共用されるアナログ−ディジタル(A−D)変換器の入力ポートに対し時 分割多重化されている。
実際、逆投影計算を実行するために変換器の出力信号に非常に多くの解像度ビッ ト(すなわち、16−20ビツト)を必要とするために種々のサブグループのA −D変換器の変換特性を整合させることが困難であることがわかっている。A− D変換器の変換特性の線形性はできる限り良好に形成されるが、フォトダイオー ドプリアンプの組合せの各サブグループのフォトダイオードが検出器素子の細片 において互いに隣接している場合には、変換特性の差によって最終的な断層写真 に「帯域化(t+anding )アーティファクト」が発生する。これらの帯 域化アーティファクトは無視できないほどの低い空間周波数を有する強度変化と して現れ、これらは最終的な断層写真の観察者にとって好ましくないほど顕著な ものである。A−D変換器の変換特性における差によるアーチファクトが見える ことを低減するために、フォトダイオード−プリアンプの組合せの各サブグルー プのフォトダイオードの検出器要素の細片におけるロケーションをスクランブル することが実施され、その結果断層写真におけるこれらのアーチファクトの低い 空間周波数成分が低減するが、断層写真におけるこれらのアーチファクトの高い 空間周波数成分が増大する可能性がある。また、所望によりこれらのアーチファ クトの高い空間周波数成分をローパス空間フィルタ処理し、断層写真における高 い空間周波数成分のみを低減する。しかしながら、フォトダイオード−プリアン プの組合せの接続を時分割多重したA−り変換器にスクランブルすることはCT システムの構成要素間に好ましくない複雑な電気的相互接続を招き、高速ディジ タルバスを介した時分割多重化を使用したデータ転送を複雑にする。
外部の電気信号を雑音としてピックアップすることを最小にするようにするため に、時分割多重化A−D変換器へのフォトダイオード−プリアンプの組合せの接 続をスクランブルすることは、物理的に可能な限りフォトダイオードに接近させ てプリアンプおよびA−D変換器を設けるという要望を妨げる。A−D変換器お よび該変換器に時分割多重化されるプリアンプは通常モノリシック集積回路(I C)の形式で構成され、フォトダイオードのスクランブル操作を行う場合このI Cにフォトダイオードを接続する延長ケーブルが必要である。フォトダイオード の出力インピーダンスレベルは30メガオ一ム台であるので、ケーブルでの外部 電気信号のピックアップはかなりなものになりそうである。
A−D変換器の変換特性の差のアーティファクトの低い空間周波数成分を低減す る代わりの方法は自分自身のA−D変換器を有するフォトダイオード−プリアン プの組合せの各々を設けることである。この設計方法は帯域化アーティファクト の発生を促進するA−D変換器の変換特性の自己相関を除去するが、非線形性の アーティファクトはまだグループ化ベースで発生し得る。ゼネラルエレクトリッ ク社はスキャナアレイの300個のフォトダイオードの各々用にそれぞれ二重勾 配A−D変換器を使用して、7800というシステム番号で販売されている初期 の約70台のCTスキャナの各々を構成した。しかしながら、より高いスキャナ 解像度がめられ、スキャナアレイにおけるフォトダイオードの数が増大するに従 って、この設計方法は魅力が少ないように思われた。これはA−D変換器の変換 特性における差に起因するアーティファクトを許容し得るほど小さくした断層写 真を形成するように使用可能な分解能のビット数および充分な直線性を有し、各 CTスキャナにおいて可否となく使用される構造が充分コンパクトで安いA−D 変換器を設計するという問題が発生した。
高分解能A−D信号変換はオーバサンプル式補間(すなわち、シグマ−デルタ) 変調およびこれに続いてディジタルローパスフィルタ処理およびデシメーション (decimaji。
n)を使用することによって低い分解能の部品で達成することができることは知 られている。オーバサンプリング(Oマersampling)は信号ナイキス ト速度より何倍も高い速度の変調器の動作を表わし、デシメーション(deci mijion)はサンプル速度をナイキスト速度に低減するサブサンプリング( subsimpling )である。信号ナイキスト速度に対するオーバサンプ リングの比Rは「オーバサンプリング比」と呼ばれる。シグマ−デルタ変調器の 全フィードバックループに単ビツト量子化器を有するシグマ−デルタA−D変換 器は、1990年4月23日に出願され、「単ビットおよび多ビツト量子化の両 方を使用した複数次シグマ−デルタアナログ−ディジタル変換器(PLIIII AL−ORDERSIGMA−DELTAANAL(IG−TO−DIGITA L C0NV):R丁HR5USING BO了+1 5INGLE−81丁  ANOM(ILTIPLE−BIT Q[1ANTIXATION) Jという 名称で、ゼネラルエレクトリック社に譲渡された米国特許出願束513゜452 号に本発明者リブナ(Ribner)によって記載されているように非常に線形 的な変換特性を有する。従って、ここで指摘されているように、シグマ−デルタ 変調器の全フィードバックループに単ビツト量子化器を有するように複数のシグ マ−デルタA−D変換器を設計することによって該複数のシグマ−デルタA−D 変換器の変換特性の整合を全く容易に行うことができる。
シグマ−デルタA−D変換器についての詳細な一般的情報はここに参考のため取 り入れられている次に示す技術文献から得ることができる。
1)「強力なアナログ−ディジタル変換器を得るリミットサイクル発振器の使用 (A IJse of Lim1t C1cle 0scillato+s t o Qt+tain Robust Analog to Digital C onverte+i) J 、発表者J、C,キャンディ(Candy)、IE EE l−ランザクションズeオン・コミュニケイションズ誌、 Vol、C0 M−22,No、 3.99.298−305. 1974年3月 2)[三重重み付は補間を使用してシグマ−デルタ変調器から13ビットPCM を得る(Using T+iangulxrlYWeighted Ile+p olxjion to Ge+ 13−Bit PCM l+。
m I Sigma−DelLa Modulsto+)J 、発表者J、 C ,キャンディ他、IEEEトランザクションズ−オン・コミュニケイションズ誌 、 Vol、 C0M−24,No、Il、pp、126g−1275,197 6年11月 3)「シグマ−デルタ変調における二重積分の使用(A 11ge of Do able Inregrzt:oIIin Sig+ex Delta Mod ulat+onJ J 、発表者J、 C,キャンディ、IEEE )ランザク ションズ拳オン拳コミュニケイションズ誌、 V。
1、 C0M−33,No、3. tltl、 249−258.1985年3 月シグマ−デルタA−D変換器においては、分解能は主に2つの要素: (1) オーバサンプリング比R1および(2)変調器の「次数」によって支配される。
CTスキャナにおいては、オーバサンプリング比Rをかなり大きくすることが必 要ないので、高次の変調器を使用することが有利である。個々のサンプルの継続 期間を如何に短くするかについてのハードウェアの制限がある場合には、シグマ −デルタA−D変換器から特定のビット分解能を得るために必要なサンプルの数 を減らすことは完全なビューデータを得るために必要な時間を低減する。ここに おける「次数」は周波数選択式フィルタの次数に類似しているものであり、シグ マ−デルタ変調器によって形成されるスペクトル形成の相対的次数を示している 。フィルタの場合、より高い選択性は、特に変調器からの量子化雑音を抑圧する ように要求されるデシメーションフィルタにおいて、ハードウェアの複雑さが増 大するが一層高次の変調器により得ることができる。実際、量子化雑音に対する 選択性を得るためにシグマ−デルタ変調器のデシメーションフィルタに使用する のに適しているFIRディジタルフィルタの設計は時間領域においてsin c (L+1)(ωT)応答を有し、ここにおいてのは角周波数であり、Tは変調器 の周期であり、Lはシグマ−デルタ変調器の次数である。A−D変換器の設計技 術における通常の用語に従って、2以上の次数を有するシグマ−デルタ変調器は 本明細書および請求の範囲において「高次」変調器と称する。
オーバサンプリング比によっておよびシグマ−デルタ変調器の「次数」によって 主にシグマ−デルタA−D変換器の分解能が支配されることから、最近の高分解 能オーバサンプル式アナログ−ディジタル変換器は大きなオーバサンプリング比 および高い次数のシグマ−デルタ変調器を使用している。しかしながら、実際の 問題ではオーバサンプリング比および変調器の次数を各々増大し得る程度が制限 される。例えば、所与の変調器のクロック速度(またはオーバサンプリング速度 )では、オーバサンプリング比Rはサンプリング後におけるナイキスト速度に逆 比例し、したがって変換速度を犠牲にすることなく任意に高くすることはできな い。
別の問題が変調器の次数を制限している。単一の量子化器のみを使用する2より 大きい次数のものは条件付きでのみ安定であることが示され、従って実用的では ない。2つ以上の量子化器を使用する2より大きい次数のものは本発明者によっ て1990年4月23日に出願された米国特許出願束513.452号に記載さ れている。実際の非理想性、すなわち部品の不整合、増幅器の非直線性、有限利 得、過度の整定時間および信号についての限られたダイナミック範囲により、通 常従来の高次シグマ−デルタアナログ−ディジタル変換器ネットワークの分解能 が制限される。1990年7月10日に出願され、「低い構成要素感度を有する 3次シグマ−デルタオーバサンプル式アナログローディジタル変換器ネットワー ク(THIRD 0RDERSIGMA DELT^OVER5AMPLKD  ANALOG−TO−DIGITAL C0NVERTERNETWORK W ITHLot COMPONEN丁5gN5I丁IVITY)Jという名称のゼ ネラルエレクトリック社に譲渡された米国特許出願束550,763号は、上述 した実際の非理想性に対して感度がかなり低減した3次シグマ−デルタアナログ −ディジタル変換器ネットワークについて記載している。
シグマ−デルタA−D変換器の出力回路に設けられているデシメーションフィル タは単に簡単な積分器として動作するアキュムレータであってもよいし、または デシメーションフィルタはサブサンプラがその後に設けられるサンプルデータロ ーパス有限インパルス応答(FIR)フィルタであってもよい。いずれの場合で も、デシメーションフィルタは、圧倒的とはいえないまでも、金属−酸化物一半 導体集積回路形式で通常形成される完全なシグマ−デルタ変換器のかなりの部分 を占める。デシメーションフィルタを有することによってシグマ−デルタA−D 変換器は好ましくないことに小型化の観点では代わりの集積回路A−D変換器と 比べて1:1の大きさである。これは特にシグマ−デルタA−D変換器の次数が 高い場合であったり、デシメーションフィルタのFIRフィルタ部分の核が多数 のサンプルを有する場合である。シグマ−デルタA−D変換器用のデシメーショ ンフィルタの複雑さはCTスキャナ用の電子装置を設計する人に異なる形式のA −D変換器を使用させる要因である。
本発明者は、シグマ−デルタA−D変換器のデシメーションフィルタに使用され ているサンプルデータローパス有限インパルス応答フィルタが、画像の絵素、す なわち「画素」のグレースケール値を発生するために検出器応答信号を画像空間 に逆投影する前に、高周波プリアンプ雑音を抑圧するのに必要なフィルタ処理の 実質的な部分を構成することによって二重機能を達成できることを認識した。更 に、高周波プリアンプ雑音を抑圧するのに必要なディジタルフィルタ処理は、一 般に高次のシグマ−デルタA−D変換器の量子化雑音を抑圧するのに必要なディ ジタルフィルタと複雑さにおいて匹敵し得るほどの急峻で充分なカットオフ特性 を持たなければならない。そこで、デシメーションフィルタのディジタルローパ スフィルタ回路はシグマ−デルタA−D変換器用および代わりの形式のシグマ− デルタA−り変換器用の追加回路の相対的な大きさの比較から除去することがで きる。
更に、本発明者は、シグマ−デルタA−D変換器は画像処理時間の増大を犠牲に してオペレータに高いビット分解能を与えることができるCTスキャナを容易に 実施できることを認識した。このようなCTスキャナはデシメーションフィルタ を異なるオーバサンプリング比を有するものに変更することによって実施される 。
デシメーションフィルタがサンプルデータローパス有限インパルス応答(FIR )フィルタとこのフィルタの後のサブサンプラとを有するようなタイプの高次シ グマ−デルタA−D変換器ではCTスキャナ用の電子装置の設計者にとって異な るタイプのA−D変換器よりも使用するのがやっかいであるという別の問題を有 する。高次量子化雑音を抑圧するのに使用されるディジタルフィルタの核が一度 に一対考慮した場合(サブサンプル速度で発生する)相次ぐ出力サンプル間に発 生するものよりも(オーバサンプリング速度で発生する)一層多くの入力サンプ ルにわたっていなければならないので、シグマ−デルタA−D変換器からのディ ジタル出力信号の相次ぐサンプルはこれらの間にかなりのクロストークを有する 傾向がある。相次ぐビューの間に発生する相次ぐ出力サンプル間のこの無視でき ないクロストークはX線発生源の揺動を使用した6Tスキヤナシステムにおいて 受け入れることができない検出器開口部の広がりとなる。相次ぐビューサンプル が互いに異なっていない場合、X線発生源の動揺を使用するCTスキャナシステ ムにおいては逆投影再構成計算を的確に実行することはできない。
(しかしながら、センサデータ用のシグマ−デルタA−り変換器からのディジタ ル出力信号の相次ぐサンプル間のクロストークは全ての画像走査システムにおい て問題となるものではない。例えば、X線発生源の動揺を使用しないCTスキャ ナシステムにおいては、シグマ−デルタA−D変換器からのディジタル出力信号 の相次ぐサンプル間のクロストークによって生ずる検出器開口部の広がりは空間 フィルタ処理によって補正することができる。−例として、当該分野から離れて 、テレビカメラの出力信号から発生されるディスプレイについて観察者の目には 画素毎の積分があるので、画像の遅れはテレビカメラにおいて許容できることで ある。) 本発明者は、シグマ−デルタ変調器の次数がしてあり、量子化雑音に対する選択 性を備えるように使用されるシグマ−デルタ変調器のデシメーションフィルタが 同じオーバ、 (L+1) サンプリング比Rを維持しながらsin c (ωT)の周波数応答特性を有す るものと仮定して、オーバサンプリング速度を係数L+1だけ増大することによ ってクロストーク問題を解決することを考えた。A−D変換前の各相次ぐビュー サンプルのサンプリング動作および保持動作の周期性は不変のままである。これ によりシグマ−デルタA−D変換器がクロストークを有するL個のディジタル出 力サンプル(これは取り上げないように捨てる)を発生し、それに続いてクロス トークのない出力サンプル(これは保持する)を発生し、次いでクロストークを 有するL個のディジタル出力サンプル(これは破棄する)を発生し、それからク ロストークのない出力サンプル(これは保持する)を発生するようにする。各第 (L+1)番目のサンプルを除(全ての出力サンプルを破棄するこの手順の問題 は、係数L+1だけオーバサンプリング速度が付随的に増大することによってデ シメーションフィルタのローパスFIRディジタルフィルタの等価雑音帯域幅が 係数L+1だけ増大することである。
本発明者は、シグマ−デルタ変調器の次数がLであり、量子化雑音に対する選択 性を備えるように使用されるシグマ−デルタ変調器のデシメーションフィルタが sin c (L+’)(ωT)の周波数応答特性を有すると仮定して、オーバ サンプリング速度を係数(L+N)だけ増大させることによって、サンプル間ク ロストークが明らかであるL個の相次ぐサンプルのグループ間に散在した、サン プル間クロストークが明らかに存在しないN個の相次ぐサンプルのグループをシ グマ−デルタA−D変換器が発生するということを見い出した。各グループにサ ンプル間クロストークのないN個の相次ぐサンプルを平均化し、サンプル間クロ スト−りが明らかであるL個の相次ぐサンプルを破棄し、それから係数(L+N )によってサブサンプリングすることによって、サンプル間クロストークが明ら かであるL個の相次ぐサンプルを破棄することは同じように等価雑音帯域幅を増 大させない。
本発明者は実際上CTスキャナの設計を全体により良くすると相次ぐディジタル 出力サンプル間の若干のクロストークを受け入れることができることを見い出し た。
本発明者は各フォトダイオードの後にトランスレジステイブ(trans+es isjive)プリアンプの代わりに積分用プリアンプを使用した場合の好まし くない雑音エイリアシングの回避方法を見い出した。積分用プリアンプからのラ ンプ(rxmp)出力を前もって同期検出するよりもその後にシグマ−デルタA −D変換器に直接供給し、シグマ−デルタA−D変換器のデシメーションフィル タによって行われるローパスディジタルフィルタ処理によってオーバサンプリン グ速度の各ランプ出力のサンプルに対する平均化された応答信号が引き出される 。
発明の概要 本発明では検知装置を提供する。この装置は、少なくとも規定の期間放射エネル ギ画像のそれぞれの要素に応答して、光電流を発生する光検知器と、入力ポート が光検知器からの光電流を受けるように接続され、出力ポートがプリアンプ内の 実質的な部分で発生する帯域の広い雑音を伴うアナログ出力信号を前記入力ポー トに供給された光電流に応じて発生するプリアンプと、ゼロより大きい整数であ る次数りのシグマ−デルタ変調器であって、入力ポートがアナログ入力信号を受 けるように接続され、出力ポートが前記シグマ−デルタ変調器内で発生する量子 化雑音を伴ったディジタル応答信号を前記アナログ入力信号に応答してオーバサ ンプリング速度で発生するシグマ−デルタ変調器と、シグマ−デルタ変調器の入 力ポートに入力信号として前記プリアンプの出力ポートからのアナログ出力信号 ならびにそれに付随する帯域の広い雑音の少なくとも一部を供給する手段とを含 む。シグマ−ディジタル変調器のディジタル応答には、シグマ−デルタ変調器内 で発生する量子化雑音に加えて上記帯域の広い雑音に対する好ましくない応答を 伴う。前記検知手段は、さらに、入力ポートがシグマ−デルタ変調器の出力ポー トに接続され、出力ポートがオーバサンプリング速度の約数である出力サンプル 速度で応答信号を発生するデシメーションフィルタを含む。オーバサンプリング 速度は1より大きい整数であるRを出力サンプル速度にかけたものに等しい。こ のデシメーションフィルタの応答信号において上記の付随する帯域の広い雑音か ら発生する成分はプリアンプのアナログ出力信号に対応する成分に対して減衰さ せられるとともに、シグマ−デルタ変調器内で発生する量子化雑音はプリアンプ のアナログ出力信号に対応する成分に対して減衰させられる。本発明の好適実施 例においては、デシメーションフィルタは該デシメーションフィルタのディジタ ル応答信号間の明らかなりロストークを抑圧する補足フィルタをそなえたホジエ ナ(Hoge++auer) フィルタを有する。
図面の簡単な説明 図1は本発明を導入するように変更することによって改善され得る従来知られて いるコンピュータ断層撮影スキャナの構成図である。
図2は本発明を具体化した、フォトダイオードの後にトランスレジステイブプリ アンプを使用する簡単な検知装置の構成図である。
図3は、図3A、図3Bおよび図3Cを図示のように配列して構成されるもので 、本発明を具体化した、フォトダイオードの後に相互抵抗プリアンプを使用する 更に複雑化された検知装置の構成図である。
図4および図5は、それぞれ出力サンプルにサンプル間クロストークが許容され ない場合と若干のサンプル間クロストークが許容される場合の図3の検知装置の 雑音帯域幅およびオーバサンプリング周波数を示す図表である。
図6は図3のような検知装置を使用した図1のコンピュータ断層撮影スキャナ用 の代表的タイミング回路の構成図である。
図7は図2および図3の検知装置の変形例であって本発明の他の実施例を示し、 フォトダイオードの後にトランスレジステイブプリアンプの代わりに使用される 積分用プリアンプの構成図である。
図8は!1jA7の積分用プリアンプのリセット動作を示すタイミング図である 。
図において実線で示す電気相互接続線はデータを伝送する線を表し、点線で示す 電気相互接続線は制御信号を伝送する線を表す。シグマΣを囲んだ円は符号付き 加算器を表し、これはアナログ加算器またはディジタル加算器でよい。
デルタΔを囲んだ矩形は単位サンプル遅延を表し、これは通常データ(すなわち D)形フリップフロップなどで実施されるクロック付きディジタル遅延である。
本発明の好適実施例の詳細な説明 要素1−8に関連する図1の部分は図1のCTスキャナの機械的部分の断面であ ると考えられる。構台構造2は図1が描かれている用紙の面に直角に点3を通過 すると考えられる回転軸の周りを回転する。この回転は円弧状の矢印によって示 されている。X線のファンビーム5によって走査される対象物4はこの回転軸の 近くに設けられ、構台構造2はこの走査される対象物4の周りを回転する。回転 する構台構造2は円弧状のベースプレート7から離隔しているX線ファンビーム 発生源6を支持し、この発生源6およびベースプレート7は構台構造6と一緒に 回転する。発生源6およびベースプレート7は回転軸の周りで構台構造2に固定 されている。この円弧状ベースプレート8上には検知装置列8が設けられている 。この検知装置の各々はそれぞれのレイサム、すなわち走査対象物4によって影 となるX線ファンビーム5のそれぞれのセクタによる照射強度に対応するディジ タル応答信号を発生する。本発明はこの検知装置の特定の性質に関するものであ り、これについてはこの明細書において更に説明される。
あるCTスキャナにおいては、発生源6は構台構造2および円弧状ベースプレー ト7に対して位置が固定されているX線ファンビーム5を供給する。他のCTス キャナにおいては、発生源6は円弧状ベースプレート7の弦に対して平行に前後 に移動し、奇数番目の連続したビューでは一方の移動限界まで移動し、奇数番目 の連続したビューでは他方の移動限界まで移動するX線ファンビーム5を供給す る。
この動作は「発生源の揺動(vobbling) Jと称されている。
従来、構台構造2の回転はステップ式回転と考えられており、回転の各ステップ の間の時間はビュ一時間と称されている。相次ぐビュ一時間の間の検知装置列8 のディジタル応答信号は通常半導体ランダムアクセスメモリ(RAM)であるビ ューデータ蓄積メモリ9に供給され、走査動作が完了するまで蓄積される。円弧 状ベースプレート7、回転構台構造2およびファンビーム発生源6が点3を通る 回転軸の周りを完全に1回転した後、走査手順は完了する。
ビューデータ蓄積メモリ9からのビューデータはそれから空間フィルタ回路10 に供給される。この空間フィルタ回路10はファンビームビューデータを類似し た狭いペンシルビームビューデータに変換する。空間フィルタ動作は非常に大き なサンプル幅を有するフィルタ核でファンビームデータを畳み込み積分すること によって行われる。フィルタ核の幅のために、空間フィルタ処理は好ましくはフ ァンビームデータの高速離散フーリエ変換(DFT)を計算し、このDFTをフ ィルタ核のDFTと乗算し、その積の高速道DFTを計算して、コンボリューシ ョン結果に達することによって実行される。医療用コンピュータ断層撮影におい ては、空間フィルタ処理は通常ビーム硬化(ビームハードニング)およびボーン ビーム硬化(bone beam htrdnip)処理が次に行われるが、こ の処理は本発明の動作環境を理解するのに考える必要はない。
逆投影コンピュータ11が空間フィルタ回路10から供給されるフィルタ処理さ れたビューデータに応答し、ディジタル形式の画像絵素、すなわち「画素」のグ レースケール値を発生する。ディジタル画素情報はディスプレイプロセッサ12 に供給され、このディスプレイプロセッサ12はディジタル画素情報をスキャナ のオペレータ用のディスプレイコンソールに供給されるアナログテレビジョン信 号に変換する。また、ディスプレイプロセッサ12はディジタル画素情報をスキ ャナ結果のハードコピー装置14への信号に変換する。また、ディスプレイプロ セッサは記録用記憶装置15用のデータを作成する。
図2はシンチレータ17に当り、光検知袋f120の先端にある隣接するフォト ダイオード19に光子の流れ18を生ずるX線のレイサム16を示している。光 検知装置2゜はフォトダイオード19への光子の流れ18の測定結果であるディ ジタル応答信号を発生するのに使用される。フォトダイオード19の接合部を横 切って逆方向に発生する光電流はプリアンプ21で増幅される。このプリアンプ 21はトランスレジスタンス特性を決定するフィードバック抵抗212および演 算増幅器211からなるトランスレジスタンス型のものとして示されている低雑 音増幅器である。
更に一般的には、プリアンプ21はトランスインピーダンス型のものであると考 えられ、フィードバック抵抗212に1つ以上の周波数形成コンデンサをそなえ る変形が可能である。プリアンプ21はその入力ボートへのフォトダイオード1 9からの光電流の流れを表す出力電圧を出力ポートから供給する。この出力電圧 は好ましくないことにプリアンプが如何に低雑音のものであったとしても広い帯 域の雑音を伴う。
フォトダイオードが数十ピコファラッド以上の静電容量を有している場合には、 その散弾雑音がその後のプリアンプの出力信号に伴う帯域の広い雑音の主な原因 となる。フォトダイオードの静電容量はフォトダイオードの構造を変更すること なく逆バイアスで動作させることによっていくらか減らすことができるが、また フォトダイオードの静電容量はフォトダイオードの構造的改良を行うことによっ て減らすこともできる。フォトダイオードの静電容量が小さくなると、フィード バック抵抗の熱雑音および演算増幅器の入力段の熱雑音がプリアンプ21の出力 信号に伴う帯域の広い雑音の重要な原因となる。演算増幅器の入力段の電界効果 トランジスタが金属−酸化物一半導体型のものである場合には、フリッカ(すな わち1/f)雑音が帯域の広い雑音に伴う好ましくない傾向がある。接合型電界 効果トランジスタの場合にはこの雑音がない。現在のフォトダイオードはN型基 板上に構成されたPINダイオードに類似した構造を有しているが、この場合静 電容量はフォトキャリアが誘起される真性層の厚さおよび純度によって決定され る。フォトダイオードの静電容量を減らすために、フォトキャリアを集めるため に使用される接合領域が低減される。減少する接合領域は暗電流を減らしたり、 またはゼロバイアス動作が使用される場合には(図2および図3に示すように) 、ダイオード分路抵抗が増大する。いずれの場合もダイオード熱雑音は低減する 。光電荷を集めるために使用される接合部の領域の低減にも拘わらずフォトキャ リアの収集効率を維持するために、ドーピング勾配を導入して、低濃度ドープ処 理されたN型エピタキシャル層(すなわち、真性層)で発生するフォトキャリア がその収集前に前面または後面で再結合しないようにする。(「放射線検出器( RADI^Tl0N DETECTOR)Jという名称の米国特許第4゜146 .904号参照。) 従来の光検知装置においては、アナログ−ディジタル変換を実施して光検知装置 20からディジタル出力信号を発生する前に、遮断特性が鋭いローパスアナログ フィルタを使用し、プリアンプ21からのアナログ出力電圧をフィルタ処理し、 付随する帯域の広い雑音を抑圧している。遮断特性の鋭いアナログフィルタは複 素周波数ドメインの応答特性に多数の極(および場合によってはゼロ)を有する 多重区分フィルタである。ローパスアナログフィルタ処理はプリアンプ21から の帯域の広い雑音の上述した帯域部分を抑圧する。この部分は対象の信号が存在 しているベースバンドより高い周波数スペクトルの部分に存在している。
このフィルタ処理はアナログ−ディジタル変換の間においてベースバンドへの帯 域の広い雑音の前記帯域部分のエイリアシングを防止する。オーバーサンプリン グA−D変換器でないアナログ−ディジタル変換においては、プリアンプ21の 出力信号電圧に対するこの雑音のエイリアス(111is)の減衰はない。
プリアンプ21の出力電圧のアナログ−ディジタル変換は図2のオーバーサンプ リングアナログ−ディジタル変換器22で行われる。この変換器22は2を正の 整数乗に等しい整数であるRにビュー速度fvを掛けたものであるオーバーサン プリング速度で出力サンプルを発生するオーバーサンプリングシグマ−デルタ変 調器23と、シグマ−デルタ変調器23のディジタル出力信号を累積し、fvの 速度でゼロにリセットされるアキュムレータ24を有している。変換の直線性を 保証する観点から、シグマ−デルタ変調器23は単ビツト量子化器を使用して、 その出力信号を決定する形式のものであることが好ましく、この場合シグマ−デ ルタ変調器23はビット直列出力信号を発生し、アキュムレータ24は単に1に 対するカウンタである。アキュムレータ24は時間領域において矩形インパルス 応答を有するローパスフィルタ機能を備えている。プリアンプ21の出力信号電 圧に対して周波数領域においては、帯域の広い雑音の上側帯域部分がベースバン ドに対してエイリアス(忌1目S)に現れるので、アキュムレータ24はRの平 方根にほぼ等しい係数値だけプリアンプ21からの帯域の広い雑音の上側帯域部 分を減衰する。
オーバーサンプリングアナログ−ディジタル変換器22は減衰した帯域の広い雑 音を有するプリアンプ21の出力電圧に対するディジタル応答信号を光検知装置 20の出力信号としてシーケンサ25に供給する。シーケンサ25は光検知装置 20の出力信号を他の光検知信号からの出力信号と共に順番を設定して、これら の出力信号をビューデータ蓄積メモリ9に書き込むために接続されているディジ タルバス上に時分割多重化する。−例としてシーケンサ25は並列入力−直列出 力レジスタまたは光検知装置からの出力信号の各ビットスライス毎の[サイドロ ープイツト(side−loaded) シフトレジスタ」である。[コンピュ ータ断層撮影におけるファンビーム逆投影再構成アルゴリズムの並列計算(PA RALLEL COMPUTATION OF FAN−BEAM BACK− PROJECTION RECONSTRllCTION ALGORITII M IN C0MPt1TED TOMOGRAP[IY)Jという名称のW、 T、リン(L i n)によって1989年5月30日に出願され、ゼネラルエ レクトリック社に譲渡された米国特許出願筒358,300号に詳細に記載され ているように、ビューデータ蓄積メモリ9はコンポーネントメモリに細分化され 、この各メモリは検知装置列8の特定の下部列部分からのビューデータを蓄積す る。この場合、各コンポーネントメモリは1つの下部列における全ての検知装置 からのみのディジタル出力信号を受信するそれぞれのシーケンサ25を備えてい る。ビューデータ蓄積メモリ9の各セグメントへのデータの並列書き込みはメモ リが更に迅速に書き込まれることを促進するだけでなく、実施することが容易で あるビューデータ蓄積メモリ9の各セグメントからのデータの並列読み出しは発 生源の揺動が使用されない場合、空間フィルタ回路10および逆投影コンピュー タ11における並列計算を容易にする。
アキュムレータ24は矩形インパルス応答、すなわちS1n c (wT)周波 数応答を有し、シーケンサ25に供給される連続したサブサンプル間のクロスト ークを示す傾向はない。アキュムレータ25の(ωT) ’ sin ((LE T) 、すなわちsin c (wT)応答は特に高次シグマ−デルタ変調器用 に好ましいものである量子化雑音に対する選択的フィルタ処理を備えていない。
量子化雑音に対する選択性を有するようにシグマ−デルタ変調器のデシメーショ ン(decimitionlフィルタに使用するのに適しているFIRディジタ ルフィルタ設計は時間領域における■c(L+1)(ωT)応答を有する。ここ において、ωは角振動数であり、Tは変調器の周期であって、1/Rfsに等し く、Lはシグマ−デルタ変調器の次数である。更に選択的フィルタは、適当な予 防策が講じられていない場合には、シーケンサ25に供給される相次ぐサブサン プル間のクロストークを示す傾向がある。
図3はその一部の図3Aにおいてシンチュレータ17、フォトダイオード19お よびプリアンプ21によって出力される増幅された光応答信号がアナログローパ スフィルタ27で予備フィルタ処理を受け、該アナログフィルタ27の応答信号 は入力信号として3次シグマ−デルタ変調器28に供給されることを示している 。E、F、ホグナ(Hogenaue+)は最小の蓄積装置を使用し、掛算器を 使用せずに、非常に効率的に実施し得るディジタルデシメーションフィルタにつ いての論文「デシーメションおよび補間用のディジタルフィルタの経済的クラス (An economical class OfdIg目al filter s for dgcimxjion and i+Nerpolation)  Jをr EEE トランザクシヨンズ・オン・アコースティクス。
スピーチ・アンド・シグナル・プロセシング誌、 Van、 ASSP〜29. NG、2.1981年4月において記載した。図3はその図3Bの部分において sin C4(wT)応答を有するこのクラスのディジタルフィルタを示してい るが、このディジタルフィルタは変調器28の量子化雑音に対応する3次シグマ −デルタ変調器28の出力信号の成分を抑圧するのに使用される。シグマ−デル タA−D変換器用のデシメーションフィルタとしてこのクラスのフィルタを使用 することはE、ディジエクストラ(Diiksjrx)、O,ニー(N7e)、 C,ピゲット(Pigaet)およびE、デグo (Degrauve)による 論文「シグマ−デルタ変調器における法演算櫛型フィルタの使用(On the  Use ol Modulo Arithmetic Coa+b Filt e「sブ・ジIEEEコンファレンスオン・アコースティクス。
スピーチ・アンド・シグナル・プロセシング誌ページ2001−2004.19 88年に記載されている。便宜のため他の目的はないが、このクラスのディジタ ルフィルタを以下本明細書のある点において「ホジエナ(Hogenaoer)  Jフィルタと称する。
また、本発明によれば、図3Bのディジタルローパスフィルタの5inc’(ω T)応答信号を使用し、アナログフィルタ27でフィルタした後に残っているプ リアンプ21からの帯域の広い雑音に対する3次シグマ−デルタ変調器28の出 力信号の成分を抑圧している。3次シグマ−デルタ変調器28は、D、B、リブ ナによって1990年7月10日に出願された上述した米国特許出願第550, 763号の図11および図12に関連して詳細に説明されているように、量子化 雑音をキャンセルする前に図3Bのディジタルローパスフィルタにおいてディジ タル化アナログ入力信号を2回積分する形式のものである。図3Bのディジタル ローパスフィルタの5inc’(ωT)応答信号によって達成される帯域の広い 雑音に対する実質的な選択性は3次シグマ−デルタ変調器30に対するアナログ 入力信号をフィルタする必要性を低減し、アナログローパスフィルタ27は簡単 な1または2セクシヨンの抵抗−コンデンサ(RC)フィルタとすることができ る。実際、代わりとして、プリアンプ21自身はベースバンドへの受け入れるこ とができないほど強力な雑音エイリアス(alias)を避けるためにシグマ− デルタ変換の前に必要な高周波応答信号のロールオフを有するように構成されて もよく、そしてアナログローパスフィルタ27は除去してもよ4)。勿論、アナ ログ帯域消去フィルタを使用し、アナログローパスフィルタ27を使用する代わ りに、またはアナログローパスフィルタ27を使用することに加えて、ベースバ ンドへの雑音エイリアシングに発生する帯域の広い雑音スペクトルの部分を変調 器28の入力信号から除去してもよい。
図3の3次シグマ−デルタ変調器28はコンポーネント2次変調器30およびコ ンポーネント1次変調器4oを有している。2次コンポーネントシグマ−デルタ 変調器3゜は被減数としてアナログ入力信号を受信するアナログ減算器31、ア ナログ領域において係数kl、を減算器31からの差にかける振幅スケーリング 要素32、該振幅スケーリング要素32の応答に対する積分器33、アナログ領 域において係数kIbG積分器33からの差にかける振幅スケーリング要素33 、被減数として振幅スケーリング要素34の応答信号を受信するアナログ減算器 35、減算器35によって供給される差に対する積分器36、積分器36の出力 信号から2次変調器30のディジタル出力信号を発生する量子化器すなわちアナ ログ−ディジタル(A−D) 変換器37および2次変調器30のディジタル出 力信号を負帰還を行うために使用されるアナログ形式に変換するディジタル−ア ナログ(D−A)変換器38を有している。振幅スケーリング要素39は2次コ ンポーネントシグマ−デルタ変調器30用の内部フィードバックループを形成す るためにアナログ減算器35に減数として供給する前に、アナログ領域において 係数2kIakIbをD/A変換器38のアナログ出力信号にかける。D/A変 換器38のアナログ出力信号は2次コンポーネントシグマ−デルタ変調器30用 の外部フィードバックループを形成するように減算器31に減数として供給され る。
1次コンポーネントシグマ−デルタ変調器40は、アナログ領域において係数j lを積分器36のアナログ出力信号にかける振幅スケーリング要素41、該振幅 スケーリング要素41の応答信号を被減数として受信するアナログ減算器42、 係数に2を減算器42からの差にかける振幅スケーリング要素43、該振幅スケ ーリング要素43の応答信号に対する積分器44、該積分器44の出力信号に対 する量子化器すなわちアナログ−ディジタル(A−D) 変換器45、ディジタ ル領域において係数g 1= 1 / J 1 k bklbを量子化器45の ディジタル出力信号にかける振幅スケーリング要素46、および1次変調器40 のディジタル出力信号を減算器42に減数として供給されるアナログ形式に変換 するディジタル−アナログ(D−A)変換器47を有し、これにより1次コンポ ーネントシグマ−デルタ変調器40用のフィードバックループが形成される。
スケ−ソング要素46からのディジタル出力信号はディジタル減算器48に被減 数として供給される。減算器48はクロック式ディジタル遅延要素49で1サン プル時間遅延させられた後のコンポーネント2次変調器30のディジタル出力信 号を減数として供給される。減算器48はその差出力信号として2次コンポーネ ントシグマ−デルタ変調器30の2回積分された量子化雑音の負の値を供給する 。
減算器48の差出力信号は図3Bに示されているディジタル加算器50用の被加 算数である。
クロック式ディジタル遅延要素49において1サンプル時間遅延させられた図3 Aのコンポーネント2次変調器30のディジタル出力信号は変調器28で受信さ れるディジタル化されたアナログ入力信号である。図3Bにおいて、遅延させら れた変調器30のディジタル出力信号は縦続接続された積分器51および52に おいて時間に対して2回積分され、ディジタル加算器50に対する被加算数を発 生する。コンポーネント2次変調器30から出力される2次量子化雑音はディジ タル加算器50からのディジタル和信号においてほぼ完全に相殺される。この相 殺の理由および3次シグマ−デルタ変換器28の変形については1990年7月 10日に出願された米国特許出願第550,763号に詳細に記載されている。
M乗のホジエナフィルタは、入力サンプリング速度でクロックされる縦続接続さ れたM個の積分器段およびこれに続いて接続されている低減した出力速度でクロ ックされるM個の微分器段から構成されている。この出力速度に対する入力速度 の比は速度変更係数およびオーバーサンプリング比Rと呼ばれている。
このようなフィルタの伝達関数は次式のとおりである。
このようなフィルタの次数は[(R−1)M]であり、2の多項式の次数はその 伝達関数を定める。このようなフィルタのインパルス応答特性は入力速度におい てRMサンプル長であるかまたは低減した出力速度においてMサンプル長である 。一般には、フィルタの応答特性は縦続接続されたM個の微分器段に沿ったいず れかの所で又はその後でR2で分ることによって振幅が正規化される。
図3において(更に特定すれば、図3Bにおいて)、Mが4であるホジエナフィ ルタが使用されている。上述した一般的ルールによれば、4乗のホジエナフィル タは、入力サンプリング速度でクロックされる縦続接続された4個の積分器段お よびこれに続く低減した出力速度でクロックされる4個の微分器段から構成され ている。図3において、入力サンプリング速度でクロックされている縦続接続さ れた4個の積分器段はディジタル加算器50に先行する縦続接続された積分器5 1および52、およびディジタル加算器50に続く縦続接続された積分器53お よび54を有している。積分器54から供給されるアナログフィルタされ予め増 幅された光電流に対する4同種分されたディジタル化応答信号はサブサンプラ5 5においてR:1にサブサンプルされる。それから、出力サンプル速度の応答信 号は縦続接続された微分器56.57.58および59で4同機分され、振幅正 規化を延ばされて示されるホジエナフィルタ出力応答信号を発生する。
M乗ホジエナフィルタ構造の結果、フィルタはデシメート(d2(imajel されたサンプル速度のMサンプル長であるインパルス応答を有する。1より大き なフィルタ次数の場合、これは1つの出力サンプルから次の出力サンプルに大き なりロストークを発生する。基本的なM乗ホジエナフィルタは、ホジエナフィル タ構造の実施効率を維持しながらこのクロストークを実質的に低減または完全に 除去するためにその後に補助フィルタを使用することができる。
図3において、基本的なM乗ホジエナフィルタには補足フィルタ60が続いて接 続されている。特に、図30に示す補足フィルタ60はフィルタ制御回路63の 制御の下にあるプログラマブル減衰器61およびリセッタブルアキュムレータ6 2を有し、デシメートされた有限インパルス応答を有する。データ速度は、通常 サブサンプラが続くタップ付き遅延線およびディジタル加算器を使用して形成さ れる標準の形式の出力重み付けされたまたは入力重み付けされた有限インパルス 応答(F i R)ディジタルフィルタの1つを選択的に使用することができる ほど充分低いものである。図30に特に示す補足フィルタ60はサブサンプリン グ形態においてのみ重み付けされた和を出力し、その最も簡単なものにおいては プログラマブル減衰器61は1または0によってのみ重み付けを行う。更に複雑 なフィルタ応答はプログラマブル減衰器61で得ることができ、このプログラマ ブル減衰器61はフィルタ核に関連する重みを記憶するメモリをそなえたディジ タル乗算器を有するものである。更に、補足フィルタ60は振幅正規化回路64 を有しており、この振幅正規化回路64は図3Bのホジエナフィルタにおける1 でない利得を補償するようにR′だけ減衰させるとともに、更にアキュムレータ 62の1でない利得を補償する別の減衰を与える。全体の減衰が2の累乗による 場合、振幅正規化回路64はアキュミューレタ62の出力を単に右シフトするだ けである。フィルタ制御回路63の制御の下においてディジタルデータラッチ6 5を使用して、アキュムレータ62がリセットされる前に発生する回路64から の最終振幅正規化累積結果をう・ソチし、その結果をシーケンサ25用に保持し てもよい。補足フィルタ60はホジエナフィルタからの連続した出力を平均化す る。他の出力を無視しながら幾つかの出力を選択的に平均化することによって全 体のフィルタインパルス応答を変更することができる。
図3Bの4乗ホジエナフィルタの場合について考える。
このフィルタからのどの特定の出力サンプルでもインパルス応答によって重み付 けされた入力の先行する4Rのサンプルの和として考えることができ、各出力サ ンプルは3つの先行する出力サンプルの各々とある情報を共用している。
サンプリング周期は(従来のホジエナフィルタにおけるRサンプル長に対して) 4Rの入力サンプルの長さとして定められ、図3Bのフィルタ出力信号は各第4 番目の出力サンプルのみが保持されるように4:1でサブサンプルされる場合、 保持される各出力サンプルは他のどの保持された出力サンプルとも情報を共用し ない。この場合、明らかなサンプル間クロストークはない。この動作はフィルタ 制御回路63を使用して、図3Bのホジエナフィルタからの出力サンプルの第4 番目毎の出力サンプルを1で重み付けし、間に発生するサンプルをゼロで重み付 けするようにプログラマブル減衰器61をプログラムすることによって補足フィ ルタ60で実行され得る。フィルタ制御回路63は図3Bのホジエナフィルタか らの出力サンプルの第4番目毎の出力サンプルの前にアキュムレータをリセット する。4の係数によって出力サンプルあたりの入力サンプルの数を増大しながら 同じ出力データ速度を保持しながら入力サンプル速度の4倍の増大を必要とする 。この補足フィルタリング方法はフィルタの等価雑音帯域幅を4倍にする。
補足フィルタ60を動作させる代わりの方法は完全な検知装置の等価雑音帯域幅 におけるそのように大きな増大を避けている。出力サンプル当りの入力サンプル の数はMR=4Rから(M+N−1)R= (N+3)Rに増大する。
ここにおいて、Nは1より大きな整数である。明らかなりロストークをもってい ない1群のN個の相次ぐホジエナフィルタ出力サンプルはフィルタ制御回路63 の制御の下で減衰器61を使用して1によって重み付け−され、それからクロス トークが明らかである次の(M−1)=3個の相次ぐホジエナフィルタ出力サン プルはフィルタ制御回路63の制御の下で減衰器61を使用してゼロで重み付け される。
上述した手順は周期的に繰り返され、アキュムレータ62は(M+N−1)=  (N+3)個の出力サンプルの各サイクルにわたって重み付けされた出力サンプ ルを蓄積する。
振幅正規化回路64は係数RMによってアキュムレータ62の結果を減衰させる ことに加えて更に係数Nによってアキュムレータ62の結果を減衰して、平均化 処理を完了し、最終平均値は第(N+N−1)または(N+3)番目の出力サン プル毎の後で出力データラッチ65にラッチされる。
明らかなりロストークをもっていないN個の相次ぐホジエナフィルタの出力サン プルの平均処理は信号対雑音を改良し、雑音帯域幅を低減する。しかしながら、 N個の平均化された信号の雑音成分は互いに独立でないので、この改良の容易に 使用できる形式の分析的表現が可能であることは知られていない。本発明者等に よって取られた設計方法は全体のフィルタ構成をコンピュータシュミレーション することである。
図4は種々の値のNに対する等価雑音帯域幅を示している。望ましい出力速度は 2312Hzであり、Rは256に設定される。必要な入力サンプリング速度f sは次に示す式に従って所望のビュー速度fマに関連付けられている。
fs =fv [N+3] R; N≧1速度変化係数すなわちオーバーサンプ リング比Rを有するホジエナフィルタの後に補足フィルタ60を使用することに よって、補足フィルタ60を有する完全なシグマ−デルタアナログ−ディジタル 変換器用の新しい全体の速度変化係数すなわちオーバーサンプリング比R°が得 られることに注意されたい。新しいオーバーサンプリング比R′は古いオーバー サンプリング比Rよりも係数(N+J)だけ大きい。ここでJはホジエナフィル タの1より大きい累乗M1すなわち3に等しい。シグマ−デルタアナログ−ディ ジタル変換器28のオーバーサンプリング速度はビュー速度fマのR゛倍である 。
この方法はサンプル間のクロストークをゼロに保持しながら雑音帯域幅を低減す ることができる。しかしながら、用途によっては、この雑音帯域幅はまだ広すぎ ることがある。このような場合、雑音帯域幅をかなりの低減する代りに小さなり ロストークを許容するように平均化シーケンスを変更することが可能であること を本発明者は見い出した。
ホジエナフィルタの累乗が1より大きいMである場合、N個の相次ぐホジエナフ ィルタ応答を平均化する複合フィルタのインパルス応答特性は、重み付けされて 加算される(M+N−1)R個の入力サンプルの中心部分が外側部分よりも更に 大きく重み付けされるようになっている。(M+N−1)R個の入力サンプルの 各端部における入力サンプルの数Rは入力重み付けの尾部(fxil)と呼ばれ る。特定のビューの尾部のみが隣接するビューとオーバーラツプしている場合に は、比較的小さなりロストークが起こりうる。すなわち、各サンプリング周期の 中心が特定のビュー用のインパルス応答信号の中心と一致している場合である。
4乗フィルタの場合について再び考える。ホジエナフィルタからの出力サンプル あたりの入力サンプルの数は(M+N−1)= (N+3)Rに維持され、隣接 するサンプルの重み付は用尾部をオーバーラツプさせるようにする平均化シーケ ンスはN個のホジエナ出力を平均化し、それから(ゼロクロストークの場合にお ける(M−1)=3とは対照的に)(M−2)=2個の出力を破棄することであ る。
すなわち、再び係数(N+J)だけ古いオーツく−サンプリング比Rよりも大き い新しいオーバーサンプリング比R′が得られるが、Jはホジエナフィルタの累 乗(N+1)よりも2だけ小さいように選択される。必要な入力サンプル速度は 次式の通りである。
fs =fv (N+2)R; N22ここにおいて、Nは1に等しく、クロス トークはホジエナフィルタの出力サンプルの各々に明らかであり、これは補足フ ィルタ60を使用して平均化されない。Nが1より大きく、補足フィルタ60が 使用されないときには、クロストークはホジェナフィルタの出力サンプルの最初 および最後にのみ現れる。従って、補足フィルタ60においてビューサンプルを 発生する場合、クロストークは、相次ぐビューを検知することからよりもむしろ 唯1つのビューのみを検知することにより相次ぐサンプルが得られるためにクロ ストークが明らかでない中間のホジエナフィルタ出力サンプルを含めた平均化に より、平均化処理において弱められる。数Nが大きくなるに従って、クロストー クがごくわずかになることが本発明者によって見い出された。
本発明者は、Nが大きくなるに従って、相次ぐビューに対する複合フィルタイン パルス応答のオーパーラ、ツブが大きくなった場合でも受け入れら得るほどの低 いクロストークが得られるかどうか調査した。再び、4乗フィルタの場合につい て考える。出力サンプルあたりの入力サンプルの数は(N+3)Rから(N+1 )Hに低減し、隣接するサンプルの重み付は用尾部がオーバーラツプできる平均 化シーケンスはN個のホジエナフィルタ出力を平均化し、それからゼロクロスト ークの場合における(M−1)=3個の出力とは対照的に、(M−3)=1個の 出力のみを破棄することである。すなわち、再び係数(N+J)だけ古いオーバ ーサンプリング比Rよりも大きい新しいオーバーサンプリング比R゛が得られる が、Jはホジエナフィルタの累乗M= (L+1)よりも3だけ小さいように選 択される。
サンプル周期は最初のR個の入力サンプルの後に開始し、最後のR個の入力サン プルの前に終了するように再び規定される。必要な入力サンプル速度は次式の通 りである。
fs =fy (N+1)R; N≧1複合フィルタ応答信号に現れる現在のビ ューのインパルス応答信号の中心部分の(M+N−3)R個の入力サンプルは先 行するビューからのR個のサンプルの尾部および後続のビューからのR個のサン プルの尾部の両方とオーバーラツプする。
図5の図表は、種々の値のNに対する雑音帯域幅および入力サンプリング速度を 示し、分離されているホジエナフィルタの出力サンプルのみが補足フィルタ60 の減衰器61によって破棄され、すなわちゼロによって重み付けされる。所望の 出力速度は再び2312Hzである。また、図表は各々のクロストークを示して いる。クロストークは現在のビューのインパルス応答の中心部分の(M+N−3 )R個の入力サンプルの和によって、先行するビューおよび後続のビューからの インパルス応答信号の中のR個のサンプルの尾部の和を割算したもので定められ る。
ホジエナフィルタに対する上述した補足フィルタ処理技術はインパルス応答が複 数の出力サンプルにわたって広がっている他のデシメーティング(decimu ing)フィルタに対して適用可能である。これらの補足フィルタ処理技術は、 匹敵し得る選択性を提供するホジエナフィルタに代わり得るものが構造的に小さ くないので、ホジエナフィルタが関連している限り特に重要である。組み合わせ られた速度低減係数R°を有する分離し得る予備および補足デシメーションフィ ルタを使用するよりも、速度低減係数R′を有する分離し得ないデシメーション フィルタが代わりに本発明の他の実施例で使用される。
図3に関連して説明したものに類似している検知装置におけるシグマ−デルタ変 調器、ホジエナフィルタおよび補足フィルタの組合せのコンパクトさは、シグマ −デルタ変調器、ホジエナフィルタまたは補足フィルタの時分割多重化使用より もむしろこのような組合せのものを各光検知ダイオードと使用しやすくしている 。デシメーションフィルタは、シグマ−デルタ変調器によって出力される1およ び0の列を、ビューメモリに書き込むのに使用されるシーケンサに適用するため によりコンパクトなディジタル形式に符号化する。異なるシグマ−デルタ変調器 によって出力される1および0の列を共用されるデシメーションフィルタに時分 割多重化する装置はコンパクトでない。光電流プリアンプからのアナログ信号の 時分割多重化は、システムのインパルス応答に対するこのような多重化の効果の ために、このような多重化の際に導入される雑音のために、およびアナログ信号 の時分割多重化において遭遇する直線性の問題のために好ましくない。しかしな がら、請求の範囲には時分割多重化に頼っている検知装置を包含するように記載 しである。
図6は、図3の検知装置を使用した図1のコンピュータ断層撮影スキャナ用の代 表的タイミング回路を示している。
一般に発振周波数を水晶制御したり、または交流電源の主周波数にロックされて いるマスタクロック発振器70はビューデータ蓄積メモリ9を読み出すためのク ロック信号を発生する。マスタクロック発振器70の発振周波数は走査速度指令 に応じて異なる値に調整できるものとして示されており、CTスキャナのオペレ ータは全体の走査時間を調整できるようになっている。このクロック信号は分周 器71に供給されて、一定の整数の係数Pによって分周され、ビュー速度fvの 公称値のクロック信号を発生する。
(ビューデータ蓄積メモリ9が並列ビット検出器データを直列に書き込まれる場 合には、係数Pはビュー当りの検出器応答信号の数に等しく、ビューデータ蓄積 メモリ9が各々並列ビット検出器データを直列に書き込まれる8個の区分に区分 化される場合には、係数Pは整数Sで分割されるビュー当りの検出器応答信号の 数である。ビューデータ蓄積メモリが並列ビット検出器データよりも直列ビット を書き込まれる場合には、Pは検出器データあたりのビットの数に等しい係数だ け大きい。) ビュー速度クロック信号は自動位相周波数制御(AFPC)検出器72に供給さ れる。この検出器72はモータ速度制御回路73に供給されるAFPC信号を発 生する。このAFPC信号に応答して、モータ速度制御回路73は電気信号を電 気モータ74に供給し、モータ74の回転速度およびその結果の機械的接続を介 してモータ74によって駆動される構台構造2(およびファンビーム発生源6お よびそこに取り付けられた円弧状ベースプレート7)の回転速度を制御する。構 台構造2はその回転によって位置検出器75を付勢し、検知装置列8の1つの位 置の各回転増分変化の指示を発生する。この指示はビュー速度fマの実際の値を 決定する。−例として、位置検出器75は検知装置列8に隣接する他の光センサ 列の連続した光センサを走査するランプからの集束光によって実施され、光セン サの他の列の光応答信号はオア(論理和)機能によって結合される。位置検出器 75によって実際のビュー速度fvで発生する位置指示情報はAFPC検出器7 2にフィードバックされ、マスタクロック発振器70からのクロック信号の周波 数によって規定される値に近い構台構造2の回転速度を保持するフィードバック ループを完成する。
しかしながら、構台構造2の回転速度に規定値からの好ましくない小さな変動が ある。ビューデータ蓄積メモリ9への検出器データの書き込みにおいて回転速度 の変動を吸収するために、メモリ9の書き込みを処理しなければならない全ての クロック信号の発生は規定の回転速度よりも構台構造2の実際の回転速度と同期 させられている。
このために、シグマ−デルタ変調器28用のオーバーサンプリング速度でfsク ロックを発生する制御発振器76の発振は、縦続接続されたプログラマブル分周 器77および78によってそれぞれ係数Rおよび(N+J)によって周波数を相 次いで低減され、AFPC検出器79に入力信号として供給される。AFPC検 出器79は他の入力信号として位置検出器75からの実際のビュー速度fマの出 力信号を受信し、発振器の発振周波数を制御するのに使用される出力信号を発生 する。これは実際のビュー速度fマに等しいようにプログラマブル分周器78か ら出力信号として供給されるアキュムレータ62用のリセット信号を調整するフ ィードバックループを完成する。
また、この同じフィードバックループは、プログラマブル分周器78にプログラ ムされる(N+J)値によって決定されるように実際のビュー速度fマの(N+ J)倍になるようにfoクロック周波数を調整する。foクロック周波数はR: 1サブサンプラー55、ホジエナフィルタの微分器56−59およびアキュムレ ータクロック信号として補足フィルタ60のアキュムレータ62に供給される。
また、この同じフィードバックループは、プログラマブル分周器77にプログラ ムされるR値によって決定されるようにfoのクロック周波数を2倍するように fsクロック周波数を調整する。これはすなわちプログラマブル分周器77およ び78にそれぞれプログラムされるRおよび(N+J)の値によって決定される ように実際のビュー速度fマをR(N+J)倍するものである。fsクロック周 波数はプログラマブル分周器78に供給されるのみならず、シグマ−デルタ変調 器30および40およびホジエナフィルタの積分器51−54に供給される。
更に、ビューデータ蓄積メモリ9への検出器データの書き込みにおいて構台構造 2の回転速度の変動を吸収するために、メモリ9自身の書き込み用のクロック信 号の発生は規定値よりもビュー速度fvの実際の値のP倍であるように行われる 。これを行うために、メモリ9の書き込み用のクロック信号を発生する制御発振 器710の発振は、分周器711において整数Pによって分周され、入力信号と してAFPc検出器712に供給される。このAFPC検出器712は他の入力 信号として位置検出器75からの実際のビュー速度fマの出力信号を受信し、発 振器710の発振周波数を制御するのに使用される出力信号を発生する。
制御発振器710からのクロック信号は各シーケンサ25に供給されるとともに 、書き込みクロック信号としてメモリ9に供給され、シーケンサ25の読み出し 動作はメモリ9の書き込み動作と同期化される。
シグマ−デルタ変調器30および40のオーバーサンプリング速度fsおよび図 3Bのホジエナフィルタの出力サンプル速度foは補足フィルタ60が動作する 方法によっておよび使用されるオーバーサンプリング比Rによって変化する。分 局器77は整数の係数Rによって分周されるようにプログラムされ、この係数は ビュー速度がマスタクロック発生器70にプログラムされる走査速度に応じて小 さくなるに従って大きくなる。分周器78は、クロストークがデシメーションフ ィルタの出力信号に許容されない場合には、少なくとも(N+L)および好まし くは(N+L)に等しい整数係数(N+J)によって分周されるようにプログラ ムされ、デシメーションフィルタの出力信号にクロストークがい(らか許容され る場合には(N+L)よりいくらか小さい整数係数(N+J)によって分周され るようにプログラムされる。分周器77および78のプログラミングはCTスキ ャナのオペレータによって手動制御で行われたり、またはCTスキャナのオペレ ータによって行われる全走査時間の選択に従って自動的に制御される。
本技術分野に専門知識を有する者および図6および上述した説明で知り得たもの にとっては図6のタイミング回路に多くの変更があることは勿論のことである。
図2および図3に示されているプリアンプ21は多少の容量を有しているフォト ダイオード用のトランスレジスタンス増幅器であり、フォトダイオードの散弾雑 音より少ない雑音を有している。フォトダイオードの容量が上述した素子設計技 術を使用して低減するに従って、プリアンプの出力信号に伴う帯域の広い雑音の 主な発生源はプリアンプ自身内に存在する。帯域の広い雑音を更に減らした場合 にはプリアンプ自身の設計を改良することが必要である。フォトダイオードの容 量が帯域の広い雑音を減らすという観点から充分低減した場合には、トランスレ ジスタンス増幅器よりもミラー積分器がフォトダイオードの後のプリアンプとし て使用するのに有利となる。
演算増幅器がそれぞれの負帰還接続部にミラー帰還コンデンサを設けることによ ってミラー積分器として接続される。トランスレジスタンスプリアンプの帰還抵 抗をミラー帰還コンデンサで置き換えることによってプリアンプの出力信号に伴 う帯域の広い雑音の成分として帰還抵抗の熱雑音が除去される。
CT走査の各ビューの間に発生する光電荷の「矩形」パルスに対するミラー積分 器が有するリーマン積分応答信号は、ミラー積分器が各ビューの初めにおいてリ セットされるとした場合、鋸歯状の電圧、すなわちランプ電圧である。
従来、ミラー積分器はアナログ−ディジタル変換が行われる前にプリアンプ処理 用に使用されている場合、この鋸歯状すなわちランプ電圧はそのピーク値におい てまたはピーク値近くにおいてサンプルされ、そのサンプルは同期ピーク検出処 理において次のサンプリングまで保持されている。
それから、ピーク検出結果がA−D変換器でディジタル化され、検出器応答信号 用のメモリへの蓄積を容易にしている。設計者は同期ピーク検出処理を実行する 場合ランプ電圧の相互に関連付けられた二重サンプリングを使用することを好ん でいた。相互に関連付けられたサンプルの最初のものはリセットの直後および光 電荷の「矩形Jパルスが積分され始める前の積分周期の最初においてとられ、相 互に関係付けられたサンプルの最後のものはミラー積分器が再びリセットされる 直前のランプ電圧のピーク値においてまたはピーク値近くにおいてとられる。最 後のサンプルから最初のサンプルを減算することによってピーク検出結果のリセ ット雑音の効果が相殺される。
従来の同期ピーク検出動作は演算増幅器の入力段の電界効果トランジスタから発 生する帯域の広い雑音の好ましくないエイリアシングを生じ、同期ピーク検出手 順用の搬送周波数である出力サンプル周波数fマまたはその倍数を並べたスペク トルからの帯域の広い雑音をベースバンドに変換する。本発明者はオーバーサン プリング型のA−D変換器に関連するフィルタ処理は同期ピーク検出手順を行う 必要性を避けることができることを見い出した。積分用プリアンプからのランプ 出力は前もって同期的に検出されたものよりもシグマ−デルタA−D変換器に直 接供給され、シグマーデルタA−D変換器のデシメーションフィルタによって行 われるローパスディジタルフィルタ処理によって各ランプ出力のオーバーサンプ リング速度でとられるサンプルに対する平均化された応答信号が引き出される。
すなわち、平均検出処理がピーク検出処理にとってかわり、積分処理の間のラン プ動作が直線的であることを補償することによって、ピーク検出結果が平均検出 結果から初めて計算され得る平均検出結果とピーク値検出結果との間の予想し得 る関係が決定できる。積分用プリアンプを有する本発明を実施する場合、ミラー 積分器がプリアンプとして使用されるときには従来の同期ピーク検出手順はとも なわれず、相互に関連のある二重サンプリング手順は従来のものと異なっている 。
図7はこの手順を実施するためのシングルエンデツド積分用プリアンプ80を示 している。プリアンプ80は図2の検知装置のフォトダイオード19とオーバー サンプリングシグマ−デルタ変調器22との間のトランスレジスタンスプリアン プ21または図3の検知装置の変調器28にとってかわるものである。このシン グルエンデツド積分用プリアンプ80はデーピッドB、リブナによって出願され 、「コンピュータ断層撮影における雑音相殺用光検出器プリアンプ(NOISE −CANCELLING PH0TODECTORPREAMPLIFIER, ASFORCOMPUTERI2ED TOMOGRAPHY) Jという名称 の上述した米国特許出願に記載されているシングルエンデツド積分用プリアンプ に類似したものであり、この出願に記載されているようにシングルエンデツド積 分用プリアンプ80の平衡型のものを本発明を実施する他の検知装置のシングル エンデツド積分用プリアンプ80の代わりに使用することができる。
シングルエンデツド積分用プリアンプ80は同期検出手順を介在することなくそ の出力接続からのランプ信号を直接シグマ−デルタA−D変調器22または28 に供給する。
プリアンプ80は間に直流阻止用コンデンサ81を有する縦続接続されている差 動入力/差動比カドランスコンダクタンス増幅器82および差動入力電圧増幅器 83を有している。通常動作においては、第1の位相の2進制御電圧φ1が高レ ベルにあるとき、コンデンサ84は差動入力電圧増幅器83の出力接続から差動 入力/差動比カドランスコンダクタンス増幅器82の入力接続への電圧負帰還を 形成するように選択的に接続される。すなわち、コンデンサ84は縦続接続され た増幅器82および83の接続をミラー積分器として完成するためのミラー帰還 コンデンサを形成している。電界効果トランジスタスイッチ90は高レベルにあ る第1の位相の2進制御電圧φIによって通常動作の間導通状態にあるが、電界 効果トランジスタスイッチ92は低レベルにある第2の位相の2進制御電圧φ2 によって非導通状態にあり、電界効果トランジスタスイッチ91および93は低 レベルにある別の位相の2進制御電圧φ23によって非導通状態にある。コンデ ンサ85は極スプリット位相補償方式において高周波に対して動作する局部的な 電圧負帰還ループを電圧増幅器83の周りに完成する。
積分用プリアンプ80のリセット動作について説明すると、これはプリアンプ8 0の出力信号の低い周波数スペクトルに現れるとともに、プリアンプ80の金属 −酸化物−半導体電界効果トランジスタ、特に電圧増幅器の縦続接続回路の初め の電圧増幅器82の入力段における電界効果トランジスタに発生するフリッカ( または1/f)雑音およびkT/C雑音を抑圧する相互に関連付けられた二重サ ンプリングを有している。リセット動作の間中、第1の位相の2進制御電圧φj は低レベルであり、FETスイッチ90は非導通状態にあり、これによりミラー 積分を中断している。リセット動作の間中、FETスイッチ91は高レベルにあ る2進制御電圧φ23に応答して導通状態にあり、コンデンサ84の右側のプレ ートをアース電位にクランプしている。
リセット動作の初期部分の間、FETスッチ92は高レベルにある第2の位相の 2進制御電圧φ2に応じて導通状態にある。これは差動入力/差動比カドランス コンダクタンス増幅器82を自動的に零点規正を行うように接続し、FETスイ ッチ82を通る負帰還によってコンデンサ84は入力オフセットにほぼ等しい電 圧および増幅器82の雑音電圧まで充電され、1より大きい係数によって増幅さ れる増幅器82の出力接続部に現れる信号に対する応答を回避するようにしてい る。増幅器82の自動的ゼロ点規正動作によって該増幅器82の十出力接続部は 増幅器82の入力オフセットおよび雑音電圧にほぼ等しい電圧に設定され、増幅 器82の負の入力オフセットおよび雑音電圧にほぼ等しい電圧の−の出力接続部 は直流阻止コンデンサ87の左側プレートに供給される。FETスイッチ93が 導通状態になることによって差動入力電圧増幅器83は自動的に零点規正動作を 行うように接続され、FETスイッチ93を通る負帰還によってコンデンサ81 の右側プレートは増幅器83の入力オフセットおよび雑音電圧まで充電され、1 より大きい係数によって増幅される増幅器83の出力接続部に現れる信号に対す る応答を回避するようになっている。
リセット動作の最終部分においては、FETスイッチ92は第2の位相の2進制 御電圧φ2の低レベルへの変化に応じて非導通状態にされる。(このリセット動 作の最終部分は第3の位相の2進制御電圧φ3が高レベルであるとき第3の動作 段階と考えられ、制御電圧φ23は制御電圧φ2およびφ3に対するオア応答で ある。)FETスイッチ92の開放からのコンデンサ84への電荷の注入はこの 第3の動作段階の間において直流阻止コンデンサ81の右側プレートに供給され る電圧を変える。FETスイッチ91および93がリセット動作の終わりにおい て非導通状態になる場合の唯一のオフセットエラーは制御電圧φ2の低レベルへ の変化に応じたFETスイッチ93の開放からのコンデンサ81への電荷の注入 からである。しかしながら、トランスコンダクタンス増幅器82の入力ポートを 参照すると、このエラーは電圧増幅器83の入力ポートが負荷となっているトラ ンスコンダクタンス増幅器82の電圧利得によって低減される。リセット動作の 後、通常動作が開始し、FETスイッチ90は高レベル状態にある第1の位相の 2進制御電圧φlによって導通状態に戻り、これによりミラー積分器用のフィー ドバックループを完成するようにコンデンサ84を再接続する。
上述したリセット動作は、先行するビューからのクロストークのためにいずれに しても破棄すべきである出力サンプルをシグマ−デルタ変調器28が発生してい る間に種々の光検出器にそれぞれ関連しているミラー積分器の各々において各ビ ューの初めに実行される。プリアンプ8oの入力を参照した場合の該プリアンプ に80に発生する雑音の標準偏差は長くなった積分時間につれて変化しない。シ グマ−デルタ変調器28はフォトダイオード19の容量性リアクタンスに対する コンデンサ84の容量性リアクタンスの比に1を加えた係数によって、すなわち コンデンサ84の容量に対するフォトダイオード19の容量の比に1を加えた係 数によってプリアンプ80で増幅されたこの雑音を受信する。従って、フォトダ イオード19の容量はコンデンサ84の容量より小さくなる。シグマ−デルタ変 調器に発生する量子化雑音の標準偏差はまた長くなった積分時間とともに変化し ない。ビューの間におけるシグマ−デルタ変調器28からの変換された信号に伴 う雑音の積分はない。
フォトダイオード19からの光電流はビューの間プリアンプによって積分され、 長(なった積分時間により信号対雑音比を改善する。これはミラー積分器がホジ エナフィルタからの出力サンプル速度よりもビュー速度で好ましくリセットされ る理由である。
図7のように変更された図3の検知装置のシグマ−デルタ変調器28への「矩形 波パルス」よりもランプ電圧の供給によって(図30の)振幅正規化回路65に 使用されるスケーリング係数(倍率)の変化が要求される。各(N+J)個の出 力サンプルのNの平均化処理が図30の補足フィルタ60においてランプ電圧の 間の第(J+1)番目から策(N+J)番目までのサンプルの和をこれらのサン プルの数を表す係数(N+J−L+1)で割ることによって行われる場合、その 平均値に2をかけることによってランプ電圧の最終値VR(nT)に等しい値が 得られる。この補正係数は例えば図30に示す補足フィルタ60の回路64内の デシメーションフィルタ応答に適用される振幅正規化係数に表される。
図7のミラー積分器プリアンプ80を有するように変更される図3の検知装置の フィルタ処理された雑音帯域幅は約(N+J)/27ヘルツである。ここにおい て、Tは秒で表されるランプ期間である。積分用プリアンプ80からの帯域の広 い雑音は[(N+J)R] ’・5の係数によって減衰させられる。
本発明の好適な特徴についてここに図示し説明したが、本技術分野に専門知識を 有する者においては本明細書の教従って、特許請求の範囲は本発明の真の精神に 入るこのような全ての変更および変形を含むものであることを理解されたい。
要 約 書 シグマ−デルタ型アナログ−ディジタル変換は放射エネルギ画像の種々の要素を 共に受信する複数の光検知器のうちの1つのような光検知器によって受けた光エ ネルギを表すディジタル信号を発生する検知装置に使用される。プリアンプは光 検知器の光電流に応答してアナログ出力信号を発生するが、このアナログ出力信 号は帯域の広い雑音を好ましくなく伴っている。アナログ出力信号はシグマ−デ ルタアナログ−ディジタル変換器に供給され、この変換器のデシメーションフィ ルタはアナログ−ディジタル変換器のシグマ−デルタ変調器部分からの量子化雑 音から生じる成分をディジタル信号において抑圧するばかりでなく、プリアンプ からの残りの帯域の広い雑音から生じる成分も抑圧する。
国際調査報告 一一−Aeejg−11611 aPCT7os g 11o 6go tmi □Aeeka+1mN PC’r/ufi 91106807、

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくともビュー速度の逆数である規定期間の間、放射エネルギ画像のそれ ぞれの要素に応答して光電流を発生する光検知器と、 前記光検知器からの光電流を受信するように接続されている入力ポートおよび該 入力ポートが受信した光電流に応じてアナログ出力信号を供給する出力ポートを 有するプリアンプであって、前記出力信号は前記プリアンプ内の実質的部分に発 生する帯域幅の広い雑音を好ましくなく伴っている前記プリアンプと、 アナログ入力信号を受信するように接続されている入力ポートおよび前記アナロ グ入力信号に対するディジタル応答をオーバサンプリング速度で供給する出力ポ ートを有し、ゼロより大きい整数である次数Lのシグマーデルタ変調器であって 、前記応答は前記シグマーデルタ変調器内に発生する量子化雑音を伴っており、 前記オーバサンプリング速度は前記ビュー速度をR′倍したものであって、R′ は1より大きい整数である前記シグマーデルタ変調器と、前記シグマーデルタ変 調器の入力ポートに該シグマーデルタ変調器への入力信号として前記プリアンプ の出力ポートからのアナログ出力信号を供給すると共に前記帯域幅の広い雑音の 少なくとも一部からなる上側帯域成分を供給する手段であって、前記シグマーデ ルタ変調器のディジタル応答には前記上側帯域成分に対する好ましくない応答が 生じると共に前記シグマーデルタ変調器内で発生した量子化雑音がともなってい る前記手段と、 前記シグマーデルタ変調器の出力ポートから接続されている入力ポートおよび前 記ビュー速度で応答を供給する出力ポートを有するデシメーションフィルタであ って、該デシメーションフィルタの応答における前記上側帯域成分に対応する成 分を前記プリアンプのアナログ出力信号に対応する成分に対して減衰させ、前記 シグマーデルタ変調器内で発生した量子化雑音を前記プリアンプのアナログ出力 信号に対応する成分に対して減衰させる前記デシメーションフィルタと、 を有する検知装置。
  2. 2.前記シグマーデルタ変調器の入力ポートに前記プリアンプの出力ポートから のアナログ出力信号および前記プリアンプ内の実質的な部分で発生した付随する 帯域の広い雑音の少なくとも一部を供給する手段は本質的に前記プリアンプの出 力ポートから前記シグマーデルタ変調器の入力ポートに直接接続する部分を有し ている請求項1記載の検知装置。
  3. 3.前記プリアンプはトランスインピーダンス増幅器である請求項1記載の検知 装置。
  4. 4.前記デシメーションフィルタは前記シグマーデルタ変調器のディジタル応答 用のアキュムレータを有し、該アキュムレータは前記ビュー速度で周期的にリセ ットされるようになっている請求項1記載の検知装置。
  5. 5.前記シグマーデルタ変調器はビット直列形式の前記積分されたエラー信号に 対するディジタル応答を供給する形式のものであり、前記デシメーションフィル タは前記シグマーデルタ変調器のディジタル応答における1を計数し、前記ビュ ー速度で周期的にリセットされるカウンタを有している請求項1記載の検知装置 。
  6. 6.前記シグマーデルタ変調器の入力ポートに前記プリアンプの出力ポートから のアナログ出力信号および前記プリアンプ内の実質的な部分で発生した付随する 帯域の広い雑音の少なくとも一部を供給する前記手段はローパスアナログフィル タである請求項1記載の検知装置。
  7. 7.前記デシメーションフィルタは、 前記シグマーデルタ変調器のディジタル応答が供給される入力ポートおよびディ ジタルフィルタ応答を供給する出力ポートを有する有限インパルス応答ローパス ディジタルフィルタであって、該ディジタルフィルタの応答は出力サンプル速度 で供給されるとともに前記量子化雑音および前記出力サンプル速度より上の前記 帯域の広い雑音が実質的になく、前記ディジタルフィルタはR′より大きくない R個のサンプルの幅を有する核を有するタイプのものである前記有限インパルス ー応答ローパスディジタルフィルタと、前記ディジタルフィルタ応答を前記ビュ ー速度でサンプルして、前記デシメーションフィルタの応答を発生する手段と、 を有する請求項1記載の検知装置。
  8. 8.前記有限インパルス応答ローパスディジタルフィルタはsinc(L+1) (ωT)の伝達特性を有する形式のものであり、RはR′/(L+1)より大き くない整数である請求項7記載の検知装置。
  9. 9.前記有限インパルス応答ローパスディジタルフィルタはホジェナフィルタで ある請求項8記載の検知装置。
  10. 10.RはR′/(L+1)に等しく、前記出力サンプル速度は前記オーバサン プリング速度の1/(L+1)倍であり、前記ディジタルフィルタの応答をビュ ー速度でサンプルする前記手段は、前記ディジタルフィルタの応答の現在のサン プルおよびその直前のL個のサンプルの全てが同じ規定期間の間に発生したとき のみ前記ディジタルフィルタの応答をサンプルするようになっている請求項8記 載の検知装置。
  11. 11.RはR′/(N+L+1)に等しく、Nは正の整数であり、前記出力サン プル速度は前記オーバサンプリング速度の1/(N+L+1)倍であり、前記デ ィジタルフィルタの応答をビュー速度でサンプルする前記手段は、前記ディジタ ルフィルタの応答の現在のサンプルおよびその直前のL個のサンプルの全てが同 じ規定期間の間に発生するとき、前記出力サンプル速度で発生するN個の相次ぐ 期間の間に発生するN個の前記ディジタルフィルタの応答の各グループについて 平均化する補足フィルタである請求項8記載の検知装置。
  12. 12.RはR′/(N+J)に等しく、Nは正の整数であり、Jは(L+1)よ り小さい正の整数であり、前記出力サンプル速度は前記オーバサンプリング速度 の1/(N+J)倍であり、前記ディジタルフィルタの応答をビュー速度でサン プルする前記手段は、前記ディジタルフィルタの応答の現在のサンプルおよびそ の直前のL個のサンプルの全てが同じ規定期間の間に発生するとき、N個の相次 ぐ期間を有する前記出力サンプル速度で生じるN+J−(L+1)個の相次ぐ期 間の間に発生するN+J−(L+1)個の前記ディジタルフィルタの応答の各グ ループを平均化する補足フィルタである請求項8記載の検知装置。
  13. 13.前記プリアンプは前記出力サンプル速度で周期的にリセットされるミラー 積分器である請求項10、11または12のいずれか1項に記載の検知装置。
  14. 14.R′を調整可能に決定する手段を有する請求項10、11または12のい ずれか1項に記載の検知装置。
  15. 15.前記検知装置は同様な他の検知装置および前記光検知器の各々毎の各シン チレータとともにコンピュータ断層撮影スキャナに組み込まれるものであり、前 記コンピュータ断層スキャナは一連のビュー時間の間各シンチレータに対向する 連続した位置を通ってx線ビームを動かし、各相次ぐビュー時間毎に放射エネル ギ画像の前記それぞれの要素を前記シンチレータに発生させる手段を有している 請求項14記載の検知装置。
  16. 16.前記シグマーデルタ変調器はそのディジタル応答をビット直列形式の前記 積分されたエラー信号に供給する形式のものであり、前記検知装置は同様な他の 検知装置および前記光検知器の各々毎の各シンチレータとともにコンピュータ断 層撮影スキャナに組み入れられるものであり、前記コンピュータ断層撮影スキャ ナは一連のビュー時間の間各シンチレータに対向する連続した位置を通ってx線 ビームを動かし、各相次ぐビュー時間毎の放射線エネルギ画像の前記それぞれの 要素を前記シンチレータに発生させる手段を有している請求項14記載の検知装 置。
  17. 17.前記シグマーデルタ変調器の入力ポートに前記プリアンプの出力ポートか らのアナログ出力信号および前記プリアンプ内の実質的な部分に発生する付随す る帯域の広い雑音の少なくとも一部を供給する前記手段は前記プリアンプの出力 ポートから前記シグマーデルタ変調器の入力ポートヘの直接接続部であり、前記 プリアンプは、前記出力サンプル速度より上の周波数で前記プリアンプ内の実質 的な部分に発生する前記帯域の広い雑音の周波数スペクトルをロールオフし、前 記出力サンプル速度より下の周波数に対する帯域の広い雑音の前記シグマーデル タ変調器内のエイリアシングを回避する手段を有している請求項1、7、10、 11または12のいずれか1項に記載の検知装置。
  18. 18.前記検知装置は同様な他の検知装置と組み合わせて設けられるものであり 、更に、ディジタルバスと、同じ放射エネルギ画像のそれぞれの要素を前記検知 装置の前記光検知器のそれぞれに供給する手段と、前記検知装置のそれぞれのシ グマーデルタ変調器のディジタル応答を前記ディジタルバスに供給するように時 分割多重処理する手段とを設けた請求項17記載の検知装置。
  19. 19.前記シグマーデルタ変調器の入力ポートに前記プリアンプの出力ポートか らのアナログ出力信号および前記プリアンプ内の実質的部分に発生する付随する 帯域の広い雑音の少なくとも一部を供給する前記手段は、前記出力サンプル速度 より上であるが前記オーバサンプリング速度より下の折点周波数を有するローパ スアナログ周波数を有している請求項1、7、10、11または12のいずれか 1項に記載の検知装置。
  20. 20.前記検知装置は同様な他の検知装置と組み合わせて設けられており、さら に、ディジタルバスと、同じ放射エネルギ画像のそれぞれの要素を前記検知装置 の前記光検知器のそれぞれに供給する手段と、前記検知装置のそれぞれのシグマ ーデルタ変調器のディジタル応答を前記ディジタルバスに供給するように時分割 多重化処理する手段と、を更に有する請求項19記載の検知装置。
  21. 21.前記シグマーデルタ変調器はLが少なくとも2である高次シグマーデルタ 変調器である請求項1、7、10、11または12のいずれか1項に記載の検知 装置。
  22. 22.前記検知装置は同様な他の検知装置および前記光検知器の各々毎のそれぞ れのシンチレータとともにコンピュータ断層撮影スキャナに組み入れられており 、前記コンピュータ断層撮影スキャナは一連のビュー時間の間各シンチレータに 対向する連続した位置を通してx線ビームを動かし、各相次ぐビュー時間毎の放 射エネルギ画像の前記それぞれの要素を前記シンチレータに発生させる手段を有 している請求項21記載の検知装置。
  23. 23.前記シグマーデルタ変調器はしが3である3次シグマーデルタ変調器であ り、該3次シグマーデルタ変調器は、 第1のエラー信号を受信する入力ポートおよび積分された第1のエラー信号を供 給する出力ポートを有する第1の積分器と、 第2のエラー信号を受信する入力ポートおよび積分された第2のエラー信号を供 給する出力ポートを有する第2の積分器と、 第3のエラー信号を受信する入力ポートおよび積分された第3のエラー信号を供 給する出力ポートを有する第3の積分器と、 前記第2の積分器の出力ポートから接続された入力ポートおよび第1のディジタ ル出力信号を供給する出力ポートを有する第1の量子化器と、 前記第3の積分器の出力ポートから接続された入力ポートおよび第2のディジタ ル出力信号を供給する出力ポートを有する第2の量子化器と、 アナログ形式に設定される前記第1のディジタル出力ポートと前記シグマーデル タ変調器への前記アナログ入力信号とを特定の割合で減算的に組み合わせて、前 記第1のエラー信号を発生し、これにより第1のフィードバックループを完成す る手段と、 アナログ形式に設定される前記第1のディジタル出力信号と前記積分された第1 のエラー信号とを特定の割合で減算的に組み合わせて、前記第2のエラー信号を 発生し、これにより第2のフィードバックループを完成する手段であって、前記 第1および第2のフィードバックループが協働して、前記第1のディジタル信号 が前記シグマーデルタ変調器に対する前記アナログ入力信号に2次差動量子化雑 音成分を加えたものに対応し、前記積分された第2のエラー信号が前記第1のデ ィジタル出力信号から前記2次差動量子化雑音成分をひいたものに対応するよう にする前記第2のフィードバックループを完成させる手段と、アナログ形式に設 定させる前記第2のディジタル出力信号と前記積分された第2のエラー信号とを 特定の割合で減算的に組み合わせて、前記第3のエラー信号を発生し、これによ り前記第2のディジタル出力信号が前記2次差動量子化雑音成分の負の数に3次 差動量子化雑音成分を加えたものに対応するようにする第3のフィードバックル ープを完成させる手段と、 前記第1および第2のディジタル出力信号を組み合わせて、2次量子化雑音が本 質的にない前記アナログ入力信号に対応する前記シグマーデルタ変調器のディジ タル応答を発生する手段と、 を有する請求項21記載の検知装置。
  24. 24.前記検知装置は同様な他の検知装置および前記光検知器の各々毎のそれぞ れのシンチレータとともにコンピュータ断層撮影スキャナに組み入れられており 、前記コンピュータ断層撮影スキャナは一連のビュー時間の間各シンチレータに 対向する連続した位置を通してx線ビームを動かし、これにより各相次ぐビュー 時間毎の放射エネルギ画像の前記それぞれの要素を前記シンチレータに発生させ る手段を有している請求項23記載の検知装置。
  25. 25.前記検知装置は同様な他の検知装置および前記各光検知器の各々毎のそれ ぞれのシンチレータとともにコンピュータ断層撮影スキャナに組み入れられてお り、前記コンピュータ断層撮影スキャナは一連のビュー時間の間各シンチレータ に対向する連続した位置を通してx線ビームを動かし、これにより各相次ぐビュ ー時間毎の放射エネルギ画像の前記それぞれの要素を前記シンチレータに発生さ せる手段を有している請求項1、7、10、11または12のいずれか1項に記 載の検知装置。
  26. 26.前記シグマーデルタ変調器はビット直列形式の前記積分されたエラー信号 に対するディジタル応答を供給する形式のものであり、前記検知装置は同様な他 の検知装置および前記光検知器の各々毎のそれぞれのシンチレータと共にコンピ ュータ断層撮影スキャナに組み入れられ、前記コンピュータ断層撮影スキャナは 一連のビュー時間の間各シンチレータに対向する連続した位置を通してx線ビー ムを動かし、これにより各相次ぐビュー時間毎の放射エネルギ画像の前記それぞ れの要素を前記シンチレータに発生させる手段を有する請求項1、7、10、1 1または12のいずれか1項に記載の検知装置。
  27. 27.前記シグマーデルタ変調器はビット直列形式の前記積分されたエラー信号 に対するディジタル応答を供給する形式のものである請求項1、7、10、11 または12のいずれか1項に記載の検知装置。
  28. 28.前記検知装置は同様な他の検知装置および前記光検知器の各々毎のそれぞ れのシンチレータとともにコンピュータ断層撮影スキャナに組み入れられており 、前記コンピュータ断層撮影スキャナは一連のビュー時間の間各シンチレータに 対向する連続した位置を通してx線ビームを動かし、これにより各連続したビュ ー時間毎の放射エネルギ画像の前記それぞれの要素を前記シンチレータに発生さ せる手段を有している請求項27記載の検知装置。
  29. 29.前記プリアンプは前記ビュー速度の倍数の速度で周期的にリセットされる ミラー積分器である請求項1記載の検知装置。
  30. 30.少なくとも規定期間放射エネルギ画像のそれぞれの要素に応答して、光電 流を発生する光検知器と、前記光検知器からの光電流を受信するように接続され た入力ポートおよび該入力ポートが受信した光電流に応じてアナログ出力信号を 供給する出力ポートを有するプリアンプであって、前記出力信号は前記プリアン プ内の実質的部分に発生する帯域の広い雑音を好ましくなく伴っている前記プリ アンプと、 アナログ入力信号を受信するように接続された入力ポートおよび前記アナログ入 力信号に対するディジタル応答をオーバサンプリング速度で供給する出力ポート を有し、ゼロより大きい整数の次数しのシグマーデルタ変調器であって、前記応 答は前記シグマーデルタ変調器内に発生する量子化雑音を伴っている前記シグマ ーデルタ変調器と、前記シグマーデルタ変調器の入力ポートに該シグマーデルタ 変調器の前記受信した入力信号として前記プリアンプの出力ポートからのアナロ グ出力信号および前記付随する帯域の広い雑音の少なくとも一部からなる上側帯 域成分を供給する手段であって、前記シグマーデルタ変調器のディジタル応答に は前記シグマーデルタ変調器内に発生する量子化雑音および前記上側成分に対す る好ましくない応答が伴っている手段と、 前記シグマーデルタ変調器の出力ポートから接続された入力ポートおよび前記オ ーバサンプリング速度の約数である出力サンプル速度で応答を供給する出力ポー トを有するデシメーションフィルタであって、前記オーバサンプリング速度は前 記出力サンプル速度のR′倍であり、R′は1より大きい整数であり、前記デシ メーションフィルタの応答において、前記上側帯域成分に対応する成分は前記プ リアンプのアナログ出力信号に対応する成分に対して減衰させられ、前記シグマ ーデルタ変調器内に発生する量子化雑音は前記プリアンプのアナログ出力信号に 対応する成分に対して減衰させられるようになっている前記デシメーションフィ ルタと、 R′を調整可能に決定する手段と、 を有する検知装置。
  31. 31.少なくとも規定期間の間放射エネルギ画像のそれぞれの要素に応答して、 光電流を発生する光検知器と、前記光検知器の光信号に応答してアナログ出力信 号を発生するプリアンプであって、前記出力信号は前記プリアンプ内の実質的な 部分に発生する帯域の広い雑音を好ましくなく伴っている前記プリアンプと、 カットオフ周波数より上の前記帯域の広い雑音が抑圧される応答をもって前記プ リアンプの出力信号に応答するアナログフィルタと、 アナログ入力信号を受信するように接続された入力ポートおよび前記アナログ信 号に対するディジタル応答をオーバサンプリング速度で供給する出力ポートを有 する、ゼロより大きい整数の次数しのシグマーデルタ変調器であって、前記応答 には前記シグマーデルタ変調器内に発生する量子化雑音が伴っている前記シグマ ーデルタ変調器と、前記オーバサンプリング周波数の約数であって、前記カット オフ周波数より低い出力サンプル速度でサンプリングを行い、前記検知装置用の 出力信号を取り出すようになっているサブサンプラと、 前記量子化雑音および前記出力サンプル速度より上の前記帯域の広い雑音が実質 的にない前記シグマーデルタ変調器のディジタル応答に対する応答を前記サブサ ンプラーに供給する前記シグマーデルタ変調器のディジタル応答に対する有限イ ンパルス応答ローパスディジタルフィルタと、を有する検知装置。
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