JPH04505296A - 製本するための装置と方法 - Google Patents

製本するための装置と方法

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JPH04505296A JP2508169A JP50816990A JPH04505296A JP H04505296 A JPH04505296 A JP H04505296A JP 2508169 A JP2508169 A JP 2508169A JP 50816990 A JP50816990 A JP 50816990A JP H04505296 A JPH04505296 A JP H04505296A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 製本するための装置と方法 背景技術 1、技術分野 本発明は一般に製本のための装置の分野に関し、殊に接着剤の付いた基板を含む 装丁テープを用いる自動製本装置に関する。
2、関連技術 感熱及び/又は感圧接着剤を塗った装丁テープを用いる製本のための装置は公知 である。例えば、米国特許第3、928.119号及び第3.911.517号 は、紙の重なりを製本するための製本機械を開示する。製本する紙の重なりはま ず可動板の上に配置され、一対のガイドの間で締めつけられる。装丁テープが可 動板の下に、本の背の下方に配置される。装丁テープは2個の可動与熱プラテン の間で、固定与熱プラテンの上方に支持される。
本が配置されたならば、可動板は本から離され、本は下方に、装丁帯に向けて移 動する。本の背が装丁帯に係合して、帯を、下方に、2個の可動与熱プラテンの 間に、帯の中心が固定与熱プラテンに接触するまで、押し下げる。可動与熱プラ テンは本の幅よりも少し大きい距離に隔置されているので、装丁帯の縁は、本の おちて及びうら表紙の上に折り曲げられる。
次に、熱と圧力を用いて装丁帯の縁をおもて及びうら表紙に封合するように、可 動プラテンを押し付ける。固定与熱プラテンは、本の背(紙の端)を接着剤で湿 らせるために、中央の装丁帯接着剤を溶かすように機能する。
つぎに、可動プラテンを引き離し、製本された本を取り出して冷却させる。
米国特許第3.531.358号に、もう一つの製本装置が開示される。装丁さ れるべき紙の重なりが1対の対向するクランプの間に把指される。感熱及び感圧 接着剤を塗られた装丁テープが1対の与熱可動プラテンの頂部に配置される。つ ぎに、溶解した接着剤が紙の縁に接触するように、紙の重なりが装丁テープの上 に下ろされる。
つぎに、対向する対のプラテンは、重なりよりも少し広い距離に離れ、重なりは 対向するプラテンの間に押し下げられ、それにより装丁テープの縁は、重なりの おちて及びうら表紙に向けて折り曲げられる。つぎに、テープを表紙に封合する ように、対向するプラテンを重なりに押し付ける。そして装丁された本を取り出 せるようにプラテンを開く。
前記型式の製本装置の主な欠点の一つは、その様な装置が比較的薄い本を装丁す ることが不可能であることである。いずれの場合でも、装丁テープの折曲げは、 重なり、すなわち本自体を介して力をかけて行われる。重なりが薄いと、重なり はテープを折曲げるのに十分な剛性を持たない。このことは、比較的厚い接着剤 を有する装丁テープを用いる場合に、特にそうである。そのようなテープはいく らか堅くて、他の型式のテープはど容易に曲がらないからである。
本発明は、従来の製本装置の前記欠点を克服する。本は、製本工程の全体を通し て実質的に支持されているので、薄い本を確実に装丁することができる。以下の 、発明を実施するための最良の態様を図面と共に読めば、上記及び他の本発明の 利点が明らかとなるであろう。
発明の概要 重なりとして配置される複数の紙を製本するための装置と方法が開示される。接 着剤を有する撓み自在テープ基板を含む装丁テープが用いられる。感圧テープも 使用できるが、感熱テープのほうが望ましい。
装置は紙の重なりを支持する装置を含む。望ましくは、支持装置は、重なりを把 握する一対のクランプを含む。
装丁テープは、テープ位置決め装置を用いて重なりに対して配置される。
紙の重なりにテープを貼るためのプラテン装置も設けられる。プラテン装置と重 なり支持装置は、マイクロプロセッサのような制御装置によって制御される。制 御装置は、重なりの最初の表紙に最初の封合を形成するために、テープに圧力が かかるように、重なり支持装置とプラテン装置との相対位置をとらせる。最初の 表紙の封合は、最初の表紙の全長に沿ってほぼ同時になされる。制御装置はまた 、装丁テープに圧力をかけて重なりの第二の表紙に封合するように、重なり支持 装置とプラテン装置との相対位置をとらせる。第二の表紙の封合も第二の表紙の 全長に沿ってほぼ同時になされる。
図2は、本製本装置に使用される型式の幅狭の装丁テープの斜視図である。
図3は、図1の幅広の装丁テープを用いる、比較的厚い装丁率の立面断面図であ る。
図4は、図2に示す装丁テープを用いる、比較的薄いめ装置、低温プラテン、及 び回転プラテンを含む基幹要バー、並びにクランプを駆動するための送りねじを 含む基幹要素を示す、本製本装置のキャリジ組立体の下側の立面斜視図である。
図7は、テープ位置決め歯車(破線で示す)、低温プラテン、装丁テープ送りバ ー、及び回転プラテンを含む基幹要素をを示す、本装丁帯の立面断面図である。
図8は、上方の開放位置に回転された、本製本装置のキャリジ組立体を示す立面 斜視図である。
図9Aは、止めブラケットによって保持された、作動位置にある可動プラテン組 立体の前面断面図である。
図9Bは、作動位置及び開放位置(鎖線で示す)にある可動プラテンの側面図で ある。
゛ 図10は、本製本装置の装丁テープ送り機構の切断図である。
図11は、製本工程の初期段階において、本を把握する前部及び後部クランプを 示す立面断面図である。
図12は、本製本装置の各種電子機械的駆動要素の略式説明図である。
図13は、追加の装丁テープの手送りを防ぐように、閉鎖位置にある図10のテ ープ送り機構のテープガイド枢動アームを示す。
図14は、本装置に送り込まれている過程にある比較的幅の狭い装丁テープと共 に図10のテープ送り機構を示す。
図15は、本装置に送り込まれている過程にある比較的幅の広いテープと共に図 1Oのテープ送り機構を示す。
図16は、装丁テープがテープ送りバーに正しく装填されることを保証するため に、テープ位置決め装置が上方に枢動されている、製本工程の初期段階中のテー プ位置決め装置を示す。
図17は、本のうら表紙への装丁テープの封合が形成されている、製本工程の段 階を示す。
図18は、本が与熱プラテンから引き離されている、最初の封合の形成直後の、 製本工程の段階を示す。
図19Aは、回転プラテンが水平位置に回転され、本が、与熱プラテンに向けて 、装丁テープを本の下方に折曲げるプラテン上方位置にまで、移動した直後の製 本工程の段階を示す。
図19Bは、本がプラテン上方位置(図19A)から折曲げ位置までに移動した 、製本工程の段階を示す。
図19Cは、プラテン上方位置(図19A)と折曲げ位1li(図19B)との 中間位置にある極く薄い本のための製本工程の溶解−折曲げ段階を示す。
図20は、装丁テープを折曲げて、装丁テープと本のおもて表紙の間の封合を生 ずるように、回転プラテンが垂直位置に移動した直後の製本工程の段階を示す。
図21は、回転プラテンが水平位置まで回転し、装丁本が与熱プラテンから低温 プラテン(鎖線)に転送される、製本工程の最終段階を示す。
図22は、内方及び外方テープ位置センサー、並びにテープ幅センサーを示す、 テープ送り機構の説明図である。
図23は、プログラムされる中央処理ユニット、3個の駆動モータ、及び他の主 要要素を含む、本製本装置の制御回路の簡略ブロック図である。
図24A〜24Eは、代表的な製本工程の初期段階中のキャリジ組立体の前部及 び後部クランプの様々な位置を示す。
図25A及び25Bは、代表的な製本工程中の様々な製本装置機械要素の位置を 示すタイミング・ダイアグラムである。
図26A〜26Dは、中央処理ユニットを制御するための主ソフトウェア・プロ グラムのフローチャートである。
図27A〜27Bは、図26A〜26Dの主ソフトウェアに用いられる初期化サ ブルーチンの簡略フローチャートである。
図28は、図26A〜26Dの主ソフトウェアプログラム及び他のサブルーチン に使用されるEject Tape(テープ放出)サブルーチンの簡略フローチ ャートである。
図29は、図26A〜26Dの主ソフトウェアプログラムに使用されるEdHC ycle(編集サイクル)サブルーチンの簡略フローチャートである。
図30は、図26A〜26Dの主ソフトウェアプログラムに使用される5tar t Tape (テープ始動)サブルーチンの簡略フローチャートである。
図31は、図30の5tart Tapeサブルーチンに使用されるFizl  Feed (最初の送り)サブルーチンの簡略フローチャートである。
図32は、図26A〜26Dの主ソフトウェアプログラムに使用されるFina l Feed (最終送り)サブルーチンの簡略フローチャートである。
望ましい実施例の詳細な説明 ここで図面を参照すると、図1は、ハウジング30の中に包まれた本製本装置を 示す。ハウジング30は、作業者かは使用するディスプレー33と制御ボタン3 4を有する制御盤を含む。
ハウジング30には、その上部板+5、製本又は編集すべき本36を受承する大 きな開口部が設けられる。本明細書に使用する「本」と言う語は、装丁された、 又は、されてない、紙の集まり又は重なりを意味する。本装置は、製本又は編集 の間に本を支持するための本ガイド38を含む。
装丁テープ32を受承する開口M40がハウジング30に形成される。装丁テー プ32の構成に関する詳細は、引用によって本明細書に取り入れられる米国特許 第4、496.61.7号に開示される。作業者は、テープ開口部を右側にして 、機械の前に立つことが望ましい。本発明の説明上、作業者に向かう運動を前進 運動とし、作業者から遠ざかる運動を後退運動とする。
図2にも示される装丁テープ32は、装丁すべき本の長さに等しい長さと、装丁 すべき本の厚さよりもかなり大きな幅とを有する撓み自在の基板32aを含む。
本のおもて表紙とうら表紙を形成する本のおもて紙とうら紙に接触するように、 一対の幅狭の外側接着剤帯32bが基板32aの縁に沿って形成される。本の背 を形成するように紙の端に接触するために、幅広の中央接着剤帯32cが縁の帯 32bの中間に形成される。
縁接着剤帯32bは、粘性の高い、接着性の強い感熱接着剤であることが望まし い。中央接着剤は、装丁すべきページの端が完全に接着剤で濡れるように、低い 粘性のものであるべきである。
図3は、図1の幅広の装丁テープ32を用いて装丁された本の一部を示す。基板 32aは装丁されたページの縁を回って延在し、縁の、粘着性の強い接着剤帯3 2bが、それぞれ、おちて及びうら表紙を形成するおもて紙36a及びうら紙3 6bに基板を固定する。中央の、粘性の低い接着剤32cは、残りの紙の端を濡 らして、一体の装丁本を形成するように、紙を基板に固定する。図4は、図3の 本よりもかなり薄い装丁本を示す。図2に示すような幅狭の装丁テープが使用さ れる。中間幅の本には、中間又は中(らいの幅の装丁テープを用いるのが望まし い。
後でより詳しく説明するように、本製本装置は、まず装丁すべき本を把握するこ とによって本を拘束する。本のうら表紙となる紙36bに緩接着剤帯32bの一 つを張り付けることにより、折曲げられていないテープと紙との封合を形成する 。封合を生ずるために圧力と熱の両方を使用する。うら表紙の封合の位置は、テ ープの幅に対する本の厚さによって決まる。本が厚いほど、うら表紙36b上の 最初の封合は低くなる。
いったん最初の封合が形成された後、基板は直角に曲げられて、中央接着剤帯3 2cが、本を形成する紙の端に接触するようにする。中央接着剤が溶解して十分 に紙の端を濡らすように、数秒間、熱と圧力を加える。っぎに、基板に2回目の 折曲げを与えて、残りの緩接着剤帯32bが、本のおもて表紙を形成する紙32 aに接触するようにする。第二の封合を形成するように、熱と圧力を加えて、製 本工程を完了する。
図8は、本製本装置の構成の細部の成る部分を示す。
下方基部組立体42と上方キャリジ組立体45を明らかにするために、ハウジン グ30を除去しである。キャリジフレーム50を含むキャリジ組立体45は基部 組立体42に枢動自在に取付けられ、手入れし易いように、開放位置に、上方に 枢動された状態が図示される。
キャリジ組立体45のさらに細部が図6に示される。
キャリジ組立体は前部クランプ46と後部クランプ44を含み、両者ともキャリ ジフレーム50上に移動自在に据え付けられる(図8)。前部及び後部クランプ 46.44は、キャリジフレーム50に取付けられた案内軸52の上で独立に案 内される。案内軸52は、前部クランプ46に固定された据付はブロック54及 び後部クランプ44に固定された据付はブロック56にある開口部を通して延在 する。据付はブロック54.56を支持する軸受は図示されない。
キャリジ組立体は、前部及び後部クランプを駆動するための、フレーム50に据 付けられたキャリジ駆動モータ58(図8)を含む。モータ58は従来のステッ プモータである。モータ58は、滑車62.64と駆動ベルト66を介して送り ねじ60を駆動する。滑車64(図6)は送りねじ60に取付けられ、送りねじ 60は、前部クランプの据付はブロック54に固定される駆動ナツト68に係合 する。よって、前部クランプ46は、モータ58によって直接に前進方向にも逆 進方向にも駆動されることができる。
後部クランプ44は、一対のクランプバネ70によって前部クランプ46に結合 される。バネ70は、両クランプの間に配置される本を把握するように、二つの クランプをつき合わせる傾向がある。より詳しく説明するように、前部及び後部 クランプは、概して製本工程中に、本を把握して水平に移動させるように機能す る。
前方へ(作業者に向かって)の後部クランプ44の運動を制限するために、ボス 71がキャリジフレーム50に取付けられる。後部クランプ44は止め部材73 を有し、部材がボス71に係合する時、クランプ44の前方への運動を制限する 。ボス71と止め部材73は後部クランプ44を前部クランプ46から隔離させ て、二つのクランプの間に本を挿入できるようにする。
前部クランプ46及び後部クランプ44は、装丁すべき本を把握するための垂直 把握部材72.74をそれぞれ含む。製本工程中に本が滑り動くのを防ぐために 、把握部材の表面に、ざらざらの被膜を塗ることが望ましい。
前部クランプに、支持アーム78によって、前部裏当てバー76が取付けられる 。支持アーム78は、枢軸ピンと軸受80によって前部クランプ46の下側に枢 動自在に取付けられる。前部裏当てバー76に前部カムシュー82が固定される 。前部カムシュー82は、後述する回転プラテンに係合し、プラテンは、バーが 装丁する本に接触する係合位置と、バーが本から離れる非係合位置と、の間で前 部裏当てバーを枢動させる。係合位置にある時の前部裏当てバーの位置を調整す るために、止めねじ83が設けられる。
後部クランプ44に、支持アーム86によって後部裏当てバー84が取付けられ る。後部クランプ44の下側に、枢軸ピンと軸受88によって支持アーム86が 枢動自在に取付けられる。一対の後部カムシュー91が後部バックアップバー8 4に固定される。カムシュー90は、後述するように回転プラテンに係合し、プ ラテンは、装丁する本に接触する位置から、本から離れる非係合位置に、バーを 枢動させる。係合位置にある時の後部裏当てバーの位置を調整するために、止め ねじ90が設けられキャリジ組立体45は、前部把握部材72の最右端に取付け られた本センサー92を含む3個の光学センサーを含む。センサー92は反射式 光学センサーであることが望ましく、中で発光ダイオードがフォトトランジスタ ーの近くに配置される。本のような反射性表面がダイオードからの光を反射して フォトトランジスターに戻す時に、センサーが動作する。後述するように、作業 者が前部及び後部把握部材72.74の間に本を正しく宣いた時に、本センサー 92が動作する。
前部クランプ46がホーム位置にある時を感知するために、キャリジ・ホーム・ センサー94がキャリジフレーム50上に取付けられる。センサー94は、フォ トトランジスターから隔置されて対面する発光ダイオードを有する長大型光学セ ンサーである。帯板のような要素がセンサーの長大の中に配置されて、トランジ スターへの光を遮蔽するまで、フォトトランジスターは通常ダイオードによって 照らされる。前部クランプ46は帯板96を担持し、この板は、後述するように 前部クランプがホーム位置にある時、センサー94を動作させる。
キャリジ組立体45は、さらに、前部及び後部クランプが本を締めつけた時に動 作するクランプセンサー98を含む。クランプセンサー98は、フレーム50上 に取付けられ、後部クランプ44に担持される帯板100によって動作する長穴 型センサーである。
再び図8を参照して、基部組立体42は、本の封合を形成する装丁テープ及び様 々なプラテンを受承するためのテープ送り機構を含む。基部組立体は、基部組立 体を構成する様々な要素を据付けるための基部102を含む。
基部組立体42は、基部フレームにがっちり固定される低温プラテン104を含 む。低温プラテン104は、製本工程の初期及び最終段階の間に、本を支持する 。可動プラテン組立体106がフレーム上に、固定低温プラテン104に隣接し て配置される。
低温プラテン104及び可動プラテン組立体106のさらに詳細は、図5及び図 7に示される。低温プラテン104は、本を受承するための水平表面を含む。
テープ位置決め軸108が低温プラテン104の直ぐ下にある。位置決め軸は、 フレーム102に回転自在に取付けられ、テープ位置決め歯車109(図7)に よっていずれかの方向に駆動される。位置決め軸108は、製本工程の初期段階 中に装丁テープを支持する支持アーム111を介してテープ送りバー110を担 持する。
テープ送りバー110には、後述するように、テープを受承する長穴又は溝11 3が設けられる。
可動プラテン組立体106は、与熱プラテン112及び回転プラテン114を含 む。運用時、与熱プラテンは、与熱プラテン内に取付けられた従来型の加熱素子 116によって約220’F(104,4℃)に加熱される。与熱プラテン11 2は、端末ブラケット118への直接結合によって両端において支持される。与 熱プラテンは、製本工程中、装丁テープに係合する上部表面112aを含む。
無空のアルミニウムで作られることが望ましい回転プラテン114が与熱プラテ ン112に隣接して配置され、また端末ブラケット118によって支持される。
プラテンをブラケット1]8に回転自在に取付けるために、回転プラテン114 の両端に一対の枢動板120が固定される。
回転プラテン1↑4は、本表紙に第一の封合を形成するのに使用される第一の表 面114aを有する。他方の本表紙に第二の封合を形成するために、第二の表面 114bが使用される。回転プラテン114は、その表面114Cが与熱プラテ ンの表面112bに密着する水平位置にある様が図7に示される。よって、回転 プラテン114が水平位置にある時、伝導により熱が与熱プラテンから回転プラ テンに伝達される。
回転プラテンを支持する枢動板120の一方は枢軸ピン122を担持し、他方は 枢動軸124を担持する。
プラテン表面112a、114bの接線にある軸線の回りに回転プラテン114 が回転するように、枢軸ピン112と、同軸の枢動軸124が配置される。回転 プラテン114が通常与熱プラテン112によって加熱されるように、回転プラ テンを水平位置に偏倚するために、バネ126が枢動軸124の回りに配設され る。二つの封合が形成された時に所要の加熱を与えるのに十分な保熱特性を回転 プラテン114が有する。この時点でプラテンは垂直位置に回転される。
可動プラテン組立体106は基部フレームに、組立体が水平又は垂直方向のいず れかに僅かに移動できるように、取付けられる。基部フレームに取付けられた枢 動軸128は、端末ブラケット118の長穴1−30を通して延在する。枢動軸 受け132が端末ブラケットを所定位置に固定して、組立体の横運動を制限する 。一対のプラテンバネ134が設けられ、各々の一端は基部フレームに、他端は 軸】、28の下方で端末ブラケット118に固定される。
可動プラテン組立体106は、機械の手入れが容易な開放位置に、運用位置から 軸128のまわりに手で枢動させることができる。図9Aのプラテン組立体の前 面図で明らかなように、一対の止め軸受119がプラテン組立体の両端に回転自 在に取付けられる。プラテンバネ134(図7)は、プラテン組立体の前方部分 を枢動軸128の回りに、上方に枢動させようとする。基部フレーム102に固 定された一対の止めブラケット121が通常、止め軸受119に係合して、上方 運動を制限するので、組立体は運用位置にとどまる。
手入れなどのためにプラテン組立体を開放位置にする場合、手で後方への力を組 立体にかける。プラテン組立体が加熱されているならば、保護手袋などを使用す べきである。組立体の後方運動は、プラテンバネ134を少し伸長させ、長穴1 30の前部を枢動軸受132(図7)に接触させる。この時点では、止め軸受1 19はもう止めブラケット]、21の下方に配置されていない。図9Bで判るよ うに、プラテン組立体106は、必要あれば手袋を使用して、手で開放位置に持 ち上げることができる。これによりプラテン組立体の掃除、テープ送りバー11 0からつまった装丁テープを除去すること、その他の機械の手入れを行うことが できる。
回転プラテン114は、枢動軸124(図7)に固定されるレバーアーム136 によって回転される。レバーアーム136は、外方カム支承部138(点線で示 される)に係合する下方当たり面136aを有する。外方カム支承部はアームサ ポート140を介してテープ位置決め歯車109に固定される。よって、カム軸 受138は位置決め歯車109と同心の円弧上を歯車と共に回転する。テープ位 置決め軸108も歯車によって駆動される。
レバーアーム136はさらに、これも位置決め歯車109に取付けられる内方カ ム支承部142に係合する上方当たり面136bを有する。カム支承部142は 外方カム支承部138よりも歯車109の回転軸線の近くに配置され、内方カム 支承部の円弧の曲率半径は外方カム支承部のそれよりも小さい。
位置決め歯車109は、矢印144が示すように、いずれの方向にも駆動される ことができる。歯車109は、より小型の駆動歯車146によって駆動され、歯 車146はテープ位置決めモータ(図7には図示されず)によって駆動される。
位置決め歯車109が矢印144の示す方向Aに駆動される場合、外方カム支承 部138はレバーアーム136の下方当たり面136aに係合して、回転プラテ ン114を水平位置から垂直位置に枢動させる。
位置決め歯車109が矢印144の示す方向Bに駆動される場合、内方カム支承 部142はレバーアーム136の上方当たり面136bに係合する。この作用は プラテン組立体106を下方に押し下げて、プラテンバネ134を少し伸長させ る。
位置決め歯車109も位置決め帯板115を担持し、板115は位置決めホーム センサー117と共同して動作する。センサー117は基部フレーム102に取 付けられた長穴型光学センサーである。センサー117は、板115がセンサー の長穴に入ると、動作する。後述するように、センサー117はテープ位置決め 歯車109の位置を制御するための基準点を与える。
基部組立体102はさらに、装丁テープを正しく位置決めするためのテープ送り 機構を含む。図8で判るように、基部フレーム102はテープを受承するための 開口部を含む。接着剤帯を上に向けて、テープの端を開口部に挿入する。テープ の存在がテープ送り機構によって検知されると、該機構は自動的にテープを装置 内に引き込み、テープを装丁のために位置決めする。
テープ送り機構の構成の細部が図10及び図13〜15に示される。送り機構は テープガイド組立体152を含む。テープガイド組立体の主な機能は、装丁テー プ32の端をテープ送りバー110の溝113に整合させることである。テープ 送りバー110は、その端にテープを溝の中に案内するための斜め部(番号なし )を有する。組立体は、基部組立体フレームに固定される軸156に枢動自在に 取付けられるテープガイド枢動アーム154を含む。
枢動アーム154の一端は、枢動アームに対してほぼ垂直なテープガイド158 を担持する。テープガイド158は、テープ送りバー110の溝113とほぼ同 一平面内の隙間を間に画成する内方の一対のタブ158aを含む。ガイドはさら に、内方タブ158aによって画成される隙間及び溝113と同一平面内にある 、内方タブから隔置される隙間を間に画成する外方の一対のタブ158bを含む 。アイドラーローラ160がガイド158に回転自在に取付けられ、ローラの周 囲はタブ158a、158bによって画成される隙間を僅かに過ぎた位置に整合 される。同一平面上にある、溝113とタブ158a、158bによって画成さ れる隙間とがテープ送り経路を画成する。装丁テープ32がテープ送り経路に挿 入されると、テープはアイドラーローラ160に接触する。
テープガイド158は、外方タブ158aから延在し、枢動アーム154に対し てほぼ平行な封鎖タブ158Cを含む。封鎖タブ158Cは、必要な時だけ装丁 テープを挿入できるように、ハウジングにある開口部40(図1)を塞ぐように 働く。
テープ送り機構はさらに、駆動軸164の一端に取付けられた送りローラ162 を含む。駆動軸164は、玉軸受(図示せず)によって基部組立体フレームに回 転自在に取付けられる。駆動軸164の他端に、滑車166が取付けられる。滑 車166は、基部フレームに据付けられたテープ送りローラ210(図10には 図示せず)によって駆動される駆動ベルト168を担持する。
テープガイド組立体152は、ソレノイド170によってテープ駆動位置と非係 合位置の間で、軸156の回りに枢動される。組立体は通常、ガイド組立体バネ (図示せず)によって非送り位置に保持される。ソレノイド170は、取付はブ ラケット172を介して基部組立体フレーム102に取付けられる。ソレノイド アクチュエータ174がバネ176を介して枢動アーム154の自由端に結合さ れる。
テープガイド組立体が非係合位置にある時、ソレノイド170への電気が切れる 。図13で判るように、ガイド組立体バネ(図示せず)は組立体を非係合位置に 保持して、アイドラーローラ160は送りローラ162から離れる。封鎖タブ1 58Cは、装丁テープがテープ送り機構に挿入されるのを防ぐ位置に来る。
製本工程の初期段階中には、ソレノイド170に通電されてアクチュエータ17 4を引っ込ませ、それにより、バネ176を介して枢動アーム154の下方部分 をソレノイドに向けて引っ張る。ソレノイド170によってかけられる力は、図 14に示すように、テープガイド組立体をテープ駆動位置に枢動させる。封鎖タ ブ156Cは開口部150の下方に押されて、装丁テープが手でテープ送り機構 に挿入できるようにする。
後述するように、テープ送りバー110はテープ位置決め軸108によって回転 されて、送りバーはテープガイド158に対向する位置にくる。テープガイドに 対する送りバー110の位置は、使用される装丁テープの幅の関数であり、これ はまた、装丁すべき本の厚さの関数である。
代表的には、厚さf/2 i n (12,7mm)未満の薄い本は、幅約13 /16i n (30,2mm) ノ、幅の狭い装丁テープで装丁される。厚さ が約1/2〜fin(12,7〜25.4mm)の中ぐらいの厚さの本は、約1  11/16i n (42,9mm)の、中ぐらイノ幅のテープで装丁する。
厚さ1〜1 1/2in (25,4〜38、 1mm)の比較的厚い本は、約 23/16i n (55゜5mm)の幅広テープで装丁する。
図14の送りバー110の位置は、中ぐらいの幅の装丁テープを用いる厚さの本 に相当する。ディスプレー(図1)によって促されて、作業者は中ぐらいの幅の テープ32を挿入し、接着帯を上にしてテープをテープガイド158上に配置す る。後述するように、センサーがテープの存在を検知し、テープ送りモータを回 転させて、送りローラ162を回転させる。送りローラ162が回転すると、装 丁テープが送りローラとアイドラーローラ160の間に把握されて、装丁テープ はテープ送りバー110の溝113に沿って引き込まれる。テープが十分に送り バーの中に挿入されるまで、送りローラは回転する。
本30が比較的厚い場合、ディスプレー32は幅広の装丁テープを挿入すべきこ とを作業者に指示する。図15に示すように、テープ送りバー110は、幅広テ ープの幅に対応するように、テープガイド158に対して配置される。装丁すべ き本が薄い場合、送りバーはテープガイド158の比較的近くに配置される。そ の場合、ディスプレーは幅狭の装丁テープを挿入するように作業者を促す。
図22は、テープ送り機構に関連する3個のセンサーを本位置センサー92と共 に示す。テープの終りが本の端のライン178に一致した時、装丁テープは製本 装置の中に十分に送り込まれている。ライン178は、本が正しく前部及び後部 クランプ46.44の間に配置されている時の本の右端の位置を表す。前述のよ うに、前部クランプに取付けられた本センサー92は、本が正しくクランプの間 に配置されない限り、動作しない。本は、本の端がライン178に一致するよう に、ぴったりそろった位置になければならない。
外方テープセンサー184は、ハウジング102の開口部150と送りローラ1 62の間のテープの存在を検知するために、テープ送りバー110上に配置され る。
内方テープセンサー182は、テープガイド158上に、送りローラ162の左 に配置される。よって、センサー182は、テープが送られて送りローラ162 を過ぎた時に、テープの存在を検知する。センサー182は反射型センサーであ り、センサー184は反射型センサーよりも正確な長穴型光学センサーであるこ とが望ましい。
代わりに、内方テープセンサー182及びテープ幅センサー180を基部組立体 フレーム上に、テープガイド158の直下に取付けることができる。センサー1 82は、下方外方タブ158bの穴を介してテープの存在を検知する。対応する 穴が上方タブ158bにあって、テープが存在しないと、光は反射されない。セ ンサー182は、内方タブ158aの縁におけるテープの存在を検知する。この 代替形態の利点は、センサー160.182が固定されていて、テープガイド組 立体と共には動かないことである。
テープ送り機構は、テープガイド158に取付けられた第三のセンサー、テープ 幅センサー80を含む。反射型センサーであるセンサー180の機能は、正しい 幅のテープ32が挿入されていることを確認することである。
所定の幅よりも大きな幅のテープを挿入することは不可能である。テープ送りバ ー110の位置がテープガイド158に近すぎて、テープを挿入することができ ないからである。しかし、所定の幅よりも狭い幅のテープを挿入することは可能 である。例えば、装置が本を測って幅広のテープを使用すべきであると決定した ならば、作業者は間違って中ぐらい又は幅狭のテープのどちらかを挿入すること があり得る。その場合、センサー180及びセンサー184の両方を動作させる ほどにはテープの幅が十分でないので、どちらかのセンサーはテープの存在を検 知しない。所定のものよりも狭い幅のテープを使用しようとすると、ディスプレ ーはエラーメツセージを出す。
図12は、本製本装置の主な駆動要素の簡略化説明図である。装置の作動を制御 するための要素は集合的に要素185によって表される。テープ位置決めモータ 204はテープ位置決め歯車109を駆動し、キャリジ駆動モータ58は送りね じ60を駆動する。テープ送りモータ210はテープ送りローラ162を駆動し 、ソレノイド170はテープ送り機構の枢動アーム154を作動させる。
図23は、本製本装置の制御回路の簡略化ブロック図である。回路は中央処理装 置、すなわちCPU186を含む。インテル社(Intel)によって、名称8 0c451で販売される8ビツトのCPUがこの用途に適していると判った。メ モリー188で表される様々な記憶装置が、殊に本製本装置を制御するプログラ ムを格納するために、CPU186と共に使用される。メモリー188を構成す る記憶装置には、記憶能力がない場合にデータを保存する、電気的プログラム自 在の読み出し専用記憶装置(EPROM)が含まれる。
CPU’ 186はいくつかの内部人力/出力装置を有しているので、本製本装 置を構成する様々なセンサー、駆動装置などと直接にインターフェースさせるこ とができる。様々なCPU入力/出力ラインが要素19o1192.194で表 される。
動力が入ると、CPU 186は、与熱プラテンが運用温度に達したことを確認 するために、与熱プラテン加熱素子116を監視する。プラテン温度を制御する ために、与熱プラテンに取付けられたサーモスタット196が使用される。ヒー ターは光カプラ−(図示せず)によって、CPUから隔離されることが望ましい 。
CPUはまた前部パネルのディスプレー33を制御し作業者が制御ボタン34に よって与える入力に応答自在であるボタンが、本を製本する時に、使用される。
既に製本されている本から紙を追加又は削除したい時には、rEDIT(編集) 」と書いであるボタン34bが使用される。最後に、rOPEN(開放)」と書 かれているボタン34cは、前部及び後部クランプ46.48を最大位置まで開 (のに使用される。
ブロック198はキャリジ組立体45に関連する様々な要素を含む。キャリジ駆 動モータ58は、両方向への駆動を与える従来のステップモータである。モータ 58は双極モータコントロール200によって制御される。
SGS社によって名称L998Nで販売される二重フルブリッジ駆動回路は、直 接にステップモータに直結させることができ、本用途に適していることが判った 。駆動(回路は、これもSGS社から名称L6506で販売される電流コントロ ーラと共に使用される。駆動回路は電流コントローラと共にステップモータ58 のための定電流I 駆動部を形成し、要素194によってCPU186に直1  接インターフェースされる。
キャリジ組立体センサーは、クランプセンサー98、ホームセンサー94、及び 前記の本センサー92を含む。
これらのセンサーの出力は要素194で表されるように、CPU186に結合さ れる。
テープ位置決め要素はブロック202に示される。
テープ位置決めモータ204は、CPU186からの指令に応じていずれかの方 向に位置決め歯車109を駆動するように機能する従来型のステップモータであ る。モータコントロール206はテープ位置決めモータ204のための双極コン トロールであり、構造はコントロール200に似ている。テープ位置決めホーム センサー117の出力は、要素192が示すようにCPU186に結合される。
テープ送り機構に関連する要素は、ブロック208に示される。テープ送りロー ラ162を駆動するテープ送りモータ210は従来のステップモータである。コ ントロール200,206に似た構造のモータコントロール212は、CPU1 86がらの指令に応じて、モータ184及びテープ幅センサー180の出力は、 要素192によってCPU186に結合される。テープガイド枢動アーム154 を作動するソレノイド170は、要素214で表せられる従来のディスクリート ・トランジスター回路によって駆動される。ソレノイド170は、要素194に よって表されるように、CPU186からの指令に応じて作動する。
本製本装置の構成の説明を終わったところで、装置の作動を次に説明する。前記 したように、本製本装置の作動を制御するためのプログラムは、メモリー188 (図23)に格納されれる。そのようなプログラムのための詳細なソースコード は、例えば、歯数比、滑車などを含む製本装置の正確な機械的寸法によって異な るであろう。
フローチャート、タイミングダイアグラム及び図面を用いる、本製本装置の作動 の説明は、当業者が本発明を実施できるようにする目的上、特定のソースコード の開示よりも望ましい、と思われる。
図24A〜24Eは製本のだめの予備シーケンスを示す。図24Aは、キャリジ 組立体の前部及び後部クランプ46.44の説明図である。図示のクランプは非 較正位置において閉め合わせられて、キャリジ駆動モータ58はクランプを装置 の後部に向けて配置している。この位置では、キャリジ・ホームセンサー94も キャリジ・クランプセンサー98も作動されない。
先ずモータ58が図24Bに示すように、送りねじ60を前方に駆動し、ねじは 前部クランプ46を前方に引っ張る。後部クランプ44はキャリジバネ70によ って前部クランプと共に引っ張られる。後部クランプ上の止め部材73がボス7 1に接触するまで、後部クランプは前部クランプに追従し続ける。この時点で、 帯板100がクランプセンサー98を作動させる。
モータ58は、図24cに示すように、前部クランプ46を前方に駆動し続ける 。後部クランプ44は、部材73がボス71に接触しているので、前進しない。
前部クランプ46は、前部クランプに担持される帯板96によってキャリジ・ホ ームセンサー94が作動されるまで前進し続けて、バネ70を伸長する。前部及 び後部クランプ46.44はこれでホーム位置にある。
モータ58は、キャリジ・ホーム位置から所定のステップ数だけ前部クランプ4 6を駆動しつづけて、最後に前部及び後部クランプは図24Dに示すように最大 距離に離れる。その時、キャリジ組立体は広く開いた位置にあり、最大厚さの本 を受承する態勢にある。前部クランプが図24Cのキャリジ・ホーム位置から広 く開いた位置に進行する時、キャリジ・ホームセンサー94が動作し続けるのに 十分な幅を帯板96は有する。
キャリジが広く開いた位置にある時、装丁又は編集されるべき本36は二つのク ランプの間に配置され、低温プラテン104 (図5ンの上に載る。本は正しく そろえられ、本センサー92(図23)が動作する。
次に、駆動モータ58は逆方向に回転して、前部クランプ46を後方に、本36 に向けて駆動する。前部クランプが本36に接触する時、後部クランプ44は後 方に押される。図24Eに示すように、後部クランプ上の帯板100はクランプ センサー98を離れて、本が締めつけられていることを指示する。前部クランプ を広開放位置から締めつけ位置に進めるのに必要なモータ58のステップ数は装 丁すべき本の厚さを示す。この情報は格納されて、幅狭、中ぐらい、又は幅広の テープを挿入すべきか、決定するのに使用される。その他に、この情報は、後述 するように、テープ位置決め装置を制御するのに使用される。
本製本装置の作動の残りの説明は、フローチャート、タイミングダイヤグラムそ の他の図を参照しつつなされる。図25A、25Bは、厚さ約1/2 in ( 12,7mm)の本の、例示的な製本工程を通じて様々な機械的要素の位置を示 すタイミングダイヤグラムである。この工程は約20秒未満かかる。
再上位の波形216(図25A)は製本工程を通じての前部クランプ46の位置 を表す。上から二番目の波形218は製本工程中の後部クランプ44の位置を表 す。
次の波形220はキャリジ駆動モータ58の状態を表す。
テープ送りソレノイド170の状態は波形222によって表され、テープ送りモ ータ210の状態は波形224で表される。
テープ位置決め歯車109の位置は、センサー117によって決定される、ホー ム位置からの歯車の回転角度によって表される。この角度は波形226で表され る。回転プラテン114の水平か、垂直かの状態は波形228によって表される 。最後に、後部カムシュー91及び前部カムシュー82の位置はそれぞれ波形2 30.232で表される。
図25A及び25Bのタイミングダイヤグラムは、本製本装置の作動の、以下の 説明の中で、周期的に参照される。メモリー188に格納される主要プログラム のフローチャートは図26A〜26Dに示される。製本工程の初めは図26Aの エレメント234によって表される。
ブロック236に示されるように、初期化サブルーチンに先ず入る。
初期化サブルーチンは図27A及び27Bのフローダイヤクラムに示される。ブ ロック340は電力 人 を表す。ブロック342に示されるように、製本装置 の電子系の動作を確認するために、自己試験シーケンスが行われる。次に、様々 なステップモータが初期化、つまり正しい状態にされる。与熱プラテン112は まだ作動温度に達していないので、ブロック346に示されるように、前部ディ スプレー33にメツセージrHEATING(加熱)」が示される。
次に、エレメント348によって表されるように、3個の34a、34b、34 cの状態が検査される。3個全部のボタンが同時に押されるならば、システムは ブロック350によって示されるように、診断モードに入る。診断モードは本発 明の部分を形成しないので、説明しない。
自己試験が必要ないと仮定すると、プログラムはエレメント352に示す、テー プ放出 サブルーチンに入る。
後述するこのサブルーチンは予防策であり、以前の製本工程からテープ送りバー 110の中に存在するかもしれない装丁テープを除去するように機能する。
ソレノイド170はそこで電気が切られて、テープガイド組立体152を送りロ ーラ162から枢動させて、ブロック354に示すように非係合位置に入れる。
これで、閉鎖タブ158C(図13)が時期尚早のテープ送りを防ぐことができ る。次にテープ位置決め歯車109は、ブロック356に示されるように、セン サー117を用いてホーム位置に設定される。この位置において、テープ送りバ ー110は与熱プラテンから離れている(図5)ので、送りバーは冷たいままで 、テープ送り中にテープ接着剤を溶解しようとしない。
図27Bを参照して、与熱プラテン112が作動温度に達したかどうかの決定が なされる。エレメント362によって示されるように、プラテンがその温度にな るまで、シーケンスは遊休モードに入る。次にブロック364に示されるように 、キャリジ組立体は図24Cに示すホーム位置に置かれる。次にキャリジ組立体 は、ブロック366により、図24Dに示す広開位置に駆動される。そこでエレ メント368によって示されるように、帯板100をセンサーの穴に配設して、 クランプセンサー98が動作状態にあるかの決定がなされる。後部クランプは広 間位置において、ボス71に衝接しているべきなので、センサーは動作状態にあ る筈であり、もしも動作状態になければ、ブロック372に示されるように、エ ラー(誤り)メツセージが出る。初期化サブルーチンはここで完了して、シーケ ンスは図26Aのエレメント238における主プログラムに戻る。
次に、ディスプレーはブロック240に示されるように、rREADY (用意 )」メツセージを示す。そこでrEDIT(編集)」ボタン34b、rBIND  (製本)」ボタン34a及びrOPEN(開放)」ボタン34cを周期的に検 査して、エレメント242.244.246に示されるように、作業者がどれか のボタンを押したかどうかを決定する。
作業者は製本を欲していると仮定して、作業者は先ず製本すべき本36を前部及 び後部クランプの間に配置して、本がぴったりそろった位置にあることを確かめ る。
この段階は、図25Aのタイミング・ダイヤグラムにおいて時点1=0で表され る製本シーケンスである。
図11で判るように、本36は最初、低温プラテン104上に載る。次に作業者 はrB I NDJボタン34aを押すが、これは図26Aのフローチャートの エレメント244に示されるように検べられる。そこで本はフローチャートのブ ロック250で表されるように、締めつけられる。
図25Aのタイミングプログラムの波形220によって表されるように、キャリ ジ駆動モータ58を逆方向に駆動させることにより、締めつけが実行される。厚 さ約]/2 in (12,7mm)の本では、タイミングダイヤグラムの波形 216は、前部クランプが本に係合するまで、約1 1/2in (38,1m m)後方に、開放位置から駆動されることを指示している。波形218によって 示されるように、後部クランプはホーム位置から僅かに動いて、図24Eに図解 され、図11に点線で示されるように、クランプセンサー98の状態を変えさせ る。そこで、駆動モータ58は、波形220が示すように電気を切られる。
前述のように、前部クランプが基準位置(この場合、広間位rIl)から締めつ け位置まで進行する必要のある距離は本36の厚さを表す。本の厚さを表す値は 、図26Aのフローチャートのブロック252によって表されるように、計算さ れ、格納される。
基準位置は、最後に装丁された本の厚さによって決まることに注目すべきである 。例えば、以前の本が狭いテープを要求していた場合、次の装丁における基準位 置は挟間位置であろう。同様に、前の本が中ぐらいのテープを要求した場合は、 基準位置は申開位置であろう。
エレメント254によって表されるように、ここで本センサー92が検査されて 、本が挿入されているか、そして、もしも挿入されているならば、正しく挿入さ れているかを決定する。本センサーが本を感知しないと仮定して、ブロック26 8は、キャリジ組立体を開くことを示す。そこで、ブロック270.272に示 されるように、約2〜3秒間、rJ UST I FY (そろえよ)」メツセ ージがディスプレーされる。次に、エレメント238.240に示されるように 、シーケンスはrREADY (用意)」メツセージをディスプレーさせる。
本が正しく配置されている(エレメント254)とすると、図26Bのエレメン ト280は、テープ始動サブルーチンに入ることを示す。このサブルーチンは装 丁テープ32の装填を実行する。
テープ始動サブルーチンは図30のフローチャートに図解される。先ず、内方及 び外方テープセンサー182.184並びにテープ幅センサー180を検査する ことによりテープがテープ送りバー111の中に存在するかの決定がなされる。
後述されるように、以前の製本工程中に、テープが挿入された可能性がある。
もしも3個のセンサーのどれかがテープの存在を検知すれば、テープが正しく挿 入されているかの決定がなされる。内方センサー182がテープの存在を検知し 、外方センサー184が検知しなければ、異常が発生している。エレメント45 0で示されるように、そのような異常が発生しているか、決定がなされ、もしも そうであれば、後述する、ブロック445で表されるテープ放出サブルーチンに 入ることによってテープのイジェクト(放出)を試みる。
異常が発生しなかったと仮定して、装填されたテープの幅が装丁する本に対して 正しいかの決定がなされる(エレメント452)。これは、いま決定したテープ 幅を、前の製本工程中に格納されたテープ幅の値と比較することによってなされ る。テープ幅が正しくない場合、テープ放出サブルーチンを実行する。
テープ幅が正しいと仮定して、エレメント454に示されるように、内方及び外 方センサー共にテープの存在を検知するかの決定がなされる。もしも両方のセン サー共テープを検知するならば、テープはいま正しく装填されている。よって、 テープ送りは必要なく、シーケンスはエレメント456に示すように、主プグラ ムに戻る。
もしも両方のセンサー共がテープの存在を感知しないならば(エレメント454 )テープを正しく装填しようと試み、それが不可能ならば、後述するように、テ ープの放出を試みる。
3個のセンサーのどれもがテープの存在を検知しないと仮定して、ディスプレー は、本の測定厚さに基づき、Xを「N」 (狭)、「M」 (中)又は「W」  (広)とした、rINSERT (X) TAPE (Xテープを挿入)」のメ ツセージを示す。この場合、I/2tn(12,7am)の厚さの本は幅狭のテ ープを指定するであろう。
メツセージがディスプレーされた後、テープ位置決め歯車109は、送られるべ きテープの幅に相当する位置まで回転する。幅狭テープでは図14に、幅広テー プでは図15に、図解されるように、機械に送られるテープの幅に相当する距離 に、テープ送りバー111がテープガイド158に隣接して隔置される。
図25Aのタイミングダイヤグラムは、波形226の点226(a)にある幅狭 テープ位置まで位置決め歯車109が回転することを示す。テープ位置決め歯車 109は前述のように、軸108を介してテープ送りバー110を駆動する。幅 狭テープはホーム位置から約20°の回転を必要とするのに対し、幅広テープは 回転を必要としないことに、注目されたい。
テープ位置決め歯車が(必要あれば)回転するのと同時に、テープ送りソレノイ ド170はブロック434によって表されるように作動する。ソレノイド170 の作動は、図14に示すように、枢動アーム154を下方のテープ駆動位置にま で枢動させる。よってアイドラーローラ160は送りローラ162に係合する。
図25Aタイミングダイヤグラムの曲線222は、点222(a)におけるソレ ノイドの作動を図解する。
作業者は次に、接着剤帯を上にして、装丁テープ32をテープ送り機構の中に挿 入するべく進む。この時点では、テープ送りモータ210は回転していない。そ こで、エレメント436(図30)により、外方テープセンサー184(図22 )とテープ幅センサー180が、挿入されたテープを検知するか、の決定がなさ れる。正しい幅のテープが適切に挿入されていると仮定して、センサー180. 184ガ共にテープを検知し、テープ送りシーケンスが進行する。しかし、テー プが感知されないならば、テープが挿入されていないか、幅が正しくないテープ が挿入されている可能性がある。
テープが検知されなければ、作業者がrOPEN(開)」ボタン34Cを押して 製本シーケンスを中断することを選んだ可能性がある。ボタンが押してなければ 、エレメント444.436に示すように、再びセンサーを検べる。作業者が「 OP E NJボタンを押していたならば、ブロック446が示すように、キャ リジ組立体は本を受け入れるべく開く。シーケンスはそこで主プログラム(図2 6A)に戻り、そこで作業者からのあらたな入力のために制御ボタンが監視され る。
正しい幅のテープが挿入されているならば、タイマーがONにされて、ブロック 438に示すように、テープ送りモータ210を運転できる最大時間を制限する 。次にプログラムはブロック440に示すように、最初の送り サブルーチンを 実行すべく進む。
最初の送り サブルーチンのフローチャートは図31に図解される。エレメント 458.460に示されるように、rPUSHIN TAPE (テープを押込 め)」メツセージがディスプレーされて、テープがアイドラーローラ160と送 りローラ162の間に把握されるように、テープを機械に押込むように作業者を 促す。
次に、外方テープセンサー184がテープの存在を感知し続けるかの決定がなさ れる。テープがもう検知されなければ、作業者がテープを引抜いている。エレメ ント462.472及び474に示されるように、テープがもう感知されなけれ ば、ディスプレーは空白となり、シーケンスは主プログラムに戻る。
テープがまだ存在すると仮定して、テープ送りモータに関連するタイマーを検べ て、時間切れかどうか決定する。タイマーが時間切れで、作業者が所定時間より 長くかかってテープを部分的にしか挿入していないならば、エレメント464. 472、及び474に示すように、シーケンスは実行を止めて主プログラムに戻 る。
テープが正しく挿入されているならば、テープ送りモータ210は、ブロック4 66に示すように、1ステツプだけ進む。モータは、テープをゆっくり把握して 作業者の手からテープを引抜くように、このように駆動される。製本工程におけ るこの段階は、図25Aタイミングプログラムのテープモータ送り波形224の 点224(a)において図解される。
テープ送りモータ210が1ステツプを終わるごとに、内方テープセンサー18 2によって検知されるほど十分な距離にテープが機械に挿入されたかを決定する ために、内方テープセンサー182及び外方テープセンサー184を検べる。エ レメント468に示すように、両方のセンサー182.184が共にテープを検 知するまで、テープ送りモータは1ステツプの前進を続ける。
いったん、両方のセンサー182.184がテープを検知すると、テープ送りモ ータはブロック470に示すように、20ステップ進行し、それにより、内方テ ープセンサー182を動作させるのに十分なだけテープが挿入されていることを 保証する。次にシーケンスは図30の5tart tape (テープ始動)サ ブルーチンに戻る。
図30に戻って、ブロック442は、テープ送りモータが運転される時間を制限 するタイマー(ブロック438)が停止したことを示す。エレメント443に示 すように、内方テープセンサー182がテープの存在を検知したかの決定がこの 時、なされる。最初の送り サブルーチンがうまくいったならば、3個すべての センサーはテープの存在を検知する。
異常が生じていなければ、内方センサーが作動される。
もしも作動されなければ、ブロック445に示されるように、テープ放出サブル ーチンに入る。
異常が生じていないと仮定すると、シーケンスはエレメント428に戻る。セン サー全てがテープから外れてはいないので、シーケンスはエレメント430に進 む。この時点で、内方センサー182は、外方センサー184と同じくテープを 検知している。従って、次に、エレメント452に示されるように、正しい幅の テープが装填されているかの決定がなされる。幅が正しければ、外方センサー1 84とテープ幅センサー180は共にテープを検知する。次に、エレメント45 4に示すように、内方および外方テープセンサーがテープを検知するかの決定が なされる。もしも両方共テープを検知するならば、このテープ装填の段階におい てテープは正しい位置にあり、テープ始動サブルーチンは完了する。次にシーケ ンスはエレメント456に示されるように、主プログラムに戻る。両方のセンサ ーともテープを検知しなければ、異常が生じており、最初の送り・サブルーチン (ブロック440)が反復される。
再び図26Bの主プログラムに戻って、ブロック282に示されるように、「製 本」メツセージがディスプレーされて、製本シーケンスが始まっていることを指 示する。そこでブロック284に示されるように、最終送り・サブルーチンに入 る。図32に図解される、最終送り サブルーチンはテープ送りシーケンスを完 了させる。
最終送り・サブルーチンのエレメント476.478に示されるように、ここで テープ送りモータ210の速度が上げられて、テープの残りは急速に製本装置に 送り込まれる。テープ送り速度の変化は図25Aの波形224の点224(b) に図解される。速度は、より早くモータをステップ運動させて、上げられる。
ブロック480に示されるように、テープ送りカウンターはゼロに設定される。
ブロック484に示されるように、モータの各ステップ毎にテープ送りカウンタ ーは1だけ増数される。このカウンターの目的は、テープ送りモータが高速での 運転を許される時間長を制限することである。この特性は、例えば、部分的に挿 入されたテープが機械の中でつかえている場合、モータを最終的に低速に戻すで あろう。低速においては、モータのトルクが大きいので、つかえたテープのよう な外力によって制御不能にされることが少なくなる。増したトルクはまたモータ がつかえたテープを容易に解放できるようにする。
次に、テープの端が外方テープセンサー184を過ぎるまで送られたかの決定が なされる。テープがまだこの点まで送られていないと仮定すると、外方センサー 184はテープを検知し続ける。そこで、エレメント486.492に示される ように、最高カウント数に達したかを決定するために、テープ送りカウンターを 検べる。
最高カウント数に達していないと仮定すると、シーケンスはブロック482に戻 り、モータは早い速度でもう1ステップ進む。テープの端がセンサー184を過 ぎて、センサー184がもうテープを感知しなくなるまで、このシーケンスは続 く。この時点で、テープの端はセンサー184の直ぐ左の一定位置(図22)に ある。テープの端が本の端のライン178に一致するまでテープをさらに進める 必要がある。ブロック488に示すように、テープの端がライン178にて静止 するまで、テープは一定距離、約1 in (25,4mm)駆動されて、モー タは減速される。図25の波形224の点224(C)は、テープが十分に送ら れた後、テープ送りモータへの電気が切られたことを示す。そこで、シーケンス は主プログラムに戻る。
なんらかの理由で、テープ送りカウンターの時間が切れている(エレメント49 2)と仮定すると、シーケンスはエレメント494に進んでいるであろう。これ は異常な状態である。テープ速度が高いかの決定がなされる。もしもそうであれ ば、ブロック496に示すように、テープ速度を「低」に設定して、シーケンス のブロック460に戻って、より遅い速度でテープを送る試みがなされる。もし も、テープが低速でうまく送られないならば、エレメント498.500は、r ERRORFEEI)ING (誤送り)」メツセージがディスプレーされて、 製本シーケンスが中断されることを示す。
もしもテープが正しく送られているならば、主プログラムの図26Bのブロック 285は、テープ送りソレノイド170への電気が切られることを示す。この作 用は、図25の波形222の点222(b)に図解され、シーケンスの残りの間 、閉鎖タブ158Cが追加テープの送込みを防止するようにする。
テープは、比較的長いテープ送りバーの溝113の中に送られるので、テープが 送りバーの溝の底に均等に着座しない可能性がある。テープが均等に着座するの を保証するために、図16に示すように、テープの外縁が後部カムシュー91に 接触するまで、テープ位置決め歯車109が回される。この作用は、テープが正 しく着座していないならば、テープ32を完全にテープ送りバー110の溝11 3の中に押し込む傾向にある。
ブロック286(図26B)に示すように、位置決め歯車は、テープを着座させ るように回転される。テープ32の縁をカムシュー91に接触させるのに必要な 位置決め歯車の回転量は、テープの幅の関数である。例え、幅狭のテープが使用 されている場合、幅広テープに比べて、より大きな回転が必要である。図25A の波形226の点226(b)は、幅狭テープでは位置決め歯車109が約10 0°回転することを示す。
位置決め歯車109が回転する時、外方カム支承部138(図16)はレバーア ーム136の下方表面136aに係合する。これは、回転プラテン114を水平 位置から垂直位置に回転させることになる。このプラテンの回転は、図25A  タイミングダイヤグラムの波形228の点228(a)に図解される。
次に、ブロック288に示されるように、テープと本の間に第一の封合を形成す る位置に、テープ位置決め歯車109が回転される。第一の封合は、本のうら表 紙36b(図16)に作られる。歯車の正確な位置は、本の測定幅と使用されて いるテープの厚みの関数である。
本の下縁から適正な距離において、テープがうら表紙36bに封合されるように 、二つの値に基づいて明快な計算がなされる。この目的は、製本シーケンスが完 了した時、等量のテープがおちて及びうら表紙を覆うようにすることである。
図16は、第一の封合を実施する位置にあるテープ送りバー110を鎖線で示す 。波形226の点226(C)はテープ送りバーを第一の封合位置に配置するの に必要なテープ位置決め歯車109の回転を示す。
次に、ブロック290(図26B)に示されるように、キャリジ組立体が第一の 封合位置にもってこられる。これは、キャリジ駆動モータ波形220の点220 (a)、前部クランプ波形216および後部クランプ波形218に示されるよう に、前部クランプ46及び後部クランプ44の両方を後方に駆動することによっ て、達成される。
本は、低温プラテン104から離れて、まだ垂直位置にある回転プラテン114 に向けて駆動される。
前部及び後部裏当てバー76.84は、前部及び後部クランプ6共に動く。後部 裏当てバーの後部カムシュー91は、結局、図17に示されるように、垂直の回 転プラテン114に接触して、プラテンの上に乗る。よって、波形230の点2 30(a)に示されるように、後部カムシュー91と裏当てバー84は、後部支 持アーム86を上方に枢動する。この段階で、テープ32の縁は、本36と垂直 回転プラテン114の間に配置される。本に対するテープの高さは、製本工程が 終わった時に本のおちて及びうら表紙の上に等量のテープが延在するように決め られる。
前部及び後部クランプ46.44は、プラテンが係合されて、圧力がプラテンに かけられるまで、本を後方に、回転プラテン114に向けて駆動し続ける。図7 に示されるように、圧力がかかってプラテンバネ134を少し伸長させる時、可 動プラテン組立体106は後方に偏向される。この後方への運動は、図17に鎖 線で示される。
キャリジ組立体はここで止まって、回転プラテンからの熱と圧力がテープに32 にかけられる。本36の下部は裏当てバー76に向かって少し撓む。バー76は 本のそれ以上の運動を防ぎ、第一の封合の間、本に支持を与える。
第一の封合の開始と同時に、位置決め歯車109は、ブロック292に示される ように回される。この回転は、テープ送りバーを与熱回転プラテン114から枢 動して離し、あとの製本シーケンス中にテープ装填を妨げるバーの加熱がされな い。位置決め歯車109の回転は、図25Aの点226(d)に図示される。本 があとで裏当てを外される時に、回転プラテンが垂直位置にとどまるように、位 置決め歯車は回転される。
ブロック294に示されるように、第一の封合は約1秒間で形成される。この時 間中に与えられる熱と圧力は、うら表紙36bとテープ基板32aの間に配設さ れる接着性の強い、感熱性接着剤帯に、結合を形成させるのに十分なものである 。
ブロック296に示されるように、第一の封合が形成されたあと、キャリジ組立 体は図18に示されるように、前方に引っ張られる。図25Aの波形220の点 220(b)に示されるように、キャリジ駆動モータを瞬間的に前方に駆動する ことによって、これが行われる。この段階ではは、装丁テープ32は専ら本によ って支持される。
シーケンスの次の段階において、背を形成する本の下縁36cに低粘性の中央接 着剤帯32cが接触するように、装丁テープが回転プラテン114によって本の 下に折り曲げられる。回転プラテン114が本の下を通過し得るためには、装丁 テープ32の厚みに見合うように先ずプラテンを少し引き下げることが必要であ る。
ブロック298に示されるように、テープ位置決め歯車109は、引き下げ位置 に行く。歯車はホーム位置に戻り、そしてホーム位置を少し過ぎるまで回転され て、内方カム支承部142(図7)がレバーアーム136の上部表面136bに 係合してプラテン組立体106を少し押し下げるようにする。この時点で、波形 228の点228(b)に示されるように、回転プラテンは水平位置に枢動され る。引下げ位置にある位置決め歯車109の位置は、図25Aの波形226の点 226 (e)に示される。
比較的薄い、約1 /16 i n (1,6mm)未満の厚さの本では、製本 シーケンスの残りを容易にするために、いくつかの予備的手順を実行することが 望ましい。従って、エレメント300に示されるように、本が薄いかの決定がな される。本が薄くないと仮定すると、ブロック310に示されるように、キャリ ジ組立体は後方へ、プラテン上方位置に駆動される。
図19Aは、キャリジがプラテン上方位置にある時のプラテン114.112に 対する本36の位置を示す。
本36は後方へ、プラテン114上方に運ばれ、プラテンの力が装丁テープ32 を本の背36cの下に折曲げて、本のうら表紙36bがプラテン114の表面1 14bの中心に配置される時に、テープの中央接着剤32cがプラテン上方位置 にある本の背36cに接触するようにする。
ブロック312に示されるように、ここで、テープ位置決め歯車109は、波形 226の点226 (f)に示されるように、引下げ位置からホーム位置に回転 される。
モータ・コントローラ、つまりCPU 186は一度に1個のモータしか制御す ることができないので、テープ位置決め歯車が駆動される時、キャリジ駆動モー タ58は暫く停止する。この作用は、プラテン114が本36に僅かに上向きの 力をかけるようにする。次に、後述するように、本はさらに後方に、折曲げ位置 に向けて駆動される。この時点で、装丁テープ32に張力がかけられ、テープを 本の回りにぴったりと引き付ける。
ブロック314に示すように、本が折曲げ位置に達するまで、キャリジ組立体は 本36を後方に駆動し続ける。
図19Bに見られるように、本が折曲げ位置にある時、おもて表紙36aはプラ テン112の前面112Cの僅かに右に配置される。よって、おもて表紙は、回 転プラテン114の枢動軸線の僅かに右にくる。キャリジ組立 ・体を折曲げ位 置に置くのに要する作用は、キャリジ駆動モータ波形220の点220(C)に 図解される。
次に、テープ位置決め歯車109は、ブロック316に示されるように、ホーム 位置からプラテン回転位置に駆動される。これは、図25Aの波形226の点2 26(g) に示される。この作用は、回転プラテン114を、図20に示すよ うに水平位置から垂直位置に、枢動ピン122の回りに枢動させる。また、この 時点で、与熱プラテン112からの熱は装丁テープの中央接着剤帯32cを溶解 し始める。ブロック318に示すように、熱は、約7秒間かけられる。また、圧 力と熱の両方がかけられるように、2個のプラテンは本に対して上向きの圧力を 掛ける。
中央接着剤の溶解期間の初期段階中にプラテン114が回転する時、プラテンは 前部支持アーム78上の前部カムシュー82にぶつかる。これは、支持アーム7 8上の前部裏当てバー76をプラテンの経路から上方に枢動させて離す。波形2 28.232は、それぞれ、点228(c)及び232(a)において、プラテ ン114及び前部力ムシ二−82の運動を図解する。プラテン114の回転は、 装丁テープに2回目の折曲げを生じさせて、おもて表紙接着剤帯32bが本のお もて表紙36aに接触するようにする。
中央接着剤の7秒間の初期溶解期間が過ぎた時、キャリジ組立体が図20に鎖線 で示されるように僅かに前方に駆動されること、をブロック320は示す。これ は、図25Aの波形220の点220(d)に見られる。この運動は、本をプラ テン114の表面114aに押し付ける。キャリジ組立体の前部クランプ46は 、前方に駆動され続けるが、後部クランプ44は、本36によって、それ以上の 運動が拘束される。前部クランプ46の継続運動は、キャリジバネ70(図6) を少し伸長させて、プラテン114が装丁テープの縁に熱と圧力をかけるように する。
後部裏当てバー84は、第二の封合が形成される時、本に支持を与える。この位 置では、前部クランプ46はもう本に係合していなくて、本は、プラテン組立体 によって、テープの厚さに相当する距離だけ上方に自由に押される。よって、本 は、後述するように、低温プラテン104に戻されるために正しい垂直位置にあ る。
図26Dのブロック322に示されるように、第二の封合を完全に形成するため に、熱と圧力が約1秒間かけられる。次に、ブロック323と波形220の点2 20(e)に示されるように、キャリジ組立体は、「封合から後退」位置におか れる。これは、組立体を短い距離だけ後方に駆動して、図21に示すように、前 部及び後部クランプ40.44に再び本36を把握させることによって、実施さ れる。次に、テープ位置決め歯車109は、ブロック324及び波形226の点 226(h)に示されるように、ホーム位置に駆動されて戻る。これにより、回 転プラテン114は水平位置に枢動されて、与熱プラテン112によって再加熱 されることになる。プラテン114が回転する時、前部裏当てバーは、重力によ って、自由落下する。この過程中、中央接着剤32cはプラテン112によって 加熱され続ける。ブロック325は、中央接着剤の加熱がさらに5秒間続くこと を示す。
製本シーケンスのこの時点において、次回の製本シーケンスに使用する装丁テー プの装填を開始することが可能である。ブロック326に示されるように、ソレ ノイド326に通電されて、テープガイド158(図14)をテープ送りのため の係合位置に枢動させる。
そこで、ディスプレー33は、ブロック327に示されるように、rlnse+ l Txpe For Next Bind (次の製本のためのテープ挿入) 」メツセージを表示し、作業者にテープを挿入するように促す。そこで、ブロッ ク328に示されるように、テープ位置決め歯車は、現在使用中のテープの幅に 基づいて、幅狭、中くらい、または幅広位置に行く。そこで、前述のように、テ ープ送りバー110とテープガイド158は、送られるテープの幅に相当するテ ープ送り経路を画成する。
エレメント329に示されるように、タイマーが時間切れかどうか決定がなされ る。作業者が次回の製本のためのテープを送らないことを選択するならば、現在 の製本シーケンスが継続する。時間が切れる前にテープが手で挿入されているな らば、外方テープセンサー180またはテープ幅センサー180のいずれかがテ ープの存在を感知するかの決定がなされる。もしもテープが感知されるならば、 ブロック331に示されるように、最初の送り(図31)サブルーチンに入る。
あとの製本シーケンスの間に、テープは完全に送られる。テープが挿入されてい ないと仮定するか、最初の送り・サブルーチンが完了していると仮定すると、シ ーケンスはブロック332に進む。このシーケンスの残りは後述する。
図26cのエレメント300に戻って、本が薄いと決定されたならば、キャリジ をプラテン上方位置に駆動(ブロック310)する前に、幾つかの予備的な手順 が実行される。極く薄い本は、第二の封合が形成される時、本にかかる上向き力 によって垂直方向に撓む傾向があることが判っている。第二の封合の形成の前に 、比較的厚い中央接着剤帯32aが溶解されるならば、この傾向は除去される。
より厚い本は上向き力に耐えるだけの剛性を有するから、余分の手順は不要であ る。
本が薄いと仮定すると、ブロック302に示されるように、キャリジ組立体は、 「折曲げのために溶解」位置に駆動される。(シーケンスのこの部分は図25A 及び25Bの波形に図示されない)。テープ位置決め歯車109は引下げ位置に あり、キャリジ組立体は前方に駆動されて、図19cに図解されるように、回転 プラテンを装丁テープ32に係合させる。この位置において、うら表紙36bは ほぼ回転プラテンの表面114Cに整合する。
ブロック304.306に示されるように、引下げ位置からホーム位置にテープ 位置決め歯車が持ってこられて、プラテン114は装丁テープ32に力をかける ように僅かに上がる。そこで、熱と圧力が約2秒間かけられて、第一の封合が作 られる領域において、中央接着剤32cが溶解される。そこで、テープ位置決め 歯車は、ブロック308に示されるように、引下げ位置に戻されて、加えられた 力を除く。次に、シーケンスはブロック310に戻り、そこで残りの製本段階が 、より厚い本と同じようにして、実行される。
図26Dに戻って、第二の封合が形成されたあと、キャリジ組立体は、ブロック 332及び波形220の点220fに示されるように、ホーム位置に戻される。
この点に先立って、本を形成する紙の縁を、溶解した接着剤が完全に湿らせるこ とを保証するために、プラテン112は中央接着剤32cに熱を加え続ける。図 21に鎖線で示されるように、ホーム位置にある時、本は、前部及び後部クラン プ46.44によって水平方向に前方に、完成水が低温プラテン104の上方に 配置されるまで、移動させられる。キャリジ組立体がホーム位置に駆動される時 、前部及び後部クランプ46.44は本を放す。
次に、キャリジクランプは、ブロック333に示されるように、いま装丁したば かりの本の厚さに応じて、幅狭、中くらい、又は幅広位置のいずれかに開かれる 。薄い本を装丁する時は、前部及び後部クランプ44.46は、狭く開いた位置 にある本に、より強い支持を与える。
クランプが広く開いた位置から、薄い本のための締付は位置に進行するのに著し く時間がかかるので、この特性は同じ厚さの大量の本の製本工程を早めることに もなる。
製本すべき次の本がいま製本した本よりも厚い場合、作業者は0PEN (開) ボタン34cを押すことができる。図26Aの主プログラム・フローチャートの ブロック246.246で判るように、これは、キャリジ組立体を広く開いた位 置(図24D)に行かせる。最後に、ブロック334.335、及び336に示 されるように、rFINl、5HED(終了)」メツセージが2秒間ディスプレ ーされる。これで、製本シーケンスは完了する。プログラムは、そこで図26A のシーケンスのrREADY (用意)」状態(ブロック240)に戻る。
前に製本した本を、紙を追加又は削除することにより、編集することが可能であ る。勿論、既に製本された本に追加できる紙の数には限界がある。図26Aのフ ローチャートを参照して、図26Aの主プログラム・フローチャートのブロック 242.244、及び246で表されるように、制御ボタンが順々に走査される 。
前に製本した本を編集する時は、本を前部及び後部クランプの間に置いて、きち んとそろえる。本を受け入れるほど十分にクランプが開いていなければ、作業者 は0PEN (開)ボタンを押すことができ、キャリジ組立体はブロック248 に示されるように、広く開いた位置に行く。
編集すべき本がクランプの間に置かれたならば、作業者はEDIT(編集)ボタ ン34bを押す。普通の製本と同じやり方で(図24A−E)、本が締めつけら れて、本の厚さが測定される。本センサー92が本を感知しなければ(ブロック 260)、ブロック268.270及び272に示されるように、キャリジは広 く開いた位置に駆動され、rJ UST I FY (そろえよ)」メツセージ が約2〜3秒間ディスプレーされる。
本が正しく配置されていたと仮定して、テープ送りバーに存在するかも知れない テープを除去する目的で、テープ放出サブルーチンに入る。後述するこのサブル ーチンはブロック262に表される。
さらに、テープが機械の中に存在しないと仮定して、閉鎖タブ158cがテープ 送りを防ぐ位ra(図10)に来るように、テープ送り機構のソレノイド170 の電気を切る(ブロック264)。そこで、ブロック266に示されるように、 編集サイクル・サブルーチンに入る。
編集サイクル−サブルーチンのフローチャートは図29に図解される。エレメン ト402.404に示されるように、rEDIT PREP (編集 用意)」 メツセージが先ずディスプレーされる。これは、予備的編集手順を開始すべこと を示す。ブロック406に示されるように、テープ位置決め歯車109は引下げ 位置に駆動され、それにより、製本された本が載っている低温プラテン104の 少し下方の位置までプラテン組立体が下げられる。回転プラテン114は水平位 置にある。次に、ブロック408に示されるように、キャリジは図19Bに図解 される折曲げ位置に持ってこられる。前部及び後部クランプ46.44は後方に 動き、製本された本を低温プラテン104から与熱プラテン112に転送する。
次に、ブロック410に示されるように、テープ位置決め歯車109はホーム位 置に駆動されて、プラテン112は本に上向き力を及ぼすことになる。そこで、 中央接着剤帯32cが再溶解できるように、7秒間の休止(ブロック412)が ある。次に、キャリジ組立体はホーム位置に戻されて(ブロック414)、本は 低温プラテン104に戻る。
次に、ブロック418に示されるように、キャリジは、編集すべき本の厚さに応 じて、幅狭、中くらい、又は幅広位置まで開かれる。そこで、ブロック420に 示されるように、rEDITNOW(いま編集せよ)」メツセージがディスプレ ーされる。ブロック422に示されるように、このメツセージは約2秒間ディス プレーされ、シーケンスは、主プログラムに戻る。(なぜ2個のディスプレー・ ブロックが?)この時点で、中央接着剤32cは溶解する。おちて及びうら表紙 の封合には影響がない。そこで、作業者は、紙をつまんで本から引き離すことに より1枚以上の紙を本から取り出す。紙を所要の箇所に入れて、紙の縁を、溶解 した中央接着剤の中に押込むことにより、1枚以上の紙を加えることができる。
下記のように、追加した紙は全て装丁されなければならない。
主プログラム(図26A)において、制御ボタンの状態が再び監視される。編集 サイクルにおいて、1枚以上の紙が加えられいたならば、追加のページを装丁す るために、編集サイクルが繰返される。これは、本をキャリジの中に再配置し、 EDIT(編集)ボタンを2度目に押すことによって、実行される。
主プログラムに使用されるテープ放出サブルーチン(図26A1ブロック262 )、テープ始動サブルーチン(E30、ブロック445)及び初期化サブルーチ ン(図27A1ブロック352)は、製本装置内に存在するかも知れないテープ を除去するように機能する。テープ放出サブルーチン・フローチャートは図28 に示される。エレメント376.378に示されるように、外方テープセンサー 184(図22)又はテープ幅センサー180が送りバー110の中のテープの 存在を検知するかの決定が先ずなされる。いずれのセンサーも動作していなけれ ば、内方テープセンサー182がテープを感知しているかの決定がなされる(エ レメント394)。ここでテープが感知されなければ、テープは存在しないので あって、エレメント400に示されるように、シーケンスはサブルーチンを要求 するプログラムに戻る。
センサー180.184の片方又は両方がテープを感知すると仮定して、テープ 送り機構ソレノイド170(図10)が通電される。テープ駆動モードにある時 、アイドラーローラ160は送りローラ162に係合する。
送りローラ162を逆方向に駆動するように、テープ送りモータ210が回され る。テープがローラ160及び1.62の間に挾まれていたならば、テープは逆 方向に約3in (7,62cm)駆動される。以下に述べるように、これはテ ープの端を、開口部150を通して装置の外に突き出させて、テープを手で取り 除けるようにする。
次に、内方センサー182がテープを感知するかの決定がなされる(ブロック3 84)。テープが感知されるならば、エレメント386によって示されるように 、外方テープセンサー184とテープ幅センサー180の両方がテープの存在を 検知できないかの決定がなされる。
どちらかのセンサーがテープを検知するならば、テープの端は製本装置から突き 出ている筈であり、手で取り出すことができる。ブロック388に示されるよう に、テープ送りソレノイド170は電気を切られて、ローラ160.162はテ ープを放す。
ブロック390に示されるように、rREMOVETAPE (テープを取り出 せ)」メツセージがここでディスプレーされる。テープが手で除去されたあとは 、どのテープセンサーもテープの存在を検知しない。次に、エレメント392. 400に示されるように、シーケンスは、呼出しプログラムに戻る。内方テープ センサーがテープの存在を検知せず(エレメント384)、また外方テープセン サーかテープ幅センサーのどちらかがテープを検知しない(エレメント378) 場合にも、テープを手で取り除くことができる。
内方センサー182がテープを検知(エレメント384)するけれども、外方セ ンサー184もテープ幅センサー180もテープを検知しない(エレメント38 6)場合には、異常が生じている。テープの右端がセンサー180.184の左 にまでずっと寄っているので(図22)、テープ送り駆動を逆にしてテープを除 去しようとの試みは、テープの詰まりを生ずる恐れがある。その場合、テープを 自動的に放出する試みはなされない。ブロック396.398に示されるように 、rERROREJECTING TAPE(テープ放出 誤り)」メツセージ がディスプレーされ、シーケンスは終わる。テープを手で除去する必要がある。
可動プラテン組立体106を、図9Bの鎖線に図解されるように、テープ送りバ ーから枢動させて離すことができるので、これは容易である。
以上、製本装置の望ましい実施例が開示された。望ましい実施例は、ある程度、 詳しく開示されたけれども、添付の請求の範囲に定義される本発明の精神と範囲 から逸脱することなく、当業者が変更を加えることができる。
日G、 25A (FIG、 26A 1 (FIG、26B) 国際調査報告

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.接着剤を塗った撓み自在のテープ基板を含む装丁テープを用いて、該テープ が、重なりの第一と第二の表紙に結合され、該重なりの縁に係合して背を形成す る、重なりの形に配置される複数の紙を製本する装置であって: 該紙の重なりを支持するための重なり支持装置;該重なりに対してテープを配置 するためのテープ位置決め装置; 該重なりにテープを張り付けるためのプラテン装置;先ず、該装丁テープを該第 一の表紙に、圧力をかけて封合し、該第一の表紙の封合は該第一の表紙の全長に 沿ってほぼ同時になされ、次に、該装丁テープを該第二の表紙に、圧力をかけて 封合し、該第二の表紙の封合も該第二の表紙の全長に沿ってほぼ同時になされる ように、該重なり支持装置と該プラテン装置の相対的位置を制御するための制御 装置; を含む装置。
  2. 2.第一の縁に沿ってテープを支持して、該第一の縁の反対側の第二の縁にあっ て該第一の表紙の封合を形成するテープ接着剤が該プラテン装置に露出されるよ うにする、テープ支持部材を該テープ位置決め装置が含んでいる、請求項1の装 置。
  3. 3.該テープ位置決め装置は、テープ装填位置と、テープが該第一の表紙に隣接 して配置される第一の表紙封合位置との間で移動自在であり、該制御装置はさら に該テープ位置決め装置を制御して、該テープ位置決め装置が該第一の表紙封合 位置にある時、該第一の表紙に対するテープの位置が該重なりの厚さの関数にな るようにする、請求項2の装置。
  4. 4.該テープ位置決め装置が該テープ装填位置にある時、該テープ位置決め装置 にテープを装填するためのテープ装填装置をさらに含む、請求項3の装置。
  5. 5.該テープ装填位置にある時、該テープ位置決め装置にテープを手で挿入する ことができ、該テープ装填装置は、手で挿入されたテープを十分に装填するため のテープ駆動装置を含む、請求項4の装置。
  6. 6.該テープ駆動装置は、テープ駆動モータと、テープに係合するように該テー プ駆動モータによって駆動される第一のテープ係合装置とを含み、該テープ装填 装置は、該テープ位置決め装置内に存在するテープを感知するためのテープセン サー装置を含み、該制御装置はさらに、該テープセンサー装置に応答して該テー プ駆動装置を制御する、請求項5の装置。
  7. 7.該テープ駆動装置は、テープが手で部分的に装填された時に、テープの第二 の縁に接触するテープガイド部材を含み、該テープ位置決め装置が該テープ装填 位置にある時に、該テープガイド部材は該支持部材に対向して配設され、該テー プガイド部材と該テープ支持部材とは、テープが手で該テープ位置決め装置に挿 入される時にたどるテープ送り経路を画成している、請求項6の装置。
  8. 8.該テープは、異なる厚さの重なりを装丁するための少なくとも二つの異なる 所定のテープ幅を有し、装丁すべき重なりの厚さに従って該所定テープ幅の一つ を画成するように、該制御装置が該テープ支持部材を該テープガイド部材に対し て配置する、請求項7の装置。
  9. 9.該テープに係合するための、該テープガイド部材上に取付けられる第二のテ ープ係合装置と、該テープガイド部材が該テープ送り経路の部分を画成し、該第 二のテープ係合装置が送られるテープに接触する係合位置と該第二のテープ係合 装置が該テープ送り経路から移動する非係合位置との間で該テープガイド部材を 動かすための作動装置と、を該テープ電動装置が含んでいる、請求項8の装置。
  10. 10.該テープガイド部材が該非係合位置にある時に該テープ送り経路を横切っ て配設され、それにより、テープが手で挿入されるのを防止するタブ部材を該テ ープガイド部材が含む、請求項9の装置。
  11. 11.該第一及び第二のテープ係合装置の少なくとも一つは弾性ローラを含む、 請求項10の装置。
  12. 12.該テープ送り経路は第一及び第二の経路端を含み、該テープは該第一の経 路端において手で挿入され、該第一及び第二のテープ係合装置は、該テープ送り 経路に沿って該第一の経路端から所定距離に配置されており、該テープセンサー 装置は、該第一及び第二のテープ係合装置と該第一の経路端との中間で該テープ 送り経路に沿って配設される第一のテープセンサーを含んでいる、請求項10の 装置。
  13. 13.該テープセンサー装置はさらに、該テープ送り経路に沿って配設される第 二のテープセンサーを含み、該第一及び第二のテープ係合装置は、該第一及び第 二のテープセンサーの中間にある、請求項12の装置。
  14. 14.該第一のテープセンサーは、手で挿入されたテープの存在を感知し、該第 一のテープセンサーに応答して、該制御装置は、該テープ装填装置が該テープ支 持部材の中にテープを第一の装填速度で装填するようにする、請求項13の装置 。
  15. 15.該第二のテープセンサーは、該テープ支持部材の中に装填されいるテープ を感知し、該第二のテープセンサーに応答して、該制御装置は、該テープ装填部 材が該テープ装填部材の中に、該第一の充填速度よりも早い第二の充填速度でテ ープを充填するようにする、請求項14の装置。
  16. 16.該第一のテープセンサーは、該テープ支持部材の中にテープがほぼ完全に 充填されていることを感知し、該第一のテープセンサーに応答して、該制御装置 は、該装填装置がテープ装填を完了するようにする、請求項15の装置。
  17. 17.該テープセンサー装置はさらに、該第一及び第二のテープ係合装置と該第 一の経路端との中間に、該テープ送り経路に沿って、第三のテープセンサーを含 み、該第一と第三のテープセンサーは該テープ送り経路の反対側に配置されてい る、請求項15の装置。
  18. 18.該制御装置に応答してメッセージをディスプレーするディスプレー装置を さらに含み、該第一及び第三のテープセンサーに応答して、正しくない幅のテー プが該テープ位置決め装置の中に手で挿入されていることを示すメッセージを、 該制御装置が該ディスプレー装置にディスプレーさせる、請求項16の装置。
  19. 19.該第一、第二及び第三のテープセンサーは光学センサーである、請求項1 8の装置。
  20. 20.該第一及び第二のテープセンサーは、該テープガイド部材に取付けられて いる、請求項18の装置。
  21. 21.該第三のセンサーは、該テープ支持部材に取付けられている、請求項20 の装置。
  22. 22.該重なり支持装置は、該重なりの第一の表紙に係合する第一のクランプ部 材と、該重なりの第二の表紙に係合する第二のクランプ部材とを含み、該第一の クランプ部材は該第二のクランプ部材に対して運動自在である、請求項1の装置 。
  23. 23.該第二の表紙封合が作られる時に第一の裏当て部材が該重なりを支持する 裏当て位置と、該裏当て位置から移動した移動位置との間で運動自在に取付けら れる第一の裏当て部材と;該第一の表紙封合が作られる時に第二の裏当て部材が 重なりを支持する裏当て位置と、該裏当て位置から移動した移動位置との間で運 動自在に取付けられる第二の裏当て部材と;を該支持部材が含む、請求項22の 装置。
  24. 24.該プラテン装置はまた、該第一及び第二の裏当て部材を該裏当て位置と移 動位置の間で移動させる装置でもある、請求項23の装置。
  25. 25.該第一及び第二の裏当て部材は、それぞれ該第一及び第二のクランプ部材 に取付けられる、請求項24の装置。
  26. 26.該裏当て部材は該クランプ部材に枢動自在に取付けられる、請求項25の 装置。
  27. 27.該プラテン装置に係合して、該裏当て部材を該裏当て位置から該移動位置 に動かすカム表面を該裏当て部材が含む、請求項26の装置。
  28. 28.該裏当て部材は、該移動位置から該係合位置まで、重力によって動く、請 求項27の装置。
  29. 29.該重なり支持装置は、該制御装置に応答して、重なり装荷位置と製本位置 の間で該重なりを動かすための装置でもあり、該重なりが装荷位置にある時に該 重なりの縁を支持する支持プラテンを含む、請求項24の装置。
  30. 30.該テープ位置決め装置は、テープ装填位置とテープが第一の表紙に隣接し て配置される第一の表紙封合位置との間で移動自在であり、該制御装置はさらに 該テープ位置決め装置を制御して、該テープ位置決め装置が該第一の表紙封合位 置にある時、該第一の表紙に対するテープの位置が重なりの厚さの関数になるよ うにする、請求項29の装置。
  31. 31.該重なり支持装置が、重なりを該重なり装荷位置から該製本位置に動かす ようにし、テープが該第一の表紙と該プラテン装置の中間にくるように、テープ の位置を該テープ装填位置から第一の表紙封合位置に移動させ、次に該重なり支 持装置が重なりをテープ及び該プラテン装置に押付けて第一の表紙封合を作るよ うにすることによって、該制御装置が該第一の表紙封合を作る、請求項30の装 置。
  32. 32.該重なり支持装置が重なりを該プラテン装置に対して動かして、該プラテ ン装置がテープを、重なりの縁を回って第二の表紙の上に、折曲げるようにし、 次に、該重なり支持装置が重なりをテープと該プラテン装置に押付けて、第二の 表紙封合を作るようにすることによって、該制御装置が該第一の表紙封合のあと に該第二の表紙封合を作る、請求項31の装置。
  33. 33.第一のプラテンと、表紙封合位置と折曲げ位置の間で該第一のプラテンに 対して移動自在である第二のプラテンと、を該プラテン装置が含む、請求項32 の装置。
  34. 34.該制御装置は該第二のプラテンを、該第一及び第二の表紙封合を作る時は 該表紙封合位置に、またテープを重なりの縁の回りに折曲げる時は該折曲げ位置 に、移動させる、請求項33の装置。
  35. 35.該制御装置は、該テープ位置決め装置を用いて、該表紙封合位置と該折曲 げ位置の間で該第二のプラテンが動くようにする、請求項34の装置。
  36. 36.第一の縁に沿ってテープを支持して、テープの第二の縁において第一の表 紙封合を形成するテープ接着剤が該プラテン装置に露出するようにするテープ支 持部材を、該テープ位置決め装置が含む、請求項35の装置。
  37. 37.該テープ位置決め装置は、テープ位置決め装置軸と、該テープ支持部材を 該テープ位置決め装置軸に結合する支持アームと、を含み、該テープ位置決め装 置は該テープ位置決め装置軸の回転により、該テープ装填位置から該第一の表紙 封合位置に動かされる、請求項36の装置。
  38. 38.該テープ支持部材は、該支持アームの長さに等しい半径を有する円弧を通 して動く、請求項37の装置。
  39. 39.該テープ接着剤は感熱接着剤であり、該第一のプラテンは与熱プラテンで ある、請求項38の装置。
  40. 40.該第一のプラテンは電気的に加熱され、該第二のプラテンは熱伝導により 、該第一のプラテンによって加熱される、請求項39の装置。
  41. 41.該第二のプラテンは、該第二のプラテンが該折曲げ位置にある時に該第一 のプラテンによって加熱される、請求項40の装置。
  42. 42.接着剤が塗られた撓み自在のテープ基板を含む装丁テープを用い、該テー プが、重なりの第一及び第二の表紙に結合され、背を形成するように重なりの縁 に係合する、重なりの形に配置される複数の紙を製本するための装置であって: 紙の重なりを支持するための重なり支持装置;重なりに対してテープを配置する ためのテープ位置決め装置; 背を形成するように、テープを重なりに押付けるための第一のプラテン装置; 第一及び第二の表紙封合を形成するように、第一及び第二の表紙にテープを押付 けるための第二のプラテン装置; 背、第一の表紙封合、及び第二の表紙封合を形成するように、該重なり支持装置 、該テープ位置決め装置、並びに該第一及び第二のプラテン装置を制御するため の制御装置; を含む装置。
  43. 43.該重なり支持装置は、重なりの第一の表紙に係合するための第一のクラン プ部材と、重なりの第二の表紙に係合するための第二のクランプ部材と、を含み 、該第一のクランプ部材は該第二のクランプ部材に対して移動自在である、請求 項42の装置。
  44. 44.該第二の表紙封合が作られる時に第一の支持部材が重なりを支持する裏当 て位置と該裏当て位置から移動した移動位置との間で移動自在に取付けられる第 一の裏当て部材; 該第一の表紙対合が作られる時に第二の支持部材が重なりを支持する裏当て位置 と該裏当て位置から移動した移動位置との間で移動自在に取付けられる第二の裏 当て部材; を該支持装置が含む、請求項43の装置。
  45. 45.該プラテン装置は、該第一及び第二の裏当て部材を該裏当て位置と移動位 置の間で移動させるための装置でもある、請求項44の装置。
  46. 46.該第一及び第二の裏当て部材は、それぞれ該第一及び第二のクランプ部材 に取付けられる、請求項45の装置。
  47. 47.該裏当て部材は該クランプ部材に枢動自在に取付けられる、請求項46の 装置。
  48. 48.該第一のプラテン装置に係合して、該裏当て部材が該裏当て位置から該移 動位置に動くようにするカム表面を該裏当て部材が含む、請求項47の装置。
  49. 49.該裏当て部材は該移動位置から該係合位置に重力によって動く、請求項4 8の装置。
  50. 50.該支持装置は、該制御装置に応答して、重なり装荷位置と製本位置との間 で重なりを動かすための装置でもあり、重なりが装荷位置にある時に重なりの縁 を支持する支持プラテンを含む、請求項45の装置。
  51. 51.該テープ位置決め装置は、テープ装填位置とテープが第一の表紙に隣接す る第一の表紙封合位置との間で、移動自在であり、該制御装置はさらに該テープ 位置決め装置を制御して、該テープ位置決め装置が該第一の表紙封合位置にある 時、第一の表紙に対するテープの位置が重なりの厚さの関数であるようにする、 請求項50の装置。
  52. 52.該重なり支持装置は、該制御装置に応答して、重なり装荷位置と製本位置 の間で重なりを動かすための装置でもあり、重なりが装荷位置にある時、重なり の縁を支持する支持プラテンを含み、該制御装置は、該重なり支持装置を制御し て、背、第一の表紙封合、及び第二の表紙封合の形成のあと、本を該重なり装荷 位置に戻すようにする装置でもある、請求項42の装置。
  53. 53.該制御装置は、該重なり支持装置を制御して、背、第一の表紙封合、及び 第二の表紙封合の形成のあと、該支持プラテンの支持表面に重なりの縁が整合す るようにする、請求項52の装置。
  54. 54.該重なり支持装置は、重なりの第一の表紙に係合するための第一のクラン プ部材と、重なりの第二の表紙に係合するための第二のクランプ部材とを含み、 該第一のクランプ部材は該第二のクランプ部材に対して移動自在である、請求項 53の装置。
  55. 55.該制御装置はまた、該第一のプラテン装置を制御し、該第一及び第二のク ランプ部材が重なりを放すようにし、また該第一のプラテン装置が重なりを整合 位置に動かすようにすることによって、重なりの縁を該支持表面に整合させる、 請求項54の装置。
  56. 56.該制御装置は、該テープ位置決め装置、並びに該第一及び第二のプラテン 装置を駆動するための1個だけの駆動モータを含む、請求項42の装置。
  57. 57.第二のプラテン装置が該第一のプラテン装置に対して枢動ずるように取付 けられ、該制御装置は該1個の駆動モータによって駆動される位置決め歯車を含 み、該位置決め歯車は該テープ位置決め装置に結合され、該位置決め歯車は1対 の隔置されたカム支承部を含み、該制御装置はさらに該第二のプラテン装置に結 合されたレバーアームを含み、該レバーアームは該位置決め歯車のカム支承部に 係合するための1対のカム当たり面を含んでいて、該カム支承部の一つが該カム 当たり面の一つに係合する時、該第二のプラテン装置は該第一のプラテン装置に 対して枢動されることができ、該第一の表紙封合の形成のあと、該背の形成のま えに、該カム支承部の他方が該カム当たり面の他方に係合する時、該第二のプラ テンが引下げ位置に移動されるようになる、請求項56の装置。
  58. 58.接着剤を塗った撓み自在のテープ基板を用いる、重なりの形に配列された 複数の紙を製本する方法であって: 紙の重なりを支持すること; 実質的に平らなプラテンを用いて、重なりの第一の表紙に該テープを押付けるこ とによって、第一の表紙封合を形成すること; 該第一の表紙封合を形成したあと、重なりの縁の回りにテープを折曲げること; テープを折曲げた後、該プラテンを用いて、テープを重なりの第二の表紙に押付 けることにより、第二の表紙封合を形成すること; を含む方法。
  59. 59.該第一の表紙封合は第一の表紙の長さに沿ってほぼ同時に形成される、請 求項58の方法。
  60. 60.該第二の表紙封合は第二の表紙の長さに沿ってほぼ同時に形成される請求 項59の方法。
  61. 61.該テープを折曲げる段階は該プラテンを用いて実施される、請求項60の 方法。
  62. 62.該プラテンは表紙封合位置と折曲げ位置の間で移動自在であり、該第一及 び第二の表紙封合は、該プラテンを該表紙封合位置にして実施され、該テープを 折曲げる段階は、該プラテンを該折曲げ位置にして実施される、請求項61の方 法。
  63. 63.該第一及び第二の表紙封合を形成する段階と、該テープを折曲げる段階と は、プロセッサー・ユニットの制御の下で実施される、請求項62の方法。
  64. 64.該第一の表紙封合を形成する段階は、該プラテンに対向する第二の表紙に 隣接して第一の裏当てバーを配置することにより該本の運動を制限する段階を含 み、該第二の表紙封合を形成する段階は、該プラテンに対向す第一の表紙に隣接 して第二の裏当てバーを配置する段階を含む、請求項62の方法。
  65. 65.該第一の表紙封合を形成する段階は、該第一の表紙に隣接する位置から該 第二の裏当てバーを除去する段階を含み、該第二の表紙封合を形成する段階は、 該第二の表紙に隣接する位置から該第一の裏当てバーを除去する段階を含む、請 求項64の方法。
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