JPH04504683A - スライドの取り出し可能なプレス - Google Patents

スライドの取り出し可能なプレス

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JPH04504683A
JPH04504683A JP2506786A JP50678690A JPH04504683A JP H04504683 A JPH04504683 A JP H04504683A JP 2506786 A JP2506786 A JP 2506786A JP 50678690 A JP50678690 A JP 50678690A JP H04504683 A JPH04504683 A JP H04504683A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スライドの取り出し可能なプレス 産業上の利用分野 この発明は、一般的に、機樒的プレスに関し、さらに詳しくは、効率的で経済的 なスライド組立体の保守および修理のための設備を有する機械プレスに関するも のである。この発明の主要な特徴は、下部駆動プレスのフレームからスライドを 取り出すための改良手段にある。
従来の技術 機械プレスは寸法と能力が増大し続けているので、この種のプレスの要素も寸法 と重量の両方で増え続けており、今や、これらの要素の取り出しがめられる場合 には、余りにも大きくて扱い難く、多くの時間とエネルギーとを費やさなければ ならない。この様な大きなプレスの停止時間と、切替えの間の高額な給料のプレ ス工員の労働力にかかるコストの両方を減少させるために、当業者らは切替え方 法の単純化を長いことめている。
このための、代表的でかつ早期の改革は、この出願人に譲渡された、1963年 11月19日に発行されたバジル・ジョウゲッフの米国特許第3111100号 に示されている0名称が“ダイス交換の迅速なプレス(Quick Die C hange Press)”であるジョウゲッフの特許は、全産業界規模のジレ ンマを、プレスのダイスを迅速に、便利にそして素早い方法で交換可能とした機 械プレスを業者に提供することで解決した。
その改良の結果として、プレスの広い用途と効率が高まり、ダイスの交換に生じ る甚だしく高い労働コストが顕著に減少した。
機械プレスの分解に際し、実施しなければならない最も困難で時間を消費する作 業の一つは、保守や修理のためのスライド機構の取り出しである。典型的な二重 作用プレスには、2個のスライド機構、すなわち、インナスライドとアウタスラ イドすなわちブランクホルダがあり、これらのスライド機構は正常にはプレスの 支柱間から収り出せないような構造になっている。したがって、この取り出し作 業に関する労働コストは全く高くつき、そして、スライド機構の寸法と重量のた めに、作業員を大きな危険に曝さないように十分な用心が必要である。
従来の下部駆動プレスでは、プルロッドがクラウンの下方でスライドの上面に装 着された連結調節機構に直接連結されている。典型的には、クラウンは、かなり の大きさと重量があり、プレス室の床から必要な距離を置いて上方に配置されて いる。したがって、切替え手順を実施するためには、頭上クレーンの使用が必要 とされる。
そして、スライド機構をプレス支柱の間から簡単に取り出すことが出来ないので 、支柱の間からスライド機構を持ち出すためにも、クレーンが使用されなければ ならない、このようなスライド取り出し方法は大幅な停止時間とコストとを要し 、プレス室内に潜在的に多くの危険をもたらすものである。
さらに、従来の二重作用プレスでは、インナスライドがブランクホルダ内で案内 されるように設計されている。
したがって、スライドの取り出しには、最初にプルロッドの切り離し、次いで支 柱間からのスライドの持ち出しが必要である。従来のプレスでは、プルロッドと クロスヘッドがプレス支柱間内に配置され、インナスライドをブランクホルダ内 で案内する必要があるために、プルロッドとクロスヘッドが支柱の内側の実質的 な部分を占拠している。プレスは、従来では、プレスが組み立てられたスライド 機構を支柱間から取り出すことを許容するように構成されていなかった。
したがって、この発明の目的は、プレスフレームやスライド機構の分解を必要と することなく、スライドを支柱間から横断方向に取り出すことのできる機械プレ スを提供することである。
さらに、この発明の目的は、インナスライドとブランクホルダがプレス支柱上で 十分に調節できるジブによって独立して案内されることである。
さらに、下部駆動プレスの主フレームからスライドを取り出すための改良された 手段を提供することがこの発明の目的である。
なお、この発明の他の目的は、スライドを安全、迅速かつ効率的な方法で取り出 すことが出来る機械プレスを提供することである。
発明の開示 一般的に、この発明は、スライドが、保守や修理のために、その支柱間の空間か ら横断方向に移動させることのできる機械プレスを意図している。支柱が間隔を 置き、そこを通って組み立てられたスライド機構が移動するのを許容するプレス を提供することによって、保守と修理のやり方は、より安全にかつ効率的に達成 される。
スライドの取り出しのために十分な大きさの開口を提供するためには、プルロッ ドは実質的に中空支柱内の領域に配置される。そして、支柱内でプルロッドのス ライドに対する直接結合をやめるために、移動可能なりロスヘッドが、プルロッ ドの連結されているスライドの上方に提供される。クロスヘッドは、スライドの 上方に配置され、スライドに往復運動を与えるものである。スライドの上方で機 械プレスに移動可能なりロスヘッドを組み合わせることは、さらに、インナスラ イドとブランクホルダとがそれぞれのクロスヘッドに独立して連結されることを 許容する。クロスヘッドは支柱間の開口に橋渡されているので、スライドの連結 部は支柱間開口内の領域に配置され、その前部から後部にかけてより狭いスライ ドの構造を可能とし、かくして、前部と後部の支柱間の領域を通って取り出し可 能である。
図面の簡単な説明 発明の理解を容易にするために、添付図面は好適な実施例を例示している。この 発明の上述の目的および他の目的は、上記で要約された発明の特徴と同様に、添 付図面とともになされる、次の説明からより明らかになるだろう。
図1は、その支柱間から横断方向に取り出すことのできるスライド機構を示す、 この発明の機械プレスの斜視図である。
図2は、図1の線2−2にほぼ沿い、部分的に断面とされた図1のプレスの右側 部分の拡大前面図である。
図3は、図2の線3−3にほぼ沿った拡大平面図である。
図4は、図2の線4−4にほぼ沿う、拡大断面図である。
図5は、図2の線5−5にほぼ沿う、拡大断面図である。
図6は、プレスの要素から切り離されたスライドを有する機械プレスの斜視図で ある。
図7は、スライド機構の取り出し段階を示す図1と同様な機械プレスの斜視図で ある。
図8は、クロスヘッドの構造を示すために一部破断された部分を有する、図1と 同様な機械プレスの斜視図である。
図9は、図1のプレスの拡大前面図である。
図10は、その支柱間の開口を通して横断方向に取り出すことのできるスライド 機構を示す、トランスファーフィーダ型プレスの側面図である。
図11は、他の実施例を示す、図10のプレスの右側部分の側面図である。
実施例 発明の具体例が図示され、以下に詳細に説明されるけれども、種々の変形や代替 構造も許容されるべきである。
説明されている特定の形にこの発明を制限しようとする意図はなく、この発明の 精神と範囲に入る、全ての変形、代替構造および相当物品がカバーできることを 意図しているものである。
図について説明するに、先ず、図1において、4本の支柱を有する動力ブレス1 0が示され、プレスのプレスベッド20からクラウン22まで延びているそのう ちの3本が見られ、符号12.14および16で示されている。複数の支柱によ って案内されているのは、一般的な符号50で示されているインナスライド機構 であり、これは、操作の際に、工作品にダイスを接触させ、そこから離れるよう に、プレスベッドの方へあるいはそこから離れる方へと垂直に往復運動する。
プレス10は、好ましくはプレス室の床26の下に配置された、大きなモータと フライホイールの配列24によって駆動される。好適には、クラッチとブレーキ とを組み合わせた機構が、フライホイールの軸方向に装着され、スライド機構5 0の運動を拘束するために適用される。動力は、アウタスライド機構すなわちブ ランクホルダ52に、従来の技術において知られている方法で一対のクロスヘッ ド30および32に枢動可能に連結されている、一連のプルロッド28によって 供給される。好適には、従来の二重作用駆動手段のような駆動用組立体が、モー タやフライホイールによって開発された動力をスライド機構50および52に送 るために使用されるだろう。
図に示されるように、支柱12,14.16および18(図示されていない)は 、実際に、このように設計された中空の柱であり、プルロッド28がそこを通っ て延びることができる。この発明の主要な特徴の説明を続けると、支柱とプルロ ッドは、スライド機構50と52が。
インナスライドの一端のジブの移動とアウタスライドの4個のジブによって簡単 にプレスから移動させることができる開口を形成するように配置されている。支 柱12と14とは、そこを通って加工されるべき工作品がスライド機構の下のプ レス部に直接供給される前部プレス開口40を形成するように、間隔を置かれて いる。
同様に、支柱16および18(図示されていない)は、対応する後部開口42( 図示されていない)を形成するように間隔をおいて離れ、成形された工作品はこ こからプレスを退出し、それによって、プレスの工作領域が空となり、未加工の 工作品が同時に前部開口40から挿入されるのを許容する。自動供給機構を組み 合わせについては、この発明と同じ譲受人に譲渡された、ハイバーガーに対する 米国特許第4378592号に開示されており、プレス10はプレス群の同期ラ インに組み合わされ、それによって、業者に十分な自動化と連続化された生産工 程を提供している。
説明を続けると、支柱14と16、そして支柱12と18(図示されていない) とは、一致している側面開口44と46とを形成するために、離して置かれてい る。
各支柱は、開口の高さと幅(すなわち支柱間の間隔)の寸法が対応するスライド 機構50および52の高さと幅の寸法より大きくなるように間隔を置いており、 かくして、いずれかの開口44または46を通って横断方向への切り離されたス ライド機構の取り出しを可能とする。
スライド機構50および52の取り出しのさらなる簡略化のために、ガイドレー ル84の上を容易に動くことのできる従来の可動支持台80を利用する。なお、 図に見られるように、レール84はプレスベッド20からプレスの離れた外方に 延びている。
好ましくは、可動支持台80がスライド機構の大きさと重量に耐えることができ れば、スライド機構をいずれかの開口44または46を通して横断方向に移動す るための作業は作業員にとって最小の努力だけが必要となるだろう。この種の型 の典型的な可動支持台は、チャンドラカント K、シャーに対して与えられ、こ の発明と同一の譲受人に譲渡された1986年12月23日に発行された、米国 特許第4630536号に示されている。
この発明の他の特徴の説明を続けると、移動可能なりロスヘッド30.30’  (図示されていない)32および32° (図示されていない)は、支柱14, 16.17および18(図示されていない)内に滑動可能に装架され、プレス1 0内でのスライド機構50の移動可能な結合を提供している。プルロッド28が クロスヘッド30に枢動的に連結されているので、モータとフライホイールの配 列24によって与えられる往復運動は、クロスヘッド30.30°、そして32 .32°を介して直接スライド機構50および52に伝達され、それによって、 プレスベッド20の方向およびそれから離れる方向への往復道を生じさせるもの である。さらに、クロスヘッドは開口44および46を横切って配置されている ので、スライド機構にクロスヘッドを連結する機構に対して妨害のないアクセス ができる。
図に示されるように、移動可能なりロスヘッドは、スライドの上方で側面開口4 4および46を横切って配置されており、中空の支柱間の距離を架は渡すような 長さである。中空の支柱12,14.16および18(図示されていない)のそ れぞれの中に組み込まれているのは、分離壁119であり、これは支柱に構造上 の安定性を加えるのに役立つばかりでなく、複数のガイド柱120に対する装着 表面として役立つものである。
これらのガイド柱120は、組みの配列で中空の支柱の中に溶接され、ガイド柱 はクロスヘッド30および32の両端に配置されている。ガイド柱120はクロ スヘッド30および32の両端に配置された対応する案内フランジ33に係合し ているので、クロスヘッドは、運動の予定範囲を通る往復運動をするときにも、 安定化されている。さらに、ガイド柱120は調節可能な鋼製のジブ板122に 適合している。青銅製の耐摩耗片123は、ジブ板に装着されて、クロスヘッド の案内フランジ表面とガイド柱との間の摩擦を減少させ、それによって、プレス 10の耐用性と摩耗寿命とを延ばすものである。
図8を参照する(こ、移動可能なりロスヘッド30および32が、支柱14内に 配置され、ジブ板122内に係合されている。好適には、クロスヘッドは溶接さ れた鋼板から構成されるが、しかし、胴体構造を形成するために、鋳造製もまた 利用できることが評価されている。クロスヘッド内には、一対の空所90および 92が一体に形成され、それらの空所はプルロッド28の係合端部94を受け入 れるために設計されている。プルロッドがその運動周期を通じて往復動するとき に、耐摩耗性表面とさらに安定性を提供するために、ブツシュ97aと98aが プルロッド28の係合端部内に配置されている。係合用空所90および92は、 さらに、プレスがその運動周期を通じて往復動するときに、プルロッド28の枢 動運動がクロスヘッド30および32によって妨害されないように設計されてい る(図4および図5参照)。
図1および図8に示されるように、各クロスヘッドが、2個のピストンピン95 および95° (図示されていない)、96および96′ (図示されていない )に枢動可能に連結され、キー93および93aによってその場所にキー止めさ れている。連結は、各クロスヘッド30゜30′ (図示されていない)32. 32’ (図示されていない)の各対向する端部に配置され、係合空所90゜9 0“ (図示されていない)、92および92゛を通じて延びている。
さらに、この発明においては、それぞれのクロスヘッド30および32には、連 結部110の調節用ナツト111aにねじ係合によりスライド50および52を 着脱可能に連結する調節用ねじ111を装着するための装着用表面60および6 2が設けられている。装着用表面60および62には、スライドに装着された調 節用ナツト111aにねじ係合するために、それぞれのクロスヘッド30.32 にスライド調節用ねじ111を装着するねじ付き締付具100を受け入れるため のねじ付き中空が設けられている。
この発明の好ましい具体例にあっては、2個のスライド調節用ねじとそれゆえ、 2個の対応する装着用表面が各クロスヘッドに設けられ、それにより、スライド がその運動範囲を通じて往復動するとき、スライドの調和した、外れない運動を 確実にしていることが図から分かるであろう、好適には、スライド連結部110 には、この分野で通常知られているような組み込みのウオーム駆動の調節用機構 とか、不意の荷重超過の場合にプレスへの損傷を防ぐために役立つ液圧過負荷特 性のような特徴を組み込めるであろう。
この発明の説明をさらに続けると、プレス10は二重作用プレスであって、イン ナスライド50とアウタスライド(ブランクホルダ〉52とが設けられている。
操作に際し、アウタスライド52は、工作品に接するように下降してそれをその 場所に保持し、一方、インナスライド50は変形操作を実施する1図7に示され るように、ブランクホルダ52とインナスライド50とは、従来と同じ関係、す なわち、ブランクホルダ52がインナスライド50の配置されている外側の周辺 を形成する関係に位置付けられている。したがって、ブランクホルダ52とイン ナスライド50とは、前述の運動周期を通じて独立に動くことが可能である。
この発明の主要な目的によれば、ブランクホルダ52とインナスライド50とは 、ジブと、図3に示されるようなスライドと支柱の耐摩耗片配列によって別々に 案内される。図7に示されるように インナスライド50には、スライド本体か ら適当に対応しているクロスヘッドまでの距離をかけ渡すフレームの延長部53 が設けちれている。この発明の好適な実施例によれば、ブランクホルダ52は、 最内端のクロスヘッド、クロスヘッド32のように特徴のあるクロスヘッドに連 結するために設計されている。アウタスライドには、そめ4個の外側の角のそれ ぞれに配置された基本的に機械領域からなる装着用表面が設けられている。これ らの板は、調節用ナツト111aを含み、それと係合するために、クロスヘッド 32および32′ (図示されていない)に装着された調節用ねじ110に垂直 整列されている。図5に示されるように、クロスヘッド32は狭い本体部分35 を有し、図5に最もよく示されているように、アウタスライド52が工作品と接 触するように下降した場合、クロスへ・ンドはインナスライド50のフレーム延 長部と接するに至らず、かつ、ここで説明するように、インナスライド50はア ウタスライドと同時には下降しない。さらに、プルロッド28の位置によって、 クロスヘッド32はクロスヘッド30の胴体部分より非常に長い胴体部分を有す ることとなるのを理解されるべきである。
図7に示されるように、インナスライドには、インナスライド本体から、それに 固着するためにクロスヘッド30に装着された調節用ねじ111に垂直整列して いるところまで、アウタスライド52の側板に設けられた切り欠き53aを横切 って延びるフレーム延長部53が設けられている。この発明によれば、インナス ライドには、調節用ナンド111aを含むインナスライド接続部110に対する 装着用表面として役立つ、フレーム延長部53の末端に装着用表面57が設けら れている。アウタスライド52と同様に インナスライド50には、4個の装着 用表面が設けられ、したがってスライドとクロスヘッドとの間には4点接続を形 成し、かくして非常に安定したプレス荷重の分配を提供できることが理解される だろう、往復運動の周期を通じて、アウタスライドとインナスライドの安定性を 提供するために、アウタスライドとインナスライドには複数のガイドが設けられ ている。特に、アウタスライド52には、それに調節可能なジブ59と耐摩耗片 59aとが装着されている移動可能なガイド58が設けられている。
耐摩耗片59bは調節可能なジブ5つに装着されている。耐摩耗片59aと59 bとは調節用ジブ58aと滑動的接触状態にあり、この調節可能なジブは支柱の 内側表面に配置されている。したがって、プレスフレームの中からアウタスライ ド52の取り出しを容易にするために、ガイド58、耐摩耗片59aおよび耐摩 耗片59bを取り付けられたジブ59はとりはずされなければならない。
同様に、インナスライド112には、耐摩耗片113aと、耐摩耗片113bが 装着されている調節可能なジブとが配設されており、耐摩耗片はジブ112aと 滑動的接触状態にある。スライドのクロスヘッドからの切り離しに際し、耐摩耗 片113a、ジブ113およびガイド112はプレスの少なくとも一方側から取 り外され、これらの構造物が、スライドが側面の開口44または46いずれかを 通って横断方向に移動される時に、妨害物となることがないものである。
この発明の説明の最後に、ブランクホルダ52およびインナスライダ50をプレ ス10内から移動するためには、先ず、一連の切り離しが行われなければならな い。
この切り離しには、従来からのプレス要素である例えば多数のカウンタバランス ・シリンダ130および131、そして、そのカウンタバランス・シリンダ13 0を取り付けている着脱可能なブラケット132とそのカウンタバランス・シリ ンダ131を取り付けているナツト131aを含まれている。全体の手順として は、インチング装置による下降に始まり、スライドが下部の死点に達した時に調 節用ナツトを回して調節用ナツトから調節用ねじを切り離し、かくして、インナ スライド50とブランクホルダ52とがクロスヘッド30,30°、32および 32°から切り離される。
この切り離しは、スライドのジヤツキによる下降を可能とし、スライドを可動支 持台80上に配置のスタンドまたはビームに接触させる。各スライドがスタンド 81上に載置された後、次にカウンタバランス・シリンダ130および131が 係合を解かれる。図面に特に示されていない他のプレス要素についての切り離し も必要なことが理解されるであろう、最終的に、図4および図7に示されるよう に、ガイド58および112、これらの関連部品、そしてブラケット132とナ ツト131aが取り外され、図7に示されるように、側面開口44を通っての横 断方向の移動のための、アウタスライド52とインナスライド50のプレス10 からの完全な切り離しが行われる。
図10に描かれているように、この発明はトランスファーフィード型のプレスで の使用にも適用可能である。トランスファーフィード型プレスは、全ての機能が 実行される自動プレスライン内の一つのプレスを実施するのに特に適している、 1またはそれ以上のラムを利用するシングルプレスである。自動プレスラインで は、各個々のプレスが単一の変形作業を実施し、かくして工作品は、それがプレ スラインを通じて運ばれるときにその所望の形に徐々に形成される。すなわち、 トランスファープレスは、ダイスステーションからダイスステーションへと工作 品を移送することによって、シングルプレス内では同一の機能を実行する。典型 的なトランスファーフィード型プレス単一作用であり、ここに示されているよう に、下部駆動型の変形である。
図10には、標準型のトランスファーフィード型プレスが示され、一般的符号2 10で示されている。図に示されているように、プレスは、プレス室の床下の領 域に配置された従来の駆動手段220によって駆動される。
スライド250に往復運動をあたえるために、上部クロスヘッド230および2 30° (図示されていない)、そして下部クロスヘッド240および240’  (図示されていない)が設けられ、各クロスヘッドはプルロッド260によっ て相互に連結されている。各クロスヘッド230および240は、それらの幅が 対応するスライド250の幅寸法より大きいように設計され、それによって、支 柱間開口270が、スライド250がそこを通って横断方向に移動できるのに十 分な幅であることを可能としている。さらに、プルロッドはクロスヘッドの端部 において連結されているので、各プルロッドはプレスの支柱内に配置され、した がって、スライド250がプレス内から取り出されるときにスライドに干渉する ことがない。
上部クロスヘッド230および230’ (図示されていない)とスライド25 0との間に配置されている調節可能なスライド接続部280は、この明細書で既 に説明されたスライド接続部110と同様な特徴を示すものである。これらの接 続部は、スライドを上部クロスヘッドに着脱自在に結合するのに役立ち、さらに 、スライドの運動範囲を調節するための手段を提供している。スライドの取り出 しのために、この調節機構は、上部クロスヘッドからスライドを切り離す際の取 り出し位置へ、作業員がスライドを徐々に下降させることを可能にしている。
図11は代替プレスの具体例を示している。この具体例においては、スライド2 50がクロスヘッドに直接着脱自在に結合され、調節用機構はクロスヘッドの端 部に配置され、プルロッドと協同するものである。したがって、この形における スライドの取り出しは、ジヤツキ上に載置してスライドのボルトを緩め、それか らの取り出し位置への下降を必要とする。
FIG、2 FIG、3 FIG、4 FIG、5 FIG、 7

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.複数の間隔を置いて対向している支柱とクラウンとを有している主フレーム と、 前記クラウンと対向して下方に配置されているプレスベッドと、 少なくとも1個のスライド機構の上方で、前記フレームの支柱間の開口に橋渡し され、案内される少なくとも1対の移動可能なクロスヘッドと、 前記スライド機構をプレスベッドの方へまたそれから離れる方へと往復運動させ るために、前記移動可能なクロスヘッドに取り付けられる駆動手段と、前記スラ イド機構がクロスヘッドより幅狭く、前記移動可能なクロスヘッドに着脱可能に 結合されることとを特徴とする機械プレス組立体。
  2. 2.前記主フレームが4本の間隔を置いて対向している支柱を含み、これらの支 柱のそれぞれが前記プレスベッドに対して垂直であることを特徴とする請求項1 記載の機械プレス組立体。
  3. 3.前記支柱のそれぞれがプレスを支持するための中空の柱で、前記駆動手段が その中を通って延び、これらの支柱が、予定の運動範囲に亙って前記移動可能な クロスヘッドを案内するために、そこに配置された複数の案内溝を有することを 特徴とする請求項2記載の機械プレス組立体。
  4. 4.対向する対の前記支柱が整列する開口を形成するように配置され、これらの 開口が工作品のプレスヘの入口とプレスからの出口とを提供するために利用され ていることを特徴とする請求項2記載の機械プレス組立体。
  5. 5.少なくとも一対の前記間隔を置いた支柱が予定の高さと幅の寸法の開口を画 成し、その開口の寸法は、プレスのフレームの一つの開口を通してスライド機構 の取り出しを可能とするように、スライド機構の高さと幅の寸法より比較的大き いことを特徴とする請求項4記載の機械プレス組立体。
  6. 6.前記複数の案内溝が、支柱に対の配列状態で配置され、各移動可能なクロス ヘッドの案内フランジ手段を受け入れることを特徴とする請求項3記載の機械プ レス組立体。
  7. 7.前記移動可能なクロスヘッドが、 間隔を置いて配置された一対の案内溝の間の距離に橋渡されるような長さの胴体 部分と、 前記案内溝に対して滑動運動のための前記胴体部分に配置された複数の案内フラ ンジと、 前記スライド機構を前記クロスヘッドに着脱可能に結合するための少なくとも1 個の装着手段と、その中に前記駆動手段が延びる前記胴体部分内に配置された少 なくとも1個の係合用空所と、そして前記駆動手段を前記クロスヘッドに枢動的 に結合する一対の手段であって、前記胴体部分と前記少なくとも1個の係合用空 所によって描かれる領域を通って延びる前記枢動的結合手段とからなることを特 徴とする請求項1記載の機械プレス組立体。
  8. 8.前記胴体部分が溶接された構造であることを特徴とする請求項7記載の機械 プレス組立体。
  9. 9.前記少なくとも1個の装着手段が、前記クロスヘッドの底面に配置され、前 記スライド機構を前記クロスヘッドに着脱可能とするために、対応する複数のね じ付き締着具を受け入れるための複数のねじ付き中空部とからなることを特徴と する請求項7記載の機械プレス組立体。
  10. 10.前記スライド機構が、 工作品を変形するための少なくとも1個のスライドと、前記移動可能なクロスヘ ッドのそれぞれの方向に前記スライドから横断方向に延びるフレーム延長部であ って、それに連結するために、前記スライドと移動可能なクロスヘッドの間の距 離を橋架けするフレーム延長部とからなることを特徴とする請求項1記載の機械 プレス組立体。
  11. 11.機械プレスが2個のスライドを有する二重作用プレスであって、そのスラ イドが、 所望の場所に工作品を保持するためのブランクホルダ(アウタスライド)と、そ して 工作品を変形するためのインナスライドとからなることを特徴とする請求項1記 載の機械プレス組立体。
  12. 12.機械プレスが2個のスライドを有する二重作用プレスであって、そのスラ イドが、 所望の場所に工作品を保持するためのブランクホルダ(アウタスライド)と、 工作品を変形するためのインナスライドと、そして各スライドのそれぞれのため の、インナクロスヘッドおよびアウタクロスヘッドとからなる前記移動可能なク ロスヘッドとからなることを特徴とする請求項10記載の機械プレス組立体。
  13. 13.前記移動可能なインナクロスヘッドを橋架けするブランクホルダ(アウタ スライド)と、そして移動可能なアウタクロスヘッドの間に延びるインナスライ ドのフレームおよびフレーム延長部であって、各スライドがそれぞれのクロスヘ ッドから独立して取り外しできるように、前記インナスライドのフレームとフレ ーム延長部がブランクホルダの長さより長いことを特徴とする請求項12記載の 機械プレス組立体。
  14. 14.クラウンを有する主フレームと、下方に配置され、前記クラウンと対向し ているプレスベッドと、 プレスフレーム内で少なくとも1個のスライド機構の上方に配置された少なくと も一対の移動可能なクロスヘッドと、 前記スライド機構をプレスベッドの方へそしてそれから離れる方へ往復運動する ために、前記移動可能なクロスヘッドに連結された駆動手段であって、各クロス ヘッドの両端に近接して連結されている駆動手段と、前記移動可能なクロスヘッ ドに着脱可能に結合され、駆動手段の内側に配置されている前記スライド機構と 、そして 前記プレスベッドとクラウンとの間に垂直に延びる複数の間隔を置いて対向して いる支柱であって、予定の高さと幅の寸法の開口を形成するように間隔を置かれ ている支柱と、その寸法が、プレスフレームの開口を通してスライド機構を横断 方向に移動することができるように、スライド機構の高さと幅より比較的大きい こととを特徴とする機械プレス組立体。
  15. 15.複数の間隔を置いて対向している支柱とクラウンとを有する主フレームと 、 下方に配置され、前記クラウンと対向しているプレスベッドと、 前記間隔を置かれた一対の支柱間を通して横断方向に移動できるように、前記プ レスに着脱可能に結合されている少なくとも1個のスライド機構と、前記スライ ド機構をプレスベッドの方へそしてそれから離れる方へ往復運動させるための駆 動手段と、前記間隔を置いた支柱間でかつスライドの上方に配置された少なくと も一対の移動可能なクロスヘッドであって、その本体部分が間隔を置いた支柱に 配置された一対の案内溝の間の距離を橋渡しするような長さからなるクロスヘッ ドと、 スライド機構をクロスヘッドに着脱可能に結合するための少なくとも1個の装着 手段と、そしてその往復運動のために前記駆動手段をクロスヘッドに枢動的に連 結するための一対の間隔を置いた両端の連結手段とからなることを特徴とする機 械プレス組立体。
  16. 16.複数の間隔を置いて対向している支柱とクラウンとを有する主フレームと 、 下方に配置され、前記クラウンと対向しているプレスベッドと、 前記フレームの支柱間に配置された少なくとも一対の移動可能なクロスヘッドと 、 このクロスヘッドを前記プレスベッドの方へそしてそれから離れる方へ往復運動 するために、前記移動可能なクロスヘッドに連結されている駆動手段と、そして 前記プレスベッドの上方でかつ前記クラウンとクロスヘッドの下方の領域のフレ ーム内に配置された、少なくとも1個のスライド機構であって、装着部分が、そ の着脱可能な接合のために、前記移動可能なクロスヘッドに垂直な整列状態を特 定するような、予定の距離間横断方向に延びているスライド機構とからなること を特徴とする機械プレス組立体。
  17. 17.複数の間隔を置いて対向している支柱とクラウンとを有する主フレームと 、 下方に配置され、前記クラウンと対向しているプレスベッドと、 少なくとも一個のスライド機構の上方で、前記フレームの支柱間の開口で案内さ れ、その開口を橋渡しする少なくとも一対の移動可能なクロスヘッドと、前記ス ライド機構をプレスベッドの方へそしてそれから離れる方へ往復運動させるため に、前記移動可能なクロスヘッドに連結されている駆動手段と、前記スライド機 構が、クロスヘッドより幅狭く、前記間隔を置いた支柱間より横断方向に移動で きるように、移動可能なクロスヘッドに着脱可能に結合されていることからなる ことを特徴とする機械プレス組立体。
  18. 18.着脱可能で調節できる連結部がクロスヘッドとスライド機構との間に配置 され、前記スライド機構をクロスヘッドから切り離すことのできることを特徴と する請求項17記載の機械プレス組立体。
  19. 19.前記スライド機構が、一体の滑動組立体を形成するように、前記移動可能 なクロスヘッドにボルト締めされていることを特徴とする請求項17記載の機械 プレス組立体。
  20. 20.調節できる連結部が前記移動可能なクロスヘッドと複数のプルロッドとの 間に配置され、スライド機構が前記クロスヘッドから分離して切り離すことがで きることを特徴とする請求項19記載の機械プレス組立体。
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