JPH04504445A - 炭素フィブリルを製造するための触媒蒸気成長法 - Google Patents

炭素フィブリルを製造するための触媒蒸気成長法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 矢車1コ」aυL入11 フィブリルを ′ る孟力L111玉五1韮 ゛本発明はフィブリルに係わる。特に本発明は、炭素/黒鉛フィブリルと、それ を製造するための改良された方法とに係わる1本明細書中で炭素フィブリルとは 、入手可能な炭素源から触媒作用により成長させた、表面積が大きく、ヤング弾 性モジュラスが高く、高度な引張り強さもある黒鉛フィブリルを意味する。
本特許出願は、1988年1月8日出願の特許出願第1゜149.573号の一 部係属出願である。
11互11 軽炭化水素のような種々の炭素供与分子を、例えば単独でまたは他の金属と組み 合わせた鉄のような適当な金属触媒と接触させて分解することにより、フィブリ ルを製造し得ることは、このところ良く知られている。過去においては、製造さ れたフィブリルは望ましい厚さより幾分厚く、及び/またはフィブリルの望まし い物理的特性を低下し易い非晶質炭素の熱堆積被膜で覆われており、収率も低い 。
従来の製造業者は、仕上がりのフィブリルに極めて高温の黒鉛化処理を実施し、 それによって、組成及び結晶化度の両方の観点から横断方向のコンシスチンシー が実質的により大きいフィブリルを製造することで、非晶質炭素被膜の欠点を改 善しようとした。
上記高温黒鉛化処理によって生まれた改良フィブリルは、高温処理が高価である が故に高価なものとなることは明らかである。更にこのような黒鉛化フィブリル は、黒鉛化によってフィブリルの直径が有意に小さくなることはないので、多く の用途において尚も厚すぎる。従って、本発明の好ましい点として製造後の黒鉛 化を必要としない高品質のフィブリル、好ましくは細いフィブリルを高い収率で 製造することが望まれる。
免乳曵U 本発明は特に、炭素/黒鉛フィブリル及び該フィブリルを製造する改良された方 法に係わる0本発明ではフィブリルは高温触媒方法において製造される。フィブ リルは種々の材料、例えば炭素、窒化ケイ素、炭化ケイ素などから製造される。
1つの重要な実施態様においてはかかるフィブリルは、本発明の方法によって製 造されたならば外側表面にその組成において比較的整列した原子を有する。即ち 本発明の方法は、その長さの実質的な部分において比較的結晶性の外側領域を有 し且つ原子の整列の程度がやや小さい内側領域を有し得る製品を直接製造すると 言える。またこの製品は、その長さの実質的な部分に沿って軸方向に位置する中 空領域を有することもできるし、またそうであることが多い。
本発明のフィブリルは、例えば約35〜70nmの小さい直径と約100までま たはそれ以上の高いL/Dを有することを特徴とする。上記好ましい構造体を製 造する場合にはそれは、更に処理する必要もなくフィブリル形成工程において直 接に、適当に製造される。
本発明のフィブリルが炭素で製造される場合には、それは極めて高い収率で製造 することができる。この実施態様において適当な炭素源は炭化水素含有材料であ り、その例としては、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ベンゼン、シクロヘ キサン、ブテン、イソブチン、エチレン、プロピレン、アセチレン、トルエン、 キシレン、クメン、エチルベンゼン、ナフタレン、フェナントレン、アントラセ ン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセトン、メタノール、エタノール 、−酸化炭素、他の類似の材料及びこれらのうち2つ以上の材料の混合物を挙げ ることができる。
このような供給材料を適当な触媒と高いフィブリル形成温度で、黒鉛炭素フィブ リルを成長させるのに十分な時間だけ接触させる。
炭素供与反応物質と一緒に非炭化水素含有ガスを与えることも本発明の範囲内で ある。このようなガスは例えば水素または一酸化炭素とすることができる。不活 性希釈剤もまた適している。
本発明の方法の温度は、使用する炭素源の特性に従って変えることができるが、 最も良い結果を得るためには、炭素源の熱分解温度以下に維持すべきである。上 記炭素源の混合物を使用する場合には、作業温度を、系中の最も温度に高感度を 示す炭素源の熱分解温度以下に維持すべきである。使用する炭素源に従って50 0〜1500℃の範囲の温度が一般に使用可能であり、約600〜900℃の温 度が好ましい。
他の処理条件を考慮することにより左右されるが、大気圧以下(subatmo spheric)、大気圧(atmospheric)及び/または大気圧以上 (super atn+ospheric)の圧力を使用することができる。炭 素源を蒸気相で提供することが望ましく、圧力を、フィブリル形成温度条件下で 炭素源が液相になるほど高くすべきでないことが判った。更に、不可欠ではない が、水素または不活性ガス(例えば窒素)のような適当な気体希釈剤を与えるこ とも望ましい6全体として系は、実際には酸素の存在を避けるのが好ましいが故 に、非酸化系であるのが好ましい。かかる物質は少量であれば許容され得る。本 発明の方法に効果的な高温で酸化条件が存在すると炭素源の酸化を惹起し、従っ て、所望通りフィブリルに変換するのに使用可能なかかる炭素源から得られる炭 素の量が減少する。
必要な場合及び時点でこの反応系に適当な熱を与えることも望ましいと言える0 反応器の種々のゾーンの温度は異なる温度に適当に調節することができ、これは 、電気抵抗加熱器を使用することにより容易になされる。しかしながら大規模工 業用途においては経済的な理由により、電気抵抗加熱器を、例えば炭素供与材料 の一部を燃焼して残りの材料の温度を上昇させたり、または、成分相互の直接熱 交換によってフィブリル形成反応が所望通り進行するのに十分に高い温度で、触 媒もしくは炭素供与材料または希釈剤を系中に供給することによるような直接加 熱に置き換えることもできる。
触媒の種類は本発明の方法で製造するフィブリルの収率に大きな影響を及ぼすと 思われる。炭素供与化合物のフィブリルへの変換を触媒するのに鉄、コバルト又 はニッケルのような鉄属金属を使用することは周知であり、この種の金属も本発 明の範囲に含まれる。また、ランタニドを含む他の多くの多価遷移金属も効果が あると思われる。特に有用な触媒金属としては主に鉄、モリブデン、コバルト、 ニッケル、プラチナ、パラジウム、バナジウム及びクロムが挙げられる。この方 法で特に有用なのは、遷移金属の特定の組合わせである。特に有用な組合わせと しては、鉄とモリブデン、鉄とクロム、銅とニッケル、鉄とプラチナ、鉄とスズ 、鉄とニッケル、鉄とマンガン、並びに鉄とセリウムが挙げられる。
本発明の方法で製造されるフィブリルの収率は、そのフィブリルの製造に使用し た触媒の物理的状態に関係があると思われる0本発明では、多価遷移金属からな るフィブリル形成触媒が、フィブリル形成中に適当な支持体上に各々約35〜7 00A、好ましくは60〜300Aの大きさの比較的離散した触媒サイトとして 存在することが重要である。
これらの比較的離散した触媒サイトは遷移金属を(適当な状態で)支持体に適切 に適用することによって形成する。
支持体としては、炭素/黒鉛を含み得る無機支持体材料を使用するのが適当であ る。
支持体粒子の大きさは、製造方法に依存する成る程度重要な問題である。例えば 、フィブリル形成が流動床タイプの反応ゾーンで生起する場合には、支持体粒子 の大きさを約400ミクロン未満にするのが適当である。流動床が触媒粒子の沸 騰床の場合は、約50〜300ミクロンの粒度が好ましいことが判明した。流動 床が少量即ち約10%までの触媒粒子を含むフィブリルの沸騰床の場合には、約 1〜100ミクロンの粒子を使用するのが好ましい、流動床がアップ70−又は ダウンフローの輸送床の場合には、触媒担持粒子の大きさを約10ミクロン未満 、好ましくは約1ミクロン未満にするのが適当である。
1種類以上の適当な遷移金属を小さい粒子状の支持体上にデポジットすると1本 発明で使用するのに適した触媒が得られることが判明した。この支持体は、フィ ブリル形成の過酷な条件、例えば約500〜1500℃の温度に耐えることがで きる材料からなる。適当な支持体としては炭素、黒鉛、無機酸化物等が挙げられ る。特定の遷移金属触媒には特定の支持体を組合わせて、その金属が、移動(m igra−tion)及びアグロメレーションを遅延させるのに十分なほど強く 、但し遷移金属のフィブリル形成触媒作用を妨害もしくは遅延させるほど強くは なく支持体に結合するようにする。無機酸化物の具体例としては、アルミナ、シ リカ、マグネシア、ケイ酸塩、アルミン酸塩、スピネル等が挙げられる。これら の混合物を使用してもよい。
例えば、鉄化合物の分解によって形成されるような極めて小さい粒子状の鉄を、 極めて小さい粒子状のアルミナ、例えば粒度約100メツシユ以下のしュームド (fumed)アルミナ上にデポジットし得る。これらのアルミナ粒子は約50 〜200Aのオーダーの個々のグリスタライト(晶子)からなり得る。これらの クリスタライトは集塊となって、適当な大きさの遷移金属触媒のデポジットを受 容するのに十分な大きさの実質的に使用可能な表面積を有する粒子を構成する。
支持体粒子は約300ミクロン未満が適当である。これらの粒子は輸送床で使用 する場合には1ミクロン未満にし得る。遷移金属は、金属を支持体に結合してそ の位置を決定するように支持体クリスタライトと反応すると思われ、その結果少 なくとも支持された遷移金属と適当な炭素源とが適当な反応条件で接触する間は 、触媒のアグロメレーションが防止もしくは遅延されると考えられる。炭素源は 遷移金属と接触すると触媒サイトで熱分解し、その結果所望の形態のフィブリル がそのサイトから成長するものと思われる。
前述のごとく、フィブリル形成中の遷移金属触媒サイトの状態は本発明を実施す る上で重要な意味をもつ、この望ましい触媒サイト状態及び触媒担持支持体の状 態は、当該プロセス全体の間に変化することがある。従って触媒サイトが、反応 ゾーンへの導入から該プロセスによって形成されたフィブリルの回収までの期間 に成る程度凝集又は分散し得る。フィブリルの回収時には、フィブリルと一緒に 回収されることもある遷移金属触媒粒子の大きさが約35〜700A、好ましく は60〜300Aである。従って、フィブリル形成中の活性触媒サイトの大きさ は、実質的に、形成されるフィブリルの直径に匹敵すると考えられる。
フィブリルの形成に伴って活性触媒サイトは触媒作用を失い、交換が必要になる と思われる。また、このフィブリル形成プロセスは、反応過程のほぼ全体又は少 なくともその大部分にわたって触媒を断続的又は継続的に反応ゾーンに加えると 、効率が上がり且つより良く制御できるようになることが判明した0本発明の触 媒含有支持体は使用中に切除される可能性がある。即ち、特定触媒サイトにフィ ブリルが形成された時に、そのフィブリルとこれに対応するサイトとが支持体の 一部を伴って又は伴わずに支持体から剥がれることがあり、その結果、予め支持 体粒子の内部に存在していた触媒サイトが露出される。従って、新しい触媒を定 期的又は**的に添加することが望ましい。
従って、本発明のフィブリル形成プロセスは、キャリヤーガスを含む又は含まな い適当な炭素源と触媒含有粒子とを使用炭素源に適したフィブリル形成温度に維 持された反応ゾーンに継続的又は断続的に供給し、フィブリル製品を、通常は触 媒の残りと混合された状態で、また時には支持体とも混合された状態で継続的又 は断続的に回収する、実質的に連続した操作からなるのが好ましい。
遷移金属は一般に使用されている任意の方法で支持体上にデポジットし得る。蒸 着、スパッタリング及び含浸はいずれも適当な方法として使用し得る。特に、1 種類以上の所望の金属の水溶液又は分散水を調製し、この水相を適当な大きさの 支持体と混合し、次いで例えば水の蒸発又は他の適当な手法によって前記金属を 支持体上に沈積させる方法を使用すると操作が迅速に行われることが判明した。
所望の遷移金属を(水性ではなく)有機媒質からデポジットさせる方法も本発明 の範囲内に含まれる。適当な方法としては、例えば遷移金属を前記媒質中に例え ば有機金属化合物として溶解又は懸濁させ、次いで適当な支持体の上及び中に含 浸させる方法がある。有機キャリヤー媒質を除去すると、含浸されデポジットさ れた遷移金属が残る。
前述のように遷移金属を支持体と組合わせた後は、この組合わせ体をこの特定の 触媒用途のために活性化させるべく処理する、例えばデポジション化合物中に他 のリガンドが存在すればそのリガンドから金属を分離させるように加熱すること が重要であり得る。また、形成した触媒の大きさを本発明で使用するのに適した 大きさに調整することも必要であり得る。適当な大きさ、即ち約400ミクロン 未満の粒子の形成には、粉砕又は例えば結合による集塊形成を使用するのが望ま しい。
本発明の触媒は任意の形態又は化学的酸化状態で支持体上に配置し得る。この触 媒は酸化物であり得、又は他のリガンドを有し得る。この触媒は使用前に還元し てもよいが、その必要はない。何故なら、フィブリル形成反応は還元雰囲気下で 行われ、従って遷移金属はフィブリル形成に使用されている間に、又はその直前 に還元されるからである。
この種の触媒を使用すると、直径約3.5〜70ナノメートル、L/D 100 以上の極めて薄く長いフィブリルが製造される。本発明の方法で製造されるこれ らのフィブリルは余計な処理を必要とせず、また熱的炭素オーバーコートを併発 せず、通常は軸と同心的な炭素層を含む。この軸は、規則的に配置された炭素原 子からなる複数の本質的に連続した層からなり、これらの層は好ましくは、そし て通常は、結晶買又は黒鉛系である。この規則的炭素原子からなる外側層はしば しば、それほど規則的ではない炭素原子からなる内側層を包囲する。本発明の最 も好ましい製品は、高収率で得られる実質的に均質で同心的で実質的に連続し− た規則的な炭素多重層を軸(内側コア)領域の周りに有する適当な長さの高品質 の薄いフィブリルである。前記軸領域は異なる組成/結晶化度を有し、好ましく は中空である。
これらのフィブリルは好ましくは長さが直径の約100倍以上であり、直径が約 700オングストロームまでであり、実質的に中空のコアを中心とする実質的に 円筒形の黒鉛からなり、もとのフィブリル製造温度より高い温度での処理にはか けずに製造したものである。
本発明の特徴の1つとして、本明細書に記載の触媒粒子を用いて操作を行うと、 触媒中の遷移金属の重量の約30倍以上の収率でフィブリルを製造することがで きる6通常は特に遷移金属と混合された状態で、触媒中の遷移金属の重量の10 0〜200倍の収率が得られる。同様のプロセスでは、遷移金属触媒を組合わせ て使用すると収率が2倍以上増えることもあることが判明した。
以下は本発明の実施例である。これらの実施例に従えば、前述のごとき本発明独 自のフィブリルが高収率で得られる。
実施Ml 平均粒子サイズが約100人でありアグリゲートメッシュサイズが−100であ るDeguuaヒユームドアルミナを用いて触媒を製造した。これらのアルミナ 粒子上に鉄アセチルアセトネートをアルミナ10重量部あたりアセチルアセトネ ートとして鉄約1重量部の割合で堆積させた。得られた粒子を水素/エチレン雰 囲気中反応条件下で加熱した。
1インチのチューブを、アルゴンをパージしながら約650℃に加熱した。10 0el/分の水素と200 ml/分のエチレンとの混合流を加熱したチューブ に5分間流入させ、この時点で触媒を反応チューブに導入した。エチレン/水素 混合物をチューブ状反応器に0.5時間流入しつづけ、その後反応器をアルゴン 下で室温まで冷却した。製造されたフィブリルの収量は、触媒中の鉄の重量の3 0倍以上であった。
実施例2 3リツトルの丸底フラスコに、Deguuヒユームドアルミナ80.08g及び メタノール2851を添加した。混合物を濃厚ペーストが得られるまで撹拌した 後、メタノール3001中に硝酸第二鉄9水和物78.26g (0,194モ ル)及びモリブデン(Vl)オキシドビス(2,4−ペンタンジオネート)4、 OOg (0,0123モル)(Fe対Moの原子比==916)を含む溶液を ゆっくり添加した。フラスコのへりに集まった濃厚なペーストを別のメタノール 651で洗い落た後、混合物を1時間撹拌し、1晩撹拌しながら真空(28II IIHg)を加えた。紫色の固体を100℃の真空(28mmt(g)オーブン 中に29時間放置した。全部で100. ’7 gの触媒が得られた。
触媒を粉砕し、80メツシユシーブにかけた後、使用した。分析の結果、触媒は 9,43重量%の鉄と0.99重量%のモリブデンを含んでいた。
内部に石英ウールプラグを有する1インチの石英チューブと熱電対を収容した垂 直炉を、100el/分の水素と200el/分のエチレンのダウンフロー下6 50℃で平衡化させた。チューブ(石英ウールプラグ上)に、上記触媒0.LO 44gを添加した。30分後、水素/エチレン流を止め、オーブンを室温に近い 温度まで冷却した。全部で1.2434gのフィブリルが得られ、収量は触媒中 の鉄の重量の126倍であった。
実施例3 実施例2の触媒(1,6371g)を、アルゴン下の水平炉に入れ、300℃に 加熱した。この温度で30分後、炉を冷却し、触媒1.4460gを回収した( 12重量%の損失)。触媒は11.1重量%の鉄と1.2重量%のモリブデンを 含んでいた。
内部に石英ウールプラグを有する1インチの石英チューブと熱電対を収容した垂 直炉を、100m1/分の水素と200el/分のエチレンのダウンフロー下6 50℃で平衡化させた。熱チユーブ中に、上記触媒0.1029gを添加した。
30分後、水素/エチレン流を止め、オーブンを室温に近い温度まで冷却した。
全部で1.3750gのフィブリルが得られ、収量(重量)は理論鉄含量に基づ いて鉄含量の120倍であった。
実施例4 実施例2の垂直炉を、100m1/分の水素と200el/分のプロパン流下7 00℃で平衡化させた。石英ウールプラグ上に、実施例2の触媒0.1041g を添加した。30分後、燃料ガスを止め、生成物をアルゴン下で冷却した。全部 で0.3993gのフィブリルが得られ、収量(重量)は触媒中の鉄重量の41 倍であった。
寒鼻餞) 実施例4の手順を、実施例2の触媒0.1004gを用いて650℃で繰り返し た。全部で0.3179gのフィブリルが得られ、収量(重量)は触媒中の鉄含 量の34倍であった。
実施例6 丸底フラスコに、Degussshユームドアルミナ4.25g及びメタノール 301を導入した。混合物を機械的に撹拌しながら、メタノール501中に硝酸 第二鉄9水和物4.33g (10,7ミリモル)及びモリブデン(Vl)オキ シドビス(2,4−ペンタンジオネート)0.51g (1,56ミリモル)を 含む溶液をゆっくり添加した。混合物を1時間撹拌後、溶媒をロータリーエバポ レータを用いて除去した。得られた湿った固体を105℃、28+uHgで18 時間真空乾燥した。得られた結晶を粉砕し、80メツシユシーブにかけた。全部 で5.10gの触媒が得られた。分析の結果、触媒は9.04重量%の鉄と2. 18重量%のモリブデンを含んでいた。
実施例2の手順を、上記触媒0.0936gを用いて850℃で繰り返して、フ ィブリルを製造した。全部で0.9487gのフィブリルが得られ、収量(重量 )は触媒中の鉄含量の126倍であった。
実施例7 丸底フラスコに、De(w*s*ヒユームドアルミナ3.80g及びメタノール 301を導入した。混合物を機械的に撹拌しながら、溶媒100sl中に硝酸第 二鉄9水和物4. 33g (10゜7ミリモル)及びモリブデン(vl)オキ シドビス(2,4−ペンタンジオネート)2.04g (6,25ミリモル)を 含む溶液を添加した。混合物を105℃、28siHgで17時間保持した。乾 燥させた触媒を80メツシユシーブにかけると、6、Logの触媒が得られた。
分析の結果、触媒は8.61重量%の鉄と8.13重量%のモリブデンを含んで いた。
実施例2の手順を、上記触媒0.1000gを用いて650℃で繰り返して、フ ィブリルを製造した。全部で0.8816gのフィブリルが得られ、収量(重量 )は触媒中の鉄含量の102倍であった。
実施例8 実施例7の手順を、メタン及び触媒0.1016gを用いて700℃で繰り返し た。全部で0.0717gのフィブリルが得られ、収量は触媒中の鉄含量の8. 2倍であった。
実施例9 5001の丸底フラスコに、Degws↓1ヒユームドアルミナ4゜37g及び メタノール281を導入した。混合物を撹拌しながら、メタノール751中に硝 酸第二鉄9水和物4.33g (10,7ミリモル)及びクロムアセチルアセト ネート0.46g(1,32ミリモル)を含む溶液を添加した。混合物を1時間 撹拌後、105℃、28+nHgで18時間乾燥した。触媒を粉砕し、80メツ シユシーブにかけると、5.57gの粉末が得られた。触媒は、理論的には11 .9重量%の鉄と1.4重量%のクロムを含んでいた。
実施例2の手順を、上記触媒0.0976gを用いて650℃で繰り返して、フ ィブリルを製造した。全部で0.9487gのフィブリルが得られ、収量(重量 )は理論的鉄含量の82倍であった。
実施例10 5001の丸底フラスコに、De1wss*ヒユームドアルミナ4゜40g及び メタノール351を導入した。濃厚ペーストに、メタノール3511中に硝酸第 二鉄9水和物4.32g (10,7ミリモル)を含む溶液を添加した。混合物 を45分間撹拌後、95℃、28ssHgで18時間乾燥した。触媒を粉砕し、 80メツシユシーブにかけた。
実施例2の手順を、上記触媒0.0930gを用いて650℃で繰り返して、フ ィブリルを製造した。全部で0.4890gのフィブリルが得られ、収量(重量 )は触媒中の鉄含量の46倍であった。
実施例11 丸底フラスコに、Deathsヒユームドアルミナ4.33g及びメタノール3 011を導入した。撹拌ペーストに、メタノール50−1中に硝酸第二鉄9水和 物4.33g (10−7ミリモル)及び第二鉄アセチルアセトネート0.42 g (1,19ミリモル)を含む溶液を添加した。混合物を75分間撹拌後、1 05℃、2811ggで17時間乾燥した。固体を粉砕し、80メツシユシーブ にかけて、触媒5.87gを得た。分析の結果、触媒は13.79重量%の鉄を 含んでいた。
実施例2の手順を、上記触媒0.0939gを用いて650℃で繰り返して、フ ィブリルを製造した。0.3962gのフィブリルが得られ、収量は触媒中の鉄 含量の31倍であった。
実施例12 丸底フラスコにDelosssヒユームドアルミナ4.33g及び水201を導 入した後、水401中に硝酸第二鉄9水和物4゜33g (10,7ミリモル) 及びモリブデン酸アンモニウム0゜17g (0,138ミリモル)を含む溶液 を添加した。混合物を1時間機械的に撹拌後、減圧下40℃で1晩かかって水を 除去した。140℃、28mmHgで21時間乾燥して、5.57gの固体触媒 を得た。分析の結果、触媒は9.87重量%の鉄と1.45重量%のモリブデン を含んでいた。
実施例2の手順を、上記触媒0.0794gを用いて650℃で繰り返して、フ ィブリルを製造した。0.8656gのフィブリルが得られ′、収量は触媒中の 鉄含量の111倍であった。
実施例13 丸底フラスコにDs(■■ヒユームドアルミナ4.33g及びメタノール301 を導入した後、メタノール50m1中に硝酸第二鉄9水和物4.33g (10 ,7ミリモル)及び硝酸第二セリウム0.16g (0,368ミリモル)を含 む溶液を添加した。更に201のメタノールを使用して、フラスコ中に全部の塩 を洗い流した。混合物を1時間撹拌後、減圧下で溶媒を除去した。130℃、2 7msHgで4日間乾燥して、5.32gの固体を得た。分析の結果、固体は9 .40重量%の鉄と0.89重量%のセリウムを含んでいた。
実施例2の手順を、上記触媒0.094Lgを用いて650℃で繰り返して、フ ィブリルを製造した。0.7552gのフィブリルが得られ、収量は触媒中の鉄 含量の88倍であった。
実施例14 丸底フラスコにDegussIヒユームドアルミナ4.33g及びメタノール3 011を導入した。アルミナ上に、メタノール50m1中に硝酸第二鉄4.33 g (10,7ミリモル)及びマンガン(]1)アセチルアセトネート0.31 g (1,22ミリモル)を含む溶液を注入した。溶媒を減圧(27gmHg) 下で除去し、湿った固体を140℃で真空乾燥して5.18gの固体を得た。
分析の結果、触媒は9.97重量%の鉄と1.18重量%のマンガンを含んでい た。
実施例2の手順を、上記触媒0.070gを用いて650℃で繰り返して、フィ ブリルを製造した。0.4948gのフィブリルが得られ、収量は触媒中の鉄含 量の66倍であった。
実施例15 丸底フラスコにDegu+tsヒユームドアルミナ4.33g及びメタノール3 01を導入した。アルミナ上に、メタノール5011中に硝酸第二鉄4.33g  (10,7ミリモル)及びマンガン(Ill )アセチルアセトネート0.4 3g (1,22ミリモル)を含む溶液を注入した。溶媒を減圧下で除去し、湿 った固体を140℃で真空乾燥して5.27’Hの固体を得た。分析の結果、触 媒は10.00重量%の鉄と1.18重量%のマンガンを含んでいた。
実施例2の手順を、上記触媒0.0723gを用いて650℃で繰り返して、フ ィブリルを製造した。0.7891gのフィブリルが得られ、収量(重量)は触 媒中の鉄含量の110倍撹拌手段、pHメータ、プローブ及び2つの2リツトル 滴下漏斗を備えた22リツトルのフラスコに、Delnssxヒユームドアルミ ナ400g及び脱イオン水8.0リツトルを導入した。
1つの漏斗には硝酸第二鉄9水和物の水溶液(水5646m1中に511g溶解 させたもの)、他方の漏斗には重炭酸ナトリウムの水溶液(水5700m1中に 480g溶解させたもの)を充填させた。
アルミナスラリーのpHを、上昇させたいときには重炭酸ナトリウム水溶液を添 加して、下降させたいときには硝酸第二鉄水溶液を添加して6.0に調整した。
次に、両溶液を、p)Iを6.0に保ち且つ十分に撹拌しながら3〜4時間に亘 り同時に添加した。添加完了後、撹拌を更に30分間続け、スラリーを32cm ブフナー漏斗を用いて枦遇した。更にフィルターケーキを脱イオン水で洗浄後、 22リツトルフラスコに戻した。更に脱イオン水を添加し、スラリーを30分間 撹拌した。バッチを炉遇し、脱イオン水で洗浄し、100℃で一定重量(475 g)になるまで真空乾燥した。乾燥後、生成物を粉砕し、−80メツシユにかけ て最終触媒を製造した。
実施例17 本実施例は、本発明を触媒を定期的に添加して実施すると高収率でフィブリルが 得られることを示すものである。底部を閉鎖した4インチの石英チューブを、直 径4インチ×長さ24インチの炉内に入れた。チューブを、アルゴンをパージし ながら620℃に加熱した。チューブが熱いうちに、水素(1,01/分)とエ チレン(5,61/分)の混合物ガスをディップチューブを介して4インチチュ ーブの底部に供給した。5分間パージした後、触媒を添加し始めた。
実施例16の手順に従って製造した全部で41.13gの触媒を、熱い反応器リ ザーバに添加した!。触媒を約ノロ時間に亘り少しずつ(0,2g)反応器に定 期的に添加した。触媒の添加完了後、反応をさらに1時間継続させ、反応器をア ルゴン下室温まで冷却した。フィブリルをチューブから取り出し、秤量した。こ のバッチでは全部で430gのフィブリルが得られた。この収量は、唯一の遷移 金属としての鉄をベースとする触媒の場合異常に高い。鉄のみの触媒に1回バッ チを添加した場合には鉄含量の約30倍に相当するフィブリルが得られるが、こ の場合には触媒中の鉄含量の70倍以上にも及んだ。
実施例18 実施例17のチューブ及び炉をアルゴンをパージしながら650℃に加熱した。
チューブが熱いうちに、実施例17に記載したように水素及びエチレンを供給し た。
全部で20.4gの実施例2に従って製造した触媒(Fe−Mo)を実施例17 と同様にして添加した。このバッチでは、255gのフィブリルが得られた。
国際調査報告

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 高温で炭素源を多価遷移金属と接触させて分解させ、形成されたフィブリ ルを回収することからなる炭素フィブリルの製造方法であって、フィブリルの収 率を高めるために、約500〜1500℃の温度で炭素源を約400ミクロンま でのサイズを有する無機支持体上に少なくとも1つの多価遷移金属を含む触媒と 接触させ、前記金属は少なくともフィブリル形成の間、製造されたフィブリルと 一緒に回収される遷移金属粒子のサイズの測定により求められるサイズが約35 〜700オングストロームの複数の不連続な触媒サイトとして支持体上に存在し ていることを特徴とする、前記方法。
  2. 2. 遷移金属は約60〜300オングストロームのサイズの触媒サイトを有す る鉄からなることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 3. 遷移金属は鉄と他の遷移金属の少なくとも1つとの混合物であることを特 徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 4. 他の遷移金属はモリブデン及びクロムからなる群から選択される少なくと も1つであることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 5. 炭素源の熱分解温度以下の温度で実施することを特徴とする、請求項1に 記載の方法。
  6. 6. 炭素源が炭化水素混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の方法 。
  7. 7. 炭素源がメタン、エタン、プロパン、ブタン、ベンゼン、ブテン、イソブ テン、シクロヘキサン、エチレン、プロピレン、アセチレン、トルエン、キシレ ン、クメン、エチルベンゼン、ナフタレン、フェナントレン、アントラセン、ホ ルムアルデヒド、アセトナルデヒド、アセトン、メタノール、エタノール及び一 酸化炭素からなる群から選択される少なくとも1つであることを特徴とする、請 求項1に記載の方法。
  8. 8. 本質的に規則的な炭素原子からなる少なくとも長い部分を外層として含む 薄い長フィブリルを含む生成物を高収率で回収することを含むことを特徴とする 、請求項5に記載の方法。
  9. 9. 触媒/支持体が約50〜300ミクロンの粒子サイズを有する沸騰床中で 実施することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  10. 10. 触媒/支持体が約1ミクロン未満の粒子サイズを有する輸送床中で実施 することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 11. 触媒/支持体と炭素源のダウンフローを反応ゾーンに供給することを含 むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 12. 触媒/支持体のアップフローを反応ゾーンに供給することを含むことを 特徴とする、請求項10に記載の方法。
  13. 13. 非炭化水素ガスを炭素供与流れと一緒に供給することを含むことを特徴 とする、請求項1に記載の方法。
  14. 14. フィブリル形成反応の全工程に触媒粒子を添加することを含むことを特 徴とする、請求項1に記載の方法。
  15. 15. 原子的に規則的な外側表面を有する少なくとも長い部分を含む薄い長フ ィブリルを高収率で製造する方法であって、前記外側表面を有するであろう蒸気 状炭素源と約400ミクロンまでのサイズを有しかつ少なくとも1つの遷移金属 からなる複数の分散した触媒サイトを有する小粒子状支持体とを、約500〜1 500℃の範囲の蒸気状炭素源の熱分解温度以下の温度でフィブリルが形成され るに十分な時間接触させ、少なくとも一部はフィブリルと約35〜700オング ストロームのサイズを有する少なくとも1つの遷移金属とを組み合わせて有する フィブリルを含む生成物を回収することからなることを特徴とする、前記方法。
  16. 16. 蒸気状炭素源が水素と炭素の炭化水素系源の混合物からなることを特徴 とする、請求項15に記載の方法。
  17. 17. 遷移金属は鉄からなり、炭素の炭化水素系源はエチレンであり、温度は 約600〜900℃であることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. 18. 遷移金属は鉄及びモリブデンであることを特徴とする、請求項16に記 載の方法。
  19. 19. 遷移金属は鉄及びクロムであることを特徴とする、請求項16に記載の 方法。
  20. 20. 遷移金属は鉄及びセリウムであることを特徴とする、請求項16に記載 の方法。
  21. 21. 流動床中で実施されることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  22. 22. 約1500℃より高い温度に露呈せずとも本質的に規則的な炭素原子か らなる軸に実質的に同心的な外層を含むことを特徴とする、少なくとも長い部分 からなる薄い炭素質長フィブリル。
  23. 23. 実質的に中空のコアを含むことを特徴とする、請求項22に記載のフィ ブリル。
  24. 24. 外層よりも規則性の少ない炭素の内層を含むことを特徴とする、請求項 22に記載のフィブリル。
  25. 25. 請求項22に記載のフィブリルを少なくとも複数含むことを特徴とする 、多数のフィブリル。
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