JPH0450387Y2 - - Google Patents

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JPH0450387Y2
JPH0450387Y2 JP13703287U JP13703287U JPH0450387Y2 JP H0450387 Y2 JPH0450387 Y2 JP H0450387Y2 JP 13703287 U JP13703287 U JP 13703287U JP 13703287 U JP13703287 U JP 13703287U JP H0450387 Y2 JPH0450387 Y2 JP H0450387Y2
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JP
Japan
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connecting pin
adjuster
star
wheels
cover
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、上下調整機構付の戸車に関し、さ
らに詳述するならば、車輪が戸車上面に対して常
に平行となるようにした上下調整機構付の戸車に
関する。
<背景および考案が解決しようとする問題点> 先に、考案者は、戸車を取付けた引戸等の繰返
される開閉作用時に生じる衝撃が戸車部分へ伝達
されるのを緩和するものとして、戸車の緩衝装置
を創案した(特公昭第60−7115号公報参照)。
しかしながら、上記戸車にあつては、複数の車
輪を有する保持体をバネ部材を介して連結ピンに
揺動状態で当接させた構造のものであつたため、
戸車を下框等に嵌め込む前の段階等、車輪に負荷
がかからない自由な状態にあつては、車輪同士間
の微妙な製造上の重量誤差等によつて、車輪を取
付けた保持体が一方側に傾き、車輪同士が戸車上
面に対して傾いた状態となるものであつた。その
ため戸車を取付けた引戸等を上下框間等に嵌装す
る場合には、框面に対して、車輪同士が傾斜した
状態となつており、この傾斜状態の車輪を水平状
態に保つたうえで、調整ネジにて車輪の上下調整
を行ない、引戸を上下框間に嵌装する必要があ
り、引戸等の上下框間等への取付け作業を、非常
に煩しいものとしていた。
<考案の目的> この考案は、上記戸車の問題点に鑑みて創案し
たものであり、車輪に負荷がかからない自由な状
態にあつても車輪同士が傾くことはなく、引戸等
の上下框間等への取付け作業が容易にできるもの
を提供しようとしている。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するためのこの考案の上下調整
機構付の戸車は、複数の車輪を取付けた保持体の
垂直長孔に弾性部材を介して連結ピンを上下動自
在に貫挿し、上記保持体に被せたアジヤスターに
は斜状溝を形成し、該アジヤスターに被せたカバ
ーに垂直溝を形成し、前記連結ピンを上記アジヤ
スターの斜状溝およびカバーの垂直溝に対して摺
動自在に貫挿し、さらにカバーの側面に回動自在
に取付けた調整ネジをアジヤスターに螺合して、
カバー内でアジヤスターを水平方向に移行自在と
した上下調整機構付の戸車であつて、連結ピン
は、上記アジヤスターおよびカバーのうち少なく
とも一つの部材にて連結ピンの回動が規制される
ように貫挿されており、該連結ピンの下面に形成
したフラツト面を前記弾性部材の上面に載置可能
に形成し、該連結ピンの下面に当接させた弾性部
材を介して保持体に取付けた車輪が、戸車上面に
対して平行となるように形成してなるものであ
る。
<作用> 上記の構成による上下調整機構付の戸車によれ
ば、連結ピンをアジヤスターおよびカバーのうち
少なくとも一つの部材にてその回動が規制される
ように貫挿し、連結ピンの下面に形成したフラツ
ト面を弾性部材の上面に載置し、この連結ピンの
下面に当接させた弾性部材を介して保持体に取付
けた車輪が、戸車上面に対して平行となるように
形成してなるものゆえ、車輪に負荷のない自由な
状態にあつても保持体が一方側に傾くことはな
く、車輪同士は戸車に対して平行状態を維持でき
るものとなる。
<実施例> 次いで、この考案の実施例について図を参照し
ながら以下に説明する。
第1図はこの考案の戸車を示す正面図であり、
第2図はその一部切欠分解斜視図である。
戸車は、2個の車輪1,1をその左右に軸支し
た保持体2、この保持体2に被せたアジヤスター
4およびアジヤスター4に被せたカバー5とから
なつている。
そして、保持体2はその下面を切欠して折曲形
成した舌片21,21間に弾性部材たる板バネ3
を備え、この板バネ3の上面に、保持体2側面に
形成した垂直長孔22に貫挿した円柱状の連結ピ
ン6を載置させる。そして、連結ピン6は垂直長
孔22の中を上下に移行できる状態で貫挿されて
おり、この連結ピン6を中心として、保持体2お
よび車輪1,1が移動することによつて、衝撃吸
収作用が行なわれる。
アジヤスター4には、その側面に切欠斜状溝4
1が形成されており、上記連結ピン6をこの斜状
溝41に貫挿して保持体2の外側から被せてあ
る。
カバー5には切欠垂直溝51が形成されてお
り、連結ピン6を最も外側でこの切欠垂直溝51
内に貫挿してある。
7はアジヤスター4の側部に螺合した車輪1,
1の高さ調整用の調整ネジであつて、カバー5の
側面にストツパー52にて軸支され、一定位置で
空転回動自在に装着されており、アジヤスター4
を水平方向、即ち、第1図中のA−A′方向へ移
行できるようになつている。例えばA方向へアジ
ヤスター4を移行させると、アジヤスター4の切
欠斜状溝41のガイド作用によつて連結ピン6が
上方へ引き上げられ、それに伴つて車輪1,1が
保持体2と共に上方へ引き上げられ車輪1,1の
上下高さ位置調整ができるようになつている。
そして、上記円柱状の連結ピン6の中央部で板
バネ3が当接する下側部分は、フラツト面Fに切
欠形成してあり、この連結ピン6の下側のフラツ
ト面Fに当接した板バネ3を介して保持体2に取
り付けた車輪1,1が、連結ピン6のフラツト面
Fと平行となるように形成してある。
また、円柱状連結ピン6の長手方向両端には、
外側からカバー5の切欠垂直溝51に貫挿する突
出部61、アジヤスター4の切欠斜状溝41に貫
挿する突出部62および保持体2の垂直長孔22
に貫挿する突出部63がそれぞれ順次段差状に形
成されている。
そして、上記実施例の場合には特にアジヤスタ
ー4の切欠斜状溝41に貫挿する連結ピン6の突
出部62が溝41の切欠幅と略同一幅に切欠形成
してあり、連結ピン6を切欠斜状溝41に貫挿し
た場合、連結ピン6の回動が規制され、連結ピン
6の中央部下側に形成したフラツト面Fが常にア
ジヤスター4の上面と平行となるようにしてある
(第3図参照)。
したがつて、上記板バネ3を介して連結ピン6
のフラツト面と平行となる車輪1,1は、アジヤ
スター4の上面に対して平行状態を維持しなが
ら、調整ネジ7の回動にて保持体2と共に上下動
することとなる。
なお、上記実施例ではアジヤスター4の切欠斜
状溝41に貫挿する連結ピン6の突出部62を溝
41の切欠幅と略同一に切欠形成して、連結ピン
6の回動を規制し、ピン6の中央部下面に形成さ
れたフラツト面Fがアジヤスター4の上面と平行
になるようにした構造のものを示したが、カバー
5の切欠垂直溝51に貫挿する連結ピン6の突出
部61を切欠垂直溝51の切欠幅と略同一に切欠
形成し、連結ピン6の回動が規制されるように
し、車輪1,1カバー5の上面に対して平行とな
るようにして実施してもよく、あるいは両者の組
合にて連結ピン6の回動が規制されるようにして
実施してもよい。
また、保持体2の垂直長孔22に貫挿する連結
ピン6の突出部63を垂直長孔22の孔幅と略同
一に切欠形成して連結ピン6の回動が規制される
ようにする実施も可能である。
なお、前記実施例では弾性部材として板バネ3
を用いた場合を例示したが、コイルスプリング3
0による実施あるいは金属板でカバーした弾性に
富むウレタン樹脂等の合成樹脂製角材300等を
用いて実施してもよい(第4図、第5図参照)。
さらに、連結ピン6の形状としても、上記実施
例の如く円柱状体の周面一部を長手方向に切欠し
てフラツト面としたもののほか、例えば六角柱状
体60のフラツトな一側面を板バネ等の当接面と
したものでもよい(第6図参照)。その他この考
案の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施
すことができる。
<考案の効果> 上記のような構成からなるこの考案の上下調整
機構付の戸車によれば、複数の車輪を有する保持
体の一部に車輪にかかる衝撃を緩和できる弾性部
材を備えるとともに、戸車上面に対する車輪同士
間の水平保持機構を装備させてなるものゆえ、戸
車を取付けた引戸等を上下框間に嵌装する場合等
にあつて、車輪に負荷がかかつていない自由な状
態にあつても保持体が一方に傾くことはなく、車
輪は戸車上面に対して平行に維持された状態とな
り、上記従来の戸車のように、傾斜状態の車輪を
水平状態に維持する手間が省け、直ちに戸車の車
輪の上下調整を行なうだけで、引戸等を上下框間
等へ取付けることができるという特有の実用的効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第
2図は前図一部切欠分解斜視図、第3図は拡大斜
視図、第4図〜第6図は変更例を示す断面図であ
る。 1……車輪、2……保持体、22……垂直長
孔、3,30,300……弾性部材、4……アジ
ヤスター、41……切欠斜状溝、5……カバー、
51……切欠垂直溝、6,60……連結ピン、7
……調整ネジ、F……フラツト面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の車輪を取付けた保持体の垂直長孔に弾性
    部材を介して連結ピンを上下動自在に貫挿し、上
    記保持体に被せたアジヤスターには斜状溝を形成
    し、該アジヤスターに被せたカバーに垂直溝を形
    成し、前記連結ピンを上記アジヤスターの斜状溝
    およびカバーの垂直溝に対して摺動自在に貫挿
    し、さらにカバーの側面に回動自在に取付けた調
    整ネジをアジヤスターに螺合して、カバー内でア
    ジヤスターを水平方向に移行自在とした上下調整
    機構付の戸車であつて、連結ピンは、上記アジヤ
    スターおよびカバーのうち少なくとも一つの部材
    にてピンの回動が規制されるように貫挿されてお
    り、該連結ピンの下面に形成したフラツト面を前
    記弾性部材の上面に載置可能に形成し、該連結ピ
    ンの下面に当接させた弾性部材を介して保持体に
    取付けた車輪が、戸車上面に対して平行となるよ
    うに形成してあることを特徴とする上下調整機構
    付の戸車。
JP13703287U 1987-09-08 1987-09-08 Expired JPH0450387Y2 (ja)

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JP13703287U JPH0450387Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08

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