JPH0640857Y2 - 上下調整機構付きの戸車 - Google Patents

上下調整機構付きの戸車

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JPH0640857Y2
JPH0640857Y2 JP8012590U JP8012590U JPH0640857Y2 JP H0640857 Y2 JPH0640857 Y2 JP H0640857Y2 JP 8012590 U JP8012590 U JP 8012590U JP 8012590 U JP8012590 U JP 8012590U JP H0640857 Y2 JPH0640857 Y2 JP H0640857Y2
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富雄 吉村
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富雄 吉村
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は上下調整機構付きの戸車に関し、引戸等に取
付ける戸車の車輪の高さを、引戸レールの建て付け等に
合せて、自由に上下調整できる上下調整機構付きの戸車
に関する。
<従来技術及び考案が解決しようとする課題> 出願人は、先に第5図に示すような戸車A′の上下調整
機構であって、車輪100を軸支し、且つ外枠体300に収納
した保持体200の両端にそれぞれ第1および第2の調整
ネジ400,600を設け、この第1および第2の調整ネジ40
0,600の回動操作にて保持体200を、外装体300内でシー
ソー状に上下動させ、車輪の上下動調整を行なうものを
考案し出願した。
上記考案は実開昭48−15543号公報等に示されている従
来の戸車上下調整機構等に比し、車輪の上下調整の幅が
非常に広く融通性に優れ、好適なものであった。
しかしながら、上記先の出願の戸車A′の上下調整機構
は、第5図に示すように、保持体200の天板長手方向の
一端に、ネジ孔220を垂直方向に貫通形成し、このネジ
孔220に第1の調整ネジ400を螺合させ、第1の調整ネジ
400の先端を外装体300の天井面に当接させたものであっ
て、このネジ孔220に螺合させた第1の調整ネジ400を回
動操作することによって、外枠300に回動自在に軸支さ
れた他端側の回動軸500を支点として、保持体200を上下
に旋回移動させる機構のものであったため、保持体200
の旋回移動につれて、第1の調整ネジ400がネジ孔220に
規制され、外枠300に対する垂直方向から傾くという弊
害があった。
即ち、上記調整機構からなる戸車A′によれば、車輪10
0にかかる引き戸等の重量は、保持体200を介して第1の
調整ネジ400部分および第2の調整ネジ600部分で支える
ものとなるが、上記のように傾斜した場合には、以上の
調整ネジ400の耐加重性が著しく弱くなり、また保持体2
00のネジ孔220部分に過度の負荷がかかるものとなっ
て、長期にわたって使用した場合には、ネジ孔220のネ
ジ山が潰れたりして、戸車がスムーズに作動しなくなる
等の改良点を有していた。
そこで、この考案は、上記先の出願の戸車調整機構の、
車輪の上下調整の幅が非常に広く融通性に優れていると
いう長所を生かしつつ、さらに耐加重性に優れ、長期に
わたって良好に使用できる上下調整機構付きの戸車を提
供することにある。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解決するためのこの考案の構成としては、車
輪を軸支した保持体を、天井面を有する外枠体に収容
し、保持体の長手方向両端には、それぞれ水平方向に回
動軸を軸支してあり、各回動軸にはネジ孔を垂直方向に
貫通形成してあり、各ネジ孔にはそれぞれ調整ネジを垂
直方向に螺合してあり、各調整ネジはその先端部分が外
枠体の天井面に回動自在に保持されて外枠体内での垂直
方向の移動を規制してあり、さらに各回動軸の両端を、
外枠体に形成した垂直方向の摺動孔にそれぞれ挿通して
あることを特徴としている。
<作用> 上記構成からなる本願考案によれば、外枠体に収容した
保持体の長手方向両端に、それぞれ水平方向に回動軸を
軸支し、各回動軸に垂直方向に貫通形成したネジ孔に、
それぞれ調整ネジを垂直方向に螺合し、調整ネジはその
先端部分が外枠体の天井面に回動自在に保持されていて
外枠体内での上下方向への移動を規制されており、また
回動軸はその両端が、外枠体に形成した垂直方向の摺動
孔にそれぞれ回動自在に挿通してあるものゆえ、一方の
調整ネジを回動操作すると、調整ネジに螺合した回動軸
が、外枠体の摺動孔を摺動しながら、相対的に上下に移
動する。すると、保持体の、上記一方の調整ネジを螺合
させた回動軸側が、他方の調整ネジを螺合させた回動軸
を支点として上下に旋回移動する。
同様に他方の調整ネジの回動操作によっても、保持体
を、一方の調整ネジを螺合させた回動軸を支点として上
下に旋回移動させることができ、この両端に設けた調整
ネジによる保持体の旋回移動にて車輪を上下動させるこ
とができる。
そして、一方の調整ネジを回動操作して、保持体を旋回
移動させた場合、保持体は他方の調整ネジが螺合した回
動軸を支点として上下に旋回移動し、且つ回動軸はその
両端が、外枠体に形成した垂直方向の摺動孔にそれぞれ
挿通してあるものゆえ、保持体の旋回移動に伴ない回動
軸は、外枠摺動孔内を移動し、保持体の旋回移動による
傾きは回動軸部分で吸収されて、調整ネジには、伝達さ
れず、調整ネジは常時外枠の天井面に対して垂直方向を
維持できるものとなる。
<実施例> 次いで、この考案の実施例について、図を参照しながら
以下に説明する。
第1図は戸車の全体を示しており、第2図および第3図
はそれぞれ正面および側面からの縦断面を示している。
戸車Aは、車輪1を回転自在に軸支した保持体2を、箱
状の外枠体3内に収容し、保持体2および車輪1を移動
させて、車輪1の上下調整を果すものである。
保持体2は、第3図から明らかなように薄板をコ字状に
折曲形成してあり、左右の垂直な対向面20,20′の間
に、車輪1を挟んだ状態で、軸支している。
そして、第2図から明らかなように、保持体2の中央の
水平面21のうち、車輪1を中心にして、その両端側にお
いて、垂直な対向面20,20′の間には、回動軸5,5′が水
平方向に取付けてあり、この回動軸5,5′は保持体2に
軸支されている。
22,22′は保持体2に形成した回動軸5,5′挿通用の孔で
あり、一方の孔22′は水平方向に対して長孔に形成して
あり、後述する保持体2を傾斜させた場合の回動軸5′
の孔22′内での移動の融通性を確保してある。
そして、回動軸5,5′の中央には、垂直方向にネジ孔50,
50′が貫通形成してあり、このネジ孔50,50′には、調
整ネジ4,4′が垂直方向に螺合してある。
調整ネジ4,4′の頭部40,40′は、保持体2の下面で、車
輪1の側方に配置されている。
また、調整ネジ4,4′の先端41,41′は保持体2の上方に
突出して、外枠体3の天井面にて回動自在にカシメ止め
保持されている。従って、調整ネジ4,4′は、上端を外
枠体3に保持されて、上下方向への移動を規制された状
態で、外枠体3の天井面に対して垂直に取付けられてい
ることになる。
さらに、前記した回動軸5,5′の両端51,51′を、保持体
2の両対向面20,20′から外側に突出させ、この両端51,
51′を、外枠体3の側面に貫通形成した垂直方向の摺動
孔31,31′に挿入してあり、また回動軸5,5′の両端51,5
1′は摺動孔31,31′に沿って、上下に摺動自在になって
いる。
なお、30,30′はネジ等の取付部材にて戸車Aを引き戸
の下框等に取付ける場合の取付部材挿通用の孔であっ
て、下框等に形成されている既存の孔に対応して取付け
できるように一方の孔30′は、長孔に形成してある。
以上のような構造を有する戸車の上下調整作用について
第4図等を参照しながら以下に説明する。
まず、第4図に示すように、調整ネジ4側を固定したま
まで、調整ネジ4′を回動操作すると、調整ネジ4′は
前記のように外枠体3内で上下方向への移動を規制され
ているので、調整ネジ4′に螺合した回動軸5′が、両
端51′を外枠体3の摺動孔31′に摺動させながら、相対
的に上下に移動することになる。すると、保持体2の回
動軸5′側が回動軸5を支点として上下に移動する。
次に、調整ネジ4′側を固定したままで、調整ネジ4を
回動操作すると、調整ネジ4は上記調整ネジ4′と同様
に外枠体3内での上下方向への移動が規制されているの
で、調整ネジ4に螺合した回動軸5が、両端51を外枠体
3の摺動孔31に摺動させながら、相対的に上下に移動す
ることになる。すると、保持体2の回動軸5側が回動軸
5′を支点として上下に移動する。即ち、上記調整ネジ
4による調整作用では支点となっていた回動軸5が移動
することになる。
上記のように回動軸5,5′の上下移動によって、保持体
2は、調整ネジ4′,4を支点にして、旋回移動すること
になり、結果として、車輪1も上下に移動することにな
る。
そして、前記した先出願の戸車A′では、第1の調整ネ
ジ400を回動操作し、保持体200を旋回移動させた場合、
第1の調整ネジ400がネジ孔200に規制されて垂直方向か
ら傾斜し、戸車A′の耐加重性が弱くなり、ネジ孔220
が潰れたりする虞れがあったが、上記構造からなる戸車
Aによれば調整ネジ4あるいは4′のいずれを回動操作
して保持体2を旋回移動させた場合であっても、保持体
2は調整ネジ4′,4が螺合した回動軸5′,5を支点とし
て上下に旋回移動し、且つ回動軸5′,5はその両端5
1′,51が、外枠体3に形成した垂直方向の摺動孔31′,3
1にそれぞれ挿通してあるゆえ、保持体2の旋回移動に
伴ない回動軸5,5′は、外枠の摺動孔31,31′内を移動
し、保持体2の旋回移動による傾きは回動軸5,5′部分
で吸収されて、調整ネジ4,4′には、伝達されず、調整
ネジ4,4′は常時外枠3の天井面に対して垂直方向を維
持できるものとなり、耐加重性に優れ、長期にわたって
良好に使用できるものとなる。
以上に説明した、上下調整機構付きの戸車のうち、外枠
体3や保持体2等の形状は、図示した実施例に限らず、
適宜変更可能であり、また調整ネジ4,4′の頭部40,40′
の操作構造も、図示したプラス孔のほか、マイナス孔、
六角孔等でも実施可能である。
<効果> 以上のごとく構成された、この考案の上下調整機構付き
戸車によれば、調整ネジを操作して保持体を旋回移動さ
せた場合でも、調整ネジは常時外枠の天井に対して、垂
直状態を保持できる。
従って、この考案の戸車によれば保持体の両端に設けた
調整ネジにて、はるかに広い範囲にわたって、車輪の上
下調整を行うことができ、戸車の上下調整に対する融通
性を極めて大きなものとすることができるとともに特に
調整ネジが外枠体の天井面に対して常時垂直に維持され
るので、保持体や調整ネジに加わる荷重を、常時良好な
状態で無理なく負担させることができ、戸車の耐久性を
高め得る等種々の実用的効果を発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の斜視図、第2図および第3図は正面およ
び側面からの縦断面図、第4図は調整状態を示す縦断面
図、第5図は従来例を示す断面図である。 A,A′……戸車、 1,100……車輪、 2,200……保持体、 3,300……外枠体、 31,31′……摺動孔、 4,4′、400,600……調整ネジ、 5,5′、500……回動軸、 50,50′220……ネジ孔、 51,51′……回動軸の両端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪を軸支した保持体を、天井面を有する
    外枠体に収容し、保持体の長手方向両端には、それぞれ
    水平方向に回動軸を軸支してあり、各回動軸にはネジ孔
    を垂直方向に貫通形成してあり、各ネジ孔にはそれぞれ
    調整ネジを垂直方向に螺合してあり、各調整ネジはその
    先端部分が外枠体の天井面に回動自在に保持されて外枠
    体内での垂直方向の移動を規制してあり、さらに各回動
    軸の両端を、外枠体に形成した垂直方向の摺動孔にそれ
    ぞれ挿通してあることを特徴とする上下調整機構付きの
    戸車。
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