JPH0450368Y2 - - Google Patents

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JPH0450368Y2
JPH0450368Y2 JP14849489U JP14849489U JPH0450368Y2 JP H0450368 Y2 JPH0450368 Y2 JP H0450368Y2 JP 14849489 U JP14849489 U JP 14849489U JP 14849489 U JP14849489 U JP 14849489U JP H0450368 Y2 JPH0450368 Y2 JP H0450368Y2
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tombstone
base stone
stone
protrusion
tombstones
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、地震等でも墓石が倒れることのない
免震墓構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、墓石には好みに応じて石碑が縦型のもの
のみならず横型のものなど種々あるが、第2図に
縦型のものの一例を示すと、墓石1は縦長の直方
体形状の石であり、この墓石1が偏平な台盤石2
の上に載置される。なお、台盤石2は図示のごと
く複数段に積み重ねられることもあり、また、墓
石1や台盤石2の前には花立て3が設けられた
り、線香置き4が配置されたりする。
そして、最近の地下高騰の影響から寺などでは
敷地内に墓地のためのスペースを充分確保できな
いので第3図に示すように建物内に屋内形式の墓
地を設けることも多くなり、その場合でも墓石は
建物の床5の上に並べられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記第2図に示す縦型の墓石1は横に場所を取
らないので、数多く並べるものとしては適してい
る。ただし、墓石1は台盤石2の上にただ置かれ
ているもので、地震等で水平振動を受けると倒れ
ることが多い。
そこで、第4図に示すように台盤石2側からグ
ラウト材6で固定した金属性のアンカーピン7を
突出し、このアンカーピン7を墓石1の下面に穿
設した穴8に差し込むことにより墓石1と台盤石
2とを結合することも提案されている。
しかし、この方法では墓石1と台盤石2とはア
ンカーピン7を介して剛に結合されることになる
ので台盤石2もろとも墓石1が倒れることもあ
り、強度の地震に対しては絶体的な転倒防止とは
ならない。特に、前記第3図に示すように屋内形
式の墓地では、建物の揺れが地震の振動を増幅す
ることになるので、墓石に加わる振動も屋外の場
合より大きく、従つて倒れ易いものであり、また
室内という限られた空間に多くの墓石が並べられ
るので、倒れた場合の被害も大きなものとなる。
本考案の目的は従来例の不都合を解消し、免振
作用により地震時等の水平振動を受けても墓石が
倒れにくい墓構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、墓石とこれ
を載置支承する支持部材のいずれか一方の中心に
球面形状の突起を、他方の中心にこの突起が係合
する凹球面形状の凹部を形成し、これら突起と凹
部とを係合させるとともに、その外側で墓石と支
持部材間に配置する伸縮弾性部材で墓石と支持部
材とを間隔を存して支承したことを要旨とするも
のである。
〔作用〕
本考案によれば、墓石は支持部材上に球面形状
の突起と凹球面形状の凹部の係合でやじろべい式
にバランスをとつて支承され、その周囲を伸縮弾
性部材で支えられて直立する。
そして、地震により地盤や建物が振動しても、
支持部材が直接受ける振動は伸縮弾性部材で振動
周期の大きなものに変換されて墓石に伝わり、そ
の結果、墓石はほとんど揺れないので倒れること
もない。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の免震墓構造の1実施例を示す
縦断正面図で、図中1は墓石であり、2はこの墓
石1を載置支承する支持部材としての台盤石であ
る。なお、墓全体の構造としては前記第2図に示
すごときものである。
本考案は、台盤石2上の中心に球面形状の突起
9を設け、墓石1の下面の中心にこの突起9が係
合する凹球面形状の凹部10を形成した。
また、該台盤石2上と墓石1の下面の周端近く
に係合孔12を形成する。
これら突起9と凹部10とを係合させるととも
に、係合孔12に端部を差し込むようにして伸縮
弾性部材としてのコイルバネ11を墓石1と台盤
石2間に配設する。この球面形状の突起9は金属
材もしくは石材で形成するものであり、コイルバ
ネ11はその外側でこれを取り囲むように配置さ
れ、墓石1を台盤石2から間隔αを存して支承す
る。
なお、コイルバネ11の代わりにエアーシリン
ダダンパーや硬質ゴム柱などを伸縮弾性部材とし
て使用することができる。
さらに、他の実施例として台盤石2上の中心に
凹球面形状の凹部10を形成し、墓石1の下面の
中心に球面形状の突起9を設けるようにしてもよ
い。
このようにして、墓石1は突起9と凹部10と
の係合で点支承によりやじろべい式にバランスを
とつて台盤石2上に立設する。
地震により地盤もしくは建物が振動し、これに
ともなつて台盤石2が振動しても、墓石1は台盤
石2とは点でしか接合しておらず、しかも台盤石
2の振動はコイルバネ11が変形することで振動
周期の大きなものとして墓石1に伝えられるの
で、墓石1はほとんどゆれることはない。
この場合、墓石1と台盤石2との間には間隔α
があるので、地震時の墓石1と台盤石2との変位
の相違はこのαがクリアランスとなる。
このように墓石1は揺れないので、倒れること
もない。
なお、以上の実施例は台盤石2を支持部材とし
て、これと墓石1との間で突起9と凹部10の係
合をおこない、かつ伸縮弾性部材を配置するよう
にしたが、この他に上下に積み上げられる台盤石
2の相互間や、基礎コンクリートやコンクリート
床と台盤石2間に同様な機構を配し、該台盤石2
を免震支承することも考えられる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の免震墓構造は、地震
時に水平方向の振動を受けても、支持部材からそ
の上に立設する墓石へはこの振動が周期の大きな
ものとして伝わり、墓石はほとんど揺れないので
倒れるおそれのないものである。このように地震
時の転倒防止が行われるので、建物内の墓地など
地震の影響を受けやすく、かつ狭い場所に数多く
並べる墓石として最適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の免震墓構造の1実施例を示す
要部の縦断正面図、第2図は墓の全体を示す正面
図、第3図は室内墓地の内観図、第4図は従来例
を示す一部切欠いた要部の正面図である。 1……墓石、2……台盤石、3……花立て、4
……線香置き、5……床、6……グラウト材、7
……アンカーピン、8……穴、9……球面形状の
突起、10……凹球面形状の凹部、11……コイ
ルバネ、12……係合孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 墓石とこれを載置支承する支持部材のいずれか
    一方の中心に球面形状の突起を、他方の中心にこ
    の突起が係合する凹球面形状の凹部を形成し、こ
    れら突起と凹部とを係合させるとともに、その外
    側で墓石と支持部材間に配置する伸縮弾性部材で
    墓石と支持部材とを間隔を存して支承したことを
    特徴とする免震墓構造。
JP14849489U 1989-12-22 1989-12-22 Expired JPH0450368Y2 (ja)

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JP14849489U JPH0450368Y2 (ja) 1989-12-22 1989-12-22

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JP14849489U JPH0450368Y2 (ja) 1989-12-22 1989-12-22

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JPH0387759U JPH0387759U (ja) 1991-09-06
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JPH0387759U (ja) 1991-09-06

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