JPH0450363B2 - - Google Patents
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- JPH0450363B2 JPH0450363B2 JP26471189A JP26471189A JPH0450363B2 JP H0450363 B2 JPH0450363 B2 JP H0450363B2 JP 26471189 A JP26471189 A JP 26471189A JP 26471189 A JP26471189 A JP 26471189A JP H0450363 B2 JPH0450363 B2 JP H0450363B2
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は建築、土木及び海洋構造物等の分野に
おいて、各種構造物に用いる耐火性の優れた低降
伏比鋼の製造方法に関する。 (従来の技術) 周知の通り建築、土木及び海洋構造物等の分野
における各種構造物用構築材として、一般構造用
圧延鋼材(JIS G 3101)、溶接構造用圧延鋼材
(JIS G 3106)、溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材
(JIS G 3114)、高耐候性圧延鋼材(JIS G
3125)及び一般構造用炭素鋼鋼管(JIS G
3444)、一般構造用角形鋼板(JIS G 3466)等
が広く利用されている。 前記周知鋼材は、通常高炉によつて得られた溶
銑を脱S、脱Pしたのち転炉精錬を行ない、連続
鋳造もしくは分塊工程において鋼片とし、ついで
熱間塑性加工することにより、所望の特性を備え
たものとして製品化される。 ところで、各種建造物のうち、特に生活に密着
したビルや事務所及び住居等の建造物に前記周知
鋼材を用いる場合、火災における安全性を確保す
るため、十分な耐火被覆を施すことが義務ずけら
れており、建築関係諸法令では、火災時に鋼材温
度が350℃以上にならぬように規定している。 つまり、前記周知鋼材は建築物に使用する場
合、350℃程度で耐力が常温時の60〜70%になり、
建造物の倒壊を引き起こす恐れがあるため、たと
えば、一般構造用圧延鋼材(JIS G 3101)に規
定される形鋼を柱材とする構造物の例では、その
表面にスラグウール、ガラスウールアスベスト等
を基材とする吹き付け材やフエルトを展着するほ
か、防火モルタルで包装する方法及び前記断熱材
層の上に、さらに金属薄板即ちアルミニウムやス
テンレス薄板で保護する方法等、耐火被覆を入念
に施し、火災時における熱的損傷により該鋼材が
載荷力を失うことのないようにして利用する。 そのため、鋼材費用に比し耐火被覆工費が高額
になり、建築コストが大幅に上昇することを避け
ることができない。 そこで、構築材として丸あるいは角鋼管を用
い、冷却水が循環するように構成し、火災時にお
ける温度上昇を防止し載荷力を低下させない技術
が提案され、ビルの建設コストの引き下げと利用
空間の拡大が図られている。 たとえば、実公昭52−16021号公報には、建築
物の上部に水タンクを置き、中空鋼管からなる柱
材に冷却水を供給する耐火構造建造物が開示され
ている。また、特願昭63−143740号明細書では、
鋼材の基本成分として、相当量のMoとNbを複合
添加し、高温加熱−高温圧延法によりミクロ組織
を比較的大きなフエライト主体組織として、600
℃の高温強度が常温強度の70%以上確保できるこ
とが示されている。 しかしながら、この方法では常温と600℃の強
度確保はMo,Nb等の合金元素の添加に頼らざる
を得ず、合金添加量が多くなることが必須となら
ざるを得ず、建築用鋼材として重要な溶接性が阻
害される問題点を含んでいた。 さらに、特願平1−139329号明細書では、一定
量のMoを含有した鋼を圧延後のナーステナイト
とフエライト域の一定の温度から水令する方法を
用いることにより、ミクロ組織を20〜50%の比較
的大きなフエライトとベイナイトの混合組織とす
ることにより、常温の降伏比を低く抑え、600℃
の強度を確保していた。 しかしながら、圧延後の一定温度からの水冷は
工業的に必ずしも容易でなく、とくに、比較的薄
い鋼板の場合、圧延後の温度降下の速度が速く、
圧延板全体を適正な温度から水冷することはかな
り困難であつた。 (発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、火災時における鋼材強度につい
て研究の結果、無被覆使用を目標とした場合、火
災時の最高到達温度が1000℃であることから、鋼
材が該温度で常温耐力の70%以上の耐力を備える
ためには、やはり高価な金属元素を多量に添加せ
ねばならず、経済性を失することを知つた。つま
り、周知の鋼材費とそれに加え耐火被覆を施工す
る費用以上に鋼材単価が高くなり、そのような鋼
材は実際的に利用することができない。 そこで、さらに研究を進めた結果、600℃での
高温耐力が常温時の70%以上となる鋼材が最も経
済的であることをつきとめ、高価な添加元素の量
を少なくし、かつ耐火被覆を薄くすることが可能
で、火災荷重が小さい場合は、無被覆で使用する
ことができる鋼材の製造方法を開発した。 (課題を解決するための手段) 本発明は前述の課題を克服し、目的を達成する
もので、重量比で、C 0.02〜0.10%、Si 0.6%
以下、Mn 0.8〜2.0%、Mo 0.2〜1.0%、Al 0.1
%以下、N 0.006%以下、残部がFe及び不可避
的不純物を含み、しかも、C/Mnの比が0.05以
下で、(1)式で与えられるD〓※値が0.80以上の成
分組成よりなる鋼片を1150〜1300℃の温度域で再
加熱後、熱間圧延を800℃〜1000℃の温度範囲で
終了してミクロ組織をベイナイトとすることを特
徴とする耐火性の優れた建築用薄手低降伏比鋼の
製造方法である。 (1)式: D〓※=0.316√(1+0.7Si)(4.1Mn +0.35)(1+3Mo) 更に本発明は重量比でC 0.02〜0.10%、Si
0.6%以下、Mn 0.8〜2.0%、Mo 0.2〜1.0%、Al
0.1%以下、N 0.006%以下に加えて、Ni 0.15〜
0.60%、Cu 0.15〜1.0%、Cr 0.05〜0.50%、V
0.005〜0.10%、B 0.0003〜0.002%のうち一種
または二種以上、残部がFe及び不可避的不純物
を含み、しかも、C/Mnの比が0.05以下で、(2)
式で与えられるD〓※値が0.80以上の成分組成よ
りなる鋼片を1150〜1300℃の温度域で再加熱後、
熱間圧延を800℃〜1000℃の温度範囲で終了して
ミクロ組織をベイナイトとすることを特徴とする
耐火性の優れた建築用薄手低降伏比鋼の製造方法
である。 (2)式: D〓※=0.316√(1+0.7Si)(4.1Mn +0.35)(1+3Mo)(1+2.16Cr)(1 +0.36Ni)(1+0.365Cu)×A ここでAはB(量)0.0003%未満の場合1、
0.0003%以上の場合1.2、(成分単位;重量%) (作用) さて、本発明の特徴は、低C−中〜高Mn鋼に
Moを添加し、C/Mnの比が0.05以下で、(1)式で
与えられるD〓※値が0.80以上の成分組成の鋼片
を高温で再加熱したのち、比較的高温で圧延を終
了することにあり、本発明法によつて製造した鋼
及び鋼材(以下鋼)は、適当な常温耐力と低い降
伏比を有するとともに、高温耐力が高く溶接性も
良好である特性を備えている。 つまり、常温耐力に対し600℃の温度域に於け
る耐力の割合が大きい。この理由は低Cのベース
成分でベイナイト組織としているためで、これに
対し、ベース成分のC量が高いと、ミクロ組織が
ベイナイトでも、常温の降伏比が高くなり耐震性
を満足させることができない。また、ベース成分
が低Cでも焼入性が低いと、常温と600℃の強度
が不十分である。 つぎに、本発明にかかる特徴的な成分元素とそ
の添加量について説明する。 Moは微細な炭窒化物を形成し、さらに、固溶
体強化によつて高温強度を増加させるが、ミクロ
組織がベイナイトの場合、その添加量は比較的少
ない量で600℃の高温強度を確保することができ
る。 本発明者等は研究の結果、常温の強度と600℃
の高温強度を確保するためには、低Cのベース成
分にMoを添加してミクロ組織をベイナイト化す
ることが有効なことを見出した。しかしながら、
Mo量が高すぎると、溶接性が悪くなり、さら
に、溶接熱影響部(HAZ)の靭性が劣化するの
で、Mo量の上限は1.0%とする必要がある。 さて、常温において、溶接構造用圧延鋼材
(JIS G 3106)に規定する性能を満足し、かつ
600℃の高温において高い耐力を維持せしめるた
めには、鋼成分と共に鋼の再加熱及び圧延にかか
る条件が重要である。 前述のMo添加による高温強度の増大を図るに
は、Moを再加熱時に十分に溶体化させる必要が
あり、このため再加熱温度の下限を1150℃とす
る。また、再加熱温度が高すぎると結晶粒が大き
くなつて低温靭性が劣化するので、その上限は
1300℃にせねばならない。 さらに、圧延終了温度を800℃以上とする理由
は、圧延中にMoの炭窒化物を析出させないため
である。周知の低温圧延(制御圧延)はラインパ
イプ等低温靭性が必要な鋼材では必須要件である
が、本発明鋼のように低温靭性について、高い要
求が無く、常温強度と600℃の強度及び、そのバ
ランスが重要な場合には、ミクロ組織をベイナイ
ト化するため、圧延を高温で終了せねばならな
い。 また、本発明において、圧延終了温度の上限を
1000℃としたのは、建築用鋼としての靭性を確保
するためである。 さらに、圧延後の冷却速度もミクロ組織に影響
を与えるので、本発明鋼では圧延後の空冷で、ミ
クロ組織をベイナイトとするため、製造板厚は50
mm以下が好ましい。 さて、高温強度を上昇せしめるため、Moを利
用することは、従来のボイラー用鋼管等に使用さ
れている鋼では知られているが、建築用に用いる
耐火鋼材として微量のMoに加えてベース成分の
C/Mn比を抑え、焼入性(D〓※)を確保し、ミ
クロ組織をベイナイト化して常温と高温の強度を
満足させた鋼材は知られていない。ボイラー用に
使用されている鋼は基本的な特性を得るため、圧
延後に調質熱処理を施しており、本発明鋼とは製
造プロセスが異なる。 つぎに、本発明における前記Mo以外の成分限
定理由について詳細に説明する。 Cは母材及び溶接部の強度確保ならびにMoの
添加効果を発揮させるために必要であり、0.02%
未満では効果が薄れるので下限は0.02%とする。
また、C量が多すぎると常温の降伏比が上昇し、
さらに、HAZの低温靭性に悪影響をおよぼすの
で、0.10%が上限となる。 Siは脱酸上鋼に含まれる元素で、Si量が多くな
ると溶接性、HAZ靭性が劣化するため、その上
限を0.6%とした。 つぎに、Mnは強度、靭性を確保する上で不可
欠の元素であり、その下限は0.8%である。しか
し、Mn量が多すぎると焼入性が増加して溶接
性、HAZ靭性が劣化するため、Mn量の上限を
2.0%とした。 Alは一般に脱酸上鋼に含まれる元素であるが、
Si及びTiによつても脱酸は行なわれるので、本
発明ではAlについては下限は限定しない。しか
しAl量が多くなると鋼の清浄度が悪くなり、溶
接部の靭性が劣化するので上限を0.1%とした。 Nは一般に不可避的不純物として鋼中に含まれ
るものであるが、N量が多くなるとHAZ靭性の
劣化や連続鋳造スラブの表面きずの発生等を助長
するので、その上限を0.006%とした。 なお、本発明鋼は、不可避的不純物としてP及
びSを含有する。P,Sは高温強度に与える影響
は小さいので、その量について特に限定はしない
が、一般に靭性、板厚方向強度等に関する鋼の特
性は、これらP,S元素が少ないほど向上する。
望ましいP,S量はそれぞれ0.02%、0.005%以
下である。 本発明鋼の基本成分は以上のとおりであり、十
分に目的を達成できるが、さらに目的に対し特性
を高めるため、以下に述べる元素即ちNi,Cu,
Cr,V,Bを選択的に添加すると強度、靭性の
向上について、さらに好ましい結果が得られる。 つぎに、前記添加元素とその添加量について説
明する。 Niは溶接性、HAZ靭性に悪影響をおよぼすこ
となく、母材の強度、靭性を向上させるが、0.15
%未満では効果が薄く、0.60%超の添加は建築用
鋼としての目的に対し、極めて高価になるため経
済性を失うので、上限は0.6%とした。 CuはNiとほぼ同様な効果を持つほか、Cu析出
物による高温強度の増加や耐食性、耐候性の向上
にも効果を有する。しかし、Cu量が1.0%を超え
ると熱間圧延時にCu割れが発生し製造が困難に
なり、また、0.15%未満では効果が無いのでCu量
は0.15〜1.0%に限定した。 Crは母材及び溶接部の強度を高める元素であ
り、Cr量が0.5%超で耐候性も向上するが、1.0%
を超えると溶接性やHAZ靭性を劣化させ、また、
0.05%未満では効果が薄い。従つてCr量は0.05〜
0.5%とする。 VはNと結合して窒化物VNを形成し高温強度
の向上に効果を発揮する。しかしながら、0.005
%未満では、その効果は認められず、0.10%超で
は溶接性に害をおよぼすため0.005〜0.10%の範
囲とした。 Bは鋼の焼入性を増大させ強度を大きくする元
素であり、Nと結合したBNはフエライト発生核
として作用し、HAZ組織を微細化する。このよ
うなBの効果を得るためには、最小限0.0003%の
B量が必要で、それ以下では効果がなく、またB
量が多過ぎると粗大なB−constituentがHAZの
粒界に析出して低温靭性を劣化させる。このため
B量の上限は0.002%に制限する。 なお、本発明鋼を製造後、脱水素等の目的で
Ac1変態点以下の温度に再加熱しても、本発明鋼
の特徴は何等損なわれることはない。 (実施例) 周知の転炉、連続鋳造、厚板工程で表に示す鋼
成分の鋼板を製造し、常温強度、高温強度等を調
査した。 第1表のNo.1〜No.20に本発明鋼を、No.21〜No.30
に比較鋼の化学成分を示す。 続いて第2表に本発明鋼と比較鋼について、加
熱、圧延、条件別に機械的特性を示す。第2表の
本発明鋼No.1〜No.20の例では、すべて良好な常温
及び高温強度を有している。 これに対し、比較鋼No.21、No.24では、圧延後に
再加熱して焼準しているため、常温、高温強度が
低い。No.22,No.25では、圧延後に再加熱して焼
入、焼戻の熱処理を行なつているため、常温の降
伏比が高すぎる。No.23では、スラブ再加熱温度が
低く、圧延仕上げ温度も低いため、常温の降伏比
が高すぎ、常温と600℃の強度比も十分でない。
さらに、比較鋼のNo.26〜No.35は化学成分がいずれ
も本発明鋼の範囲から外れているため、特性を満
足できなかつた。即ち、No.26〜No.31では、焼入性
が不足してミクロ組織がベイナイトにならず600
℃の強度で不十分である。また、No.32〜No.35は
C/Mn比が高すぎるため、常温の降伏比が高す
ぎる。
おいて、各種構造物に用いる耐火性の優れた低降
伏比鋼の製造方法に関する。 (従来の技術) 周知の通り建築、土木及び海洋構造物等の分野
における各種構造物用構築材として、一般構造用
圧延鋼材(JIS G 3101)、溶接構造用圧延鋼材
(JIS G 3106)、溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材
(JIS G 3114)、高耐候性圧延鋼材(JIS G
3125)及び一般構造用炭素鋼鋼管(JIS G
3444)、一般構造用角形鋼板(JIS G 3466)等
が広く利用されている。 前記周知鋼材は、通常高炉によつて得られた溶
銑を脱S、脱Pしたのち転炉精錬を行ない、連続
鋳造もしくは分塊工程において鋼片とし、ついで
熱間塑性加工することにより、所望の特性を備え
たものとして製品化される。 ところで、各種建造物のうち、特に生活に密着
したビルや事務所及び住居等の建造物に前記周知
鋼材を用いる場合、火災における安全性を確保す
るため、十分な耐火被覆を施すことが義務ずけら
れており、建築関係諸法令では、火災時に鋼材温
度が350℃以上にならぬように規定している。 つまり、前記周知鋼材は建築物に使用する場
合、350℃程度で耐力が常温時の60〜70%になり、
建造物の倒壊を引き起こす恐れがあるため、たと
えば、一般構造用圧延鋼材(JIS G 3101)に規
定される形鋼を柱材とする構造物の例では、その
表面にスラグウール、ガラスウールアスベスト等
を基材とする吹き付け材やフエルトを展着するほ
か、防火モルタルで包装する方法及び前記断熱材
層の上に、さらに金属薄板即ちアルミニウムやス
テンレス薄板で保護する方法等、耐火被覆を入念
に施し、火災時における熱的損傷により該鋼材が
載荷力を失うことのないようにして利用する。 そのため、鋼材費用に比し耐火被覆工費が高額
になり、建築コストが大幅に上昇することを避け
ることができない。 そこで、構築材として丸あるいは角鋼管を用
い、冷却水が循環するように構成し、火災時にお
ける温度上昇を防止し載荷力を低下させない技術
が提案され、ビルの建設コストの引き下げと利用
空間の拡大が図られている。 たとえば、実公昭52−16021号公報には、建築
物の上部に水タンクを置き、中空鋼管からなる柱
材に冷却水を供給する耐火構造建造物が開示され
ている。また、特願昭63−143740号明細書では、
鋼材の基本成分として、相当量のMoとNbを複合
添加し、高温加熱−高温圧延法によりミクロ組織
を比較的大きなフエライト主体組織として、600
℃の高温強度が常温強度の70%以上確保できるこ
とが示されている。 しかしながら、この方法では常温と600℃の強
度確保はMo,Nb等の合金元素の添加に頼らざる
を得ず、合金添加量が多くなることが必須となら
ざるを得ず、建築用鋼材として重要な溶接性が阻
害される問題点を含んでいた。 さらに、特願平1−139329号明細書では、一定
量のMoを含有した鋼を圧延後のナーステナイト
とフエライト域の一定の温度から水令する方法を
用いることにより、ミクロ組織を20〜50%の比較
的大きなフエライトとベイナイトの混合組織とす
ることにより、常温の降伏比を低く抑え、600℃
の強度を確保していた。 しかしながら、圧延後の一定温度からの水冷は
工業的に必ずしも容易でなく、とくに、比較的薄
い鋼板の場合、圧延後の温度降下の速度が速く、
圧延板全体を適正な温度から水冷することはかな
り困難であつた。 (発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、火災時における鋼材強度につい
て研究の結果、無被覆使用を目標とした場合、火
災時の最高到達温度が1000℃であることから、鋼
材が該温度で常温耐力の70%以上の耐力を備える
ためには、やはり高価な金属元素を多量に添加せ
ねばならず、経済性を失することを知つた。つま
り、周知の鋼材費とそれに加え耐火被覆を施工す
る費用以上に鋼材単価が高くなり、そのような鋼
材は実際的に利用することができない。 そこで、さらに研究を進めた結果、600℃での
高温耐力が常温時の70%以上となる鋼材が最も経
済的であることをつきとめ、高価な添加元素の量
を少なくし、かつ耐火被覆を薄くすることが可能
で、火災荷重が小さい場合は、無被覆で使用する
ことができる鋼材の製造方法を開発した。 (課題を解決するための手段) 本発明は前述の課題を克服し、目的を達成する
もので、重量比で、C 0.02〜0.10%、Si 0.6%
以下、Mn 0.8〜2.0%、Mo 0.2〜1.0%、Al 0.1
%以下、N 0.006%以下、残部がFe及び不可避
的不純物を含み、しかも、C/Mnの比が0.05以
下で、(1)式で与えられるD〓※値が0.80以上の成
分組成よりなる鋼片を1150〜1300℃の温度域で再
加熱後、熱間圧延を800℃〜1000℃の温度範囲で
終了してミクロ組織をベイナイトとすることを特
徴とする耐火性の優れた建築用薄手低降伏比鋼の
製造方法である。 (1)式: D〓※=0.316√(1+0.7Si)(4.1Mn +0.35)(1+3Mo) 更に本発明は重量比でC 0.02〜0.10%、Si
0.6%以下、Mn 0.8〜2.0%、Mo 0.2〜1.0%、Al
0.1%以下、N 0.006%以下に加えて、Ni 0.15〜
0.60%、Cu 0.15〜1.0%、Cr 0.05〜0.50%、V
0.005〜0.10%、B 0.0003〜0.002%のうち一種
または二種以上、残部がFe及び不可避的不純物
を含み、しかも、C/Mnの比が0.05以下で、(2)
式で与えられるD〓※値が0.80以上の成分組成よ
りなる鋼片を1150〜1300℃の温度域で再加熱後、
熱間圧延を800℃〜1000℃の温度範囲で終了して
ミクロ組織をベイナイトとすることを特徴とする
耐火性の優れた建築用薄手低降伏比鋼の製造方法
である。 (2)式: D〓※=0.316√(1+0.7Si)(4.1Mn +0.35)(1+3Mo)(1+2.16Cr)(1 +0.36Ni)(1+0.365Cu)×A ここでAはB(量)0.0003%未満の場合1、
0.0003%以上の場合1.2、(成分単位;重量%) (作用) さて、本発明の特徴は、低C−中〜高Mn鋼に
Moを添加し、C/Mnの比が0.05以下で、(1)式で
与えられるD〓※値が0.80以上の成分組成の鋼片
を高温で再加熱したのち、比較的高温で圧延を終
了することにあり、本発明法によつて製造した鋼
及び鋼材(以下鋼)は、適当な常温耐力と低い降
伏比を有するとともに、高温耐力が高く溶接性も
良好である特性を備えている。 つまり、常温耐力に対し600℃の温度域に於け
る耐力の割合が大きい。この理由は低Cのベース
成分でベイナイト組織としているためで、これに
対し、ベース成分のC量が高いと、ミクロ組織が
ベイナイトでも、常温の降伏比が高くなり耐震性
を満足させることができない。また、ベース成分
が低Cでも焼入性が低いと、常温と600℃の強度
が不十分である。 つぎに、本発明にかかる特徴的な成分元素とそ
の添加量について説明する。 Moは微細な炭窒化物を形成し、さらに、固溶
体強化によつて高温強度を増加させるが、ミクロ
組織がベイナイトの場合、その添加量は比較的少
ない量で600℃の高温強度を確保することができ
る。 本発明者等は研究の結果、常温の強度と600℃
の高温強度を確保するためには、低Cのベース成
分にMoを添加してミクロ組織をベイナイト化す
ることが有効なことを見出した。しかしながら、
Mo量が高すぎると、溶接性が悪くなり、さら
に、溶接熱影響部(HAZ)の靭性が劣化するの
で、Mo量の上限は1.0%とする必要がある。 さて、常温において、溶接構造用圧延鋼材
(JIS G 3106)に規定する性能を満足し、かつ
600℃の高温において高い耐力を維持せしめるた
めには、鋼成分と共に鋼の再加熱及び圧延にかか
る条件が重要である。 前述のMo添加による高温強度の増大を図るに
は、Moを再加熱時に十分に溶体化させる必要が
あり、このため再加熱温度の下限を1150℃とす
る。また、再加熱温度が高すぎると結晶粒が大き
くなつて低温靭性が劣化するので、その上限は
1300℃にせねばならない。 さらに、圧延終了温度を800℃以上とする理由
は、圧延中にMoの炭窒化物を析出させないため
である。周知の低温圧延(制御圧延)はラインパ
イプ等低温靭性が必要な鋼材では必須要件である
が、本発明鋼のように低温靭性について、高い要
求が無く、常温強度と600℃の強度及び、そのバ
ランスが重要な場合には、ミクロ組織をベイナイ
ト化するため、圧延を高温で終了せねばならな
い。 また、本発明において、圧延終了温度の上限を
1000℃としたのは、建築用鋼としての靭性を確保
するためである。 さらに、圧延後の冷却速度もミクロ組織に影響
を与えるので、本発明鋼では圧延後の空冷で、ミ
クロ組織をベイナイトとするため、製造板厚は50
mm以下が好ましい。 さて、高温強度を上昇せしめるため、Moを利
用することは、従来のボイラー用鋼管等に使用さ
れている鋼では知られているが、建築用に用いる
耐火鋼材として微量のMoに加えてベース成分の
C/Mn比を抑え、焼入性(D〓※)を確保し、ミ
クロ組織をベイナイト化して常温と高温の強度を
満足させた鋼材は知られていない。ボイラー用に
使用されている鋼は基本的な特性を得るため、圧
延後に調質熱処理を施しており、本発明鋼とは製
造プロセスが異なる。 つぎに、本発明における前記Mo以外の成分限
定理由について詳細に説明する。 Cは母材及び溶接部の強度確保ならびにMoの
添加効果を発揮させるために必要であり、0.02%
未満では効果が薄れるので下限は0.02%とする。
また、C量が多すぎると常温の降伏比が上昇し、
さらに、HAZの低温靭性に悪影響をおよぼすの
で、0.10%が上限となる。 Siは脱酸上鋼に含まれる元素で、Si量が多くな
ると溶接性、HAZ靭性が劣化するため、その上
限を0.6%とした。 つぎに、Mnは強度、靭性を確保する上で不可
欠の元素であり、その下限は0.8%である。しか
し、Mn量が多すぎると焼入性が増加して溶接
性、HAZ靭性が劣化するため、Mn量の上限を
2.0%とした。 Alは一般に脱酸上鋼に含まれる元素であるが、
Si及びTiによつても脱酸は行なわれるので、本
発明ではAlについては下限は限定しない。しか
しAl量が多くなると鋼の清浄度が悪くなり、溶
接部の靭性が劣化するので上限を0.1%とした。 Nは一般に不可避的不純物として鋼中に含まれ
るものであるが、N量が多くなるとHAZ靭性の
劣化や連続鋳造スラブの表面きずの発生等を助長
するので、その上限を0.006%とした。 なお、本発明鋼は、不可避的不純物としてP及
びSを含有する。P,Sは高温強度に与える影響
は小さいので、その量について特に限定はしない
が、一般に靭性、板厚方向強度等に関する鋼の特
性は、これらP,S元素が少ないほど向上する。
望ましいP,S量はそれぞれ0.02%、0.005%以
下である。 本発明鋼の基本成分は以上のとおりであり、十
分に目的を達成できるが、さらに目的に対し特性
を高めるため、以下に述べる元素即ちNi,Cu,
Cr,V,Bを選択的に添加すると強度、靭性の
向上について、さらに好ましい結果が得られる。 つぎに、前記添加元素とその添加量について説
明する。 Niは溶接性、HAZ靭性に悪影響をおよぼすこ
となく、母材の強度、靭性を向上させるが、0.15
%未満では効果が薄く、0.60%超の添加は建築用
鋼としての目的に対し、極めて高価になるため経
済性を失うので、上限は0.6%とした。 CuはNiとほぼ同様な効果を持つほか、Cu析出
物による高温強度の増加や耐食性、耐候性の向上
にも効果を有する。しかし、Cu量が1.0%を超え
ると熱間圧延時にCu割れが発生し製造が困難に
なり、また、0.15%未満では効果が無いのでCu量
は0.15〜1.0%に限定した。 Crは母材及び溶接部の強度を高める元素であ
り、Cr量が0.5%超で耐候性も向上するが、1.0%
を超えると溶接性やHAZ靭性を劣化させ、また、
0.05%未満では効果が薄い。従つてCr量は0.05〜
0.5%とする。 VはNと結合して窒化物VNを形成し高温強度
の向上に効果を発揮する。しかしながら、0.005
%未満では、その効果は認められず、0.10%超で
は溶接性に害をおよぼすため0.005〜0.10%の範
囲とした。 Bは鋼の焼入性を増大させ強度を大きくする元
素であり、Nと結合したBNはフエライト発生核
として作用し、HAZ組織を微細化する。このよ
うなBの効果を得るためには、最小限0.0003%の
B量が必要で、それ以下では効果がなく、またB
量が多過ぎると粗大なB−constituentがHAZの
粒界に析出して低温靭性を劣化させる。このため
B量の上限は0.002%に制限する。 なお、本発明鋼を製造後、脱水素等の目的で
Ac1変態点以下の温度に再加熱しても、本発明鋼
の特徴は何等損なわれることはない。 (実施例) 周知の転炉、連続鋳造、厚板工程で表に示す鋼
成分の鋼板を製造し、常温強度、高温強度等を調
査した。 第1表のNo.1〜No.20に本発明鋼を、No.21〜No.30
に比較鋼の化学成分を示す。 続いて第2表に本発明鋼と比較鋼について、加
熱、圧延、条件別に機械的特性を示す。第2表の
本発明鋼No.1〜No.20の例では、すべて良好な常温
及び高温強度を有している。 これに対し、比較鋼No.21、No.24では、圧延後に
再加熱して焼準しているため、常温、高温強度が
低い。No.22,No.25では、圧延後に再加熱して焼
入、焼戻の熱処理を行なつているため、常温の降
伏比が高すぎる。No.23では、スラブ再加熱温度が
低く、圧延仕上げ温度も低いため、常温の降伏比
が高すぎ、常温と600℃の強度比も十分でない。
さらに、比較鋼のNo.26〜No.35は化学成分がいずれ
も本発明鋼の範囲から外れているため、特性を満
足できなかつた。即ち、No.26〜No.31では、焼入性
が不足してミクロ組織がベイナイトにならず600
℃の強度で不十分である。また、No.32〜No.35は
C/Mn比が高すぎるため、常温の降伏比が高す
ぎる。
【表】
【表】
【表】
【表】
(発明の効果)
本発明の化学成分及び製造法で製造した鋼材は
600℃の降伏強度が高く且つ、600℃の降伏強度が
常温降伏強度の70%以上で、常温の降伏比
(YS/TS)も低く、溶接性も良好である等の特
徴を兼ね備えた全く新しい鋼材である。
600℃の降伏強度が高く且つ、600℃の降伏強度が
常温降伏強度の70%以上で、常温の降伏比
(YS/TS)も低く、溶接性も良好である等の特
徴を兼ね備えた全く新しい鋼材である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比で C 0.02〜0.10%、 Si 0.6%以下、 Mn 0.8〜2.0%、 Mo 0.2〜1.0%、 Al 0.1%以下、 N 0.006%以下 残部がFe及び不可避的不純物を含み、しかも、
C/Mnの比が0.05以下で、(1)式で与えられるD〓
※値が0.80以上の成分組成よりなる鋼片を1150〜
1300℃の温度域で再加熱後、熱間圧延を800℃〜
1000℃の温度範囲で終了してミクロ組織をベイナ
イトとすることを特徴とする耐火性の優れた建築
用薄手低降伏比鋼の製造方法。 (1)式: D〓※=0.316√(1+0.7Si)(4.1Mn +0.35)(1+3Mo) 2 重量比で Ni 0.15〜0.60%、 Cu 0.15〜1.0%、 Cr 0.05〜0.50%、 V 0.005〜0.10%、 B 0.0003〜0.002% のうち一種または二種以上を含み、(2)式で与えら
れるD〓※値が0.80以上の成分組成よりなる請求
項1記載の耐火性の優れた建築用薄手低降伏比鋼
の製造方法。 (2)式: D〓※=0.316√(1+0.7Si)(4.1Mn +0.35)(1+3Mo)(1+2.16Cr)(1 +0.36Ni)(1+0.365Cu)×A ここでAはB(量)0.0003%未満の場合1、
0.0003%以上の場合1.2、(成分単位;重量%)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26471189A JPH03126816A (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | 耐火性の優れた建築用薄手低降伏比鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26471189A JPH03126816A (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | 耐火性の優れた建築用薄手低降伏比鋼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126816A JPH03126816A (ja) | 1991-05-30 |
JPH0450363B2 true JPH0450363B2 (ja) | 1992-08-14 |
Family
ID=17407125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26471189A Granted JPH03126816A (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | 耐火性の優れた建築用薄手低降伏比鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03126816A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2828356B2 (ja) * | 1991-07-19 | 1998-11-25 | 新日本製鐵株式会社 | 耐火強度の優れた構造用ボロン処理薄手鋼材の製造方法 |
JP2760191B2 (ja) * | 1991-12-20 | 1998-05-28 | 住友金属工業株式会社 | 高温強度特性に優れる鉄骨建築用高耐候性鋼材の製造方法 |
JPH0734123A (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-03 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 耐火性に優れ超音波異方性の少ない鋼材の製造方法 |
-
1989
- 1989-10-11 JP JP26471189A patent/JPH03126816A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03126816A (ja) | 1991-05-30 |
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