JPH045020A - 管路の内張り材 - Google Patents

管路の内張り材

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JPH045020A
JPH045020A JP10797990A JP10797990A JPH045020A JP H045020 A JPH045020 A JP H045020A JP 10797990 A JP10797990 A JP 10797990A JP 10797990 A JP10797990 A JP 10797990A JP H045020 A JPH045020 A JP H045020A
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Takayoshi Imoto
井本 隆善
Masahiro Seshimo
雅博 瀬下
Hiroshi Makimoto
槇本 太司
Eiji Kitagawa
英二 北川
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Ashimori Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はガス導管、水道管、下水道管などの、主として
地中に埋設された管路に対し、補修又は補強の目的で内
張すするための内張り材に関するものである。
近年この種の内張り材として、増粘性を有する硬化性樹
脂液を高強度繊維に含浸させた筒状複合材料を内面チュ
ーブと外面フィルムとの間に挟持してなる、シートモー
ルデイングコンパウンド(SMC)構造の内張り材が使
用されている。すなわちSMC内張り材から外面フィル
ムを剥がして管路内に引込んで挿通し、その内部に流体
圧力を作用させて膨ませ、加熱水蒸気を送入して硬化性
樹脂液を硬化させ、然る後に内面チューブを剥がして抜
去し、FRP内張りを形成するものである。
而して本発明は、この内張り材における前記内面チュー
ブとして、外層、中間層及び内層の三層構造のプラスチ
ックチューブを使用した内張り材に関するものである。
従来の技術 従来この種の内張り材として、特公昭58−9317号
公報に示されたものが知られている。このものは前記S
MC構造の内張り材において、内面チューブとして筒状
複合材料との剥離性の良好な外層と、防湿性が大きい内
層との少くとも二層を有するものである。
そしてその具体例としては、外層としてナイロン6のフ
ィルムを使用し、内層としてはナイロン6(外側)とポ
リエチレン(内側)とをラミネートした二層フィルムを
使用した構造のものが示されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこの構造においては、ポリエチレンは耐熱
性が低く、加熱水蒸気を送入したときに熔融してポリア
ミドに直接水蒸気が触れることになり、水蒸気がポリア
ミドフィルムを透過して筒状複合材料におけるポリエス
テル樹脂液の硬化を阻害する恐れがある。
またポリエチレンに代えてポリプロピレンを使用するこ
ともできるが、ポリプロピレンは加熱収縮率が大きく、
且つ引張り弾性率が大きくて引裂き抵抗が小さいため、
水蒸気の熱によって収縮すると容易に裂けて、水蒸気か
ポリアミドを透過し、硬化性樹脂液の硬化を阻害する。
また外層に使用されているナイロン6は、融点が低く、
筒状複合材料中のポリエステル樹脂液が硬化する際に2
00°C程度の熱が数分間に亙って発生するが、その熱
によって部分的に熔融することがある。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、前記
構造の内張り材における内面フィルムとして三層構造の
ものを使用することにより、水蒸気により硬化性樹脂液
を加熱して硬化させるに際して生じる種々の問題を一挙
に解決し、理想的な内張りを形成することのできる内張
り材を捷供することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明は、増粘性を有する硬化性樹脂液を高強度
繊維に含浸させた筒状複合材料を、内面チューブと外面
フィルムとの間に挟持してなる管路の内張り材において
、前記内面チューブが、前記筒状複合材料との剥離性が
良好で且つ引張り強さが大きく耐熱性の良好なプラスチ
ックの二軸延伸フィルムよりなる外層と、柔軟性と強靭
性を有し且つ低伸長時の引張り応力が大きいグラスチッ
クの二軸延伸フィルムよりなる中間層と、水蒸気の透過
性が小さく且つ水蒸気により熔融又は劣化しない程度の
耐熱性を有するグラスチックの未延伸フィルムよりなる
内層とよりなることを特徴とするものである。
第1図は本発明の内張り材1の横断面図であって、第2
図はその一部拡大横断面図である。この内張り材1にお
いて2は筒状複合材料であって、ガラス繊維などの高強
度繊維のマットに、ポリエステルなどの硬化性樹脂液を
含浸させ、これを加熱して部分的に硬化反応を進行させ
て増粘させたSMCである。
そしてこの筒状複合材料2は、シート状の複合材料で内
面チューブ3を包み込み、その両側縁が室ね合わされて
おり、さらにその外側が外面フィルム4で包まれていて
、筒状複合材料2は、内面チューブ3と外面フィルム4
との間に挟持されている。
而して第3図は内面チューブ3を示すものである。この
内面チューブ3は、外面がら内面にがけて外層5、中間
層6及び内層7の三層がらなっている。
外層5は、前記筒状複合材料2との#J雌性が良好で、
且つ引張り強さが大きく耐熱性の良好なプラスチックの
、二軸延伸フィルムよりなっている。
この外層5を構成するプラスチックとしては、ポリエチ
レンテレフタレート又はナイロン66が適している。
これらのプラスチックは融点が250°C以上であって
、筒状複合材料2の硬化性樹脂が硬化反応を起す際の発
熱によっても熔融したり劣化したりすることがなく、筒
状複合材料2が硬化した後にはその内面から容易に剥離
し得る。また引張り強度が大きく、筒状複合材料2が硬
化した後に内面チューブ3を剥がして引抜く際の引張り
力にも容易に耐える。
また中間層6は、柔軟性と強靭性を有し、且つ低伸長時
の引張り応力が大きいプラスチックの二軸延伸フィルム
よりなっている。この中間層を構成するプラスチックと
しては、ナイロン6が適している。
前記外層5を構成するポリエチレンテレフタレートやナ
イロン66は、強度は大きいものの柔軟性や強靭性に欠
ける。特に内張り材を扁平に折畳んだときにその折畳み
部で内面チューブ3が強く折曲げられると、白化現象を
生じ、ピンホールを生じることがある。そこで外層5の
内側に中間層6を配置することにより、内面チューブ3
の柔軟性を確保すると共に、ピンホールを塞いで水蒸気
の侵入を防止するのである。
さらに内層7は、水蒸気の透過性が小さく且つ水蒸気に
より熔融又は劣化しない程度の耐熱性を有するプラスチ
ックの未延伸フィルムよりなっている。そのプラスチッ
クとしてはポリプロピレンが適当であるが、そのフィル
ムは延伸されていないものであることを要する。
ポリプロピレンは水蒸気透過性が小さく、融点が130
〜140℃程度であって加熱水蒸気には充分に耐える。
なおこのポリプロピレンは、前記筒状複合材料2の硬化
時の熱(約200℃)には到底耐え得ないが、内層7は
筒状複合材料2から最も離れており、しかもより温度の
低い加熱水蒸気に触れているのでポリプロピレンが融点
以上になることはなく、内面チューブ3の内面を覆って
水蒸気の透過を防ぐ。
なお内層7が特に高温に曝される恐れのあるような条件
で使用する場合には、融点の高いブロックコポリマーポ
リプロピレンを使用するのが好ましい。
また同じポリプロピレンであっても、延伸したポリプロ
ピレンは熱による収縮性が大きく、且つ引張り弾性率が
大きくて、引裂き抵抗が小さい。
従って延伸したポリプロピレンを使用した場合には、加
熱水蒸気の熱により収縮し、部分的に裂けて、中間層や
外層が直接加熱水蒸気に触れる恐れがある。
然るに本発明であれば未延伸フィルムを使用しているの
で、加熱されてもほとんど収縮することはなく、また引
張り弾性率は極度に小さく引裂き抵抗は大きい。従って
加熱されても収縮により裂けることがなく、水蒸気の透
過を確実に阻止し続けるのである。
本発明における内面チューブ3は、前記外層5と中間層
6と内層7との各プラスチックフィルムを、イソシアネ
ート系接着剤を使用してドライラミネートにより一体に
接着し、一体のプラスチックフィルムとする。
そしてそのプラスチックフィルムを筒状にし、両側縁部
で内層7同志を合わせて熱融着して、筒状の内面チュー
ブ3を形成する。またプラスチックフィルムの両側縁を
突合わせ、その内側に内面チューブ3と同様の構造のテ
ープを、その内層7に相当する層を内面チューブ3の内
層7に合わせて熱融着してもよい。
作用 本発明においては、外層5には強度の大きいフィルムが
使用されているので、機械的強度が大きく、またその内
側に中間層6があるため適度の柔軟性を有し、取扱いに
不便はない。また内張り材1を折畳んだときに内面チュ
ーブ3が折畳み部で強く折曲げられ、外層5が白化現象
を生じても、その内側に強靭で低伸長時の引張り応力の
大きい中間層6が形成されているためにピンホールは塞
がれ、内張り材1に対して悪影響を及ぼすことはない。
また内面チューブ3内に加熱水蒸気を送入して筒状複合
材料2の硬化性樹脂液を硬化せしめるときには、内層7
が水蒸気の透過を阻止し、水分が硬化性樹脂液の硬化性
を阻害することがない。そして内層7を未延伸フィルム
で構成することにより内層7の熱収縮を防止し、水蒸気
の透過を確実に阻止する。
さらにこの内張り材1で内張すされる管路に分岐部があ
るような場合には、内面チューブ3内に加熱水蒸気を送
入するとその圧力により内面チュ−ブ3か膨脹して、筒
状複合材料2が分岐部に大きくめり込む恐れがある。し
がしながら本発明では外層5として強度の大きなプラス
チックのフィルムを使用し、その外層5及び中間層6と
して二軸延伸したものを使用しているので、内面チュー
ブ3が内圧により過度に膨脹することはなく、筒状複合
材料2が不必要に分岐部にめり込んで厚みの変動などを
生じることがない。
而して内面チューブ3内に加熱水蒸気を送入すると、内
層7により水蒸気の透過を阻止しつつ、熱は内面チュー
ブ3を伝達して筒状複合材料2を加熱し、硬化性樹脂液
を硬化させる。このとき硬化性樹脂液の硬化反応により
発熱し、約200℃に昇温してその温度で数分間保持さ
れが、外層5は十分な耐熱性を有するプラスチックを使
用しているので硬化性樹脂液の反応熱には耐えることが
でき、また内層7はそれほどの耐熱性は有していないも
のの、加熱水蒸気により冷やされて過度に加熱されるこ
とがなく、熱で熔融してその機能を阻害されることはな
い。
硬化性tMh液の硬化が完了して管路内面にFRP管が
形成されたならば、その内面から内面チューブ3を剥が
して裏返しながらFRP管がら引抜くのであるが、この
ときの引抜き荷重は外層5が負担する。外層5は引張り
強度の大きいプラスチックよりなり、且っ二軸延伸され
ているので、引抜きの荷重を負担することができる。ま
た外層5は耐熱性が大きく、筒状複合材料2の硬化時に
熔融することがなく、筒状複合材料2と一体化されてい
ることがないので、FRP管の内面がら比較的容易に剥
離し、引抜かれる。
発明の効果 本発明によれば、高強度、耐熱性のプラスチックよりな
る二軸延伸した外層5と、柔軟で強靭で且つ引張り応力
の大きいプラスチックよりなる二軸延伸した中間層6と
、適度の耐熱性と水蒸気不透過性とを有するプラスチッ
クの未延伸の内層7との三層構造よりなるので、筒状複
合材料2の硬化時に筒状複合材料2が過度に変形したり
外層5が熔融して筒状複合材料2との剥離が困難になっ
たりすることがなく、また内層7が確実に水蒸気の透過
を阻止し、水蒸気により筒状複合材料2の硬化を不完全
ならしめることがない。
従って本発明によれは、SMCによる優れた管路の内張
りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の管路の内張り材の横断面図であり、第
2図はその一部拡大断面図である6第3図は本発明にお
ける内面チューブをさらに拡大した断面図である。 1・・・・・・内張り材     2・・・・・・筒状
複合材料3・・・・・・内面チューブ   4・・・・
・・外面フィルム5・・・・・・外層       6
・・・・・・中間層7・・・・・・内層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  増粘性を有する硬化性樹脂液を高強度繊維に含浸させ
    た筒状複合材料(2)を、内面チューブ(3)と外面フ
    ィルム(4)との間に挟持してなる管路の内張り材(1
    )において、前記内面チューブ(3)が、前記筒状複合
    材料(2)との剥離性が良好で且つ引張り強さが大きく
    耐熱性の良好なプラスチックの二軸延伸フィルムよりな
    る外層(5)と、柔軟性と強靭性を有し且つ低伸長時の
    引張り応力が大きいプラスチックの二軸延伸フィルムよ
    りなる中間層(6)と、水蒸気の透過性が小さく且つ水
    蒸気により熔融又は劣化しない程度の耐熱性を有するプ
    ラスチックの未延伸フィルムよりなる内層(7)とより
    なることを特徴とする、管路の内張り材
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007130804A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Yoshika Kk 管ライニング用硬化性樹脂含浸多層ホ−スの連続的製造方法及びこの方法を実施するための装置
JP2007160761A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Ashimori Ind Co Ltd 管路の内張り材

Cited By (3)

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JP2007130804A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Yoshika Kk 管ライニング用硬化性樹脂含浸多層ホ−スの連続的製造方法及びこの方法を実施するための装置
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JP4646794B2 (ja) * 2005-12-15 2011-03-09 芦森工業株式会社 管路の内張り方法

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