JPH0450205Y2 - - Google Patents

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JPH0450205Y2
JPH0450205Y2 JP1986161501U JP16150186U JPH0450205Y2 JP H0450205 Y2 JPH0450205 Y2 JP H0450205Y2 JP 1986161501 U JP1986161501 U JP 1986161501U JP 16150186 U JP16150186 U JP 16150186U JP H0450205 Y2 JPH0450205 Y2 JP H0450205Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車輌用ワイパ装置に関するものであ
り、特に、第1ステーと第2ステーとの回動自在
な連結部分の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
以下、従来の車輌用ワイパ装置を第7図および
第8図を参照して説明する。
図において、1は金属製の第1ステーで、この
第1ステー1は断面形をなし、この第1ステー
1の先端の左右両垂直片に取付片10を形成し、
その1対の取付片10に円形の小透孔11を開設
する。2は金属製の第2ステーで、この第2ステ
ー2は外形が前記第1ステー1より1回り小さい
断面形をなし、中央の左右両垂直片に取付片2
0を形成し、その取付片20に円形の小透孔21
を開設する。3は金属製のスペーサで、このスペ
ーサ3は外形が前記第1ステーより1回り小さく
かつ前記第2ステー2より1回り大きい断面形
をなし、その左右両垂直片に円形の小透孔31を
開設し、かつその小透孔31の内側の縁にボス部
30を形成する。4は金属製のリベツトで、この
リベツト4は頭部40と脚部41とからなる。
かくして、第2ステー2にスペーサ3を外嵌す
ると共に、第2ステー2の小透孔21にスペーサ
3のボス部30を嵌入し、その第2ステー2およ
びスペーサ3に第1ステー1を外嵌する。次に、
その第1ステー1,スペーサ3,第2ステー2の
小透孔11,31,21にリベツト4の脚部41
を挿入し、そのリベツト4の脚部41の先端を加
締付けて、第1ステー1に第2ステー2を回動自
在に取付け、かつ第1ステー1の回動部分と第2
ステー2の回動部分との間にスペーサ3を介在さ
せる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上述の従来の車輌用ワイパ装置は、
金属製のリベツト4を加締めて第1ステー1,第
2ステー2,スペーサ3を一体に組み付けるの
で、リベツト4の加締め部に錆が発生する。ま
た、リベツト4の加締付けのばらつきにより、第
1ステー1,第2ステー2,スペーサ3間にガタ
が生じ、払拭時金属音(せり音)が発生する。さ
らに、リベツト4を使用するので、部品点数が多
い。しかも、リベツト4を加締付ける工数が多い
などの問題がある。
そこで、上述の問題点を解決した車輌用ワイパ
装置(特開昭55−83644号)号が先に出願された。
この車輌用ワイパ装置は、第1ヨーク10と、
第2ヨーク11と、樹脂製のスペーサ17とを備
え、前記第1ヨーク10の孔24に前記スペーサ
17の突出部23を回動自在に軸支し、かつ前記
第2ヨーク11の孔21に前記スペーサ17のト
ラニオン20を回動自在に軸支して、前記第1ヨ
ーク10に前記第2ヨーク11を前記樹脂製のス
ペーサ17を介在させて回動自在に取り付けたも
のである。
しかしながら、上述の車輌用ワイパ装置は、第
2ヨーク11とスペーサ17とを組み付けたもの
を、第1ヨーク10に組み付ける際に、第2ヨー
ク11とスペーサ17とを半ばまで形成された状
態の第1ヨーク10の溝の中に位置させ、その後
第1ヨーク10のフランジ12を突出部23が孔
24に係合するように平行に折り曲げる必要があ
る。すなわち、後加工が必要である。
本考案の目的は、上述の車輌用ワイパ装置の改
良に係り、第2ステーとスペーサとを組み付けた
ものを第1ステーに、後加工がなく簡単に組み付
けることができる車輌用ワイパ装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、第2ステーのうち、スペーサの第2
軸部が軸支する部分に、スペーサに対して凹んだ
凹部を設け、前記スペーサのうち、前記第2ステ
ーの凹部に対応する部分に、可撓部を設け、前記
第2ステーと前記スペーサとに位置決め用の係合
孔と係合脚とを設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案は、上記の構成により、第2ステーとス
ペーサとを組み付けたものを第1ステーに組み付
ける際に、スペーサの可撓部が第2ステーの凹部
に撓むので、圧入作業だけで後加工が不要で、第
2ステーとスペーサとを組み付けたものを第1ス
テーに簡単に組み付けることができる。
また、第2ステーとスペーサとに設けた位置決
め用の係合孔と係合脚とにより、第2ステーにス
ペーサを組み付ける際に、係合孔に係合脚を係合
させると、その係合孔と係合脚との位置決め作用
で、スペーサの第2軸部を第2ステーの透孔に位
置ずれがなく簡単に組み付けることができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る車輌用ワイパ装置の一実施
例を第1図乃至第6図を参照して説明する。
図において、5は金属製の第1ステーで、この
第1ステー5は断面形をなし、この第1ステー
5の先端の左右両垂下片に取付片50を形成し、
その取付片50に円形透孔51を開設し、取付片
50の下端の内側面に傾斜面52を形成する。
6は金属製の第2ステーで、この第2ステー6
は外形が前記第1ステー5より1回り小さい断面
形をなし、この第2ステー6の中間の左右両垂
直片に取付片60を形成し、その取付片60に円
形透孔61を開設し、その円形透孔61の円縁部
分62を内側に凹ませる。この第2ステーの水平
片64に2個の係合孔65を開設する 7は樹脂製のスペーサで、このスペーサ7は外
形が前記第1ステー5より1回り小さく、かつ前
記第2ステー6より1回り大きい断面形をな
し、左右両垂直片に取付片70を形成し、その取
付片70の外側面に第1ステー5の円形透孔51
に回動自在に軸支する第1軸部71を、また取付
片70の内側面に第2ステー6の円形透孔61に
回動自在に軸支する第2軸部72をそれぞれ一体
に突設する。前記スペーサ7のうち、前記第2ス
テー6の凹部62に対応する部分(第1軸部71
及び第2軸部72及びその周辺部分)に、可撓部
を設ける。すたわち、その可撓部の部分の肉厚を
容易に撓む程度の肉厚にする。このスペーサ7の
水平片73の下面に2個の係合脚74を一体に突
設し、かつそのスペーサ7の前端に係止部75を
設ける。なお、76は前記第2軸部72を形成す
る片抜き用の透孔である。
かくして、スペーサ7を第2ステー6に外嵌す
ると共に、スペーサ7の係合脚74を第2ステー
6の係合孔65に係合させて、スペーサ7と第2
ステー6との位置を決める。かつ、前記スペーサ
7の第2軸部72を第2ステー6の円形透孔61
に挿入する。このとき、第2ステー6とスペーサ
7とに設けた位置決め用の係合孔65と係合脚7
4との位置決め作用で、スペーサ7の第2軸部7
2を第2ステー6の透孔61に位置ずれがなく簡
単に組み付けることができる。次に、上述の第2
ステー6およびスペーサ7を工具8により第1ス
テー5に押し込む(第3図参照)。すると、スペ
ーサ7の第1軸部71の外側端面が第1ステー5
の傾斜面52および第1ステー5の取付片50の
内側面上を滑動し、そのスペーサ7の第1軸部7
1および第2軸部72が内側の第2ステー6の凹
部62に向かつて撓む(第4図参照)。そして、
スペーサ7の第1軸部71が第1ステー5の円形
透孔51に達したところで、スペーサ7がその弾
性復帰力により元の状態に戻り、スペーサ7の第
1軸部71が第1ステー5の円形透孔51に挿入
し、第2ステー6が第1ステー5にスペーサ7を
介在させて回動自在に取付けられる(第5図参
照。)このとき、スペーサ7の第1軸部71及び
第2軸部及びその周辺部分の可撓部が第2ステー
6の凹部62側に撓むので、圧入作業だけで後加
工が不要で、第2ステー6とスペーサ7とを組み
付けたものを第1ステー5に簡単に組み付けるこ
とができる。
このように、金属製のリベツトを用いずに樹脂
製スペーサ7を介在させて第1ステー5に第2ス
テー6を回動自在に取付けたので、従来の車輌用
ワイパ装置のような金属製リベツトの加締付部の
錆の発生がない。従つて、防錆効果が向上され
る。また、第1ステー5と第2ステー6との間の
ガタを樹脂製スペーサ7で吸収することができる
ので、金属音の発生を防ぐことができる。さら
に、金属製リベツトが不要であるから、部品点数
が軽減される。しかも、第1ステー5,第2ステ
ー6,樹脂製スペーサ7を組み付けるので、金属
製リベツトを加締付ける工程が不要である。
なお、上述の実施例において、位置決め用の係
合孔65と係合脚74とは2個ずつ設けたもので
あるが、1個ずつ若しくは3個以上ずつ設けても
良い。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案の車輌用ワイ
パ装置は、第2ステーに凹部を設け、一方スペー
サに可撓部を設けたものであるから、第2ステー
とスペーサとを組み付けたものを第1ステーに組
け付ける際に、スペーサの可撓部が第2ステーの
凹部側に撓むことができる。この結果、圧入作業
だけで後加工が不要で、第2ステーとスペーサと
を組け付けたものを第1ステーに簡単に組み付け
ることができる。
また、本考案は、第2ステーとスペーサとに位
置決め用の係合孔と係合脚とを設けたものである
から、第2ステーにスペーサを組け付ける際に、
係合孔に係合脚を係合させると、その係合孔と係
合脚との位置決め作用で、スペーサの第2軸部を
第2ステーの透孔に位置ずれがなく簡単に組み付
けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案に係る車輌用ワイパ
装置の一実施例を示し、第1図は一部断面図、第
2図は第1図における−線断面図、第3図,
第4図,第5図は組付け工程を示した説明図、第
6図は第2ステーの部分斜視図である。第7図は
従来の車輌用ワイパ装置を示した一部斜視図、第
8図は第7図における−線断面図である。 5……第1ステー、50……取付片、51……
円形透孔、6……第2ステー、60……取付片、
61……円形透孔、7……スペーサ、70……取
付片、71……第1軸部、72……第2軸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1ステーと、第2ステーと、樹脂製のスペー
    サとを備え、前記第1ステーに前記スペーサの第
    1軸部を回動自在に軸支し、かつ前記第2ステー
    に前記スペーサの第2軸部を回動自在に軸支し
    て、前記第1ステーに前記第2ステーを前記樹脂
    製のスペーサを介在させて回動自在に取り付けた
    車輌用ワイパ装置において、前記第2ステーのう
    ち、前記スペーサの第2軸部が軸支する部分に、
    前記スペーサに対して凹ませて設けた凹部と、前
    記スペーサのうち、前記第2ステーの凹部に対応
    する部分に、設けた可撓部と、前記第2ステー及
    び前記スペーサに設けた位置決め用の係合孔及び
    係合脚とを備えたことを特徴とする車輌用ワイパ
    装置。
JP1986161501U 1986-10-23 1986-10-23 Expired JPH0450205Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986161501U JPH0450205Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JP1986161501U JPH0450205Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JPS6367366U JPS6367366U (ja) 1988-05-06
JPH0450205Y2 true JPH0450205Y2 (ja) 1992-11-26

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ID=31087872

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JP1986161501U Expired JPH0450205Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5583644A (en) * 1978-12-12 1980-06-24 Trico Folberth Ltd Wiper blade

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5583644A (en) * 1978-12-12 1980-06-24 Trico Folberth Ltd Wiper blade

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6367366U (ja) 1988-05-06

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