JPH0449678Y2 - - Google Patents

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JPH0449678Y2
JPH0449678Y2 JP16372487U JP16372487U JPH0449678Y2 JP H0449678 Y2 JPH0449678 Y2 JP H0449678Y2 JP 16372487 U JP16372487 U JP 16372487U JP 16372487 U JP16372487 U JP 16372487U JP H0449678 Y2 JPH0449678 Y2 JP H0449678Y2
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winding
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winding key
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、全舞軸を巻鍵で巻き上げる巻鍵装置
に関する。
〔従来技術〕
従来幼児用玩具等に用いるオルゴールの巻鍵は
古くは全舞軸の雄ネジに巻鍵の雌ネジを螺合する
簡単な構造であつたが、幼児が誤つて巻鍵を外す
と小物体となり、小物体は口に入れることが出来
て危険であるから一度全舞軸に螺合すると外れな
い安全巻鍵が例えば実開昭58−193058号公報とし
て提案されている。
しかし、この提案の巻鍵では巻軸、中継軸、ボ
ール、コイルバネという構成が必要で、複雑であ
り、巻鍵はオルゴールメーカーでは組付けず、化
粧箱などにオルゴールを組み込むユーザー側で組
付けるのが殆どであつてこの構成では部品点数が
多く扱いづらい欠点があつた。
〔考案の目的〕 本考案は上記欠点に鑑み、構成が簡単で組付け
が容易な巻鍵装置を提案することである。
〔考案の構成〕
本考案は、全舞軸と螺合する巻鍵外周に溝を形
成し、この溝と係合する爪を有するストツパ部材
を、固定部材に設け、巻鍵と全舞軸が非螺合の対
向位置で溝と爪が係合するように爪と溝との位置
を設定して成ることにある。
〔実施例〕
以下、図面の実施例で本考案を説明する。巻鍵
装置は第1図が全舞軸と巻鍵が螺合状態、第2図
は全舞軸と巻鍵が非螺合状態の第1実施例で、ケ
ース1の底板となる固定部材2に透孔2aが穿設
されている。ケース1内の固定部材2上にはオル
ゴール3のフレーム4が固定されている。フレー
ム4から突出された全舞軸5の外周螺子部5aに
は巻鍵6の螺子部6aが螺合されている。巻鍵6
の外周にはフレーム4側からストツパ部材7が嵌
合されると共に上記透孔2aにストツパ部材7が
遊嵌されている。
ストツパ部材7は固定部材2の透孔2aの内径
より大径の鍔部7aと、外周が数分割されて外側
に弾性変形可能な腕部7bと、腕部7bの先端の
鉤状の爪7cとで一体に形成されている。鍔部7
aはフレーム4の凹部4a内に収容されている。
鉤状の爪7cは巻鍵6の溝6bに係合されてい
る。
上記のように巻鍵装置が構成されてケース1に
オルゴール3が組み込まれる時は、全舞軸5にス
トツパ部材7が遊嵌された状態で固定部材2の透
孔2aに遊嵌され、フレーム4が固定部材2にビ
ス等で固定されている。
次に全舞軸5に巻鍵6が螺合される時は、巻鍵
6の先端外周を第3図のようにストツパ部材7の
爪7cに当てて押し込んで腕部7bを外側に押し
広げるように弾性変形させ、巻鍵6を回動すると
全舞軸5の螺子部5aに巻鍵6の螺子部6aが第
1図の螺合状態となり、全舞軸5を巻鍵6で巻上
げることが出来る。この途中で爪7cが溝6bに
嵌まる。
次に巻鍵6を反対方向に回動すると、螺子部5
a,6aの螺合が第2図のように非螺合状態とな
つて全舞軸5は回動されず、巻鍵6はストツパ部
材7の爪7cが溝6bに係合されているので抜け
落ちることが防止される。
上記のように巻鍵装置が構成されると、ストツ
パ部材7を全舞軸5に遊嵌するのみで、巻鍵6は
必要時に螺合すればよいので構成が簡単で組付け
が極めて容易であり、螺子部5aと6aの非螺合
状態では巻鍵6の回動が全舞軸5に伝達されない
からオルゴール3の図示しないドラムが逆回転さ
れて振動弁が折損される等の事故が発生しない。
更に巻鍵6は固定部材2に抜け止めされたスト
ツパ部材7の爪7cを溝6bに係合することで抜
け止めされているので外れ強度のバラツキが小さ
く品質を安定させることが出来る。
上記実施例ではストツパ部材7を全舞軸5の外
周で軸線方向にスライド可能にしたから溝6bの
軸線方向の長さを短くすることが出来た。又、従
来の安全巻鍵ではフレームとの間に中継軸等があ
つて巻鍵がフレームに当たるように全舞軸に巻鍵
が螺合出来ないから落下等で巻鍵が衝撃を受ける
と全舞軸がその衝撃をそのまま受け、全舞軸を保
持した香箱が損傷されることがあるが、本考案で
は巻鍵6がオルゴール3のフレーム4に当たるよ
うに螺合することが出来るから、衝撃はフレーム
4で受けることが出来て緩和され、図示しない香
箱が変形されることがない。
更にカシメ作業等がないため、品質安定化が図
れる。又、部品点数はストツパ部材7が1個増え
るだけで少なくてすむため、低コストで製作が可
能となる。
第4図は全舞軸5の螺子部5aに巻鍵6の大小
の穴6c,6dに挿入されたコイルバネ8が螺合
された第2実施例で、全舞軸5の外周にはストツ
パ部材7が嵌合されて固定部材2で抜け止めされ
ている。ストツパ部材7には鍔部7aと腕部7b
と爪7cとボス7dが一体に形成されている。
この実施例では巻鍵6の螺子部に代るコイルバ
ネ8が螺子部5aに螺合されて巻鍵6の回動でコ
イルバネ8が巻締まつて全舞軸5が巻上げられ
る。
次に巻鍵6が逆方向に回動されると、コイルバ
ネ8が巻緩んで螺子部5aとの間でスリツプが発
生して全舞軸5は逆方向には回動されない。
又、巻鍵6はストツパ部材7の爪7cが溝6b
に係合されているので抜け落ちることがない。
上記実施例では一旦巻鍵6が全舞軸5に取り付
けられると、巻鍵6は軸線方向に移動しなくとも
螺子部5aとコイルバネ8は非螺合状態となり、
巻鍵6の逆方向の回動は全舞軸5に伝達されな
い。
上記のようにストツパ部材7が軸線方向に移動
しない時や第1実施例で溝6bを長くしてもよい
時はストツパ部材7を固定部材2に一体に形成し
てもよい。
上記巻鍵6を何らかの必要性で取り外す時治具
を使えば簡単に外すことが可能である。
上記説明では全舞軸5をオルゴール3の全舞軸
で述べたが、オルゴール以外の全舞軸であつても
よい。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように固定部材に設けたストツ
パ部材の爪が巻鍵の溝に係合する簡単な構成で巻
鍵の逆方向の回動が全舞軸に伝達されないと共
に、巻鍵が抜け落ちない。更に部品点数が少ない
のでケースにオルゴール等の組付けや全舞軸に巻
鍵の組付けが簡単容易になり、製作・組立コスト
が低コストとなる等実用上優れた効果を奏する巻
鍵装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例が示され、第1図から
第3図は第1実施例で、第1図は巻鍵装置の全舞
軸と巻鍵が螺合状態の要部断面側面図、第2図は
同全舞軸と巻鍵が非螺合状態の要部断面側面図、
第3図は全舞軸に巻鍵が組付けられる時の要部断
面説明図、第4図は第2実施例で、巻鍵装置の要
部断面側面図である。 1……ケース、2……固定部材、3……オルゴ
ール、4……全舞軸、6……巻鍵、6a……溝、
7……ストツパ、7c……爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全舞軸5と螺合する巻鍵6外周に溝6bを形成
    し、この溝6bと係合する爪7cを有するストツ
    パ部材7を、固定部材2に設け、巻鍵6と全舞軸
    5が非螺合の対向位置で溝6bと爪7cが係合す
    るように爪7cと溝6bとの位置を設定して成る
    巻鍵装置。
JP16372487U 1987-10-28 1987-10-28 Expired JPH0449678Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16372487U JPH0449678Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

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JP16372487U JPH0449678Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

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Publication Number Publication Date
JPH0169293U JPH0169293U (ja) 1989-05-08
JPH0449678Y2 true JPH0449678Y2 (ja) 1992-11-24

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JPH0169293U (ja) 1989-05-08

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