JP2594826Y2 - ドライバービット保持機構 - Google Patents

ドライバービット保持機構

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JP2594826Y2
JP2594826Y2 JP1992089189U JP8918992U JP2594826Y2 JP 2594826 Y2 JP2594826 Y2 JP 2594826Y2 JP 1992089189 U JP1992089189 U JP 1992089189U JP 8918992 U JP8918992 U JP 8918992U JP 2594826 Y2 JP2594826 Y2 JP 2594826Y2
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勝行 戸津
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勝行 戸津
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電動ドライバー等の自
動ドライバー工具に係り、特にこの自動ドライバー工具
の作業対象であるねじの種類に応じて適用するドライバ
ービットを交換可能に挿通係止し得るドライバービット
の保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動ドライバー等におけるドライ
バービットは、これを保持機構に取付けるための軸端部
の断面形状が、六角形のものと丸形のものとが一般的に
使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
ドライバービットに対する保持機構は、六角形の軸端部
を有するドライバービットに対しては、その形状に適合
する六角形状の挿通孔を有する保持軸とし、また丸形の
軸端部を有するドライバービットに対しては、その形状
に適合する丸形状の挿通孔と回転係止手段とを有する保
持軸とするものであり、前記両者のドライバービットを
相互に挿通係止し得るような互換性はなく、自動ドライ
バー工具の利用者にとって不都合であった。
【0004】そこで、本考案の目的は、ドライバービッ
トの軸端部が六角形のものと丸形のものとの両者に対し
てそれぞれ適合する挿通孔を有する保持軸を備えたドラ
イバービット保持機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係るドライバービット保持機構は、ドライ
バービットの軸端部(12a)を挿通係止する挿通孔
(14)を備えた保持軸(16)と、この保持軸を回転
自在に保持する軸受部材(18)と、前記保持軸の先端
部外周に軸方向に摺動自在に被着した保持スリーブ(2
0)とからなり、前記保持軸の後端部(16b)をドラ
イバー工具の回転軸と結合するよう構成してなるドライ
バービット保持機構において、前記保持軸(16)に設
けた挿通孔(14)の開口端部には、丸形の軸端部を有
するドライバービット(12B)の一部に設けた一対の
突起部(12b、12b)をそれぞれ嵌入させる溝部
(16a、16a)を設け前記挿通孔(14)の断面
を六角形の軸端部を有するドライバービット(12A)
のその軸端部の形状に適合する正六角形に形成すると共
に、この正六角形の挿通孔(14)の断面に対しその対
向面間の距離Nφが丸形の軸端部を有するドライバービ
ット(12B)のその軸端部の直径と適合するように形
成し六角形の軸端部を有するドライバービット(12
A)と丸形の軸端部を有するドライバービット(12
B)とをそれぞれ交換可能に挿通係止し得るように構成
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案に係るドライバービット保持機構におい
は、保持軸に設けた挿通孔の断面を、六角形の軸端部
を有するドライバービットのその軸端部の形状と適合し
た正六角形に形成し、しかもこの挿通孔は、その六角形
の対向面間距離Nφを、丸形の軸端部を有するドライ
バービットのその軸端部の直径と適合するよう設定した
ことにより、軸端部がそれぞれ六角形および丸形のドラ
イバービットに対して、それぞれ互換性ある取付けを可
能とすることができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案に係るドライバービット保持機
構の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0008】図1、本考案のドライバービット保持機
の要部概略断面図を示しこのドライバービット保持
機構10は、基本的に、ドライバービット12の軸端部
12aを挿通係止する挿通孔14を備えた保持軸16
と、この保持軸16を回転自在に保持する軸受部材18
と、前記保持軸16の先端部外周に軸方向に摺動自在に
被着した保持スリーブ20とから構成されている。
【0009】なお、前記保持軸16に設けた挿通孔14
の開口端部には、図2に示すように、特に軸端部12a
が丸形のドライバービット12に対して、その一部に形
成した一対の突起部12b、12b(図1参照)をそれ
ぞれ嵌入するための溝部16a、16aを設ける。
【0010】そして、これら溝部16a、16aを設け
前記保持軸16の開口端部の外周部に、前記保持ス
リーブ20を係止するためのストップリング22を嵌合
固定する。
【0011】また、前記保持軸16の一部には、ドライ
バービット12の軸端部12aに形成した環状溝12c
に嵌脱自在に嵌合する鋼球24を配設し、この鋼球24
を前記保持スリーブ20により保持し、この保持スリー
ブ20を適宜軸方向に摺動変位させることにより、前記
鋼球24をドライバービット12の環状溝12cに対し
嵌脱操作し得るよう構成する。なお、前記保持スリーブ
20の一端部は、前記ストップリング22により係止さ
れ、その他端部にはコイルばね26を作用させて、保持
スリーブ20をばね弾力により摺動可能に構成する。そ
して、前記保持軸16の後端部16bは、適宜ドライバ
ー工具の回転軸(図示せず)と結合するよう構成する。
【0012】しかるに、本考案においては、前記保持軸
16に設ける挿通孔14は、図3に示すように、軸端部
が六角形のドライバービット12Aについて、その軸端
部の挿通が可能なように、断面が正六角形状の挿通孔1
4を形成する。すなわち、前記挿通孔14の断面におい
て、対向面間の距離Nφは、六角形のドライバービット
12Aの軸端部の対向面間の距離と適合し、また丸形の
ドライバービット12Bの軸端部の断面直径とも適合す
るよう設定される。なお、この場合、前記六角形状の挿
通孔14の開口縁部14aは、丸形に若干の面取りを施
しておけば好適である。
【0013】このように構成した本考案のドライバービ
ット保持機構によれば、例えば軸端部12aが六角形の
ドライバービット12を挿通係止する場合には、保持ス
リーブ20をコイルばね26の弾力に抗して所定位置ま
で摺動変位させておき、前記軸端部12aを保持軸16
の挿通孔14の適正位置まで挿通した後、前記保持スリ
ーブ20を元の位置に復帰させることにより、図1に示
すように、ドライバービット12を前記保持軸16に適
正に保持させることができる。
【0014】また、軸端部12aが丸形のドライバービ
ット12を挿通係止する場合には、前記と同様にして保
持スリーブ20を所定位置まで摺動変位させ、前記軸端
部12aを保持軸16の挿通孔14に挿通すると共に、
ドライバービット12の一部に設けた突起部12b、1
2bを、それぞれ保持軸16の先端部に設けた溝部16
a、16aに嵌入した後、前記保持スリーブ20を元の
位置に復帰させることにより、図1に示すように、ドラ
イバービット12を前記保持軸16に適正に保持させる
ことができる。
【0015】このようにして、本考案のドライバービッ
ト保持機構によれば、保持軸16に形成した断面が正六
角形状の挿通孔14により、それぞれ軸端部が六角形ま
たは丸形のドライバービットを交換可能に保持させるこ
とができる。
【0016】以上、本考案の好適な実施例について説明
したが、本考案は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において種々の改良変更が可
能である。
【0017】
【考案の効果】前述した実施例から明らかなように、本
考案に係るドライバービット保持機構は、ドライバービ
ットの軸端部を挿通係止する挿通孔を備えた保持軸と、
この保持軸を回転自在に保持する軸受部材と、前記保持
軸の先端部外周に軸方向に摺動自在に被着した保持スリ
ーブとからなり、前記保持軸の後端部をドライバー工具
の回転軸と結合するよう構成してなるドライバービット
保持機構において、前記保持軸に設けた挿通孔の開口端
部には、丸形の軸端部を有するドライバービットの一部
に設けた一対の突起部をそれぞれ嵌入させる溝部を設
、前記挿通孔の断面を六角形の軸端部を有するドライ
バービットのその軸端部の形状に適合する正六角形に形
成すると共に、この正六角形の挿通孔の断面に対しその
対向面間の距離Nφが丸形の軸端部を有するドライバー
ビットのその軸端部の直径と適合するように形成し、六
角形の軸端部を有するドライバービットと丸形の軸端部
を有するドライバービットとをそれぞれ交換可能に挿通
係止し得る構成としたことにより、軸端部が六角形のド
ライバービットおよび軸端部が丸形のドライバービット
を、それぞれ軸端部の形状寸法に適正に適合させて、交
換自在に保持することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドライバービット保持機構の一実
施例を示す要部断面側面図である。
【図2】図1に示すドライバービット保持機構のドライ
バービット挿通側から見た端面図である。
【図3】図1のA−A線断面図であって、六角形および
丸形の軸端部の挿通係止を可能とした状態を示すもので
ある。
【符号の説明】
10 ドライバービット保持機構 12 ドライバービット 12a 軸端部 12b 突起部 12c 環状溝 12A 六角形のドライバービット 12B 丸形のドライバービット 14 挿通孔 14a 開口縁部 16 保持軸 16a 溝部 16b 後端部 18 軸受部材 20 保持スリーブ 22 ストップリング 24 鋼球 26 コイルばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバービットの軸端部(12a)
    挿通係止する挿通孔(14)を備えた保持軸(16)
    と、この保持軸を回転自在に保持する軸受部材(18)
    と、前記保持軸の先端部外周に軸方向に摺動自在に被着
    した保持スリーブ(20)とからなり、前記保持軸の後
    端部(16b)をドライバー工具の回転軸と結合するよ
    う構成してなるドライバービット保持機構において、前記保持軸(16)に設けた挿通孔(14)の開口端部
    には、丸形の軸端部を有するドライバービット(12
    B)の一部に設けた一対の突起部(12b、12b)を
    それぞれ嵌入させる溝部(16a、16a)を設け
    記挿通孔(14)の断面を六角形の軸端部を有するドラ
    イバービット(12A)のその軸端部の形状に適合する
    正六角形に形成すると共に、この正六角形の挿通孔(1
    4)の断面に対しその対向面間の距離Nφが丸形の軸端
    部を有するドライバービット(12B)のその軸端部の
    直径と適合するように形成し六角形の軸端部を有する
    ドライバービット(12A)と丸形の軸端部を有するド
    ライバービット(12B)とをそれぞれ交換可能に挿通
    係止し得るように構成したことを特徴とするドライバー
    ビット保持機構。
JP1992089189U 1992-12-28 1992-12-28 ドライバービット保持機構 Expired - Lifetime JP2594826Y2 (ja)

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JPH0653065U JPH0653065U (ja) 1994-07-19
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