JP2503702Y2 - 拡管用マンドレル - Google Patents

拡管用マンドレル

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JP2503702Y2
JP2503702Y2 JP9027291U JP9027291U JP2503702Y2 JP 2503702 Y2 JP2503702 Y2 JP 2503702Y2 JP 9027291 U JP9027291 U JP 9027291U JP 9027291 U JP9027291 U JP 9027291U JP 2503702 Y2 JP2503702 Y2 JP 2503702Y2
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mandrel
set pin
shaft
sleeve
pipe
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謙治 戸倉
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Kyoshin Kogyo Co Ltd
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Kyoshin Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として熱交換器の拡
管用マンドレル、更に詳しくは、パイプの拡管作業を行
う場合に、該パイプ内に圧入して使用される拡管用マン
ドレルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、周知の如く、この種拡管用マンド
レルは拡管するパイプの内径に対応させて先端部に設け
られた拡管ビレットの大きさを逐次変更しなければなら
ない。
【0003】従って、その着脱作業を容易にせんとすべ
く実公平2−4728に開示された拡管用マンドレルが存在
する。
【0004】即ち、上記従来の拡管用マンドレルに於い
ては、図2及び図3に示す様に、先端部に拡管するパイ
プの内径に対応した拡管ビレット11を有するセットピン
12と、該セットピン12の後部側に、該セットピン12に対
して回転止め状態でスライド可能に外嵌されたスリーブ
13と、該スリーブ13内に格納され、且つ該スリーブ13を
前記セットピン12の後端部側方向へ付勢させるための弾
発体14とを具備し、しかも前記セットピン12の後端部と
マンドレル軸15の先端部との双方には、該セットピン12
とマンドレル軸15との両者の回転変移により該両者を抜
止め状態に連結させるべく相互に係脱自在な係合突起16
及び係合用孔17が夫々設けられてなると共に、前記スリ
ーブ13の後端部とマンドレル軸15の先端部との双方には
該スリーブ13とマンドレル軸15との両者を回転止め状態
とすべく相互に係合可能な係合用凸部18,18及び係合用
溝19,19が夫々設けられたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の拡管用マンドレルに於いては、下記の様な問題点が
あった。
【0006】即ち、上記従来の拡管用マンドレルは、セ
ットピンの後部側に、該セットピンに対して回転止め状
態でスライド可能に外嵌されたスリーブを前記セットピ
ンの後端部側方向へ付勢させるための弾性部材が該スリ
ーブ内に格納され、且つ前記セットピンに外嵌されてな
るものである。
【0007】従って、拡管するパイプの内径が小さくな
ると、パイプの内径に応じた拡管ビレットを具備するセ
ットピンを交換することで所定の拡管作業を行うことが
可能ではあるが、内径がある一定以下となった場合には
前記セットピンの軸径を細くすることによって、該セッ
トピンに外嵌されたスリーブの外径、所謂拡管用マンド
レルの軸径をも小さくしなければならない。
【0008】よって、拡管用マンドレルの強度の確保か
ら前記セットピンの軸径を細くするのにも前記スリーブ
内には弾発体17が格納されてなることから限界が生じる
こととなり、強いては拡管するパイプの内径によって拡
管するパイプの種類も限定されてしまうという難儀な問
題が生じていた。
【0009】而して、本考案は上記の問題を解決するも
のであり、拡管するパイプの内径が小さくなっても、圧
入する拡管用マンドレルの強度を確保しつつ該拡管用マ
ンドレルの軸径を細くすることが可能なことから、拡管
するパイプの内径が小さくなっても適切な拡管を行うこ
とが出来る極めて汎用性の高い拡管用マンドレルを提供
することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は一端側に
拡管ビレット5を有したセットピン2と、該セットピン
2の他端側に着脱自在なマンドレル軸3と、該マンドレ
ル軸3に可動自在に外嵌され、且つ前記セットピン2と
マンドレル軸3との抜脱を阻止すべく前記セットピン2
の他端側に付勢されたスリーブ4とからなる拡管用マン
ドレルに於いて、該セットピン2又はマンドレル軸3の
少なくとも何れか一方には、スリーブ4の端部を押圧す
ることにより該スリーブ4を前記セットピン2の他端側
に付勢すべく外嵌された弾発体7が設けられた点にあ
る。
【0011】
【作用】上記構成からなる拡管用マンドレルに於いて
は、マンドレル軸3に移動自在に外嵌されたスリ−ブ4
を前記セットピン2の他端側へと付勢する弾発体7が、
該スリーブ4の端部を付勢すべく前記マンドレル軸3又
はセットピン2の少なくとも何れか一方に外嵌されてな
るために、拡管するパイプの内径がある一定以下となっ
た場合でもスリーブ4内には弾発体が格納されていない
ことから、拡管用マンドレル1の軸径を細くしつつ該マ
ンドレル軸に所定の強度を持たせるべくマンドレル軸3
又はセットピン2の軸径を所定の軸径に保つことができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。
【0013】図1に於いて、1は拡管用マンドレルを示
す。
【0014】2は一端側に拡管ビレット5を有したセッ
トピンを示し、且つ該セットピン2の他端側には中空状
の凹部6が形成され、しかも該凹部6の内周面には略半
球状の凸体8が対面して設けられてなる。
【0015】尚、上記拡管ビレット5はセットピン2の
一端側に設けられた雌螺子部2aに螺合可能な雄螺子5aを
介して該セットピン2に着脱自在に螺着されてなる。
【0016】3はマンドレル軸を示し、一方側には前記
セットピン2の凹部6の内周面に対面して設けられた略
半球状の凸体8に係脱可能な略半球状の凹部9が設けら
れ、且つ該セットピン2の凹部6に挿脱自在な胴部3aが
形成され、且つ該胴部3aには、端部4aが前記セットピン
2の凹部6側の開口周縁部2bに当接すべく形成されたス
リ−ブ4が移動自在に外嵌されてなり、しかも該胴部3a
の他方側には、該スリ−ブ4を前記セットピン2側へと
付勢すべく外嵌されたスプリングバネ(弾発体)7と、
該スプリングバネ7の抜けを阻止する頭部3bが形成され
てなる。
【0017】尚、上記セットピン2の他端側に形成され
た中空状の凹部6には、前記マンドレル軸3の挿脱時に
該凹部6の内周面に対面して設けられた略半球状の凸体
8の相互を離間させるための穿設溝6aが対面して設けら
れてなる。
【0018】10は前記棒状頭部3b上面3fに突設されたマ
ンドレル螺着用の雄螺子を示す。
【0019】本実施例に係る拡管用マンドレルは以上の
構成からなるが、次に係るマンドレルの使用法並びに作
用について説明する。
【0020】先ず、図1に示す様に、セットピン2の他
端側に形成された中空状の凹部6内に、マンドレル軸3
の胴部3aを挿入するが、この時該胴部3aに設けられた略
半球状の凹体9を前記セットピン2の凹部6の内周面に
形成された略半球状の凸体8に係合させて、その後前記
マンドレル軸3の胴部3aに外嵌されたスリーブ4にて覆
うことにより前記セットピン2及びマンドレル軸3の相
互を抜け止め状態で係合することが出来る。
【0021】尚、上記の如く抜け止め状態で係合された
マンドレル軸3には、可動自在なスリーブ4が弾発体を
介して前記セットピン2側へと付勢されてなることか
ら、一旦抜け止め状態で係合されたセットピン2及びマ
ンドレル軸3の相互は、前記スリーブ4を弾発体の付勢
力に反すべく方向に移動させて回転した時のみに抜脱し
うることが出来るのである。
【0022】更に、上記セットピン2の凹部6側の開口
周縁部2bにスリーブ4を付勢させるための弾発体が、従
来の拡管用マンドレルの様にスリーブ内に格納されずに
該セットピン2の凹部6内に挿入されるマンドレル軸3
の胴部3aに外嵌されてなることから、拡管用マンドレル
1の軸径を従来と同径とした場合でも該マンドレル軸3
の胴部3aの軸径を大きくすることが出来る。
【0023】尚、上記実施例に於いて、拡管ビレット及
びセットピンとは別部材で設けられてなるが、拡管ビレ
ット及びセットピンの具体的な取付け構造等は決して問
うものではなく、例えば拡管ビレットとセットピンとが
同一部材によって一体的に形成されていてもよい。
【0024】更に、上記実施例に於いて、セットピンの
凹部側には略半球状の凸体が設けられ、しかも該凹部に
挿脱自在なマンドレル軸の胴部には略半球状の凹体が設
けられてなるが、要は両者を抜け止め状態とすべく係合
可能な凸体及び凹体が夫々設けられていれば前記セット
ピンの凹部側に凹体が、又マンドレル軸の胴部に凸体が
設けられていてもよく、更に両者の回転変位によって係
合可能に構成されていてもよく、その具体的な形状、数
量、係脱箇所等も決して限定されない。
【0025】更に、上記実施例に於いて、スリ−ブを前
記セットピン側へと付勢する弾発体はスプリングバネか
らなるが、要はマンドレル軸の棒状胴部に外嵌されて該
スリ−ブを前記セットピン側へと付勢するものであれば
ゴム等の棒状体等でもよい。
【0026】又、前記マンドレル軸は頭部及び胴部から
一体的に形成されてなるが、本考案は決してこれに限定
されず、別部材の組み合わせによって一体的にマンドレ
ル軸を構成したものでもよく、更に該頭部の軸径も弾発
体の抜け止め手段が講じられてなるものであれば棒状胴
部と同一の軸径であってもよい。
【0027】更に、上記マンドレル軸の頭部には、該マ
ンドレル軸を所定のマンドレルへと取り付けるための雄
螺子が設けられてなるが、該マンドレル軸を所定のマン
ドレルへと着脱自在に出来るものであれば、必ずしも螺
子を介しての螺着に限らないのは言うまでもなく、各種
の着脱手段による構成でもよい。
【0028】而して、本考案に於けるセットピン、マン
ドレル軸、スリーブ等の具体的な形状、数量等も決して
限定されるものではなく、要は一端側に拡管ビレットを
有したセットピンと、該セットピンの他端側に着脱自在
なマンドレル軸、該マンドレル軸に可動自在に外嵌さ
れ、且つ前記セットピンとマンドレル軸との抜脱を阻止
すべく前記セットピンの他端側に付勢されたスリーブと
からなる拡管用マンドレルに於いて、該セットピン又は
マンドレル軸の少なくとも何れか一方には、スリーブの
端部を押圧することにより該スリーブを前記セットピン
の他端側に付勢すべく外嵌された弾発体が設けられてい
ればその具体的な構成は全て本考案の意図する範囲内で
任意に設計変更自在である。
【0029】
【考案の効果】叙上の様に、本考案は一端側に拡管ビレ
ットを有したセットピンと、該セットピンの他端側に着
脱自在なマンドレル軸、該マンドレル軸に可動自在に外
嵌され、且つ前記セットピンとマンドレル軸との抜脱を
阻止すべく前記セットピンの他端側に付勢されたスリー
ブとからなる拡管用マンドレルに於いて、該セットピン
又はマンドレル軸の少なくとも何れか一方には、スリー
ブの端部を押圧することにより該スリーブを前記セット
ピンの他端側に付勢すべく外嵌された弾発体が設けられ
てなることから、弾発体が格納されたスリーブを有する
軸径が同じ従来の拡管用マンドレルと対比した場合に於
いても、マンドレル軸の軸径をより大きくすることが可
能となってより強い軸強度を有することが出来る。
【0030】従って、拡管用マンドレルの軸径が同じで
あってもマンドレルの軸の胴部の軸径を従来より大きく
することが可能なことから、拡管するパイプの内径寸法
がある一定以下となった場合であってもマンドレル軸の
軸径に関係なく該拡管用マンドレルの軸径を拡管するパ
イプの内径寸法に適宜合わせて小さくすることができ
る。
【0031】更に、本考案に於ける拡管用マンドレル
は、セットピンの他端側とマンドレル軸との係合時に両
者の抜脱を阻止するスリーブが、前記セットピンの他端
側へとと付勢されてなることから前記セットピンがマン
ドレル軸に対して不用意に抜脱することを確実に防止出
来るために、拡管ビレットを交換する作業が何ら工具を
用いることなく非常に簡単で、且つ短時間に行えるとい
う格別な効果をも有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に於ける拡管用マンドレルを示す一部切
り欠き平面図。
【図2】従来の拡管マンドレルの一部切り欠き平面図。
【図3】従来の拡管マンドレルの一部切り欠き平面図。
【符号の説明】 1 拡管用マンドレル 2 セットピン 3 マンドレル軸 4 スリーブ 5 拡管ビレット 7 スプリングバネ(弾発体)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に拡管ビレット5を有したセット
    ピン2と、該セットピン2の他端側に着脱自在なマンド
    レル軸3と、該マンドレル軸3に可動自在に外嵌され、
    且つ前記セットピン2とマンドレル軸3との抜脱を阻止
    すべく前記セットピン2の他端側に付勢されたスリーブ
    4とからなる拡管用マンドレルに於いて、該セットピン
    2又はマンドレル軸3の少なくとも何れか一方には、ス
    リーブ4の端部を押圧することにより該スリーブ4を前
    記セットピン2の他端側に付勢すべく外嵌された弾発体
    7が設けられた構成にしてなることを特徴とする拡管用
    マンドレル。
  2. 【請求項2】 前記セットピン2の他端側及び該セット
    ピン2に着脱自在なマンドレル軸3の端部には、両者を
    抜け止め状態で連結させるべく相互に係脱自在な凸体8
    及び凹体9とが夫々設けられてなることを特徴とする請
    求項1記載の拡管用マンドレル。
  3. 【請求項3】 前記弾発体7がスプリングバネである請
    求項1又は2記載の拡管用マンドレル。
JP9027291U 1991-11-01 1991-11-01 拡管用マンドレル Expired - Lifetime JP2503702Y2 (ja)

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