JPH044890A - 新規生理活性物質およびその製造方法 - Google Patents

新規生理活性物質およびその製造方法

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JPH044890A
JPH044890A JP10372990A JP10372990A JPH044890A JP H044890 A JPH044890 A JP H044890A JP 10372990 A JP10372990 A JP 10372990A JP 10372990 A JP10372990 A JP 10372990A JP H044890 A JPH044890 A JP H044890A
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Kenji Sugita
杉田 憲治
Junichi Shoji
純一 東海林
Koichi Matsumoto
浩一 松本
Yoshimi Kawamura
川村 義己
Shigeru Matsutani
茂 松谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 で表わきれる化合物またはそのエステルおよび該化合物
の製造法に関する。
更米±韮碧 がん研究は、オンコジーンの発見により飛躍的な進歩を
とげた。オンコジーンは、src、 ras。
■などに代表される幾つかのグループに分類することが
できるが、もっとも研究の進んでいるのが癌ファミリー
のオンコジーンである。その遺伝子産物はタンパク質の
チロシン残基をリン酸化する活性を持ち、この活性が細
胞のがん化を引き起こfのに重要な役割を果た(7てい
ると考えられている。また上皮増殖因子(EGF)、血
小板由来増殖囚−F(PDGF)、インスリンなどの増
殖因子受容体にもSrCファミリー=のオンコレン産物
と類似しt−アミノ酸配列のドメインがあり、チロシン
キナーゼ活性を持つことが知られている。ナロシンキナ
ーゼ阻害剤としては、ゲニスデイン、ハービマイシンな
どが挙げられる(小)ら、J、 Antibiotic
s 39.606−608 (1986)および」−原
ら、Mo1. Ce11. Biol、 6.2198
−2206 (1986))。
明が解決しようとする課題 最近では、オンコジーンと増殖因子および増殖因子受容
体の関連が次々と明らかにされてきているが、明確な作
用機序などは分かっていない。オンコジーンのうち、少
なくともいくつかは、本来正常な細胞の増殖に重要な役
割りを果たしている増殖因子や、増殖因子受容体の遺伝
子の変化したものであることが判明されている。
最も開発の進んでいるsrc ′Aンコ/−ンJV ’
hの阻害物質はf U、’llシンナーゼ活性を阻害4
るので、異隼細胞のみならず正常細胞の千ロノンキナゼ
活性をも阻害【2てしまう恐れがある6そこで異充細胞
に特異性がk)す、かつ、srcのみならずrasによ
る形質転換をも阻害する物質の発見が望まれていた。
課題を解決するだめの手段 オンコジーンはある種のヒト・腫瘍において点突然変異
、欠失、転座、増幅なとの異常を起こしている例が数多
く見いたされ、腫瘍の形成に重曹な役割りを果たしてい
ると考えられている。従って、オンコジーン産物の機能
を阻害する物質を開発することは、がんの基礎研究およ
びがんの化学療法の両方の而から興味深い課題でおると
考えられている。
本発明者らは、これらのことがらを鑑み、鋭意研究を重
ねた結果、式; %式%) で表わされる化合物。より好ま(2〈は、下記式:で表
わされる化合物またはそのニスデルが、従来より知られ
ているミオンコジーンおよびrasオンフジーンの内作
用を阻害する活性を合ゎゼ持つことを発見し、本発明を
完成するに至った。本発明化合物は、細胞膜に存在する
src産物およびμ産物からがん化に至るまでの共通の
経路を阻害することにより、腫瘍の形成を妨げると考え
られる。
本発明化合物は、オンコジーンで形質転換させた細胞を
、正常な形態の細胞に復帰させる活性(脱形質転換活性
)を持っており、また、細胞増殖阻害作用もあり、制が
ん剤として期待される。
本発明の化合物を産生するアルターナリア プランジコ
ーラ(Alternaria brassicicol
a )は1990年3月28日から茨城基つくば南東1
丁目1番3号(郵便番号305)に ’Alterna
riabrassicicola RF−328J受肛
番号FERM  P−11387として寄託されている
また、本発明化合物のニスデルとしては、アセテート、
プロピオネートなどが例示される。
(以下余白) 以下、本発明をさらに詳しく説明する。
産生菌RF−328株の諸性状 コーンミール寒天培地上で、本菌のコロニーは不規則な
形に広がり、その色はオリーブブラウンから暗い茶黒色
で、ビロード状である。菌糸は分枝し、隔壁があり、最
初は透明であるが後でブラウンからオリーブブラウンと
なり、表面は平滑で、その太きは20〜7.5μmであ
る。
胞子柄は単純で、直立しており、直線状かまたはやや曲
がっているのが普通であるが、時には大きく屈曲してい
るものもある。大体は円筒状であるが、時には基部の部
分がふくれていることもあり、隔壁があって、薄いオリ
ーブブラウンから中程度のオリーブブラウン色であり、
表面は平滑で長きは70μmぐらいで、太きは4〜6μ
mである。
分生胞子は10もしくはそれ以上が鎖状に連なっており
、時には分枝することもあって頂側性を示し、胞子柄壁
の小孔を通して発生ずる。形は直線状で、円筒状を示し
、通常は先端に向かってわずかに細くなっていて、基部
細胞は丸みを帯び、先端細胞は大体先端を切った円錐形
に似ている。分生胞子には1〜11個、殆どは6個以下
の横の隔壁があり、また通常0〜6個の縦の隔壁があり
、しはしば隔壁のところでわずかにくびれている。薄い
オリーブブラウンから暗いオリーブブラウン色をしてお
り、表面は平滑かまたは時間の経過とともにわずかにイ
ボ状になる。長きは18〜90μm、最も幅の広いとこ
ろでの太さは8〜25μmである。
以上の諸性状から、本発明化合物を産生ずるRF−32
8株は、マイコロジカル ペーパース(Mycolog
ical Papers ) 20巻、8〜14ページ
(1947)にウィルトシルイア−(Wiltshir
e)により記載きれたアルターナリア ブラシシコーラ
(Alternaria brassicicola 
(Schw、)Wiltshire、  (1947)
)と同種であると同定された。
本発明化合物の製造方法は以下に示される。
グルコース、ポリペプトン、牛肉エキス、酵母エキス、
食塩、水道水からなる培地を入れた三角フラスコに、ア
ルターナリア ブラシシコーラ(Alternaria
 brassicicola RF−328)を種培養
スラントから接種し、28°Cで30〜80時間振盪培
養を行なう。得られた培養液を〉〜ガイモ抽出液、ショ
糖、消泡剤、水道水からなる培地に植菌し、通気下、撹
拌移せ、28℃で100〜300時間培養きせる。これ
により得られた培養液を濾布式遠心分離機により濾液を
得る。これを酢酸エチルなどで抽出し、飽和食塩水で洗
浄した後、濃縮、石油エーテル洗浄の後、粗オイル状物
質を得る。
上記で得られた粗オイル状物質をクロロホルムなどの有
機溶媒に溶かし、シリカゲルカラムに吸着許せ、適当な
溶媒で溶出する。この操作を繰り返すことにより油状の
純物質が得られる。
また上記で得られた、濾液を多孔質ポリマーで充填させ
たカラムに吸着許せ、適当な溶媒で溶出する。活性画分
を減圧濃縮し、粗オイル状物質を得る。許らにこれをシ
リカゲルカラムに吸着きせ、適当な溶媒で溶出し、オイ
ル状の純物質を得てもよい。
以下に本発明の態様を示すが、これらは本発明を何ら限
定するものではない。
(以下余白) 黒3!i−例一!− (a)発酵工程 グルツース2.0%、ポリペプトン10%、牛肉−1キ
ス03%、酵母エキス02%、食塩01%、水道水より
なる培地800m1 を含む2r容三角フラスコにアル
タ−づリア ブラシシコーラ(Alternaria 
brassicicola RF−328)を種培養ス
ラントから接種し、振幅70mm、毎分180回転で、
28′″C172時間振@培養を行なう。この培養液8
00m1 ずつを20%ジャガイモ抽出液、ショ糖20
%、消泡剤p−2ooo(犬日本インキ)001%、水
道水よりなる培地15pを含む3ON容ジ〜−ファーメ
ンタ−に植菌し、通気量10.59/分、内圧0 、3
5 kg/cm’、攪拌回転数350rpmで28°C
5162時間培養する。
(b)分離工程 上記工程で得られた培養液は、濾布式遠心分離機によっ
て濾液40Pを得る。この濾液を、酢酸エチルIEIで
抽出し、飽和食塩水で洗浄した後、濃縮、石油ニーグル
洗浄15、粗オイル状物質10.25gを得る。
(e)精製工程 +2(b ) ′r得られた粗物質をり「J Uホルム
に溶解し、シリカゲルカラム(ローバーカラj2、カイ
スB、メルク社)に吸着させ、塩化メグ−レンで洗浄後
、塩化メチレン:メタノール(96:4)混液で活性物
質を溶出する。溶出液を濃縮し、再びシリカゲルカラム
にかけ、クロロホルム:イソブ[7ビルアル:1−ル(
97:3)混液で活性物質を溶出する。溶出液の溶奴を
留去(7で、無色消状の本発明化合物0.51 gを得
た。
分子式:C,、H□0゜ S  IMS、HRMS :  C,、H,,04m/
z  2 1 3 (MH”) [α コ ニ”’  −35,8(c、  0.52.
  MeOH)UV  λ::?8 末端吸収あり I R(CI(C1,)、  3604. 2988.
 1604. 1452. 965゜893  (Cm
−’) (第1図参照)溶解性:易溶性:水、メタノー
ル、酢酸エチル難溶性二n−ヘキザン 呈色反応二a硫酸で茶色 外観:無色油状 TLC(シリカゲル60F□、(メルクネ土))CHI
CII −MeOH(9:1) : Rf O,26E
tOAc−Meal (9:1) ’ Rf O,48
性質: X)H2,0で分解 NMR: ’Hお、l’ ”Cで渭j定(第2図および
第3図参照) 抗菌活性:10007/mlで反応性はな(7(以下余
白) 実験例1 使用した培養液:ダルベツコ・イーグルMEM培地(日
永製薬)9.5gと7%次酸水素十トリウムを20m1
.1f!の蒸留水に加え、次いで終濃度10容量%とな
るようにの牛胎児血清(FlowLaboratori
es、 Inc、 )を添加して調製した。
住人ヘークライト社製の96穴プラスチツクデイツンユ
に上記培養液10011N、ras およびsreの両
オンコンーンで形質転換したNIH3T3細胞を5X1
0’細胞/穴および被験検体を2倍希釈濃度列で添加(
2,37℃で5%炭酸ガスインキュヘーター内で培養し
た。24時間後に細胞の形態を観察し、脱形質転換活性
を求めた。また、培養2日後にMTT法(Journa
l of Immunological Method
s 65.55〜63 (1983))により生細胞の
比率を測定することによって、50%増殖阻害濃度(r
c、。)を求めた。
その結果、本発明化合物は、1gg/m1以上の濃度で
脱形質転換活性を示した。また、本発明化合物のICs
、は8gg/mlであった。
米11礼至 ヒト赤血球は、ヘパリンを含む注射筒で採取した後、1
500回転/分、15分の遠心で沈殿させ、10%牛脂
児血清を含むMEM培地で3×101細胞/mlの濃度
に調製きれた。このヒト赤血球溶液と、本被験化合物と
の希釈液(20〜1000 μg/ml)を当量ずつ混
合し、37°Cの5%次酸ガス培養器内で2日間培養し
た。1500回転/分、5分の遠心後、上清のヘモグロ
ビン量をオートリーダー(米国ダイナチック社)で53
8nmの吸光度を測定することにより定量した。
結果、本発明化合物は500t1g/m1の濃度におい
ても37℃、2日間の培養で、全くヒト赤血球に対し溶
血作用を示きなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明化合物のIR1第2図は本発明化合物の
’H−NMR1第3図は本発明化合物の口C−NMRを
示す。 (以下余白)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物またはそのエステル。
  2. (2)真菌類アルターナリア属(Alternaria
    )に属する請求項1記載の化合物の産生菌を培養し、該
    培養培地から該化合物を得ることを特徴とする該化合物
    の製造法。
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