JPH0448687Y2 - - Google Patents

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JPH0448687Y2
JPH0448687Y2 JP15125689U JP15125689U JPH0448687Y2 JP H0448687 Y2 JPH0448687 Y2 JP H0448687Y2 JP 15125689 U JP15125689 U JP 15125689U JP 15125689 U JP15125689 U JP 15125689U JP H0448687 Y2 JPH0448687 Y2 JP H0448687Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、歩道側に支持柱がほとんど突出しな
い二本支持柱型式に特に有効な樹木支持装置のア
ンカーに関する。
〈従来技術〉 従来の、樹木支持装置のアンカーは、例えば第
7,8図の如く構成されていた。
すなわち、植土Sに植立される複数(二本)の
支持柱31と、これら支持柱31の上部を互いに
連結する複数(二個)の連結筒32と、該連結筒
32と樹木Tとを連結する連結手段33と、前記
支持柱31の下部を植土S中に埋設固定するアン
カー34とを具えてなる樹木支持装置において、
アンカー34は下端が尖つたアングル材から形成
され、これが支持柱31の下部にボルト35で固
定されただけの構成であつた。このため、植土S
を浅く掘つた後はアングル材のアンカー34はそ
の表面に凹凸がないのでハンマーで打ち込むだけ
でよく施工は行い易い。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、従来構成においては、強風等の原因で
樹木Tに横向きの力A,Bによる倒樹モーメント
が掛かり、その一部支持柱31を介してアンカー
34を引き抜く力に変換されると、支持柱34が
二本であるため二本のアンカー34はその表面に
凹凸がないので踏張りが効かず、割りと簡単に抜
けてしまい、樹木Tが問題がある。特に力Bに対
しては樹木支持装置のアンカーは踏張りが効かず
弱かつた。力Aはアンカーに対して引き抜力とし
て働き、力Bは曲げ力として働く。アンカーは細
長い棒であり、曲げ力には対抗できない。
そこで、本考案は、支持柱が二本の型式の樹木
支持装置のアンカーに適用しても、横風に対して
踏張りが効くアンカーの提供を目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による課題解決手段は、第1〜6図の如
く、複数の支持柱1のうち少なくとも一本の湾曲
下部1aに、直交するように固定された水平方向
に長い長横材10と、この長横材10の両端で下
方へ垂設されたアンカーボルト12と、このアン
カーボルト12の下端に上下調節自在に装着され
たベースプレート14からなるものである。
〈作用〉 上記課題解決手段において、第2図のB矢方向
の横風を受けた場合、その倒樹モーメントの一部
は連結手段3を通して一対の支持柱1の引抜力に
変換され、各支持柱1の下部で長横材10の両端
部のアンカーボルト12の引抜力に変換される。
しかし、各支持柱1について、水平方向に長い長
横材10のアンカーボルト12間寸法L1が支樹
モーメントの足の寸法となり、この足の寸法が従
来は零であつたので、従来に比較してアンカーボ
ルト12に作用する力は曲げではなく引き抜力と
なり、しかもアンカーボルト12の下部にはベー
スプレート14が固定され、その上側のDの容積
の植土Sの抵抗が掛るので、アンカーボルト12
が引抜かれることはない。容積Dの傾きは、植え
土Sの安息角によつて決まる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面により説明する
と、本考案に関する樹木支持装置は、植土Sに植
立される複数(二本)の支持柱1と、これら支持
柱1の上部を互いに連結する複数(二個)の連結
板2と、該連結板2と樹木Tとを連結する連結手
段3と、前記支持柱1の下部を植土S中に埋設固
定するアンカー4とを具えている。
また、前記連結手段3は、前記連結板2の外側
面の複数個所に配された引付ナツト5と、この引
付ナツト5に外端が螺合されかつ連結板2に貫通
された引付ボルト6と、該引付ボルト6の一部で
あつて連結板2より内側の中間部に螺合された係
合体7と、この係合体7の本体7a両側に形成さ
れた一対の爪7bと、この係合体7の爪7bに両
端が係合され樹木Tの高さ方向で互いに干渉しな
い樹木包囲用U字形の第一、第二索材(チエン)
C1,C2と、該各索材に外嵌された柔性保護ス
リーブ8とからなつている。前記係合体7は、中
央の雌ねじ7c付垂直本体7aと、その両側に一
体形成された一対の爪7bとからなつている。
そして、前記本考案アンカー4は、複数支持柱
1のうち少なくとも一本(本実施例は二本)の湾
曲下部1aに、直交するように固定された(例え
ば直径5cm、長さ59cmのパイプ)製で水平方向に
長い長横材10と、この長横材10の両端でナツ
ト11により下方へ垂設された長いアンカーボル
ト12と、このアンカーボルト12の下端に上下
調節自在にナツト13で固定された正方形(例え
ば一辺15cm)のベースプレート14からなつてい
る。
なお、前記長横材10は支持柱1の下部端に溶
接された連結片15とボルト16を介して固定され
ている。
次に施工方法を説明すると、まず施工現場の植
土Sを掘り起し、樹木Tの根部の外周両側に、一
対のアンカーボルト12が垂設された長横材10
二個を埋設する。このとき樹木Tの根の深さに応
じてナツト13を回動してベースプレート14の
深さを調節する。次に二個の各長横材10の中心
にボルト16で支持柱1の下部端を固定し、植土
Sを埋め戻して支持柱1を植土Sに植立固定す
る。
次に、支持柱1の上部を連結板2と取付ボルト
で連結し、ナツト5で引付ボルト6を、この引付
ボルト6に係合体7を組付ける。次に第一の索材
(チエン)C1で樹木Tの幹を包囲してこれをU
字形とした後に、その両端がたるまない程度に係
合体7を手で回動して内外方向へ調節し、それか
ら両端を係合体7に係合させる。次に第一の索材
C1の下側に第二の索材C2を樹木Tの幹に包囲
して係合体7の爪7bに係合させる。次に連結板
2の外側から引付ナツト5を締付操作さする。こ
れにより、樹木Tは支持柱1に強固に固定支持さ
れる。
上記の如く、植立固定された樹木支持装置のア
ンカーにおいて、第2図のB矢方向の横風を受け
た場合、その倒樹モーメントの一部は連結手段3
を通して一対の支持柱1の引抜力に変換され、各
支持柱1の下部で長横材10の両端部のアンカー
ボルト12の引抜力に変換される。しかし、各支
持柱1について、水平方向に長い長横材10のア
ンカーボルト12間寸法L1が支樹モーメントの
足の寸法となり、この足の寸法が従来は零であつ
たので、アンカーボルト12には曲げ力が働いて
いたが、には従来に比較してアンカーボルト12
に作用する力は引抜力となり、しかもアンカーボ
ルト12の下部にはベースプレート14が固定さ
れ、その上側のDの容積の植土Sの抵抗が掛るの
で、アンカーボルト12が引抜かれることはな
い。
また、第1,第2図のA矢方向の横風を受けた
場合、その倒樹モーメントの一部は、一対の長横
材10間寸法L2が支樹モーメントの足の寸法と
なり、この寸法は従来と同様であるが、各長横材
10には各二本のアンカーボルト12が固定さ
れ、各アンカーボルト12に作用する引抜力は従
来の1/2となり、しかもアンカーボルト12の下
部にはベースプレート14が固定されているの
で、アンカーボルト12が引抜かれることはな
い。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。例
えば、本考案は、支持柱1が二本のものに限らず
三、四本にも適用できる。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案による
と、支持柱について、水平方向に長い長横材のア
ンカーボルト間寸法が支樹モーメントの足の寸法
となり、この足の寸法が従来は零であつたので、
従来に比較してアンカーボルトに作用する引抜力
は極端に低下し、しかもアンカーボルトの下部に
はベースプレートが固定され、その上側の容積の
植土の抵抗が掛るので、アンカーボルトが引抜か
れることはない。すなわち、本考案は、支持柱が
二本の型式の樹木支持装置のアンカーに適用して
も、横風に対して踏張りが効く優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案アンカーの実施例を具えた樹木
支持装置の側面図、第2図は同平面図、第3図は
同アンカーの長横材部の正面図、第4図は同長横
材部の側面図、第5図は同長横材とアンカーボル
ト部の側面図、第6図は引付ボルト部の拡大平面
図、第7図は従来例の側面図、第8図は同平面図
である。 S……植土、1……支持柱、1a……支持柱の
湾曲下部、2……連結板、3……連結手段、4…
…アンカー、10……長横材、12……アンカー
ボルト、14……ベースプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 植土に植立される複数の支持柱と、これら支持
    柱の上部を互いに連結する複数の連結板と、該連
    結板と樹木とを連結する連結手段と、前記支持柱
    の下部を植土中に埋設固定するアンカーとを具え
    てなる樹木支持装置において、前記複数の支持柱
    のうち少なくとも一本の下部に、直交するように
    固定された水平方向に長い長横材と、この長横材
    の両端で下方へ垂設されたアンカーボルトと、こ
    のアンカーボルトの下端に上下調節自在に装着さ
    れたベースプレートからなることを特徴とする樹
    木支持装置のアンカー。
JP15125689U 1989-12-29 1989-12-29 Expired JPH0448687Y2 (ja)

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JP15125689U JPH0448687Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29

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JP15125689U JPH0448687Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29

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Publication Number Publication Date
JPH0391752U JPH0391752U (ja) 1991-09-18
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