JPH0448569Y2 - - Google Patents

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JPH0448569Y2
JPH0448569Y2 JP1987017636U JP1763687U JPH0448569Y2 JP H0448569 Y2 JPH0448569 Y2 JP H0448569Y2 JP 1987017636 U JP1987017636 U JP 1987017636U JP 1763687 U JP1763687 U JP 1763687U JP H0448569 Y2 JPH0448569 Y2 JP H0448569Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、取付金具に係り、さらに詳しくはス
リツト孔に対して内面からのクリツプ体と外面か
らの本体とで挟持する取付金具に関する。
従つて、本考案の取付金具は、レールを作つて
内外面から掛合挟持させる各種分野への展開が広
く期待できるものであるが、代表的な利用分野と
しては、ダウンライト用の取付金具がある。
ダウンライトとは、天井に穴をあけて、埋込む
ライトのことであり、照明器具に装飾性を求め
ず、純粋に“あかり”としての機能を求めたもの
で、現在、大量に使用されているものであり、本
考案の取付金具は、この分野に使用できる。
<従来の技術> 天井埋込式のダウンライトの一例をあげれば、
第5図の如く、ビーム電球E等に取り付けるため
のダウンライトフレームFがあり、天井Tには、
ダウンライトフレームFを挿着するためのダウン
ライトフレーム下部のフレーム鍔Gよりも大きな
穴Hが穿設され、フレーム鍔Gを残して天井T内
にすつぽり入り込むようになつており、Pはパツ
キング材である。
一方、ダウンライトフレームFには、縦溝状の
フレームスリツト孔S,Sが穿設され、このフレ
ームスリツト孔S,Sを、取付金具1にて内外両
面から挟持している。
しかし従来の取付金具は、蝶ネジによる螺合の
手間が面倒であつたり、ダウンライトフレームF
が一定の厚みのものしか挟持しえなかつたり、ダ
ウンライトフレームFを損傷するという欠点を有
していた。
第6図は、そのような欠点を改良した実開昭61
−161822号公報の取付金具であるが、クリツプa
と本体bが一体となつているため、螺合の手間が
なく、厚みが少々違つても挟持することができ、
ダウンライトフレームも損傷するおそれのないも
のであつた。しかし、咬止が不完全で、また脱咬
しにくいという欠点を有していた。
さらに詳しく説明すると、この取付金具は、ス
リツト孔Sの内面側(第6図の左側)に配位され
るクリツプ体aと、スリツト孔Sの外面側(第6
図の右側)に配位される本体bとから構成されて
いる。このクリツプ体aは、上端に肩部c1を有
するプレート部cと、プレート部cの上端中央か
ら上方に延設された首部dと、首部dの上端から
左右に伸びる支軸部eとを有する。他方、本体b
は、斜下外方へ張り出した支持部fと、支持部f
から斜上内方へ張り出した下舌片gと、この下舌
片gの上端から左右に張り出した鍔部hと、本体
b上部から内方へ張り出した上舌片iと、本体b
の上端に設けられると共に上記支軸部eを回動可
能に支持する外嵌部jとを有する。そして、上記
クリツプ体の支軸部eが上記スリツト孔Sの外面
側に配位され、本体の鍔部hが上記スリツト孔S
の内面側に係合し、さらに、本体の上舌片iの先
端が上記スリツト孔Sの内面側に挿通される。こ
の状態から支軸部eを中心としてクリツプ体aを
下方に回動し、さらに押し込むことによつて、上
舌片iの先端にクリツプ体のプレート部cの先端
を係合することにより、スリツト孔Sに固定する
ものである。(第6図はこの固定した状態を示
す。) この固定の作用を第7図Bに基づきさらに詳し
く説明すると、支軸部eを中心としてクリツプ体
aを下方に回動した際、自然状態では、クリツプ
体のプレート部cの先端は、上舌片iの先端の手
前で停止する。これは、クリツプ体のプレート部
cの肩部c1が、フレームFのスリツト孔の内面
側に当接するためで、これにより、クリツプ体の
プレート部cが停止するのである。この状態を、
第7図Bに2点鎖線で示す。そして、この状態か
ら、さらにクリツプ体aを回動して押し込むと、
この肩部c1が支点となつて、クリツプ体のプレ
ート部cが弾性変形すると共に、上舌片iの先端
にクリツプ体のプレート部cの先端を係合するも
のである。即ち、このプレート部cの弾性力を利
用して、取付金具全体を、スリツト孔Sに固定す
るものである。
<考案が解決しようとする課題> この取付金具は、次の2つの課題を有する。
第1に、この金具におけるクリツプ体のプレー
ト部cの肩部c1は、単に、平板なプレート部c
を打ち抜いて形成されたものにすぎないため、上
記の支点となるための高さが充分に確保できない
という問題がある。その結果、加工時や組付けの
時の僅かな誤差により、クリツプ体のプレート部
cを弾性変形させるための支点として、上記の肩
部c1が作用しない場合がある。従つて、支軸部
eを中心としてクリツプ体aを下方に回動し、ク
リツプ体のプレート部cの先端と上舌片iとを係
合させても、プレート部cの弾性変形が生じてい
ない場合があり、プレート部cの弾性変形を利用
した固定がなされず、固定力が極めて弱いものと
なつてしまう。
第2に、取付金具の固定を解除する際には、上
舌片iを、第7図Bの状態から、矢印1Bに示す
ように、指で下方に押し下げるものであるが、上
舌片iの先端は尖つており、指が痛くなり力が入
りにくい。さらに、この押し下げでも解除できな
いときには、矢印2Bに示すように、クリツプ体
のプレート部cを上方に他の指で押してやること
が必要となるが、プレート部cの下方には余裕が
なく、力が入りにくくて操作性が悪い。
そこで、本考案は、強い力で確実に固定できる
と共に、固定を解除する際の操作性が良好な取付
金具の提供を図る。
<課題を解決するための手段> 本考案は、この種の取付金具を改良し、次の特
徴を備えたものを提供することにより、上記課題
を解決する。
本考案に係る取付金具においては、クリツプ体
のプレート部4の肩部8が、外方向に突出する支
点部8aを有する。又、上記クリツプ体2のプレ
ート部4が、本体の上舌片11の先端を受容して
これと係合する穿設穴7と、この穿設穴7よりさ
らに下方に延設された押さえ部4aとを有する。
そして、本体の上舌片11の先端が、穿設穴と係
合する係合部11aと、この係合部から下方に伸
びると共に穿設穴7より内方に突出するフラツト
面15とを有することを特徴とするものである。
<作用> 本願考案は次の作用を発揮する。
第1に、この金具におけるクリツプ体のプレー
ト部4の肩部8は、外方向に突出する支点部8a
を有する。従つて、第7図Aに示すように、この
突出した支点部8aにより、プレート部2を弾性
変形させるための充分な高さを確保でき、従来よ
り大きな力で弾性力を生じさせることができる。
しかも、加工時や組付けの時に誤差が生じても、
支軸部6を中心としてクリツプ体2を下方に回動
した際、クリツプ体のプレート部4の先端と上舌
片11の係合位置との間には充分な間隔が確保で
きる。その結果、常に、クリツプ体のプレート部
4を充分に弾性変形させることができ、固定のた
めに必要な弾性力を確保し得る。
第2に、上記の第1の作用の結果、従来より弾
性変形に要する力が大きくなることが予想される
が、本願考案においては、上記クリツプ体2のプ
レート部4が、本体にお上舌片11の先端と係合
する穿設穴7よりさらに下方に延設された押さえ
部4aを有する。即ち、延設された押さえ部4a
の分だけ、プレート部4が長く形成されている。
従つて、押さえ部4aを力点として弾性変形のた
めの力を加えることができ、支点部8aからの長
さが、従来よりも長くなる。よつて、弾性変形の
ために、押さえ部4aに加える力は少なくて済
む。
第3に、取付金具の固定を解除する際には、上
舌片11を、第7図Aに示すように、フラツト面
15を、矢印1Aに示すように、指で内方に押し
下てやれば、本体の上舌片11の先端の係合部1
1aと穿設穴7との係合が外れる。その際、押す
部分は平坦なフラツト面15となつており、指が
痛くなく充分な力を加えることができる。さら
に、この押し下げでも解除できないときには、矢
印2Aに示すように、クリツプ体のプレート部4
を上方に他の指で押してやればよいが、この際に
も、延設された押さえ部4aの分だけ、プレート
部4が長く形成されているため、延設された押さ
え部4aの下方に充分な余裕ができ、力を入れや
すい。
<実施例> 以下、添付の第1図から第4図及び第5図に就
いて、本考案の取付金具の一実施例であるダウン
ライト用の場合について説明する。
スリツト孔Sに挟持させるための取付金具1
は、これを内面Iから挟持させるためのクリツプ
体2と、これを外面Oから挟持させるための本体
3とからなつている。ここでいう内外面とは、仮
称であつて、何れかを内面Iとすれば、その反対
面を外面Oとするものである。また挟持とは、ス
リツト孔を構成するフレームFを、内面Iと外面
Oとで挟んで把持することである。
クリツプ体2は、HRC47の硬度に焼入れされ
た焼入鋼体からなり、下方から上方にプレート部
4と首部5と支軸部6とを設けている。プレート
部4は下半部分が舌状に斜内方へ張り出し、下端
の周縁は丸味を持たせているが、勿論直線状にし
ても差し支えない。ここで内方とは、内面Iの手
前え方向のことである。この舌状上方の中央に
は、穿設穴7が穿設されており、その上端には左
右方向へ水平に伸びる肩部8を有しているが、こ
の肩部8は先端が外面O側の外方へ突出した支点
部8aを有している。そのために第2図では奥の
方に、第4図では右方に爪状を呈し、フレームF
に内面Iから咬止するようになつている。両肩部
8,8の中央からは、垂直上方に伸びる首部5が
あり、この首部5がスリツト孔Sの幅よりも狭く
なつているため、スリツト孔S内に入りこんで、
フレームFの内面Iから外面Oへと跨がりうる。
この首部5の上端には、左右方向に水平に伸びる
支軸部6が設けられており、この支軸部6は、第
1図及び第2図の如き板状のものであつて、この
場合は敢えて円柱状にする必要はない。
一方本体3は、下方から上方に支持部9と下舌
片10と上舌片11と外嵌部12とを設けてい
る。支持部9は下半部が斜外方へ張り出してお
り、その両下端は爪状の支持端13,13になつ
ている。この支持部9の中間部には、下方が連結
し、上方が内面I側の内方へ斜上向きに張り出し
た下舌片10がある。この下舌片10は、先の上
端には鍔部14,14を有し、下舌片10がスリ
ツト孔Sの幅よりも狭くなつているのに対し、鍔
部14,14がスリツト孔Sの幅よりも広くなつ
ているので、下舌片10がスリツト孔S内に入り
こんで、フレームFの外面Oから内面Iへ跨がり
うるようになつている。支持部9より上方は垂直
な本体部を構成しており、下舌片10の上方中間
部には、上方が連結し、下方が内面I側の内方へ
下がつて上がる断面S字状に張り出した上舌片1
1がある。この上舌片11は、S字状になつてい
るため、先端はフラツト面15を有する。さらに
その上方には、円弧状の外嵌部12が設けられ、
この外嵌部12によつて、左右水平に伸びる支軸
部6が回動しうるように把持され、クリツプ体2
と本体3を一体化している。
第5図は、ダウンライトのフレームFに、本考
案の取付金具1を取り付けた状態を示している
が、スリツト孔Sは、上部が口広S′になつている
ので、この部分からスリツト孔Sの幅より狭い下
舌片10と上舌片11と首部5を跨ぐようにクリ
ツプ体2は内面Iに、本体3は外面Oに掛合さ
れ、スリツト孔Sの下方へ挿通する。このとき、
クリツプ体2の支軸部6はフレームFの外面O
に、また本体3の下舌片10の鍔部14,14と
上舌片11の一部は内面Iに出る。
この状態でクリツプ体2の舌状下半部分を押え
ると、上舌片11の先端フラツト面15が、穿設
穴7から顔を出し、パチンと嵌合される。このと
き、この取付金具は、前述した作用を発揮し、フ
レームに確実に固定されるものである。
<考案の効果> 以上本考案は、強い力で確実に固定できると共
に、固定を解除する際の操作性が良好な取付金具
を提供し得たものであり、この取付金具はダウン
ライト以外の桟やカーテンや扉等にも広く用いる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す取付金具の斜
視図、第2図は同正面図、第3図は第1図をI−
I′線で切断した断面図、第4図は第3図のF部を
拡大した断面図、第5図は第1図の取付金具をダ
ウンライトに取り付けた状態を示す斜視図、第6
図は従来例を示す斜視図であり、第7図Aは本考
案の作用を説明する断面図、第7図Bは従来例の
作用を説明する断面図である。 図中、1……取付金具、2……クリツプ体、3
……本体、4……プレート部、5……首部、6…
…支軸部、7……穿設穴、8……爪状の肩部、9
……支持部、10……下舌片、11……上舌片、
12……外嵌部、14……鍔部、15……フラツ
ト面、I……内面、O……外面、S……スリツト
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スリツト孔Sに挟持させるための取付金具1で
    あつて、この取付金具1が、スリツト孔Sの内面
    側に配位されるクリツプ体2と、スリツト孔Sの
    外面側に配位される本体3とから構成され、 このクリツプ体2が、上端に肩部8を有するプ
    レート部4と、プレート部4の上端中央から上方
    に延設された首部5と、首部5の上端から左右に
    伸びる支軸部6とを有し、 上記本体3が、斜下外方へ張り出した支持部9
    と、支持部9から斜上内方へ張り出した下舌片1
    0と、この下舌片10の上端から左右に張り出し
    た鍔部14と、本体3上部から内方へ張り出した
    上舌片11と、本体3上端に設けられると共に上
    記支軸部6を回動可能に支持する外嵌部12とを
    有し、 上記クリツプ体の支軸部6が上記スリツト孔S
    の外面側に配位され、本体の鍔部14が上記スリ
    ツト孔Sの内面側に係合し、さらに、本体の上舌
    片11の先端が上記スリツト孔Sの内面側にてク
    リツプ体のプレート部4に係合することにより、
    スリツト孔Sに固定される取付金具1において、 上記クリツプ体のプレート部4の肩部が、外方
    向に突出する支点部8aを有し、 上記クリツプ体2のプレート部4が、本体の上
    舌片11の先端を受容してこれと係合する穿設穴
    7と、この穿設穴7よりさらに下方に延設された
    押さえ部4aとを有し、 上記本体の上舌片11の先端が、穿設穴7と係
    合する係合部11aと、この係合部から下方に伸
    びると共に穿設穴7より内方に突出するフラツト
    面15とを有する、 取付金具。
JP1987017636U 1987-02-09 1987-02-09 Expired JPH0448569Y2 (ja)

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JPS63125308U JPS63125308U (ja) 1988-08-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5579011U (ja) * 1978-11-28 1980-05-31
JPS6322579Y2 (ja) * 1985-03-27 1988-06-21

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JPS63125308U (ja) 1988-08-16

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