JPH0448402Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0448402Y2
JPH0448402Y2 JP19241787U JP19241787U JPH0448402Y2 JP H0448402 Y2 JPH0448402 Y2 JP H0448402Y2 JP 19241787 U JP19241787 U JP 19241787U JP 19241787 U JP19241787 U JP 19241787U JP H0448402 Y2 JPH0448402 Y2 JP H0448402Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
windshield
simple stove
pot
solid fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19241787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0197102U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19241787U priority Critical patent/JPH0448402Y2/ja
Publication of JPH0197102U publication Critical patent/JPH0197102U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0448402Y2 publication Critical patent/JPH0448402Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、簡易使用の固形燃料に付随して使用
される簡易コンロの構成に関する。
[従来の技術] 最近、例えば石ケン基材にアルコールを主成分
として含有する固形燃料と、これに付随して使用
される簡易コンロを同封して、又はこれらと即席
麺などの加工食品を同封して販売されるに至つて
いる。
上記した簡易コンロの第一の従来例を第9図に
示すが、この簡易コンロ29は、薄い金属基板3
0面から夫々切込みによつて得られた支持壁部3
1……及び風防壁32……を夫々上方に直立さ
せ、さらにその基板30の各隅部を下方に折曲さ
せることによつて脚部34……を形成して組み立
てることができる。また基板30面中央に穿つた
孔部35には受器36が嵌装され、この受器36
内には固形燃料25が装置される。また加熱され
るべき鍋37はその底部38にて支持壁部31…
…上に支持される形態で配置される。
また、第10図及び第11図に示す改良された
第二の従来簡易コンロ40は筒状の風防壁41か
らなり、この風防壁41上にはその上部開口縁上
に比較的大きく穿つた切欠き凹部43……が等間
隔で形成され、またこの上部開口縁の残余の部分
は支持壁部44……であり、これらの支持壁部4
4……の支持縁45上には鍋47をその収容部4
8の上縁部分に形成された突周部49下縁にて支
持させることができる。また42……は風防壁4
1上に形成された上下方向の折曲線であり、各支
持壁部44のほぼ中央位置にあつてそれを強化し
てその横倒を防止し、また風防壁41の折畳みが
可能となり収納に便利である。なお、46……は
開孔である。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した第一の従来簡易コンロに於いて、着火
された固形燃料25は、各支持壁部31……と各
風防壁32……との間隔33……から給、排気さ
れることによつて完全燃焼し、その直上の鍋37
内を加熱する。しかし、この場合、各間隔33…
…及び鍋35の側周面からの熱放散が大きく、後
記するように、冬季(7〜8℃)、屋外で有風下
に於いて、固形燃料25が40g量(燃焼時間;約
20分)であるときには、800ml容量の鍋35内の
水(500g、初期温度5℃)は沸騰するに及ばな
い欠点があつた。
また前記第二の従来簡易コンロ40では、上記
第一の従来例での欠点を解決すべく、鍋47の収
容部48は風防壁41部分で包囲されることによ
つて外風による影響を排除する形態が採用された
が、固形燃料25の燃焼に基づく熱気流は各切欠
き凹部43への一方的なものとなつて、後記する
ように、なおその熱効率は低く、またこれに利用
できる鍋の大きさは風防壁41の上部開口部の大
きさによつて限定される不便があつた。
本考案の目的は、上記した従来の簡易コンロで
の欠点を解消し、加熱効率を高めると共に、大小
の鍋に容易に応ずることができる簡易コンロを安
価に提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記した目的を達成するため、固形
燃料用簡易コンロにつき次の構成とした。
即ち、可撓性の耐熱性薄板が少なくとも上端面
の開放された筒状に形成され、この筒状の周面を
略等分化する上下方向への分化線上に沿つて夫々
上部開口縁から下方に一定長さで及ぶ切断部を設
けて風防壁部を形成すると共に、前記各切断部至
端からの前記筒状の延長部分を支壁部となし、こ
の支壁部上には適宜開孔又は/及び切欠きが形成
されてなる構成を特徴とする。
この本考案の構成特徴に於いて、可撓性の耐熱
性薄板としては、薄厚鋼板のほか薄厚のアルミ
板、合成樹脂材のシート材等をも適用することが
できる。また前記風防壁部の等分化数はその強度
及び取扱い上の有利な点等を考慮して決定される
べきものであり、好適には4〜8の分化数であ
る。また各風防壁部を夫々画する切断部は単純に
切断することによつて形成しても良いが、本考案
の後記する作用を保持する限りに於いて切断部形
の範疇に入る切欠き状とすることができる。また
前記筒状は、一又は二以上の係合部を有して形成
されるものであつても良い。この係合部が一の場
合、構成部が一連の基板材から形成されること、
またこの係合部は二以上の場合、二つ以上の分割
された部分から形成されることを意味する。
[作用] 熱源としての固形燃料は当該簡易コンロの内底
部位置若しくはその近傍の位置に配置され、また
加熱されるべき鍋はその突周縁部を各風防壁部の
至端縁上に係止される状態で装置される。このと
き、各風防壁部は鍋の周壁を包囲して熱が外部へ
散逸するのを防止し、また各風防壁部は夫々その
切断部の至端を結ぶ線上にある折曲部回りにその
基板材の可撓性と相俟つて開閉できる。この開閉
機能から、装置される鍋の大小のも容易に応ずる
ことができると共に、装置された鍋によつて隣接
する各風防壁部間には夫々間隙が生じ、この間隙
部は前記支壁部上の開孔及び/又は切欠きからの
給気と相俟つて排気口として機能する。
[実施例] 本考案の実施例を第1図に斜視図で示す。この
実施例の簡易コンロBは、第2図に示す基板材A
から構成されたものである。この基板材Aは、薄
厚鋼板を外周縁と内周縁とを有する略扇形に裁断
し、この略扇形板を6等分化する各等分化線に沿
つて夫々前記外周縁から前記内周縁の向きへ一定
の長さの切断による切断部2……を設けて風防壁
部1……を形成すると共に、各切断部2……至端
間又は該当する風防壁部の側縁に渡る折曲線a…
…を有し、また各切断部2……の延長部を支壁部
4……となし、これらの支壁部4……は各切断部
2……至端からの前記内周縁に沿つて及び折曲線
b……によつて区分されている。また両側端に位
置する支壁部4,4の夫々の側縁からはフツク部
5が下向きの切込み凹部7を有して、またフツク
部6が上向きの切込み凹部8を有して夫々延設さ
れている。また適宜選択した支壁部4……上には
夫々三角形状の切込み9……が穿たれてなる。こ
の基板材Aはそのフツク部5と6とをその切込み
凹部7と8を介して係合させることによつて筒上
の簡易コンロBとして構成される。このとき、各
折曲線b……は折曲部b′……として形成され、そ
れらは横断面が六角形の隅部に夫々対応してい
る。また各風防壁部1……は折曲線a……にて外
向きに開く折曲部a′……が形成されている。従つ
て、各風防壁部1……間には開口12……が形成
される。また各切込み9……の夫々の至端間を結
ぶ折曲線cにてその切出し片を夫々内方に水平に
折曲して突設部11……を構成すると同時に開口
10……が形成される。なお、各3は各風防壁部
1……の上端縁である。
このように構成される簡易コンロBに対して
は、第3図にも示すように、即席麺などの加工食
品を予め収容し、さらに給水して煮沸する用法に
適うアルミ箔等の金属箔で形成された鍋15がそ
の突周縁部16を風防壁部1……の上端縁部3…
…上に係止される状態で支持される。なお、17
は鍋15上の取手部であり、18は底部である。
また28はこの簡易コンロBを上載する断熱板で
ある。
このとき、鍋15はその収容部側周面が各風防
壁部1……により包囲される状態にある。従つ
て、燃料本体26を金属箔容器27内に収容した
形態の固形燃料25が、この簡易コンロB内底部
近傍の前記した突設部11……上に載設配置され
ると、この固形燃料25の燃焼による熱気流は開
孔部10……(及び/又は切欠き10′……)か
らの給気に伴つて鍋15の収容部に及んでこれを
加熱し、開口12……及び鍋15と上端縁3との
間隙19から排気されることになるが、上記の熱
気流のうちの一部は鍋15の収容部と風防壁部1
との間で滞留する。この熱気流の滞留化と、鍋1
5の収容部面からの熱発散を防ぐ前記した包囲構
成とによつてその加熱効率は極めて高められる。
またこの実施例での簡易コンロは前記した基板
材Aの状態から予め、第4図に示すように、切断
部2にて適宜折り畳んでシート状Cにして小さく
まとめることができる。従つて、このシート状C
と共に固形燃料25、さらには鍋25をコンパク
トな形態で一体的に同封することができる。
また本考案の簡易コンロBでは、各風防壁部1
……が夫々折曲部a′にて即刻開閉自在であるから
大小の鍋にも容易に応ずることができる。つま
り、第5図に示すように、標準より小さい鍋1
5′の適用に際しては、互いに隣接しない風防壁
部1……のみを折曲部a′回りに夫々閉じた構成と
し、これらの上端縁3上に鍋15′をその上周縁
16′及び取手部17′が係止する状態で支持させ
ることができる。なお、12′は比較的大きく開
いた状態の開口である。また標準より大きな鍋2
0の適用に際しては、第3図に示すように、鍋2
0の収容部の大きさに応じて各風防壁部1……を
1′位置にまで開いた状態に構成し、これらの上
端縁3……上に鍋20をその上周縁21で係止す
る状態で支持させることができる。
また、本考案では、第6図に示すように、前記
簡易コンロBについて、その風防壁部1……上に
夫々その中間部にて側端縁若しくは各切断部2縁
間に渡る折曲部dを内折れに形成した簡易コンロ
Dの構成とすることもできる。この簡易コンロD
に於いては、各風防壁部1……に対する組み立て
操作時の折曲調整がより簡単となり、鍋15の支
持状態もより安定的である。またより大きな鍋2
0に対応させる場合に於いても各風防壁部1……
については夫々僅かな変形をきたすに過ぎず、当
初の安定化状態はほゞそのまま維持される。また
各風防壁部1……間に形成される開口13……に
ついても、第7図に示すように、その微調整が可
能である。なお、1″,1〓は夫々風防壁部1の
移行位置を示し、13′はその調整に伴う開口で
ある。
<試験例> 次に、本考案に係る簡易コンロを使用した場合
の加熱試験例を示す。
ブリキ板(0.25mm厚)で構成した前記簡易コン
ロDを適用し、これにアルミ製鍋(上径:145mm
Φ、下径:115mmΦ、深さ:60mm、容量800ml)に
水(5℃)を500ml給入し、第6図のようにセツ
トした。なお、開口13……の幅の最大は夫々5
mmであつた。このようにセツトした装置を、室温
19℃下、クーラーの冷風(15℃)を一方向から簡
易コンロの風防壁部面上に吹き付けて、上記鍋か
ら3.5cm離れた位置の固形燃料(40g)に着火し
た。このときの鍋内の水の温度変化を第8図上に
加熱特性αとして示した。また同図に、同一の試
験条件下での、前記第一の従来簡易コンロ29に
よる場合を加熱特性βとして、前記第二の従来簡
易コンロ40による場合を加熱特性γとして示し
た。
本考案に係る簡易コンロによる加熱特性αは、
沸騰するに至らない各従来簡易コンロによる場合
に比し著しく優れており、厳しい環境条件下に於
いても着火後約10分後には当初5℃の冷水が沸騰
するに至り、その後約10分間に亘つてその沸騰状
態が継続したことが確認される。この沸騰時間は
鍋に収容した対象物を煮沸するに十分である。
また上記の試験例に於いて、その環境条件のみ
を、室内25℃下に無風とした場合、前記冷水が沸
騰するに至るまでの時間は約8分であつた。これ
は前記した第一の従来の簡易コンロを使用した場
合、水が沸騰するに至るまでの時間が約12分であ
つたことが確認されており、このように通常の環
境条件下にても本考案に係る簡易コンロよればそ
の加熱効率は極めて高い。
[考案の効果] 上述したように、本考案によれば、現在汎用さ
れている40g前後の量の簡易燃料によつても十分
に煮沸できる程度に熱効率を高めた簡易コンロを
大小の鍋にも容易に応ずることができる形態で、
さらには容易にシート状に変形できる簡単な構成
で提供することができる。
従つて、この簡易コンロをシート状に変形して
上記した簡易燃料、さらには加熱すべき鍋と共に
同封して一体化することによつて、加工食品の料
理を即時に実行できるので、大変便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図……本考案に係る実施例の簡易コンロの
斜視図、第2図……同展開平面図、第3図……同
説明的斜視図、第4図……同説明的部分縦断面
図、第5図……同折り畳み状態を説明する斜視
図、第6図……同変形例の正面図、第7図……同
変形例の正面図、第8図……加熱特性を示すグラ
フ、第9図……従来の簡易コンロの中央縦断面正
面図、第10図……従来の簡易コンロの斜視図、
第11図……同中央縦断面図。 図面符号の説明、A……簡易コンロの基板材、
B……簡易コンロ、C……シート状簡易コンロ、
D……簡易コンロ、1……風防壁部、2……切断
部、4……支壁部、5,6……フツク部、10…
…開孔部、10′……切欠き。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可撓性の耐熱性薄板が少なくとも上端面の開
    放された筒状に形成され、この筒状の周面を略
    等分化する上下方向への分化線上に沿つて夫々
    上部開口縁から下方に一定長さで及ぶ切断部を
    設けて風防壁部を形成すると共に、前記各切断
    部至端からの前記筒状の延長部分を支壁部とな
    し、この支壁部上には適宜開孔又は/及び切欠
    きが形成されてなる構成を特徴とする固形燃料
    用簡易コンロ。 (2) 前記各風防壁部上の略中間位置に夫々その隣
    接する切断部間を渡る折曲線が夫々形成されて
    なる場合の実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の固形燃料用簡易コンロ。 (3) 前記支壁部上の開孔が、この支壁部上の3以
    上の切込み部分を内方に水平状態で折曲して突
    設部を形成することによつてなる場合の実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の固
    形燃料用簡易コンロ。
JP19241787U 1987-12-17 1987-12-17 Expired JPH0448402Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19241787U JPH0448402Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19241787U JPH0448402Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0197102U JPH0197102U (ja) 1989-06-28
JPH0448402Y2 true JPH0448402Y2 (ja) 1992-11-16

Family

ID=31483277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19241787U Expired JPH0448402Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0448402Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0197102U (ja) 1989-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0215821Y2 (ja)
JPH0448402Y2 (ja)
US2481384A (en) Portable electric steam table
US5016608A (en) Portable grill apparatus
JPS596331Y2 (ja) 燃焼器
JPH0612402Y2 (ja) 簡易燃料用の簡易コンロ構成
JPH032155Y2 (ja)
JP3017911U (ja) 携帯用炊飯キット
US3687331A (en) Cook ware container cover
JPH0373113A (ja) 簡易保温用加熱器
JPS6327640Y2 (ja)
JPH0630120Y2 (ja) 湯沸かしカップ
JPS5836339Y2 (ja) 電気調理器
KR840001510Y1 (ko) 식품 가온용 연통
JPS6125721Y2 (ja)
JPS5916024Y2 (ja) 保温式ガス炊飯器
JPS5845608Y2 (ja) 保温式ガス炊飯器
JPH02563Y2 (ja)
JPS5833954Y2 (ja) 調理器
JP3047444U (ja) 電子レンジ用定形加熱シート
JP3020713U (ja) 簡易燻製ボックス
JPS603765Y2 (ja)
JPS5911284Y2 (ja) ガス調理器
JPH05125Y2 (ja)
JPS6316359Y2 (ja)