JPH0630120Y2 - 湯沸かしカップ - Google Patents

湯沸かしカップ

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JPH0630120Y2
JPH0630120Y2 JP1990002461U JP246190U JPH0630120Y2 JP H0630120 Y2 JPH0630120 Y2 JP H0630120Y2 JP 1990002461 U JP1990002461 U JP 1990002461U JP 246190 U JP246190 U JP 246190U JP H0630120 Y2 JPH0630120 Y2 JP H0630120Y2
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JP
Japan
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outer peripheral
peripheral wall
inner pot
heat
inner pan
Prior art date
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JP1990002461U
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English (en)
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JPH0395826U (ja
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英雄 三舩
宜之 芹澤
力 四家
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Tokai Corp
Original Assignee
Tokai Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願考案は,一般ガスコンロ又はカートリッジ式ガスボ
ンベを使用する携帯用ガスコンロで水域はその他の飲料
を等を加熱する簡易型式の湯沸かしカップに関し,コー
ヒー・即席麺若しくは乳児のミルク用などの最小必要量
の湯を簡便に得ようとする場合に使用して好適するもの
である。
〔従来の技術〕
キャンプなどの野外生活において,インスタント食品の
調理或は喫茶用の単位少量分の熱湯を必要とする場合,
一般的には,携帯コンロとケトルを使用して湯沸かしが
行われる。
そして,そのための携帯コンロとしては,カートリッジ
式ガスボンベを利用したガスコンロが,携行性並びに操
作性が便利であるため,多用されている。
ところで,この種簡易ガスコンロにおける従来のガスバ
ーナーは,第4図示の如く,円盤状或は円環状の基部に
上向きのガス流出口(火口)の多数個が放射状に配設さ
れている。
このようなコンロに,ケトル或はカップ等の湯沸かし容
器を載置すると,着火した炎の流れは,同図上矢標で示
す如く,先ず,容器の底面に当たった後,その底面に沿
って外周に向けて広がり,更に容器の側面に沿って上昇
して,容器を包み込むようにして加熱される。
湯沸かし容器は,大きさ,底面形状・材質等に種々の差
異があるが,従来の一般的な湯沸かし容器におけるガス
の燃焼効率は,30〜40%である。
このことは,コンロ側で,ガスが完全燃焼するように条
件付けをしても,燃焼熱気が容器の外周を通過して気中
に放散されてしまうことに起因する。
〔考案が解決しようとする課題〕
一般ガスコンロの場合,ガスの消費量に対し,出来るだ
けその燃焼による発熱エネルギーを効率よく利用するこ
とが望まれる。
特に,カートリッジ式ガスボンベを使用する簡易ガスコ
ンロにおいては,ガスの燃焼効率をより高めることが出
来るならば,限られたカートリッジボンベの限られた容
量下での使用回数の増大,ボンベの軽量小型化,更には
携帯性の便利さなどの優れた商品特性を生かし,用途の
拡大に寄与する処が大である。
ところが,従来の簡易ガスコンロの場合には,火力強度
に限界があるため,周囲温度が10℃以下程度の低い気温
下では,火力低下並びに容器周囲壁からの放熱(外気冷
却)が多く,加熱効率が極度に低下する。
従って,かかる場合において,容器からの放熱を可及的
に少なくするためには,前述の容器周側を包み込む火回
り作用で,容器側壁と外気との間に断層を形成すること
が重要である。
しかして,上記した容器側壁に沿う火回り状態を,異種
形状からなる各種容器に即応させるにはそのためのバー
ナー構造の設定が甚だ困難であると共に,ある程度強力
な火力を確保しなければならないなどの条件が必要にな
る。
しかるに,このような設定条件下においても,屋外での
使用時などの風当たりによつて,かかる火回り状態は一
挙に崩されるので,加熱効率の低下,殊に,火力の少な
い小型コンロにおける効率低下は回避し得ない。
このような状況に対処して,周囲断熱壁構造の容器を使
用すると,加熱面が底面のみとなって,充分な熱交換率
を得ることが出来ず,しかも,断熱保温材及びその手段
によっては,ガス炎により該癖面を加熱損傷する恐れが
ある。
そこで,本願考案では,ガスのバーナーによる燃焼によ
り発生する熱を,湯沸かし容器に効率よく捕集すると共
に,加熱効率の低下を極力少なくして,ガス燃焼効率を
高めることの出来る湯沸かしカップを提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために,本願考案は,上方が開放
し下方が閉塞した,加熱物が収納される内鍋と,前記内
鍋の開放端周縁と一体的に連結し,かつ間隙を設けて外
周に内鍋の底部より下方に延設した外周壁と,前記内鍋
と外周壁との間隙に,周方向に沿って凹凸を有する波板
を配設して,内鍋側に熱通気溝を,外周壁側に空気通気
溝をそれぞれ形成するとともに,前記内鍋と外周壁との
連結部に複数個の通気孔を設け,ガス燃焼熱気を前記熱
通気溝に導き,空気通気溝を断熱層として作用させるよ
うに構成した。
〔作用〕
側壁を二重構造に構成したカップ主体は,その内鍋と外
周壁との間に間隙が形成されている。
内鍋上端の連接部に,通気孔を設けることにより,該間
隙はガス燃焼熱気の通過煙道となり,且つ,内鍋を囲繞
する燃焼熱気幕を確保する風防として機能する。
更に,内鍋と外周壁との間に配設した波板により,内鍋
側に形成された熱通気溝はガス燃焼熱気を内鍋側の波溝
に積極的に沿わせて上昇するように機能し,短時間に通
過する上記炎道での熱交換率を高める上で有効に作用す
る。また,外周壁側に設けられた空気通気溝は断熱層と
して作用する。
〔実施例〕
以下に,本願考案の実施例を,図面に基いて説明する。
第1図は本願考案の一実施例を示す縦断側面図,第2図
は平面図,第3図は底面図で,金属等からなる筒状の内
鍋1には,同じく金属からなる稍太径筒状の外周壁2
を,両者の上端部で接合若しくは折り曲げ加工によって
一体的に成形し,且つ,外周壁2の下端は内鍋1の底部
よりも垂下させたスカート状の開口端部として構成して
ある。そして,前記連接上端部には,通気孔3を穿設し
てある。
更に,内鍋1と外周壁2との間には,波板4を挿入接着
し,内鍋1側に熱通気溝5を形成し,外周壁2側に空気
通気孔6を形成している。また,該波板4の下端を内鍋
1の底部と外周壁2の下端に位置したスカート状に形成
して,燃焼による高温ガスを内鍋表面に接した側の波溝
形の熱通気溝5に積極的に導くように構成してある。ま
た波板4の外周壁2と接した側の空気通気溝6には空気
が流通する。
従って,バーナー(図示せず)での燃焼による高温ガス
は,内鍋1の底面又はその周辺で立ち昇るが,その大部
分が内鍋1の底面より長く張出した波板4の下端で覆い
被されて捕捉されて,内鍋1側の熱通気溝5に導入さ
れ,該熱通気溝5内を上昇して通気孔3より排出され
る。
一方,波板4の外周壁2と接する空気通気溝6は,空気
の流通溝となり,内部の保温に役立つ。
〔考案の効果〕 以上,説明したように,本願考案は,その外周壁を二重
構造とし,しかも,内壁と外周壁との間に波板を介在さ
せ,ガス燃焼により発生する高温ガスを,該波板により
形成される内鍋側の熱通気溝を通して上昇させ,その間
に内鍋側壁を加熱する構成を採用した結果,燃焼熱気溝
の気中放散を可及的に阻止して,効率良く捕集すると共
に,波板により形成される外周壁側の空気通気溝に空気
を流通させることより外周壁を冷却する効果を発揮させ
ることが出来る。
更に,外周壁による防風作用によって容器からの放熱を
防ぐことが出来る。
また,波板が空気層を形成するので保温効果がある。
従って,このような作用・効果を総合させることによっ
て,熱効率を50%以上から80%台まで向上させることが
出来ることを確認し得たため,本願考案に係る湯沸かし
カップは,実用に供して益する処が多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案に係る湯沸かしカップの一実施例を示
す縦断側面図,第2図は同じく平面図,第3図は同じく
底面図,第4図は従来のカップによる湯沸かし状態の一
例を示す縦断側面図である。 1……内鍋、2……外周壁、3……通気孔 4……波板、5……熱通気溝、6……空気通気溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−155741(JP,U) 実開 昭59−22623(JP,U) 実開 昭56−28224(JP,U) 実開 昭58−109413(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方が開放し下方が閉塞した,加熱物が収
    納される内鍋と,前記内鍋の開放端周縁と一体的に連結
    し,かつ間隙を設けて外周に内鍋の底部より下方に延設
    した外周壁と,前記内鍋と外周壁との間隙に,周方向に
    沿って凹凸を有し,下端が内鍋と外周壁下端との間に位
    置する波板を配設して,内鍋側に熱通気溝を,外周壁側
    に空気通気溝をそれぞれ形成するとともに,前記内鍋と
    外周壁との連結部に複数個の通気孔を設け,ガス燃焼熱
    気を前記熱通気溝に導き,空気通気溝を断熱層として作
    用させるように構成したことを特徴とする湯沸かしカッ
JP1990002461U 1990-01-16 1990-01-16 湯沸かしカップ Expired - Lifetime JPH0630120Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990002461U JPH0630120Y2 (ja) 1990-01-16 1990-01-16 湯沸かしカップ

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JP1990002461U JPH0630120Y2 (ja) 1990-01-16 1990-01-16 湯沸かしカップ

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Publication Number Publication Date
JPH0395826U JPH0395826U (ja) 1991-09-30
JPH0630120Y2 true JPH0630120Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=31506335

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54155741U (ja) * 1978-04-21 1979-10-30
JPS5851864Y2 (ja) * 1979-08-10 1983-11-26 清 永井 保温湯沸し
JPS58109413U (ja) * 1982-01-20 1983-07-26 大籠 安夫 円筒をつけた凹溝のあるヤカン
JPS5922623U (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 チエン・シン−イ 高吸熱効率をもつ炊具構造

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JPH0395826U (ja) 1991-09-30

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