JPH0448360Y2 - - Google Patents

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JPH0448360Y2
JPH0448360Y2 JP10651086U JP10651086U JPH0448360Y2 JP H0448360 Y2 JPH0448360 Y2 JP H0448360Y2 JP 10651086 U JP10651086 U JP 10651086U JP 10651086 U JP10651086 U JP 10651086U JP H0448360 Y2 JPH0448360 Y2 JP H0448360Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、トルクコンバータと歯車式変速機構
を組合わせた自動変速機に関するものである。 (従来の技術) トルクコンバータと歯車式変速機構とを組合わ
せた自動変速機を用いた自動車は従来から良く知
られている。この自動変速機を搭載した自動車に
おいては、運転席にシフトレバーが設けられてお
り、運転者がこのシフトレバーを操作することに
より、例えばP,R,N,D,2,1といつたレ
ンジのうちいずれかを選定し、この選定したレン
ジに応じて自動変速が行なわれるようになつてい
る。ちなみに、“P”レンジはパーキングに使用
するレンジで歯車式変速機構の動力伝達経路はニ
ユートラルになり、且つ出力ギヤがロツク保持さ
れ車両は停止保持される。“R”レンジは後進用
で、“N”レンジは動力伝達経路がニユートラル
になる。“D”,“2”,“1”レンジはそれぞれ前
進用で、走行速度および負荷に応じて予め設定さ
れたパターンに従つて自動変速されるレンジであ
り、例えば、“D”レンジでは1速〜4速の自動
変速、“2”レンジでは2速固定、“1”レンジで
は1速〜2速の自動変速が行なわれる。 (考案が解決しようとする問題点) このような自動変速機を搭載した自動車におい
て、エンジンが動いている状態で車を駐停車させ
るときには、シフトレバーを“P”もしくは
“N”にするのが普通であるが、エンジンがアイ
ドリング状態のときにはトルクコンバータの出力
が小さいため、例えば、シフトレバーが“D”レ
ンジのままでも出力トルクより走行抵抗の方が大
きく、そのまま車両が停止しているという状態が
生じ得る。このような場合、トルクコンバータの
出力は小さいとはいえ、いくらかは車両を前進さ
せるように作用しており、この出力により車両が
ゆつくりと動き出すというクリープ現象が生ずる
ことがある。特に、エアコンデイシヨナーを作動
させている場合であつて、停車したときはコンプ
レツサの作動クラッチが解除されていたのである
が、その後この作動クラッチが自動的にONにな
り同時にエンジンのアイドリング回転が上げられ
た場合等には、このアイドリング回転の上昇によ
りトルクコンバータの出力が増大し、車両のクリ
ープが生じるということが生じやすい。 このときに、運転者が運転席にいる場合にはこ
のクリープを感じてブレーキを踏めばよいのであ
るが、上述のように停車したときにはクリープが
生じていないため運転者はそのまま降車する可能
性があり、この降車の後、エアコンデイシヨナの
コンプレツサ作動のためエンジンのアイドリング
回転の上昇が生じた場合には無人のままクリープ
が生じ危険であるという問題がある。 (問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のように運転席に運転者がいな
い状態で車両のクリープが生じ、車両が勝手に走
り出してしまうというようなことのないようにし
ようとするもので、そのためのに手段として、以
下の構成のクリープ防止装置を用いる。 この自動変速機のクリープ防止装置は、その一
実施例のブロツク図である第1図に示すように、
運転者によりシフトレバーB4が操作されると、
このシフトレバーの操作により設定されたレンジ
に応じて変速制御手段B5が伝達経路切換え手段
B6を作動させてトルクコンバータと組合わされ
た歯車式変速機構B7の動力伝達経路を適宜切換
え自動変速が行なわせるようになつており、一
方、エンジン作動検出手段B1によりエンジンが
作動していることが検出され、運転者検出手段B
2により運転席に運転者がいないことが検出さ
れ、且つ、伝達経路切換え手段B6により設定さ
れた動力伝達経路がニユートラル以外にある場合
には、クリープ防止手段B3が作動して車輪の駆
動トルクを低下させる、例えば図示の様に変速制
御手段に作用してトルクコンバータから歯車式変
速機構を経て車輪に伝達されるトルクを低下させ
ることにより車輪の駆動トルクを低下させるよう
に構成されている。なお、歯車式変速機構を経て
車輪に伝達されるトルクを低下させる方法として
は、動力伝達経路をニユートラルに設定してもよ
いし、変速段を高速段に切換えてもよい。 (作用) 上記クリープ防止装置を用いれば、エンジン作
動中で動力伝達経路がニユートラル以外のときに
運転者が座席から離れた場合には、クリープ防止
手段が作動して、動力伝達経路をニユートラルに
したり、より高速段にしたりして、トルクコンバ
ータから車輪に伝達されるトルクを低下させる等
により、車輪の駆動トルクを低下させクリープ現
象が生じるのが防止される。 (実施例) 以下、図面により本考案の実施例について説明
する。 まず、第2図により本考案の1実施例に係る自
動変速機の機械的構造および流体制御回路の1例
について説明する。この自動変速機1は、トルク
コンバータ10と、多段変速歯車機構20と、そ
の両者の間に配設されたオーバードライブ用変速
歯車機構40とから構成されている。 トルクコンバータ10は、ドライブプレート1
1およびケース12を介してエンジン2の出力軸
3に直結されたポンプ13と、上記ケース12内
においてポンプ13に対向して配置されたタービ
ン14と、該ポンプとタービン14との間に配置
されたステータ15とを有し、上記タービン14
には出力軸16が結合されている。また、該出力
軸16と上記ケース12との間にはロツクアツプ
クラツチ17が設けられている。このロツクアツ
プクラツチ17は、トルクコンバータ10内を循
環する作動流体の圧力で常時締結方向に押圧さ
れ、外部から解放用流体圧が供給された際に解放
される。 多段変速歯車機構20は、フロント遊星歯車機
構21と、リヤ遊星歯車機構22とを有し、両機
構21,22におけるサンギア23,24が連結
軸25により連結されている。この多段変速歯車
機構20への入力軸26は、フロントクラツチ2
7を介して上記連結軸25に、またリヤクラツチ
28を介してフロント遊星歯車機構21のリング
ギア29に夫々連結されるように構成され、かつ
上記連結軸25、すなわち両遊星歯車機構21,
22におけるサンギア23,24と変速機ケース
30との間にはセカンドブレーキ31が設けられ
ている。フロント遊星歯車機構21のピニオンキ
ヤリア32と、リヤ遊星歯車機構22のリングギ
ア33とは出力軸34に連結され、また、リヤ遊
星歯車機構22のピニオンキヤリア35と変速機
ケース30との間には、ローリバースブレーキ3
6およびワンウエイクラツチ37が夫々介設され
ている。 一方、オーバドライブ用変速歯車機構40にお
いては、ピニオンキヤリア41が上記トルクコン
バータ10の出力軸16に連結され、サンギア4
2とリングギア43とが直結クラツチ44によつ
て結合される構成とされている。また、上記サン
ギア42と変速機ケース30との間にはオーバー
ドライブブレーキ45が設けられ、かつ上記リン
グギア43が多段変速歯車機構20への入力軸2
6に連結されている。 上記のごとき構成の多段変速歯車機構20は従
来公知であり、クラツチ27,28及びブレーキ
31,36の選択的作動によつて入力軸26と出
力軸34との間に前進3段,後進1段の変速比が
得られる。また、オーバードライブ用変速歯車機
構40は、クラツチ44が締結されかつブレーキ
45が解放された時にトルクコンバータ10の出
力軸16と多段変速歯車機構20への入力軸26
とを直結し、上記クラツチ44が解放されかつブ
レーキ45が締結された時に上記軸16,26を
オーバードライブ結合する。 次に、上記自動変速機の流体制御回路50につ
いて説明する。 上記エンジン出力軸3によりトルクコンバータ
10を介して常時駆動されるオイルポンプ51か
らメインライン52に吐出される作動流体は、調
圧弁53によつて油圧を調整された上でセレクト
弁54に導かれる。このセレクト弁54は、P,
R,N,D,2,1のレンジを有し、D,2,1
レンジにおいて上記メインライン52をポートa
に連通させる。このポートaはライン55を介し
て上記リヤクラツチ28のアクチユエータ28a
に通じており、従つて上記D,2,1の各前進レ
ンジにおいては該リヤクラツチ28が常時締結状
態に保持される。 また、該ポートは第1、第2、第3、第4制御
ライン56,57,58,59に連通している。
これらの制御ライン56〜59は、夫々1−2シ
フト弁61,2−3シフト弁62,3−4シフト
弁63およびロツクアツプ弁64の一端部に導か
れているとともに、各制御ライン56〜59から
は夫々ドレンライン66,67,68,69が分
岐され、かつこれらのドレンライン66〜69を
夫々開閉する第1、第2、第3、第4ソレノイド
71,72,73,74が備えられている。これ
らのソレノイド71〜74は、OFF時にはドレ
ンライン66〜69を解放して対応する制御ライ
ン56〜59内の圧力を零としているが、ON時
にドレンライン66〜69を閉じて制御ライン5
6〜59内の圧力を高めることにより、上記1−
2シフト弁61,2−3シフト弁62,3−4シ
フト弁63およびロツクアツプ弁64におけるス
プール61a,62a,63a,64aを図示の
位置から夫々イ,ロ,ハ,ニ方向に移動させる。 セレクト弁54におけるポートaは、また、上
記ラインから分岐されたライン76を介して上記
シフト弁61に至り、スプール61aが上記第1
制御ライン56からの作動流体によつてイ方向に
移動された時にライン77に通じるとともに、さ
らに、セカンドロツク弁78およびライン79を
介して上記セカンドブレーキ31のアクチユエー
タ31aにおける締結側ポート31a′に通じる。
これにより、該ポート31a′に作動流体が供給さ
れ、セカンドブレーキ31が締結される。ここ
で、上記セカンドロツク弁78は、Dレンジにお
いてはセレクト弁54のポートbおよびcの両者
からライン80,81を介して作動流体を供給さ
れて、図示のように上記ライン77,79を連通
させた状態に保持されているが、ポートcが閉じ
られる2レンジにおいては、ポートbのみから作
動流体を供給されてスプール78aが下方に移動
することによりライン80,79を連通させる。
従つて、2レンジにおいてはセカンドブレーキ3
1が1−2シフト弁61の状態に拘らず締結され
ることになる。 また、Dレンジでメインライン52に連通する
ポートcは、上記ライン81により一方向絞り弁
82を介して上記2−3シフト弁62に導かれて
いる。そして、該2−3シフト弁62のスプール
62aが上記第2制御ライン57からの作動流体
によつてロ方向に移動されたときにライン83に
通じ、さらにライン84,85に分岐されて、一
方は上記セカンドブレーキ31のアクチユエータ
31aにおける解放側ポート31a″に、他方はフ
ロントクラツチ27のアクチユエータ27aに至
る。これにより、該ポート31a″およびアクチユ
エータ27aに作動流体が供給され、セカンドブ
レーキ31が解放されるとともにフロントクラツ
チ27が締結される。 また、1レンジにおいては、セレクト弁54の
ポートdがメインライン52に通じ、作動流体が
ライン86を介して上記1−2シフト弁61に導
かれるとともに、該弁61のスプール61aが図
示の位置にある時にさらにライン87を介して上
記ローリバースブレーキ36のアクチユエータ3
6aに至る。これにより、該ローリバースブレー
キ36が締結される。 さらに、Rレンジにおいては上記ポートdとと
もにポートeがメインライン52に通じることに
より、作動流体がライン88によつて上記2−3
シフト弁62に導かれるとともに、該弁62のス
プール62aが図示の位置にある時に上記ライン
83およびライン84,85を介してセカンドブ
レーキ用アクチユエータ31aの解放側ポート3
1a″とフロントクラツチ27のアクチユエータ2
7aとに至る。これにより、Rレンジにおいては
上記ローリバースフレーキ36とともにフロント
クラツチ27が締結される。この場合、上記ポー
トaは閉じられるのでリヤクラツチ28は解放さ
れる。 メインライン52は、以上のようにセレクト弁
54によつて進路を選択切換えられると同時に、
分岐ライン89,90を介して上記3−4シフト
弁63とオーバードライブブレーキ45のアクチ
ユエータ45aにおける締結側ポート45a′に導
かれている。そして、3−4シフト弁63に導か
れたライン89は、該弁63のスプール63aが
図示の位置にある時にさらにライン91,92に
通じ、その一方のライン91は直結クラツチ44
のアクチユエータ44aに、他方のライン92は
上記オーバードライブブレーキ用アクチユエータ
45aの解放側ポート45a″に至つている。した
がつて、3−4シフト弁63が図示の状態にある
時は、オーバードライブブレーキ用アクチユエー
タ45aの締結側および解放側の両ポート45
a′,45a″に作動流体が供給されて該オーバード
ライブブレーキ45が解放され、かつ直結クラツ
チ44が締結された状態にある。そして、3−4
シフト弁63のスプール63aが上記第3制御ラ
イン58からの作動流体によつてハ方向に移動さ
れた時にライン91,92がドレンされることに
より、直結クラツチ44が解放され、かつオーバ
ードライブブレーキ45が締結される。 さらにメインライン52からは、上記調圧弁5
3を通過する分岐ライン93を介してロツクアツ
プ弁64に作動流体が導かれている。そして、該
弁64におけるスプール64aが図示の位置にあ
る時にライン94を介して上記トルクコンバータ
10内に至り、該トルクコンバータ10内のロツ
クアツプクラツチ17を離反させている。そし
て、ロツクアツプ弁64のスプール64aが上記
第4制御ライン59からの作動流体によつてニ方
向に移動された時に、ライン94がドレンされる
ことにより、上記ロツクアツプクラツチ17がト
ルクコンバータ10内の流体圧によつて締結され
る。 なお、この流体制御回路には、上記の構成に加
えて調圧弁53からの油圧を安定させるカツトバ
ツク弁95、吸気負圧の大きさに応じて上記調圧
弁53によるライン圧を変化させるバキユームス
ロツトル弁96、および該スロツトル弁96を補
助するスロツトルバツクアツプ弁97が設けられ
【表】
【表】
【表】 第3図は上述の自動変速機1の流体制御回路5
0を制御して、変速制御、ロツクアツプ制御およ
びクリープ防止制御を行なうようにした自動変速
機の制御装置の1例を、エンジン2とともに示す
概略図である。 まず、自動変速機1は、前述の如く、エンジン
2の出力軸に連結されるとともにロツクアツプク
ラツチ17を有するトルクコンバータ10と、ト
ルクコンバータ10の出力軸に連結されたオーバ
ドライブ用変速歯車機構40と多段変速歯車機構
20とからなる歯車式変速機構と、該変速機構の
クラツチ・ブレーキを作動させるための油圧を供
給する油圧制御回路50と、ロツクアツプクラツ
チ17および油圧制御回路50の作動制御を行な
う電気制御回路100とからなる。なお、上記変
速機構のクラツチ・ブレーキおよびこれに油圧を
供給する油圧制御回路50が伝達経路切換え手段
としての役割を果たす。 上記電気制御回路100は、ロツクアツプ制御
手段101、変速制御手段102およびクリープ
防止手段103からなる。ロツクアツプ制御手段
101は、トルクコンバータ10のロツクアツプ
クラツチ17の作動制御を行なうもので、このロ
ツクアツプ制御手段101には、エンジン2のス
ロツトル4の開度を検出するスロツトル開度セン
サ104により検出されたエンジン負荷信号と、
トルクコンバータ10のタービン回転を検出する
タービン回転センサ105からのタービン回転信
号とが入力される。これら両信号を受けたロツク
アツプ制御手段101はエンジン負荷とタービン
回転速度にもどづいて予め設定されたロツクアツ
プマツプに照して第4ソレノイドバルブ74に作
動信号を出力し、これによつてロツクアツプクラ
ツチ17のON・OFF制御がなされる。 変速制御手段102は変速歯車機構での動力伝
達回路の切換え制御を行なうもので、この変速制
御手段102にはスロツトル開度センサ104か
らのエンジン負荷信号と、タービン回転センサ1
05からのタービン回転信号と、シフトレバーの
位置を検出するシフトレバーセンサ106からの
レンジ信号とが入力される。タービン回転速度は
車速に対応するため、これ等の信号を用いて、車
速、負荷およびレンジ位置を検知し、そのレンジ
において車速および負荷に応じて予め定められて
いる変速マツプに照して第1〜第3ソレノイドバ
ルブ71〜73にON・OFF信号を出力し、車速
および負荷に応じた自動変速を行なわせる。 クリープ防止手段103には、運転席のシート
に設けられたシートスイツチ107からの運転者
検出信号、サイドブレーキの作動を検出するサイ
ドブレーキ作動検出センサ108からのサイドブ
レーキ信号、エンジンの作動の有無を検出するエ
ンジン作動検出センサ109からのエンジン作動
検出信号および油圧制御回路50(もしくは変速
制御手段102でもよい)において検出した変速
段を示す信号が入力されている。このため、エン
ジンが作動しており、サイドブレーキが作動され
ておらず、運転席に運転者が座つていないとき
で、歯車式変速機構の動力伝達経路がニユートラ
ル以外の場合には、クリープ防止手段により第1
〜第3ソレノイドバルブ71〜73に所定の
ON・OFF信号が出力され、動力伝達経路がニユ
ートラルに設定される。これによつて、クリープ
が生ずるのが防止される。なお、サイドブレーキ
の作動の有無は検知せずに、サイドブレーキの作
動の有無に拘らずクリープ防止手段103を作動
させるようにしてもよい。また、クリープ防止手
段103により動力伝達回路をニユートラルにす
るのではなく、変速段をより高速段に切換え、伝
達されるトルクを小さくするようにしてもよい。 (考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、エンジ
ン作動中で動力伝達経路がニユートラル以外の位
置にあり、且つ運転者が運転席から離れていると
きには、クリープ防止手段が作動して、動力伝達
経路をニユートラルにしたり、変速段をより高速
段に切換えたりする等により車輪の駆動トルクを
低下させるようになつているので、クリープ現象
が生じるのを防止することができ、車両の安全性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクリープ防止装置を示す
ブロツク図、第2図は本考案のクリープ防止装置
を備えた自動変速機の機械的構造および油圧制御
回路を示す断面図および油圧回路図、第3図は上
記自動変速機の制御装置を示す概略図である。 1……自動変速機、2……エンジン、10……
トルクコンバータ、17……ロツクアツプクラツ
チ、20,40……変速歯車機構、71〜74…
…第1〜第4ソレノイドバルブ、100……電気
制御装置、101……ロツクアツプ制御手段、1
02……変速制御手段、103……クリープ防止
手段、107……シートスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジン出力軸に連結されたトルクコンバー
    タと、該トルクコンバータの出力軸に連結され
    複数の動力伝達経路を有する歯車式変速機構
    と、該変速機構の動力伝達経路を選択的に切換
    える伝達経路切換え手段と、運転者の操作によ
    り作動されるシフトレバーと、該シフトレバー
    の操作により設定されたレンジに応じて上記伝
    達経路切換え手段を作動させて上記動力伝達経
    路を切換え、変速を行なわせる変速制御手段と
    を有してなる自動変速機において、 エンジンの作動を検出するエンジン作動検出
    手段、運転席に運転者が居るか否かを検出する
    運転者検出手段および上記変速制御手段により
    切換え設定された上記動力伝達経路がニユート
    ラルか否かを検出するニユートラル検出手段を
    有し、エンジン作動検出手段によりエンジンの
    作動が検出され、ニユートラル検出手段により
    上記動力伝達経路がニユートラル以外の経路に
    設定されていることが検出され、且つ運転者検
    出手段により運転席に運転者が不在であること
    が検出されたときには、車輪の駆動トルクを低
    下させるクリープ防止手段を作動させ、車両の
    クリープを防止するようにしたことを特徴とす
    る自動変速機のクリープ防止装置。 2 上記クリープ防止手段が、上記変速制御手段
    を作動させて上記動力伝達経路をニユートラル
    に切換え上記歯車式変速機構による伝達トルク
    を低下させる手段であることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のクリープ防止
    装置。 3 上記クリープ防止手段が、上記変速制御手段
    を作動させて上記動力伝達経路により定まる変
    速段を高速段へ切換え、上記歯車式変速機構に
    よる伝達トルクを低下させる手段であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のクリープ防止装置。
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