JPH0448263B2 - - Google Patents

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JPH0448263B2
JPH0448263B2 JP60147960A JP14796085A JPH0448263B2 JP H0448263 B2 JPH0448263 B2 JP H0448263B2 JP 60147960 A JP60147960 A JP 60147960A JP 14796085 A JP14796085 A JP 14796085A JP H0448263 B2 JPH0448263 B2 JP H0448263B2
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、キヤツシユメモリを具えた情報処理
装置に関し、特に論理アドレスによつて参照され
るキヤツシユメモリ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、情報処理装置の処理速度を向上させ
る為、CPUと主記憶装置との間に小容量ではあ
るが動作速度の速いメモリ即ちキヤツシユメモリ
を配置することが行なわれている。斯種情報処装
置に於ては、CPUが参照しようとする命令(イ
ンストラクシヨン)等のデータは先ず主記憶装置
からキヤツシユメモリへ転送され、以後は該キヤ
ツシユメモリ内のデータがCPUによつて参照さ
れる。キヤツシユメモリ内のデータは適宜書き替
えられ、必ずしもCPUが要求するアドレスのデ
ータがキヤツシユメモリに用意されている(キヤ
ツシユヒツト)とは限らないが、キヤツシユミス
を起こさずキヤツシユヒツトが続く場合は、
CPUはキヤツシユメモリだけを参照してプログ
ラムの実行を続けることが出来る。この結果、処
理速度が向上するのである。
キヤツシユメモリの配置形態には種々のものが
あるが、本発明の対象とする形態は第1図に示す
如く、CPU1と主記憶装置11との間に、論理
アドレスを物理アドレスに変換するメモリ管理ユ
ニツト10を介装し、キヤツシユメモリ2は論理
アドレスによつて参照されるものである。
通常、メモリ管理ユニツト10と主記憶装置1
1とはシステムバス13を介して連結され、該シ
ステムバス13には例えばDMA12、ビデオメ
モリ、デイスク装置等が接続されている。
CPU1とメモリ管理ユニツト10(以下、
MMUという)とは論理アドレスライン、データ
ライン及び制御ラインから構成される複数本のラ
イン5によつて連結され、MMU10とシステム
バス13とは物理アドレスライン、データライン
及び制御ラインから構成される複数本のライン5
0によつて連結されている。
上記装置に於ては、キヤツシユメモリ2が論理
アドレスによつて参照されるので、キヤツシユメ
モリ2からデータを読み出す際に論理アドレスを
物理アドレスに変換する必要がなく、高速処理が
可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述の如く、主記憶装置11が接続されている
システムバス13にはDMA12等、主記憶装置
11を直接にアクセスする装置が接続されている
ことが多く、例えばDMA12が主記憶装置11
の一部を書き替えたとき、主記憶装置11の内容
とキヤツシユメモリ2の内容とに不一致が生じる
虞れがある。
又、外部記憶装置から主記憶装置へデータを転
送する際に、MMU10の操作により異なる論理
アドレスに対して同一の物理アドレスが設定され
ることがある。この様な場合、主記憶装置内の内
容を異つた論理アドレスで更新することにより、
以後のデータの読み出しに於て主記憶装置11の
内容とキヤツシユメモリ2の内容とに不一致が生
じることになる。
上記不一致が生じると、CPU1はプログラム
を正しく実行出来なくなるので、従来はOS(オペ
レーテイングシステム)によつて主記憶装置11
を監視し、DMA12等から直接にアクセスがな
されたときキヤツシユメモリ2を強制的に無効化
する方法が用いられる。
ところが近年、標準OSの開発が進み、異機種
間でのソフトウエア互換性が達成されつつあり、
上述の如くソフトウエアに依存したシステム構成
がとられている従来装置に対して標準OSを移植
する場合、キヤツシユメモリのメリツトを維持す
る為にはOSの大幅な修正が必要となる。この修
正は極めて困難であり、多大な労力と費用が必要
となる。
この問題を解決するには、主記憶装置11とキ
ヤツシユメモリ2とを常に一致状態に保つ為のハ
ードウエア回路を装備すればよいのであるが、従
来は回路が複雑となつて処理速度が低下する問題
があり、キヤツシユメモリを装備したメリツトが
相殺される為、実用化に至つていない。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明のキヤツシユメモリ装置は、上記問題点
を解決するべく物理アドレスライン55に、主記
憶装置11に設けられた複数個(M個)の記憶領
域ブロツクの夫々に対応して複数個(M個)のデ
ータ格納場所40を有する監視メモリ4を接続
し、該監視メモリ4とキヤツシユメモリ2との間
には制御回路3を介装した。
該制御回路3は、主記憶装置11に対する指令
がデータの読出しであるか書込みであるかを検知
する第1の検知手段と、前記指令がデータの読出
しであるときキヤツシユメモリ2がヒツトしたか
否かを検知する第2の検知手段と、キヤツシユミ
スが発生したとき主記憶装置11の指定アドレス
から読み出されたデータをキヤツシユメモリ2の
所定記憶ブロツク23に移すと共に、前記指定ア
ドレスに対応する監視メモリ4内のデータ格納場
所40と所定の識別データを記入する記入手段
と、前記第1の検知手段によつて主記憶装置11
の所定アドレスへのデータ書込み指令が検知され
たとき該所定アドレスに対応する監視メモリ4内
のデータ格納場所40に前記識別データが存在す
るか否かを検知する第3の検知手段と、該検知手
段によつて識別データの存在が検知されたとき、
キヤツシユメモリ2及び監視メモリ4の全体或は
前記指定アドレスに対応する一部の内容を無効化
する更新手段とを具えている。
〔作用〕
主記憶装置11がアクセスされると、第1の検
知手段が主記憶装置に対する指令がデータの読出
しであるのか書込みであるのかを検知する。
指令がデータの読出しであるときは、第2の検
知手段がキヤツシユメモリがヒツトしたか否かを
検知する。
キヤツシユヒツトの場合はキヤツシユメモリ2
の内容がCPU1へ移される。一方キヤツシユミ
スの場合は、主記憶装置11の指定アドレスから
データが読み出され、該データはCPU1へ移さ
れると共にキヤツシユメモリ2に転送される。
又同時に、前記指定アドレスに対応する監視メ
モリ4内のデータ格納場所に、上記データがキヤ
ツシユメモリ2にも存在することを意味する識別
データが記入される。
主記憶装置11に対する指令がデータの読み出
しである限り、上記動作が繰り返され、キヤツシ
ユメモリ2は適宜書き替えられつつ、CPU1に
よつて参照され、処理速度の向上が図られる。
例えばDMA12によつて或はCPU1自身によ
つて主記憶装置11に対しデータの書込み指令が
発せられると、第1の検知手段によつてこれが検
知された後、第3の検知手段によつて、アクセス
の対象となる指定アドレスに対応する監視メモリ
4内のデータ格納場所40に前記識別データが存
在するか否かが検知される。
識別データが検知されたときは、キヤツシユメ
モリ2及び監視メモリ4の全体或は前記指定アド
レスに対応する一部の内容が無効化される。
従つて、いかなる場合もキヤツシユメモリ2と
主記憶装置11との不一致は生じない。
又同時に、主記憶装置11に対しデータの書込
みが行なわれる。
無効化されたキヤツシユメモリ2及び監視メモ
リ4には、次のデータ読出し指令が発せられキヤ
ツシユミスが発生したとき、前記同様にして新し
いデータと識別データが書き込まれ、その後の
CPU1のデータ読出しに供せられる。
〔発明の効果〕
本発明に係るキヤツシユメモリ装置において
は、監視メモリ4と主記憶装置11とは物理アド
レスラインによつて連結され、両者間にMMUは
介在しないから、主記憶装置11に対しデータ書
込み指令が発せられたとき、監視メモリ4を参照
して主記憶装置11の書き替えられるべきデータ
がキヤツシユメモリ2に存在するか否かを判別す
るのに必要な処理時間は僅かである。従つて、高
速化を目的とするキヤツシユメモリのメリツトが
相殺されることはない。
更に、監視メモリ4は小容量(例えば16Kビツ
ト)のRAM等によつて形成することが出来、又
制御回路3は論理回路によつて容易に構成するこ
とが出来るから、ソフトウエア即ちオペレーテイ
ングシステムに依存することなく簡易なハードウ
エアのみによつて上記作用効果を達成することが
出来る。
即ち、本発明に係るキヤツシユメモリ装置を具
えた情報処理装置に於ては、キヤツシユメモリの
存在を全く意識することなく標準OSを移植する
ことが出来、然もキヤツシユメモリのメリツトは
十分に活かされるのである。
〔実施例〕
第1図に示す如く、本発明に係る情報処理装置
のシステム構成は、CPU1とMMU10とを連結
する論理アドレスラインにキヤツシユメモリ2を
接続し、MMU10と主記憶装置11とを連結す
る物理アドレスラインに監視メモリ4を接続した
ものであり、キヤツシユメモリ2と監視メモリ4
との間には論理回路素子等より構成された制御回
路3が介装されている。
第2図はキヤツシユメモリ2、監視メモリ4及
び制御回路3の具体的な回路構成を示している。
本実施例に用いる主記憶装置11は16Mバイト
の記憶容量を有し、所謂ページングによる記憶管
理方式が採用されている。ページサイズは1Kバ
イトとし、主記憶装置11の記憶領域を該ページ
単位に分割する。これに伴つてMMU10は所謂
PMMU(paged memory managemento unit)
が使用される。
CPUに接続されている論理アドレスライン5
4は論理ページ数を規定すべきビツト上位部の信
号を伝える14本の上位論理アドレスラインLA2,
51と、ページ内に於ける1つのアドレスを与え
るべきビツト下位部の信号を伝える9本の下位論
理アドレスラインLA1,52とから構成され、
上位論理アドレスライン51はMMU10を介し
て14本の上位物理アドレスラインPA2,53に
接続されている。
23本の論理アドレスライン54は、更に上位12
本のタグ用アドレスラインLA3,57と下位11
本のインデツクス用アドレスラインLA4,56
とに分岐し、アドレスラインLA4はキヤツシユ
メモリ2のアドレスポートADRへ接続され、ア
ドレスラインLA3は制御回路3へ接続されてい
る。
システムバス13を介して主記憶装置11に接
続されている上位物理アドレスラインPA2は、
途中で分岐して監視メモリ4のアドレスポート
ADRに接続されている。
キヤツシユメモリ2は4ページ分の命令を記憶
することの出来るRAMより構成した所謂デマン
ドフアイル方式のインストラクシヨンキヤツシユ
であつて、第3図に示す如く夫々16ビツト、1ビ
ツト、16ビツトのサイズを有するタグ欄20、管
理情報欄21及びデータ欄22から一つの記憶ブ
ロツク23が構成されている。
タグ欄20にはアドレスラインLA3,57か
ら制御回路3を介して送られてくる上位12ビツト
のアドレス信号が書き込まれる。管理情報欄21
には、該記憶ブロツク23の記憶内容が有効であ
るときは“1”、無効であることは“0”が書き
込まれる。データ欄22には主記憶装置11に記
憶されているインストラクシヨンが記入される。
各記憶ブロツク23には1〜L(L=211)のアド
レスが付与されている。
主記憶装置11は前述の如くページング方式に
より管理されており、1〜M(M=16K)のペー
ジ番号を有する各ページ14に分割されている。
1つのページ14にはN(N=1K)個の記憶領域
15が含まれている。
監視メモリ4は1ビツトで形成されたデータ格
納場所40をM個具え、各データ格納場所40は
主記憶装置11の各ページ14に夫々一対一で対
応している。図示の如くmなるアドレスを有する
データ格納場所40に“1”が記入されていると
きは、主記憶装置11の第mページ14内の何れ
かの記憶領域15に記憶されているデータが、キ
ヤツシユメモリ2にも記憶されていることを意味
する。この際、第mページ内の第n番目の記憶領
域15(第3図中にハツチングで示す)に記憶さ
れているデータは、該記憶領域15のアドレスの
下位11ビツトが示す番地をlとしたとき、キヤツ
シユメモリ2の第l番地のデータ欄22に書き込
まれているはずである。
又、第l番地の管理情報欄21には“1”が設
定され、タグ欄20には論理アドレスの上位12ビ
ツトが記入されている。
制御回路3は第2図に示す如く、主に論理回路
素子より構成されたハードウエア回路であつて、
本発明の作用効果に重要な役割を果たす回路のみ
を記載し、図を簡略化している。
第4図は第2図の回路の動作を説明する為のフ
ローチヤートであり、以下該フローチヤートを参
照しつつ回路構成及び回路動作について説明す
る。
但し、制御回路3はあくまでもハードウエア回
路であつて、第4図は説明の便宜上使用するもの
にすぎない。
主記憶装置11がアクセツされたとき、その指
令がデータの読出しであるかデータの書込みであ
るかを検知する第1の検知手段は、ナンドゲート
34の一方の入力端子に対し主記憶装置11への
データ書込み信号Wを接続して構成されている。
キヤツシユメモリ2がヒツトしたか否かを検知
する第2の検知手段は、キヤツシユメモリ2のタ
グ欄20の出力ポートとアドレスラインLA3,
57とが接続された比較器30及び該比較器30
の出力とキヤツシユメモリの管理情報欄21の出
力ポートとが接続されたアンドゲート32から構
成されている。
キヤツシユメモリ2のデータ欄22の入出力ポ
ートには、主記憶装置11と連結されたD0〜D
15の16本のデータライン6を入出力制御可能に
接続し、又監視メモリ4の入力ポートには識別デ
ータとなる“1”の信号を書き込み制御可能に接
続して記入手段が構成されている。
監視メモリ4内に識別データが存在するか否か
を検知する第3の検知手段は、前記ナンドゲート
34の他方の入力端子に対し監視メモリ4の出力
ポートを接続して構成されている。
キヤツシユメモリ2の管理情報欄21の入力ポ
ートには、ナンドゲート34の出力とアンドゲー
ト32の出力をインバータによつて反転した信号
とをアンドゲート33に入力して得られた信号が
接続されている。
ナンドゲート34の出力信号はインバータを介
してクリア回路31に入力される。該クリア回路
31はカウンターを内蔵し、キヤツシユメモリ2
の管理情報欄21及び監視メモリ4を全てクリア
して無効化する更新手段を形成している。
アンドゲート32の出力は、ゲート35を介し
てキヤツシユメモリ2と監視メモリ4の読出し書
込み指定ポートWEへ接続されると共に、“1”
のときキヤツシユヒツトを意味するH信号として
外部へ取り出されている。
尚、該制御回路3には書込み或は読出しの対象
となるデータがプログラムを構成するインストラ
クシヨンであるか否かを示す信号、データの書込
み或は読出しの対象とする記憶装置が主記憶装置
11であるか否かを示す信号、アドレスが有効で
あるか否かを示す信号、例えば電源投入時にクリ
ア回路31を動作させるクリア信号等が制御信号
として入力されるが、これらの制御信号を処理す
べき回路は周知のところであるので省略する。
次に上記キヤツシユメモリ装置の動作について説
明する。
データ読出し時 W信号は“0”に設定されており、これによつ
て制御回路3は主記憶装置11への指令がデータ
の読出しであることを検知(第4図7)。
アドレスラインLA4,54によつて参照され
るキヤツシユメモリ2のタグ欄20の内容とアド
レスラインLA3,55の値とが一致しているか
どうかが比較器30によつて判別される(第4図
70)。
両者が一致して比較器30の出力が“1”とな
り且つキヤツシユメモリ2の管理情報欄21の出
力が“1”のとき、アンドゲート32はキヤツシ
ユヒツトを表わす“1”の信号を出力する。ゲー
ト35の入力端子には前記“1”の信号とW信号
“0”が入力され、該ゲートの出力信号“1”は
キヤツシユメモリ2のデータ欄22の入出力を制
御する。
この結果、CPU1が要求するアドレスのデー
タ(インストラクシヨン)はデータ欄22からデ
ータラインD0〜D15,6経てCPU1へ転送
されるのである(第4図71)。
キヤツシユミスが発生したときアンドゲート3
2の出力は“0”となり、キヤツシユメモリ2の
データ欄22に対する入出力が上記とは逆転し、
これによつて主記憶装置11からデータライン6
を経て送られてくるデータ(インストラクシヨ
ン)がデータ欄22の指定番地に書き込まれると
共に、アドレスラインPA2によつて指定される
監視メモリ4内のデータ格納場所40へ“1”が
記入される。又同時に、主記憶装置11から送ら
れてくるデータはCPU1へ転送される(第4図
72)。
データ書込み時 W信号が“1”となり、且つ監視メモリ4の出
力信号が“1”であるときは、主記憶装置11に
対し書込み指令が発せられているアドレスのデー
タがキヤツシユメモリ2にも存在し、該データの
書き替えによつて主記憶装置11とキヤツシユメ
モリ2との不一致が生じる場合である(第4図7
3)。ナンドゲート34の出力信号は“0”とな
り、インバータによつて反転されてクリア回路3
1を動作せしめる。
クリア回路31はカウンターの働きにより、キ
ヤツシユメモリ2の管理情報欄21及び監視メモ
リ4を全てクリアする(第4図74)。
これと同時に、主記憶装置11に対しデータの
書込みが行なわれる(第4図75)。
又、W信号が“1”であつても監視メモリ4の
出力信号が“0”であるときは、主記憶装置11
に対しデータの書込みが行なわれてもキヤツシユ
メモリ2の記憶内容には無関係であるので、キヤ
ツシユメモリ2を無効化する必要がない。このと
きナンドゲート34の出力信号は“1”となり、
クリア回路31は動作しない(第4図73)。
上記一連の動作に於て、キヤツシユメモリ2及
び監視メモリ4は高速小容量のRAMによつて構
成出来るから、アクセスタイムを極めて短くする
ことが可能である。又キヤツシユメモリ2は論理
アドレスによつて、監視メモリ4は物理アドレス
によつて参照され、上記動作にMMUによるアド
レス変換は介在せず、然も制御回路3は簡易な論
理回路によつて構成されているから、データの書
込み及び読出しに伴う処理は極めて高速で行なわ
れ、充分にキヤツシユメモリの性能が発揮され
る。
尚、本発明のキヤツシユメモリ装置は上述した
単一CPUシステムのみならず、マルチプロセツ
サーシステムにも実施することが可能である。例
えば第5図は第1〜第3のCPU1,8,80を
具えたシステムに対し本発明を実施した一例であ
る。この場合、各CPU1,8,80はアービタ
81を介してMMU10に接続されており、例え
ば第2のCPU8から主記憶装置11に対し書込
み指令が発せられた場合に於ても、第1CPU1に
接続されたキヤツシユメモリ2と主記憶装置11
との不一致は生じない。
又上記実施例に於ては、主記憶装置11に対し
データの書込み指令が発せられ、主記憶装置11
の内容がキヤツシユメモリ2にも存在する場合、
キヤツシユメモリ2の全ての内容がクリアされる
構成を採つているが、不一致が起こる記憶領域の
みをクリアする様に制御回路3を構成することも
可能である。
更に、本発明に係るキヤツシユメモリ装置は、
特許請求の範囲に記載の技術範囲内で種々の変形
が可能であるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るキヤツシユメモリ装置を
具えた情報処理装置のシステム構成図、第2図は
キヤツシユメモリ装置の回路構成図、第3図はメ
モリ構造の説明図、第4図は制御回路の動作を説
明する為のフローチヤート、第5図は本発明のキ
ヤツシユメモリ装置をマルチプロセッサーシステ
ムに実施した例のシステム構成図である。 1……CPU、2……キヤツシユメモリ、3…
…制御回路、4……監視メモリ、10……メモリ
管理ユニツト、11……主記憶装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 CPU1と主記憶装置11との間に、論理ア
    ドレスを物理アドレスに変換するメモリ管理ユニ
    ツト10を介装すると共に、CPU1とメモリ管
    理ユニツト10とを連結する論理アドレスライン
    54にキヤツシユメモリ2が接続されている情報
    処理装置に於て、メモリ管理ユニツト10と主記
    憶装置11とを連結する物理アドレスライン55
    には主記憶装置11に設けられた複数個(M個)
    の記憶領域ブロツクの夫々に対応して複数個(M
    個)のデータ格納場所40を有する監視メモリ4
    が接続され、該監視メモリ4とキヤツシユメモリ
    2との間には制御回路3を介装し、該制御回路3
    は、主記憶装置11に対する指令がデータの読出
    しであるか書込みであるかを検知する第1の検知
    手段と、前記指令がデータの読出しであるときキ
    ヤツシユメモリ2がヒツトしたか否かを検知する
    第2の検知手段と、キヤツシユミスが発生したと
    き主記憶装置11の指定アドレスから読み出され
    たデータをキヤツシユメモリ2に移すと共に前記
    指定アドレスの対応する監視メモリ4内のデータ
    格納場所40に所定の識別データを記入する記入
    手段と、前記第1の検知手段によつて主記憶装置
    11の指定アドレスへのデータ書込み指令が検知
    されたとき該指定アドレスに対応する監視メモリ
    4内のデータ格納場所40に前記識別データが存
    在するか否かを検知する第3の検知手段と、該検
    知手段によつて識別データの存在が検知されたと
    きキヤツシユメモリ2及び監視メモリ4の全体或
    は前記指定アドレスに対応する一部の内容を無効
    化する更新手段とを具えていることを特徴とする
    キヤツシユメモリ装置。 2 キヤツシユメモリ2に記憶されるデータはプ
    ログラムを構成する各命令(インストラクシヨ
    ン)である特許請求の範囲第1項に記載のキヤツ
    シユメモリ装置。 3 キヤツシユメモリ2は、論理アドレスのビツ
    ト上位部が記憶されるアドレスタグ欄20と、デ
    ータの有効性を判別する為の管理情報欄21と、
    主記憶装置内のデータが記憶されるデータ欄22
    とによつて構成した多数の記憶ブロツク23を具
    え、各記憶ブロツク23は論理アドレスのビツト
    下位部によつて参照し、更新手段によつて前記管
    理情報欄21がクリアされることによりキヤツシ
    ユメモリ2が無効化される特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載のキヤツシユメモリ装置。 4 監視メモリ4は各データ格納場所40が1ビ
    ツトで構成され、識別データは該ビツトの2値状
    態によつて規定される特許請求の範囲第1項乃至
    第3項の何れかに記載のキヤツシユメモリ装置。
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JPS628242A JPS628242A (ja) 1987-01-16
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JPS5928287A (ja) * 1982-08-03 1984-02-14 Nec Corp キヤツシユバツフア制御装置
JPS59218692A (ja) * 1983-05-27 1984-12-08 Fujitsu Ltd ロジカルバツフア記憶制御方式

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JPS628242A (ja) 1987-01-16

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