JPH0447880Y2 - - Google Patents

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JPH0447880Y2
JPH0447880Y2 JP8550986U JP8550986U JPH0447880Y2 JP H0447880 Y2 JPH0447880 Y2 JP H0447880Y2 JP 8550986 U JP8550986 U JP 8550986U JP 8550986 U JP8550986 U JP 8550986U JP H0447880 Y2 JPH0447880 Y2 JP H0447880Y2
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車の衝突事故に際して
乗員保護装置であるエア・バツグ等の作動を制御
する衝撃感知スイツチの改良に関する。
(従来技術) 従来、衝撃感知スイツチとして、例えば第6
図、第7図に示すものがある。(実公昭52−10384
号公報参照)。これは、絶縁性の容器1内に図示
のように接点板3,4,5を配置し、さらに導電
性の質量ボール7を接点板3の中央位置に保持さ
せておく磁石9を設けている。なお、接点板3,
4,5は、図示しない乗員保護装置であるエア・
バツグの駆動回路に接続されている。
そして、上記のような構成であるから、自動車
の衝突によつて、質量ボール7の慣性力が磁石9
の設定保持力以上になると、その質量ボール7は
転動して例えば接点板5に接触して接点板5,3
の接点を閉成し、図示しないエア・バツグが作動
されるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構造では質量ボール
7が接点板5に接触している状態を保持する手段
がなく、接点が閉成されている異常状態を警報等
によつて知らせるようにしても、その警報等が瞬
間的にしか鳴らないものとなる。
そこでこの考案は、乗員等が解除しない限り接
点の閉成を行なわせることが可能な衝撃感知スイ
ツチの提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記問題を解決するために、底面を
有する容器と、この容器内底面中央部に載置され
設定力で保持された導電性の質量ボールと、この
質量ボールが底面を移動して接触することにより
閉成されると共に質量ボールの前記移動を止める
接点と、前記接点側へ傾斜して指向した面が前記
接点に接触する質量ボールに当接し付勢力によつ
て当接力を維持する保持部材と、この保持部材を
容器外から解除操作可能な操作部材とよりなる構
成とした。
(作用) 質量ボールが接点を閉成すると、この接点閉成
位置で保持部材が質量ボールを保持するから、質
量ボールによる接点の閉成が維持される。また、
保持部材を操作部材で容器外から解除操作すれ
ば、質量ボールによる接点の閉成が解除される。
(実施例) 以下、この考案の実施例を説明する。
第1図は、この考案の一実施例に係る衝撃感知
スイツチの断面図を示したものであり、図中11
は絶縁体からなる容器で、この容器11の底部1
3には、傾斜した底面15が形成されている。こ
の底面15は中央部15aが最下位にあつて平面
として構成され、この中央部15aの周囲に傾斜
の比較的急な第1斜面15bが形成され、この第
1斜面15bの周囲から容器11の内壁23にか
けて傾斜の緩かな第2斜面15cが形成されてい
る。また、底面15の中央部15aには磁石17
が埋設され、導電性の質量ボール19が所定の設
定力で保持されている。また、前記第2斜面15
cには接点を構成するリング状の第1接点板21
が設置されている。この第1接点板21は図示し
ないエア・バツグの駆動回路に接続されている。
さらに前記容器11の内壁23には、図示しない
エア・バツグの駆動回路に接続された接点を構成
するリング状の第2接点板25が内壁23全周に
渡つて設けられている。
一方、質量ボール19の上方には保持部材であ
る皿ばね27が設置されている。この皿ばね27
は、質量ボール19を逃げるべく中央部に形成さ
れた上向き凸部29と、質量ボール19の周囲に
形成された下向き凸条31と、この下向き凸条3
1の外周側に形成された上向き凸条35とを有し
ている。皿ばね27の外周囲は容器11の内壁2
3に係合するように固定されている。そして前記
下向き凸条31と、前記第1斜面15b及び第2
斜面15cの境界15dとの間の距離は質量ボー
ル19の直径より若干小さくなつていて、その下
向き凸条31に質量ボール19から慣性力が加わ
ると、その下向き凸条31が上方に逃げて質量ボ
ール19が上向き凸条35の方へ移動できるよう
になつている。また、上向き凸状35は湾曲して
おり、その下面の一部は接点である第1、第2接
点板21,25側へ傾斜して指向した面となつて
いる。したがつて、質量ボール19が上向き凸条
35側へ移動すると、第1図に示すように、皿ば
ね27の弾性力によつて下向き凸条31が質量ボ
ール19を第1、第2接点板21,25に接触さ
せた状態に保持するようになつている。
さらに、前記容器11の天板11aを貫通して
操作部材としてのノブ39が設けられ、このノブ
39の下端が皿ばね27の上向き凸部29の中央
部に形成された穴29aに連結され、ノブ39の
中間部に設けたフランジ39aが天板11aの上
面に係合している。
次に上記一実施例の作用について説明する。
自動車の衝突による衝撃によつて質量ボール1
9が加速度あるいは減速度を受け、質量ボール1
9の慣性力が磁石17による設定保持力よりも大
きくなると、質量ボール19が転動する。こ転動
で質量ボール19が皿ばね27の下向き凸条31
をその弾性力に抗して上方に押し上げ、第2図の
ように上向き凸条35側へ移動し、第1、第2接
点板21,25に接触して、接点を閉成すると共
に、質量ボール19は第1、第2接点板21,2
5によつてその移動が止められる。このとき、下
向き凸条31は皿ばね27の弾性力によつて原位
置の下方側へ付勢され、質量ボールが下向き凸状
31を越えて上向き凸状35側へ移動したとき、
上向き凸状35の面、すなわち、第1、第2の接
点板21,25側へ指向して傾斜する面によつて
質量ボール19の移動途中から質量ボール19が
接点閉成方向へ自動的に付勢され、最終的には、
質量ボール19を第1、第2接点板21,25に
接触させた状態に保持する。すなわち、保持部材
としての皿ばね27は、接点としての第1、第2
接点板21,25側へ傾斜して指向した面が第
1、第2接点板21,25に接触する質量ボール
19に当接し、付勢力によつて当接力を維持す
る。従つて、図示しないエア・バツグの駆動回路
が閉成され、エア・バツグを確実に作動させるこ
とができる。また、容器11の内壁23の全周に
第1、第2接点板21,25を設けているので、
どの方向の衝突でも確実に回路を閉成でき、エ
ア・バツグを作動させることができる。さらに、
皿ばね27の下向き凸条31によつて接点閉成位
置で質量ボール19を保持させることができ、回
路の閉成を維持させることができる。従つて、エ
ア・バツグ作動の異常状態を、回路の閉成による
警報作動で知らせるようなとき、警報を鳴らし続
けることができる。
前記質量ボール19を容器11の中央部15a
に復帰させるにはノブ39を上方に引き上げる。
これにより、下向き凸条31が上方に移動して質
量ボール19の保持が解除され、質量ボール19
が第1、第2斜面15c,15dに沿つて転動
し、中央部15aの磁石17に保持される。
第3図,第4図は磁石を使用せずに容器11の
底面15の中央部15aに質量ボール19を保持
させる他の例を示したもので、第3図のものは底
部41に孔43と球状凹部44とを形成し、孔4
3を負圧にして質量ボール19を球状凹部44に
設定力で保持するようにしたものである。第4図
のものは孔43内に設けた引張スプリング45を
質量ボール19に接続し、引張スプリング45の
付勢力によつて質量ボール19を設定力で保持す
るようにしたものである。
第5図は、他の実施例を示したもので、これは
圧縮スプリング51によつて保持部材である押圧
体53を質量ボール19に押圧し、質量ボール1
9を球状凹部47,53b間に設定力で保持し、
質量ボール19が衝撃によつて鎖線の位置に移動
したとき、押圧体53の接点としての第1、第2
接点板21,25側へ傾斜して指向した面である
傾斜端部53aで鎖線のように設定力で保持させ
るものである。
なお、この考案は上記実施例に限定されない。
例えば、保持部材を容器の外周側に設けた電磁石
等で構成し、スイツチ操作で質量ボールの保持を
解除するように構成することもできる。
(効果) 以上のように、この考案の構成によれば、衝突
時の衝撃等によつて質量ボールが底面を移動した
時、質量ボールによつて接点を閉成できると共
に、接点によつて質量ボールが止められるという
相互作用効果を奏することができる。しかも接点
側へ傾斜して指向した保持部材の面が付勢力によ
つて質量ボールに当接するから、質量ボールの移
動途中から質量ボールが接点閉成方向へ自動的に
付勢され、質量ボールの確実な位置決めで接点の
閉成を維持させることができる。このため、例え
ば自動車のエアバツグ等の作動スイツチとして利
用する場合、衝撃によつて確実に作動すると共
に、衝撃によるふら付き無く接点閉成維持を行な
わせ、エアバツグの確実な作動を可能にすること
ができる。また接点の閉成によつて警報器等を作
動させることも可能であり、エアバツグの作動を
警報等によつて継続的に知らせることができる。
さらに保持部材を操作部材によつて容器外から操
作することにより、接点の閉成を容易に解除する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る衝撃感知ス
イツチの断面図、第2図は同作用説明図、第3
図、第4図は質量ボールを底面に保持させる他の
例の要部断面図、第5図は他の実施例の断面図、
第6図、第7図は従来の衝撃感知スイツチの説明
図である。 11……容器、15……底面、19……質量ボ
ール、21,25……接点板(接点)、27……
皿ばね(保持部材)、39……ノブ(操作部材)、
53……押圧体(保持部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面を有する容器と、この容器内底面中央部に
    載置され設定力で保持された導電性の質量ボール
    と、この質量ボールが底面を移動して接触するこ
    とにより閉成されると共に質量ボールの前記移動
    を止める接点と、前記接点側へ傾斜して指向した
    面が前記接点に接触する質量ボールに当接し、付
    勢力によつて当接力を維持する保持部材と、この
    保持部材を容器外から解除操作可能な操作部材と
    よりなる衝撃感知スイツチ。
JP8550986U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH0447880Y2 (ja)

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JP8550986U JPH0447880Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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JP8550986U JPH0447880Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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JPS62197235U JPS62197235U (ja) 1987-12-15
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