JPS6010255Y2 - 慣性スイッチ - Google Patents

慣性スイッチ

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Publication number
JPS6010255Y2
JPS6010255Y2 JP17089080U JP17089080U JPS6010255Y2 JP S6010255 Y2 JPS6010255 Y2 JP S6010255Y2 JP 17089080 U JP17089080 U JP 17089080U JP 17089080 U JP17089080 U JP 17089080U JP S6010255 Y2 JPS6010255 Y2 JP S6010255Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching member
magnet
switch
casing
inertial
Prior art date
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Expired
Application number
JP17089080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5792344U (ja
Inventor
雅一 守屋
博 藤井
Original Assignee
株式会社大井製作所
日産自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大井製作所, 日産自動車株式会社 filed Critical 株式会社大井製作所
Priority to JP17089080U priority Critical patent/JPS6010255Y2/ja
Publication of JPS5792344U publication Critical patent/JPS5792344U/ja
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は加速度を検知する慣性スイッチに関する。
慣性スイッチは例えば自動車が衝突あるいは転落や横転
等の事故に遭遇したような場合に、その衝撃による加速
度を検知して安全装置を作用させるために用いられてい
る。
具体的には本考案に係る慣性スイッチは自動車事故の際
、負傷した乗員が自らドアロック装置の解錠ができず、
施錠したまま乗員が車室内に閉じ込められて外部からの
救出が遅れるのを未然に防止すべく、事故後に外部ハン
ドルで速やかにドアを開けることができるよう、ドアロ
ック装置の自動解錠機構のための検知手段として用いら
れる。
従来の慣性スイッチとしては、磁性体の慣性作動部材を
磁石に吸引させ、所定以上の加速度が加わったとき慣性
作動部材が磁石の吸引力を脱して移動する勢いを利用し
てスイッチを作動させるものが存した。
しかし、この従来の慣性スイッチでは、慣性作動部材が
スイッチを直接作動させる構造なので相当の勢いが必要
なため感度と作動の安定性に問題が生じることがあり、
かつ、磁石の吸引力は単に加速度の検知に利用されるに
過ぎない。
本考案はスイッチ動作をも磁石の吸引力を利用して行な
うようにし、感度と作動の安定性を良くした慣性スイッ
チを提供するものである。
以下、図面に示す実施例により本考案を説明する。
第1図および第2図に示す第1実施例では、慣性スイッ
チ1は、中央に陥入部21を有し上方に広がった漏斗状
の受部22を備えたケーシング2と、受部22に収容さ
れ磁性材料より威り散状の慣性作動部材3と、受部22
の下方に上下方向に摺動可能に支持されている切替部材
4と、切替部材4の動作に従い作動するスイッチとより
戒る。
切替部材4には上方位置では、ケーシング2の受部22
の陥入部21に位置する慣性作動部材3を吸引保持して
その移動を抑制するとともに切替部材4上方位置を保持
腰慣性作動部材3が陥入部21を外れたときは下降して
ケーシング2の対応部位に設けた吸引部材23.24を
吸引して下方位置を保持するように磁石41が備えられ
ている。
磁石41の下面には導電性を有す環状の導通部材42が
固着されており、吸引部材23.24も導電性を有し端
子25.26と一体的に設けられ、それらが切替部材4
の上方位置では断状態、下方位置では磁石41の吸引力
により導通部材42を吸引部材23.24に圧接保持す
るようにして端子25.26を導通させ接状態となるス
イッチを構成している。
切替部材4には復帰操作部材43が固設されケーシング
2外へ垂下突出している。
受部22の上側は平らな蓋27にて閉蓋されている。
慣性スイッチ1の作用を第3図をも参照して説明すれば
、定常状態では第2図に示すように、慣性作動部材3は
陥入部21に陥入して位置し、切替部材4は上方位置に
あって磁石41の吸引力により慣性作動部材3を吸引し
て保持されている。
吸引部材23,24と導通部材42とは離間しており、
スイッチは断状態である。
異常な加速度が慣性スイッチ1に加わった場合、横方向
、下方向のいずれの加速度であっても第3図に示すよう
に慣性作動部材3は陥入部21を外れ移動する。
磁石41の吸引力により切替部材4を保持できない位置
まで慣性作動部材3が移動すると切替部材4は自重なら
びに磁石41の吸引部材23.24を吸引する力により
下降して下方位置に至る。
下方位置では、導通部材42が磁石41の吸引力により
吸引部材23.24に圧接保持されるから端子25.2
6が確実に導通する。
慣性スイッチ1を第3図の接状態から第2図の断状態に
復帰させるには、慣性作動部材3を陥入部21に陥入位
置させてから復帰操作部材43を上方に押し磁石41が
慣性作動部材3を吸引して切替部材4を保持する位置ま
で押し上げれば、切替部材4は自ずから上方位置に位置
して保持停止することにより第2図に示す定常状態に復
帰する。
第4図は他の実施例を示し、上記第1実施例では蓋27
が平らであったため慣性作動部材3が移動する際、急速
に弾ね返って再び陥入部21に戻り、下降途中の切替部
材4の磁石41の吸引力の範囲内に入って吸引され、切
替部材4が下降できなくなってしまう不具合を解消する
ためになしたもので、中央を上方に突出させて慣性作動
部材3の撥力を吸収する余裕を持たせた蓋28としたも
のである。
なお、実施例ではスイッチの動作は常時は断状態、非常
時に接状態になるものであるが、切替部材4の上面を用
いて常時は接状態で非常時に断状態となるようにしても
良い。
また、磁石41は直接他の部材に当接しないようにする
のが望ましく、上下に緩衝体を介装すればなお良い。
本考案によれば、磁石の吸引力をスイッチ動作とその保
持に効果的に利用し、少ない部品数による簡単な構造で
作動の安定した機能を保有するものとしたらから、自動
車の安全装置の制御回路等に組み込めば、正確確実に安
全装置を作動させることができる。
復帰操作も容易にでき繰り返し使用できるから、自動車
事故の場合のドアロック装置の施錠解除用として特に好
適である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示腰第1図は平面図、第2図は第
1図のA−A断面図、第3図は作用を説明するための第
1図のA−A断面図であり、第4図は他の実施例におけ
る第1図のA−A断面相当位置の断面図である。 1・・・・・・慣性スイッチ、2・・・・・・ケーシン
グ、21・・・・・・陥入部、22・・・・・・受部、
23,24・・・・・・吸引部材、25,26・・・・
・・端子、27,28・・・・・・蓋、3・・・・・・
慣性作動部材、4・・・・・・切替部材、41・曲・磁
石、42・・・・・・導通部材、43・・・・・・復帰
操作部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央に陥入部を有する受部を備えたケーシングと、該受
    部に収容される磁性材料より成る慣性作動部材と、該ケ
    ーシングの該受部の下方に上下方向に摺動可能に支持さ
    れると共に、該ケーシングの該陥入部に臨んだ上方位置
    では該慣性作動部材を吸引保持して該上方位置を保持し
    、該慣性作動部材が該陥入部を外れたときは下降し該ケ
    ーシングに設けた吸引部材を吸引した下方位置を保持す
    る磁石を備えた切替部材と、該切替部材の上下動により
    断接し、該磁石の吸引力により断接いずれかに圧接保持
    されるスイッチと、該切替部材が下降したとき該切替部
    材を押上げ可能な位置に突出する復帰操作部材を有する
    該切替部材の復帰機構とを具備して成る慣性スイッチ。
JP17089080U 1980-11-27 1980-11-27 慣性スイッチ Expired JPS6010255Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17089080U JPS6010255Y2 (ja) 1980-11-27 1980-11-27 慣性スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17089080U JPS6010255Y2 (ja) 1980-11-27 1980-11-27 慣性スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5792344U JPS5792344U (ja) 1982-06-07
JPS6010255Y2 true JPS6010255Y2 (ja) 1985-04-09

Family

ID=29529273

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JP17089080U Expired JPS6010255Y2 (ja) 1980-11-27 1980-11-27 慣性スイッチ

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JPS5792344U (ja) 1982-06-07

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