JP2564816Y2 - 車両用バンパー装置 - Google Patents

車両用バンパー装置

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JP2564816Y2
JP2564816Y2 JP1992070780U JP7078092U JP2564816Y2 JP 2564816 Y2 JP2564816 Y2 JP 2564816Y2 JP 1992070780 U JP1992070780 U JP 1992070780U JP 7078092 U JP7078092 U JP 7078092U JP 2564816 Y2 JP2564816 Y2 JP 2564816Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,無人車等の車両に装着
される,接触検知手段を有する車両用バンパー装置に関
する。
【0002】
【従来技術】近年,工場,ビル等においては,機械部
品,書類等の荷物運搬に際して,無人車等の車両が用い
られている。上記車両には,柱,壁,人等の障害物に車
両が接触した際に,その衝撃を緩和するため,ウレタン
等の弾性材で作製した車両用バンパー装置が装着されて
いる。即ち,例えば,図7に示す無人車9においては,
その車体91の前後に上記車両用バンパー装置8が装着
されている。同図において,符号92は車輪である。
【0003】そして,上記従来の車両用バンパー装置8
は,図5,図6に示すごとく,車体91の外側面に取付
ける取付部材86と,該取付部材86の前部に装着した
弾性材81と,両者の間に配設した接触検知手段7とよ
りなる。接触検知手段7は,取付部材86側に設けた帯
状の感圧スイッチ72と,該感圧スイッチ72の前方に
配置した押子71と,感圧スイッチ72に接続したコネ
クタ75とよりなる。コネクタ75は,コントローラ
(図示略)に接続されている。コントローラは感圧スイ
ッチ72からの信号を受けて車両を停止したり,予め設
定したプログラムにより車両の走行,停止,走行先指定
等の制御を行う。
【0004】また,上記感圧スイッチ72及び押子71
は,上記取付部材86と弾性材81との間において,更
にその間の上下に設けたスペーサ87の間に配置されて
いる。また,上記弾性材81及びスペーサ87の周囲に
は,これらを被覆するように表皮シート83が設けてあ
る。次に,上記無人車においては,図5,図6に示すご
とく,車両前方の障害物Yが車両用バンパー装置8に衝
突した場合には,両図に示すごとく,弾性材81が点線
Y1 の位置まで押圧される。そして,これに伴って押子
71が感圧スイッチ72を押圧する。そのため,感圧ス
イッチ72がオンとなり,車両は制動動作に入り,停止
する。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来の車両用
バンパー装置8においては,接触時には,上記のごと
く,弾性材81の全体を押し込み又は変形させて,押子
71を介して感圧スイッチ72をオンさせる必要があ
る。そのため,接触時には大きな押し込み量,押し込み
力を必要としている。
【0006】そして,上記のごとく大きな押し込み量を
必要とするということは,障害物Yが弾性材81内に大
きく入り込んだときに,初めて感圧スイッチ72がオン
となることを意味する。そのため,感圧スイッチ72が
オンされた後車両を停止させるまでの制動距離が小さく
なり,急減速が必要となる。
【0007】また,押し込み力が大きいと,反力も大き
く,障害物又は車両が押し返されてしまう。そこで,押
し込み量,押し込み力を小さくするため,弾性材を柔ら
かくすることが考えられる。しかし,この場合には,弾
性材が垂れてしまうという問題を生ずる。
【0008】また,従来の車両用バンパー装置において
は,図5に示すごとく,車両用バンパー装置の横(側
面)方向に,障害物Xが当接した場合には,殆どこれを
検知することができなかった。上記横方向の障害物Xと
しては,例えば,作業員,或いは車両のスピンターンの
際の周囲の障害物がある。本考案はかかる従来の問題点
に鑑み,押し込み量,押し込み力を軽減できると共に横
方向からの接触をも確実に検出することができる,安全
性に優れた車両用バンパー装置を提供しようとするもの
である。
【0009】
【課題の解決手段】本考案は,車体の外側面に取付ける
取付部材と,該取付部材の前部に装着した弾性材と,両
者の間に配設した接触検知手段とよりなると共に,上記
弾性材は,取付部材の長手方向に沿って複数に分割して
配置されており, かつ上記複数に分割された弾性材の
中,両側部分に設けられた側部弾性材は,隣接する弾性
材との間に傾斜接触面を有し, 上記側部弾性材に障害物
が当接したときには,上記傾斜接触面に沿って側部弾性
材が押し込まれるよう構成したことを特徴とする車両用
バンパー装置にある。
【0010】本考案において最も注目すべきことは,上
記弾性材を取付部材の長手方向に沿って複数に分割した
こと,及び上記側部弾性材は上記傾斜接触面を有し,上
記側部弾性材に障害物が接触したときには,上記傾斜接
触面に沿って側部弾性材が押し込まれるよう構成したこ
にある。弾性材の複数分割は,少なくとも3分割と
し,中央と,左右両側に配置することが好ましい。更に
は,中央を2〜4個に分割し,左右両側を加えて,合計
4〜6個に分割することもできる。
【0011】また,接触検知手段は,弾性材に障害物が
接触したことを検出できる,例えばスイッチ式のものを
用いる。この接触検知手段は,複数に分割された全ての
弾性材に共通に,1個用いても良く,また各分割弾性材
にそれぞれ1個当て用いても良い。後者の場合には,障
害物の接触位置も同時に検出できる。また,左右方向に
おける接触感度を向上させるため,左右両側の各側部弾
性材に各1つの接触検知手段を設け,中央は1個の接触
検知手段とすることもできる。
【0012】また,上記車両用バンパー装置において
は,複数に分割された弾性材の中,両側部分に設けられ
た側部弾性材は,隣接する弾性材との間に傾斜接触面を
有し,上記側部弾性材に障害物が当接したときには,上
記傾斜接触面に沿って側部弾性材が押し込まれるよう構
成する。
【0013】この場合には,障害物が車両用バンパー装
置の横方向に接触したとき,側部弾性材が上記傾斜接触
面に沿って容易に押し込まれる。そのため,早期に,か
つ確実に横方向の接触を検出することができる。また,
上記傾斜接触面には,滑り板を設けることが好ましい。
これにより,側部弾性材の押し込みが一層円滑となる。
【0014】
【作用及び効果】本考案の車両用バンパー装置において
は,まずその正面に障害物が接触した場合には,その接
触した部分の弾性材のみが押圧され,接触検知手段がこ
れを検出する。そして,この押圧時における弾性材の押
し込み量及び押し込み力は,当該弾性材の押し込みによ
る上記接触検知手段の検出に必要な量及び力で済む。
【0015】そのため,この押し込み量,押し込み力
は,従来のように1本の弾性材全体を押し込む場合に比
して,非常に軽減される。そして,押し込み量が小さく
なるため,前記制動距離に余裕が生じ,車両の制動を緩
くすることができる。また,押し込み力が小さくなるた
め,障害物を押し返すことなく,車両を停止することが
できる。
【0016】また,弾性材が複数に分割されているた
め,横方向に設けた弾性材も押し込まれ易くなり,横方
向の障害物の接触も確実に検出できる。しかも,本考案
においては,上記側部弾性材に上記傾斜接触面を設けて
ある。そのため障害物が車両用バンパー装置の横方向に
接触したとき,側部弾性材が上記傾斜接触面に沿って容
易に押し込まれる。そのため,早期に,かつ確実に横方
向の接触を検出することができる。それ故,確実に車両
を制動,停止させることができ,安全性が向上する。し
たがって,本考案によれば,押し込み量,押し込み力を
軽減できると共に横方向からの接触をも早期かつ確実に
検出することができる,安全性に優れた車両用バンパー
装置を提供することができる。
【0017】
【実施例】実施例1 本考案の実施例にかかる車両用バンパー装置につき,図
1及び図2を用いて説明する。本例の車両用バンパー装
置は,無人車に適用したもので,車体91の外側面に取
り付ける取付部材86と,該取付部材86の前部に装着
した弾性材1と両者の間に配設した接触検知手段7とよ
りなる。また,弾性材1は,取付部材86の長手方向に
沿って複数に分割して,配置されている。
【0018】上記弾性材1は,正面に設けた3つの分割
弾性材11,12,13と,その左右両側に設けた側部
弾性材15,16との5つに分割されている。これら
は,表皮シート19により被覆されている。また,側部
弾性材15,16は,それぞれ,隣接する分割弾性材1
1,13との間に傾斜接触面151,161を有する。
上記傾斜接触面151,161は,車両の前後方向の軸
線に対して,45度の傾斜を有する。
【0019】上記弾性材1は,弾力性のあるウレタン材
料により作製されている。また,接触検知手段7におい
ては,1本の帯状の感圧スイッチ72を用いている。ま
た,該感圧スイッチ72は,従来例と同様に押子71と
共に配置してある。その他は,従来例と同様である。
【0020】次に,本例の作用効果につき説明する。ま
ず,図1に示すごとく,車両用バンパー装置の正面に障
害物Yが接触した場合には,その部分の分割弾性材12
のみが点線Y2の位置まで押し込まれる。そこで,押子
71を介して感圧スイッチ72が押圧されてオンとな
り,車両が制動,停止される。なお,上記押し込み時に
は,表皮シート19によって,他の分割弾性材も若干押
圧される。
【0021】上記のごとく,本例の車両用バンパー装置
においては,分割弾性材12のみが押し込まれるので,
弾性材の押し込み量,押し込み力は,従来の1本の長い
弾性材の場合に比して,非常に軽減される。本例の場合
には,従来に比して約4分の1に軽減された。そのた
め,前記制動距離に余裕が生じ,車両の制動を緩くする
ことができる。また,押し込み力が小さくなるため,障
害物Yを押し返すことなく,車両を停止することができ
る。
【0022】一方,図1に示すごとく,車両用バンパー
装置1に対して横方向の障害物Xが接触した場合には,
側部弾性材15は,隣接する分割弾性材11との間の傾
斜接触面151に沿って感圧スイッチ72の方向へ押し
込まれる。これにより,上記と同様に感圧スイッチ72
がオンとなる。そのため,本例によれば,横方向の障害
物と接触した場合にも,確実にこれを検出することがで
きる。上記のごとく,本例によれば,車両用バンパー装
置の正面及び側面における接触について,これを確実
に,早期に検出し,車両を制動,停止させることがで
き,安全性も高い。
【0023】実施例2 本例は,図3に示すごとく,実施例1の車両用バンパー
装置において,側部弾性材15の傾斜接触面151と分
割弾性材11との間に,滑り板20を介在させたもので
ある。滑り板20は分割弾性材11の傾斜接触面に埋め
込み固定してある。側部弾性材15の傾斜接触面151
は,上記滑り板20にスライド可能に接触している。滑
り板20としては,例えばシリコン樹脂板を用いる。そ
の他は,実施例1と同様である。
【0024】本例の車両用バンパー装置において,図3
に示すごとく,側部弾性材15に横方向の障害物Xが接
触した場合には,該側部弾性材15は上記滑り板20の
表面に沿って円滑に押し込まれる。そして,実施例1と
同様に感圧スイッチ72がオンされる。それ故,横方向
における障害物の接触を一層確実に検出することができ
る。
【0025】また,本例においては,分割弾性材11に
対して,正面方向の障害物の接触が生じた場合にも,分
割弾性材11は滑り板20を伴って円滑に,感圧スイッ
チ72の方向に押し込まれる。その他,実施例1と同様
の効果を得ることができる。
【0026】実施例3 本例は,図4に示すごとく,実施例1の車両用バンパー
装置において,分割弾性材11〜13,側部弾性材1
5,16に対してそれぞれ接触検知手段を設けたもので
ある。即ち,分割弾性材11には,取付部材86との間
に押子711と感圧スイッチ721との一対を設けてあ
る。同様に,分割弾性材12,13,側部弾性材15,
16には,それぞれ押子712,713,715,71
6,感圧スイッチ722,723,725,726を各
一対設けてある。
【0027】本例によれば,各分割弾性材,取付部材に
接触検知手段を設けてあるので,障害物の接触とその接
触位置を同時に検出することができる。また,実施例1
と同様の効果を得ることができる。なお,本例において
は,押子は実施例1と同様に1枚として感圧スイッチは
各弾性材毎に設けること,或いはこれと逆に押子は各弾
性材に設け感圧スイッチは1枚とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の車両用バンパー装置の説明図。
【図2】実施例1の車両用バンパー装置の断面図。
【図3】実施例2の車両用バンパー装置の要部拡大断面
図。
【図4】実施例3の車両用バンパー装置の説明図。
【図5】従来の車両用バンパー装置の説明図。
【図6】従来の車両用バンパー装置の断面図。
【図7】無人車の説明図。
【符号の説明】
1...弾性材, 11〜13...分割弾性材, 15,16...側部弾性材, 151...傾斜接触面, 20...滑り板, 71...押子, 72...感圧スイッチ,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の外側面に取付ける取付部材と,該
    取付部材の前部に装着した弾性材と,両者の間に配設し
    た接触検知手段とよりなると共に, 上記弾性材は,取付部材の長手方向に沿って複数に分割
    して配置されており, かつ上記複数に分割された弾性材の中,両側部分に設け
    られた側部弾性材は,隣接する弾性材との間に傾斜接触
    面を有し, 上記側部弾性材に障害物が当接したときには,上記傾斜
    接触面に沿って側部弾性材が押し込まれるよう構成した
    ことを特徴とする車両用バンパー装置。
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