JPH0736204U - 自動搬送車のバンパー装置 - Google Patents

自動搬送車のバンパー装置

Info

Publication number
JPH0736204U
JPH0736204U JP7129493U JP7129493U JPH0736204U JP H0736204 U JPH0736204 U JP H0736204U JP 7129493 U JP7129493 U JP 7129493U JP 7129493 U JP7129493 U JP 7129493U JP H0736204 U JPH0736204 U JP H0736204U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
external force
guided vehicle
automated guided
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7129493U
Other languages
English (en)
Inventor
田 茂 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP7129493U priority Critical patent/JPH0736204U/ja
Publication of JPH0736204U publication Critical patent/JPH0736204U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害物との接触を高感度で検知でき、さらに
接触後の確実な復帰動作が可能な自動搬送車のバンパー
装置を提供する。 【構成】 弾力性および復元性を有するチューブ3内に
感圧テープ4を収容し、チューブ3を弾性材5の外周縁
に配設するとともに、隔壁板6を自動搬送車走行面に略
垂直になる角度にてチューブ3と弾性材5との間にチュ
ーブ3後側に当接させて挿入する構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動搬送車のバンパー装置、とりわけ高感度の障害物検知機能を有す る自動搬送車のバンパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動搬送車を用いている工場の安全性を向上させるため、自動搬送車の進行中 に発生する物や人との衝突防止には、光電方式と接触(感圧)方式が併用されて いる。光電方式は、赤外線などを使用してその反射波を検出する方式などであり 、比較的遠距離の障害物を早期に検出するものであるが、例えば突然至近距離に 現れた障害物に対処するには、接触(感圧)方式が有効となる。
【0003】 このような接触(感圧)方式として、感圧テープが使用されている。感圧テー プは、機械的な圧力によって電気抵抗が高抵抗から低抵抗に変化するテープ状の 感圧プラスチックの両面にそれぞれ相対する位置に2本のテープ状の電極を配置 したもので、感圧テープのどの位置にでも外力が働くと、この外力に押されてそ の位置において2本のテープ状の電極が電気的に導通し、2本のテープ電極間に 印加している電源電圧はオン状態になって、障害物との接触、衝突を検知するも のである。
【0004】 感圧テープは従来自動搬送車の前部のバンパーの先端部分にあるスポンジ状の 弾性材外周縁に、かなり長い範囲に亘って配設される。従来このような自動搬送 車の感圧テープは、スポンジ状の弾性材に直接露出した状態で設けられるのが常 であった。 図6は、このような構成の従来のバンパー装置70の側断面を示すものである 。ここで79はバンパー装置70の布部材製カバー、75はカバー79の内部に あるスポンジ状の弾性材であり、搬送車に固定されている固定板78に接着され ている。74は感圧テープであり、感圧部74aとテープ電極74b,74cか らなる。 外力により外力を受けた位置の布部材製のカバー79が押され、その押された 位置における感圧テープ74の感圧部74aの抵抗が下がり、テープ電極74b ,74cに印加されている電圧の変化により接触を検出するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、バンパー装置70に外力が加わると感圧テープ74はスポンジ 状の弾性材75を押すが、このスポンジ状の弾性材75をかなり圧縮変位させな いと感圧テープ74が動作しにくかった。また、このような露出した状態の感圧 テープ74は、塵埃にさらされるための動作不良や、腐食性雰囲気の下でのテー プ電極74b,74cの発錆といった問題があり、その上、障害物と接触した際 に感圧テープ74が接触したのち、障害物が除去されても感圧テープ74の感圧 部74aの変形が大きいときは元の状態への復帰に手間取るか、または復帰しな いといった欠点があった。
【0006】 そこで本考案は従来の自動搬送車のバンパー装置のもつ、前記の問題点を解決 すべく、障害物との接触を高感度で検知でき、さらに接触後の確実な復帰動作が 可能な自動搬送車のバンパー装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案に係る自動搬送車のバンパー装置は、外力衝撃 を緩和させる弾性材と該弾性材の外周縁に配設された外力検知手段とをカバーで 覆ってバンパーを構成した自動搬送車のバンパー装置において、前記外力検知手 段は弾力性および復元性を有するチューブ内に感圧テープを収容したことを特徴 とする。 また、さらに自動搬送車走行面に略垂直になる角度にて前記外力検知手段と前 記弾性材の外周縁との間に挿入した隔壁板を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】 本考案では、自動搬送車のバンパー装置に障害物が接触すると、カバー越しに 弾性材の外周縁に配設された外力検知手段である弾力性を有するチューブが弾性 変形して圧縮される。この圧縮によって、チューブ内に収容された感圧テープに 圧力がかかり感圧部は低抵抗の導通状態となり、感圧部の両側のテープ電極に印 加されている電圧の変化により圧力を検出して障害物との接触、衝突を検知する 。なお、前記感圧テープは前記チューブに保護されて、露出した場合に比較して 、復元しやすい変形にとどめられる。
【0009】 ついで、障害物が除去され、チューブにかかっていた外力がなくなると、復元 性を有するチューブは速やかに復元して、元の形状に戻る。このようなチューブ の大きい復元力によって、その中にある感圧テープは直ちに圧力のかからない元 の状態へ復帰する。
【0010】 また、さらに上記の障害物との接触過程にあって、障害物の及ぼす外力により 外力検知手段であるチューブが弾性材を押すが、チューブと弾性材の外周縁との 間にチューブ後側に当接させて自動搬送車の走行面に略垂直になる角度にて隔壁 板を挿入してあるので、隔壁板がチューブの外力を受けて弾性材の外周縁を押す ことになる。 隔壁板がなければ、障害物の及ぼす外力によりチューブと弾性材間の接触部( この面積をAとする)の弾性材のみが押されて、ほぼ面積Aに相当する弾性材の 抗力が発生する。 これに対して隔壁板があるので、障害物の及ぼす外力により、チューブを介し て隔壁板(この面積をBとする)に接触している弾性材が押されて、面積Bに相 当する弾性材の抗力が発生する。 隔壁板によって弾性材に発生する抗力は、弾性材の同一変位に対して(隔壁板 面積B/チューブ接触面積A)倍になる。隔壁板は弾性材とほぼ同面積に設計で きるのでこの倍率は大きいことは明らかである。
【0011】 この結果、隔壁板のない場合に比べて弾性材の変位、すなわち押込み分が少な い状態でチューブにかかる圧力が同じとなり、結局感圧テープをオン状態にする 障害物検知が高感度でなされる。すなわち、隔壁板が感度を向上させる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の第1及び第2の実施例をそれぞれバンパー装置1及び2として 図1,図2に基づいて詳細に説明する。それらのバンパー装置1,2を自動搬送 車100に設置したときの外観を図3に示す。
【0013】 図1は本考案に係る自動搬送車の第1の実施例のバンパー装置1であり、図3 に示したX−X線断面図である。同図において、バンパー装置1は、布部材製の カバー9の内部に次のものが配設されている。すなわち、加えられた外力に対し て弾性変形し外力がなくなると速やかに復元する弾力性および復元性を有するビ ニール製などのチューブ3と、その内部に収容した感圧テープ4、および搬送車 に固定された固定板8で一端面が固定された弾性材であるスポンジ層5が配設さ れる。ここで、スポンジ層5(弾性材)は弾力性の大きい材質を用いるのが望ま しい。感圧テープ4の2本のテープ電極の端子はそれぞれ電源に接続されている 。またチューブ3の前方には0.5mm厚のポリプロペレン板材12と2.0m m厚のアクリル板材13を配設し、チューブ3を保護している。。
【0014】 次にバンパー装置1の動作を図1に基づいて説明する。 図1に示すように、自動搬送車のバンパー装置1に障害物が接触すると、その 外力によって、布部材製のカバー9の接触した位置の部分が変位しその内側にあ るポリプロペレン板材12とアクリル板材13を介して前記接触した位置に相当 した部分のチューブ3を押す。これによって弾力性を有するチューブ3の接触し た位置に相当する部分が弾性変形して圧縮される。この圧縮によって、チューブ 3内に収容された圧縮位置の感圧テープ4の感圧部が低抵抗になって、テープ状 電極に印加された電圧変化などにより障害物との接触、衝突を検知する。 障害物が除去され、チューブ3にかかっていた外力がなくなると、復元性を有 するチューブ3は速やかに復元して、元の形状に戻る。このとき、チューブ3は 大きい復元力を有するから、この復元力が感圧テープ4の変形を直ちに復元させ 、圧力をとりのぞき元の状態へ復帰するものである。
【0015】 図2は本考案に係る自動搬送車の第2の実施例のバンパー装置2であり、図3 に示したX−X線断面図である。 同図において、バンパー装置2は、第1の実施例図1のバンパー装置1にさら に次の構成が加えられている。尚、符号が図1と同一のものは説明を省略する。 すなわち、スポンジ層5の外周縁をほぼ覆った隔壁板6を自動搬送車走行面に 略垂直になる角度にてチューブ3とスポンジ層5との間に、チューブ3の後側に 当接させて挿入する。尚、隔壁板6の材質はポリプロペレンなどが望ましい。更 にチューブ3の水平方向の外径dと同程度の厚みのスポンジ7a,7b,7cを 図2のように配設する。
【0016】 この図2で示したバンパー装置2の正面図を図4に示す。更に、図2で示した バンパー装置2の上面図を図5に示す。 ここで、図4,5の11a,11bはテープ状電極の端子であり、電源に接続 されている。
【0017】 障害物との接触過程にあって、障害物の及ぼす外力によってチューブ3はスポ ンジ層5を押すが、チューブ3とスポンジ層5との間にチューブ3後側に当接さ せて自動搬送車走行面に略垂直になる角度にて挿入した隔壁板6はスポンジ層5 の外周縁をほぼ覆っているので、チューブ3からの外力をスポンジ層5の外周縁 の面積で受けて抗力を発生するので、最大の抗力でチューブ3を押すことになる 。もし隔壁板6がなければ、チューブ3とスポンジ層5の間の接触部のみの面積 による外力を受けて、その面積に相当するスポンジ層5の抗力だけが発生するの で、前記のような最大の抗力は得られない。
【0018】 この結果、スポンジ層5の変位が隔壁板6のない場合より少ない状態でチュー ブ3が同程度に圧縮され、従って、感圧テープ4も圧縮されてより高感度の障害 物検知がなされる。すなわち、隔壁板6が外力をスポンジ層5の外周縁の面積で 受けるので最大の抗力を発生することになり、より少ない変位で外力に抗する抗 力を発生させることで感度を向上させるものである。
【0019】 障害物が除去され、チューブ3にかかっていた外力がなくなると、復元性を有 するチューブ3は速やかに復元して、元の形状に戻る。このとき、チューブ3は 大きい復元力を有するから、この復元力が感圧テープ4の変形を直ちに復元させ 、圧力をとりのぞき元の状態へ復帰するものである。
【0020】
【考案の効果】
以上実施例からも明らかなように、本考案にかかる自動搬送車のバンパー装置 は、感圧テープを弾力性及び復元性を有するチューブに収容した外力検知手段に より障害物との接触にて圧縮されたチューブが優れた復元効果を発揮し、内部に ある感圧テープの変形をゆるやかにし、しかも圧力からの復元も容易になり信頼 性のある自動搬送車の走行を実現できる。
【0021】 さらに、外力検知手段と弾性材の外周縁との間の隔壁板が、障害物によって加 えられた外力を弾性材に伝えるのでより少ない変位でチューブを圧縮でき、よっ てより少ない外力で感圧テープを動作させることが可能になり、障害物検知の感 度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動搬送車の第1の実施例のバン
パー装置を示す断面図である。
【図2】本考案に係る自動搬送車の第2の実施例のバン
パー装置を示す断面図である。
【図3】本考案に係る実施例のバンパー装置を装着した
自動搬送車の斜視図である。
【図4】本考案に係る第2実施例のバンパー装置を装着
した自動搬送車の正面図である。
【図5】図4の上面図である。
【図6】従来の自動搬送車のバンパー装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1,2 バンパー装置 3 チューブ(外力検知手段) 4 感圧テープ(外力検知手段) 5 スポンジ層(弾性材) 6 隔壁板 7a,7b,7c スポンジ層 8 固定板 9 カバー 11a,11b テープ状電極端子 12 ポリプロペレン板材 13 アクリル板材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外力衝撃を緩和させる弾性材と該弾性材
    の外周縁に配設された外力検知手段とをカバーで覆って
    バンパーを構成した自動搬送車のバンパー装置におい
    て、前記外力検知手段は弾力性および復元性を有するチ
    ューブ内に感圧テープを収容したことを特徴とする自動
    搬送車のバンパー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動搬送車のバンパー装
    置において、自動搬送車走行面に略垂直になる角度にて
    前記外力検知手段と前記弾性材の外周縁との間に挿入し
    た隔壁板を有することを特徴とする自動搬送車のバンパ
    ー装置。
JP7129493U 1993-12-06 1993-12-06 自動搬送車のバンパー装置 Pending JPH0736204U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7129493U JPH0736204U (ja) 1993-12-06 1993-12-06 自動搬送車のバンパー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7129493U JPH0736204U (ja) 1993-12-06 1993-12-06 自動搬送車のバンパー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0736204U true JPH0736204U (ja) 1995-07-04

Family

ID=13456520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7129493U Pending JPH0736204U (ja) 1993-12-06 1993-12-06 自動搬送車のバンパー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736204U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064546A1 (ja) * 2008-12-02 2010-06-10 トヨタ自動車株式会社 衝突検出装置及び衝突検出方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064546A1 (ja) * 2008-12-02 2010-06-10 トヨタ自動車株式会社 衝突検出装置及び衝突検出方法
JP2010132040A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Denso Corp 衝突検出装置及び衝突検出方法
CN102227339A (zh) * 2008-12-02 2011-10-26 丰田自动车株式会社 碰撞检测装置以及碰撞检测方法
CN102227339B (zh) * 2008-12-02 2015-05-20 丰田自动车株式会社 碰撞检测装置以及碰撞检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7763819B2 (en) Switch device
WO2011013588A1 (ja) 操作装置
WO2019087770A1 (ja) 感圧装置、及び車両
JPH0736204U (ja) 自動搬送車のバンパー装置
CN218738726U (zh) 清洁机器人
JPS6145518A (ja) 線状スイツチ
JP2564816Y2 (ja) 車両用バンパー装置
EP3817233B1 (en) Push-button structure, electronic device and control method
US5771144A (en) Cleaning device for a contact surface of a printed circuit board
JP2523675Y2 (ja) 車両用バンパー
CN216364921U (zh) 碰撞保护结构及扫地机器人
KR102352874B1 (ko) 범퍼 센서용 커버
CN218186642U (zh) 一种带碰撞缓冲的清扫装置
CN104913719A (zh) 一种焊接毛刺检测指套和检测方法
JP2003267167A (ja) バンパ
JP3077751U (ja) 可撓性線状センサ
JP2001113477A (ja) 衝突検出装置
JP2003090776A (ja) 接触型衝突検知スイッチ装置
US20060006989A1 (en) Device for warning and protection
JPH077036U (ja) スイッチ
JPH0640419Y2 (ja) アンダ−カ−ペットケ−ブルの保護構造
JPH0546634U (ja) 物体の接触検出装置
KR200182216Y1 (ko) 차량 후진 편의장치
JPH0724671U (ja) 衝撃検出センサ
JP2008284050A (ja) 自走式機器