JPH0447790A - ドアホン用撮像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はテレビドアホンに関するものであり、特に撮
像装置に逆光対策機能を備えたものである。

［従来の技術］ 第７図は従来のテレビドアホンの外観正面図。

第８図はそのテレビドアホンのドアホンカメラの設置図
、第９図はそのテレビドアホンの撮像部のブロック図、
第１０図はその撮像画面の一部分を測定範囲とした図、
第１１図はその撮像画面の全面を測光範囲とした図を示
す。

図において、（１）はテレビドアホンであり、屋内に設
置されるモニター本体（２）と玄関等に設置されるドア
ホンカメラ（３）を配線し、使用する。

（４）は来訪者（５）等の被写体（６）を映し出す映像
モニター、（７）は映像モニター（４）をオン・オフす
るモニターボタン、（８）は在宅者が来訪者（５）と通
話を行う送受話器であり、電話機に用いられているもの
と同様である。　（９）はモニター本体（２）の送受話
器（８）の設定部分に設けられたスピーカーＡ、　　（
１０１は被写体（６）を撮像するカメラ、　（１１）は
カメラ　（１０）上部に位置し、透光性を有するカメラ
カバー、　　（１２）は来訪者（５）の声を集音するマ
イク、　　（１３）は在宅者の声を発するスピーカーＢ
、　　（１４）は在宅者を呼び出す吐出ボタン、　　（
１，５）は玄関の門柱、　（１，６）はレンズ、　　（
１７）は絞りを備えた撮像素子、　（１８１はプリアン
プ。

（１９）は信号処理回路、　　（２０１は測光範囲設定
回路、　　（２１）はローパスフィルター、　　（２２
１は検波回路、　　（２３１は電圧比較回路、　　（２
４）は基準電圧、　　（２５）は制御回路、　　（２６
）は絞りを開閉する駆動回路、　（２７１は同期信号発
生器、　　（２８）は測光部分である。

次に第７図と第８図を用いてテレビドアホンの動作の概
要について説明する。まず、門柱（１５）に対してドア
ホンカメラ（３）を来訪者（５）の撮像可能な高さに設
置する。そこで、来訪者（５）がドアホンカメラ（３）
の前に立ち、吐出ボタン　（１４）を押すと、モニター
本体（２）のスピーカーＡ（９）から吐出音が鳴り、在
宅者に来訪を知らせる。そして、在宅者がモニターボタ
ン（７）をオンし、カメラ　（１０）により撮像された
来訪者（５）を映像モニター（４）に映し出す。その後
、在宅者は送受話器（８）により、また来訪者（５）は
マイク（１２）およびスピーカーＢ　　（１３１により
お互いに通話を行う。

ここで、ドアホンカメラ（３）による被写体（６）の撮
像について、第９図と第１０図を用いて詳細に説明する
。被写体（６）の撮像がレンズ（１６）を通して、撮像
素子（１７）に投射される。投射された撮像は撮像素子
　（１７）の中で、光電変換され電気的な映像信号とし
てプリアンプ（１８）に送られる。

プリアンプ（１８）で増幅された映像信号は、信号処理
回路（１９）で各種の映像信号処理が施され、ビデオ信
号として出力される。このビデオ信号が自動絞り調整機
構（オートアイリス機構）のフィードバック信号として
使われる。まずビデオ信号が測光範囲設定回路　（２０
）に送られる。ここでは。

測光部分　（２８）が撮像画面の中央部に設定されてお
り、中央部が重点的に測光される。

そして、この測光部分（２８）内のビデオ信号が輝度信
号として抽出され、ローパスフィルター（２１）により
高周波のノイズ成分が除去される。その後、この輝度信
号は検波回路（２２）により積分され、平均的な値を示
した直流電圧に変換される。そして、この直流電圧が電
圧比較回路　（２３）により所定の絞り値に対応してい
る基準電圧（２４）と比較され、基準電圧　（２４）と
の差が差分信号として制御回路　（２５）に送られる。

制御回路　（２５）ではこの差分信号に基づきて駆動回
路（２６）を作動させ、撮像素子　（１７）内の絞りを
調整し、撮像素子　（１７）に投射される被写体（６）
の輝度を最適のものとする。

なお、」−記従来例では測光部分（２８）を撮像画面の
中央部に設定し、絞りの調整を行い、被写体（６）の輝
度を最適にするものを示したが、測光範囲設定回路（２
０）を削除し、第１１図に示すように測光部分（２８）
を撮像画面全体とし撮像画面全体のビデオ信号を輝度信
号としてローパスフィルター　（２１）へ送り、以下の
信号処理は上記と同様に行うことにより、撮像画面の輝
度を調整するものもある。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のテレビドアホンは以上説明したように。

玄関の門柱　（１５）やドア等に設置され、来訪者（５
）を映し出すという用途のため、撮像画面としては来訪
者（５）の上半身の構図となる場合が多い。よって撮像
画面の中央部から下部にかけては来訪者（５）である被
写体（６）が、上部および側部には背景がそれぞれ配置
されることが多い。これにより、絞り調整のための測光
については、測光部（２８）が撮像画面の中央部に設定
されている時は、被写体（６）が中央部の大部分を占め
測光部分（２８）を覆い込むような構図でなければ、被
写体（６）の光量に対応した絞り調整が行われず９例え
ば被写体（６）が撮像画面の下方に位置し、背景が撮像
画面上方の３分の２近（を占めた場合には。

背景の光量に対応した絞り調整が行われ、被写体（６）
が明るすぎたり、暗（なったりしてしまうという課題、
また、測光部分（２８）が撮像画面全体として設定され
ている時は、背景に太陽や空などの強い光が存在する逆
光の場合には、太陽や空等の明るい部分と被写体（６）
の暗い部分の光量の平均な値に基づき絞り調整が行われ
、被写体（６）が暗（映ってしまうという課題があった
。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、被写体の明るさに基づいた絞り調整が行えると
ともに、逆光時でも被写体を暗（することなく撮像でき
るテレビドアホン用撮像装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するだめの手段］ この発明に係るドアホン用撮像装置は、ドア近傍に設置
され、ドア周辺を撮像する撮像装置本体と、この撮像装
置本体に設けられた撮像レンズと、前記撮像装置本体に
よる撮像画面中の光量を測定する測光手段と、この測光
手段による光量に応じて前記撮像レンズの絞りを開閉す
る絞り駆動手段と、前記測光手段による測光範囲を前記
撮像画面の下方に設定する測光範囲設定手段を備えたも
のである。

また、別の発明に係るドアホン用撮像装置は。

ドア近傍に設置され、ドア周辺を撮像する撮像装置本体
と、この撮像装置本体に設けられた撮像レンズと、前記
撮像装置本体による撮像画面全体の光量を測定する測光
手段と、この測光手段による光量に応じて前記撮像レン
ズの絞りを開閉する絞り駆動手段と、前記撮像レンズの
光路中に設置され、前記撮像画面の少なくとも上部と両
側部の可視光域の透過率を小さくするフィルタを備えた
ものである。

［作用］ この発明におけるドアホン用撮像装置は、撮像レンズに
より撮像された画面の下方部分を測光範囲設定により測
光範囲に設定し、その部分の光量を測光手段を用いて測
定し、その光量に応じて絞り駆動手段を作動させること
により、撮像画面の中央部から下方にわたり配置される
被写体で測光範囲を覆い、被写体に重点をおいた測光が
でき。

被写体の光量に基づいて絞り調整が行われる。

別の発明におけるドアホン用撮像装置は、撮像レンズに
より撮像された画面においてフィルタにより少な（とも
上部と両側部の可視光域の透過率を小さ（シ、測光手段
によりその撮像画面全体の光量を測定し、その光量に基
づいて絞り駆動手段を作動させることにより、撮像画面
において逆光時に強い光を発する背景となりやすい上部
および両側部の光量を減少させ、中央から下方にかけて
の光量はそのままとしたので、逆光時でも撮像画面の中
央から下方にかけて配置される被写体が暗くなることな
く、最適な絞り調整が行われる。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例による撮像画面の測光範囲
を示す図である。なお、テレビドアホンの撮像部のブロ
ック図は従来例と同一のため、第９図を流用する。

図において、（４）〜（６１、（１６１〜（２７）は従
来例と同一または相当部分のため説明を省略する。測光
部分　（２８）は測光範囲設定回路（２０）により垂直
方向が全撮像画面寸法の下方から約３３％、水平方向は
中央部の約７０％に設定する。ここで。

撮像装置本体はドアホンカメラ（３）、撮像レンズはレ
ンズｆ１６）　、測光手段は撮像素子（１７）　、絞り
駆動手段は駆動回路（２６１、測光範囲設定手段は測光
範囲設定回路　（２０）にそれぞれ相当する。

次に動作について説明する。

まず、ドアホンカメラ（３）による来訪者（５）等の被
写体（６）の撮像において、測光範囲設定回路（２０）
以外の各ブロックの動作については従来例と同一のため
説明を省略し、測光範囲設定回路（２０）による撮像画
面の測光について説明する。

測光範囲設定回路　（２０）により、第１図に示すよう
に測光範囲を撮像画面の下方に設定する。このため、来
訪者（５）の撮像時には撮像画面の上方や両側方に存在
しやすい太陽や空などの強い光を測定する確率は低くな
り、さらに来訪者（５）の顔よりも面積の広い胴体の部
分が測光されることとなる。よって、この測光範囲に占
める来訪者（６）以外の割合が少なくなり、来訪者（５
）を基準とした測光が行われ、絞りが調整される。また
、玄関付近のモニターのための撮像時には測光範囲に空
や太陽よりも景色や建物を撮像する確率が高く。

地面に存在する物を重点的に測光し、それに基づいて絞
り調整を行う。

なお、この測光方法による絞り調整は主にテレビドアホ
ン（１）の高級タイプに採用されることが多い。

第２図は別の発明の一実施例による光学フィルターを備
えたドアホンカメラの外観図、第３図はその光学フィル
ターの外観図、第４図はその光学フィルターの光学特性
図、第５図はそのテレビドアホンの撮像部のブロック図
、第６図はその光学フィルターによる撮像画面を示した
図である。

図において、（３）〜（５）　、　　＋１０）〜　（１
４）（１６）〜　（２８）は従来例と同一または相当部
分のため説明を省略する。　（２９）は第４図に示す特
性を備え、可視光域の透過率を小さ（するセロハン状の
光学フィルターである。また、撮像装置本体はドアホン
カメラ（３）、撮像レンズはレンズ（１６１゜測光手段
は撮像素子（１７）　、絞り駆動手段は駆動回路　（２
６１、測光範囲設定手段は測光範囲設定回路　（２０）
にそれぞれ相当する。　（３０）は光学フィルター　（
２９）による撮像画面における減光部分を示す。

次に動作について説明する。

まず、ドアホンカメラ（３）による来訪者（５）等の被
写体（６）の撮像において、光学フィルター（２９）以
外の各ブロックの動作については従来例と同一のため説
明を省略し、光学フィルター　（２９）による撮像画面
の光量削減について説明する。

光学フィルター　（２９）は第２図に示すようにカメラ
　（１０）の上方に位置するカメラカバー（１１）の内
側部分に貼付されており、撮像画面においては第６図に
示すように上方および両側方の光量を減少させる。この
ため、来訪者（５）の撮像時には。

その背景に太陽や空等の強い光が存在する逆光状態であ
っても、光学フィルター（２９）により背景部分の光量
か削減され、減光部分（３０）となりその撮像画面全体
の光量に基づいて絞り調整が行われる。よって、逆光時
でも来訪者（５）が暗くなることなく、明瞭に来訪者（
５）を映し出すことができる。また、玄関付近のモニタ
ーのための撮像時でも同様に撮像画面の背景に存在しゃ
すい太陽や空等の強い光を削減できるため、撮像画面を
見やすいものとしている。

なお、この光学フィルター　（２９）による減光方法は
主にテレビドアホンｆｉｌの普及タイプに採用されるこ
とが多い。

また、上記実施例では光学フィルター　（２９）をカメ
ラ　（１０）の上方に設置したものを示したが。

レンズ（１６）と撮像素子（１７）の間に設置してもよ
。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば測光範囲設定手段によ
り撮像画面の下方を測光範囲とし、この範囲の光量を測
光手段により測定し、その値に基づき絞り駆動手段によ
り絞りを開閉するように構成したので、主に撮像画面の
下方に配置される被写体を重点として絞り調整を行い、
逆光時でも被写体である来訪者を暗（することなく明瞭
に映し出すことができるとともに、景色を被写体とする
時でも背景となる太陽や空等の強い光の影響を受けずに
景色を映し出すことができ、撮像画面を常に見やすくで
きるという効果がある。

また、別の発明によればフィルターにより撮像画面中の
背景部分に相当する上方と両側方の光量を削減した後に
、測光手段にょる撮像画面全体を測光し、それに基づき
絞り駆動手段により絞りを開閉するように構成したので
、逆光時でも背景部分の影響を受けずに中央部に存在す
る被写体の光量に基づいた絞り調整を行い、撮像画面を
見やす（できるとともに、安価で簡単に逆光対策を施す
ことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例にょる撮像画面の測光範囲
を示す図、第２図は別の発明の一実施例による光学フィ
ルターを備えたドアホンカメラの外観図、第３図はその
光学フィルターの外観図。 第４図はその光学フィルターの光学特性図、第５図はそ
のテレビドアホンカメラの撮像部のブロック図、第６図
はその光学フィルターによる撮像画面を示した図、第７
図は従来のテレビドアホンの外観正面図、第８図はその
テレビドアホンの設置図、第９図はそのテレビドアホン
の撮像部のブロック図、第１０図はその撮像画面の一部
分を測光範囲とした図、第１１図はその撮像画面の全面
を測光範囲とした図である。 図において、（１）はテレビドアボン、（２）はモニタ
ー本体、（３）はドアホンカメラ、（４）は映像モニタ
ー、（５）は来訪者、（６）は被写体、　　（ｉｏ）は
カメラ、　（］、１．＋はカメラカバー、　　（１５）
は門柱。 （１６）はレンズ、　　（１，７１は撮像素子、　（１
，８）はプリアンプ、　　（１９１は信号処理回路、　
　（２０１は測光範囲設定回路、　　（２１）はローパ
スフィルター、　　（２２）は検波回路、　　（２３）
は電圧比較回路、　　（２４＋は基準電圧、　　（２５
）は制御回路、　　（２６）は駆動回路。 （２８）は測光部分、　　（２９１は光学フィルター、
　　（３０）は減光部分である。 なお１図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドア近傍に設置され、ドア周辺を撮像する撮像装
   置本体と、 この撮像装置本体に設けられた撮像レンズと、前記撮像
   装置本体による撮像画面中の光量を測定する測光手段と
   、 この測光手段による光量に応じて前記撮像レンズの絞り
   を開閉する絞り駆動手段と、 前記測光手段による測光範囲を前記撮像画面の下方に設
   定する測光範囲設定手段を備えたことを特徴とするドア
   ホン用撮像装置。
2. （２）ドア近傍に設置され、ドア周辺を撮像する撮像装
   置本体と、 この撮像装置本体に設けられた撮像レンズと、前記撮像
   装置本体による撮像画面全体の光量を測定する測光手段
   と、 この測光手段による光量に応じて前記撮像レンズの絞り
   を開閉する絞り駆動手動と、 前記撮像レンズの光路中に設置され、前記撮像画面の少
   なくとも上部と両側部の可視光域の透過率を小さくする
   フィルタを備えたことを特徴とするドアホン用撮像装置
   。