JPH0447582B2 - - Google Patents
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- JPH0447582B2 JPH0447582B2 JP60226188A JP22618885A JPH0447582B2 JP H0447582 B2 JPH0447582 B2 JP H0447582B2 JP 60226188 A JP60226188 A JP 60226188A JP 22618885 A JP22618885 A JP 22618885A JP H0447582 B2 JPH0447582 B2 JP H0447582B2
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- hollow fiber
- annular elastic
- blood
- elastic body
- fiber bundle
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Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
この発明は、中空繊維束を内部に充填してなる
中空糸型血液浄化装置およびその製造方法に関す
るものである。
中空糸型血液浄化装置およびその製造方法に関す
るものである。
近時、中空繊維束を内部に充填してなる血液浄
化装置は、小型で性能が良いこと、及び取扱いが
容易である等の利点により急速に普及してきてい
る。これら中空糸型血液浄化装置は、両端が開口
している複数の中空繊維をケース内に装填し、次
いでこの中空繊維束の両端部を固化性液体(ポツ
テイング材)で固着(ポツテイング)し、次いで
この固着部分(ポツテイング部分)を切断して前
記中空繊維束の両端を開口させ、この両端部に血
液導出入部材を液体密に取付て構成するのが一般
的である。そして、前記固着部分を、固着されて
いる中空繊維束と同時に切断したときに中空繊維
束の両端を開口させるために、特願昭51−96272
号に記載されているように、第1のポツテイング
操作によつて前記中空繊維束の両端を封じ、しか
るのち第2のポツテイング操作により所定量のポ
ツテイング材をさらに供給することによつて、第
2のポツテイング操作での固着部分を切断する方
法、又は、中空繊維束を装填したケースを、その
中央部分を回転中心として回転し、遠心力を作用
させ、両端部にポツテイング材を同時注入するこ
とによつて中空繊維内部に空気を封じこめること
によつて固着部分を切断したときに中空繊維束を
開口させる方法等が実用化されている。また、中
空繊維束の開口端部に血液導出入部材を液体密に
取付ける方法は従来、中空繊維束の束径より大き
い内径を有するOリング等の弾性シール材を血液
導出入部材のOリング溝部に取付け、この弾性シ
ール材を前記ポツテイング材の切断端部に圧着す
る方法が一般的に採用されている。
化装置は、小型で性能が良いこと、及び取扱いが
容易である等の利点により急速に普及してきてい
る。これら中空糸型血液浄化装置は、両端が開口
している複数の中空繊維をケース内に装填し、次
いでこの中空繊維束の両端部を固化性液体(ポツ
テイング材)で固着(ポツテイング)し、次いで
この固着部分(ポツテイング部分)を切断して前
記中空繊維束の両端を開口させ、この両端部に血
液導出入部材を液体密に取付て構成するのが一般
的である。そして、前記固着部分を、固着されて
いる中空繊維束と同時に切断したときに中空繊維
束の両端を開口させるために、特願昭51−96272
号に記載されているように、第1のポツテイング
操作によつて前記中空繊維束の両端を封じ、しか
るのち第2のポツテイング操作により所定量のポ
ツテイング材をさらに供給することによつて、第
2のポツテイング操作での固着部分を切断する方
法、又は、中空繊維束を装填したケースを、その
中央部分を回転中心として回転し、遠心力を作用
させ、両端部にポツテイング材を同時注入するこ
とによつて中空繊維内部に空気を封じこめること
によつて固着部分を切断したときに中空繊維束を
開口させる方法等が実用化されている。また、中
空繊維束の開口端部に血液導出入部材を液体密に
取付ける方法は従来、中空繊維束の束径より大き
い内径を有するOリング等の弾性シール材を血液
導出入部材のOリング溝部に取付け、この弾性シ
ール材を前記ポツテイング材の切断端部に圧着す
る方法が一般的に採用されている。
しかしながら、Oリング等弾性シール材を血液
導出入部材を取付ける方法は、弾性シール材が通
常、軟質のシリコンゴム材等を使用するため、こ
の材料の取扱いに注意を要する。すなわち、血液
導出入部材の溝部に弾性シール材をセツトする
時、ねじれ、ゆがみ等異常が発生し易く、そのま
ま中空繊維束開口端部に取付けてしまつたり、時
にはこの弾性シール材のセツトを忘れたまま取付
けることもある。そのような場合、血液リーク等
の製品不良が発生することになる。また、これら
一連の組立作業を自動化するために自動組立機を
作る場合、Oリング等の軟質弾性体のハンドリン
グがむずかしく、その部品供給からセツトまで自
動化する設備は、かなり大掛りな装置となり、設
備投資金額及び設備保守費用が増大する等の問題
がある。又、中空繊維束のポツテイング材切断端
部における外径は、Oリング等弾性シール材の内
径より小さく、かつその中心は互いに偏りがない
ように、すなわちポツテイング材注入前に、中空
繊維束の位置をケーシング中央部にセツトするよ
うな治具(ポツテイング枠)を使用するのが通常
であるが、その治具はポツテイング材切断面より
も端に位置しているため、ポツテイング材が注入
されたとき、その注入圧によつて、中空繊維束の
ポツテイング材切断面において多少位置ずれが発
生する事がある。そのような場合、中空繊維束の
外周付近に中空糸の一部は弾性シール材によつて
開口端部を閉じられ、中空糸の部分的閉塞を生じ
中空糸の有効膜面積を減じるばかりでなく、残血
等の血液ロスを生じせしめる等の問題が起こるこ
ととなる。このような中空繊維束の位置ずれによ
る問題を防止するために、従来は、中空繊維束の
外径よりも弾性シール材内径をかなり大きく設計
することによつて多少の位置ずれがあつても中空
糸の閉塞が生じないようにしているが、そのため
に、血液導出入部材外径が不必要に大きくなつて
しまうばかりでなく、弾性シール材内径部に血液
滞留部分が生じ、この部分で血液凝固が発生する
等の問題を生じ易い。特に、近年一部実施されて
いる無凝固剤透析の場合この血液滞留部が大きな
問題となる。
導出入部材を取付ける方法は、弾性シール材が通
常、軟質のシリコンゴム材等を使用するため、こ
の材料の取扱いに注意を要する。すなわち、血液
導出入部材の溝部に弾性シール材をセツトする
時、ねじれ、ゆがみ等異常が発生し易く、そのま
ま中空繊維束開口端部に取付けてしまつたり、時
にはこの弾性シール材のセツトを忘れたまま取付
けることもある。そのような場合、血液リーク等
の製品不良が発生することになる。また、これら
一連の組立作業を自動化するために自動組立機を
作る場合、Oリング等の軟質弾性体のハンドリン
グがむずかしく、その部品供給からセツトまで自
動化する設備は、かなり大掛りな装置となり、設
備投資金額及び設備保守費用が増大する等の問題
がある。又、中空繊維束のポツテイング材切断端
部における外径は、Oリング等弾性シール材の内
径より小さく、かつその中心は互いに偏りがない
ように、すなわちポツテイング材注入前に、中空
繊維束の位置をケーシング中央部にセツトするよ
うな治具(ポツテイング枠)を使用するのが通常
であるが、その治具はポツテイング材切断面より
も端に位置しているため、ポツテイング材が注入
されたとき、その注入圧によつて、中空繊維束の
ポツテイング材切断面において多少位置ずれが発
生する事がある。そのような場合、中空繊維束の
外周付近に中空糸の一部は弾性シール材によつて
開口端部を閉じられ、中空糸の部分的閉塞を生じ
中空糸の有効膜面積を減じるばかりでなく、残血
等の血液ロスを生じせしめる等の問題が起こるこ
ととなる。このような中空繊維束の位置ずれによ
る問題を防止するために、従来は、中空繊維束の
外径よりも弾性シール材内径をかなり大きく設計
することによつて多少の位置ずれがあつても中空
糸の閉塞が生じないようにしているが、そのため
に、血液導出入部材外径が不必要に大きくなつて
しまうばかりでなく、弾性シール材内径部に血液
滞留部分が生じ、この部分で血液凝固が発生する
等の問題を生じ易い。特に、近年一部実施されて
いる無凝固剤透析の場合この血液滞留部が大きな
問題となる。
そこで、この発明の目的は、先に述べた問題点
を改良するために、製造が容易で、残血、血液凝
固等の問題を発生しない、コストの安価な中空糸
型血液浄化装置およびその製造方法を提供するに
ある。
を改良するために、製造が容易で、残血、血液凝
固等の問題を発生しない、コストの安価な中空糸
型血液浄化装置およびその製造方法を提供するに
ある。
先の目的を達成する為、本願発明の中空糸型血
液浄化装置は、筒状のケーシングと中空糸繊維束
とその外径に沿う内径を有する環状弾性体とがポ
ツテイング材で固着されると共に、筒状のケーシ
ングの開口端部で前記ポツテイング材、中空糸繊
維束および前記環状弾性体の切断端面を有する本
体と、前記本体の端部に装着したときに前記環状
弾性体の切断端面に圧着するリブ状突起を有する
血液導出入部材とを備えることを特徴とし、その
製造方法は、ケーシング端部内側に中空繊維束外
径に沿う内径を有する環状弾性体を嵌装し、固化
性液体(ポツテイング材)を注入硬化後、このポ
ツテイング材部分と環状弾性体部分を同一面で同
時に切断することによつて中空繊維束外径に沿う
環状弾性体の切断端面を露出させることにより製
造された本体に、露出した環状弾性体の切断端面
にリブ状突起が圧着するように、前記リブ状突起
を有する血液導出入部材を装着することを特徴と
する。このように構成することによつて、ポツテ
イング材切断面の中空繊維束外周部に弾性体のシ
ール部材が、切断と同時に構成されるために、血
液導出入部材には単にリブ状突起のみを成形品で
一体的に設けるのみで良く、従来のように、血液
導出入部材の溝部に弾性シール材を取付ける手間
が不要であるばかりでなく、取付に掛わる弾性シ
ール材のねじれ、ゆがみ、取付忘れ等による血液
リーク不良の発生する恐れがなく、血液導出入部
材取付の自動化が容易である。また、中空繊維束
は、ポツテイング材切断面において、環状弾性体
でガイドされているために、ポツテイング材が注
入された時に注入圧による位置ズレが皆無であ
り、しかも中空繊維束外周に沿つて血液シールを
行なうことができるため、中空繊維の弾性シール
材による閉塞の恐れが無く、血液導出入部材を小
型にできるばかりでなく、血液滞留部分も生じな
いため、血液残血、血液凝固等の問題も同時に改
良することできる。又、血液導出入部材をケーシ
ング端部に固定する方法は、ケーシング端部外周
及び血液導出入部材内周にネジを刻設する方法又
は超音波等のプラスチツク材溶着の手段にて容易
に行なうことできる。
液浄化装置は、筒状のケーシングと中空糸繊維束
とその外径に沿う内径を有する環状弾性体とがポ
ツテイング材で固着されると共に、筒状のケーシ
ングの開口端部で前記ポツテイング材、中空糸繊
維束および前記環状弾性体の切断端面を有する本
体と、前記本体の端部に装着したときに前記環状
弾性体の切断端面に圧着するリブ状突起を有する
血液導出入部材とを備えることを特徴とし、その
製造方法は、ケーシング端部内側に中空繊維束外
径に沿う内径を有する環状弾性体を嵌装し、固化
性液体(ポツテイング材)を注入硬化後、このポ
ツテイング材部分と環状弾性体部分を同一面で同
時に切断することによつて中空繊維束外径に沿う
環状弾性体の切断端面を露出させることにより製
造された本体に、露出した環状弾性体の切断端面
にリブ状突起が圧着するように、前記リブ状突起
を有する血液導出入部材を装着することを特徴と
する。このように構成することによつて、ポツテ
イング材切断面の中空繊維束外周部に弾性体のシ
ール部材が、切断と同時に構成されるために、血
液導出入部材には単にリブ状突起のみを成形品で
一体的に設けるのみで良く、従来のように、血液
導出入部材の溝部に弾性シール材を取付ける手間
が不要であるばかりでなく、取付に掛わる弾性シ
ール材のねじれ、ゆがみ、取付忘れ等による血液
リーク不良の発生する恐れがなく、血液導出入部
材取付の自動化が容易である。また、中空繊維束
は、ポツテイング材切断面において、環状弾性体
でガイドされているために、ポツテイング材が注
入された時に注入圧による位置ズレが皆無であ
り、しかも中空繊維束外周に沿つて血液シールを
行なうことができるため、中空繊維の弾性シール
材による閉塞の恐れが無く、血液導出入部材を小
型にできるばかりでなく、血液滞留部分も生じな
いため、血液残血、血液凝固等の問題も同時に改
良することできる。又、血液導出入部材をケーシ
ング端部に固定する方法は、ケーシング端部外周
及び血液導出入部材内周にネジを刻設する方法又
は超音波等のプラスチツク材溶着の手段にて容易
に行なうことできる。
次に、この発明に係る中空糸型血液浄化装置の
好適な実施例を添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
好適な実施例を添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第2図は、従来の血液浄化装置の構造を示す半
断面図で、ケーシング10の内部に中空繊維束1
2を装填し、両端部を固化性液体(ポツテイング
材)16で固着し、次いでこの固着部分を切断し
て中空繊維開口端部14を構成し、更にこの開口
端部14の中空繊維束外周より大きい内径を有す
る弾性シール材20をセツトした血液導出入部材
18を取付けたものである。そして第4図は、同
じく従来の血液浄化装置においてケーシング10
に装填した中空繊維束の両端に固化性液体(ポツ
テイング材)16で固着した状態を示す断面図
で、ケーシング10の開口端部にポツテイング枠
28を取付け、ここに固化性液体を注入固化させ
る。そして固化後XX部を切断することによつて
中空繊維の開口端部を作成するものである。
断面図で、ケーシング10の内部に中空繊維束1
2を装填し、両端部を固化性液体(ポツテイング
材)16で固着し、次いでこの固着部分を切断し
て中空繊維開口端部14を構成し、更にこの開口
端部14の中空繊維束外周より大きい内径を有す
る弾性シール材20をセツトした血液導出入部材
18を取付けたものである。そして第4図は、同
じく従来の血液浄化装置においてケーシング10
に装填した中空繊維束の両端に固化性液体(ポツ
テイング材)16で固着した状態を示す断面図
で、ケーシング10の開口端部にポツテイング枠
28を取付け、ここに固化性液体を注入固化させ
る。そして固化後XX部を切断することによつて
中空繊維の開口端部を作成するものである。
これに対して、第1図、第3図、第5図は、本
発明に係る中空糸型血液浄化装置の実施例を示す
もので、第3図は環状弾性体26の斜視図で、第
5図はこの環状弾性体26を中空繊維束12の端
部外周に装着後、ポツテイング枠28を取付けて
固化性液体(ポツテイング材)16で固着した状
態を示す断面図である。ここで、固化性液体が固
化後切断線YY部を切断することによつて、中空
繊維束と同時に環状弾性体26を切断し、中空繊
維束外径に沿う環状弾性体26の切断端面を露出
させることできる。又、第1図は、ケーシング1
0の端部に血液導出入部材を取付けた状態を示す
断面図で、前記環状弾性体26を切断することに
よつて生じた環状の露出端面に当接する部位にリ
ブ状突起24を血液導出入部材22に設けること
によつて、この血液導出入部材22をケーシング
10の端部に圧着固定したときに、リング状突起
24と環状弾性体の切断端面との間で血液シール
を行なうことができる。
発明に係る中空糸型血液浄化装置の実施例を示す
もので、第3図は環状弾性体26の斜視図で、第
5図はこの環状弾性体26を中空繊維束12の端
部外周に装着後、ポツテイング枠28を取付けて
固化性液体(ポツテイング材)16で固着した状
態を示す断面図である。ここで、固化性液体が固
化後切断線YY部を切断することによつて、中空
繊維束と同時に環状弾性体26を切断し、中空繊
維束外径に沿う環状弾性体26の切断端面を露出
させることできる。又、第1図は、ケーシング1
0の端部に血液導出入部材を取付けた状態を示す
断面図で、前記環状弾性体26を切断することに
よつて生じた環状の露出端面に当接する部位にリ
ブ状突起24を血液導出入部材22に設けること
によつて、この血液導出入部材22をケーシング
10の端部に圧着固定したときに、リング状突起
24と環状弾性体の切断端面との間で血液シール
を行なうことができる。
以上、この発明にかかる中空糸型血液浄化装置
によれば、前記説明からも明らかなように、血液
導出入部材にOリング等の弾性シール材をセツト
する必要が無いため、組立工数の低減に役立つば
かりでなく、弾性シール材のセツト時のねじれ、
ゆがみ時異常時の血液リーグの危険を排除でき、
かつ環状弾性体がポツテイング材切断面におい
て、中空繊維束を効果的にガイドしているため
に、ポツテイング材注入時の注入圧による中空繊
維の位置ズレが皆無であり、中空繊維の弾性シー
ル材による閉塞の恐れもなく、血液導出入部材を
小型にでき、その上、血液滞留部分が生じないた
め、血液残血、血液凝固等の問題も同時に改良で
きるものである。
によれば、前記説明からも明らかなように、血液
導出入部材にOリング等の弾性シール材をセツト
する必要が無いため、組立工数の低減に役立つば
かりでなく、弾性シール材のセツト時のねじれ、
ゆがみ時異常時の血液リーグの危険を排除でき、
かつ環状弾性体がポツテイング材切断面におい
て、中空繊維束を効果的にガイドしているため
に、ポツテイング材注入時の注入圧による中空繊
維の位置ズレが皆無であり、中空繊維の弾性シー
ル材による閉塞の恐れもなく、血液導出入部材を
小型にでき、その上、血液滞留部分が生じないた
め、血液残血、血液凝固等の問題も同時に改良で
きるものである。
以上、この発明に係わる中空糸型血液浄化装置
の好適な実施例について説明したが、この実施例
に限定されることなく、種々の変更を加えること
ができることは勿論である。
の好適な実施例について説明したが、この実施例
に限定されることなく、種々の変更を加えること
ができることは勿論である。
第1図は、本発明による血液浄化装置の構造を
示す半断面図。第2図は、従来の血液浄化装置の
構造を示す断面図。第3図は、本発明に係る環状
弾性体の斜視図。第4図は、従来の血液浄化装置
の両端部で、固化性液体(ポツテイング材)を注
入固化した状態を示す断面図。第5図は、本発明
の血液浄化装置の両端部で、固化性液体(ポツテ
イング材)を注入固化した状態を示す断面図。 10…ケーシング、12…中空繊維束、14…
中空繊維開口端部、16…固化性液体(ポツテイ
ング材)、18…血液導出入部材(従来品)、20
…弾性シール材、22…血液導出入部材(本発明
品)、24…リブ状突起、26…環状弾性体、2
8…ポツテイング枠。
示す半断面図。第2図は、従来の血液浄化装置の
構造を示す断面図。第3図は、本発明に係る環状
弾性体の斜視図。第4図は、従来の血液浄化装置
の両端部で、固化性液体(ポツテイング材)を注
入固化した状態を示す断面図。第5図は、本発明
の血液浄化装置の両端部で、固化性液体(ポツテ
イング材)を注入固化した状態を示す断面図。 10…ケーシング、12…中空繊維束、14…
中空繊維開口端部、16…固化性液体(ポツテイ
ング材)、18…血液導出入部材(従来品)、20
…弾性シール材、22…血液導出入部材(本発明
品)、24…リブ状突起、26…環状弾性体、2
8…ポツテイング枠。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 筒状のケーシングと中空糸繊維束とその外径
に沿う内径を有する環状弾性体とがポツテイング
材で固着されると共に、筒状のケーシングの開口
端部で前記ポツテイング材、中空糸繊維束および
前記環状弾性体の切断端面を有する本体と、前記
本体の端部に装着したときに前記環状弾性体の切
断端面に圧着するリブ状突起を有する血液導出入
部材とを備えることを特徴とする中空糸型血液浄
化装置。 2 血液導出入部材を環状弾性面に圧着固定する
手段は、ケーシング両端部外周及び血液導出入部
材内周部に雄ネジ及び雌ネジをそれぞれ刻設する
ことによつて構成することを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の中空糸型血液浄化装置。 3 血液導出入部材を環状弾性面に圧着固定する
手段は、ケーシング端部と血液導出入部材を互い
に溶着固定することによつて構成することを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の中空糸型血液
浄化装置。 4 ケーシング端部内側に中空糸繊維束外径に沿
う環状弾性体を嵌装し、両端部に接着剤を注入硬
化後、この接着剤部分及び前記環状弾性体部分を
同時に切断することによつて、両端部の中空繊維
束外径に沿う環状弾性体の切断端面を露出させる
ことにより製造された本体に、露出した環状弾性
体の切断端面にリブ状突起が圧着するように、前
記リブ状突起を有する血液導出入部材を装着する
ことを特徴とする中空糸型血液浄化装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22618885A JPS6284771A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 中空糸型血液浄化装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22618885A JPS6284771A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 中空糸型血液浄化装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6284771A JPS6284771A (ja) | 1987-04-18 |
JPH0447582B2 true JPH0447582B2 (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=16841262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22618885A Granted JPS6284771A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 中空糸型血液浄化装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6284771A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019051459A (ja) * | 2017-09-13 | 2019-04-04 | 日機装株式会社 | 中空糸膜モジュール及び中空糸膜モジュールの製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0410846Y2 (ja) * | 1988-12-26 | 1992-03-17 | ||
KR20240046709A (ko) * | 2021-08-23 | 2024-04-09 | 파커-한니핀 코포레이션 | 연료 전지 가습 포팅 접착 슈라우드 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59137062A (ja) * | 1983-01-26 | 1984-08-06 | 株式会社 ニツシヨ− | 中空糸型処理装置の製造法 |
JPS6029283A (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-14 | 三菱重工業株式会社 | マスタ−スレ−ブマニプレ−タの制御方式 |
-
1985
- 1985-10-11 JP JP22618885A patent/JPS6284771A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59137062A (ja) * | 1983-01-26 | 1984-08-06 | 株式会社 ニツシヨ− | 中空糸型処理装置の製造法 |
JPS6029283A (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-14 | 三菱重工業株式会社 | マスタ−スレ−ブマニプレ−タの制御方式 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019051459A (ja) * | 2017-09-13 | 2019-04-04 | 日機装株式会社 | 中空糸膜モジュール及び中空糸膜モジュールの製造方法 |
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Publication number | Publication date |
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JPS6284771A (ja) | 1987-04-18 |
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