JPH0447449Y2 - - Google Patents
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- JPH0447449Y2 JPH0447449Y2 JP1984137616U JP13761684U JPH0447449Y2 JP H0447449 Y2 JPH0447449 Y2 JP H0447449Y2 JP 1984137616 U JP1984137616 U JP 1984137616U JP 13761684 U JP13761684 U JP 13761684U JP H0447449 Y2 JPH0447449 Y2 JP H0447449Y2
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- JP
- Japan
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- grease
- cage
- bearing
- diameter surface
- sealing plate
- Prior art date
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- 239000004519 grease Substances 0.000 claims description 36
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 32
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/41—Ball cages comb-shaped
- F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
- F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6607—Retaining the grease in or near the bearing
- F16C33/6614—Retaining the grease in or near the bearing in recesses or cavities provided in retainers, races or rolling elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6629—Details of distribution or circulation inside the bearing, e.g. grooves on the cage or passages in the rolling elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、種々の機器に用いられるグリース
密封形複列外向きアンギユラころがり軸受に関す
る。
密封形複列外向きアンギユラころがり軸受に関す
る。
従来の技術
グリース密封形複列外向きアンギユラころがり
軸受は、第6図に示すように内輪1と外輪2の各
一対の軌道3,4間に、それぞれ転動体5を保持
器6により円周等間隔に保持して配列し、内外輪
1,2間を外輪2に固着した密封板7により密封
してなるものが知られている。(例えば実開昭58
−38037号公報第1図及び第2図) 考案が解決しようとする問題点 第6図に示すグリース密封形複列外向きアンギ
ユラころがり軸受は、内外輪1,2間に転動体5
を挿入し、転動体5に保持器6を組付けした後、
グリースを保持器6と内輪1または外輪2との間
隙より軸受内部に注入し、軸受の両端側を密封板
7により密封して組立てられるから、グリースは
転動体5、内外輪1,2の軌道およびその周辺部
に多量に付着する。図示のように接触角αがつい
た複列外向きアンギユラころがり軸受では、内輪
1と転動体5の接触点が外側に片寄り、転動体5
がX−Xを自転軸として転るため、軸受の回転初
期においてグリースは急速に流動する。軸受内部
に向かう成分と、軸受外部に向かう成分に分けら
れるが、後者の場合は、密封板7側に向けて流動
し、密封板7と内輪1との密封すきま8から外部
に流出する。また転動体列間の空間Aは、昇温に
よつて内圧があがるため、軸受内部のグリースは
一層、密封すきま8から外部に流出しやすくな
る。また転動体5に付着したグリースは、軸受の
回転中に保持器6のポケツト9の周縁部によりか
きおとされて保持器6の内径面および外径面に推
積し、転動体5の自転軸X−Xの傾き作用により
密封板7側に向けて流動させられ、軸受の内部圧
力の増加も影響して密封板7と内輪1間の密封部
から外部へ流出しやすくなるという問題があつ
た。
軸受は、第6図に示すように内輪1と外輪2の各
一対の軌道3,4間に、それぞれ転動体5を保持
器6により円周等間隔に保持して配列し、内外輪
1,2間を外輪2に固着した密封板7により密封
してなるものが知られている。(例えば実開昭58
−38037号公報第1図及び第2図) 考案が解決しようとする問題点 第6図に示すグリース密封形複列外向きアンギ
ユラころがり軸受は、内外輪1,2間に転動体5
を挿入し、転動体5に保持器6を組付けした後、
グリースを保持器6と内輪1または外輪2との間
隙より軸受内部に注入し、軸受の両端側を密封板
7により密封して組立てられるから、グリースは
転動体5、内外輪1,2の軌道およびその周辺部
に多量に付着する。図示のように接触角αがつい
た複列外向きアンギユラころがり軸受では、内輪
1と転動体5の接触点が外側に片寄り、転動体5
がX−Xを自転軸として転るため、軸受の回転初
期においてグリースは急速に流動する。軸受内部
に向かう成分と、軸受外部に向かう成分に分けら
れるが、後者の場合は、密封板7側に向けて流動
し、密封板7と内輪1との密封すきま8から外部
に流出する。また転動体列間の空間Aは、昇温に
よつて内圧があがるため、軸受内部のグリースは
一層、密封すきま8から外部に流出しやすくな
る。また転動体5に付着したグリースは、軸受の
回転中に保持器6のポケツト9の周縁部によりか
きおとされて保持器6の内径面および外径面に推
積し、転動体5の自転軸X−Xの傾き作用により
密封板7側に向けて流動させられ、軸受の内部圧
力の増加も影響して密封板7と内輪1間の密封部
から外部へ流出しやすくなるという問題があつ
た。
問題点を解決するための手段
この考案は、上記問題点を、内輪10と外輪1
1の各1対の軌道12,13間にそれぞれ転動体
14を保持器15により円周等間隔に保持して配
列し、内外輪10,11間を外輪11に固着した
環状密封板16により密封してなるグリース密封
形複列外向きアンギユラころがり軸受において、
密封板16側の保持器内径面18の端部に内輪1
0の外径面と小間隙Sを形成し、かつ外側面を転
動体側に向かう傾斜面20に形成して先端に向け
断面先細り形状の環状突起19を設け、該環状突
起19の傾斜面20に対峙する密封板16の部分
を突起19の傾斜面20と同方向の傾斜面25に
形成し、前記両傾斜面間の通路を前記小間隙Sに
連続させると共に、保持器15の隣り合うポケツ
ト21間に、保持器内径面18側に開口しかつポ
ケツトとは不連続なグリース溜め凹部22を設け
ることにより解決する。
1の各1対の軌道12,13間にそれぞれ転動体
14を保持器15により円周等間隔に保持して配
列し、内外輪10,11間を外輪11に固着した
環状密封板16により密封してなるグリース密封
形複列外向きアンギユラころがり軸受において、
密封板16側の保持器内径面18の端部に内輪1
0の外径面と小間隙Sを形成し、かつ外側面を転
動体側に向かう傾斜面20に形成して先端に向け
断面先細り形状の環状突起19を設け、該環状突
起19の傾斜面20に対峙する密封板16の部分
を突起19の傾斜面20と同方向の傾斜面25に
形成し、前記両傾斜面間の通路を前記小間隙Sに
連続させると共に、保持器15の隣り合うポケツ
ト21間に、保持器内径面18側に開口しかつポ
ケツトとは不連続なグリース溜め凹部22を設け
ることにより解決する。
作 用
軸受の回転により密封板17の方向へ流動する
グリースは、保持器15の内径面18に形成され
た環状突起19により流速と流量を制御され、グ
リース溜め凹部22に付着する。また転動体14
からかき落されたグリースも環状突起19により
密封板16方向への流動が制御されグリース溜め
凹部22に付着する。その結果、軸受内に封入さ
れたグリースが、軸受回転により密封板16と内
輪10との密封部24に多量に直接流れることが
ない。
グリースは、保持器15の内径面18に形成され
た環状突起19により流速と流量を制御され、グ
リース溜め凹部22に付着する。また転動体14
からかき落されたグリースも環状突起19により
密封板16方向への流動が制御されグリース溜め
凹部22に付着する。その結果、軸受内に封入さ
れたグリースが、軸受回転により密封板16と内
輪10との密封部24に多量に直接流れることが
ない。
また環状突起19と内輪外径面との間隙Sを通
過したグリースは、環状突起19の傾斜面20に
対峙する密封板16の部分を前記傾斜面20に沿
う傾斜面25に形成し、この両傾斜面20,25
間の通過にて潤滑剤を誘導することにより容易に
外輪11側へ誘導され振り飛ばされる。
過したグリースは、環状突起19の傾斜面20に
対峙する密封板16の部分を前記傾斜面20に沿
う傾斜面25に形成し、この両傾斜面20,25
間の通過にて潤滑剤を誘導することにより容易に
外輪11側へ誘導され振り飛ばされる。
実施例
第1図はグリースを密封した複列外向きアンギ
ユラ玉軸受であつて、内輪10と外輪11の各1
対の軌道12,13間に、それぞれ玉14を保持
器15により円周等間隔に保持して配列し、内外
輪10,11間を外輪11の内周端部に形成され
た周溝17に外周縁部を固着した環状密封板16
により軸受内にグリースを密封している。そして
前記保持器15は、密封板16側内径面18の端
部に、内輪10の外径面と小間隙Sを形成しかつ
外側面を転動体側に向かう傾斜面20に形成して
先端に向け断面先細り形状の環状突起19を設け
ると共に、第2図に示すように保持器15の内径
面18の隣り合うポケツト21間に、保持器内径
面18側に開口しかつポケツト21とは不連続な
グリース溜め凹部22を設けてある。この凹部2
2は軸方向の溝として形成されている。密封板1
6の内周縁部は内輪10の外径面端部に形成され
た周溝23内に遊嵌されてラビリンスをなす密封
部24を形成し、グリースの外部への洩れの防
止、外部から軸受内への異物の侵入を防止してい
る。
ユラ玉軸受であつて、内輪10と外輪11の各1
対の軌道12,13間に、それぞれ玉14を保持
器15により円周等間隔に保持して配列し、内外
輪10,11間を外輪11の内周端部に形成され
た周溝17に外周縁部を固着した環状密封板16
により軸受内にグリースを密封している。そして
前記保持器15は、密封板16側内径面18の端
部に、内輪10の外径面と小間隙Sを形成しかつ
外側面を転動体側に向かう傾斜面20に形成して
先端に向け断面先細り形状の環状突起19を設け
ると共に、第2図に示すように保持器15の内径
面18の隣り合うポケツト21間に、保持器内径
面18側に開口しかつポケツト21とは不連続な
グリース溜め凹部22を設けてある。この凹部2
2は軸方向の溝として形成されている。密封板1
6の内周縁部は内輪10の外径面端部に形成され
た周溝23内に遊嵌されてラビリンスをなす密封
部24を形成し、グリースの外部への洩れの防
止、外部から軸受内への異物の侵入を防止してい
る。
第3図は、他の実施例であつて、グリース溜め
凹部22が、保持器内径面の隣り合うポケツト間
に形成されかつその一部が孔22′にて保持器の
外径面に開口する軸方向凹部にて形成されてい
る。
凹部22が、保持器内径面の隣り合うポケツト間
に形成されかつその一部が孔22′にて保持器の
外径面に開口する軸方向凹部にて形成されてい
る。
また、第4図はもう一つの他の実施例であつ
て、グリース溜め凹部22が保持器の隣り合うポ
ケツト21間を周方向に分割する軸方向スリツト
として形成されている。
て、グリース溜め凹部22が保持器の隣り合うポ
ケツト21間を周方向に分割する軸方向スリツト
として形成されている。
軸受の回転により密封板16の方向へ流動する
グリースは、保持器15の内径面18に形成され
た環状突起19により流速と流量を制御され、グ
リース溜め凹部22に付着する。また玉14から
かき落されたグリースも環状突起19により密封
板16方向への流動が制御されグリース溜め凹部
22に付着する。その結果、軸受内に封入された
グリースが軸受回転により密封板16と内輪10
との密封部23に多量に直接流れることがない。
また、環状突起19と内輪外径面との間隙Sを通
過したグリースは、環状突起19の傾斜面20に
対峙する密封板16の内周縁部の側面を前記傾斜
面20に沿う傾斜面25に形成してあるので、こ
の両傾斜面20,25間の通路を通じて外輪11
側へ誘導し、振り飛ばすことができる。
グリースは、保持器15の内径面18に形成され
た環状突起19により流速と流量を制御され、グ
リース溜め凹部22に付着する。また玉14から
かき落されたグリースも環状突起19により密封
板16方向への流動が制御されグリース溜め凹部
22に付着する。その結果、軸受内に封入された
グリースが軸受回転により密封板16と内輪10
との密封部23に多量に直接流れることがない。
また、環状突起19と内輪外径面との間隙Sを通
過したグリースは、環状突起19の傾斜面20に
対峙する密封板16の内周縁部の側面を前記傾斜
面20に沿う傾斜面25に形成してあるので、こ
の両傾斜面20,25間の通路を通じて外輪11
側へ誘導し、振り飛ばすことができる。
尚、この考案に用いる保持器15は、合成樹脂
製冠形保持器が好ましいが、これに限定されるも
のではない。さらにまた、上記各実施例は、単一
の内外輪をもつ複列外向きアンギユラ玉軸受の場
合を示したが、軸受の型式は第5図の如く二つの
アンギユラ単列玉軸受を並列組合せとし、実質的
に複列外向きアンギユラ玉軸受としてもよい。
製冠形保持器が好ましいが、これに限定されるも
のではない。さらにまた、上記各実施例は、単一
の内外輪をもつ複列外向きアンギユラ玉軸受の場
合を示したが、軸受の型式は第5図の如く二つの
アンギユラ単列玉軸受を並列組合せとし、実質的
に複列外向きアンギユラ玉軸受としてもよい。
考案の効果
軸受内に封入されたグリースが、軸受回転によ
り密封板の密封部へ向けて流動しようとしても保
持器の環状突起と内輪の外径面との小間隙Sで絞
られ、その流速と流量を減少するように制御さ
れ、グリース溜め凹部に付着し、前記小間隙Sを
通過したグリースは、環状突起の傾斜面と密封板
の内周縁部の側面の傾斜面で形成される通路によ
り容易に外輪側へ導かれ、その結果密封板の内周
縁部と内輪との密封部に流速の大きい多量のグリ
ースが直接流れることがないので、密封部からの
グリース洩れを極めて効果的に押えることができ
る。さらに、封入グリースを転動体、軌道面等の
潤滑必要個所に供給し易いグリース溜め凹部に効
果的に捕捉しておくことができ、軸受の潤滑効果
が向上する。
り密封板の密封部へ向けて流動しようとしても保
持器の環状突起と内輪の外径面との小間隙Sで絞
られ、その流速と流量を減少するように制御さ
れ、グリース溜め凹部に付着し、前記小間隙Sを
通過したグリースは、環状突起の傾斜面と密封板
の内周縁部の側面の傾斜面で形成される通路によ
り容易に外輪側へ導かれ、その結果密封板の内周
縁部と内輪との密封部に流速の大きい多量のグリ
ースが直接流れることがないので、密封部からの
グリース洩れを極めて効果的に押えることができ
る。さらに、封入グリースを転動体、軌道面等の
潤滑必要個所に供給し易いグリース溜め凹部に効
果的に捕捉しておくことができ、軸受の潤滑効果
が向上する。
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図
は第1図の実施例の保持器の正面図の一部分、第
3図イは保持器の他の実施例の正面図の一部分、
第3図ロは第3図イのロ−ロ線にそつた縦断面
図、第4図イは保持器のさらに他の実施例の正面
図の一部分、第4図ロは第4図イのロ−ロ線にそ
つた縦断面図、第5図はこの考案の他の実施例の
縦断面図、第6図は従来品の縦断面図である。 10……内輪、11……外輪、12,13……
軌道、14……転動体、15……保持器、16…
…環状密封板、19……環状突起、20……傾斜
面、21……ポケツト、22……グリース溜め凹
部、S……小間隙。
は第1図の実施例の保持器の正面図の一部分、第
3図イは保持器の他の実施例の正面図の一部分、
第3図ロは第3図イのロ−ロ線にそつた縦断面
図、第4図イは保持器のさらに他の実施例の正面
図の一部分、第4図ロは第4図イのロ−ロ線にそ
つた縦断面図、第5図はこの考案の他の実施例の
縦断面図、第6図は従来品の縦断面図である。 10……内輪、11……外輪、12,13……
軌道、14……転動体、15……保持器、16…
…環状密封板、19……環状突起、20……傾斜
面、21……ポケツト、22……グリース溜め凹
部、S……小間隙。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内輪と外輪の各1対の軌道間にそれぞれ転動
体を保持器により円周等間隔に保持して配列
し、内外輪間を外輪に固着した環状密封板によ
り密封してなるグリース密封形複列外向きアン
ギユラころがり軸受において、密封板側の保持
器内径面の端部に内輪の外径面と小間隙を形成
し、かつ外側面を転動体側に向かう傾斜面に形
成して先端に向け断面先細り形状の環状突起を
設け、該環状突起の傾斜面に対峙する密封板の
部分を突起の傾斜面と同方向の傾斜面に形成
し、前記両傾斜面間の通路を前記小間隙に連続
させると共に、保持器の隣り合うポケツト間
に、保持器内径面側に開口しかつポケツトとは
不連続なグリース溜め凹部を設けたことを特徴
とするグリース密封形複列外向きアンギユラこ
ろがり軸受。 (2) グリース溜め凹部が保持器内径面の隣り合う
ポケツト間に形成された軸方向凹部であること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載のグリース密封形複列外向きアンギユラころ
がり軸受。 (3) グリース溜め凹部が保持器内径面の隣り合う
ポケツト間に形成されその一部が保持器の外径
面に開口する軸方向凹部であることを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第1項記載のグリー
ス密封形複列外向きアンギユラころがり軸受。 (4) グリース溜め凹部が保持器の隣り合うポケツ
ト間を分割する軸方向スリツトであることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
グリース密封形複列外向きアンギユラころがり
軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984137616U JPH0447449Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984137616U JPH0447449Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6152723U JPS6152723U (ja) | 1986-04-09 |
JPH0447449Y2 true JPH0447449Y2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=30696031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984137616U Expired JPH0447449Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0447449Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5094201B2 (ja) * | 2007-05-09 | 2012-12-12 | Ntn株式会社 | 転がり軸受 |
JP2017180716A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | Ntn株式会社 | 転がり軸受 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4320643Y1 (ja) * | 1964-07-09 | 1968-08-31 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5556917U (ja) * | 1978-10-13 | 1980-04-17 | ||
JPS58122020U (ja) * | 1982-02-15 | 1983-08-19 | 日本精工株式会社 | ころがり軸受の潤滑装置 |
-
1984
- 1984-09-10 JP JP1984137616U patent/JPH0447449Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4320643Y1 (ja) * | 1964-07-09 | 1968-08-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6152723U (ja) | 1986-04-09 |
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