JPH0447260Y2 - - Google Patents
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- JPH0447260Y2 JPH0447260Y2 JP3660486U JP3660486U JPH0447260Y2 JP H0447260 Y2 JPH0447260 Y2 JP H0447260Y2 JP 3660486 U JP3660486 U JP 3660486U JP 3660486 U JP3660486 U JP 3660486U JP H0447260 Y2 JPH0447260 Y2 JP H0447260Y2
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- JP
- Japan
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- hydraulic
- pressure oil
- hydraulic pump
- valve
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- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 6
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 95
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、バツクホー等の建設機械におい
て、主に補助作業機、例えば、ブレーカ等へ圧油
を供給するための油圧装置に関するものである。
て、主に補助作業機、例えば、ブレーカ等へ圧油
を供給するための油圧装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術
バツクホー等の建設機械においては、走行油圧
モータや掘削機等の標準作業機の他に、油圧ブレ
ーカ等の補助作業機を油圧回路に接続して使用で
きるものがある。このような装置の一例として、
従来、標準作業機への圧油を切り換える切換弁と
作業機の一部のアクチユエータとの間に、更にも
う1つの選択切換弁を設けて、該選択切換弁によ
り、作業機の一部のアクチユエータと補助作業機
のアクチユエータへの油圧を選択的に切り換えで
きるようにしたものがある(実開昭59−69262号
公報参照)。
モータや掘削機等の標準作業機の他に、油圧ブレ
ーカ等の補助作業機を油圧回路に接続して使用で
きるものがある。このような装置の一例として、
従来、標準作業機への圧油を切り換える切換弁と
作業機の一部のアクチユエータとの間に、更にも
う1つの選択切換弁を設けて、該選択切換弁によ
り、作業機の一部のアクチユエータと補助作業機
のアクチユエータへの油圧を選択的に切り換えで
きるようにしたものがある(実開昭59−69262号
公報参照)。
即ち、補助作業機を使用するときは、まず補助
作業機を前記油圧回路に接続した後、上記選択切
換弁を補助作業側へ切り換えて、上記標準作業機
を操作する切換弁の操作によつて該補助作業機の
操作を行うものである。
作業機を前記油圧回路に接続した後、上記選択切
換弁を補助作業側へ切り換えて、上記標準作業機
を操作する切換弁の操作によつて該補助作業機の
操作を行うものである。
しかし、上記従来のものにおいては、1の油圧
ポンプの吐出圧油しか使用しない標準作業機の圧
油を補助作業機へも供給するものであり、即ち補
助作業機を使用するときも1つの油圧ポンプしか
使用しないため、大容量の作業機の場合には油量
不足を生じて充分な作業能力を発揮できない欠点
がある。
ポンプの吐出圧油しか使用しない標準作業機の圧
油を補助作業機へも供給するものであり、即ち補
助作業機を使用するときも1つの油圧ポンプしか
使用しないため、大容量の作業機の場合には油量
不足を生じて充分な作業能力を発揮できない欠点
がある。
そこで、本出願人は、先に、このような欠点を
解消して、大容量の圧油を必要とする補助作業機
の駆動の場合には、合流用のシヤトル弁を利用し
て複数の油圧ポンプからの圧油を補助作業機に自
動的に供給するようにして、作業能力を充分活用
できるようにした油圧装置を開示した。
解消して、大容量の圧油を必要とする補助作業機
の駆動の場合には、合流用のシヤトル弁を利用し
て複数の油圧ポンプからの圧油を補助作業機に自
動的に供給するようにして、作業能力を充分活用
できるようにした油圧装置を開示した。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
しかし、上記油圧装置は、以下の問題点を有し
ていた。
ていた。
補助作業機に用いるため、合流用のシヤトル
弁のポート位置を、通常作業用位置から合流用
位置に切り換える際、同シヤトル弁が中間位置
で停止するおそれがあり、この場合、油圧ポン
プから吐出された油の出口がなくなり、油圧ポ
ンプが破損するおそれがある。
弁のポート位置を、通常作業用位置から合流用
位置に切り換える際、同シヤトル弁が中間位置
で停止するおそれがあり、この場合、油圧ポン
プから吐出された油の出口がなくなり、油圧ポ
ンプが破損するおそれがある。
選択切換弁についても、中間位置において同
様に油の出口がなくなり、油圧ポンプを破損す
るおそれがある。
様に油の出口がなくなり、油圧ポンプを破損す
るおそれがある。
本考案は、上記問題点を解決することができる
油圧装置を提供することを目的とする。
油圧装置を提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案は、複数の油圧ポンプを備え、該複数の
油圧ポンプの一方の油圧ポンプと他方の油圧ポン
プに分けてこれらの圧油を各作業機側へ供給する
ようにした油圧回路において、上記油圧回路の途
中に、前記一方の油圧ポンプからの圧油を複数の
作業機側へ選択的に供給できる選択切換弁を設け
るとともに、該選択切換弁の油路を、大量の油量
を必要とする大容量作業機側の切換位置へ切り換
えたとき、該選択切換弁の切り換え動作に連動し
て、上記一方の油圧ポンプの圧油と他方の油圧ポ
ンプの圧油を合流させて大容量作業機側へ供給す
るよう切り換わるシヤトル弁を設け、さらに、同
シヤトル弁に、切換過渡期である中間位置におい
て、他方の油圧ポンプをいずれかの油圧回路と連
通させる過渡期オープン回路を設け、しかも、該
選択切換弁の、上記大容量作業機側への切換位置
以外の切換位置には、他方の油圧ポンプと連絡す
るポートに油圧タンクと連通するバイパス回路を
設けたことを特徴とする建設機械の油圧装置に係
るものである。
油圧ポンプの一方の油圧ポンプと他方の油圧ポン
プに分けてこれらの圧油を各作業機側へ供給する
ようにした油圧回路において、上記油圧回路の途
中に、前記一方の油圧ポンプからの圧油を複数の
作業機側へ選択的に供給できる選択切換弁を設け
るとともに、該選択切換弁の油路を、大量の油量
を必要とする大容量作業機側の切換位置へ切り換
えたとき、該選択切換弁の切り換え動作に連動し
て、上記一方の油圧ポンプの圧油と他方の油圧ポ
ンプの圧油を合流させて大容量作業機側へ供給す
るよう切り換わるシヤトル弁を設け、さらに、同
シヤトル弁に、切換過渡期である中間位置におい
て、他方の油圧ポンプをいずれかの油圧回路と連
通させる過渡期オープン回路を設け、しかも、該
選択切換弁の、上記大容量作業機側への切換位置
以外の切換位置には、他方の油圧ポンプと連絡す
るポートに油圧タンクと連通するバイパス回路を
設けたことを特徴とする建設機械の油圧装置に係
るものである。
(ホ) 作用及び効果
選択切換弁を、大容量の補助作業機のアクチユ
エータへ圧油を供給するポート位置に切り換える
と、一方の油圧ポンプから供給される圧油の一部
がたとえばパイロツト弁を介して、シヤトル弁を
切り換えるようにする。このシヤトル弁は、上記
一方の油圧ポンプとは別の他方の油圧ポンプ側の
吐出側通路に設けておき、該シヤトル弁が、パイ
ロツト圧によつて切り換えられると、この他方の
油圧ポンプの圧油をも上記大容量の補助作業機の
アクチユエータ側へ供給するように構成するもの
である。
エータへ圧油を供給するポート位置に切り換える
と、一方の油圧ポンプから供給される圧油の一部
がたとえばパイロツト弁を介して、シヤトル弁を
切り換えるようにする。このシヤトル弁は、上記
一方の油圧ポンプとは別の他方の油圧ポンプ側の
吐出側通路に設けておき、該シヤトル弁が、パイ
ロツト圧によつて切り換えられると、この他方の
油圧ポンプの圧油をも上記大容量の補助作業機の
アクチユエータ側へ供給するように構成するもの
である。
かかる操作において、シヤトル弁は中間位置に
おいて、過渡期オープン回路を構成しているの
で、同中間位置においても、他方の油圧ポンプか
らの圧油はシヤトル弁を通して補助作業機等に流
れることになり、シヤトル弁によつて油の流れが
停止することがなく、他方の油圧ポンプの圧力増
大に起因する破損を未然に防止できる。
おいて、過渡期オープン回路を構成しているの
で、同中間位置においても、他方の油圧ポンプか
らの圧油はシヤトル弁を通して補助作業機等に流
れることになり、シヤトル弁によつて油の流れが
停止することがなく、他方の油圧ポンプの圧力増
大に起因する破損を未然に防止できる。
同様に、選択切換弁においても油圧ポンプの圧
力増大に起因する破損を防止することができる。
力増大に起因する破損を防止することができる。
(ヘ) 実施例
以下、この考案の構成を、全旋回形バツクホー
に実施した図示の実施例に基づいて説明する。
に実施した図示の実施例に基づいて説明する。
第2図において、この種全旋回形バツクホーの
全体を示しており、図において、61は、クロー
ラ走行装置62を備えた下部走行体であつて、こ
の下部走行体61の上部に上部旋回体63が旋回
自在に装備されている。71は、標準作業機とし
てのブレードであつて、下部走行体61へ取付ら
れている。他方、上部旋回体63には同じく標準
作業機としての掘削機64が装備されている。
全体を示しており、図において、61は、クロー
ラ走行装置62を備えた下部走行体であつて、こ
の下部走行体61の上部に上部旋回体63が旋回
自在に装備されている。71は、標準作業機とし
てのブレードであつて、下部走行体61へ取付ら
れている。他方、上部旋回体63には同じく標準
作業機としての掘削機64が装備されている。
この掘削機64は、上部旋回体63へ枢着され
たブーム65、該ブーム65の先端に枢着された
バケツト67等からなり、68がブーム65を上
下回動されるブーム上下シリンダ、69がアーム
66を回動させるアームシリンダ、70がバケツ
ト67を回動させるバケツトシリンダを示してい
る。
たブーム65、該ブーム65の先端に枢着された
バケツト67等からなり、68がブーム65を上
下回動されるブーム上下シリンダ、69がアーム
66を回動させるアームシリンダ、70がバケツ
ト67を回動させるバケツトシリンダを示してい
る。
第1図に上記作業機64,71等へ圧油を供給
する油圧回路を示す。
する油圧回路を示す。
同図において、6,9,10は、エンジン11
によつて駆動される3個の油圧ポンプを示してお
り、これらの油圧ポンプ6,9,10のうち、2
個の第1・第2油圧ポンプにより一方の油圧ポン
プを構成しその吐出側の通路に第1切換弁12が
配置されている。
によつて駆動される3個の油圧ポンプを示してお
り、これらの油圧ポンプ6,9,10のうち、2
個の第1・第2油圧ポンプにより一方の油圧ポン
プを構成しその吐出側の通路に第1切換弁12が
配置されている。
この第1切換弁12は標準作業機等への圧油を
切り換えるものであり、例えば、この第1の切換
弁12を切り換えると、掘削作業機64のアーム
用シリンダ69、バケツト用シリンダ70、左右
走行油圧モータ、ブーム65のシリンダ68及び
スイング用シリンダ等へ選択的に圧油が供給さ
れ、かつ、これら各アクチユエータへの圧油の流
れを正逆切り換えられるようになつている。
切り換えるものであり、例えば、この第1の切換
弁12を切り換えると、掘削作業機64のアーム
用シリンダ69、バケツト用シリンダ70、左右
走行油圧モータ、ブーム65のシリンダ68及び
スイング用シリンダ等へ選択的に圧油が供給さ
れ、かつ、これら各アクチユエータへの圧油の流
れを正逆切り換えられるようになつている。
他方、もう1つの第3油圧ポンプ10を他方の
油圧ポンプとして吐出側には、第2の切換弁31
が設けられており、この第2の切換弁31は、例
えば、上部旋回体の旋回用モータ、ブレード作業
機のシリンダ等への圧油を切り換えるものであ
る。
油圧ポンプとして吐出側には、第2の切換弁31
が設けられており、この第2の切換弁31は、例
えば、上部旋回体の旋回用モータ、ブレード作業
機のシリンダ等への圧油を切り換えるものであ
る。
1は、本発明の選択切換弁であり、この選択切
換弁1は、8つのポートを備えた4位置切換弁で
あり、その4個の出口ポート13,14,15,
16のうち2個の出口ポート13,14が、ブー
ムスイングシリンダ2へ接続され、他の2個の出
口ポート15,16には、カプラ17を介して、
補助作業機が接続されるようになつている。
換弁1は、8つのポートを備えた4位置切換弁で
あり、その4個の出口ポート13,14,15,
16のうち2個の出口ポート13,14が、ブー
ムスイングシリンダ2へ接続され、他の2個の出
口ポート15,16には、カプラ17を介して、
補助作業機が接続されるようになつている。
3,4,5がこのカプラ17へ接続される補助
作業機のアクチユエータを示し、3はオプシヨン
として提供されるバケツトのチルト用シリンダ、
4は小容量油圧ブレーカ、5は大容量油圧ブレー
カを示しており、これらを選択して接続する。
作業機のアクチユエータを示し、3はオプシヨン
として提供されるバケツトのチルト用シリンダ、
4は小容量油圧ブレーカ、5は大容量油圧ブレー
カを示しており、これらを選択して接続する。
そして、選択切換弁1を第1の切換位置18へ
切り換えると、前記第1切換弁12側へ圧油を供
給する一方の油圧ポンプである第1油圧ポンプ6
からの圧油が、掘削作業機におけるブームのスイ
ング用シリンダ2側へ供給される。
切り換えると、前記第1切換弁12側へ圧油を供
給する一方の油圧ポンプである第1油圧ポンプ6
からの圧油が、掘削作業機におけるブームのスイ
ング用シリンダ2側へ供給される。
第2の切換位置19側へ切り換えると、同じく
バケツトのチルト用シリンダ3へ油圧ポンプ6の
圧油が供給される。
バケツトのチルト用シリンダ3へ油圧ポンプ6の
圧油が供給される。
更に、第3の切換位置20は、小容量ブレーカ
4へ、上記油圧ポンプ6の圧油を供給するもので
あり、他方第4の切換位置21は、大容量ブレー
カ5を接続したときに使用するようになつてい
る。
4へ、上記油圧ポンプ6の圧油を供給するもので
あり、他方第4の切換位置21は、大容量ブレー
カ5を接続したときに使用するようになつてい
る。
これら各ブレーカ4,5へ圧油を供給する第3
切換位置20においては、上記第1切換弁12の
出口側に連絡された入口ポート24から入つた圧
油を油路22によつて、小容量ブレーカ4におけ
る入口側へ供給し、小容量ブレーカ4からの戻り
油は選択切換弁1内の油路48から戻り油路44
を通つて、直接タンク45へ戻すようになつてい
る。
切換位置20においては、上記第1切換弁12の
出口側に連絡された入口ポート24から入つた圧
油を油路22によつて、小容量ブレーカ4におけ
る入口側へ供給し、小容量ブレーカ4からの戻り
油は選択切換弁1内の油路48から戻り油路44
を通つて、直接タンク45へ戻すようになつてい
る。
他方、第4切換位置21においては、第3切換
位置20と同じく、第1切換弁12の出口側に連
絡される入口ポート24から大容量ブレーカ5に
おける入口側に圧油を供給する油通路23に加え
て、更に、該第1切換弁12側に連通されないも
う1つの入口ポート26から、この圧油供給路2
3へ圧油を合流させるような合流用油路27を有
している。
位置20と同じく、第1切換弁12の出口側に連
絡される入口ポート24から大容量ブレーカ5に
おける入口側に圧油を供給する油通路23に加え
て、更に、該第1切換弁12側に連通されないも
う1つの入口ポート26から、この圧油供給路2
3へ圧油を合流させるような合流用油路27を有
している。
8が本考案の自動切換弁、即ちシヤトル弁であ
り、このシヤトル弁8の入口ポート28は、上記
他方の油圧ポンプである第3油圧ポンプ10の吐
出側へ連絡され、他方、2つの出口ポンプ29,
30のうち、その一方のポート29が第2切換弁
31の入口側へ連通され、他方の出口ポート30
が絞り32付逆止弁25を有する油路33より、
上記第4位置における合流油路27側の入口ポー
ト26へ連絡されるようになつている。
り、このシヤトル弁8の入口ポート28は、上記
他方の油圧ポンプである第3油圧ポンプ10の吐
出側へ連絡され、他方、2つの出口ポンプ29,
30のうち、その一方のポート29が第2切換弁
31の入口側へ連通され、他方の出口ポート30
が絞り32付逆止弁25を有する油路33より、
上記第4位置における合流油路27側の入口ポー
ト26へ連絡されるようになつている。
このシヤトル弁8は3つの切換位置49,5
0,51を有し、左側の位置49へ切り換える
と、他方の油圧ポンプである第3油圧ポンプ10
からの圧油が第2切換弁31側へ供給されて、前
記した上部旋回体63の旋回操作やブレードの回
動操作を行うことができる。
0,51を有し、左側の位置49へ切り換える
と、他方の油圧ポンプである第3油圧ポンプ10
からの圧油が第2切換弁31側へ供給されて、前
記した上部旋回体63の旋回操作やブレードの回
動操作を行うことができる。
他方、右側の位置51へ切り換えると、他方の
油圧ポンプである第3油圧ポンプ10からの圧油
が、油路33によつて上記合流油路27側に供給
される。
油圧ポンプである第3油圧ポンプ10からの圧油
が、油路33によつて上記合流油路27側に供給
される。
また、かかるシヤトル弁8は、中立位置50を
有しており、この中立位置において、入口ポート
28は第2切換弁31に連通する出口ポート29
及び油路33に連通する出口ポート30と連通し
て過渡期オープン回路8−1を形成おり、後述す
るように、左側の位置49から右側の位置51に
切り換える途中におけるシヤトル弁8内での圧油
の遮断を防止でき、圧油の油圧上昇による油圧ポ
ンプ10の破損を防止できる。
有しており、この中立位置において、入口ポート
28は第2切換弁31に連通する出口ポート29
及び油路33に連通する出口ポート30と連通し
て過渡期オープン回路8−1を形成おり、後述す
るように、左側の位置49から右側の位置51に
切り換える途中におけるシヤトル弁8内での圧油
の遮断を防止でき、圧油の油圧上昇による油圧ポ
ンプ10の破損を防止できる。
また、上記合流油路27の入口ポート26とシ
ヤトル弁8の出口ポート30とを結ぶ油路33の
途中には、該油路33より分岐して、このシヤト
ル弁8を切り換えるパイロツト圧供給用のパイロ
ツト圧油路7が分岐して形成されており、同パイ
ロツト圧油路7は、その他端をシヤトル弁8に連
結するとともに、その中途に、油圧ポンプ6から
第1切換弁12の圧油を送る油路52から分岐し
た油路53からの油圧Pによつて作動するパイロ
ツト弁54を具備している。
ヤトル弁8の出口ポート30とを結ぶ油路33の
途中には、該油路33より分岐して、このシヤト
ル弁8を切り換えるパイロツト圧供給用のパイロ
ツト圧油路7が分岐して形成されており、同パイ
ロツト圧油路7は、その他端をシヤトル弁8に連
結するとともに、その中途に、油圧ポンプ6から
第1切換弁12の圧油を送る油路52から分岐し
た油路53からの油圧Pによつて作動するパイロ
ツト弁54を具備している。
上記構成において、シヤトル弁8を切り換える
パイロツト圧油路7に圧油がたつていないとき
は、このシヤトル弁8は、第2切換弁31側に圧
油を供給する位置49へ切り換えた状態になつて
おり、従つて、通常の状態では、第2切換弁31
を操作して、他方の油圧ポンプである第3油圧ポ
ンプ10の圧油を上部旋回体63の旋回操作やブ
レードの操作に用いることができる。この状態か
ら選択切換弁1を操作して、大容量ブレーカ5へ
圧油を供給すべく第4切換位置21へ切り換えて
スイング操作具55を操作すると、第1切換弁1
2からの圧油が、選択切換弁1における油圧供給
路23を通つて、該ブレーカ5へ圧油が供給され
る。また、この状態では、シヤトル弁8は切り換
えられていないから、合流油路27側には該シヤ
フト弁8側からの圧油は供給されてない。
パイロツト圧油路7に圧油がたつていないとき
は、このシヤトル弁8は、第2切換弁31側に圧
油を供給する位置49へ切り換えた状態になつて
おり、従つて、通常の状態では、第2切換弁31
を操作して、他方の油圧ポンプである第3油圧ポ
ンプ10の圧油を上部旋回体63の旋回操作やブ
レードの操作に用いることができる。この状態か
ら選択切換弁1を操作して、大容量ブレーカ5へ
圧油を供給すべく第4切換位置21へ切り換えて
スイング操作具55を操作すると、第1切換弁1
2からの圧油が、選択切換弁1における油圧供給
路23を通つて、該ブレーカ5へ圧油が供給され
る。また、この状態では、シヤトル弁8は切り換
えられていないから、合流油路27側には該シヤ
フト弁8側からの圧油は供給されてない。
従つて、第1油圧ポンプ6側からの圧油がこの
合流油路27より逆に流れ、絞り32を通つてタ
ンク45へ戻る。このとき絞り32により油路3
3及び油路52,53の圧力が上昇する。
合流油路27より逆に流れ、絞り32を通つてタ
ンク45へ戻る。このとき絞り32により油路3
3及び油路52,53の圧力が上昇する。
これによつて、まず、油路53にたつた圧力P
によつてパイロツト弁54は切換られ、右側の位
置になり、これにより、油路33の圧油は、前記
パイロツト圧油路7からシヤトル弁8へ供給され
て、該シヤトル弁8を左側の位置49から右側の
位置51に切り換える。
によつてパイロツト弁54は切換られ、右側の位
置になり、これにより、油路33の圧油は、前記
パイロツト圧油路7からシヤトル弁8へ供給され
て、該シヤトル弁8を左側の位置49から右側の
位置51に切り換える。
従つて、他方の油圧ポンプである第3油圧ポン
プ10の圧油も油路33からこの合流油路27を
通つて圧油供給通路23へ合流され、一方の油圧
ポンプである第1油圧ポンプ6及び第3油圧ポン
プ10の圧油が合流した状態で大容量ブレーカ5
へ圧油が供給される。
プ10の圧油も油路33からこの合流油路27を
通つて圧油供給通路23へ合流され、一方の油圧
ポンプである第1油圧ポンプ6及び第3油圧ポン
プ10の圧油が合流した状態で大容量ブレーカ5
へ圧油が供給される。
なお、このようにシヤトル弁8を切り換えた状
態では、他方の油圧ポンプである第3油圧ポンプ
10の圧油はパイロツト圧通路7側にも供給され
るため、該シヤトル弁8を切り換えた状態に自己
保持する。
態では、他方の油圧ポンプである第3油圧ポンプ
10の圧油はパイロツト圧通路7側にも供給され
るため、該シヤトル弁8を切り換えた状態に自己
保持する。
また、上記したように、シヤトル弁8は、中立
位置50において、入力ポート28は第2切換弁
31に連通する出口ポート29及び油路33に連
通する出口ポート30の両方と連通して過渡期オ
ープン回路8−1を形成しているので、過渡期に
おいても、他方の油圧ポンプである第3油圧ポン
プ10からの圧油は第2切換弁31と油路33の
双方に流れることになり、左側の位置49から右
側の位置51に切り換える途中におけるシヤトル
弁8内での圧油の遮断を防止でき、圧油の油圧上
昇による油圧ポンプ10の破損を防止できる。
位置50において、入力ポート28は第2切換弁
31に連通する出口ポート29及び油路33に連
通する出口ポート30の両方と連通して過渡期オ
ープン回路8−1を形成しているので、過渡期に
おいても、他方の油圧ポンプである第3油圧ポン
プ10からの圧油は第2切換弁31と油路33の
双方に流れることになり、左側の位置49から右
側の位置51に切り換える途中におけるシヤトル
弁8内での圧油の遮断を防止でき、圧油の油圧上
昇による油圧ポンプ10の破損を防止できる。
また、本考案では、第1図に示すように、選択
切換弁1の各位置18,19,20にもそれぞ
れ、バイパス56,57,58を設けており、こ
れらのバイパス56,57,58によつて、選択
切換弁1のメインスプールが切換位置の中間で止
まつた場合でも、同選択切換弁1における圧油の
遮断を防止して、油圧ポンプ6,9,10の圧油
上昇による破損を防止することにできる構成とし
ている。
切換弁1の各位置18,19,20にもそれぞ
れ、バイパス56,57,58を設けており、こ
れらのバイパス56,57,58によつて、選択
切換弁1のメインスプールが切換位置の中間で止
まつた場合でも、同選択切換弁1における圧油の
遮断を防止して、油圧ポンプ6,9,10の圧油
上昇による破損を防止することにできる構成とし
ている。
なお、第1図において、41は、上記選択切換
弁1の操作具としての切換レバーを示しており、
このように、この実施例では、該切換レバー41
によつて4つの選択位置、すなわち、ブームのス
イングシリンダ2を操作する位置、バケツトのチ
ルトシリンダ3を作動させる位置、小容量ブレー
カ4を操作する位置、大容量ブレーカ5を作動さ
せる位置の4位置を選択することができるという
利点がある。
弁1の操作具としての切換レバーを示しており、
このように、この実施例では、該切換レバー41
によつて4つの選択位置、すなわち、ブームのス
イングシリンダ2を操作する位置、バケツトのチ
ルトシリンダ3を作動させる位置、小容量ブレー
カ4を操作する位置、大容量ブレーカ5を作動さ
せる位置の4位置を選択することができるという
利点がある。
勿論、この切換レバー41はペダルその他の操
作具に置換えてもよい。この場合、補助作業機
3,4,5を使用するときは、スイングシリンダ
2を使用できないが、これらを同時に使用する機
会は少ないため、このようにしても特に不都合は
ない。
作具に置換えてもよい。この場合、補助作業機
3,4,5を使用するときは、スイングシリンダ
2を使用できないが、これらを同時に使用する機
会は少ないため、このようにしても特に不都合は
ない。
また、この場合、選択切換弁1がどの位置にな
つてもブームのスイング操作を行う操作具55、
即ち、この操作具55は、第1切換弁12側に設
けられるが、このスイングブーム操作用操作具5
5によつて、チルト用シリンダ3及び各ブレーカ
4,5の圧油の操作を行うことができる。
つてもブームのスイング操作を行う操作具55、
即ち、この操作具55は、第1切換弁12側に設
けられるが、このスイングブーム操作用操作具5
5によつて、チルト用シリンダ3及び各ブレーカ
4,5の圧油の操作を行うことができる。
シヤトル弁8と選択切換弁1との連動機構は、
例えば、選択切換弁1の切換位置を電気的に検出
する等種々のものが考えられる。
例えば、選択切換弁1の切換位置を電気的に検出
する等種々のものが考えられる。
なお、第1図に示すバツクホーのおけるその他
の構成を第3図から第5図に示しており、以下、
これらの構造について説明する。
の構成を第3図から第5図に示しており、以下、
これらの構造について説明する。
第3図及び第4図において、80は上記第1切
換弁12や選択切換弁1を装備したバルブ台であ
り、同バルブ台80は、その下部側壁にフロント
カバー81を並設しており、同フロントカバー8
1には、必要時に、サードバルブ用の配管チユー
ブ82を導出するための切欠開口83が設けられ
ており、同切欠開口83には、ゴム製カバー84
が装着されている。
換弁12や選択切換弁1を装備したバルブ台であ
り、同バルブ台80は、その下部側壁にフロント
カバー81を並設しており、同フロントカバー8
1には、必要時に、サードバルブ用の配管チユー
ブ82を導出するための切欠開口83が設けられ
ており、同切欠開口83には、ゴム製カバー84
が装着されている。
また、かかるゴム製カバー84は、その下端に
配管チユーブ82に断面形状に適合した切込み線
85を設けている。
配管チユーブ82に断面形状に適合した切込み線
85を設けている。
このように、最初から切込み線85を有するゴ
ム製カバー84を用意しておけば、サードバルブ
の有無に係わらず、同一のカバーを装着でき、部
品管理、製図工数の低減を図ることができる。ま
た、配管チユーブ82に導出に際しても、切込み
線85にそつてゴム製カバー84に開口を設ける
ことによつて容易に導出することができる。さら
に、ゴム製カバー84と配管チユーブ82との〓
間の発生も防止でき、雨水や塵埃の侵入を確実に
防止することができる。
ム製カバー84を用意しておけば、サードバルブ
の有無に係わらず、同一のカバーを装着でき、部
品管理、製図工数の低減を図ることができる。ま
た、配管チユーブ82に導出に際しても、切込み
線85にそつてゴム製カバー84に開口を設ける
ことによつて容易に導出することができる。さら
に、ゴム製カバー84と配管チユーブ82との〓
間の発生も防止でき、雨水や塵埃の侵入を確実に
防止することができる。
また、第5図に、旋回機枠90の後部に取付け
たカウンタウエイト91を示しており、本考案
は、ネジ座92の直下に凹部93を設け、同凹部
93に旋回機枠90に溶接した支持座94を当接
し、カウンタウエイト91を固定するように構成
したことに特徴を有する。なお、95は、ネジ座
92を挿通し、カウンタウエイト91を旋回機枠
90に連結する固定ネジである。
たカウンタウエイト91を示しており、本考案
は、ネジ座92の直下に凹部93を設け、同凹部
93に旋回機枠90に溶接した支持座94を当接
し、カウンタウエイト91を固定するように構成
したことに特徴を有する。なお、95は、ネジ座
92を挿通し、カウンタウエイト91を旋回機枠
90に連結する固定ネジである。
このように、ネジ座92の直下に支持座94を
持つてくることによつて、固定ネジ95の弛みを
可及的に防止でき、確実に固定することができ
る。また、旋回機枠90に支持座94を溶接する
場合、固定ネジ95用のネジ孔からの距離が短
く、バラツキの発生を防止でき、溶接治具も穴基
準で簡単である。また、外観上、カウンタウエイ
ト91の内側で固定するので、有利である。な
お、96はウエイト受けである。
持つてくることによつて、固定ネジ95の弛みを
可及的に防止でき、確実に固定することができ
る。また、旋回機枠90に支持座94を溶接する
場合、固定ネジ95用のネジ孔からの距離が短
く、バラツキの発生を防止でき、溶接治具も穴基
準で簡単である。また、外観上、カウンタウエイ
ト91の内側で固定するので、有利である。な
お、96はウエイト受けである。
第1図は、本考案実施例を示す建設機械の油圧
回路図、第2図は、バツクホーの全体側面図、第
3図はバツクホーのバルブ台周りの前面図、第4
図は第3図−線による断面図、第5図はバツ
クホーのカウンタウエイト取付状態説明図であ
る。 図中、1……選択切換弁、2,3,4,5……
各作業機のアクチユエータ、6,9,10……油
圧ポンプ、7……パイロツト圧油路、8……シヤ
トル弁。
回路図、第2図は、バツクホーの全体側面図、第
3図はバツクホーのバルブ台周りの前面図、第4
図は第3図−線による断面図、第5図はバツ
クホーのカウンタウエイト取付状態説明図であ
る。 図中、1……選択切換弁、2,3,4,5……
各作業機のアクチユエータ、6,9,10……油
圧ポンプ、7……パイロツト圧油路、8……シヤ
トル弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 複数の油圧ポンプ6,9,10を備え、該複数
の油圧ポンプ6,9,10を一方の油圧ポンプ
6,9と他方の油圧ポンプ10に分けてこれらの
圧油を各作業機2,3,4,5側へ供給するよう
にした油圧回路において、 上記油圧回路の途中に、前記一方の油圧ポンプ
6,9からの圧油を複数の作業機2,3,4,5
側へ選択的に供給できる選択切換弁1を設けると
ともに、該選択切換弁1の油路を、大量の油量を
必要とする大容量作業機側の切換位置21へ切り
換えたとき、該選択切換弁1の切り換え動作に連
動して、上記一方の油圧ポンプ6,9の圧油と他
方の油圧ポンプ10の圧油を合流させて大容量作
業機側へ供給するよう切り換わるシヤトル弁8を
設け、さらに、同シヤトル弁8に、切換過渡期で
ある中間位置において、他方の油圧ポンプ10を
いずれかの油圧回路と連通させる過渡期オープン
回路8−1を設け、しかも、該選択切換弁1の、
上記大容量作業機側への切換位置21以外の切換
位置18,19,20には、他方の油圧ポンプ1
0と連絡するポートに油圧タンク45と連通する
バイパス回路56,57,58を設けたことを特
徴とする建設機械の油圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3660486U JPH0447260Y2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3660486U JPH0447260Y2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62148657U JPS62148657U (ja) | 1987-09-19 |
JPH0447260Y2 true JPH0447260Y2 (ja) | 1992-11-09 |
Family
ID=30847163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3660486U Expired JPH0447260Y2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0447260Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-12 JP JP3660486U patent/JPH0447260Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62148657U (ja) | 1987-09-19 |
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