JPH0446980Y2 - - Google Patents

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JPH0446980Y2
JPH0446980Y2 JP1986039993U JP3999386U JPH0446980Y2 JP H0446980 Y2 JPH0446980 Y2 JP H0446980Y2 JP 1986039993 U JP1986039993 U JP 1986039993U JP 3999386 U JP3999386 U JP 3999386U JP H0446980 Y2 JPH0446980 Y2 JP H0446980Y2
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JP
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transmission
vehicle
vehicle body
pair
clutch
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JP1986039993U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両に搭載されるトランスミツシヨ
ンの車体への支持構造に関する。
従来の技術 自動車等の車両は、エンジン動力がクラツチ、
トランスミツシヨン、デイフアレンシヤルギヤ等
を介して駆動輪に伝達されることにより走行され
るようになつている。前記トランスミツシヨンは
クラツチと共にエンジン本体に結合されてパワー
ユニツトを構成し、このパワーユニツトが車体フ
レームに支持されるようになつている(実開昭55
−132530)。
ところで、トラクタ等の重量物牽引車両は特に
クラツチの摩耗が激しく、クラツチ交換の頻度が
著しく多くなつてしまう。このクラツチ交換はエ
ンジン本体とトランスミツシヨンとを分離するこ
とにより行なわれるようになつている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来の車両構造では、エ
ンジン本体から分離したトランスミツシヨンはワ
イヤ等で吊り上げて移動されるようになつてい
た。このため、トランスミツシヨンを車両から移
動する際にクレーン等の大がかりな工具を必要と
すると共に、多大な作業工数を必要としていた。
また、クラツチ交換後にトランスミツシヨンをエ
ンジン本体に結合する場合にあつては、両者間の
中心合せ作業が著しく困難となつてしまう等の大
幅な労力を必要とし、作業能率が著しく悪いもの
となつていた。
そこで、本考案はトランスミツシヨンが車体に
対して移動できるようにすることにより、クラツ
チ交換の作業性を大幅に向上するようにしたトラ
ンスミツシヨンの支持構造を提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段および作用 かかる目的を達成するために本考案のトランス
ミツシヨンの支持構造は、車体若しくはトランス
ミツシヨンのうちのいずれか一方に、該トランス
ミツシヨンのドライブシヤフト軸方向に沿つて左
右に一対設けられたガイド部材と、前記車体若し
くはトランスミツシヨンのうちの他方に設けら
れ、前記ガイド部材に摺動可能に設けられると共
に、該ガイド部材との間でこじれを防止するに十
分な長さを有する左右一対の摺動部材と、該摺動
部材に両端が固設されると共に前後方向に対峙し
て一対設けられ、前記トランスミツシヨンの前後
を支持するマウントブラケツトと、により移動機
構を構成し、該移動機構を介してトランスミツシ
ヨンを車体側に移動可能に支持することにより、
クラツチ交換時にはトランスミツシヨンを前記移
動機構を介してエンジン本体から簡単に移動でき
ると共に、クラツチ交換後の結合作業も、トラン
スミツシヨンを元に戻すのみで前記移動機構を介
してエンジン本体との中心合せが簡単に行なわれ
るようになつている。
実施例 以下本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例を示すトランスミツ
シヨンの支持構造を示し、車両たとえば作業車1
に搭載されるトランスミツシヨン2に例をとつて
述べる。
即ち、該作業車1は運転席3前方のエンジンル
ーム内にエンジン本体4が設けられ、このエンジ
ン本体4にクラツチ5、前記トランスミツシヨン
2が一体に結合され、パワーユニツト6が構成さ
れている。そして、エンジン動力はクラツチ5、
トランスミツシヨン2からプロペラシヤフト7を
介してデイフアレンシヤルギヤ8に伝達され、駆
動輪としての後輪9を駆動するようになつてい
る。尚、10は前輪、11はステアリングホイー
ル、12はトランスミツシヨン2のコントロール
レバーである。
前記エンジン本体4は図外のエンジンマウント
を介して車体13側に支持されると共に、前記ト
ランスミツシヨン2は移動機構20を介して車体
13側に支持されるようになつている。該移動機
構20は第2図、第3図、第4図に示すように、
ベースマウントブラケツト25,25a,25
b,25c、防振体26,26a,26b,26
cおよびシヤフトブラケツト27,28等を介し
て車体フレーム29に装着されるガイド部材とし
てのガイドシヤフト30,31と、ガイドシヤフ
ト30,31上を摺動する摺動部材としてのパイ
プ23,24と、トランスミツシヨン2を支持し
両端がパイプ23,24に固設されたマウントブ
ラケツト21,22とにより構成されている。
前記マウントブラケツト21,22は車両前後
方向に対峙して一対設けられ、夫々の中間部がボ
ルト32を介してトランスミツシヨン2に固設さ
れるようになつている。そして、該マウントブラ
ケツト21,22の夫々対応する両端部間には前
記パイプ23,24が車両前後方向を指向して溶
接等により固設され、井桁状に構成されている。
尚、該パイプ23,24は車両前後方向を指向し
ているが、これはガイドシヤフト30,31の後
述する指向方向と同様に前記トランスミツシヨン
2と前記エンジン本体4との結合方向(トランス
ミツシヨン2内のドライブシヤフト50軸方向)
が車両前後方向となることに起因している。
一方、前記ベースマウントブラケツト25,2
5a,25b,25cは夫々ボルト33を介して
前記車体フレーム29に着脱可能に装着され、各
ベースマウントブラケツト25,25a,25
b,25cの上面には前記防振体26,26a,
26b,26cを取付けるための逆U字状のブラ
ケツト34が固設されている。前記防振体26,
26a,26b,26cは夫々逆U字状の内枠3
5、外枠35a間に弾性体35bが固着されるこ
とにより構成され、前記内枠35に植設されたボ
ルト36およびナツト36aを介して前記ブラケ
ツト34に装着されると共に、前記外枠35aに
植設されたボルト37およびナツト37aを介し
てシヤフトブラケツト27,28に装着されるよ
うになつている。該シヤフトブラケツト27,2
8は車両左右方向に一対設けられ、両端の立設片
38,38a間には車両前後方向を指向してガイ
ドシヤフト30,31が夫々嵌挿されている。3
9はガイドシヤフト30,31をシヤフトブラケ
ツト27,28に固定する係止ボルトである。
そして、前記ガイドシヤフト30,31は前記
パイプ23,24に夫々摺動可能に嵌挿されてい
る。このとき、第3図に示したように前記パイプ
23,24の移動方向つまり該パイプ23,24
と車両後方側の立設片38との間には、前記クラ
ツチ5内に収納されているクラツチデイスク5a
(第1図参照)の取外しに必要な間隙分以上の移
動距離Lが設けられている。また、前記パイプ2
3,24の長さl(第3図参照)は、ガイドシヤ
フト30,31との間で摺動される際、こじれを
生じないように十分大きな寸法に形成されてい
る。
更に、前記一方のシヤフトブラケツト27およ
びこのシヤフトブラケツト27側の前記パイプ2
3には、該パイプ23が前方移動した位置、つま
りトランスミツシヨン2がエンジン本体4に結合
された状態(第1図参照)で、互いに対峙される
第1、第2ピンブラケツト40,41が固設さ
れ、これら第1、第2ピンブラケツト40,41
間にはロツクピン42が嵌合係止されるようにな
つている。
以上の構成により、本実施例のトランスミツシ
ヨン支持構造にあつては、クラツチ交換を行なう
際、先ず、プロペラシヤフト7およびトランスミ
ツシヨン2、エンジン本体4間の締結ボルトを取
り外し、かつ、第1、第2ピンブラケツト40,
41からロツクピン42を引き抜く。そして、こ
の状態でトランスミツシヨン2を車両後方に押圧
すると、該トランスミツシヨン2は、パイプ2
3,24がガイドシヤフト30,31に対して摺
動されることにより、マウントブラケツト21,
22と共に容易に後方移動される。すると、前記
トランスミツシヨン2とエンジン本体4との間に
は、トランスミツシヨン2ストローク分の間隙が
生じ、この間隙部分からクラツチデイスク5aの
交換が行なわれる。
次に、クラツチ交換が終了してトランスミツシ
ヨン2を元に戻す際には、該トランスミツシヨン
2を車両前方に押圧するのみで元の位置に納まつ
てトランスミツシヨン2、エンジン本体4間の中
心合せが行なわれ、そして、後は締結部材および
プロペラシヤフト7を取付けるのみで作業は完了
する。
従つて、本実施例にあつてはかかるクラツチデ
イスク5a交換時には、トランスミツシヨン2を
車体から分離して吊り上げる必要がなく、しかも
トランスミツシヨン2をエンジン本体4に結合す
る際には両者間の中止合せがトランスミツシヨン
2を元に戻すのみで行なわれるため、一連の交換
作業が著しく簡単になる。また、パイプ23,2
4長さlはガイドシヤフト30,31との間でこ
じれを生じないように十分長く設定されているた
め、トランスミツシヨン2が著しく大きな荷重で
あるにもかかわらずスムーズな移動を可能にし、
かつ、ガイドシヤフト30,31との間の摺動面
積が大きくなることから、パイプ23,24、ガ
イドシヤフト30,31間の摺動時の摩耗量を大
幅に低減させることができる。
尚、本実施例にあつてはトランスミツシヨン2
自体のメンテナンスや交換等により、該トランス
ミツシヨン2を車体から取り出す際、ボルト33
を外すことにより車体フレーム29から離脱され
たベースマウントブラケツト25,25a,25
b,25cを、第4図中二点鎖線で示すように各
ガイドシヤフト30,31を中心にしてマウント
ブラケツト21,22下方に回動収納することに
より、車両上下方向投影内での突出部分を著しく
少なくできる。従つて、前記トランスミツシヨン
2の車両上方への取出しを著しく容易にすること
ができる。
ところで、本実施例にあつてはパイプ23,2
4をトランスミツシヨン2側に設け、かつガイド
シヤフト30,31を車体フレーム29つまり車
体13側に設けたものを示したが、これとは逆に
パイプ23,24を車体側、ガイドシヤフト3
0,31をトランスミツシヨン2側に設けるよう
にしたものでもよい。
考案の効果 以上説明したように本考案の車両のトランスミ
ツシヨン支持構造にあつては、移動機構を介して
トランスミツシヨンが車体側に移動可能に支持さ
れているので、エンジン本体から分離させる時の
トランスミツシヨン移動が、クレーン等を用いる
ことなく簡単に行なわれると共に、トランスミツ
シヨンのエンジン本体への結合時には、前記移動
機構に支持されたトランスミツシヨンを元に戻す
ことにより、トランスミツシヨンとエンジン本体
の結合が簡単に行なわれる。従つて、トランスミ
ツシヨンの移動作業が著しく容易になるため、ク
ラツチの交換作業能率を大幅に向上することがで
きる。更に、前記移動機構は、前後に一対のマウ
ントブラケツトと左右に一対の摺動部材とにより
井桁状に組み立てられた剛性の高い部材が左右に
一対のガイド部材上を摺動するように構成されて
おり、この摺動部材はガイド部材との間でこじれ
を防止するに十分な長さに設定されているので、
大荷重のトランスミツシヨンを案内移動する際
に、少ない押圧力で摺動部材、ガイド部材間の相
対摺動をスムーズに行なうことができると共に、
トランスミツシヨンの中心線の方向が一定に保た
れるので、トランスミツシヨンとエンジン本体の
中心合わせが簡単に行われ、作業の容易性を向上
することができる。また、前記摺動部材が長く形
成されることにより、ガイド部材との間の摺動面
積を大きくでき、これらガイド部材、摺動部材間
の摩耗を著しく抑制することができるという各種
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトランスミツシヨンの支持構
造が用いられた車両の一実施例を示す側面図、第
2図は本考案のトランスミツシヨンの支持構造の
一実施例を示す斜視図、第3図は本考案の一実施
例を示す要部側面図、第4図は本考案の一実施例
を示す要部正面図である。 2……トランスミツシヨン、4……エンジン本
体、5……クラツチ、5a……クラツチデイス
ク、6……パワーユニツト、20……移動機構、
23,24……パイプ(摺動部材)、30,31
……ガイドシヤフト(ガイド部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体若しくはトランスミツシヨンのうちのいず
    れか一方に、該トランスミツシヨンのドライブシ
    ヤフト軸方向に沿つて左右に一対設けられたガイ
    ド部材と、前記車体若しくはトランスミツシヨン
    のうちの他方に設けられ、前記ガイド部材に摺動
    可能に設けられると共に、該ガイド部材との間で
    こじれを防止するに十分な長さを有する左右一対
    の摺動部材と、該摺動部材に両端が固設されると
    共に前後方向に対峙して一対設けられ、前記トラ
    ンスミツシヨンの前後を支持するマウントブラケ
    ツトと、により移動機構を構成し、該移動機構を
    介してトランスミツシヨンを車体側に移動可能に
    支持したことを特徴とするトランスミツシヨンの
    支持構造。
JP1986039993U 1986-03-19 1986-03-19 Expired JPH0446980Y2 (ja)

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JP1986039993U JPH0446980Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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