JPH0446904Y2 - - Google Patents

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JPH0446904Y2
JPH0446904Y2 JP1986162442U JP16244286U JPH0446904Y2 JP H0446904 Y2 JPH0446904 Y2 JP H0446904Y2 JP 1986162442 U JP1986162442 U JP 1986162442U JP 16244286 U JP16244286 U JP 16244286U JP H0446904 Y2 JPH0446904 Y2 JP H0446904Y2
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JP
Japan
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electrode
welding
piece
substrates
seat cover
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JP1986162442U
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JPS6368424U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、高周波ウエルド加工機に関するも
のである。
(従来の技術) 自動車のシートカバーはパツドに表皮材を貼り
付けて形成したものが一般的である。従来の製作
手順は、シートカバーを各ピースに分けておき、
最終的にこれら各ピースを縫い合わせる(本縫
い)ようにしているが、まず各ピースの製作にあ
たり、表皮材とパツドとの仮縫いがなされてい
る。
しかし、この仮縫いは作業者のミシン掛けによ
つてなされているため、作業効率が悪い。これを
改善しようとする場合に、仮縫いの工程を高周波
ウエルド加工によつて行なうことが考えられる。
ところで、縫製ラインでは多種の自動車のシー
トカバーが流される。したがつて、仮縫いを行な
うにしても種々の仮縫いパターンがある。高周波
ウエルド加工によつて行なうにしても、それぞれ
に対応できなければならない。ところが、実際上
は従来のウエルド加工機ではこれができない(第
5図参照)。そなわち、第5図は電極部を示して
おり、AI製の基板10a,10b対の一方には
銅製の電極片11が固定してある。この電極片1
1は仮縫いのパターンに倣つて所定形状に形成し
てある。つまり、一般のウエルド加工機は一種類
のパターンにしか対応することができない専用機
なのである。
(考案が解決しようとする問題点) したがつて、従来の加工機を上記の縫製ライン
にそのまま適用しようとすれば、種々形状の電極
片11をもつた基板を容易しなければならない。
この場合には、ラインサイドにこれら基板10b
の設置場所を特に設定しなければならず、余分な
スペースが必要となつてしまう。また、段取り替
えに際しても基板10bをそつくり替えねばなら
ないことから、容易にはなしえない。
本考案はこういつた事情に鑑み、多種の溶着パ
ターンに容易に対応することができる高周波ウエ
ルド加工機を提供することを目的とした。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題を解決するため、高周
波源に接続された一対の基盤の一方には、電極を
装着可能な差込み孔を多数成形し、該差込み孔を
適宜選択して電極を装着することで任意の溶着パ
ターンに対応可能な構成としたことを特徴とす
る。
(作用) したがつて、上記の構成によれば、基板に対す
る電極の差込み位置を適宜に選択することで、被
溶着材に対する溶着パターンを容易に形作ること
ができる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
第1図は高周波ウエルド加工機の電極部を示し
ている。電極部はアルミニウム材にて形成された
一対の基板1a,1bを備えており、それぞれは
図示しない高周波源に接続されている。また、両
基板1a,1bはヒンジ2を介して開閉可能に接
続されており、シートカバー片(ピース3)のよ
うな被溶着材を両基板1a,1bの間に挟むこと
ができるように、閉止時には所定の間隔をおいて
対向するようにしてある。両基板1a,1bのう
ち、下側のもの1bはベース4上に載置されると
ともに、ここには電極チツプ5(本考案における
電極に相当する))を装着するための差込み孔6
が多数個貫通している。各差込み孔6は目の込ん
だ格子状に配置されており、基板1bのほぼ全面
に亘つて形成されている。
ここで、各電極チツプ5は銅材にて形成されて
おり、軸部5aとその下面に張出し形成されたフ
ランジ部5bとからなつている。そして、各電極
チツプ5の軸部5aは電極チツプ5を基板1bの
下面側から差込んだときに、表面側へそれぞれ所
定高さ突出するだけの高さに設定されている。な
お、各電極チツプ5のフランジ部5bは差込み孔
6における下端に形成された大径部6aにそれぞ
れ嵌り合う。
次に、本例の装置を自動車のシートカバーの製
造工程中、従来の仮縫い工程に相当する工程に組
込んだ場合における作業例を具体的に説明する。
作業の開始にあたり、車種毎に決められている
シートカバーの各ピース3の溶着パターンに適合
させるために、下側の基板1bにおける各差込み
孔6から所定位置のものを選択し、それぞれへ電
極チツプ5を下面側から差込んでおく。
この後、表皮材7(例えば塩ビシート)とパツ
ド8(例えばポリウレタンフオーム)とを重ね合
せたもとで、下側の基板1b上に仕掛ける。そし
て、これを両基板1a,1bによつて挟み付けて
高周波溶着を行なうと、表皮材7とパツド8とは
電極チツプ5が植え込まれたラインに沿つた溶着
パターンにしたがつて溶着される。
上記の接着工程を、シートカバーCを構成する
各ピースについて行なつた後、それぞれを従来と
同様にして本縫いの工程に移し、ここで最終的に
第3図に示すようなシートカバーCとして取出す
わけである。
さて、本例によれば従来の仮縫いに代えてウエ
ルド加工を採用できることから、経験の少ない作
業者であつても容易にかつ短時間で行なうことが
可能となる。
また、基板1bに対する電極チツプ5の差込み
位置を変更することで、任意の溶着パターンに容
易に変更することができる。したがつて、製造ラ
インに流されるシートカバーの種類に変更があつ
ても、電極チツプ5のみの組替えを行なうだけで
すむ。つまり、ライン内において段取り替えを行
なうことができるため、段取り替えに要する時間
も短くてすむ。また、従来では仮縫い工程をウエ
ルド加工によつて行なおうとした場合には、各種
溶着パターンに合わせて同数の専用基板を用意し
なければならなかつたのに対し、本例では汎用タ
イプであるために、従来と異なり、ラインサイド
に専用基板を待機させておくためのスペースを必
要としない利点もある。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は基板に多数個の
差込み穴を穿孔しておき、電極の差込み位置を自
由に選択できるようにした点に特徴がある。した
がつて、電極の組替えによつて任意の溶着パター
ンに対応させることができ、ウエルド加工機の汎
用化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、第
1図は本例加工機における電極部を示す斜視図、
第2図は溶着作業を示す断面図、第3図はシート
カバーを示す斜視図、第4図はシートカバーのピ
ースの溶着作業を示す説明図、第5図は従来の加
工機の電極部を示す斜視図である。 1a,1b……基板、3……シートカバーのピ
ース(被溶着材)、5……電極チツプ(電極)、6
……差込み孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高周波源に接続された一対の基盤の一方には、
    電極を装着可能な差込み孔を多数形成し、該差込
    み孔を適宜選択して電極を装着することで任意の
    溶着パターンに対応可能な構成としたことを特徴
    とする高周波ウエルド加工機。
JP1986162442U 1986-10-23 1986-10-23 Expired JPH0446904Y2 (ja)

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JP1986162442U JPH0446904Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JP1986162442U JPH0446904Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JPS6368424U JPS6368424U (ja) 1988-05-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010059567A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Yoshitaka Komura サポータ、サポータの製造方法、及び、サポータ用の溶着装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522970A (en) * 1978-08-08 1980-02-19 Kuinraito Denshi Seikou Kk High frequency welder

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