JPH0446827Y2 - - Google Patents

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JPH0446827Y2
JPH0446827Y2 JP7331086U JP7331086U JPH0446827Y2 JP H0446827 Y2 JPH0446827 Y2 JP H0446827Y2 JP 7331086 U JP7331086 U JP 7331086U JP 7331086 U JP7331086 U JP 7331086U JP H0446827 Y2 JPH0446827 Y2 JP H0446827Y2
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pipe
liquid
suction
connecting pipe
suction pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は塗料、殺虫剤、洗剤その他各種液体を
噴霧するための噴霧器における液体吸入装置に関
するものである。
(従来の技術) スプレー用液体容器の中に垂下状態で収設され
る液体吸入パイプは、従来、固定式のものが殆ど
であり、一般に下方又は特定の一方向に向けて取
付けられていた。そのため、容器内の液体残量が
少なくなると吸入パイプの下端開口が液面上に露
出して液体吸入の用をなさず、特に、天井や床等
に対し急傾斜させた状態で吹付けを行なう場合に
は、吸入パイプに空気が流入し、液体の吸上げを
行うことが出来なくなる。従つて、現在、使用さ
れている噴霧器では傾斜状態で使用する際、一
旦、蓋を取外して吸入パイプの向きを変える必要
があり、操作が煩雑になる問題があつた。
なお、本考案者は係る従来の欠点を解消するた
め、第6図に示す如く噴霧器における噴霧ノズル
部1の液体吸入口2下端開口にパイプ状連結部材
3の上端を連結し、該連結部材3の下部にスペー
サー4を介して継手パイプ5を螺着し、かつ、前
記連結部材3の外周に中間パイプ6を相対回動自
在に挿通すると共に、該中間パイプ6の下端に、
下部を湾曲させてその端部を錘部7となした吸入
パイプ8の上端を螺合連結せしめることにより、
噴霧ノズル部5の傾斜に伴つて吸入パイプ8の下
端開口8aが重力により一平面内を自由に旋回
し、液体容器内の液対が少量になつた場合でも、
常に液体中に位置し、液体の吸上げを行うことが
可能な吸入機構を実公昭54−11282号公報おいて
先に提案した。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、本考案者が先に提案した吸入機構に
おいては、吸入パイプ部材が連結部材3、中間パ
イプ6、継手パイプ5、吸入パイプ8の少なくと
も4個の部品を必要とし、かつ、前記中間パイプ
6と吸入パイプ8との接続部分に螺合構造を形成
する必要があるため、部品点数および加工工数の
増加による製造コストの高騰を招く問題があり、
この点について更に改善すべき余地がのこされて
いた。
本考案は本考案者が先に提案した上記吸入機構
を更に改善し、パイプの組み合わせ構造を簡略化
して部品点数ならびに組立工数の削減を図ると共
に、パイプの摺動対向部分に通路断面積に変化を
もたせた間隙を形成して、液膜によるシール性を
向上させ、もつて、前記問題点を解消せんとする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の構成を、添
付図面について説明する。
上端が噴霧ノズル部12の液体吸入口15に接
続される所要長さの連結パイプ14は、その中心
孔18において、下部を側方に湾曲させて、その
下端を錘部19となした吸入パイプ17の上端側
鉛直部17aを相対回動自在に挿通しており、該
吸入パイプ17の上端に抜け止めパイプ21を螺
着していると共に、前記連結パイプ14の長さ範
囲において、その長手方向の互いに離れた位置に
は、該連結パイプ14の中心孔18内面と前記吸
入パイプ17外周面との対向間隙を局部的に小さ
くした複数の絞り部24,25が形成されてい
る。
なお、前記絞り部24,25は、通常、連結パ
イプ14外面の長手方向の離れた位置に、細巾円
周状にローレツト加工を施すことにより管径縮小
部22,23を周設し、その内面と吸入パイプ1
7の外周面とを近接対向させることにより構成さ
れる。
(作用) 上記構成を備えた本考案の液体吸入装置は、第
2図の状態で噴霧ノズル部12の液体吸入口15
に取付け使用され、該噴霧ノズル部12の傾斜に
応じて吸入パイプ17の下端が重力作用方向に回
動変位し、該吸入パイプ17の下端開口を常時液
体中に浸漬させて空気の吸込みを防止する。この
とき、液体の一部は連結パイプ14と吸入パイプ
17との対向間隙に流入し、絞り部24,25で
液膜を形成してここからのエア漏れを防止すると
共に、両部材間の潤滑剤として作用し、吸入パイ
プ17の回転を円滑ならしめる。また、絞り部2
4および25の間には、環状の空気室が自然に形
成され、ここに滞留した空気が所謂エア噛み現象
によるシール作用をなし、絞り部24,25の波
膜消失を防止して、管内の液体吸上げ効率を向上
させる。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面にもとづいて詳
細に説明する。
第1図は本考案液体吸入装置を備えた噴霧機の
一例を示す側断面図、第2図は本考案に係る液体
吸入装置の正断面図、第3図は同装置の分解状態
を示す断面図、第4図は連結パイプ14と吸入パ
イプ17との関係を示す要部拡大断面図である。
これらの図において、11は塗料等の噴霧用液
体を収納した液体容器、12は該液体容器11内
の液体を吸上げ、コンプレツサ等からエアホース
13を通じて圧送される圧搾空気により噴霧状に
吹付けを行う噴霧ノズル部であり、これら両部分
によつて噴霧機Aが構成されている。
しかして、14は前記噴霧ノズル部12の液体
吸入口15に対し上端外周に形成した雄ねじ部1
6を螺着して固定される連結パイプ、17は該連
結パイプ14の中心孔18に回転自在なる如く上
端側鉛直部17aを挿通してなる吸入パイプであ
つて、該吸入パイプ17の下部17bは側方に向
けて湾曲しており、下端に肉厚の大なる錘部19
を有している。
また、上記吸入パイプ17の上端には、その内
面に螺刻した雌ねじ部20にフランジ付きの抜け
止めパイプ21が螺着されている。
上記構成の液体吸入装置は、更に、前記連結パ
イプ14長手方向の互いに離れた位置、即ち、上
下端近傍において、第4図の如く該連結パイプ1
4の外面にローレツト加工を施すことにより形成
した管径縮小部22,23の内面と吸入パイプ1
7外面との対向間隔tを部分的に間隙t′まで減少
させた絞り部24,25を有している。
なお、上記の各構成において連結パイプ14吸
入パイプ17および抜け止めパイプ21は夫々容
器11内の液体にたやすく浸蝕されない材料、例
えば真鍮の如き素材で構成するのが好ましい。
本考案の液体吸入装置は叙上の構成を有するも
のであるが、次に、その作用について説明する
と、先ず、使用に際しては、各部品を第2図の状
態に組立て、容器11に液体を満たして上下に大
きく振り、液体が連結パイプ14の中心孔18を
吸入パイプ17の外周面との対向間隙に廻るよう
にし、その後、噴霧ノズル部12の引き金26を
引き、エアホース13を通じて送られる圧縮空気
により容器11内の液体を吸い上げ先端のノズル
孔27より噴霧する。
なお、容器11内の液体残量が次第に減少し、
残り少なくなつて来た場合や、噴霧ノズル部12
を天井に向けて使用する場合においては、容器1
1の傾きに応じて吸入パイプ17が、その下端の
錘部19に作用する重力により自然に方向を変
え、下端開口を液体中に浸漬させて液体の吸い上
げを続行し、噴霧液体の中断を防止する。
また、このとき、前記連結パイプ14と吸入パ
イプ17との対向間隙においては、絞り部24,
25に液体が毛管現象による液溜まりを形成し、
かつ、両絞り部24,25間に空気溜まりが形成
されるため、該空気溜まり内の空気が丁度気泡栓
の働きをし、前記対向間隙からのエアー漏れによ
る液体吸上げ不良を防止すると共に、液体自体が
潤滑剤の役目をなし、吸入パイプ17の回転をス
ムースにして噴霧液体の中断や噴出むらを防止す
る。
第5図は本考案の液体吸入装置の変形実施例を
しめてたもので、噴霧ノズル部12側の液体吸入
孔15の開口径が小さい場合において、連結パイ
プ14の上端をジヨイントパイプ28を介して接
続したものである。従つてジヨイントパイプ28
は上部外面に前記液体吸入孔15野開口部に螺合
する雄ねじ29が形成されていると共に、下部内
面において連結パイプ14上端の雄ねじ部16に
螺合する雌ねじ部30を有している。
上記実施例の作用については前記第2図図示実
施例の場合と同様であるのでここでは説明を省略
する。
なお、本考案装置を適用した噴霧機により噴霧
される液体としては塗料の外、洗剤や殺虫剤、オ
イル等の各種液体を使用することが可能であり、
噴霧作業の高能率化ならびに噴霧液体の節約を図
ることが出来る。
また、各実施例には図示していないが、吸入パ
イプ17上端に螺着される抜け止めパイプ21と
吸入パイプ17上端面との間に、下面が前記連結
パイプ14の上端面と密接する角環状のスペーサ
を介装すれば、吸入パイプ17の自重により該ス
ペーサが挟着され、連結パイプ14と吸入パイプ
17との対向間隙からのエア漏れ防止効果が更に
向上する。
上記各実施例においては、連結パイプ14に絞
り加工を施すことにより絞り部24,25を形成
しているが、該絞り部24,25は別段、吸入パ
イプ17側の上端鉛直部17aに複数箇所管径拡
大部を形成することにより形成してもよく、又、
吸入パイプ17の外周面又は連結パイプ14の中
心孔18内面に肉厚部を設けて形成してもよい。
(考案の効果) 以上述べた如く、本考案の液体吸入装置は、上
端が噴霧ノズル部の液体吸入口に接続される所要
長さの連結パイプの中心孔に、下部を湾曲させ
て、その下端を錘部となした吸入パイプの上端側
鉛直部を相対回動自在に挿通し、該吸入パイプの
上端に抜け止めパイプを螺着せしめたものである
から、吸入装置として連結パイプ、吸入パイプお
よび抜け止めパイプの最小3部品で構成すること
が可能であり、また、そのねじ部も連結パイプお
よび吸入パイプの端部に各々1箇所設けるだけで
よいため、部品点数ならびに加工工数を減少させ
ることが出来ると共に、連結パイプと吸入パイプ
との対向間隙には通路面積を局部的に小さくした
複数の絞り部を設けているため、該絞り部に形成
される液膜によつてパイプ間が完全にシールさ
れ、前記吸入パイプの旋回によるエア吸入防止効
果と相俟つて液体吸上げ不良を未然に防止し得る
というすぐれた効果を発揮する。
しかも、本考案によれば、連結パイプと吸入パ
イプとが周方向の絞り部において線接触し、摩擦
力を軽減すると共に、絞り部に形成される液膜が
潤滑剤としての作用をなすため、吸入パイプの旋
回動作がより確実となり、エア吸入み防止が更に
向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案液体吸入装置を適用した噴霧機
の一例を示す側断面図、第2図は本考案に係る液
体吸入装置の正断面図、第3図は同装置の分解状
態を示す断面図、第4図は連結パイプと吸入パイ
プとの関係を示す要部拡大断面図、第5図は本考
案の他の実施例を示す断面図、第6図は従来の吸
入装置を示す断面図である。 11……容器、12……噴霧ノズル部、14…
…連結パイプ、15……液体吸入口、17……吸
入パイプ、17a……上端側鉛直部、17b……
下部、18……中心孔、19……錘部、21……
抜け止めパイプ、22,23……管径縮小部、2
4,25……絞り部、A……噴霧機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上端が噴霧ノズル部の液体吸入口に接続され
    る所要長さの連結パイプの中心孔に、下部を錘
    部となした吸入パイプの上端側鉛直部を相対回
    動自在に挿通し、該吸入パイプの上端に抜け止
    めパイプを螺着すると共に、前記連結パイプの
    長さ範囲において、その長手方向の互いに離れ
    た位置に、該連結パイプの中心孔内面と前記吸
    入パイプ外周面との対向間隙を局部的に小さく
    した複数の絞り部を形成せしめたことを特徴と
    する液体吸入装置。 2 絞り部が連結パイプに設けた管径縮小部と吸
    入パイプ外周面とにより形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の液体吸入装置。 3 連結パイプの管径縮小部が連結パイプの外周
    面にローレツトによる絞り加工によつて形成さ
    れた部分である実用新案登録請求の範囲第2項
    の記載の液体吸入装置。
JP7331086U 1986-05-15 1986-05-15 Expired JPH0446827Y2 (ja)

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JPS62187658U JPS62187658U (ja) 1987-11-28
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