JPH11198954A - ディスペンサー - Google Patents

ディスペンサー

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JPH11198954A
JPH11198954A JP10020123A JP2012398A JPH11198954A JP H11198954 A JPH11198954 A JP H11198954A JP 10020123 A JP10020123 A JP 10020123A JP 2012398 A JP2012398 A JP 2012398A JP H11198954 A JPH11198954 A JP H11198954A
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JP
Japan
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nozzle
base cap
opening
spout
round
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Pending
Application number
JP10020123A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kumagai
哲夫 熊谷
Shoji Uehira
庄治 植平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Can Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11198954A publication Critical patent/JPH11198954A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプディスペンサーのノズルが周方向に回
転してしまうことを防止する。 【解決手段】 ノズル3とベースキャップ4の嵌合部の
横断面形状を概略楕円形とし、ノズルの注出口317を
設けた側で、軸心からの距離を逆側よりも短寸とすると
共に、ノズルを周方向へ回動させる力とほぼ直交する方
向に伸びる直線部を備えた段差部319,454を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポンプディスペンサ
ーに関する。該ディスペンサーは、ノズルを上下動させ
ることによってポンプを作動させて内容液を取り出すも
のであり、特に、ノズルの回転を規制することにより、
内容液を最後まで注出できるようにしたディスペンサー
である。
【0002】
【従来の技術】ポンプディスペンサーのノズルとベース
キャップの従来の嵌合構造は、図19に示すように、ベ
ースキャップ4の開口部にノズル3のスカート部を嵌入
させ、該ノズル3に注出口7を設けている。ノズル3
は、下方に配置された不図示のピストンに連結され、該
ピストンはシリンダー5の中に装着されていてポンプと
なっている。該シリンダー5の下部には、内容液を吸い
上げるパイプ6が固設され、該パイプの下端は容器本体
2の胴壁12と底壁13との角に位置し、この位置は、
ノズル3の注出口7と同一の方向に保たれるように、パ
イプ6には湾曲部9が設けてある。このようにパイプの
下端が位置決めされている理由は、内容液が少なくなっ
た容器を注出口7がうつむくように傾けて使用する時も
パイプ6の下端からの内容液の吸い上げがとぎれること
なく殆ど最後まで注出できるようにするためである。ノ
ズル3の下方には不図示のスプリングが配置されてお
り、押し下げられたノズルから指を離すと、スプリング
力によって自動的にノズル3が上昇する。上記ベースキ
ャップ4は容器本体2にシリンダー5を強固に結合した
状態で嵌合固定される構造である。この種のディスペン
サーのノズルは使用中容易に回動しないことが必要であ
り、即ち、ノズル3の注出口7はパイプ6の下端の湾曲
し向いている側に向くように保たれる必要がある。
【0003】注出口7とパイプ6の下端とが同じ側を向
くように、特開平8−11957号、特開平7−315
409号、実公平8−2132号、実公平8−2133
号、実開平7−40505号公報に、凹凸を利用した位
置決めの構造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来のディス
ペンサーにおいては、凹凸の嵌合力だけでノズルの周方
向の回動を規制している。
【0005】さらに、これらの部品は、一般的に弾性の
ある熱可塑性樹脂で作られ経済性の面から薄肉に成形さ
れる。よって、ノズルを強く周方向に回すと、凹凸の両
者が弾性変形し、ノズルの周方向位置が変動してしまう
おそれを否めない。
【0006】よって、本発明の目的は、容器本体に固結
されたベースキャップに対し、ノズルの周方向位置が安
定的に決まり、従って、ノズルの注出口の方向にパイプ
の下端が保持されるディスペンサーを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ベースキャップの開口部にノズルが嵌入
していて、ノズルの上下運動によって内容液を吸い上げ
て取り出し、該内容液を吸い上げるパイプの下端の開口
が、容器本体の胴部と底壁との角でノズルの注出口の向
いている方向に向かって開口しているポンプディスペン
サーにおいて、ベースキャップの開口部及びノズルの横
断面形状が概略楕円形をしていて、ノズルの注出口が該
概略楕円形の長径若しくは短径方向に向けて設けてあ
り、ノズルの注出口の在る側では、軸心からの距離がノ
ズルの注出口の在る側とは反対側の概略楕円形断面より
も長径若しくは短径方向で短寸に成っていると共に、ノ
ズルを周方向へ回動させる力とほぼ直交する方向に伸び
る直線部を備えた段差部が設けてあるディスペンサーで
ある。
【0008】図1は本発明のディスペンサーにかかわる
ノズルとベースキャップの嵌合部を示した概略図であ
る。
【0009】図1(A)に示すように、ノズルを強制回
動しようとしてもノズルが回動しないようにするため、
ベースキャップ4の開口部401とノズル3の横断面形
状を概略楕円形とし、ノズルの注出口が設置される側の
反対方向側40を楕円形のアール部402とし、ノズル
の注出口が設置される側41,42にはアール部40
3,407につながる複数個所の段差部404,406
を設けた。当該段差部404,406は該概略楕円形の
長径に対して線対称に形成されている。
【0010】段差部404,406の構造は、回動する
方向に対して概略直交方向の直線状となるものである。
このようなベースキャップ4の開口部401とノズル3
との嵌合構造はベースキャップの開口内面形状に対し
て、ごくわずかの空間をもつような同形状のノズル外筒
部が形成されているので、両者が組付けられた時、一方
の段差嵌合部は右方向に廻すときの抵抗部となり、他方
の段差嵌合部は左方向に廻すときの抵抗部となり、ノズ
ル回動を阻止するものである。
【0011】ベースキャップ4の開口部401とノズル
3の嵌合部の構造が軸心Oを通る長径方向に於いて、軸
心Oから嵌合部までの距離が長寸部L1 と短寸部L2 を
形成し短寸部の側に回動防止のための段差部404,4
06を複数個所設けてある。
【0012】更に、段差部を形成した側のノズルは横壁
が延長し注出口を形成し、シリンダーに固着されたパイ
プの下端は注出口の方向に湾曲している。該パイプの内
口は注出口に他の部品を経由して連通している。
【0013】その他の部品の構造として、ノズルの内側
には横断面真円状の内筒部が垂下し該円筒部にピストン
等を設えたポンプが固着しており、ピストンがシリンダ
ーの中を上、下摺動する構成である。
【0014】ピストンの下降はノズルを指で押し下げる
ことで行い押圧をゆるめると内蔵するスプリングの力で
ピストン、ノズルが上昇する構造である。ノズルとピス
トンは凹凸嵌合等で固着している。
【0015】次に、前述した段差部周辺の構造について
詳述する。
【0016】図1(A)において、軸心Oを中心にO−
A線から鋭角に開いた位置で、2ケ所の段差部404,
406をO−A線と平行に設け段差部の外端同志を直線
405で結んでいる。段差部404,406の内端に連
続するアール部403,407はその反対側(A′方
向)の楕円形のアール部402よりも曲率半径が小さ
い。従って軸心Oから直線部405までの短寸部L2 の
長さは、軸心OからA′方向のアール部402の頂点ま
での長寸部L1 の長さよりも短い。開口部401の全体
形状はA−A′線の方向が長径、B−B線の方向を短径
とする概略楕円形である。
【0017】図1(B)において、O−A線から鋭角に
開いた位置に2ケ所の段差部414,416を軸心Oに
向かって形成した。段差部414,416の内端同志は
アール部415で連結したが該アール部415はA′線
の方向(長寸部の外ポイント)の楕円形のアール部41
2と同等かそれよりも大きい曲率半径である。従って、
軸心Oから段差部同志を連結するアール部415の頂点
までの短寸部L4 の長さは軸心Oからアール部412の
頂点までの長寸部L3 の長さよりも短い。段差部41
4,416の外端に連結するアール部413,417は
楕円形のアールの一部であり、開口部411の全体形状
はA−A′線の方向が長径、B−B′線の方向を短径と
する概略楕円形である。
【0018】図1(C)において、2ケ所の段差部42
4,426をO−A線と平行に設け、アール部425で
連結している。該アール部425はO−A′線側の楕円
形のアール部422よりも大きい曲率半径としている。
段差部424,426の内端はO−B、O−B′線に平
行なわずかな直線部を設け短径方向の楕円形のアール部
423,427に連続している。短寸部L6 と長寸部L
5 の関係は図1(B)と同じである。開口部421の全
体形状は(A)、(B)の場合とほぼ同じである。
【0019】図1(D)において、2ケ所の段差部43
4,436をO−A線とO−B線若しくはO−B′線の
ほぼ中間から軸心Oに向かって形成した。段差部43
4,436の外端はアール部435で連結され、アール
部435はO−A′線側の楕円形のアール部432より
も大きい曲率半径にて形成している。段差部434,4
36の内端に連続するアール部433,437はO−
A′線側の楕円形のアール部432と同一の楕円形のア
ール部の一部である。短寸部L8 と長寸部L7 の関係は
図1(B)の場合と同じである。開口部431の全体形
状は図1(A)、図1(B)の場合とほぼ同じである。
【0020】図1(E)において、2ケ所の段差部44
4,446をO−A線とO−B線若しくはO−B′線の
ほぼ中間から軸心のOに向って形成した。段差部44
4,446の内端はO−A′線側のアール部442より
も大きい曲率半径のアール部445で連結されている。
段差部444,446の外端のアール部443,447
はO−A′線側の楕円形のアール部442の一部であ
る。短寸部L10と長寸部L9 の長さ関係は図1(B)の
場合と同じである。開口部441の全体形状はA−A′
線の方向が短径、B−B線の方向を長径とする既略楕円
形である。
【0021】
【発明の実施の態様】以下、本発明に係わるディスペン
サーの種々の実施態様について、添付図面を参照して、
詳細に説明する。
【0022】実施態様1 図2は、実施態様1におけるノズルとベースキャップが
組合せられた状態を示す斜視図である。ベースキャップ
4の上方開口部451、即ち、嵌合部にノズル3の下部
が嵌入している。開口部451の平面形状はほぼ楕円形
である。長径方向の一方に直線部455を設け該直線部
455の両端から内方に向かう段差部454が形成さ
れ、該段差部454には短径方向からのアール部453
がつながっている。ノズル3の外筒部315の形状は前
記したベースキャップ4の開口部451と同様の形状で
あり、ぎりぎりの嵌入可能な寸法としている。ノズル3
の直線部318の上方に注出口317が形成されてい
る。
【0023】なお、456はベースキャップ4のくびれ
部、457はスカート部、458は肩部、459は隆起
部である。また、314はノズル3の天井部、316は
横壁である。
【0024】図3は実施態様1のノズルの一部切欠斜視
図である。図4は実施態様1のノズルの正面図である。
図5は実施態様1のノズルの底面図である。略楕円形の
天井部314から同形の外筒部315が垂下し長径方向
の一方に角形の横壁316が延長し注出口317が形成
されている。外筒部315の内側に空間をもって円筒形
の内筒部320が垂下し、該内筒部320の内側は前記
注出口317に連通している。外筒部315の形状は、
注出口317の下方に直線部318を短径方向に平行す
る形状に設けている。該直線部318の両側に段差部3
19を設けて外筒部315に連結している。
【0025】この様に直線部318は長径方向の一方に
形成されているが図5で明らかなように軸心から直線部
318までの長さは、その反対側の軸心から長寸部側の
アール頂点321までの長さよりも短い。よって、横壁
316を直線部318側に設けたので、その対向側に設
けた場合よりも軸心から注出口317の先端までの長さ
を長くすることができる。
【0026】図6は実施態様1のベースキャップの斜視
図である。図7は実施態様1のベースキャップの底面図
である。ベースキャップ4は円形の肩部458からくび
れ部456を経て円筒形のスカート部457が垂下して
いる。該スカート部457は内側に雌ネジ460を有し
ている。雌ネジ460のスタート部461の周方向位置
は、不図示の容器本体の雄ネジと嵌合し該雌ネジ460
のスタート位置により嵌合を完了した時のベースキャッ
プ4の周方向位置を所望にコントロールする。上記の肩
部458から隆起部459が上方に延長し、その内側に
開口部451が形成されている。(開口部451の形状
については「図2の説明」を参照されたい。)前記くび
れ部456は図8に示したオーバーキャップを被せるた
めのものである。内部の構造において、不図示のシリン
ダーの内側に嵌入しシリンダーの組付け安定化を図るイ
ンナーリング462等が設けられている。
【0027】図8は実施態様1のオーバキャップの斜視
図である。オーバキャップ8はベースキャップ4に嵌合
し、ノズルを保護するものである。材質は内部が良く見
える透明性のある熱可塑性樹脂を用いることが多い。オ
ーバーキャップ8とベースキャップの嵌合は、くびれ部
456にオーバーキャップ8の側壁801に形成した突
起802を嵌入させて装着させる。
【0028】実施態様1の嵌合構造の作用・効果は次の
通りである。 (1)ノズル3とベースキャップ4との嵌合部の断面形
状が概略楕円形であり、短寸部側に段差部を設けたた
め、ノズルを回転させようとじる偶力は、大きな力が短
寸部側に設けた段差部にかかって受け止められ、残りの
力が楕円形断面部分に加わって回転を防止する。この様
に、加わる力を分散できると共に、段差部は、加わる力
とほぼ直交する方向に伸びる直線部を備えているため、
丈夫になっており、大きな力に耐えられる。 (2)短寸部側で注出口317を形成しているため、ノ
ズル3の軸心から注出口317の先端までの距離を長く
することが出来る。よって、内容物を取り出す時、手の
ひら等に受け取り易いことになる。 (3)短寸部側に注出口317を設けたので、同じ長さ
の横壁316を長寸部側に設けた場合よりも注出口31
7が外方へ突き出ることがなく、オーバーキャップ7を
小径にすることができる。よってオーバーキャップの材
料節減を図ることができる。 (4)開口部451と外筒部315の形状が一見して解
る直線部318,455を備え、段差部319,454
が長径方向の一方にあるため、人手による嵌合作業を行
う時、組付方向が解り易い。又、機械的に両者を位置決
めし嵌合する場合でも方向決めが行い易い利点がある。
【0029】その他、本実施態様1の主要部品であるノ
ズル3、ベースキャップ4、シリンダー5は、ポリプロ
ピレン、高密度ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を用い所
望の着色をすることが多い。成形方法は、オーバーキャ
ップの成形も含み、インジェクション成形で製造する。
パイプ6はポリプロピレン又はポリエチレン樹脂を用
い、押出成形法で押出し、スリーブ状にカットし、所望
の曲げ加工を行ったものをシリンダー5に組付ける。容
器本体2は、熱可塑性樹脂からなるブロー成形容器、押
出チューブ容器、ガラス容器である。
【0030】実施態様2 次に、本発明に係る実施態様2のディスペンサーについ
て説明する。
【0031】図9は実施態様2のノズルとベースキャッ
プが組合せられた状態を示す斜視図である。図10及び
11は実施態様2のノズルの構造を示すものであって、
図10は一部切欠斜視図であり、図11は底面図であ
る。図12は実施態様2のベースキャップの構造を示す
一部切欠斜視図である。
【0032】図9に示した実施態様2は実施態様1と同
様にベースキャップ4の上方開口部にノズル3の下部が
嵌入しているものである。実施態様2の位置規制部の構
造は、長径方向の一方に大アール部330,464を形
成し、該大アール部330,464の両端から外方に向
かった段差部319,454を設けた。該段差部31
9,454の外端に楕円形の短径方向のアール部が連続
している。大アール部330,464はその反対側の長
寸部のアールよりも大きいアールであり、軸心から大ア
ール部330,464の頂点までの長さはその反対側の
軸心から長寸部のアール頂点321,463までの長さ
よりも短い。その他の構成に於いては実施態様1と同様
である。この様に組合せられているノズル3を回動しよ
うとしても、ベースキャップとノズルの楕円形の断面及
び段差部319と454が当接し無理廻しできない。
【0033】図10及び11は実施態様2のノズル3の
構造を示すものである。実施態様1と同様に長径方向の
一方に設けられている注出口317の下方に、軸方向に
延在するアール部330を設け、該大アール部330の
両端から軸心を中心に放射状に外方に伸びる段差部31
9を設けている。段差部319の外端と短径方向のアー
ルが連続しており前記した大アール部330の形成範囲
は軸心から100度の範囲に形成されている。その他の
構成は実施態様1と同様である。
【0034】図12は、実施態様2のベースキャップ4
の構造を示すものである。実施態様1と同様に隆起部4
59の中央部に開口部451を形成している。開口部4
51の形状は長径方向の一方に大アール部464を配置
し、その両端に段差部454を形成し、図10に示した
ノズル3の外筒部315が密に嵌入する。その他の構成
に於いては実施態様1と同様である。実施態様2のノズ
ル3とベースキャップ4の嵌合構造の特徴は、大アール
部330,464の形状が、その反対方向の長寸部アー
ル形状に類似するため外観的に違和感がないこと、段差
部319,454の形状が軸心に向かう角度としている
ことから回動に対する抵抗力が高いことがあげられる。
【0035】実施態様3 以下、本発明の実施態様3に係るディスペンサーについ
て説明する。
【0036】図13は実施態様3のノズルとベースキャ
ップが組合せられた状態を示す斜視図である。図14及
び15は実施態様3のノズルの構造を示すもので、図1
4は一部切欠き斜視図であり、図15は底面図である。
図16,17及び18は実施態様3のベースキャップの
構造を示すもので、図16は一部切欠き斜視図であり、
図17は平面図であり、図18は図17のA−A′矢視
断面図である。
【0037】実施態様3の位置規制部は、楕円形断面の
短径が交わる側の曲線と同じ曲率を持つアール部46
5,466とその両端から伸びる段差部319,454
を備えている。アール部465,466の形成範囲は軸
心から80度とし、残りの280度については楕円形の
アール部となっていて、アール部465,466は短径
が交わる側に位置している。実施態様1、2と相違する
点は注出口317を短径が交わる側に設けてある点にあ
る。本嵌合構造の回動停止機能を呈する段差部319,
454はノズル3の軸心に向う直線状当接部となってい
る。実施態様1、2と同様、開口部451の中に密にノ
ズル3の外筒部315の下方が嵌入している。
【0038】図14、15は実施態様3のノズル3の構
造を示すものである。実施態様3のノズル3は、その外
筒部315の横断面が概略楕円形に形成されているが、
その80度の範囲に於いて、軸心からの距離が短径より
も短寸な位置にアール部465を形成させている。該ア
ール部465の上方に注出口317を設けている。従っ
て、外筒部315の形状は軸心とアール部465を結ぶ
方向を短径方向、それと直交する方向を長径方向として
いる。従って、該ノズル3の指で押し下げる頂面は指の
左右方向に広く形成され指のあたりが安定することにな
る。その他の構成は、前例と同様である。
【0039】図16、17及び18は実施態様3のベー
スキャップの構造を示すものである。実施態様3のベー
スキャップ4の開口部451の形状は前記のノズル3の
外筒部315が密に嵌入する概略楕円形である。実施態
様1、2との相違点は図18に示したが、開口部451
の周囲の厚みに於いて段差部454の個所を増厚してい
る点である。その他の構成は実施態様1、2と同様であ
る。
【0040】実施態様3の特徴は、ノズル3の注出口3
17を短径方向に設けているため軸心から注出口317
の先端までの長さが合理的に短く形成されることにな
る。よって、これに被せるオーバキャップの外径を最大
限に小径化することができる。小径化することは材料の
節減とコストの低下につながる。その他ベースキャップ
4の段差部454を増厚しているためノズルを強制回動
した時段差部454の形状くずれを防いでいる。従っ
て、ノズル3は安定的に定位置に維持することが出来
る。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るディスペンサーは、上記の
構造であるので、次のような効果がある。 (1) 嵌合部が概略楕円形で長径部若しくは短径部に長寸
部及び短寸部を有する形状であり、ベースキャップとノ
ズルとの間を最小のクリアランスとし、加えて短寸部に
段差部を設けているので、該段差部で回動力の半分以上
を受け止め、残りの回動力を楕円形のアール部で受け止
めるため、ノズルの回動防止性能が優れている。 (2) 短寸部側に注出口を設けたので、横壁の長さを長く
形成することができ、よって、内容物をノズル注出口か
ら取り出し易い。 (3) 短寸部側に注出口を設けたので、同一長さの注出口
を長寸部側に設けた場合よりも注出口が外方へ突き出る
ことがなくその上に被せるオーバキャップを小径にする
ことができ、オーバキャップの材料を節減し、費用を節
約することができる。 (4) ベースキャップとノズルとの位置合せが行いやすい
ため、組立て作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスペンサーにおけるノズルとベー
スキャップの嵌合部を示した概略図である。
【図2】実施態様1におけるノズルとベースキャップが
組合せられた状態を示す斜視図である。
【図3】実施態様1のノズルの一部切欠斜視図である。
【図4】実施態様1のノズルの正面図である。
【図5】実施態様1のノズルの底面図である。
【図6】実施態様1のベースキャップの斜視図である。
【図7】実施態様1のベースキャップの底面図である。
【図8】実施態様1のベースキャップの斜視図である。
【図9】実施態様2のノズルとベースキャップが組合せ
られた状態を示す斜視図である。
【図10】実施態様2のノズルの一部切欠斜視図であ
る。
【図11】実施態様2のノズルの底面図である。
【図12】実施態様2のベースキャップの一部切欠斜視
図である。
【図13】実施態様3のノズルとベースキャップが組合
せられた状態を示す斜視図である。
【図14】実施態様3のノズルの一部切欠斜視図であ
る。
【図15】実施態様3のノズルの底面図である。
【図16】実施態様3のベースキャップの一部切欠斜視
図である。
【図17】実施態様3のベースキャップの平面図であ
る。
【図18】図17におけるA−A′矢視断面図である。
【図19】従来のディスペンサーのノズルとベースキャ
ップの嵌合構造を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ディスペンサー 2 容器本体 3 ノズル 314 天井部 315 外筒部 316 横壁 317 注出口 318 直線部 319 段差部 320 内筒部 321 アール頂点 330 大アール部 465 アール部 4 ベースキャップ 40 ノズルの注出口が設置される側の反対方
向側 41 ノズルの注出口が設置される側 42 ノズルの注出口が設置される側 401 開口部 402 アール部 403 アール部 404 段差部 405 直線部 406 段差部 407 アール部 411 開口部 412 アール部 414 段差部 415 アール部 416 段差部 421 開口部 422 アール部 423 アール部 424 段差部 425 アール部 426 段差部 427 アール部 431 開口部 432 アール部 433 アール部 434 段差部 435 アール部 436 段差部 437 アール部 441 開口部 442 アール部 443 アール部 444 段差部 445 アール部 446 段差部 447 アール部 451 開口部 453 アール部 454 段差部 455 直線部 456 くびれ部 457 スカート部 458 肩部 459 隆起部 460 雌ネジ 461 スタート部 462 インナーリング 466 アール部 5 シリンダー 6 パイプ 7 注出口 8 オーバーキャップ 9 湾曲部 12 胴壁 13 底壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースキャップの開口部にノズルが嵌入
    していて、ノズルの上下運動によって内容液を吸い上げ
    て取り出し、該内容液を吸い上げるパイプの下端の開口
    が、容器本体の胴部と底壁との角でノズルの注出口の向
    いている方向に向かって開口しているポンプディスペン
    サーにおいて、 ベースキャップの開口部及びノズルの横断面形状が概略
    楕円形をしていて、ノズルの注出口が該概略楕円形の長
    径若しくは短径方向に向けて設けてあり、ノズルの注出
    口の在る側では、軸心からの距離がノズルの注出口の在
    る側とは反対側の概略楕円形断面よりも長径若しくは短
    径方向で短寸に成っていると共に、ノズルを周方向へ回
    動させる力とほぼ直交する方向に伸びる直線部を備えた
    段差部が設けてあるディスペンサー。
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