JPH044666B2 - - Google Patents
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- JPH044666B2 JPH044666B2 JP63148547A JP14854788A JPH044666B2 JP H044666 B2 JPH044666 B2 JP H044666B2 JP 63148547 A JP63148547 A JP 63148547A JP 14854788 A JP14854788 A JP 14854788A JP H044666 B2 JPH044666 B2 JP H044666B2
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- JP
- Japan
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- tape
- capstan
- pinch roller
- cam
- cassette
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はテープカセツトより磁気テープを引き
出しカセツトの外部に引き出してカセツト外部に
設置せる回転磁気ヘツドドラムに所定角添接し、
信号の記録あるいは再生を行なう、例えばビデオ
テープレコーダ(以下VTRという)などの磁気
テープ装置に関する。
出しカセツトの外部に引き出してカセツト外部に
設置せる回転磁気ヘツドドラムに所定角添接し、
信号の記録あるいは再生を行なう、例えばビデオ
テープレコーダ(以下VTRという)などの磁気
テープ装置に関する。
従来の技術
最近のVTRではテープが引き出され回転磁気
ヘツドドラムに添接したローデイング状態で、常
に通常の信号の記録や再生を行なうだけではな
く、所望の信号の記録されているテープの位置を
素早く探す機能などを付加する多機能化のために
例えば高速再生や高速逆再生などテープの走行方
向を自在に切換えることが要求されるようになつ
てきた。このため一部のVTRでは、コストや重
量増加を犠牲にしてでもピンチローラを駆動する
などの動作態様切り換え動作をソレノイドを用い
て実現したり、あるいは高速再生態様や、高速逆
再生態様でキヤプスタンとピンチローラを用いて
テープを挟持して定速駆動する方法を採用せず
に、単にリールを駆動するだけでテープを走行さ
せる方法が取られていた。
ヘツドドラムに添接したローデイング状態で、常
に通常の信号の記録や再生を行なうだけではな
く、所望の信号の記録されているテープの位置を
素早く探す機能などを付加する多機能化のために
例えば高速再生や高速逆再生などテープの走行方
向を自在に切換えることが要求されるようになつ
てきた。このため一部のVTRでは、コストや重
量増加を犠牲にしてでもピンチローラを駆動する
などの動作態様切り換え動作をソレノイドを用い
て実現したり、あるいは高速再生態様や、高速逆
再生態様でキヤプスタンとピンチローラを用いて
テープを挟持して定速駆動する方法を採用せず
に、単にリールを駆動するだけでテープを走行さ
せる方法が取られていた。
発明が解決しようとする課題
上述した従来の方式は機構的には簡単な構成で
実現出来るが、ソレノイドを用いるため、コス
ト、消費電力、重量、動作音などの点で問題のあ
る方式であつた。また、上記のようにピンチロー
ラとキヤプスタンを用いずに、リールの駆動のみ
によりテープを走行させる場合には、ヘツドとテ
ープの接触が不安定になりやすく、テープの速度
制御も一般にはかなり困難なため再生画像に見ら
れるノイズ位置も安定せず極めて質の悪い画像に
なつてしまうものであつた。また最近はソレノイ
ドを用いずに動作態様を切換える方式として特開
昭56−114154号公報に見られるようなテープ引き
出し用のモータを用いて動作態様をも切り換える
方式が低コスト化、低消費電力化、軽量化に適す
るということで採用されるようになつてきている
が、ただ一個のモータでテープ引き出し手段と動
作態様切換手段を動作するようにしているため、
多機能化への対応が困難であつた。
実現出来るが、ソレノイドを用いるため、コス
ト、消費電力、重量、動作音などの点で問題のあ
る方式であつた。また、上記のようにピンチロー
ラとキヤプスタンを用いずに、リールの駆動のみ
によりテープを走行させる場合には、ヘツドとテ
ープの接触が不安定になりやすく、テープの速度
制御も一般にはかなり困難なため再生画像に見ら
れるノイズ位置も安定せず極めて質の悪い画像に
なつてしまうものであつた。また最近はソレノイ
ドを用いずに動作態様を切換える方式として特開
昭56−114154号公報に見られるようなテープ引き
出し用のモータを用いて動作態様をも切り換える
方式が低コスト化、低消費電力化、軽量化に適す
るということで採用されるようになつてきている
が、ただ一個のモータでテープ引き出し手段と動
作態様切換手段を動作するようにしているため、
多機能化への対応が困難であつた。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたもの
である。
である。
課題を解決するための手段
本発明はカセツトに内蔵された磁気テープをカ
セツト外部に引き出してカセツト外部に設置せる
磁気ヘツドに添接走行させ、信号を記録または再
生するよう構成され、かつ前記カセツト内の磁気
テープを引き出し得る第1位置と前記磁気テープ
をテープカセツトの外部に引き出して前記磁気ヘ
ツドに添接させ得る第2位置との間を往復移動す
るテープ引き出し手段と、このテープ引き出し手
段を駆動する第1のモータと、キヤプスタンと、
このキヤプスタンを駆動する第2のモータと、前
記キヤプスタンと協働して前記テープを定速駆動
するピンチローラと、前記第1のモータで駆動さ
れ前記ピンチローラを前記キヤプスタンに圧着・
難間するためのピンチローラ駆動手段を含む動作
態様切り換え手段とを備えたものである。
セツト外部に引き出してカセツト外部に設置せる
磁気ヘツドに添接走行させ、信号を記録または再
生するよう構成され、かつ前記カセツト内の磁気
テープを引き出し得る第1位置と前記磁気テープ
をテープカセツトの外部に引き出して前記磁気ヘ
ツドに添接させ得る第2位置との間を往復移動す
るテープ引き出し手段と、このテープ引き出し手
段を駆動する第1のモータと、キヤプスタンと、
このキヤプスタンを駆動する第2のモータと、前
記キヤプスタンと協働して前記テープを定速駆動
するピンチローラと、前記第1のモータで駆動さ
れ前記ピンチローラを前記キヤプスタンに圧着・
難間するためのピンチローラ駆動手段を含む動作
態様切り換え手段とを備えたものである。
作 用
本発明は上記構成により、テープ引出し動作と
動作態様切り換え動作を単一のモータで実現しか
つテープ引出し手段によりテープがヘツドに添接
している状態で、ピンチローラとキヤプスタンと
の協働により走行駆動される磁気テープの走行方
向を反転し得る動作態様を実現しつつ、キヤプス
タンに対するピンチローラの圧着力を同一とする
ことにより、より簡単な構成でより確実なテープ
駆動を行ない得る磁気テープ装置を提供するもの
である。
動作態様切り換え動作を単一のモータで実現しか
つテープ引出し手段によりテープがヘツドに添接
している状態で、ピンチローラとキヤプスタンと
の協働により走行駆動される磁気テープの走行方
向を反転し得る動作態様を実現しつつ、キヤプス
タンに対するピンチローラの圧着力を同一とする
ことにより、より簡単な構成でより確実なテープ
駆動を行ない得る磁気テープ装置を提供するもの
である。
実施例
以下、本発明の一実施例の磁気テープ装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。第1図と第
3図および第4図は本実施例の各状態における上
面図を示す。図中、基板2の上面に植設せる軸
4,6に各々回転自在に遊嵌された巻取リール台
10および供給リール台12は、カセツト20を
装置本体の所定の箇所に装着すると、カセツト2
0内の巻取リールハブ14、供給リールハブ16
と各各係合し、前記両リール台10,12に設け
た爪8により、一体的に回転し得る。第2図はリ
ール台駆動系の断面図を示すが、巻取リール台1
0、供給リール台12はそれぞれリール歯車3
0,40を有し、該リール歯車30,40は基板
2上に植設せる軸50,60に回転自在に遊嵌せ
る巻取リールアイドラギアユニツト52、供給リ
ールアイドラギアユニツト62とそれぞれ噛合
し、回転駆動される。該巻取リールアイドラギア
ユニツト52および供給リールアイドラギアユニ
ツト62は第2図に示すように、それぞれ巻取リ
ールアイドラギア54aと供給リールアイドラギ
ア64aの回転がフエルト56,66等の摩擦部
材を用いたクラツチ手段を介してリール歯車3
0,40に噛合する巻取リールアイドラギア54
bと、供給リールアイドラギア64bに伝達され
る構造となつている。
いて、図面を参照しながら説明する。第1図と第
3図および第4図は本実施例の各状態における上
面図を示す。図中、基板2の上面に植設せる軸
4,6に各々回転自在に遊嵌された巻取リール台
10および供給リール台12は、カセツト20を
装置本体の所定の箇所に装着すると、カセツト2
0内の巻取リールハブ14、供給リールハブ16
と各各係合し、前記両リール台10,12に設け
た爪8により、一体的に回転し得る。第2図はリ
ール台駆動系の断面図を示すが、巻取リール台1
0、供給リール台12はそれぞれリール歯車3
0,40を有し、該リール歯車30,40は基板
2上に植設せる軸50,60に回転自在に遊嵌せ
る巻取リールアイドラギアユニツト52、供給リ
ールアイドラギアユニツト62とそれぞれ噛合
し、回転駆動される。該巻取リールアイドラギア
ユニツト52および供給リールアイドラギアユニ
ツト62は第2図に示すように、それぞれ巻取リ
ールアイドラギア54aと供給リールアイドラギ
ア64aの回転がフエルト56,66等の摩擦部
材を用いたクラツチ手段を介してリール歯車3
0,40に噛合する巻取リールアイドラギア54
bと、供給リールアイドラギア64bに伝達され
る構造となつている。
一方、基板2に固定された軸受部材70に軸支
されたキヤプスタン72はその一部に回転ローラ
部74を有し、該回転ローラ部74に所定の圧着
力を付与されて圧着しているメインアイドラ76
にその回転を伝達する。メインアイドラ76は一
体に構成されたプーリ部78と基板2に植設され
た軸80に回転自在に遊嵌した中継ローラ82と
の間にベルト84を張架されており、その回転を
中継ローラ82に伝達する。前記軸80には一端
に回転自在なアイドラギア86を軸支した回転ア
ーム88が遊嵌されると共に、外周に多極着磁さ
れたマグネツト90が前記軸80とほぼ同心とな
るように回転アーム88上に一体に載置されてい
る。さらに前記中継ローラ82の内周には、マグ
ネツト90と所定のクリアランスをあけて対向す
べく磁気的にヒステリシス特性を持つ磁性材料9
2が固定され、前記マグネツト90との間に所定
の吸引力を発生し、中継ローラ82の回転方向と
同一方向の回転力を回動アーム88に付与する。
さらに前記アイドギア86は常時中継ローラ82
に設けた歯車部94と噛合するように構成されて
いると共に、装置の動作態様に応じて中継ローラ
82の回転によつて前記巻取リールアイドラギア
54aあるいは供給リールアイドラギア64aの
いずれかに噛合して、キヤプスタン72の回転を
その回転方向に応じ前記巻取リール台10又は供
給リール台12へ選択的に伝達する構成になつて
いる。基板2に植設した軸18には回動自在にピ
ンチローラレバー22が遊嵌しており、該ピンチ
ローラレバー22の一端に植設された軸24には
ピンチローラ192が回転自在に支承されてい
る。基板2に植設した軸26には回動自在でかつ
長手方向に摺動自在なごとく長穴28を設けた圧
着レバー32が遊嵌され、その一端に植設したピ
ン34には回動自在に連結アーム36が遊嵌され
ると共に該連結アーム36の他端は前記ピンチロ
ーラレバー22の他端に植設されたピン38に回
動自在に遊嵌されている。また圧着レバー32の
他端には、ばねかけ部42が形成されており、引
張りばね44が前記軸26と、ばねかけ部42の
間に張架され、圧着レバー32を第1図で上方向
に付勢し、長穴28の端部と軸26が当接した状
態になつている。即ちピンチローラレバー22と
連結アーム36と圧着レバー32で、いわゆるト
グル機構を構成していることになる。また、圧着
レバー32の他端には、ピン46が基板2に設け
た穴(図示せず)を通し装置の裏面方向に伸び後
述するメインロツド48に設けた曲げ部21に当
接するように構成されいる。従つて、第1図で後
述するメインロツド48が左方向に移動すると、
曲げ部21がピン46に当接しているので圧着レ
バー32は時計方向に回動され、ピンチローラレ
バー22は反時計方向にピンチローラ192がキ
ヤプスタン72に当接するまで回動する。ピンチ
ローラレバー22は、その後は回転されないが、
圧着レバー32は時計方向の回動を続けることに
より引張りばね44の不勢力に抗して圧着レバー
32は長穴28に案内されて第3図で下方向に移
動し、同時にピンチローラ192は所定の圧着力
でキヤプスタン72に圧着されることになる。
されたキヤプスタン72はその一部に回転ローラ
部74を有し、該回転ローラ部74に所定の圧着
力を付与されて圧着しているメインアイドラ76
にその回転を伝達する。メインアイドラ76は一
体に構成されたプーリ部78と基板2に植設され
た軸80に回転自在に遊嵌した中継ローラ82と
の間にベルト84を張架されており、その回転を
中継ローラ82に伝達する。前記軸80には一端
に回転自在なアイドラギア86を軸支した回転ア
ーム88が遊嵌されると共に、外周に多極着磁さ
れたマグネツト90が前記軸80とほぼ同心とな
るように回転アーム88上に一体に載置されてい
る。さらに前記中継ローラ82の内周には、マグ
ネツト90と所定のクリアランスをあけて対向す
べく磁気的にヒステリシス特性を持つ磁性材料9
2が固定され、前記マグネツト90との間に所定
の吸引力を発生し、中継ローラ82の回転方向と
同一方向の回転力を回動アーム88に付与する。
さらに前記アイドギア86は常時中継ローラ82
に設けた歯車部94と噛合するように構成されて
いると共に、装置の動作態様に応じて中継ローラ
82の回転によつて前記巻取リールアイドラギア
54aあるいは供給リールアイドラギア64aの
いずれかに噛合して、キヤプスタン72の回転を
その回転方向に応じ前記巻取リール台10又は供
給リール台12へ選択的に伝達する構成になつて
いる。基板2に植設した軸18には回動自在にピ
ンチローラレバー22が遊嵌しており、該ピンチ
ローラレバー22の一端に植設された軸24には
ピンチローラ192が回転自在に支承されてい
る。基板2に植設した軸26には回動自在でかつ
長手方向に摺動自在なごとく長穴28を設けた圧
着レバー32が遊嵌され、その一端に植設したピ
ン34には回動自在に連結アーム36が遊嵌され
ると共に該連結アーム36の他端は前記ピンチロ
ーラレバー22の他端に植設されたピン38に回
動自在に遊嵌されている。また圧着レバー32の
他端には、ばねかけ部42が形成されており、引
張りばね44が前記軸26と、ばねかけ部42の
間に張架され、圧着レバー32を第1図で上方向
に付勢し、長穴28の端部と軸26が当接した状
態になつている。即ちピンチローラレバー22と
連結アーム36と圧着レバー32で、いわゆるト
グル機構を構成していることになる。また、圧着
レバー32の他端には、ピン46が基板2に設け
た穴(図示せず)を通し装置の裏面方向に伸び後
述するメインロツド48に設けた曲げ部21に当
接するように構成されいる。従つて、第1図で後
述するメインロツド48が左方向に移動すると、
曲げ部21がピン46に当接しているので圧着レ
バー32は時計方向に回動され、ピンチローラレ
バー22は反時計方向にピンチローラ192がキ
ヤプスタン72に当接するまで回動する。ピンチ
ローラレバー22は、その後は回転されないが、
圧着レバー32は時計方向の回動を続けることに
より引張りばね44の不勢力に抗して圧着レバー
32は長穴28に案内されて第3図で下方向に移
動し、同時にピンチローラ192は所定の圧着力
でキヤプスタン72に圧着されることになる。
再生態様では第3図に示すように、供給リール
ハブ16上に巻回された磁気テープ180はカセ
ツト20の前面よりガイドポスト23,25およ
び27,29を植設したテープ引出し部材18
2,183をそれぞれガイド溝31,33で案内
して固定部材184,185まで移動することに
より引き出されており、回転磁気ヘツドドラム1
86とオーデイオ信号記録/再生用の固定ヘツド
188および基板2に固定したテープガイド19
0に添接する。さらにキヤプスタン72は第3図
で時計方向に回転をしているのでメインアイドラ
76は第3図で反時計方向に回転し、ベルト8
4、中継ローラ82も第3図で反時計方向に回転
する。従つて回動アーム88は軸80を中心に第
3図で反時計方向の回動力を付与され、第3図で
時計方向に回転しているアイドラギア86は巻取
リールアイドラギア54aに噛合するので巻取リ
ール台10は前記したクラツチ手段を介して時計
方向に回転し、前記ピンチローラ192とキヤプ
スタン72の協働で定速送りされた磁気テープ1
80をたるむことなく巻取リールハブ14に巻回
していく。
ハブ16上に巻回された磁気テープ180はカセ
ツト20の前面よりガイドポスト23,25およ
び27,29を植設したテープ引出し部材18
2,183をそれぞれガイド溝31,33で案内
して固定部材184,185まで移動することに
より引き出されており、回転磁気ヘツドドラム1
86とオーデイオ信号記録/再生用の固定ヘツド
188および基板2に固定したテープガイド19
0に添接する。さらにキヤプスタン72は第3図
で時計方向に回転をしているのでメインアイドラ
76は第3図で反時計方向に回転し、ベルト8
4、中継ローラ82も第3図で反時計方向に回転
する。従つて回動アーム88は軸80を中心に第
3図で反時計方向の回動力を付与され、第3図で
時計方向に回転しているアイドラギア86は巻取
リールアイドラギア54aに噛合するので巻取リ
ール台10は前記したクラツチ手段を介して時計
方向に回転し、前記ピンチローラ192とキヤプ
スタン72の協働で定速送りされた磁気テープ1
80をたるむことなく巻取リールハブ14に巻回
していく。
一方、第5図に示す基板2の裏面にはモータ
(図示せず)によつて駆動される駆動歯車160
が配設され、外周に歯車を有し、かつ基板2に植
設した軸156に回転自在に遊嵌されたサブカム
142に噛合している。また該サブカム142は
基板2に植設した軸164に回転自在に遊嵌さ
れ、外周には前記サブカム142の外周歯車と同
歯数の歯車を有し、前記サブカム142と同期同
角度回転するようにしたメインカム162と噛合
し、該メインカム162は360゜以上にわたる溝1
66を有する確動カムになつており、そのリフト
曲線は第10図に示す如く、リフト量が変化する
区間でのみ後述するカムフオロア165が移動す
るようにしてある。更に基板2の表面から裏面へ
伸びた巻取リール台10の回動軸4と巻取リール
アイドラギアユニツト52の回動軸50と基板2
の裏面に植設したガイド軸132と前記メインカ
ム162の回動軸164には前記メインカム16
2の溝166に係合するカムフオロア165を有
するメインロツド48が該メインロツド48に設
けたガイド溝35,37,39,41に沿つて往
復移動自在に遊嵌してある。更にメインロツド4
8には前記曲げ部21が設けられ前記圧着レバー
32の他端に設けたピン46と当接する様にして
いる。
(図示せず)によつて駆動される駆動歯車160
が配設され、外周に歯車を有し、かつ基板2に植
設した軸156に回転自在に遊嵌されたサブカム
142に噛合している。また該サブカム142は
基板2に植設した軸164に回転自在に遊嵌さ
れ、外周には前記サブカム142の外周歯車と同
歯数の歯車を有し、前記サブカム142と同期同
角度回転するようにしたメインカム162と噛合
し、該メインカム162は360゜以上にわたる溝1
66を有する確動カムになつており、そのリフト
曲線は第10図に示す如く、リフト量が変化する
区間でのみ後述するカムフオロア165が移動す
るようにしてある。更に基板2の表面から裏面へ
伸びた巻取リール台10の回動軸4と巻取リール
アイドラギアユニツト52の回動軸50と基板2
の裏面に植設したガイド軸132と前記メインカ
ム162の回動軸164には前記メインカム16
2の溝166に係合するカムフオロア165を有
するメインロツド48が該メインロツド48に設
けたガイド溝35,37,39,41に沿つて往
復移動自在に遊嵌してある。更にメインロツド4
8には前記曲げ部21が設けられ前記圧着レバー
32の他端に設けたピン46と当接する様にして
いる。
また、前記サブカム142も(第10図に示す
ごとく360゜以上にわたる)溝144を有する確動
カムになつており、そのリフト曲線は第10図に
示す如く、でありリフト量が変化する区間でのみ
溝144に係合するカムフオロア146を有して
一点鎖線で部分的に示されたサブロツド130が
前記メインロツド48と同様に往復移動する様に
してある。
ごとく360゜以上にわたる)溝144を有する確動
カムになつており、そのリフト曲線は第10図に
示す如く、でありリフト量が変化する区間でのみ
溝144に係合するカムフオロア146を有して
一点鎖線で部分的に示されたサブロツド130が
前記メインロツド48と同様に往復移動する様に
してある。
また、基板2の表面に植設された軸43には、
一端にポスト47を植設したテンシヨンアーム4
5が回転自在に遊嵌されていると共に、該テンシ
ヨンアーム45は引張りばね49により第1図で
反時計方向に回動付勢されている。そして、装置
の動作態様に応じてテンシヨンアーム45の端面
51が基板2の裏面に配されたサブカム142の
第1カム面53aと第2カム面53b、第3カム
面53c(第1図乃至第5図では図示せず。第6
図乃至第9図で図示する。)と基板2に設けられ
た穴55を通して当接する構成になつている。さ
らにテンシヨンアーム45には回動自在に載置さ
れた第1バンドフアスナ57aがあつて、基板2
に固定された第2バンドフアスナ57bとの間で
バンド59を供給リール台12を巻回するごとく
結合している。そして、第10図に示すサブカム
142の回転角0゜の時が第1図、第6図に示す停
止態様の状態であるが、この時、テンシヨンアー
ム45の端面51は第1カム面53aと当接して
テンシヨンアーム45の反時計方向の回動規制を
行なつているので、ポスト47はカセツト20の
開口部に位置している。
一端にポスト47を植設したテンシヨンアーム4
5が回転自在に遊嵌されていると共に、該テンシ
ヨンアーム45は引張りばね49により第1図で
反時計方向に回動付勢されている。そして、装置
の動作態様に応じてテンシヨンアーム45の端面
51が基板2の裏面に配されたサブカム142の
第1カム面53aと第2カム面53b、第3カム
面53c(第1図乃至第5図では図示せず。第6
図乃至第9図で図示する。)と基板2に設けられ
た穴55を通して当接する構成になつている。さ
らにテンシヨンアーム45には回動自在に載置さ
れた第1バンドフアスナ57aがあつて、基板2
に固定された第2バンドフアスナ57bとの間で
バンド59を供給リール台12を巻回するごとく
結合している。そして、第10図に示すサブカム
142の回転角0゜の時が第1図、第6図に示す停
止態様の状態であるが、この時、テンシヨンアー
ム45の端面51は第1カム面53aと当接して
テンシヨンアーム45の反時計方向の回動規制を
行なつているので、ポスト47はカセツト20の
開口部に位置している。
その後、サブカム142が第6図で時計方向、
即ち第10図の回動角の正方向に回動を始める
が、第1カム面53aと当接しているテンシヨン
アーム45は第1図の状態を保持している。一
方、詳細な説明は省略するが、テープ引き出し部
材182,183は前記メインカム162の回転
に応じて移動する様になつており、第10図に示
すようにメインカム162の停止態様から第5図
の時計方向の回転角40゜から180゜までの回転角範
囲で前記テープ引き出し部材182,183の移
動動作を行なう様にしてあり、該テープ引き出し
部材182,183が第1図の位置から移動しテ
ンシヨンアーム45が第1図で反時計方向に回動
してもテープ引き出し部材182と当接しないよ
うになつてから、前記テンシヨンアーム45は第
1図の位置から反時計方向に回動を始め、サブカ
ム142が第10図に示すように回転角150゜まで
回転すると、テンシヨンアーム45の端面51は
第1カム面53aと離間し、第2カム面53bと
の当接を開始する。さらにサブカム142が回転
して回転角190゜までくると第3図に示すように、
供給リール台12に巻回したバンド59がたるみ
なく張られるため、テンシヨンアーム45はそれ
以上の反時計方向への回動が規制されるので、テ
ンシヨンアーム45の端面51はカム面53aと
も離間する。そしてサブカム142が続いて回転
角205゜まで回転した状態が第7図で、端面51は
カム面53a,53b,53cのいずれからも完
全に離間した再生態様の状態になる。この時、周
知のごとく引張ばね49とピン47に添接した磁
気テープ180の張力とのバランスで、バンド5
9による供給リール台12へのブレーキ力を変化
させて、前記磁気テープ180の張力を一定に制
御することになる。
即ち第10図の回動角の正方向に回動を始める
が、第1カム面53aと当接しているテンシヨン
アーム45は第1図の状態を保持している。一
方、詳細な説明は省略するが、テープ引き出し部
材182,183は前記メインカム162の回転
に応じて移動する様になつており、第10図に示
すようにメインカム162の停止態様から第5図
の時計方向の回転角40゜から180゜までの回転角範
囲で前記テープ引き出し部材182,183の移
動動作を行なう様にしてあり、該テープ引き出し
部材182,183が第1図の位置から移動しテ
ンシヨンアーム45が第1図で反時計方向に回動
してもテープ引き出し部材182と当接しないよ
うになつてから、前記テンシヨンアーム45は第
1図の位置から反時計方向に回動を始め、サブカ
ム142が第10図に示すように回転角150゜まで
回転すると、テンシヨンアーム45の端面51は
第1カム面53aと離間し、第2カム面53bと
の当接を開始する。さらにサブカム142が回転
して回転角190゜までくると第3図に示すように、
供給リール台12に巻回したバンド59がたるみ
なく張られるため、テンシヨンアーム45はそれ
以上の反時計方向への回動が規制されるので、テ
ンシヨンアーム45の端面51はカム面53aと
も離間する。そしてサブカム142が続いて回転
角205゜まで回転した状態が第7図で、端面51は
カム面53a,53b,53cのいずれからも完
全に離間した再生態様の状態になる。この時、周
知のごとく引張ばね49とピン47に添接した磁
気テープ180の張力とのバランスで、バンド5
9による供給リール台12へのブレーキ力を変化
させて、前記磁気テープ180の張力を一定に制
御することになる。
また、これも周知のように、第3図の状態で供
給リール台12を反時計方向に回転させる場合、
引張りばね49とバンド59で形成されるバンド
ブレーキは喰い込み方向となるために大きな回転
力を必要とする。
給リール台12を反時計方向に回転させる場合、
引張りばね49とバンド59で形成されるバンド
ブレーキは喰い込み方向となるために大きな回転
力を必要とする。
そのため、例えば高速逆再生態様のごとく、供
給リール台12で磁気テープ180を巻回してい
く場合、テンシヨンアーム45を第3図で時計方
向に回動し、第4図のごとくバンド59をたるま
せて、供給リール台12へブレーキ力がかからな
いようにする必要がある。本実施例では、前記サ
ブカム142を、さらに回転角250゜まで回転さ
せ、第8図で示すように第3カム面53cと端面
51を当接させ、テンシヨンアーム45を第8図
で時計方向に回転させて、ポスト47と磁気テー
プ180の添接が略解除される位置に持ち来た
し、磁気テープ180のテープガイド190に対
する巻付角を減少させるようにしている。
給リール台12で磁気テープ180を巻回してい
く場合、テンシヨンアーム45を第3図で時計方
向に回動し、第4図のごとくバンド59をたるま
せて、供給リール台12へブレーキ力がかからな
いようにする必要がある。本実施例では、前記サ
ブカム142を、さらに回転角250゜まで回転さ
せ、第8図で示すように第3カム面53cと端面
51を当接させ、テンシヨンアーム45を第8図
で時計方向に回転させて、ポスト47と磁気テー
プ180の添接が略解除される位置に持ち来た
し、磁気テープ180のテープガイド190に対
する巻付角を減少させるようにしている。
次に本発明の実施例について、その動作を説明
する。
する。
第1図および第4図に示した停止態様から再生
釦(図示せず)を押圧するとモータ(図示せず)
にて駆動される駆動歯車160が第5図で時計方
向に回転を始め、サブカム142とメインカム1
62をそれぞれ第5図で反時計方向と時計方向に
回転させる。メインカム162が回転角40゜まで
回転すると、テープ引き出し部材182,183
は移動を開始し、磁気テープ180をカセツト2
0より外部に引き出し始め、同時にメインロツド
48も溝166に従動して第5図で右方向へ移動
を始め、ピンチローラレバー22は回動を始め
る。
釦(図示せず)を押圧するとモータ(図示せず)
にて駆動される駆動歯車160が第5図で時計方
向に回転を始め、サブカム142とメインカム1
62をそれぞれ第5図で反時計方向と時計方向に
回転させる。メインカム162が回転角40゜まで
回転すると、テープ引き出し部材182,183
は移動を開始し、磁気テープ180をカセツト2
0より外部に引き出し始め、同時にメインロツド
48も溝166に従動して第5図で右方向へ移動
を始め、ピンチローラレバー22は回動を始め
る。
一方、テンシヨンアーム45はサブカム142
の回転角150゜の回転で端面51が第1カム面53
aから第2カム面53bとの当接に切換わるた
め、第1図で反時計方向へ大きく回動するが、依
然として第2カム面53bと当接しているので、
引張りばね49の第1図で反時計方向への回動付
勢力にもかかわらず、ポスト47が磁気テープ1
80に衝撃的に接触することはない。続いてカム
162が回転角180゜まで回転するとテープ引き出
し部材182,183の移動は完了し、第3図の
状態となる。この時、第10図に示すようにメイ
ンロツド48は第5図で右方向へ約4mm移動して
おり、ピンチローラ192がキヤプスタン72に
当接を開始する。さらにサブカム142が回転し
て回転角190゜までくると、テンシヨンアーム45
の端面51は第2カム面53bから離間し、ポス
ト47は磁気テープ180と完全に接触可能な位
置まで回動することになる。さらにカム162が
回転角205゜まで回転を続けることでメインロツド
48は第5図で右方向へ6mm移動し、ピンチロー
ラ192のキヤプスタン72に対する所定の圧着
を完了すると共にスイツチ(図示せず)が動作し
てモータが停止し、サブサム142、メインカム
162の回転も停止する。
の回転角150゜の回転で端面51が第1カム面53
aから第2カム面53bとの当接に切換わるた
め、第1図で反時計方向へ大きく回動するが、依
然として第2カム面53bと当接しているので、
引張りばね49の第1図で反時計方向への回動付
勢力にもかかわらず、ポスト47が磁気テープ1
80に衝撃的に接触することはない。続いてカム
162が回転角180゜まで回転するとテープ引き出
し部材182,183の移動は完了し、第3図の
状態となる。この時、第10図に示すようにメイ
ンロツド48は第5図で右方向へ約4mm移動して
おり、ピンチローラ192がキヤプスタン72に
当接を開始する。さらにサブカム142が回転し
て回転角190゜までくると、テンシヨンアーム45
の端面51は第2カム面53bから離間し、ポス
ト47は磁気テープ180と完全に接触可能な位
置まで回動することになる。さらにカム162が
回転角205゜まで回転を続けることでメインロツド
48は第5図で右方向へ6mm移動し、ピンチロー
ラ192のキヤプスタン72に対する所定の圧着
を完了すると共にスイツチ(図示せず)が動作し
てモータが停止し、サブサム142、メインカム
162の回転も停止する。
この時、キヤプスタン72は第3図で時計方向
に回転し、メインアイドラ76は第3図で反時計
方向に回転させられる。従つてベルト84、中継
ローラ82、回動アーム88も第3図で反時計方
向に回動し、第3図で時計方向に回転しているア
イドラギア86は巻取リールアイドラギア54a
と噛合し、前記したクラツチ手段を介して巻取リ
ール台10は第3図で時計方向に回転することに
なり、前記ピンチローラ192とキヤプスタン7
2の協働で定速送りされた磁気テープ180をた
るむことなく巻取リールハブ14に巻回していく
と共に、テンシヨンアーム45が前記したごとく
所定位置に回動し、供給リールハブ14より送り
出される磁気テープ180の張力を一定に制御す
る再生態様になる。
に回転し、メインアイドラ76は第3図で反時計
方向に回転させられる。従つてベルト84、中継
ローラ82、回動アーム88も第3図で反時計方
向に回動し、第3図で時計方向に回転しているア
イドラギア86は巻取リールアイドラギア54a
と噛合し、前記したクラツチ手段を介して巻取リ
ール台10は第3図で時計方向に回転することに
なり、前記ピンチローラ192とキヤプスタン7
2の協働で定速送りされた磁気テープ180をた
るむことなく巻取リールハブ14に巻回していく
と共に、テンシヨンアーム45が前記したごとく
所定位置に回動し、供給リールハブ14より送り
出される磁気テープ180の張力を一定に制御す
る再生態様になる。
次に、この状態から高速逆再生釦(図示せず)
を押圧すると、サブカム142とメインカム16
2は第10図に示すようにモータによつてさらに
250゜まで回転する。この時、第10図に示すカム
のリフト曲線図に示すように、メインカム162
のリフト量を再生態様と同一にしてあるので、メ
インカム162で駆動されるメインロツド48は
移動せず、従つてメインロツド48により駆動さ
れるピンチローラ192はキヤプスタン72に前
述した再生態様と同一の所定の圧着力で圧着され
たままの状態となつている。テンシヨンアーム4
5は第3カム面53cと当接するので、第4図に
示された位置まで回動する。この時、キヤプスタ
ン72は第4図で反時計方向に高速逆転するの
で、ピンチローラ192と協働で送り出された磁
気テープ180は前記クラツチ手段を介して反時
計方向に回転させられる供給リール台12に係合
した供給リールハブ14に巻回されていく。テン
シヨンアーム45のポスト47への磁気テープ1
80の添接が略解除されると共に、テープガイド
190に対する磁気テープ180の巻回角も少な
いので、走行中の磁気テープ180の摩擦損失も
少なく、安定したテープ走行が得られることにな
る。また、詳細な説明は省略するが、サブカム1
42がさらに回転角300゜まで回転した位置は記録
の一時停止態様になつており、テンシヨンアーム
45の端面51は第3カム面53cに当接してテ
ンシヨンアーム45を第8図で時計方向に回動せ
しめ、ポスト47と磁気テープ180を完全に離
間せしめるように第3カム面53cの形状が定め
られている。
を押圧すると、サブカム142とメインカム16
2は第10図に示すようにモータによつてさらに
250゜まで回転する。この時、第10図に示すカム
のリフト曲線図に示すように、メインカム162
のリフト量を再生態様と同一にしてあるので、メ
インカム162で駆動されるメインロツド48は
移動せず、従つてメインロツド48により駆動さ
れるピンチローラ192はキヤプスタン72に前
述した再生態様と同一の所定の圧着力で圧着され
たままの状態となつている。テンシヨンアーム4
5は第3カム面53cと当接するので、第4図に
示された位置まで回動する。この時、キヤプスタ
ン72は第4図で反時計方向に高速逆転するの
で、ピンチローラ192と協働で送り出された磁
気テープ180は前記クラツチ手段を介して反時
計方向に回転させられる供給リール台12に係合
した供給リールハブ14に巻回されていく。テン
シヨンアーム45のポスト47への磁気テープ1
80の添接が略解除されると共に、テープガイド
190に対する磁気テープ180の巻回角も少な
いので、走行中の磁気テープ180の摩擦損失も
少なく、安定したテープ走行が得られることにな
る。また、詳細な説明は省略するが、サブカム1
42がさらに回転角300゜まで回転した位置は記録
の一時停止態様になつており、テンシヨンアーム
45の端面51は第3カム面53cに当接してテ
ンシヨンアーム45を第8図で時計方向に回動せ
しめ、ポスト47と磁気テープ180を完全に離
間せしめるように第3カム面53cの形状が定め
られている。
次に停止釦を押した場合、モータが逆転し、サ
ブカム142、メインカム162はそれぞれ第5
図で時計方向と反時計方向に回転を始め、再生態
様に対応する位置を通過した後、テンシヨンアー
ム45は端面51を第2カム面53aそして第1
カム面53bによつて引張りばね49の付勢力に
抗して第3図で時計方向に大きく回動せしめられ
る。しかる後にテープ引き出し部材182,18
3をカセツト20の方向へ移動させると共に、ピ
ンチローラ192がキヤプスタン72より離間せ
しめられる。また、キヤプスタン72は第3図で
反時計方向に回転し、アイドラギア86は供給リ
ールアイドラギア64aと噛合し、供給リール台
12を第3図で反時計方向に回転させ、引出され
ていた磁気テープを、たるみなく供給リールハブ
16に巻回する。そしてサブカム142、メイン
カム162が回転を続け、回転角0゜になるとスイ
ツチ(図示せず)が動作してモータは停止し、さ
らにキヤプスタン72の回転も停止して第1図に
示す停止態様となる。
ブカム142、メインカム162はそれぞれ第5
図で時計方向と反時計方向に回転を始め、再生態
様に対応する位置を通過した後、テンシヨンアー
ム45は端面51を第2カム面53aそして第1
カム面53bによつて引張りばね49の付勢力に
抗して第3図で時計方向に大きく回動せしめられ
る。しかる後にテープ引き出し部材182,18
3をカセツト20の方向へ移動させると共に、ピ
ンチローラ192がキヤプスタン72より離間せ
しめられる。また、キヤプスタン72は第3図で
反時計方向に回転し、アイドラギア86は供給リ
ールアイドラギア64aと噛合し、供給リール台
12を第3図で反時計方向に回転させ、引出され
ていた磁気テープを、たるみなく供給リールハブ
16に巻回する。そしてサブカム142、メイン
カム162が回転を続け、回転角0゜になるとスイ
ツチ(図示せず)が動作してモータは停止し、さ
らにキヤプスタン72の回転も停止して第1図に
示す停止態様となる。
発明の効果
以上、本発明を実施例に基づき詳細に説明した
ように本発明は、カセツトに内蔵された磁気テー
プをカセツト外部に引き出してカセツト外部に設
置せる磁気ヘツドに添接走行させ、信号を記録ま
たは再生するよう構成され、かつ前記カセツト内
の磁気テープを引き出し得る第1位置と前記磁気
テープをテープカセツトの外部に引き出して前記
磁気ヘツドに添接させ得る第2位置との間を往復
移動するテープ引き出し手段と、このテープ引き
出し手段を駆動する第1のモータと、キヤプスタ
ンと、このキヤプスタンを駆動する第2のモータ
と、前記キヤプスタンと協働して前記テープを定
速駆動するピンチローラと、前記第1のモータで
駆動され前記ピンチローラを前記キヤプスタンに
圧着・離間するためのピンチローラ駆動手段を含
む動作態様切り換え手段とを備え、前記テープ引
き出し手段が前記第2位置に位置する状態で、前
記ピンチローラと前記キヤプスタンとの協働によ
り走行駆動される前記磁気テープの走行方向が異
なる第1の動作態様と第2の動作態様を有し、前
記キヤプスタンに対する前記ピンチローラの押圧
圧着力がこの第1の動作態様と第2の動作態様に
おいて共に同一となるよう構成したことによつ
て、テープの引出し手段と動作態様切り換え手段
を単一のモータで動作させる方式でテープ引出し
手段によりテープがヘツドに添接している状態で
ピンチローラとキヤプスタンによるテープの走行
駆動方向を反転し得る動作態様が可能となり、低
コストで多機能化が実現できる。しかも安定した
テープ駆動力が得られ、テープの走行性能を安定
させることが出来る。従つてテープとヘツドの接
触状態が良好となり、安定した信号の再生が可能
で良好な画像が得られる。また、ピンチローラ圧
着力が一定であるので、動作態様によりピンチロ
ーラ圧着力が増大し、キヤプスタンの軸受やピン
チローラの軸受等に過負荷の加わる心配もなく装
置の信頼性も向上するという実用上の優れた効果
を有する。
ように本発明は、カセツトに内蔵された磁気テー
プをカセツト外部に引き出してカセツト外部に設
置せる磁気ヘツドに添接走行させ、信号を記録ま
たは再生するよう構成され、かつ前記カセツト内
の磁気テープを引き出し得る第1位置と前記磁気
テープをテープカセツトの外部に引き出して前記
磁気ヘツドに添接させ得る第2位置との間を往復
移動するテープ引き出し手段と、このテープ引き
出し手段を駆動する第1のモータと、キヤプスタ
ンと、このキヤプスタンを駆動する第2のモータ
と、前記キヤプスタンと協働して前記テープを定
速駆動するピンチローラと、前記第1のモータで
駆動され前記ピンチローラを前記キヤプスタンに
圧着・離間するためのピンチローラ駆動手段を含
む動作態様切り換え手段とを備え、前記テープ引
き出し手段が前記第2位置に位置する状態で、前
記ピンチローラと前記キヤプスタンとの協働によ
り走行駆動される前記磁気テープの走行方向が異
なる第1の動作態様と第2の動作態様を有し、前
記キヤプスタンに対する前記ピンチローラの押圧
圧着力がこの第1の動作態様と第2の動作態様に
おいて共に同一となるよう構成したことによつ
て、テープの引出し手段と動作態様切り換え手段
を単一のモータで動作させる方式でテープ引出し
手段によりテープがヘツドに添接している状態で
ピンチローラとキヤプスタンによるテープの走行
駆動方向を反転し得る動作態様が可能となり、低
コストで多機能化が実現できる。しかも安定した
テープ駆動力が得られ、テープの走行性能を安定
させることが出来る。従つてテープとヘツドの接
触状態が良好となり、安定した信号の再生が可能
で良好な画像が得られる。また、ピンチローラ圧
着力が一定であるので、動作態様によりピンチロ
ーラ圧着力が増大し、キヤプスタンの軸受やピン
チローラの軸受等に過負荷の加わる心配もなく装
置の信頼性も向上するという実用上の優れた効果
を有する。
第1図は本発明の一実施例の停止態様での要部
表面図、第2図はリール駆動系の概略断面図、第
3図は再生態様における要部表面図、第4図は高
速逆再生態様における要部表面図、第5図は停止
様態における要部裏面図、第6図、第7図および
第8図はテンシヨンレバーの動作説明図、第9図
はテンシヨンレバー動作系の概略断面図、第10
図はカムのリフト曲線図である。 14……巻取リールハブ、16……供給リール
ハブ、20……カセツト、45……テンシヨンア
ーム、47……ポスト、48……メインロツド、
51……端面、53a……第1カム面、53b…
…第2カム面、53c……第3カム面、59……
バンド、130……サブロツド、142……サブ
カム、162……メインカム、180……磁気テ
ープ。
表面図、第2図はリール駆動系の概略断面図、第
3図は再生態様における要部表面図、第4図は高
速逆再生態様における要部表面図、第5図は停止
様態における要部裏面図、第6図、第7図および
第8図はテンシヨンレバーの動作説明図、第9図
はテンシヨンレバー動作系の概略断面図、第10
図はカムのリフト曲線図である。 14……巻取リールハブ、16……供給リール
ハブ、20……カセツト、45……テンシヨンア
ーム、47……ポスト、48……メインロツド、
51……端面、53a……第1カム面、53b…
…第2カム面、53c……第3カム面、59……
バンド、130……サブロツド、142……サブ
カム、162……メインカム、180……磁気テ
ープ。
Claims (1)
- 1 カセツトに内蔵された磁気テープをカセツト
外部に引き出してカセツト外部に設置せる磁気ヘ
ツドに添接走行させ、信号を記録または再生する
よう構成され、かつ前記カセツト内の磁気テープ
を引き出すための第1位置と前記磁気テープをテ
ープカセツトの外部に引き出して前記磁気ヘツド
に添接させるための第2位置との間を往復移動す
るテープ引き出し手段と、このテープ引き出し手
段を駆動する第1のモータと、キヤプスタンと、
このキヤプスタンを駆動する第2のモータと、前
記キヤプスタンと協働して前記テープを定速駆動
するピンチローラと、前記第1のモータで駆動さ
れ前記ピンチローラを前記キヤプスタンに圧着・
離間するためのピンチローラ駆動手段を含む動作
態様切り換え手段とを備え、前記テープ引き出し
手段が前記第2位置に位置する状態で、前記ピン
チローラと前記キヤプスタンとの協働により走行
駆動される前記磁気テープの走行方向が異なる第
1の動作態様と第2の動作態様を有し、前記キヤ
プスタンに対する前記ピンチローラの押圧圧着力
がこの第1の動作態様と第2の動作態様において
共に同一となるよう構成したことを特徴とする磁
気テープ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63148547A JPS6427069A (en) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | Magnetic tape device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63148547A JPS6427069A (en) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | Magnetic tape device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6427069A JPS6427069A (en) | 1989-01-30 |
JPH044666B2 true JPH044666B2 (ja) | 1992-01-29 |
Family
ID=15455203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63148547A Granted JPS6427069A (en) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | Magnetic tape device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6427069A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001283488A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
-
1988
- 1988-06-16 JP JP63148547A patent/JPS6427069A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6427069A (en) | 1989-01-30 |
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