JPH0446587Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、就務などに便利なオフイステーブルに
関する。

従来の技術 従来のオフイステーブルは、一般に逆Ｔ字型乃
至門型を呈する左右一対の脚部材の中間部乃至上
端部を横桟などにより連結すると共に、その一対
の脚部材の上部間に、天板を取り付けて成るも
の、或いはコ字状をなす左右一対の脚部材の上端
部を横桟などにより連結すると共に、その一対の
脚部材の上部間と背面部間とに、天板及び幕板を
夫々取り付けて成るものであつた。

考案が解決しようとする問題点 従つて、上記したいづれのテーブルの場合も、
就務に必要な照明灯、電話機置き台、トレー或い
はOA機器テーブルとして使用する場合の原稿置
き台等は、専ら天板上に載置しなければならずそ
のため、就務に用いる天板面が縮小したり、或い
は邪魔になつて就務に不便が生じたりするほか、
天板面を広くしようとしても、簡単に行えないな
どの欠陥があつた。

問題を解決するための手段 そこで本願は、垂直部の上下端に、夫々前方に
水平状に延びる支持部と脚部と、この脚部の後面
に延設される補助脚部とを設け、かつ、垂直部の
後面位置に、取付部を設けた左右一対の脚部材
と、端部が脚部材の取付部に取り付けられて、左
右一対の脚部材を連結するビームと、左右一対の
脚部材の支持部間に、下面が取り付けられる天板
と、補助天板の下面左右位置に、前記脚部材の取
付部と対向してビームの端部を前記取付部との間
で挾着する取付部を下端に有した支持アームを
夫々垂設して成る補助テーブルとから構成して、
上記した従来のものの欠陥を改善したものであ
る。

作 用 しかして、左右一対の脚部材の取付部と、左右
一対の支持アームの取付部との間に、ビームの端
部を夫々介在すると共に、これら三者を慣用の手
段例えばボルト、ナツトの緊締により固着し、か
つ、左右一対の脚部材の支持部間に、天板の下面
を取り付けて、補助天板に相当して就務面を拡張
するものである。

実施例 以下本願の実施例を図面について詳述すると、
第１図は総体を示しており、１，２は垂直部３の
上端及び下端に夫々前方に延びる水平状の支持部
４及び脚部５を一体に設け、かつ、垂直部３の後
面上端部に取付部６を設けて成る脚部材で、支持
部４の後部４′は、下向きに傾斜してあり、脚部
５の下面前後位置に接地片７が設けてある。

また取付部６は第３，４図で示すように、縦長
凹状に形成され、その内面に、幅方向で平行する
２条の係合溝８，８′を有している。

９は前記脚部５より短尺の補助脚部で、先端下
面に接地片７を有し、かつ、第２図で示すよう
に、補助脚部９が、脚部５の後方に延長するよう
に、そらの下面に、連結片１０を止着することに
より延設してある。

１１は補助天板１２の下面左右位置に、前記取
付部６と対向するように、下端に取付部１３を有
し、かつ、中間部が傾斜した支持アーム１４を
夫々垂設して成る補助テーブルで、その取付部１
３は、第３，６図で示すように前記取付部６と同
様に、縦長凹状に形成され、その内面に、幅方向
に平行する２条の係合溝１５，１５′を有してい
る。１６は断面が、縦長のパイプから成るビーム
で、その両端部に連結駒１７がボルトを介して
夫々取り付けてある。この連結駒１７は、第５図
から明らかなように丁度前記取付部６，１３との
間に嵌合する大きさと形状を有し、その外周面に
は、前記係合溝８，８′及びこれと対向する係合
溝１５，１５′とに夫々係合する２条の係合突条
１８，１８′が並設される。

１９は天板で、左右一対の脚部材の支持部４，
４間に渡架されて、その下面が慣用の取付手段例
えばネジ杆により止着される。

しかして、ビーム１６の両端部に設けた連結駒
１７の係合突条１８，１８′が、取付部６及び１
３の各係合溝８，８′及び１５，１５′に係合する
ように、前記連結駒１７を取付部６と１３との間
に介在して、ボルト、ナツト２０によつて緊締す
ることにより、左右一対の脚部材１，２と補助テ
ーブル１１の左右一対の支持アーム１４，１４′
とをビーム１２によつて連結し、かつ、前記脚部
材１，２の支持部４間に、天板１９を渡架すると
共に、ネジ杆により止着して、第１図で示すよう
に目的とするオフイステーブルを構成するもので
ある。

なお本実施例において、天板１９と補助天板１
２とが、同一水平面で一致するように構成した場
合を示したが、補助天板１２の高さ位置を、天板
１９の高さ位置と異ならしめてもよことは勿論で
ある。

考案の効果 以上のように本願によれば、補助テーブルが主
テーブルに対し、簡単かつ、一体に取り付けられ
て、天板面が拡張され、従つて就務スペースを広
く形成できて、就務に便利であるという利点を有
する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は総
体斜視図、第２図は脚部の一部裁断した拡大部分
図、第３図はビームの取付部分の一部断面した分
解側面図、第４図は取付部片の内面図、第５図
は、ビームの取付状態を示す一部断面した部分側
面図、第６図はアームの取付部の内面図である。 図中、、１，２は脚部材、３は垂直部、４は支
持部、５は脚部、６，１３は取付部、８，８′，
１５，１５′は係合凹溝、９は補助脚部片、１１
は補助テーブル、１２は補助天板、１４は支持ア
ーム、１６はビーム、１７は連結駒、１８，１
８′は係合突条、１９は天板である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 垂直部の上下端に、夫々前方に水平状に延び
   る支持部と脚部と、この脚部の後面に延設され
   る補助脚部とを設け、かつ、垂直部の後面位置
   に、取付部を設けた左右一対の脚部材と、端部
   が脚部材の取付部に取り付けられて、左右一対
   の脚部材を連結するビームと、左右一対の脚部
   材の支持部間に、下面が取り付けられる天板
   と、補助天板の下面左右位置に、前記脚部材の
   取付部と対向してビームの端部を前記取付部と
   の間で挾着する取付部を下端に有した支持アー
   ムを夫々垂設して成る補助テーブルとから構成
   したことを特徴とするオフイステーブル。 (2) 支持部の後部と、支持アームの中間部とを、
   下向きに傾斜して成る実用新案登録請求の範囲
   第１項記載のオフイステーブル。 (3) ビームが、断面縦長状のパイプの両端部に連
   結駒を取り付けて成る実用新案登録請求の範囲
   第１項または第２項記載のオフイステーブル。 (4) 天板と、補助天板とを同一平面で一致させて
   成る実用新案登録請求の範囲第１項、第２項ま
   たは第３項記載のオフイステーブル。