JPH0449950Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、就務に便利な側方に連結可能なオフイ
ステーブルに関する。

従来の技術 従来のオフイステーブルは、一般に逆Ｔ字型乃
至門型を呈する左右一対の脚部材の中間部乃至上
端部を横浅などにより連結すると共に、その一対
の脚部材の上部間に、天板を取り付けて成るも
の、或いはコ字状をなす左右一対の脚部材の上端
部を横浅などにより連結すると共に、その一対の
脚部材の上部間と背面部間とに、天板及び幕板を
夫々取り付けて成るものであつた。

考案が解決しようとする問題点 従つて、上記したいづれのテーブルの場合も、
テーブルを横方向に連結しようとするときは、独
立したテーブルの側面同志を単に接合する程度で
あるので、テーブルが相互に移動して不揃いとな
つたり、またOA機器の操作に不便をきたすなど
の欠陥があつた。

問題点を解決するための手段 そこで本願は、垂直部の上下端に、夫々前方に
水平に延びる支持杆と脚杆とを設けると共に、前
記支持杆に、取付孔を左右に並列した支持部を形
成し、かつ、垂直部の背面位置に、軸方向に少な
くとも２つの係合凹溝を並設した取付部を有する
左右一対の脚部材と、前記取付部との間に後述の
連結駒を挟着するための取付部片と、前記係合凹
溝の一つと係合する係合突条を設けた連結駒を両
端部に有して、前記左右一対の脚部材を連結する
ビームと、左右一対の脚部材の支持部間に下面が
載置され、かつ、前記取付孔と適合する取付孔を
有してねじ部材により止着される天板とから構成
して、上記した従来のものの欠陥を改善したもの
である。

作 用 しかして、単体のテーブルを構成するときは、
脚部材の取付部に並設した２つの係合凹溝のう
ち、外側位置の係合凹溝に、連結駒の係合突条が
係合するように、取付部と取付部片との間で連結
駒を挟着することにより、左右一対の脚部材をビ
ームにより連結すると共に、その左右一対の脚部
材の支持部間に、天板を渡架し、かつ、支持部に
並設した２個の取付孔のうち、外側位置の取付孔
に、天板に設けた取付孔を適合し、これらに、ね
じ部材を挿通し、かつ、螺締することにより、天
板を支持部に止着するものであり、またテーブル
を横方向に連結しようとするときは、左右両側位
置における脚部材に対するビーム及び天板の取り
付けは、上記と同様であるが、中間位置において
は、中間に位置する脚部材の取付部に並設し係合
凹溝に、一方のビームの一方の連結駒に設けた係
合突条と、他方の連結駒に設けた係合突条とが係
合するように、その取付部と、取付部片との間で
２個の連結駒を共通に挟着すると共に、中間位置
にある脚部材の支持部面に、２枚の天板端部同志
を載置して、支持部に並設した２つの取付孔に、
夫々天板の取付孔を適合して、ねじ部材により止
着して構成する。

実施例 以下本願の実施例を図面について詳述すると、
第１図は、器具を備えた状態におけるテーブル単
体の総体を示しており、１，２は垂直部３の上端
及び下端に夫々前方に延びる水平状の支持杆４及
び脚杆５を一体に設け、かつ、垂直部３の後面上
端部に取付部６を設けて成る脚部材で、前記支持
杆４は、その前後位置に、２個の取付孔７ａ，７
ｂを並設した幅広の支持部８を有し、かつ、後部
は、下向きに傾斜ａしてあり、また脚杆５の下面
前後位置に接地片９が設けてある。

前記取付部６は第２，４図で示すように、縦長
凹状に形成され、その内面に、軸方向で平行する
２条の係合溝１１ａ，１１ｂを有している。１２
は前記取付部６と同様第２，６図で示すように、
内面が縦長凹状に形成され、その内面に幅方向で
平行する２条の係合溝１３ａ，１３ｂを有して成
る取付部片で、その上下位置が、前記取付軸６に
対しボルト・ナツトなどの止具１４により取り付
けられる。１５は断面が、縦長のパイプから成る
ビームで、その両端部に例えば鋳物から成る連結
駒１６がボルトを介して夫々取り付けてある。こ
の連結駒１６は、第５図から明らかなように丁度
前記取付部６と取付部片１２との間に嵌合する大
きさと形状を有し、その外周面には、前記係合溝
１１ａ，１１ｂ及びこれと対向する係合溝１３
ａ，１３ｂのうちの一つと選択的に係合する一つ
の係合突条１７が設けている。

１８は天板で、左右一対の脚部材の支持部８，
８間に渡架されて、その下面端部寄りには、前記
取付孔７ａ，７ｂと夫々合致するインサートナツ
トから成る取付孔１９ａ，１９ｂが並設してあ
り、これにねじ部材２０を螺締することにより、
支持部８に対し、天板１８が止着される。

しかして、ビーム１５の両端に設けた連結駒１
６の係合突条１５が、取付部６及び取付部片１２
の各外側位置の係合溝１１ａ及び１３ａに係合す
るように、前記連結駒１６を取付部６と取付部片
１２と間に介在して、ねじ杆とナツト１４によつ
て緊締することにより、左右一対の脚部材１，２
をビーム１５によつて連結し、かつ、前記脚部材
１，２の支持杆４間に天板１８を渡架すると共
に、ねじ孔７ａと１９ａ及び７ｂと１９ｂとに
夫々ねじ部材２０を挿通し、かつ、螺締すること
により、第１図で示すように、単体のテーブルが
構成される。

また２個のテーブルＡとＢを横方向に連結する
場合には、３個の脚部材を用い、両側端に位置す
る脚部材への連結駒の取り付けは、上記した場合
と同様であるが、中間に位置する脚部材２に対す
る左右ビーム１５，１５′の取り付けは、第８，
９図に示すように、脚部材２の取付部６における
一方の係合溝１１ａに、一方のビーム１５の一方
の端部に設けた連結駒１６の係合突条１７が係合
し、他方の係合凹溝１１ｂに、他方のビーム１
５′の他方の端部に設けた連結駒１６′の係合突条
１７′が係合するように、前記取付部６に取付部
片１２を取り付けることにより、それらの間で、
２個の連結駒１６，１６′を共通に挟着すると共
に、前記脚部材２の支持部８の面上に、左右２枚
の天板１８，１８′の側端部を共通に載置し、こ
の状態で、一方の天板１８の外方位置の取付孔１
９ａを、支持部８の一方の取付孔７ａに、また他
方の天板１８′の外方位置の取付孔１９ａを、支
持部８の他方の取付孔７ｂに夫々適合し、これら
に、ねじ部材２０を挿通して螺締するものであ
る。

考案の効果 本願は叙上のように構成されるものであるか
ら、極めて簡単な構成により、複数のテーブルを
横方向に一体に連結することができて、テーブル
相互間が乱りに移動することがなく、OA機器の
操作に便利であると共に、その連結に際し、中間
に位置する一方の脚部材の省略ができて経済的で
あり、かつ、天板下面のスペースを大きく取るこ
とができるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の一実施例を示すもので、第１図は
単体の総体斜視図、第２図は取付部分の一部断面
した分解側面図、第３図は脚部材の平面図、第４
図は取付部の内面図、第５図はビームの一部断面
した部分側面図、第６図は取付部片の内面図、第
７図は天板の端部分の下面図、第８図はテーブル
を連結した状態の斜視図、第９図は中間連結部分
の背面図である。 図中、１，２は脚部材、３は垂直部、４は支持
杆、５は脚杆、６は取付部、７ａ，７ｂ，１９
ａ，１９ｂは取付孔、８は取付部、１１ａ，１１
ｂ，１３ａ，１３ｂは係合溝、１２は取付部片、
１５，１５′はビーム、１６，１６′は連結駒、１
７，１７′は係合突条、１８，１８′は天板であ
る。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 垂直部の上下端に、夫々前方に水平に延びる
   支持杆と脚杆とを設けると共に、前記支持杆
   に、取付孔を左右に並列した支持部を形成し、
   かつ、垂直部の背面位置に、軸方向に少なくと
   も２つの係合凹溝を並設した取付部を有する左
   右一対の脚部材と、前記取付部との間に後述の
   連結駒を挟着するための取付部片と、前記係合
   凹溝の一つと係合する係合突条を設けた連結駒
   を両端部に有して、前記左右一対の脚部材を連
   結するビームと、左右一対の脚部材の支持部間
   に下面が載置され、かつ、前記取付孔と適合す
   る取付孔を有してねじ部材により止着される天
   板とから構成したことを特徴とする側方に連結
   可能なオフイステーブル。 (2) 支持杆の後部を下向きに傾斜して成る実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の側方に連結可能
   なオフイステーブル。 (3) ビームが、断面縦長状のパイプから成る実用
   新案登録請求の範囲第１項または第２項記載の
   側方に連結可能なオフイステーブル。 (4) 取付部及び取付部片の内面が、夫々縦方向に
   凹状に窪んでいる実用新案登録請求の範囲第１
   項、第２項または第３項記載の側方に連結可能
   なオフイステーブル。 (5) 取付部片が内面幅方向に少なくとも２つの係
   合凹溝を並設して成る実用新案登録請求の範囲
   第１項、第２項、第３項または第４項記載の側
   方に連結可能なオフイステーブル。