JPH0446526Y2 - - Google Patents

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JPH0446526Y2
JPH0446526Y2 JP1984016197U JP1619784U JPH0446526Y2 JP H0446526 Y2 JPH0446526 Y2 JP H0446526Y2 JP 1984016197 U JP1984016197 U JP 1984016197U JP 1619784 U JP1619784 U JP 1619784U JP H0446526 Y2 JPH0446526 Y2 JP H0446526Y2
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JP
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feed roller
straw
roller
cutter device
guide plate
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JP1984016197U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、排藁の流れをカツター装置あるいは
結束装置のいずれの方向にも切換えることの出来
る切換装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来から、コンバインの排藁処理装置におい
て、カツター装置と排藁結束装置とを切換可能と
した構成は、特開昭56−96626号公報の如き技術
が公知とされており、また案内板と回転体とを連
動して切換可能とした技術は、実開昭52−15463
号公報に記載の如き技術が公知とされているので
ある。
(ハ) 考案が解決すべき課題 本考案は、コンバインの後面にカツター装置
を、さらに該カツター装置の後面に排藁結束装置
を具備した構成において、該カツター装置の上面
後方に送り込みローラーを、またカツター装置の
上部に排藁案内板を装備し、送り込みローラーの
駆動と排藁案内板の収納・取出を連動し、送り込
みローラーの動力の断接又は回転方向の切換を行
い、排藁の流れをカツター装置あるいは排藁結束
装置に切換出来る構造としたものである。
(ニ) 課題を解決する手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、
次に該課題を解決する手段を説明する。
排藁搬送通路の上手側にカツター装置Aを配置
し、下手側に排藁結束装置Bを配置し、カツター
装置Aの上部に送り込みローラー17と排藁案内
板34を併置した構成において、排藁案内板34
の前後を支持した支持軸31,32が嵌入する
「」形のローラー受け29を側板28に開口し、
前記支持軸31はローラー受け29の横溝に摺動
自在に嵌入し、支持軸32は縦溝に摺動自在に嵌
入し、該支持軸31,32がローラー受け29内
で摺動することにより、排藁案内板34を水平状
態と垂直状態に切換可能とし、該排藁案内板34
の摺動切換に連動して、側板28に摺動自在に支
持した送り込みローラー17の軸受25を摺動さ
せ、送り込みローラー17の動力断接又は回転方
向の切換とを連動したものである。
(ホ) 実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以
上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例
の構成を説明する。
コンバインは第1図に示す如く、前方から後方
に向かつて、分草板1、引き起こし装置2、刈刃
3、上部搬送装置4、下部搬送装置5、縦搬送装
置6、フイードチエーン7、及び脱穀装置8等が
装備してある。9は穀粒タンク、10はクローラ
ー、11はエンジン、55は運転席である。
このような構造を有したコンバインは、圃場面
を前進走行することによつて、立稈を分草板1に
よつて分草し、さらに、引き起こし装置2によつ
て引き起こすのである。
続いて、立稈を集束し刈刃3によつて立稈の基
部を刈り取る。刈り取つた穀稈を上部搬送装置4
や、下部搬送装置5や縦搬送装置6によつて搬送
し、穀稈の株元部をフイードチエーン7に、穂先
部を脱穀装置8内に送るのである。そして、穀稈
の株元部をフイードチエーン7によつて搬送する
過程において、穂先部を脱穀装置8によつて脱穀
する。脱穀後の穀粒を穀粒タンク9内に送り、ま
た、フイードチエーン7によつて、脱穀後の排藁
をコンバインの後方に送るのである。
また、脱穀後の排藁をフイードチエーン7の後
端から直接圃場面に放出することが出来るが、コ
ンバインの後面にカツター装置Aを装着し、排藁
を細かく刻んで圃場面に放出したり、また、コン
バインの後面に結束装置Bを装着し、排藁を一定
量の束ごとに結束して圃場面に放出することも出
来る。
このような構造において、コンバインの後面に
上記のカツター装置Aを装着し、さらに該カツタ
ー装置Aの後面に排藁結束装置Bを装着し、必要
に応じて排藁の流れを整えて、カツター装置Aあ
るいは結束装置Bに、変換することが出来るよう
に構成している。
つぎに、カツター装置Aと結束装置Bの構造、
及び作用を第2図〜第5図に基づいて説明する。
カツター装置Aは低速回転軸12上に設けてあ
る複数枚のスターホイール13と回転刃14、高
速回転軸15上に設けてある複数枚の回転刃16
により構成される。
また、これらカツター装置Aの上部後方に送り
込みローラー17を位置させている。そして、高
速回転軸15の一端に入力プーリー18が装着さ
れている。
高速回転軸15と低速回転軸12にはそれぞれ
歯車19,20が装着してあり、これら歯車1
9,20は常時噛合させてある。また、低速回転
軸12の他端にプーリー21が装着してあり、さ
らに、送り込みローラー17の支持軸23の端部
にもプーリー22が装着してある。そしてこれら
プーリー21,22間には、Vベルト24が懸架
されている。
送り込みローラー17の軸受25,25は、カ
ツター装置Aの側板28,28に装着してある支
持ケース26,26にて支持している。支持ケー
ス26,26の一端は開口となつており、該支持
ケース26,26の内部において、開口と反対方
向側からバネ27,27を介在させ、軸受25,
25を後方から支持している。また、送り込みロ
ーラー17の軸23を通すために、カツター装置
Aの側板28,28には、支持ケース26,26
に沿つて長円状の開口が設けてある。
このために、送り込みローラー17の軸受2
5,25は支持ケース26,26内を前後に移動
することが出来るようになつているが、前記バネ
27,27によって不意に移動しないようにして
ある。
また、カツター装置Aの側板28,28にはロ
ーラー受け29,29が設けられている。側板2
8,28のうちローラー受け29,29によつて
囲まれた部分は開口となつている。
そして、ローラー受け29,29の水平位置の
前端付近に、支持軸31のローラー30,30が
位置し、またローラー受け29,29の垂直位置
の下端に支持軸32のローラー33,33が位置
している。そして、支持軸31,32によつて排
藁案内板34の両端を支持している。
また、ローラー17の軸受25前部付近の側板
28上にロツド35がピン38に枢着してある。
さらに、該ロツド35の一端が支持軸32の一端
に枢着してあり、該ロツド35の他端35aはカ
ム状をなし、支持ケース26の開口から軸受25
を係止している。
そして、該ロツド35にはインナーワイヤー3
6の一端が接続してあり、該インナーワイヤー3
6の摺動により、ロツド35が回動する構造とな
つているのである。39はインナーワイヤー36
の支持板である。
支持軸32は直線状に上下し、ロツド35の先
端は円弧を描いて上下回動するので、ロツド35
の先端と支持軸32は長孔等で摺動可能に支持し
ている。
このような構造を有したカツター装置Aの駆動
は、エンジン10により発生した動力を入力プー
リー18に受け継ぐことによつて得られ、高速回
転軸15を駆動する。そして、高速回転軸15上
の歯車19と噛合する歯車20が回転して、低速
回転軸12が高速回転軸15と逆方向に駆動す
る。よつて、コンバインのフイードチエーン7に
よつて送られてきた排藁は、該カツター装置A上
に落下し、低速回転軸12上のスターホイール1
3及び回転刃14の回転と、高速回転軸15上の
回転刃16の回転により細かく切り刻まれて、圃
場面に放出されるのである。この状態において
は、排藁案内板34は縦方向に収納された状態と
なつている。
また、送り込みローラー17のプーリー21
と、低速回転軸12のプーリー22間に掛かつて
いるVベルト24が緩んだ状態となつている為
に、送り込みローラー17の動力の伝達が切れて
回転しない状態となつているが、排藁が流れてカ
ツター作業をする場合には、低速回転軸12と送
り込みローラー17とで排藁を挟持して送り込む
ことにより回転することが出来るのである。
また、第10図〜第13図に示す如く、低速回
転軸12に円板状の摩擦板56を具備し、該摩擦
板56の外周面を送り込みローラー17の外周面
に対抗させたのである。
即ち、カツター作業時においては、送り込みロ
ーラー17が前方に移動して、Vベルト24が弛
んだ状態となり、動力が伝達しない状態となつて
いるが、送り込みローラー17の移動に伴つて摩
擦板56に触れるのである。これにより、摩擦板
56に生じている回転力を送り込みローラー17
に伝えることが出来、送り込みローラー17を逆
回転させ、カツター装置A側に搬送するように回
転させることが出来るのである。
よつて、送り込みローラー17上に落下した排
藁は、斜めになつた姿勢を矯正され、カツター装
置A内に送り込まれるのである。
そして、これとは反対に、結束作業時において
は、送り込みローラー17が後方に移動して動力
が伝達された状態となつているために、送り込み
ローラー17は結束機B方向に回転するのであ
る。
つぎに、排藁を結束機B側に流れるようにする
場合について説明する。
この場合においては、フイードチエーン6によ
つて送られてきた排藁をカツター装置A上に落下
させないで、結束機B方向に流してやれば良いの
である。
本構成はこれを排藁案内板34と送り込みロー
ラー17によつて行なうようにしたのである。
すなわち、第6図・第7図に示す如く、コンバ
インの運転席55付近に設けた操作レバー40を
作動してインナーワイヤー36を矢印方向に引
き、ロツド35をピン38を支点として回動させ
るのである。ロツド35の回動により、ロツド3
5の一端に枢着してある支持軸32はローラ受け
29に沿つて後方に移動する。
この結果、支持軸31,32間にある排藁案内
板34は縦方向に収納された状態から水平状態に
移動し、カツター装置A上に覆い被さるのであ
る。また、カム状をなしたロツド35の他端35
aは、ロツド35の回動により軸受25を後方に
押しやり、送り込みローラー17を後方に移動さ
せるのである。
これによつて送り込みローラー17のプーリー
22も移動するので、今まで緩んでいたVベルト
24が緊張し、送り込みローラー17が矢方向に
回転することが出来る。
よつて、コンバインのフイードチエーン7によ
りコンバイン後方に送られてきた排藁は、排藁案
内板34から送り込みローラー17を経て、結束
機Bのガイド板41上に落下するのである。
さらに、排藁はガイド板41上を滑り落ち、掻
き込みパツカー42によつて掻き込まれ、ニード
ル43によつて結束され、さらに放出アーム44
によつて圃場面に放出されるのである。
第8図及び第9図においては、送り込みローラ
ー17の軸受25を前後に移動しないで側板2
8,28に固定し、送り込みローラー17を駆動
するVベルト24のテンシヨンプーリー45の支
持部46を側板28に枢着し、該支持部46とロ
ツド35間にバネ47を設けた構成が開示されて
いる。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、カツター作業と結束作業の切換え部分
に、送り込みローラー17と排藁案内板34の両
方を配置したので、両者により排藁のカツター装
置Aと排藁結束装置Bへの搬送切換を確実に行う
ことが出来るのである。
第2に、排藁案内板34の切換を、支持軸3
1,32がローラー受け29内を移動することに
より行つたので、切換えが確実であり、かつ簡単
な構成とすることが出来たのである。
第3に、該排藁案内板34がローラー受け2
9,29内で摺動する力を利用して、送り込みロ
ーラー17の動力断接または回転方向の切換を行
うことが出来るので、簡単な構成により排藁案内
板34の切換と、送り込みローラー17の切換操
作ができるのである。
第4に、送り込みローラー17の軸受25,2
5を摺動可能としたので、送り込みローラー17
の動力の断接又は回転方向の切換が可能となつた
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、カツター装置及び結束装置を具備し
たコンバインの全体側面図、第2図及び第3図
は、共にカツター装置及び結束装置の側面図、第
4図及び第5図は、排藁の流れをカツター装置に
導く場合におけるカツター装置の平面断面図及び
側面図、第6図及び第7図は、排藁の流れを結束
装置に導く場合のカツター装置の平面断面図及び
側面図、第8図及び第9図は、テンシヨンプーリ
ーを用いた場合のカツターの側面図及びその作動
側面図、第10図及び第11図は、摩擦板と送り
込みローラとを接触させた場合におけるカツター
装置の側面図及び平面断面図、第12図及び第1
3図は、摩擦板と送り込みローラーとを開放した
場合におけるカツター装置の側面図及び平面断面
図である。 A……カツター装置、B……排藁結束装置、1
7……送り込みローラー、25……軸受、28…
…側板、29……ローラー受け、34……排藁案
内板、35……ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排藁搬送通路の上手側にカツター装置Aを配置
    し、下手側に排藁結束装置Bを配置し、カツター
    装置Aの上部に送り込みローラー17と排藁案内
    板34を併置した構成において、排藁案内板34
    の前後を支持した支持軸31,32が嵌入する
    「」形のローラー受け29を側板28に開口し、
    前記支持軸31はローラー受け29の横溝に摺動
    自在に嵌入し、支持軸32は縦溝に摺動自在に嵌
    入し、該支持軸31,32がローラー受け29内
    で摺動することにより、排藁案内板34を水平状
    態と垂直状態に切換可能とし、該排藁案内板34
    の摺動切換に連動して、側板28に摺動自在に支
    持した送り込みローラー17の軸受25を摺動さ
    せ、送り込みローラー17の動力断接又は回転方
    向の切換とを連動したことを特徴とするコンバイ
    ンのカツター装置。
JP1619784U 1984-02-07 1984-02-07 コンバインのカツタ−装置 Granted JPS60127719U (ja)

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JP1619784U JPS60127719U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 コンバインのカツタ−装置

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JPS60127719U JPS60127719U (ja) 1985-08-28
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5215463B2 (ja) * 1974-07-29 1977-04-30
JPS5696626A (en) * 1979-12-28 1981-08-04 Kubota Ltd Waste straw treating apparatus of thresher

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5215463U (ja) * 1975-07-21 1977-02-03

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JPS60127719U (ja) 1985-08-28

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