JPH0446452Y2 - - Google Patents

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JPH0446452Y2
JPH0446452Y2 JP11221687U JP11221687U JPH0446452Y2 JP H0446452 Y2 JPH0446452 Y2 JP H0446452Y2 JP 11221687 U JP11221687 U JP 11221687U JP 11221687 U JP11221687 U JP 11221687U JP H0446452 Y2 JPH0446452 Y2 JP H0446452Y2
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JP
Japan
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inner cylinder
cylinder
key
cylinder part
lock
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば車両のドアに取付けられる
シリンダ錠に関するものであり、特に、不正解錠
を防止するための板タンブラを設けており、後端
部に解錠機構を連結する内筒を有するシリンダ錠
の改良に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 従来より、この種のシリンダ錠としては、例え
ば本願出願人による実願昭60−61896号に記載さ
れているようなものが知られている。これによる
と、外筒内に同軸状に嵌挿された内筒にはキー孔
が形成されていると共に、該内筒の半径方向に貫
通する複数の溝に板タンブラを摺動自在に収納
し、キー挿入時には各板タンブラとキー孔に挿入
されたキーの端面との係合作用により内筒を回動
可能にして該内筒のキー挿入方向の後端に連結さ
れた解錠機構を作動し得るようにする一方、キー
抜き出し時には各板タンブラを外筒の係止溝側に
挿入して内筒の回動を不能に、すなわち不正解錠
を阻止する構成となつている。
しかしながら、かかる従来の構成によると、内
筒は一体的に形成されている一方、内筒の後端部
には解錠機構が連結されているので、解錠操作時
における内筒の回動操作等により、一定の荷重が
内筒の所定方向に、すなわち内筒の外面が外筒の
内面に押し付けられる方向に付加されるように働
き、その結果内筒と外筒との間の摩擦力を増大さ
せ、内筒の円滑な回動を妨げる虞が生じるという
問題点がある。
また、内筒の板タンブラが収納されるシリンダ
錠部(前方内筒部)と内筒後端に配される解錠機
構を作動する後方内筒部とに分離して、解錠機構
に連結されるロツドの位置に合わせて後方筒部の
サイズを合わせてあるが、その場合、前方内筒部
と後方内筒部とが一体的に回動するように角孔結
合としている。
かかる角孔結合の場合にはキー挿入方向の抜け
止め手段が無いため、ロツドとの連結が完了する
までは容易にシリンダ錠から脱落し易い状態とな
つており、組み込み作業上不便であるという不具
合がある。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる従来技術の問題点を解決すべ
くなされたものであり、外筒内に同軸状にかつ軸
線方向の回りに回動可能に嵌挿された内筒にキー
孔を形成する一方、該キー孔へのキー挿入時に前
記内筒の回動を可能とすると共に、キー抜き出し
時に該内筒の回動を阻止するための板タンブラを
設けており、該内筒におけるキー挿入方向の後端
部に解錠機構を連結するシリンダ錠において、前
記内筒を、板タンブラを設けている前方内筒部と
解錠機構を連結する後方内筒部とで構成し、前記
前方内筒部と後方内筒部との間に該内筒の半径方
向に摺動して嵌合させる連結部を設け、さらに、
前記後方内筒部を前記前方内筒部に対し該摺動方
向を含む面内で揺動可能とすべく、該連結部にお
ける前記後方内筒部の摺動面に曲面を形成したこ
とを特徴とし、解錠機構による負荷荷重が内筒に
付与されるのを阻止して内筒の回動時における外
筒に対する摩擦力の軽減を図るようにすると共
に、組込み後において前方内筒部と後方内筒部と
の分離を不能にしたシリンダ錠の内筒構造を提供
することを目的とする。
(作用) 後方内筒部に解錠機構の負荷が加わつてもその
後方内筒部が揺動してこれを受けるので、内筒全
体に加わる負荷荷重は軽減される。つまり、解錠
時における内筒の回動を無理なく円滑に行える。
(実施例) 第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示す
ものであり、シリンダ錠1は例えば自動車のドラ
イバ側ドアに取付けられるものであり、このシリ
ンダ錠1の外筒2内に設けられる内筒3はドアの
アウタパネル側(第1図の左方)に位置する前方
内筒部4及び該前方内筒部4に蟻溝継手(連結
部)5を介して連結されインナパネル側(第1図
の右方)に位置する後方内筒部6にて構成されて
いる。
ここで、蟻溝継手5は、前方内筒部4の後端に
形成され内筒3の半径方向に沿う蟻溝5aと後方
内筒部6の前端に形成された蟻脚5bとから成
り、蟻脚5bは蟻溝5a内に摺動して嵌合される
一方、該蟻脚5bには蟻溝5aの両端部側に間隙
を有するように、すなわち蟻溝5aの摺動面と対
向する側の面に凸状の曲面A,Bが、及び前方内
筒部4の後端面4aと摺接する後方内筒部の前面
には凸状の曲面Cがそれぞれ形成されている。し
たがつて、後方内筒部6は前記前方内筒部4に対
し該摺動方向を含む面内で揺動可能(揺動方向は
第1図の矢印P方向)である。なお、該揺動方向
は主として解錠機構の作動時における荷重の付加
方向である。
他方、前方内筒部4にはキー孔7が形成されて
いると共に、複数の板タンブラ8…が内筒3の半
径方向に沿つて形成されたタンブラ溝9内に摺動
自在に収納されている。したがつて、キー10の
キー孔7への挿入時には、各板タンブラ8…の略
中央部に形成されたキー10を挿通する角孔の内
縁とキー10の歯形面10aとの係合作用によ
り、外筒2内の係止溝2a,2bに係止された各
板タンブラ8…を前方内筒部4内に引き込め、内
筒3の外筒2内における軸線の回りでの回動不能
状態から回動可能状態に移行できる。
一方、後方内筒部6の後端部には解錠機構を構
成するロツクプレートカム11がE型クリツプ1
2を介して連結されており、また、このロツクプ
レートカム11と外筒2の後端との間には、内筒
3をキー操作時の回動後に自動的に元の位置に復
帰させるべく、その外周を巻回するようにリター
ンスプリング13が設けられている。
ここで、前方内筒部4は所定の強度を得るため
に亜鉛等の金属にて成形され、後方内筒部6は軽
量化、摩擦係数低減等の観点から樹脂にて成形さ
れる。
このように構成されているので、第1図に示す
ように、解錠時におけるキー10の挿入時に解錠
機構の作動等によりその負荷荷重が内筒3に加わ
つても、後方内筒部6が曲面A,B,Cの円弧に
沿う方向に揺動してこれを吸収する。つまり、内
筒3における実質的な外筒2との接触面積は前方
内筒部4のみが直接的に寄与することとなり、従
前の構成に較べて全摩擦力が軽減し、内筒3の回
動は無理なく行われる。しかも、この場合、後方
内筒部6は樹脂により成形されているので、その
回動時に内筒3と金属により成形されている外筒
2との間に生じる摩擦力はさらに軽減される。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、外筒内に同軸
状にかつ軸線方向の回りに回動可能に嵌挿された
内筒にキー孔を形成する一方、該キー孔へのキー
挿入時に前記内筒の回動を可能とすると共に、キ
ー抜き出し時に該内筒の回動を阻止するための板
タンブラを設けており、該内筒におけるキー挿入
方向の後端部に解錠機構を連結するシリンダ錠に
おいて、前記内筒を、板タンブラを設けている前
方内筒部と解錠機構を連結する後方内筒部とで構
成し、前記前方内筒部と後方内筒部との間に該内
筒の半径方向に摺動して嵌合させる連結部を設
け、さらに、前記後方内筒部を前記前方内筒部に
対し該摺動方向を含む面内で揺動可能とすべく、
該連結部における前記後方内筒部の摺動面に曲面
を形成する構成としたので、解錠機構による負荷
荷重は前方内筒部に対して揺動自在な後方内筒部
にて受けることができ、内筒の回動時に外筒との
間に働く摩擦力は専ら前方内筒部が受け持つこと
となり、内筒の実質的な摩擦有効面積が減つて内
筒の回動操作が容易になる。また、組込み後にお
いては前方内筒部と後方内筒部との分離が不能と
なり、組込み作業上便利である。しかも、板タン
ブラを装着している前方内筒部は後方内筒部とは
別個に構成されるので所定の強度を有することが
できる一方、当該シリンダ錠は従前通り不正力解
錠を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示す
図であり、第1図はこの考案に係るシリンダ錠を
示す一部断面図、第2図は前方内筒部と後方内筒
部との連結部を説明する上面図、第3図は第2図
の−に沿う断面図、第4図は第2図の−
に沿う断面図である。 1……シリンダ錠、2……外筒、3……内筒、
4……前方内筒部、5……蟻溝継手(連結部)、
6……後方内筒部、7……キー孔、8……板タン
ブラ、11……解錠レバー(解錠機構)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外筒内に同軸状にかつ軸線方向の回りに回動
    可能に嵌挿された内筒にキー孔を形成する一
    方、該キー孔へのキー挿入時に前記内筒の回動
    を可能とすると共に、キー抜き出し時に該内筒
    の回動を阻止するための板タンブラを設けてお
    り、該内筒におけるキー挿入方向の後端部に解
    錠機構を連結するシリンダ錠において、前記内
    筒を、板タンブラを設けている前方内筒部と解
    錠機構を連結する後方内筒部とで構成し、前記
    前方内筒部と後方内筒部との間に該内筒の半径
    方向に摺動して嵌合させる連結部を設け、さら
    に、前記後方内筒部を前記前方内筒部に対し該
    摺動方向を含む面内で揺動可能とすべく、該連
    結部における前記後方内筒部の摺動面に曲面を
    形成したことを特徴とするシリンダ錠の内筒構
    造。 2 前記後方内筒部は、樹脂材にて成形されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のシリン
    ダ錠の内筒構造。
JP11221687U 1987-07-22 1987-07-22 Expired JPH0446452Y2 (ja)

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JP11221687U JPH0446452Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22

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Publication Number Publication Date
JPS6418264U JPS6418264U (ja) 1989-01-30
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