JPH0446293A

JPH0446293A - 管継手

Info

Publication number: JPH0446293A
Application number: JP2150242A
Authority: JP
Inventors: Harumi Shimada; 晴示島田
Original assignee: Nitta Moore Co
Current assignee: Nitta Moore Co
Priority date: 1990-06-07
Filing date: 1990-06-07
Publication date: 1992-02-17
Also published as: KR950000609B1; KR920001115A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この出願の発明は、管継手に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の管継手では、配管の抜け止め手段として、第４図
及び第５図に示すような抜け止め環（１４１）を、管継
手の主体（１０１）の内壁＜１．０３）に嵌入して固定
したカラー（１５２）に嵌め込んでいた。

抜け止め環（１４１）は係止爪（１４１Ａ）を、縮径方
向から、配管（６）の挿入方向に傾斜させて、その内周
縁に突設させている。

この管継手は、管継手に挿入し接続状態とした配管（６
）へ離脱方向に力が働くと、係止爪（１４１Ａ）が配管
（６）に噛み込んで抜け止め状態を形成出来るという利
点がある。

〔発明が解決しようとする課題］しかし、従来の管継手では次のような問題点があった。

上記接続状態において、挿入した配管（６）に回転方向
の力が加わった場合、配管（６）は係止爪（１４１Ａ）
に対して相対回転し、配管（６）の表面には係止爪（１
４１Ａ）が噛み込んだ箇所を中心として円周方向のキズ
が付く。

そして、このキズが深くて甚だしい場合はこのキズから
裂けが配管（６）の内部へ進行し破断に到る。

そこでこの発明は、配管に回転方向の力が加わった場合
でも、この配管の表面に殆どキズを付けることのない管
継手を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、この発明では次のような技術
的手段を講じている。

第一の技術的手段は、挿入された配管（６）を抜け止め状態にする係止爪（４
１Ａ）を内周面側に具備する環状係止手段（４）を、主
体（１）の内壁（３）の内周に、支持部材（５）によっ
て軸心方向の移動を阻止するように具備せしめた管継手
において、前記環状係止手段（４）に、前記支持部材（
５）との間の摺動面を形成して互いの相対回転を可能に
することとした。

前記環状係止手段（４）は、前記係止爪（４１Ａ）を有
する抜け止め環（４Ｉ）と、この抜け止め環（４１）を
外嵌する収容環（４２）とから成ることとすることも出
来る。

第二の技術的手段は、挿入された配管（６）を抜け止め状態にする係止爪（４
１Ａ）を内周面側に具備する環状係止手段（４）を、主
体（１）の内壁（３）の内周に、支持部材（５）によっ
て軸心方向の移動を阻止するように具備せしめた管継手
において、前記環状係止手段（４）が、前記係止爪（４
１Ａ）を有する抜け止め環（４１）と、この抜け止め環
（４１）を外嵌する収容環（４２）とから成り、前記抜け止め環（４１）が前記収容環（４２）に回転自
在に外嵌されていることとした。

前記係止爪（４１Ａ）は、複数の爪片（４１ａ）を縮径
方向から、配管（６）の挿入方向に傾斜させたものとす
ることも出来る。

〔作用〕

以上の構成とした結果、この出願の発明は次のような作
用を有する。

配管（６）の接続状態において、挿入した配管（６）に
回転方向の力が加わった場合、請求項１及び２記載の発
明では、環状係止手段（４）に支持部材（５）との間の
摺動面を形成し、互いの相対回転を可能にしたので、環
状係止手段（４）と支持部材（５）の間で相対回転が生
じ、係止爪（４１Ａ）と配管（６）の間では相対回転は
生じない。

又、請求項３記載の発明では、環状係止手段（４）を、
係止爪（４１Ａ）を有する抜け止め環（４１）と、この
抜け止め環（４１）を外嵌する収容環（４２）とから形
成し、抜け止め環（４１）が収容環（４２）に回転自在
に外嵌されるように構成したので、抜け止め環（４１）
と収容環（４２）の間で相対回転が生じ、係止爪（４１
Ａ）と配管（６）の間では相対回転は生じない。

〔実施例］以下、この発明を一実施例として示した図面に従って説
明する。

宣巌王勿盪底この管継手は、両端開放の筒状の主体（１）と、この主
体（１）内にその一部を主体（１）から突出させてこれ
と同軸上に一定範囲摺動可能に取付られた進退細筒（２
）と、主体（１）の内壁（３）の内周に嵌め込んだシー
ル材（３１）、環状係止手段（４）、環状係止手段の軸
心方向の移動を阻止する支持部材（５）とから構成され
ている。

環状係止手段（４）は、抜け止め環（４１）と、この抜
け止め環（４１）を外嵌する収容環（４２）から構成し
ている。

支持部材（５）は、環状係止手段（４）をその軸心方向
の前後から挟み込むスペーサー（５１）とカラー（５２
）とから構成している。

環状係止手段（４）は支持部材（５）によって、次のよ
うにして保持されている。

スペーサー（５１）の、環状係止手段（４）側の外端面
（５１ａ）には、収容環（４２）の開放端（４２ａ）が
、回転方向に関して摺動自在に嵌まり込むように切欠部
（５ｌ　ｂ）を設けており、両者間の自由な相対回転を
可能としている。

収容環（４２）の外周は、その対向する主体（１）の内
壁（３）に対して若干小径に形成している。

収容環（４２）とカラー（５２）の間の摺動面（４２ｂ
）（５２ａ）は、円滑に相対回転しうるように滑動面と
している。

管継手に配管（６）や上記主体（１）の収容物等を嵌め
込む際、配管（６）は内壁（３）の段部（３Ａ）に、シ
ール材（３１）は段部（３Ｂ）に、スペーサー（５１）
は段部（３Ｃ）に当接する。

主体（１）は、後端にネジ部（１１）を有し、先端は配
管挿入口（１２）としている。

進退細筒（２）の終端面（２１）は、抜け止め環（４１
）の係止爪（４１Ａ）の近傍に位置せしめ、この進退細
筒（２）を始端面（２２）から奥部に向けて押し込むこ
とにより、係止爪（４１Ａ）を押し倒せるように構成し
ている。

進退細筒（２）の外周に設けた環状の凹部（２ａ）はカ
ラー（５２）の内周に設けた段部（５２ｂ）と係合させ
抜け止め状態としている。

主体（１）を合成樹脂等で形成した場合は、カラー（５
２）を主体（１）に圧入し、カラー（５２）の外周面に
設けた突起（５２ｃ）と、この突起（５２ｃ）と係合す
る主体（１）の内壁（３）の窪み（３Ｄ）を係止させ、
抜け止め状態とする。

主体（１）を金属等で形成した場合は、前記突起（５２
ｃ）及び窪み（３Ｄ）を設けずにカラー（５２）を主体
（１）の内壁（３）に挿入し、その後、配管挿入口（１
２）の開口部をカシメることにより抜け止め状態とする
。

抜け止め環（４１）と収容環（４２）は、第２図に示し
たように構成している。

抜け止め環（４１）の内周面側には、係止爪（４１Ａ）
として略Ｖ字形の複数の爪片（４１ａ）を縮径方向から
、配管（６）の挿入方向に傾斜させて設けている。この
爪片（４１ａ）の脚部（４１ｂ）同士を連結して環状に
形成することにより、抜け止め環（４１）を構成してい
る。

収容環（４２）は、断面を略「＜」の字状に形成し、こ
の内方に抜け止め環（４１）を外嵌出来るように、抜け
止め環（４１）の外形より、その内径を若干大きめに構
成している。

ここで、両者の径の差を、両者が回転自在となる程度に
大きめに設定して、抜け止め環（４１）と収容環（４２
）の間で相対回転をさせるように構成しても良い。

この場合は、環状係止手段（４）と支持部材（５）との
間には必ずしも摺動面を形成する必要はない。

萱１」紹ｍ世版この発明に係る管継手は以下のようにして使用する。

配管挿入口（１２）から管継手に配管（６）を差し込む
と、配管（６）の離脱方向に対しては爪片（４１ａ）が
噛み込んで、抜け止め状態が形成される。

配管（６）に回転方向へ力が加わった場合、抜け止め環
（４１）の爪片（４１ａ）は配管（６）に噛み込んだ状
態で、一体となって回転しようとする。

この際、収容環（４２）は、軸心方向の移動を阻止する
スペーサー（５１）とカラー（５２）の間で摺動するこ
とにより互いに相対回転する。

〔発明の効果〕

この発明は前述のような構成を有するものであるので、
配管（６）の接続状態において、挿入した配管（６）に
回転方向の力が加わった場合、係止爪（４１Ａ）と配管
（６）の間では相対回転は生じないので、この配管（６
）の表面に殆どキズを付けることのない管継手を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る管継手に配管を挿入した状態を
示す中心線りの下半分を断面とした側面説明図。第２図
は、抜け止め環と収容環を示す全体斜視図。第３図は、
この発明に係る管継手の、中心線りの下半分を断面とし
た分解説明図。第４図は従来の管継手に配管を挿入した
状態を示す中心線Ｌ′の下半分を断面とした側面説明図
。第５図は、従来の抜け止め環を示す全体斜視図。

Claims

【特許請求の範囲】１、挿入された配管（６）を抜け止め状態にする係止爪
（４１Ａ）を内周面側に具備する環状係止手段（４）を
、主体（１）の内壁（３）の内周に、支持部材（５）によって軸心方向の移動
を阻止するように具備せしめた管継手において、前記環状係止手段（４）に、前記支持部材（５）との間の摺動面を形成して互いの相対回転を可能
にした管継手。２、前記環状係止手段（４）が、前記係止爪（４１Ａ）
を有する抜け止め環（４１）と、この抜け止め環（４１
）を外嵌する収容環（４２）とから成る請求項１記載の管継手。３、挿入された配管（６）を抜け止め状態にする係止爪
（４１Ａ）を内周面側に具備する環状係止手段（４）を
、主体（１）の内壁（３）の内周に、支持部材（５）によって軸心方向の移動
を阻止するように具備せしめた管継手において、前記環状係止手段（４）が、前記係止爪（４１Ａ）を有する抜け止め環（４１）と、この抜け止
め環（４１）を外嵌する収容環（４２）とから成り、前記抜け止め環（４１）が前記収容環（４２）に回転自在に外嵌されている管継手。４、前記係止爪（４１Ａ）が、複数の爪片（４１ａ）を
縮径方向から、配管（６）の挿入方向に傾斜させたもの
である請求項１乃至３記載の管継手。