JP2859677B2 - ホーススィベル継手 - Google Patents

ホーススィベル継手

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尚之 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はホースを各種機器等に回転可能に接続する
ためのスィベル継手に関する。
(従来の技術) 油圧その他の配管等に用いられているホースは、一般
にその端部に接続金具が取り付けてあり、この接続金具
を継手を介して相手側に接続し得るようになっている。
而してホースの接続金具と継手との結合方式はねじ結合
であるのが普通である。
ところでかかる継手を介してホースを相手側に接続し
たとき、ホースが回転不能であると、相手側が可動体で
あるときにその相手側の移動に伴なってホースが捩れた
状態となる。そこでこのような場合、ホースを回転可能
に接続するスィベル継手が用いられる。
このスィベル継手として従来用いられているものの1
つに、第3図に示すようなものがある。図示のようにこ
のスィベル継手100は、ホース又は機器等相手側に接続
される第一スリーブ102と反対側に接続される第二スリ
ーブ104とを有し、それらが軸方向に抜け防止されると
ともに、それらの間にスラストベアリング106が介設さ
れ、第一スリーブ102と第二スリーブ104とが相対回転で
きるようになっている。即ちホースが自由に回転できる
ようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこのベアリング106内蔵の継手100は、構
造が複雑で嵩高く且つ高価であるなどの問題がある。
そこで本発明者は、このようなベアリングを用いない
簡易なスィベル継手を考案し、先の特許願(特願昭63-2
72374号)において提案した。第4図はその一例を示し
ている。図において108は一端側がホース本体109に挿入
・固定されたニップル金具であって、ソケット金具110
と共にホースの接続金具を構成している。このニップル
金具108の他端側には筒状のねじ部材112が相対回転可能
に外嵌されるとともに、それらの嵌合面にOリング114
が装着され、嵌合面のシールが行なわれている。
これらニップル金具108の外周面及びねじ部材112の内
周面は、相対応する部位が段違い状に形成されてそこに
半径方向外向き及び内向きの係合116,118が形成され、
それら係合面116,118が軸方向に係合させられるように
なっている。即ちそれら係合面116,118の係合によっ
て、ニップル金具108とねじ部材112とが逆方向に抜けな
いようになっている。尚120はねじ部材112の図中右方向
への相対移動を阻止する係止リングである。
この例のスィベル継手122は、ホースの接続金具をそ
のまま相手側への接続用継手として用いることができる
とともに、ベアリングを内蔵した従来の継手と異なって
構造も簡素であり、コストも安価であるなど種々利点を
有する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら反面、このスィベル継手122において
は、係合面116と118とが互いに係合した状態の下で、内
部圧力により軸力が作用し、これによりそれら係合面11
6,118の間に大きな摩擦力が発生してねじ部材112が円滑
に相対回転できず、従ってホースが捩られたとき充分円
滑にその捩れが戻り難いといった不具合のあることが判
明した。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような課題を壊滅するためになされたも
のであり、その要旨は、ホース本体に直接若しくは別途
の接続具を介して固定されるスリーブに管状のねじ部材
を相対回転可能に外嵌し、軸方向に所定の距離を隔てて
それらの嵌合面に一対のOリングを装着して該嵌合面の
シールを行なうとともに、それらOリングの間において
該スリーブの外周面及びねじ部材の内周面の相対応する
部位に半径方向外向き及び内向きの受圧面を夫々形成す
る一方、該スリーブに半径方向の貫通孔を形成して内部
の圧力を導き出し、該圧力を該一対の受圧面に作用せし
めて軸方向の反力を生ぜしめるように成したことにあ
る。
(作用及び発明の効果) このように本発明は、スリーブ外周面とねじ部材内周
面との嵌合面を軸方向に所定距離離れた2箇所において
Oリングによりシールし、そしてスリーブに設けた貫通
孔を通じて内部の圧力をそれらOリングの間に導き出し
た上、スリーブ及びねじ部材に形成した外向き及び内向
きの受圧面に夫々作用させるようにしたものである。
このようにすると、その圧力によりそれら受圧面の間
に反力が働き、この反力がスリーブ及びねじ部材に作用
する引抜き方向の軸力を打ち消すように作用する。その
打消し力は受圧面の面積に比例して大きくなるから、そ
の受圧面積を適当に選定することにより、スリーブ及び
ねじ部材に働く引抜き方向の軸力を完全に無くすことが
可能となる。このようにすれば、ホース内部に高い圧力
を導いた場合であってもスリーブとねじ部材とは自由に
相対回転でき、従ってホースに対して捩り力が働いても
容易に元に戻ることができる。
尚スリーブとねじ部材との抜けを防止するための係合
面は、上記受圧面とは別個に設けることもできるし、ま
た受圧面と係合面とを兼用させるようにしても良い。或
いはまた場合によりこのような係合面を省略することも
可能である。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図及び第2図において、10はホース12の接続金具
の一部を構成するニップル金具であって、一端側がホー
ス本体14の内部に嵌入された状態でソケット金具16とと
もにかしめ固定されている。
ニップル金具10の他端側には、筒状のねじ部材18が外
嵌されている。ねじ部材18には雄ねじ部20が設けられて
おり、この雄ねじ部20が相手22側の雌ねじ穴24にねじ込
まれるようになっている。
ニップル金具10の端部には、その本体部よりも外径の
大きい大径部26が形成される一方、ねじ部材18には、こ
れに対応した径の凹所28が形成され、夫々の端末に半径
方向外向き又は内向きの受圧面30,32が形成されてい
る。
大径部26の外周面には環状溝34が設けられており、そ
こにOリング36が装着されている。また軸方向に所定距
離離れた位置において、ねじ部材18の内周面に環状溝38
が設けられ、そこに第二のOリング40が装着されてい
る。即ち軸方向に所定距離離れた2箇所において、ニッ
プル金具10の外周面とねじ部材18の内周面との嵌合面が
Oリング36,40によりシールされている。
これら一対のOリング36,40の間において、ニップル
金具10に半径方向の貫通孔42が形成されており、内部の
流体44の圧力が嵌合面に導き出された上、各受圧面30,3
2に作用するようになっている。
尚これらの図において、46はねじ部材14が図中右方向
に相対移動するのを防止するための係止リングである。
本例のスィベル継手の場合、ホース12内部に流体の圧
力を導くと、その圧力をP,ニップル金具10の先端面Aの
面積をSA,ホース本体14内部に入り込んだ後端面Bの面
積をSBとしたとき、ニップル金具10に対して(SA−SB
Pの力が図中右向きに作用する。
一方この流体の圧力は係合面兼受圧面30,32にも及ぶ
ため、これら係合面において互いに逆向きの反力が発生
する。その反力の大きさは、受圧面30の面積をSCとした
とき、SCPである。従ってニップル金具10に対しては上
記(SA−SB)PからSCPを差し引いた大きさの力が図中
右向きに作用する。従って受圧面30の受圧面積を大きく
することにより、ニップル金具10に対して作用する右向
きの押出力(軸力)をその反力によって相殺することが
できる。かかる押出方向の軸力を相殺できれば、ニップ
ル金具10とねじ部材18とは自由に回転することができ、
ホース12が捩れを生じた場合にも容易に元に戻ることが
できる。
尚上記実施例ではホース12の接続金具の一部をそのま
まスィベル継手として利用しており、このようにすると
構造簡素且つ安価となって望ましいが、場合によりかか
るホース接続金具とは別体にスィベル継手を構成するこ
とも可能である。この他本発明はその主旨を逸脱しない
範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加え
た形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるスィベル継手をホース
端部とともに示す断面図であり、第2図は第1図の要部
拡大断面図である。第3図は従来用いられているスィベ
ル継手の断面図であり、第4図は本願の先願に係るスィ
ベル継手の一例を示す断面図である。 10:ニップル金具、14:ホース本体 18:ねじ部材、30,32:受圧面 36,40:Oリング、42:貫通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホース本体に直接若しくは別途の接続具を
    介して固定されるスリーブに管状のねじ部材を相対回転
    可能に外嵌し、軸方向に所定の距離を隔ててそれらの嵌
    合面に一対のOリングを装着して該嵌合面のシールを行
    なうとともに、それらOリングの間において該スリーブ
    の外周面及びねじ部材の内周面の相対応する部位に半径
    方向外向き及び内向きの受圧面を夫々形成する一方、該
    スリーブに半径方向の貫通孔を形成して内部の圧力を導
    き出し、該圧力を該一対の受圧面に作用せしめて軸方向
    の反力を生ぜしめるように成したことを特徴とするホー
    ススィベル継手。
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