JP5661384B2 - ロータリージョイント - Google Patents

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Description

本発明は、流体の配管を接続するためのロータリージョイントに係るものである。
ロータリージョイントとしては、ホース等の配管が接続されたシャフトがボディ内に回転可能に取付けられている。このため、配管が捩じれた際でも、シャフトが回転されることで、配管の損傷を防止でき、配管内の中身の漏れを抑制できる(特許文献1参照)。
ここで、下記特許文献1のロータリージョイントでは、ボディ内に嵌合されたベアリングにシャフトが支持されて、シャフトがボディに対して回転可能にされている。
したがって、このロータリージョイントでは、高価なベアリングを用いてシャフトを支持する構造のため、コストが高くなっていた。
実開平6−4493号公報
本発明は、上記事実を考慮し、ベアリングを用いることなくシャフト及び本管を回転可能にするロータリージョイントを提供することを目的とする。
請求項1に記載のロータリージョイントは、芯部に沿って流体が流れる流路部が形成されており、一方の端部が配管に連結され、他方の端部の内周部に第1のシール部が設けられた本管と、芯部に沿って流体が流れる流路部が形成されており、一方の端部が前記本管の他方の端部の内周部に挿入され、前記一方の端部の外周部と前記本管の内周部とが摺動することで前記本管に対して回転可能とされると共に、他方の端部の外周部に前記第1のシール部より大径の第2のシール部が設けられ、かつ、前記本管との間に前記第1のシール部に液圧を作用させるための隙間を形成する内管と、芯部に沿って貫通孔が形成されており、一方の端部の内周部の先端が前記本管の他方の端部の外周部に締結され、前記本管とで前記内管を内蔵し、前記一方の端部の内周部と前記内管の他方の端部の外周部とが摺動することで前記内管に対して回転可能とされると共に、他方の端部の内周部に前記第2のシール部より小径の第3のシール部が設けられたハウジングと、芯部に沿って流体が流れる流路部が形成されており、前記ハウジングに挿入された一方の端部の外周部の先端が前記内管の他方の端部の内周部に締結されると共に、前記一方の端部の外周部と前記ハウジングの他方の端部の内周部とが摺動することで前記ハウジングに対して回転可能とされ、かつ、前記一方の端部に前記第2のシール部と前記第3のシール部とに液圧を作用させるためのポートが設けられ、他方の端部が他の配管に連結されるシャフトと、を備え、前記シャフト及び前記内管に作用する液圧を前記第1のシール部と前記第3のシール部の内圧によって生じる軸力として作用させ、前記内圧によって生じる軸力の反対方向の軸力を前記第2のシール部の内圧によって生じる軸力として作用させると共に、前記第1のシール部と前記第3のシール部との径方向の寸法と、前記第2のシール部の径方向の寸法と、を調整することで、前記第1のシール部と前記第3のシール部とに作用する内圧によって生じる軸力の和と、前記第2のシール部に作用する内圧によって生じる軸力と、を等しくする
請求項に記載のロータリージョイントは、請求項1に記載のロータリージョイントにおいて、前記本管及び前記ハウジングを前記シャフト及び前記内管に対して前記本管の軸線方向に移動可能にする隙間を有する。
請求項に記載のロータリージョイントは、請求項に記載のロータリージョイントにおいて、前記隙間は、前記本管の他方の端部と前記内管の他方の端部との間と、前記内管の他方の端部と前記ハウジングの他方の端部との間と、前記ハウジングの他方の端部と前記シャフトの他方の端部との間と、に設けられている。
請求項1に記載のロータリージョイントでは、本管の芯部に沿って流路部が形成されており、この流路部に流体が流れる。本管の一方の端部は配管に連結されており、本管の他方の端部の内周部には、第1のシール部が設けられている。
本管の他方の端部の内周部には、内管の一方の端部が挿入されており、流体が流れる流路部が内管の芯部に沿って形成されている。また、内管の一方の端部の外周部と本管の内周部とが摺動することで、内管が本管に対して回転可能とされている。内管の他方の端部の外周部には、第1のシール部より大径の第2のシール部が設けられている。さらに、内管と本管との間には、第1のシール部に液圧を作用させるための隙間が形成されている。
本管の他方の端部の外周部には、ハウジングの一方の端部の内周部の先端が締結されている。ハウジングには、ハウジングの芯部に沿って貫通孔が形成されており、ハウジングと本管とが、内管を内蔵している。また、ハウジングの一方の端部の内周部と内管の他方の端部の外周部とが摺動することで、ハウジングが内管に対して回転可能とされており、ハウジングの他方の端部の内周部には、第2のシール部より小径の第3のシール部が設けられている。
ハウジングには、シャフトの一方の端部が挿入されており、シャフトの一方の端部の外周部の先端が、内管の他方の端部の内周部に締結されている。また、流体が流れる流路部がシャフトの芯部に沿って形成されており、シャフトの一方の端部の外周部とハウジングの他方の端部の内周部とが摺動することで、シャフトがハウジングに対して回転可能とされている。さらに、シャフトの一方の端部には、第2のシール部と第3のシール部とに液圧を作用させるためのポートが設けられており、シャフトの他方の端部は他の配管に連結されている。
ここで、シャフト及び内管に作用する液圧を第1のシール部と第3のシール部の内圧によって生じる軸力として作用させ、当該内圧によって生じる軸力の反対方向の軸力を第2のシール部の内圧によって生じる軸力として作用させる。
このため、第1シール部と第3シール部とに作用される内圧によって生じる軸力と第2シール部に作用される内圧によって生じる軸力とが反対方向に作用されるため、シャフトと内管に対する本管とハウジングの回転負荷が大きくなるのを防止できる。この結果、シャフトと内管に対する本管とハウジングの回転負荷を小さくすることができる。これにより、ベアリングを用いることなく、本管及びハウジングがシャフト及び内管に対して回転することができる。したがって、ロータリージョイントのコストが高くなることを抑制できる。
また、請求項に記載のロータリージョイントでは、第1のシール部と第3のシール部との径方向の寸法と、第2のシール部の径方向の寸法と、を調整することで、第1のシール部と第3のシール部とに作用する内圧によって生じる軸力の和と、第2のシール部に作用する内圧によって生じる軸力と、を等しくする。
このため、ロータリージョイントの軸方向において、第1のシール部及び第3のシール部に作用される内圧によって生じる軸力と第2のシール部に作用される内圧によって生じる軸力とがつり合う。これにより、シャフトと内管に対する本管とハウジングの回転負荷を一層小さくできる。
請求項に記載のロータリージョイントでは、本管及びハウジングをシャフト及び内管に対して本管の軸線方向に移動可能にする隙間を有する。
このため、本管に連結された配管とシャフトに連結された配管とが温度変化等によって膨張収縮した際でも、本管とハウジングとがシャフトと内管とに対して相対移動することで、当該配管の膨張収縮を吸収できる。これにより、配管の損傷を効果的に抑制できる。
請求項に記載のロータリージョイントでは、隙間は、本管の他方の端部と内管の他方の端部との間と、内管の他方の端部とハウジングの他方の端部との間と、ハウジングの他方の端部とシャフトの他方の端部との間と、に設けられている。
このため、本管と内管とハウジングとシャフトとの各々の端部の配置を変更するだけで、配管の膨張収縮による本管及びシャフトの移動を吸収できる。
本発明の第1の実施の形態に係るロータリージョイントを示す半断面側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るロータリージョイントの分解状態を示す半断面側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るロータリージョイントを示す一部を断面とした斜視面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るロータリージョイントを示す半断面側面図である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るロータリージョイント10が半断面側面図にて示されており、図2には、本発明の第1の実施の形態に係るロータリージョイント10の分解状態が半断面側面図にて示されている。また、図3には、本発明の第1の実施の形態に係るロータリージョイント10が一部を断面とした斜視面図にて示されている。
図1〜図3に示すように、ロータリージョイント10は、本管12、ハウジング16、シャフト18を備えていると共に、ハウジング16の内部に内管14を備えている。また、このロータリージョイント10は、液体を所定の圧力で流す用途で使用されている。
ロータリージョイント10の本管12の芯部には、液体が流れる断面円状の流路部20が貫通形成されている。本管12の軸線方向一側(図1〜図3の矢印A方向側)の端部12Aは、断面六角形状に形成されており、端部12Aの内周部には雌螺子部22が形成されて、この雌螺子部22が配管(図示省略)に連結されている。また、本管12の軸線方向他側(図1〜図3の矢印B方向側)の端部12Bの外周部には、雄螺子部24が形成されており、雄螺子部24は後述するハウジング16の雌螺子部52に対応している。
一方、本管12の端部12Bの内周部28の内径R1は、流路部20の直径R2より大きく(R1>R2)されており、内周部28には第1シール部を構成する断面矩形状のシール溝30が本管12の周方向に沿って形成されている。シール溝30には、第1シール部を構成する断面円状のOリング32が設けられており、Oリング32は、シール溝30の周方向に沿って円環状に形成されている。
本管12の軸線方向他側には、内管14が配置されており、内管14の芯部には、流体が流れる断面円状の流路部36が貫通形成されている。内管14の軸線方向一側(図1〜図3の矢印A方向側)の端部14Aは、本管12の端部12Bに挿入されており、端部14Aの先端と本管12との間には、隙間80が形成されている。端部14Aの外周部14Bと本管12の内周部28とが摺動することで、本管12と内管14とが流路部の軸心Oを回転中心にして図1の矢印C方向へ相対回転可能とされている。なお、端部14Aの外周部14Bと本管12の内周部28との摺動部は、Oリング32によってシール(止水)されている。
内管14の軸線方向他側(図1〜図3の矢印B方向側)の端部14Cの内周部には、雌螺子部40が形成されており、雌螺子部40は後述するシャフト18の雄螺子部66に対応している。端部14Cの外周部14Dには、第2シール部を構成する断面矩形状のシール溝42が内管14の周方向に沿って形成されている。シール溝42には、第2シール部を構成する断面円状のOリング44が設けられており、Oリング44はシール溝42の周方向に沿って円環状に形成されている。なお、内管14の一方の端部14Aの外径R3に比べて他方の端部14Cの外径R4が大きく(R4>R3)されている。
本管12の軸線方向他側には、ハウジング16が配置されている。ハウジング16の軸線方向一側(図1〜図3の矢印A方向側)の端部16Aの内周部16Bの先端には、雌螺子部52が形成されており、雌螺子部52には、本管12の雄螺子部24が締結されている。ハウジング16の芯部には、断面円状の貫通孔50が貫通形成されており、本管12とハウジング16との内部に内管14が内蔵されている。また、内管14の外周部14Dとハウジング16の内周部16Bとが摺動することで、内管14とハウジング16とが軸心Oを回転中心にして図1の矢印C方向へ相対回転可能とされている。なお、内管14の外周部14Dとハウジング16の内周部16Bとの摺動部は、Oリング44によってシール(止水)されている。
ハウジング16の軸線方向他側(図1〜図3の矢印B方向側)の端部16Cの内周部54には、第3シール部を構成する断面矩形状のシール溝56がハウジング16の周方向に沿って形成されている。シール溝56には、第3シール部を構成する断面円状のOリング58が設けられており、Oリング58はシール溝56の周方向に沿って円環状に形成されている。なお、端部16Aの内周部16Bの内径R5は、端部16Cの内周部54の内径R6より大きく(R5>R6)されている。
ハウジング16の軸線方向他側には、シャフト18が配置されている。シャフト18の軸線方向一側(図1〜図3の矢印A方向)の端部18Aは、ハウジング16の内周部54に挿入されており、端部18Aの外周部18Bの先端に形成された雄螺子部66が内管14の雌螺子部40に締結されている。シャフト18には、芯部に沿って流体が流れる断面円状の流路部64が貫通形成されている。なお、本管12の流路部20、内管14の流路部36及びシャフト18の流路部64の各円形断面形状及び各直径は等しく(R2)されている。
ハウジング16の内周部54と、シャフト18の外周部18Bとが摺動することで、シャフト18とハウジング16とが軸心Oを回転中心にして図1の矢印C方向へ相対回転可能とされている。なお、ハウジング16の内周部54とシャフト18の外周部18Bとの摺動部は、Oリング58によってシール(止水)されている。シャフト18の端部18Aには、丸孔形状のポート68が形成されており、ポート68は流路部64と連通している。なお、ポート68はシャフト18の周方向に所定の間隔を開けて複数形成してもよい。
ここで、流路部64内に液体が流れた際には、ポート68を介して流路部64内の液圧が、シャフト18とハウジング16との摺動部に設けられたOリング58に内圧によって生じる軸力P3として作用する(図3の矢印P3)ようになっている。また、本管12と内管14との隙間80を介して流路部36内の液圧が、本管12と内管14との摺動部に設けられたOリング32に内圧によって生じる軸力P1として作用(図3の矢印P1)するようになっている。なお、内圧によって生じる軸力P1と内圧によって生じる軸力P3とは、それぞれ軸心Oに沿った同方向に作用する。さらに、この際には、内管14とハウジング16との摺動部に設けられたOリング44に、内圧によって生じる軸力P1及び内圧によって生じる軸力P3に対して反対方向の内圧によって生じる軸力P2が作用する(図3の矢印P2)ようになっている。
さらに、内圧によって生じる軸力P1と内圧によって生じる軸力P3との和(内圧によって生じる軸力P1+内圧によって生じる軸力P3)が内圧によって生じる軸力P2に等しいかまたは略等しくなるように、各Oリング32、44、58の内圧を受ける部位の面積が調整されている。例えば、図1に示すよう、装着状態での各Oリング32、44、58のそれぞれの外径寸法G1、G2、G3と内径寸法N1、N2、N3とが調整されており、流路部内の液圧が高くなった場合にも、流路部内の液圧によって、シャフト18と内管14に対する本管12とハウジング16の回転負荷が大きくなるのを防止できようになっている。
一方、シャフト18の軸線方向他側(図1〜図3の矢印B方向側)の端部18Cの外周部18Dには、雄螺子部70が形成されており、この雄螺子部70に他の配管(図示省略)が連結されている。また、シャフト18の端部18Aの外径R7は、シャフト18の端部18Cの外径R8に比べて小さく(R7<R8)されており、シャフト18における雄螺子部70の根元部には、断面六角形状のフランジ72が突出形成されている。したがって、本実施形態のロータリージョイント10では、図1に矢印W1または矢印W2で示すように、本管12の流路部20、内管14の流路部36及びシャフト18の流路部64に沿って流体が流れる。
(作用及び効果)
次に、本発明のロータリージョイント10の作用について説明する。
本実施形態のロータリージョイント10では、雌螺子部40と雄螺子部66とによって互いに締結された内管14とシャフト18に対して、雄螺子部24と雌螺子部52とによって互いに締結された本管12とハウジング16とが、それぞれの外周部14B、14D、18Bと内周部28、16B、54とが摺動することで、流路部の軸心Oを回転中心にして図1の矢印C方向へ回転できる。
また、本実施形態のロータリージョイント10では、図1及び図3に矢印W1または矢印W2で示すように、本管12の流路部20、内管14の流路部36及びシャフト18の流路部64に沿って流体が流れる。このため、流路部内に液体の流れに対して抵抗となる部材が存在しない。この結果、本実施形態のロータリージョイント10では、圧力損失が少ないと共に、本管12とハウジング16とを軸心Oを中心に図1及び図3の矢印C方向へ回転した場合にも、ロータリージョイント10の内部での圧力損失にばらつきがない。
ここで、本実施形態のロータリージョイント10では、図3に示すように、流路部64内に液体が流れた際には、ポート68を介して流路部64内の液圧が、シャフト18とハウジング16との摺動部に設けられたOリング58に内圧によって生じる軸力P3として作用する(図3の矢印P3)。また、本管12と内管14との隙間80を介して流路部36内の液圧が、本管12と内管14との摺動部に設けられたOリング32に内圧によって生じる軸力P1として作用する(図3の矢印P1)。なお、内圧によって生じる軸力P1と内圧によって生じる軸力P3とは、それぞれ軸心Oに沿った同方向に作用する。さらに、内管14とハウジング16との摺動部に設けられたOリング44に、内圧によって生じる軸力P1及び内圧によって生じる軸力P3の反対方向の内圧によって生じる軸力P2が作用する(図3の矢印P2)。
さらに、各Oリング32、44、58のそれぞれの外径寸法G1、G2、G3と内径寸法N1、N2、N3とが調整されて、各Oリング32、44、58の内圧を受ける部位の面積が調整されることで、内圧によって生じる軸力P1と内圧によって生じる軸力P3との和(内圧によって生じる軸力P1+内圧によって生じる軸力P3)が内圧によって生じる軸力P2に等しいかまたは略等しくされている。
従って、本実施形態のロータリージョイント10では、流路部内の液圧が高い場合にも、内圧によって生じる軸力P1と内圧によって生じる軸力P3との和(内圧によって生じる軸力P1+内圧によって生じる軸力P3)が内圧によって生じる軸力P2に等しいかまたは略等しくなることで、流路部内の液圧によって、シャフト18と内管14とに対する本管12とハウジング16との回転負荷が大きくなるのを防止できる。この結果、シャフト18と内管14とに対する本管12とハウジング16との回転負荷を小さくできる。これにより、ベアリングを用いることなく、本管12とハウジング16とがシャフト18と内管14とに対して回転することができる。したがって、ロータリージョイントのコストが高くなることを抑制できる。
[第2の実施の形態]
図4には、本発明の第2の実施の形態であるロータリージョイント100が半断面側面図にて示されている。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と略同様の構成であるが、以下の点で異なる。
ロータリージョイント100では、本管12の端部12Bと内管14の端部14Cとの間には、本管12の軸線方向において隙間82が設けられている。また、内管14の端部14Cとハウジング16の端部16Cとの間には、本管12の軸線方向において隙間84が設けられており、隙間84の軸線方向の長さは隙間82の軸線方向の長さと同じに設定されている。さらに、ハウジング16の端部16Cとシャフト18のフランジ72との間には、本管12の軸線方向において隙間86が設けられており、隙間86の軸線方向の長さは隙間82の軸線方向の長さと同じに設定されている。また、隙間80の軸線方向の長さは隙間82の軸線方向の長さより長く設定されている。
このため、ロータリージョイント100では、雌螺子部40と雄螺子部66とによって互いに締結された内管14とシャフト18に対して、雄螺子部24と雌螺子部52とによって互いに締結された本管12とハウジング16とが、それぞれの外周部14B、14D、18Bと内周部28、16B、54とがロータリージョイント100の軸線方向に摺動することで、流路部の軸心Oに沿って図4の矢印A方向又は矢印B方向へ相対移動できる。
これにより、第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
さらに、本管12の端部12Aに連結された配管及びシャフト18の端部18Cに連結された配管が温度変化等により膨張収縮されて、当該配管の長さが変化しても、本管12とハウジング16とが内管14とシャフト18とに対して相対移動することで、当該配管の長さ変化を吸収する。したがって、当該配管の損傷を抑制できる。
また、本発明を第1の実施の形態及び第2の実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 ロータリージョイント
12 本管
14 内管
16 ハウジング
18 シャフト
20 流路部
22 雌螺子部
24 雄螺子部
30 シール溝(第1のシール部)
32 Oリング(第1のシール部)
36 流路部
40 雌螺子部
42 シール溝(第2のシール部)
44 Oリング(第2のシール部)
50 貫通孔
52 雌螺子部
56 シール溝(第3のシール部)
58 Oリング(第3のシール部)
64 流路部
66 雄螺子部
68 ポート
80 隙間
82 隙間
84 隙間
86 隙間

Claims (3)

  1. 芯部に沿って流体が流れる流路部が形成されており、一方の端部が配管に連結され、他方の端部の内周部に第1のシール部が設けられた本管と、
    芯部に沿って流体が流れる流路部が形成されており、一方の端部が前記本管の他方の端部の内周部に挿入され、前記一方の端部の外周部と前記本管の内周部とが摺動することで前記本管に対して回転可能とされると共に、他方の端部の外周部に前記第1のシール部より大径の第2のシール部が設けられ、かつ、前記本管との間に前記第1のシール部に液圧を作用させるための隙間を形成する内管と、
    芯部に沿って貫通孔が形成されており、一方の端部の内周部の先端が前記本管の他方の端部の外周部に締結され、前記本管とで前記内管を内蔵し、前記一方の端部の内周部と前記内管の他方の端部の外周部とが摺動することで前記内管に対して回転可能とされると共に、他方の端部の内周部に前記第2のシール部より小径の第3のシール部が設けられたハウジングと、
    芯部に沿って流体が流れる流路部が形成されており、前記ハウジングに挿入された一方の端部の外周部の先端が前記内管の他方の端部の内周部に締結されると共に、前記一方の端部の外周部と前記ハウジングの他方の端部の内周部とが摺動することで前記ハウジングに対して回転可能とされ、かつ、前記一方の端部に前記第2のシール部と前記第3のシール部とに液圧を作用させるためのポートが設けられ、他方の端部が他の配管に連結されるシャフトと、
    を備え、
    前記シャフト及び前記内管に作用する液圧を前記第1のシール部と前記第3のシール部の内圧によって生じる軸力として作用させ、前記内圧によって生じる軸力の反対方向の軸力を前記第2のシール部の内圧によって生じる軸力として作用させると共に、
    前記第1のシール部と前記第3のシール部との径方向の寸法と、前記第2のシール部の径方向の寸法と、を調整することで、前記第1のシール部と前記第3のシール部とに作用する内圧によって生じる軸力の和と、前記第2のシール部に作用する内圧によって生じる軸力と、を等しくするロータリージョイント。
  2. 前記本管及び前記ハウジングを前記シャフト及び前記内管に対して前記本管の軸線方向に移動可能にする隙間を有する請求項1に記載のロータリージョイント。
  3. 前記隙間は、前記本管の他方の端部と前記内管の他方の端部との間と、前記内管の他方の端部と前記ハウジングの他方の端部との間と、前記ハウジングの他方の端部と前記シャフトの他方の端部との間と、に設けられている請求項に記載のロータリージョイント。
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