JP2001099370A - 簡易スイベルホース継手 - Google Patents

簡易スイベルホース継手

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JP2001099370A
JP2001099370A JP28038599A JP28038599A JP2001099370A JP 2001099370 A JP2001099370 A JP 2001099370A JP 28038599 A JP28038599 A JP 28038599A JP 28038599 A JP28038599 A JP 28038599A JP 2001099370 A JP2001099370 A JP 2001099370A
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JP
Japan
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joint
hose
simple swivel
swivel hose
retaining ring
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Withdrawn
Application number
JP28038599A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Sakai
隆敏 酒井
Rikizo Tatsuta
力三 立田
Ken Aoyama
謙 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP28038599A priority Critical patent/JP2001099370A/ja
Publication of JP2001099370A publication Critical patent/JP2001099370A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/08Adjustable joints, Joints allowing movement allowing adjustment or movement only about the axis of one pipe

Abstract

(57)【要約】 【課題】相手側機器のねじ部との螺合用のねじ部を有す
る継手本体と、ホースが接続される管体とを備えた簡易
スイベルホース継手において、管体が曲り形状をなして
いる場合でも簡単にそれらの組付けが可能であって、尚
且つ組付けの際に専用のプレス機等の加工機による加工
を要しない簡易スイベルホース継手を提供する。 【解決手段】簡易スイベルホース継手10を、筒状をな
し、軸方向前端側に雄ねじ部28を有するとともに後端側
の内周面36bに雌嵌合面38を有する継手本体12と、管状
且つ曲り形状をなし、軸方向前端側に継手本体12の後端
側開口44からその内部に挿入されて雌嵌合面38に回転可
能に嵌合する雄嵌合面42を有するとともに、後端側にホ
ース22との接続部20を有する剛性の管体14と、管体14の
雄嵌合面42に径方向に弾性変形可能な状態で保持された
弾性Cリング56と、弾性Cリング56を係合させて管体14
の抜止めをなす環状の係合溝58とを有するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各種機器に油圧ホ
ース等の液圧ホースを連結するための簡易スイベルホー
ス継手に関し、詳しくは継手構成部材として曲り形状を
なす剛性の管体を備えたものに関する。
【0002】
【発明の背景】従来、油圧機器等の各種機器に油圧ホー
ス等を連結する場合、ホース端部にねじ部を有する継手
金具を回転不能に固定しておき、この継手金具のねじ部
を相手側機器の対応するねじ部にねじ込むことでホース
連結を行っていた。しかしながらこの場合、継手金具を
回転操作するとホースが一緒に回転して捩れを生じてし
まったり、或いはホースの他方の端部が他の機器に固定
状態にある場合には一方の端部を相手側機器に良好に連
結することが難しくなるなどの問題があった。
【0003】そこでこの問題を解決するための簡易スイ
ベルホース継手として図6に示すようなものが提案され
ている(特開平2−118297)。同図において、2
00及び201は簡易スイベルホース継手202におけ
る金属製の継手本体及びニップル(管体)である。ニッ
プル201は嵌入部204を有しており、この嵌入部2
04がホース206の端部内周面に嵌入された状態でホ
ース206の端部外周面にソケット金具208がかしめ
付けられることでホース206端部に固定されている。
【0004】一方、継手本体200は筒状をなしていて
一端側外周面に相手側機器との螺合用の雄ねじ部210
が形成され、また内周面には大径の嵌合凹部212が形
成されていて、そこにニップル201の端部に形成され
た大径の環状突部214がOリング216を介して液密
に且つ回転可能に嵌合されている。
【0005】この継手本体200とニップル201と
は、継手本体200の内周面に形成された径方向内向き
の段付部218と止め輪220とにより互いに軸方向に
固定されている。詳しくは、ニップル201は継手本体
200に対し段付部218と大径の環状突部214との
当接に基づいて図中右方向への抜けが防止され、また止
め輪220によって逆方向の相対移動が阻止されてい
る。
【0006】この簡易スイベルホース継手202の場
合、次のようにして継手本体200とニップル201と
の組付け及びホース206との接続固定が行われる。即
ち、図6(B)に示しているようにニップル201を後
端から継手本体200の前端側開口222を通じその内
部に挿通してニップル201の前端の大径の環状突部2
14と継手本体200の段付部218とを当接させ、そ
の後に止め輪220を嵌め込んでニップル201と継手
本体200とを軸方向に固定する。しかる後ニップル2
01の嵌入部204をホース206内部に嵌入させ、そ
の後ソケット金具208をかしめ加工することでニップ
ル201とホース206とを互いに固定状態とする。
【0007】図7は簡易スイベルホース継手の他の従来
例を示したもので(特開平9−72473)、この図の
簡易スイベルホース継手224もまた、基本的に図6に
示す簡易スイベルホース継手202と同様の構造のもの
であって、継手本体200とニップル(管体)201と
を有しており、そのニップル201の嵌入部204をホ
ース206内部に嵌入させた状態でソケット金具208
によりホース206端部に固定されるようになってい
る。
【0008】また継手本体200とニップル201と
は、ニップル201の前端に形成された大径の環状突部
214と継手本体200に形成された径方向内向きの段
付部218との当接により軸方向に抜止めされるように
なっている。従ってこの簡易スイベルホース継手224
におけるニップル201と継手本体200との組付け及
びホース206との接続の手順も上記と同様の手順で行
われる。
【0009】これら簡易スイベルホース継手202,2
24の場合、継手本体200がホース206に対して回
転可能であり、従って相手側機器との接続に際して継手
本体200を回転操作したとき、ホース206が一緒に
回転してしまうといったことがなく、従って円滑にホー
ス206の連結、即ち配管作業を行うことができる利点
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところでこれら簡易ス
イベルホース継手202,224の場合、上記のように
ニップル201を後端から継手本体200の前端側開口
222を通してその内部に挿通し、ニップル201と継
手本体200との組付けを行うものであることから、ニ
ップル201が直管状をなしている場合にはニップル2
01と継手本体200との組付け及びその後のホース2
06との接続固定を行うことができるものの、ニップル
201即ち剛性の管体が継手本体200の軸線に対し曲
り形状をなしている場合にはそれらの組付けができない
問題がある。
【0011】この場合において、簡易スイベルホース継
手を図8に示すような簡易スイベルホース継手226、
即ち継手本体228及び管体230の形状を、継手本体
228に対し管体230をその前端から継手本体228
内に挿入し得る形状とした上、継手本体228に一体に
形成したスリーブ232の後端部を、管体230挿入後
に内向きに曲げ加工し、これによって形成した係合部2
34を管体230の径方向外向きの段付部236に係合
させることによって抜止めするようになすことが考えら
れる。
【0012】しかしながらこのようにした場合、継手本
体228と管体230との組付けに際して専用のプレス
機を用いたスリーブ232の曲げ加工が必要であって組
付けのための加工が大掛りとなり、また継手本体228
の軸方向長が必然的に長くなってしまうといった問題が
生ずる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の簡易スイベルホ
ース継手はこのような課題を解決するために案出された
ものである。而して請求項1のものは、油等液体を所定
の圧力で流通させる液圧ホースを相手側に連結するため
の簡易スイベルホース継手であって、(イ)筒状をな
し、軸方向前端側に相手側のねじ部との螺合用のねじ部
を有するとともに後端側の内周面に断面円形の雌嵌合面
を有する継手本体と、(ロ)該継手本体とともに前記簡
易スイベルホース継手を構成する部材であって、管状且
つ全体として該継手本体の軸線に対して曲り形状をな
し、軸方向前端側に該継手本体の後端側開口から該継手
本体内に挿入される挿入部を有し、該挿入部の外周面に
形成された断面円形の雄嵌合面を前記雌嵌合面に相対回
転可能に嵌合させるとともに、後端部に前記ホースとの
接続部を有する剛性の管体と、(ハ)前記継手本体と管
体との嵌合組付け前において該管体の前記挿入部の外周
面又は該継手本体の内周面の一方に、軸方向に固定且つ
径方向に弾性変形可能な状態で保持され、該挿入部の該
継手本体内への挿入時に縮径又は拡径変形させられる弾
性止め輪と、(ニ)他方に形成され、前記嵌合組付け状
態で拡径又は縮径方向に形状復元した前記弾性止め輪を
係合させて該弾性止め輪とともに前記挿入部の前記継手
本体からの抜止めをなす環状の係合凹部と、(ホ)それ
ら継手本体と管体の挿入部との間を液密にシールするシ
ール部材とを含んでいることを特徴とする。
【0014】請求項2のものは、請求項1に記載の簡易
スイベルホース継手において、前記挿入部の外周面又は
継手本体の内周面のうち前記弾性止め輪を保持していな
い前記他方の側の後端部又は前端部に、該挿入部の前記
継手本体内への挿入時に該弾性止め輪をカム作用で縮径
又は拡径変形させるガイド面が形成されていることを特
徴とする。
【0015】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
に記載の簡易スイベルホース継手において、前記係合凹
部が前記弾性止め輪の幅に対応した幅の環状の係合溝で
あることを特徴とする。
【0016】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
に記載の簡易スイベルホース継手において、前記弾性止
め輪が、前記挿入部の外周面又は継手本体の内周面に形
成された環状の保持溝により保持されていることを特徴
とする。
【0017】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
に記載の簡易スイベルホース継手において、前記弾性止
め輪が前記挿入部の前記雄嵌合面又は前記継手本体の前
記雌嵌合面において保持されているとともに、前記係合
凹部が該雌嵌合面又は雄嵌合面に形成されていることを
特徴とする。
【0018】請求項6のものは、請求項1〜5の何れか
に記載の簡易スイベルホース継手において、前記管体が
前記雄嵌合面を有する前端側の第一部材と、前記ホース
との接続部を有する後端側の第二部材とを接合した形態
のものであることを特徴とする。
【0019】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、管体の
挿入部を継手本体の後端側開口からその内部に挿入可能
となすとともに、挿入部の外周面又は継手本体の内周面
の一方に弾性止め輪を軸方向に固定且つ径方向に弾性変
形可能な状態で保持させておき、そしてこれを縮径変形
又は拡径変形させながら管体の挿入部を継手本体内に挿
入させ、そして挿入完了後に弾性止め輪を元形状に復元
させて、これを他方に形成した係合凹部に係合させ、以
ってその後の抜止めをなすようにしたもので、本発明に
よれば管体が曲り形状をなしている場合においても支障
なくその管体と継手本体とを抜止状態に組み付けること
ができる。
【0020】しかもその際、上記のようなプレス機等専
用の加工機を必要とせず、ただ単に管体の挿入部を継手
本体に挿入するだけで自動的にそれらの組付けを完了す
ることができる。更にまた本発明の継手の場合、図8に
示すように継手本体にスリーブを一体形成しておいてこ
れを曲げ加工するといった必要がないので、継手本体の
軸方向長を短くすることができる。即ち継手本体をコン
パクトに構成することができる。
【0021】本発明においては、上記管体の挿入部の外
周面又は継手本体の内周面のうちの弾性止め輪を保持し
ていない他方の側の後端部又は前端部に、弾性止め輪を
カム作用で縮径又は拡径変形させるガイド面を形成して
おくことができる(請求項2)。このようにしておけ
ば、継手本体に対して管体の挿入部を挿入する際にその
ガイド面のカム作用で自動的に弾性止め輪を弾性変形さ
せ得、従って管体の挿入部を継手本体に対し円滑に挿入
作業することができる。
【0022】本発明においては、上記係合凹部を弾性止
め輪の幅に対応した幅の環状の係合溝となしておくこと
ができる(請求項3)。また上記弾性止め輪は、挿入部
の外周面又は継手本体の内周面に形成した環状の保持溝
により保持させておくことができる(請求項4)。本発
明においてはまた、前記弾性止め輪を挿入部の雄嵌合面
又は継手本体の雌嵌合面において保持し、また係合凹部
をそれら雌嵌合面又は雄嵌合面に形成しておくことがで
きる(請求項5)。
【0023】また上記管体は、前端側の第一部材と後端
側の第二部材とを接合した形態で構成することができる
(請求項6)。このようにすることで、容易に管体に直
角ないしこれに近い急角度の曲げ形状を付与することが
できる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は本例の簡易スイベルホ
ース継手であって、金属製の継手本体12と、同じく金
属製の管体14とを備えており、その継手本体12が図
2に示しているように機台16と接続ポート18との間
の狭い空間内において接続ポート18に接続されている
(本例では後に詳述するように寸法Lを小さくすること
ができる)。
【0025】管体14は後端部にホースとの接続部20
を有しており、その接続部20においてホース22(こ
の例では油圧ホース:内圧は例えば1.5MPa〜2
0.5MPa位まで)の端部に接続固定されている。本
例において、管体14は前部側の第一部材24と後部側
の第二部材26とを接合して構成してある。ここで第一
部材24はブロック状をなしており、また第二部材26
は円管状をなしている。
【0026】継手本体12は、図3(A)及び図4に拡
大して示しているように短い円筒形状をなす部材であっ
て、先端側外周面に雄ねじ部28を有しており、図4に
示しているようにその雄ねじ部28において、接続ポー
ト18の雌ねじ部30に螺合されるようになっている。
【0027】継手本体12は後端側に大径且つ多角形状
の工具係合用の係合部32を有している。この係合部3
2と雄ねじ部28との間には環状の溝が形成されてお
り、そこにOリング34が保持されている。係合部32
の内周面36bは、継手本体12における前端側の内周
面36aに対して大径とされており、その一部が雌嵌合
面38とされている。
【0028】一方管体14、詳しくは第一部材24は前
端部に挿入部39を有していて、その外周面40に対応
する雄嵌合面42が形成され、その挿入部39が継手本
体12の後端側開口44を通じて継手本体12内に挿入
された上、雄嵌合面42が雌嵌合面38に回転可能に嵌
合されている。尚これら継手本体12と第一部材24と
は、それらの間に介装されたOリング(シール部材)4
8によって液密にシールされている。
【0029】第一部材24は、その内部に直角に折れ曲
った通路50を有しており、内部に通路52を有する第
二部材26が、この第一部材24から直角に立ち上がっ
た状態で且つ内部の通路52を第一部材24の通路50
に連通させる状態で第一部材24に接合され一体化され
ている。尚、第一部材24における挿入部39の内周面
46の内径は継手本体12における上記内周面36aの
内径と同径とされている。
【0030】第一部材24の雄嵌合面42には環状の保
持溝54が形成されており、そこに金属製の弾性Cリン
グ(弾性止め輪)56が軸方向に固定且つ径方向に弾性
変形可能に保持されている。一方継手本体12の雌嵌合
面38には、保持溝54に対応する軸方向位置において
環状の係合溝(係合凹部)58が形成されており、保持
溝54に保持された弾性Cリング56がこの係合溝58
に係合させられ、以って第一部材24が継手本体12か
ら抜止めされている。尚、継手本体12における内周面
36bには、その後端側開口44に連続してガイド面と
してのテーパ面60が形成されている。
【0031】第二部材26の後端部に備えられた接続部
20は、図3(B)に詳しく示しているように互いに軸
方向に固定状態とされた金属製の内スリーブ62と外ス
リーブ64とを有しており、その内スリーブ62が管体
14の主体を成す金属製の円筒体の端部に接合一体化さ
れている。
【0032】接続部20は内スリーブ62と外スリーブ
64との間に環状のホース挿入空間を形成しており、そ
こにホース22の端部を挿入させた状態で外スリーブ6
4が求心方向にかしめ付けられることで、接続部20と
ホース22の端部との固定が行われている。
【0033】図4は継手本体12と管体14、具体的に
は第一部材24との組付けの手順を示したもので、本例
の簡易スイベルホース継手10の場合、予め第一部材2
4の保持溝54内に弾性Cリング56を嵌め込んだ状態
としておいて、その前端部を継手本体12の後端側開口
44を通じその内部に挿入し、第一部材24の雄嵌合面
42を継手本体12の雌嵌合面38に回転可能に嵌合さ
せる。
【0034】このとき、保持溝54に拡径状態で保持さ
れている弾性Cリング56は、継手本体12内への挿入
時にテーパ面60のガイド作用で縮径変形させられ(図
5(I)〜(III))、そして第一部材24の継手本体12
への挿入が完了した時点で、具体的には係合溝58が対
応する軸方向位置に到ったところで、この弾性Cリング
56が再び元の形状に拡径して図3(A)に示す状態、
即ち係合溝58内部に一部入り込んで係合溝58に係合
した状態となる(図5(IV))。ここにおいて継手本体1
2と第一部材24とが軸方向に抜止状態で組み付けられ
る。
【0035】以上のような本例の簡易スイベルホース継
手10の場合、管体14が曲り形状をなしていても支障
なくその管体14と継手本体12とを抜止状態に組み付
けることができる。しかもその際にプレス機等専用の加
工機を必要とせず、ただ単に管体14の挿入部39を継
手本体12に挿入するだけで自動的にそれらの組付けを
完了することができる。更にまた本例の簡易スイベルホ
ース継手10の場合、図8に示すものと異なって継手本
体12の軸方向長を短くでき、継手本体12をコンパク
トに構成することができる。
【0036】また本例では継手本体12の内周面36b
の後端部にガイド面としてのテーパ面60を形成してあ
るため、継手本体12に対して管体14を挿入する際に
そのテーパ面60のカム作用で自動的に弾性Cリング5
6を弾性変形させ得、従ってその弾性変形を伴って管体
14を継手本体12に対し円滑に挿入作業することがで
きる。更に本例では、管体14を前部側の第一部材24
と後部側の第二部材26とを接合した形態で構成してあ
るため、容易に管体14に直角の曲げ形状を付与するこ
とができる。
【0037】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては、継手本
体12の雌嵌合面38若しくは内周面36bの他の部位
に環状の保持溝を形成して、そこに弾性Cリング56そ
の他形態の弾性止め輪を径方向に弾性変形可能に保持さ
せる一方、第一部材24の外周面40の雄嵌合面42若
しくは他の部位に係合溝を形成しておき、第一部材24
の継手本体12内への挿入時に弾性止め輪を拡径変形さ
せた後、挿入完了状態でこれを縮径させて係合溝58に
係合させるようになすことも可能である。
【0038】また上例では係合凹部を弾性Cリング56
の軸方向幅に対応した幅の係合溝58として形成してい
るが、かかる係合凹部を他の形態で構成することも可能
である。要するに、継手本体12に対し管体14を挿入
した段階で弾性止め輪に係合して抜止めするような形態
であれば他の種々形態とすることが可能である。
【0039】また上例では、挿入部39の外周面40及
び継手本体12の対応する内周面36bがほぼ全体的に
雄嵌合面42及び雌嵌合面38とされているが、場合に
よってそれら外周面40及び内周面36bの一部を雄嵌
合面42及び雌嵌合面38として形成することも可能で
ある。
【0040】また本発明の簡易スイベルホース継手10
は、水を流通させるホース用の継手として適用すること
も可能であるし、また管体14の曲り形状を上例以外の
種々曲り形状となすことも可能であるなど、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態
で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である簡易スイベルホース継
手を示す図である。
【図2】図1の簡易スイベルホース継手の要部を相手側
機器への接続状態で示す図である。
【図3】同じ簡易スイベルホース継手の要部の構造を示
す図である。
【図4】同じ簡易スイベルホース継手の組付手順の説明
図である。
【図5】同じ簡易スイベルホース継手を組み付ける際の
弾性Cリングとテーパ面の作用説明図である。
【図6】従来の簡易スイベルホース継手の一例を示す図
である。
【図7】従来の簡易スイベルホース継手の図6とは異な
る例を示す図である。
【図8】本発明の簡易スイベルホース継手の利点を説明
するために示した比較例図である。
【符号の説明】
10 簡易スイベルホース継手 12 継手本体 14 管体 20 接続部 22 ホース 24 第一部材 26 第二部材 28 雄ねじ部 30 雌ねじ部 36b 内周面 38 雌嵌合面 39 挿入部 40 外周面 42 雄嵌合面 44 後端側開口 48 Oリング(シール部材) 54 保持溝 56 弾性Cリング(弾性止め輪) 58 係合溝(係合凹部) 60 テーパ面(ガイド面)
フロントページの続き (72)発明者 青山 謙 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3H104 JA04 JB01 JC10 JD09 KA04 KB20 LF03 LG07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油等液体を所定の圧力で流通させる液圧
    ホースを相手側に連結するための簡易スイベルホース継
    手であって、(イ)筒状をなし、軸方向前端側に相手側
    のねじ部との螺合用のねじ部を有するとともに後端側の
    内周面に断面円形の雌嵌合面を有する継手本体と、
    (ロ)該継手本体とともに前記簡易スイベルホース継手
    を構成する部材であって、管状且つ全体として該継手本
    体の軸線に対して曲り形状をなし、軸方向前端側に該継
    手本体の後端側開口から該継手本体内に挿入される挿入
    部を有し、該挿入部の外周面に形成された断面円形の雄
    嵌合面を前記雌嵌合面に相対回転可能に嵌合させるとと
    もに、後端部に前記ホースとの接続部を有する剛性の管
    体と、(ハ)前記継手本体と管体との嵌合組付け前にお
    いて該管体の前記挿入部の外周面又は該継手本体の内周
    面の一方に、軸方向に固定且つ径方向に弾性変形可能な
    状態で保持され、該挿入部の該継手本体内への挿入時に
    縮径又は拡径変形させられる弾性止め輪と、(ニ)他方
    に形成され、前記嵌合組付け状態で拡径又は縮径方向に
    形状復元した前記弾性止め輪を係合させて該弾性止め輪
    とともに前記挿入部の前記継手本体からの抜止めをなす
    環状の係合凹部と、(ホ)それら継手本体と管体の挿入
    部との間を液密にシールするシール部材とを含んでいる
    ことを特徴とする簡易スイベルホース継手。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の簡易スイベルホース継
    手において、前記挿入部の外周面又は継手本体の内周面
    のうち前記弾性止め輪を保持していない前記他方の側の
    後端部又は前端部に、該挿入部の前記継手本体内への挿
    入時に該弾性止め輪をカム作用で縮径又は拡径変形させ
    るガイド面が形成されていることを特徴とする簡易スイ
    ベルホース継手。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載の簡易スイ
    ベルホース継手において、前記係合凹部が前記弾性止め
    輪の幅に対応した幅の環状の係合溝であることを特徴と
    する簡易スイベルホース継手。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の簡易スイ
    ベルホース継手において、前記弾性止め輪が、前記挿入
    部の外周面又は継手本体の内周面に形成された環状の保
    持溝により保持されていることを特徴とする簡易スイベ
    ルホース継手。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の簡易スイ
    ベルホース継手において、前記弾性止め輪が前記挿入部
    の前記雄嵌合面又は前記継手本体の前記雌嵌合面におい
    て保持されているとともに、前記係合凹部が該雌嵌合面
    又は雄嵌合面に形成されていることを特徴とする簡易ス
    イベルホース継手。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の簡易スイ
    ベルホース継手において、前記管体が前記雄嵌合面を有
    する前端側の第一部材と、前記ホースとの接続部を有す
    る後端側の第二部材とを接合した形態のものであること
    を特徴とする簡易スイベルホース継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007255684A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 管継手
CN114062012A (zh) * 2021-11-12 2022-02-18 广西柳州中衡工程检测咨询有限公司 工程检测取样装置

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