JPH0446265Y2 - - Google Patents

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JPH0446265Y2
JPH0446265Y2 JP10174185U JP10174185U JPH0446265Y2 JP H0446265 Y2 JPH0446265 Y2 JP H0446265Y2 JP 10174185 U JP10174185 U JP 10174185U JP 10174185 U JP10174185 U JP 10174185U JP H0446265 Y2 JPH0446265 Y2 JP H0446265Y2
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JP
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strobe
strobe discharge
discharge tube
photographic lens
light
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JP10174185U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はストロボ装置に関し、詳しくは、2個
所に設けられたストロボ放電管の発光量を、カメ
ラの撮影姿勢に応じて調節するようにしたストロ
ボ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近のコンパクトカメラの多くはストロボ装置
を内蔵しており、簡単にストロボ撮影ができるよ
うになつている。このようなカメラでは、一般に
ストロボ放電管がカメラの正面右上方に設けられ
ている。そして、カメラを横長にして構えた通常
の姿勢で撮影したときに、良好な照明が得られる
ようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、カメラの撮影姿勢としては、上述し
た通常の横位置で構えることの他、カメラを縦長
にして構えることも多い。このようにカメラを縦
位置にしたときには、その天地の方向によつて
は、ストロボ放電管が撮影レンズの下側に位置す
ることもある。しかし、ストロボ放電管を撮影レ
ンズの下側にしたままで撮影すると、特に近距離
撮影の場合には、照明光が被写体の下側に偏つて
照射されるようになる。この結果、例えば人物を
被写体とするようなときには、照明に伴つて生じ
る陰影部が上向きになり、非常に不自然な写真に
なつてしまう。
本考案は、上述のような従来技術の欠点を解決
するためになされたもので、カメラを縦構えにし
て撮影する場合には、その天地方向にかかわらず
常に自然な感じの照明が与えられるようにしたス
トロボ装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するにあたり、本考案のスト
ロボ装置においては、撮影レンズを挟んだ両側に
それぞれストロボ放電管を配置しておき、カメラ
の撮影姿勢を検出する姿勢検出手段により、いず
れかのストロボ放電管が撮影レンズよりも下側に
きたことが検出されたときには、下側のストロボ
放電管の発光時間を上側のストロボ放電管の発光
時間よりも短縮し、その発光量を減少させるよう
にしたものである。
上述のように、撮影レンズの下側に位置してい
るストロボ放電管の発光時間を短縮するために
は、例えば周知の自動調光ストロボで利用されて
いるように、それぞれのストロボ放電管の放電路
内にサイリスタなどのスイツチング素子を直列に
挿入しておき、前記姿勢検出手段からの信号に応
じて、撮影レンズの下側に位置している方のスト
ロボ放電路を早目にターンオフさせるようにすれ
ばよい。なお、撮影レンズの上側に位置している
ストロボ放電管の発光量を、下側のストロボ放電
管の発光量より多くすることによつても、同様の
作用が得られる。
以下、本考案の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
〔実施例〕
本考案を用いたカメラの正面を図示した第2図
において、カメラボデイ1の前面上方には、撮影
レンズ2を挟む両側に、ストロボ放電管3,4が
設けられている。これらのストロボ放電管3,4
の前面には拡散板5,6が配置されており、それ
ぞれ適当な配光特性が与えられている。
カメラボデイ1の内部には、カメラボデイ1が
構えられたときの姿勢を検出する水銀スイツチ7
が取り付けられている。この水銀スイツチ7は、
第1図に示したように、中央に窪みが形成された
容器と、その中に流動自在に封入された水銀粒8
と、前記容器内に露出するように、その両側に設
けられた2対のリード線9,10とからなる。そ
して、カメラボデイ1が、第2図の状態、すなわ
ち横位置で構えられたときには、水銀粒8が容器
の窪み内にあるので、リード線9,10は共に
OFF状態になつている。この状態で撮影が行わ
れると、ストロボ放電管3,4はそれぞれ等しい
発光量で発光して被写体を照明する。
また、ストロボ放電管3が撮影レンズ2の上側
になるような縦位置で構えたときには、水銀粒8
が流動してリード線10をON状態にする。この
ように、リード線10がONした状態で撮影が行
われたときには、撮影レンズ2の上側に位置して
いるストロボ放電管3は比率10の発光量をもつて
発光するのに対し、他方のストロボ放電管4は比
率8の発光量で発光する。したがつて、被写体の
上方が多く照明されるようになるので、自然な照
明が与えられるようになる。
一方、ストロボ放電管4が撮影レンズ2の上側
にくるような縦位置で構えられたときには、リー
ド線9がON状態になる。リード線9がON状態
で撮影が行われたときには、前述の場合と逆に、
ストロボ放電管4が比率10、ストロボ放電管3が
比率8の発光量で発光動作する。したがつて、や
はり撮影レンズ2の下側に位置しているストロボ
放電管3の方の発光量が低く抑えられるので、近
距離撮影の場合でも、不自然な照明がなされない
ようになる。
上述のような発光量の制御は、第1図に示した
回路によつて行われる。第1図において、電源ス
イツチ11を閉じることによつて、ブロツキング
発振器などからなる周知の昇圧回路12が作動し
て、同一特性のコンデンサ13,14が充電され
る。これらのコンデンサ13,14には、前記ス
トロボ放電管3,4がそれぞれ並列に接続されて
いる。コンデンサ13,14と、ストロボ放電管
3,4とで形成されるそれぞれの放電回路には、
発光用サイリスタ15,16が直列に挿入されて
いる。そして、これらの発光用サイリスタ15,
16は、それぞれのゲート端子に、周知のトリガ
回路17からのトリガ信号が供給されることによ
つてターンオンする。
ストロボ放電管3,4と発光用サイリスタ1
5,16とのそれぞれの直列回路には、抵抗1
7,18とサイリスタ19,20のそれぞれの直
列回路が並列に接続されている。さらに、前記発
光用サイリスタ15,16と遮断用サイリスタ1
9,20とのそれぞれのアノード間には、転流コ
ンデンサ21,22が接続され、これらは抵抗1
7,23、および抵抗18,24を介して充電さ
れるようになる。前記遮断用サイリスタ19,2
0のゲート端子は、水銀スイツチ7のリード線
9,10を介してタイマー25,26に接続され
ている。このタイマー25,26は、それぞれト
リガ回路17から発生されるトリガ信号を一定時
間遅延させる作用を行う。
カメラを横位置で構えて撮影した場合には、シ
ヤツタの作動と同期してトリガ回路17が作動す
る。この結果、トリガ電極17a,17bに点弧
電流が供給されると同時に発光用サイリスタ1
5,16がターンオンし、ストロボ放電管3,4
が同時に発光動作する。このとき、カメラが横位
置で構えられていることから、リード線9,10
はいずれも開放されているので、前記トリガ信号
を一定時間遅延させるタイマー25,26の出力
信号は、遮断用サイリスタ19,20のゲート端
子に供給されることがない。したがつて、遮断用
サイリスタ19,20は遮断状態のままであり、
コンデンサ13,14に貯えられた電荷の全てが
発光に供され、ストロボ放電管3,4のそれぞれ
は等しい発光量をもつて被写体を照明するように
なる。
また、カメラを縦位置で構え、ストロボ放電管
3が撮影レンズ2の上側にきている場合には、リ
ード線10が接続状態となつている。この結果、
タイマー26からの信号が有効化され、ストロボ
放電管4の発光時間が一定時間短縮される。すな
わち、水銀スイツチ7のリード線10が接続状態
となつているため、タイマー26で一定時間遅延
されたトリガ信号が、遮断用サイリスタ20のゲ
ート端子に供給されるようになる。
遮断用サイリスタ20がタイマー26からの信
号を受けてターンオンすると、転流コンデンサ2
2が放電し、発光用サイリスタ16のアノード・
カソード間を逆バイアスする。この結果、発光用
サイリスタ16がターンオフして、ストロボ放電
管4の発光が瞬時に停止される。タイマー26
は、トリガ回路17から発生されたトリガ信号
を、ストロボ放電管4の発光量が全発光量の8割
程度に達する時点まで遅延させるようになつてい
るので、ストロボ放電管4の発光は発光量が8割
に達した時点でカツトされることになる。なお、
ストロボ放電管4が撮影レンズ2の上側に位置し
ているときには、ストロボ放電管3の発光量が抑
制されることになる。
第3図は、他の実施例を示す回路図であり、前
述の実施例で使用されている素子と共通なものに
ついては同符号を付してある。この実施例におい
ては、水銀スイツチ7からの信号に応じて、スト
ロボ放電管3,4の調光レベルを変えるようにし
てある。遮断用サイリスタ19,20のそれぞれ
のゲート端子には、コンパレータ30,31から
の信号が入力されるようになつている。コンパレ
ータ30,31は、ストロボ放電管3,4の発光
による被写体照明光が、適正光量に達したときに
遮断用サイリスタ19,20をターンオンさせ
る。
コンパレータ30,31に与えられる基準電圧
は、それぞれ抵抗33,34、および抵抗35,
36とによつて設定されている。そして、ストロ
ボ放電管3,4の発光による照明光量を積分し、
その積分値に比例した電圧信号を出力する周知の
受光回路37,38がコンパレータ30,31の
それぞれの入力端に接続されている。なお、前記
抵抗33,35については、通常は、フイルム感
度値や絞り値情報等に応じて調節される可変抵抗
が用いられる。
カメラが縦位置で構えられ、リード線9が短絡
した状態、すなわちストロボ放電管3が撮影レン
ズ2の下側に位置しているときには、抵抗34が
短絡されてしまうから、コンパレータ30の基準
電圧は、他方のコンパレータ31よりも低い値に
なる。この結果コンパレータ30は、他方のコン
パレータ31よりも少ない受光量で作動し、遮断
用サイリスタ19のゲート端子に導通信号を出力
する。したがつて、撮影レンズ2の下側に位置し
たストロボ放電管3は、ストロボ放電管4の発光
量よりも少ない発光量でカツトされるようにな
る。この場合、ストロボ放電管3,4の発光量の
比率配分は、抵抗34,36の値を調節すること
によつて適宜設定できる。
なお、上述の実施例において、カメラの姿勢を
検出するためのスイツチ手段として振子式の切り
換えスイツチを使用したり、ストロボ放電管3,
4の発光を途中でカツトするために、ストロボの
自動調光のために用いられている周知のバイパス
制御方式を利用することも可能である。さらに、
一方のストロボを着脱式の専用オートストロボと
し、これが下方に位置したときにはカメラ側から
の信号により発光のカツトオフタイミングを早め
るようにしてもよい。また、カメラを横位置で構
えたときにも、一方のストロボ放電管の発光量を
他方に対して増減させるようにしたり、あるいは
一方のみを発光させるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案のストロボ装置において
は、撮影レンズを挟む両側にストロボ放電管を配
置するとともに、カメラの撮影姿勢を変更するこ
とによつて、一方のストロボ放電管が撮影レンズ
の下側にきたときには、その発光を途中でカツト
することにより発光量を低減させるようにしてい
る。したがつて、被写体に対し不自然な配光分布
の照明光が与えられることがなくなり、常に良好
なストロボ写真が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図であ
る。第2図は、本考案を用いたカメラの正面図で
ある。第3図は、本考案の他の実施例を示す回路
図である。 1……カメラボデイ、2……撮影レンズ、3,
4……ストロボ放電管、7……水銀スイツチ、1
3,14……コンデンサ、15,16……発光用
サイリスタ、17……トリガ回路、19,20…
…遮断用サイリスタ、25,26……タイマー、
30,31……コンパレータ、37,38……受
光回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 撮影レンズの両側に配置された二つのストロ
    ボ放電管と、カメラの撮影姿勢を検出すること
    により、前記ストロボ放電管が撮影レンズの上
    下に位置したことを検出する姿勢検出手段と、
    この姿勢検出手段からの検出信号に応答し、撮
    影レンズの上側に位置しているストロボ放電管
    の発光時間よりも、下側のストロボ放電管の発
    光時間を短縮するための発光制御手段とからな
    ることを特徴とするストロボ装置。 (2) 前記発光制御手段は、それぞれのストロボ放
    電管の放電路にそれぞれ直列に接続されたサイ
    リスタであり、前記姿勢検出手段からの検出信
    号に応じて前記放電路のいずれか一方が一定時
    間後に遮断されることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のストロボ装置。
JP10174185U 1985-07-05 1985-07-05 Expired JPH0446265Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174185U JPH0446265Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05

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JP10174185U JPH0446265Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05

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Publication Number Publication Date
JPS6212141U JPS6212141U (ja) 1987-01-24
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