JPH044601A

JPH044601A - 車両用アンテナ装置

Info

Publication number: JPH044601A
Application number: JP10729190A
Authority: JP
Inventors: Masanori Ishikawa; 石川　政徳
Original assignee: Kojima Press Industry Co Ltd
Current assignee: Kojima Industries Corp
Priority date: 1990-04-23
Filing date: 1990-04-23
Publication date: 1992-01-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、車両に搭載されるアンテナ装置に係わるもの
であり、特に車両の車体外装部品に装着するに好適なア
ンテナ装置に係わるものである。

［従来の技術］従来より車両に搭載されるアンテナ装置には次のような
ものがある。

■実公昭５７−７２６０６号公報に開示されているよう
な、通称ボールアンテナと呼ばれているもの。

■特公昭５９−４３００６号公報に開示されているよう
なマイクロストリップアンテナを利用したもの。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながら、前記■および■のアンテナ装置には夫々
以下のような問題点が存する。

１、前記に係わるアンテナ装置は、それらアンテナ装置
自体を製作し、且つ朝み付ける工程か必要となり製造性
が悪化し、経済的にも不利となる。

■、前記に係わるアンテナ装置は、取り付けられたアン
テナ装置が異物感を感しさせ車両との調和がとれない（
■の場合）、また、アンテナ装置が設けられた部位と他
の部位とに高低差が生しる（■の場合）ことにより、車
両の外観意匠性を悪化させる。特に■においては、前記
問題点に加え、風切り音の発生、人や物に引っ掛かるこ
とによる破損可能性が高いといった問題点をも存する。

［本発明の目的］本発明は前記問題点に鑑みなされたものであり、その目
的は製造上有利で、外観意匠性がよく、風切り音や破損
が発生しない車両用アンテナ装置を提供することにある
。

［課題を解決するための手段］前記目的を達成するため本発明は次のように構成されて
いる。

すなわち、車両の車体外板基材と、該車体外板基材の表
面および裏面の少なくとも一方に直接または絶縁物質を
介して導電性塗料を塗布して形成した導体層からなるア
ンテナエレメントと、該アンテナエレメントに接続した
給電線とを備えた車両用アンテナ装置とし、且つ該車両
用アンテナ装置全体若しくは部分的に絶縁性塗料を、車
体外板基板のアンテナエレメントか形成された部位とそ
の他の部位に、高低差が生じないように塗布した車両用
アンテナ装置とし・た。

［作用・効果コ本発明は前記のような構成をとっているため、通常の塗
装工程において、アンテナ装置を作成することが可能と
なる。

それにより、アンテナ装置自体を別に製作し、車両に組
み付ける従来の車両に搭載されるアンテナ装置に比して
、製造上有利となる。

また、本発明によるアンテナ装置は、該アンテナ装置が
形成された部位と、その他の部位に高低差は殆と存しな
いため、外観意匠性の悪化、風切り音の発生、破損とい
った問題点を回避できる。

［実施例］以下、図面に基づき本発明の実施例について詳細に説明
する。

第１図及び第２図は本発明の第１実施例に係わるアンテ
ナ装置を示し、金属製車体外板基板２ａより成る車両ｌ
のルーフ２にアンテナ装置１０を設けたものである。

図において、ルーフ２を構成する金属製車体外板基板２
ａには孔３が穿設されており、鎖孔３には、端子６、給
電線７、絶縁体８より構成されるコネクタ９が挿通され
、溶着、ボルト締め、接着剤による接着等の手段により
金属製車体外板基板２ａに固着されており、固着された
状態においては給電線７は、金属製車体外板基板２ａの
表面より若干突出している。

金属製車体外板基板２ａにコネクタ９を取り付けたら、
次に金属製車体外板基板２ａの表面全体若しくは一定の
範囲に絶縁性の塗料を塗布し、塗膜４を形成する。この
とき給電線７は、塗膜４より微少量突出している。

５は、導電性の塗料を、所定の形状に塗布して形成した
導体１５．５　ａよりなるアンテナエレメントである。

このとき給電線７は、導体層５ａ、すなわちアンテナエ
レメント５と接合している。

そして、絶縁性の塗膜４およびアンテナエレメント５を
含み、金属性車体外板基板２ａ全体に絶縁性の車体外板
基板塗装用塗料を塗布することにより、アンテナエレメ
ント５と金属製車体外板基板２ａとの間に高低差が生じ
ないように、塗膜１１を形成する。

一ヒ記アンテナ装置１０においては、コネクタ９に図示
しないケーブルか接続され、図示しないラジオ受信機等
に接続される。

本実施例にかかわるアンテナ装置１０に関しては、電波
はアンテナエレメント５によって、このこく薄い塗膜１
１を介するだけで補足され、アンテナエレメント５によ
って受信された信号は、給電線７および図示しないケー
ブルを介してラジオ受信機等に到達する。

なお、本実施例においては、その好適な実施態様として
、車両のルーフに本発明に基づくアンテす装置を設けた
ものを例示したが、これに限られるものではなく、ボン
ネット、トランクリフト、ドア、フェンダ−等にも設置
可能である。

また、本実施例に係わるアンテナ装置は、金属製車体外
板基板だけでなく、樹脂製の車体外板基板にも設置する
ことが可能である。この場合は、基板の表面に絶縁性の
塗料を塗布して塗膜を形成する必要はなく、直接樹脂製
車体外板基板の表面に導電性の塗料を塗布して導体層、
すなわちアンテナエレメントを形成すればよい。

第３図乃至第５図は本発明の第２実施例を示すものであ
る。

先の実施例においては車体外板基板が金属製のものを例
示したが、本例は樹脂製のものについて説明する。

図において、本実施例に係わる車両用アンテナ装置２０
はマイクロストリップアンテナとして構成され、車両１
の合成樹脂製のりヤスボイラー２１に設けられている。

リヤスポイラ−２１は、繊維強化熱硬化性樹脂（ＦＲＰ
）等の樹脂材を射出成形することによって、車体外板基
板２１ａが成形されており、この際、接地端子１４、給
電線１５、絶縁体１６よりなるコネクタ１７はインサー
ト成形により同時に成形されている。成形された状態に
おいては給電線１５は樹脂製車体外板基板２１ａの表面
側より微少量突出している。　　１２は放射素子てあり
、１３は接地導体である。該放射素子１２及び接地導体
１３は、導電性の塗料によって形成された導体層１２ａ
、１３ａによって形成されている。

塗装方法としては、コネクタ１７がインサート成形され
た樹脂製車体外板基板２１ａの表面の放射素子１２が形
成される部位及び裏面の接地導体１３が形成される部位
以外をマスキングし、導電性の塗料を所定厚さ塗布する
。これにより、マスキングした部分を除き樹脂製車体外
板基板２１ａの表裏面に導体の塗膜、即ち導体層１２ａ
、１３ａが形成される。而して放射素子１２及び接地導
体１３がリヤスポイラ−２１を形成する樹脂製車体外板
基板２１ａの表裏面に密着形成される。このとき、給電
線１５の先端は、樹脂製車体外板基板２１ａの表面に形
成された放射素子１２と接合され、また接地端子１４は
接地導体１３と接合され、電気的に接続されることとな
る。

続いて絶縁性の外板塗装用の塗料を、放射素子１２及び
接地端子１３と樹脂製車体外板基板２１ａとの間に高低
差が生じないように塗布すれば、リヤスポイラ−２１及
び本実施例に係わるアンテナ装置２０は完成する。第４
図中、１８は絶縁性の車両外板塗装用の塗料による塗膜
である。

上記のように構成されたアンテナ装置２０によれば、放
飼素子１２が閉放型平面回路の共振素子として機能する
。従って、送信時には図示し・ない送受信機からケーブ
ル１９及び給電＆１１５を介して伝達された高周波信号
が放射素子４から超短波あるいは極超短波として放射さ
れ、受信時には、放射素子４て受信された信号が給電線
１５及びケーブル１９を介して送受信機に伝達される。

本実施例においては、その好適な実施態様として、車両
のりヤスボイラーにアンテナ装置を設置し、たものを例
示したが、これＧこ限られるものではなく、ル−フスボ
イーラー、ルーツバオル、カバートップ等、樹脂材を車
体外板基板とするものには全て設置可能である。

また、前記２つの実施例においては絶縁性塗料の塗布は
、何れもアンテナエレメント５と金属製車体外板基板２
ａ、放射素子１２及び接地端子−１３と樹脂製車体外板
基板２１ａとの間の高低差がなくなるようになされたが
、これに限定されるものではない。

例えば、アンテナエレメント５及び放射素子１２が、デ
ザイン性を有する形状により構成されていれば、その部
分だけマスキングをして、絶縁性塗料を塗布すればよい
。このとき、塗布された絶縁性塗料の塗膜厚は、アンテ
ナエレメント５及Ｕ放射素子１２の厚さと同等であるの
が、外観上望ましい。。

以上本発明について詳細な説明をしたが、本発明は当業
者の知識に基づき、種々なる変更、修正、改良、矧合わ
せが可能であり、それらの実施態様は本発明の趣旨を逸
脱しない範囲内において、何れも本発明に含まれるもの
であることはいうまでもないことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係わるアンテナ装置を搭
載した車両の部分斜視図、第２図はその要部断面図、第３図は本発明の第２実施例に係わるアンテナ装置の要
部斜視図、第４図はその断面図、第５図は第２実施例に係わるアンテナ装置を搭載した車
両の部分斜視図である。１・・・・・・・・・・・・・・・・車両２・・・・・
・・・・・・・・・◆・ルーフ２ａ・・・・・・・・・
・・・・・・金属製車体外板基板４．１１．１８・・・
・・・・・・（絶縁性）塗膜５・・・・・・・・・・・
・・・・・アンテナエレメント５ａ、１２ａ、１３ａ・
・・導体層６．１４・・・・・・・・・・・端子７．１５・・・・・・・・・・・給電線８．１６・・・
・・・・・・・・′！ｉ！縁体９．１７・・・・・・・
・・・・コネクタ１０．２０・・・・・・・・・アンテ
ナ装置１２・・・・・・・・・・・・・・放射素子１３
・・・・・・・・・・・・・・接地導体２１・・・・・
・・・・・・・・・リヤスポイラ−２１ａ・・・・・・
・・・・・・・樹脂製車体外板基板出願人　小島プレス
工業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車両の車体外板基材と、該車体外板基材の表面お
よび裏面の少なくとも一方に直接または絶縁物質を介し
て導電性塗料を塗布して形成した導体層からなるアンテ
ナエレメントと、該アンテナエレメントに接続した給電
線とを備えた車両用アンテナ装置とし、且つ該車両用ア
ンテナ装置全体若しくは部分的に、車体外板基板のアン
テナエレメントが形成された部位と他の部位との間に高
低差が生じないように絶縁性塗料を塗布したことを特徴
とする車両用アンテナ装置。
（２）前記絶縁性塗料の塗布が、アンテナエレメントを
埋め込むように車体外板基板全体に施されることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の車両用アンテナ装置
。
（３）前記絶縁性塗料の塗布が、アンテナエレメントを
除く車体外板基板全体に施されることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の車両用アンテナ装置。