JPH0445938A - 吸引式印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子機器等に使用される混成集積回路などの
実装用基板として用いられるプリント基板またはセラミ
ック基板を製造するときに使用する吸引式印刷装置に関
する。

従来の技術 近年、電子機器の小型化・高密度実装化が進み、それに
搭載されるプリント基板またはセラミック基板も片面利
用から両面利用さらに多層基板へと変化してきている。

以下、図面を参照しながら、従来のセラミック基板の製
造方法について説明する。

第３図は従来の吸引式印刷装置の製造を示゛４ものであ
り、図において、１はスクリーン版、２はスキージ−ゴ
ム、３はプリント基板またはセラミック基板（以下基板
と略す）、４は印刷台、５は印刷テーブル、６は減圧吸
引の際の空気の拡散板、７は印刷ペースト、８は吸引ノ
ズル、９は基板３に設けられたスルーホール部、１０は
印刷台４に設けられている吸引孔である。

以下その動作について説明する。

スクリーン版１の上に印刷ペースト７をのせ、印刷台４
に基板３を位置決めしてセットし、スキーシーコム２の
移動によって、基板３上に印刷ペースト７が印刷され配
線パターンが形成されるとともに、印刷台４に設けられ
ている吸引孔１０によって印刷ペースト７が吸引されス
ルーホール部９の内壁に導体が塗布される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、印刷テーブル５の内
壁の形状がロート状であるために印刷台４の中心部と周
辺部で吸引力に差が生じ、基板３の中心付近と周辺部分
にそれぞれ穿孔されているスルーホール部９でその内壁
に塗布される印刷ペーストの量が不均一となり、基板３
の両面またはその内層に設けられている配線導体との電
気的導通が十分得られず信頼性を確保する上で大きな課
題を有していた。

本発明は上記従来の課題を解決するものであり、印刷ペ
ーストを基板に印刷する時に基板の中心付近や周辺部分
に設けられているスルーホール部の内壁に均一に印刷ペ
ーストを塗布することができる優れた構造を有する吸引
式印刷装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために印刷テーブルの内部
空間を半球状の空間とし、かつその、′１′球状の空間
に保持棒によって保持された球状の空気拡散体を設けた
ものである。

作用 したがって本発明によれば、印刷テーブルの内部空間を
半球状の空間とし、かつその半球状の空間内に球状の空
間拡散体を設置することにより基板の中心イ；［近と周
辺部分に設けられている各スルーホール部が吸引口より
ほぼ同じ距離を構成するために各スルーホール部におけ
る吸引力が平均化され、印刷ペーストを印刷する時に印
刷ペーストが基板の上面に印刷されるとともに各スルー
ホール部の内壁に均一に塗布されることとなる。

実施例 以下、本発明の一実施例における吸引式印刷装置につい
て図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例の要部の構成を示す断面平面
図であり、第２図は同じく要部の構成を示す断面正面図
である。図において、１１はスクリーン版、１２はスキ
ージ−ゴム、１３は基板、１４は印刷台、１５は印刷ペ
ースト、１６は吸弓ノズル、１７は半球状の内部空間１
７ａを有する印刷テーブル、１８は球状の空気拡散体、
］９は空気拡散体１８の保持棒、２０は基板１３に設け
られたスルーホール部、２１は印刷台１４に設けられて
いる吸引孔である。

以下、その動作について説明する。

まず半球状の内部空間１７ａを有する印刷テーブル１７
の上に設置されている印刷台１４の上に基板１３をのせ
て印刷ペースト１５をスクリーン版１］の一端に置き、
スキージ−ゴム１２を移動することによって基板１３の
上に印刷ペースト１５が印刷される。このとき印刷ペー
スト１５はスクリーン版１１に塗布された後、吸引ノズ
ル１６により吸引される。その時に印刷テーブル１７の
内部に設置されている球状の空気拡散体１８によって空
気の流れが中心付近で拡散され、第２図においてＡで示
すような空気の流れ状態が得られる。

したがって吸引ノズル１６から基板１３へ到達する距離
は基板１３の中心付近と周辺部においてほぼ等しくなり
、その結果基板１３の全面にわたー。

て設けられている各スルーホール部２０に印刷台１４の
吸引孔２１を介して加えられる吸引力はほぼ同等となり
、スルーホール部２０の内壁に印刷ペースト１５を均一
に塗布することができる。

このように本実施例によれば、印刷テーブル１７の内部
空間を半球状とし、かつ半球状の内部空間を有する印刷
テーブル１７の内部に球状の空気拡散体１８を設けるこ
とにより、基板１３に印刷された印刷ペースト１５を吸
引ノズル１６にて吸引した時、基板１３に設けられた各
スルーホール部２０の中に印刷ペースト１５がほぼ同量
吸い込まれてその内壁に均一な導体を形成できる。

なお、本実施例において空気拡散体１８の有する表面積
を印刷テーブル１７の半球状の内部空間の内表面積の半
分とする時に最も大きな効果が得られる。また吸引ノズ
ル１６は２本以上設けることも可能である。

発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなよ・うに、スクリーン
印刷法によりプリント基板またはセラミック基板に印刷
された印刷ペーストを基板の上面およびスルーホール部
の内壁に塗布するときに、半球状の内部空間を有する印
刷テーブルの内部に球状の空気拡散体を設けることによ
り、プリント基板またはセラミック基板に設けられてい
るスルーホール部に作用する吸引力を平均化し、印刷さ
れた印刷ベーストをそのスルーホール部の内壁に均一に
塗布し、導体を形成するこ乏によって電気的接続の信頼
性に優れたプリント基板またはセラミック基板を作製す
ることができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における吸引式印刷装置の要
部断面平面図、第２図は同吸引式印刷装置の要部断面正
面図、第３図は従来の印刷装置の要部断面正面図である
。 １１・・・・・・スクリーン版、１２・・・・・・スキ
ージ−ゴム、１３・・・・・・プリント基板またはセラ
ミック基板、１４・・・・・・印刷台、１５・・・・・
・印刷ペースＩ・、］６・・・・・・吸引ノズル、１７
・・・・・・印刷テーブル、１７ａ・・・・・・半球状
の内部空間、１８・・・・・・空気拡散体、１９・・・
・・・保持棒、２０・・・・・・スルーホール部、２１
吸引孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸引ノズルを備えた印刷テーブルの上にプリント基板ま
   たはセラミック基板を載置する吸引孔を有する印刷台を
   設置し、その印刷台の上面側より、スクリーン版を介し
   てスキージーゴムの移動により印刷ペーストを前記プリ
   ント基板またはセラミック基板の上面およびスルーホー
   ル部に吸引印刷する吸引式印刷装置において、前記印刷
   テーブルの内部空間を半球状の空間とし、かつその半球
   状の空間に保持棒によって保持された球状の空気拡散体
   を設けた吸引式印刷装置。