JPH0445930Y2 - - Google Patents

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JPH0445930Y2
JPH0445930Y2 JP1986069253U JP6925386U JPH0445930Y2 JP H0445930 Y2 JPH0445930 Y2 JP H0445930Y2 JP 1986069253 U JP1986069253 U JP 1986069253U JP 6925386 U JP6925386 U JP 6925386U JP H0445930 Y2 JPH0445930 Y2 JP H0445930Y2
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JP
Japan
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molding
main leg
lip
lip portion
vehicle body
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JP1986069253U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車体に接着固定されたウインドガラ
スと車体パネルとの間に形成される空隙を隠蔽す
るために使用されるウインドモールデイングの改
良に関する。
(従来の技術) 従来からウインドガラスと車体パネルとの間に
形成される空隙を隠蔽するために各種のウインド
モールデイングが使用されている。従来のこの種
モールデイングとしては、例えば添付の図面第6
図に示したモールデイング40のように、上面に
装飾面43を有する装飾部42の裏面側に主脚部
45を垂設し、この主脚部45背面の先端部近傍
から外側上方に向けてリツプ部50を延設したも
のが用いられている。このリツプ部50は車体パ
ネル32に当接して当該モールデイング40の固
定をより確実にするために使用されるものである
ことはいうまでもない。
しかしながら、このように主脚部45の背面側
に外側上方に向けてリツプ部50を形成したもの
にあつては、モールデイング取付時において次の
ような問題を惹起する。
すなわち、この種ウインドモールデイング40
はウインドガラス30の外縁形状に沿つて、換言
すれば窓枠として取付けられるのであつて、当然
にコーナー部を含む。そして、このコーナー部に
おいて該モールデイング40はその可撓性の範囲
内で長手方向内側に曲げられるのであるが、この
ときモールデイング40の主脚部45の外側に位
置する幅広なリツプ部50は長手方向に張力が加
わりその結果先端部は主脚部45に接近する方向
cに反り返る。このリツプ部50において主脚部
45に接近する方向cに反り返る力が生ずると、
主脚部45にはこの反作用として当該主脚部45
先端部が外方dに引張られる力が働き、この力は
ウインドガラス30からモールデイング40を外
す力として作用する。
そして、その結果として、第6図に図示したよ
うに、ウインドガラスのコーナー部においては、
モールデイング40の取付が不完全となり、モー
ルデイングがねじれたり、あるいは装飾部表面の
化粧面が波打状になつたり、あるいは車体パネル
との間に隙間55が生じたりして、取付上大きな
問題を招いていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、この考案は、主として、上に述べた
モールデイング装着時における問題を一挙に解消
することができ、もつて効率のよい美麗な取付を
可能にする新規なウインドモールデイングの構造
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、すなわち、装飾部と前記装飾部の
裏面側に垂設された主脚部と前記主脚部の背面側
に車体パネルに当接する幅広なリツプ部を有し前
記主脚部の前面側がガラスはめこみ部として形成
されてなるウインドガラス用のモールデイングに
おいて、前記リツプ部を、モールデイング本体を
長手方向内側に曲げたときに当該リツプ部先端部
が車体パネルに圧接しながら前記主脚部より遠ざ
かる下方向に反り曲がるように、該リツプ部先端
部をその反曲点より斜め下方に位置するように設
けるとともに、モールデイングの曲げコーナー部
における当該リツプ部には適宜間隔を置いて切り
込み部を該リツプ部の根本近傍まで形成したこと
を特徴とするウインドモールデイングに係る。
(作用) 前述のように、主脚部の背面側に幅広なリツプ
部を有するウインドモールデイングにあつては、
ガラスのコーナー部に沿つて長手方向内側に曲げ
られたとき、前記リツプ部は長手方向に張力が加
わり先端から反り返る。この反り返りは、リツプ
部先端部がその反曲点より上側にあるときには上
方、つまり前記主脚部に接近する方向に反り曲が
り、逆にリツプ部先端部がその反曲点より下側に
あるときには下方、つまり前記主脚部より遠ざか
る方向に反り曲がる。このことより、モールデイ
ング本体を長手方向内側に曲げたとき、リツプ部
先端が主脚部より遠ざかる方向に反り曲がるよう
にすれば、主脚部にはこの反作用として当該主脚
部を内方、つまりガラス側へ押しつける力が働く
ことになり、好ましい取付状態が得られる。
加えて、モールデイングの曲げコーナー部にお
ける当該リツプ部に適宜間隔を置いて切り込み部
を該リツプ部の根本近傍まで形成すれば、リツプ
部に加わる長手方向の張力は小さくなり、曲げや
すくなるとともに、前記の反り返りも小さくな
り、より自然な状態に近い取付状態が得られる。
(実施例) 以下添付の図面に従つて説明すると、第1図は
この考案の一実施例を示すウインドモールデイン
グの曲げコーナー部における一部斜視図、第2図
は前記モールデイングの断面図、第3図はその車
体への取付状態を示す断面図、第4図は他の実施
例を示すモールデイングの断面図、第5図は別の
例を示すモールデイングの断面図である。
第1図に図示したように、この考案に係るウイ
ンドモールデイング10は軟質塩化ビニル樹脂等
の変形可能なプラスチツクスの押出成形品等から
なり、装飾部11と主脚部15とリツプ部20を
有し、主脚部15の前面側がガラスはめこみ部2
5として形成されたものである。
装飾部11は金属光沢を有する金属箔等からな
る化粧面12を備え、その前側部分11Aがウイ
ンドガラス40に当接し、後側部分11Bが車体
パネル45に当接し、もつてウインドガラスと車
体パネルとの間に形成される空隙を隠蔽する。
主脚部15は前記装飾部11の裏面側中央部か
らほぼ直下に垂設されている。また主脚部15の
背面側先端部近傍からは車体パネルに当接するリ
ツプ部20が設けられ、他方の主脚部15の前面
側先端部にはガラスはめこみ部25を形成するた
めの鉤部24または短リツプ部が形成されてい
る。
そして、この考案のウインドガラス用のモール
デイング10においては、前記リツプ部20を次
のような構成としたものである。
まず第一の構成として、モールデイング本体1
0を長手方向内側に曲げたときに、当該リツプ
部20先端部21が車体パネルに圧接しながら前
記主脚部15より遠ざかる下方向aに反り曲がる
ように、該リツプ部先端部21をその反曲点23
より斜め下方に位置するように設けたことであ
る。
そして第二の構成として、モールデイング10
の曲げコーナー部における当該リツプ部20に適
宜間隔を置いて切り込み部29,29を該リツプ
部20の根本22近傍まで形成したことである。
第一の構成について、第2図の断面図に従つて
さらに詳しく説明すると、同図のモールデイング
10のリツプ部20は屈曲部23を介して二段に
斜め下方に延設されている。このモールデイング
10においてその長手方向内側に曲げると、リ
ツプ部20の先端部21は屈曲部23から下方へ
(つまり主脚部15より遠ざかる方向aへ)反り
返る。このときの屈曲部23はここでいう反曲点
Tとなる。リツプ部先端部21がこの反曲点Tの
位置より下方に延設されれば該リツプ部先端21
は下方へ反り曲がる。
モールデイング本体をその長手方向内側に曲
げたときリツプ部20の先端部21が主脚部15
より遠ざかる方向aへ反り曲がる構成としては、
上の例のほかに、第4図または第5図に図示のも
のが挙げられる。
第4図のモールデイング10Aのリツプ部20
Aは斜め下方にほぼ直線状に延設されたものであ
つて、この場合における反曲点Tはリツプ部20
A根元22となる。また、第5図のモールデイン
グ10Bのリツプ部20Bは一旦水平方向に延ば
された後斜め下方に屈曲された形状を有し、屈曲
部23が反曲点Tとなることは第2図の例と同様
である。
(効果) 次に第3図に従つて、この考案の効果を説明す
る。第3図は、この考案のウインドモールデイン
グ10をガラス30のコーナー部において該ガラ
ス30と車体パネル32との空隙Sへ挿入して装
着した状態を示したものである。モールデイング
10はガラス端縁に沿つてその長手方向に曲げら
れると、前述したようにそのリツプ部20は図の
ように車体パネルに圧接しながら主脚部15より
遠ざかる下方向aに反り曲がり車体パネル32を
押圧する。リツプ部20が車体パネル32を押圧
すると、主脚部15にはこの反作用として反対方
向、つまり該主脚部15を内側のガラス30端縁
に押圧する力bが働く。このようなモールデイン
グの作用を通じて当該モールデイング10はガラ
ス30と車体パネル32に密に圧接して空隙Sに
確実に取付られる。
なお同図において符号34は接着剤、36は接
着剤のはみ出しを防止するダムである。
また、加えて、この考案のモールデイングの曲
げコーナー部においてはリツプ部に適宜間隔を置
いて切り込み部を該リツプ部の根本近傍まで形成
したので、リツプ部に加わる長手方向の張力は小
さくなり、曲げやすくなるとともに、前記の反り
返りも小さくなり、より自然な状態に近い取付状
態が得られる。
このように、この考案によれば、確実かつ美麗
にしかも容易に、効率良くモールデイングを所定
位置に装着することができるようになり、従来の
ようなモールデイングのねじれ、あるいは装飾部
表面の化粧面の波打、あるいは車体パネルとの間
の隙間の発生等の取付上の問題を悉く解消するこ
とができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すウインドモ
ールデイングの曲げコーナー部における一部斜視
図、第2図は前記モールデイングの断面図、第3
図はその車体への取付状態を示す断面図、第4図
は他の実施例を示すモールデイングの断面図、第
5図は別の例を示すモールデイングの断面図、第
6図は従来のウインドモールデイングの車体への
取付状態を示す断面図である。 10……ウインドモールデイング、11……装
飾部、12……化粧面、15……主脚部、20…
…リツプ部、21……先端部、22……根本部、
23……屈曲部、25……ガラスはめこみ部、2
9……切り込み部、30……ウインドガラス、3
2……車体パネル、S……空隙、T……反曲点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 装飾部と前記装飾部の裏面側に垂設された主脚
    部と前記主脚部の背面側に車体パネルに当接する
    幅広なリツプ部を有し前記主脚部の前面側がガラ
    スはめこみ部として形成されてなるウインドガラ
    ス用のモールデイングにおいて、前記リツプ部
    を、モールデイング本体を長手方向内側に曲げた
    ときに当該リツプ部先端部が車体パネルに圧接し
    ながら前記主脚部より遠ざかる下方向に反り曲が
    るように、該リツプ部先端部をその反曲点より斜
    め下方に位置するように設けるとともに、モール
    デイングの曲げコーナー部における当該リツプ部
    には適宜間隔を置いて切り込み部を該リツプ部の
    根本近傍まで形成したことを特徴とするウインド
    モールデイング。
JP1986069253U 1986-05-08 1986-05-08 Expired JPH0445930Y2 (ja)

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JP1986069253U JPH0445930Y2 (ja) 1986-05-08 1986-05-08

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JPS62179809U JPS62179809U (ja) 1987-11-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60146717A (ja) * 1984-01-07 1985-08-02 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 自動車用フラツシユマウントモ−ル

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