JPH0445912A - 射出成形機の温度制御方法 - Google Patents

射出成形機の温度制御方法

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JPH0445912A
JPH0445912A JP15397090A JP15397090A JPH0445912A JP H0445912 A JPH0445912 A JP H0445912A JP 15397090 A JP15397090 A JP 15397090A JP 15397090 A JP15397090 A JP 15397090A JP H0445912 A JPH0445912 A JP H0445912A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、射出成形機における加熱シリンダの温度制御
に関する。
従来の技術 射出成形機の加熱シリンダの温度制御は、従来、PID
方式の温度制御が行われている。すなわち、加熱シリン
ダの各加熱帯の温度を温度センサ等で検出し、この検出
温度が設定温度になるようにP(比例)、■ (積分)
、D(微分)制御のフィードバック制御が行われている
。そして、このフィードバック制御の比例ゲイン、積分
ゲイン、微分ゲインは最適になるように、ある決められ
た固定1、た値に設定されている。
発明が解決しようとする課題 使用する樹脂の種類によって熱を吸収する度合いや、発
熱の度合いが異なる。そのため、温度制御のフィードバ
ックゲインを1組の値に固定している従来の温度制御方
式では、必ずしも使用する樹脂の種類に合った最適の温
度のフィードバック制御が得られないという欠点があっ
た。
また、温度制御の場合、フィードバックゲインを大きく
すると、定常状態では制御系は安定するが、温度上昇状
態から定常状態に移行する際にオーバシュートが生じ制
御が不安定になる。逆に、フィードバックゲインを小さ
くすると、温度上昇状態から定常状態に移行するときに
は制御は安定するが、定常状態では偏差が太き(なると
いう問題がある。
第4図はフィードバックゲインを大きく取ったときにお
ける温度変化を示した図で、温度立上がり時、すなわち
、温度を目標の設定温度まで上昇させるときには、短い
期間で上Hするが、ゲインが大きいことからオーバーシ
ュート、アンダーシュートが生じ、安定した定常状態に
なるのに時間を要し、安定した制御が得られない。
一方、第5図は、フィードバックゲインを小さく した
場合のときの温度変化を示す図で、フィードバックゲイ
ンが小さいことから、温度立上がり時に目標の設定温度
に達するまでに時間がかかると共に、定常状態において
も、温度偏差が大きく、設定温度を保持できないという
問題がある。
以上のように、フィードバックゲインが大きす+j ぎても、また、小さすぎても問題があり、フィードバッ
クゲインの最適値を得ることは非常に困齢である。
そこで、本発明の第1の目的は、使用する樹脂に応じて
最適の温度制御が得られる温度制御方式を提供すること
にある。
さらに、本発明の第2の目的は、温度上昇状態から定常
状態に移行する間において、制御系の安定を得ると共に
、定常状態においても、温度偏差を小さくし、安定した
温度制御方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、射出成形機における加熱シリンダの温度を検
出し、該検出温度が設定温度になるようにフィードバッ
ク制御する射出成形機の温度制御方法において、本発明
は、樹脂の種類に応じて最適のフィードバックゲインを
予め射出成形機の制御装置に記憶させておき、制御装置
は、設定された樹脂に対応するフィードバックゲインを
読みだし、その読み出したフィードバックゲインによっ
て温度のフィードバック制御を行うようにする。
また、温度偏差が所定値より大きいときは、上記フィー
ドバック制御系のゲインを小さくシ、上記温度偏差が上
記所定値以下のときには、上記ゲインを大きくすること
によって、温度上昇状態から定常状態に移行する過渡期
においても安定した温度制御を得ると共に、定常状態に
おいても温度偏差の小さい安定した制御を実施できるよ
うにした。
作    用 使用する樹脂が制御装置に設定されると、制御装置は、
設定されている樹脂に対応するフィードバックゲインを
読みだし、読み出したフィードバックゲインによって温
度のフィードバック制御を行う。そのため、使用する樹
脂の種類に適したフィードバックゲインを用いて温度が
制御されるから最適の温度制御ができる。
さらに、温度上昇状態時(温度の立上がり時)では、温
度偏差は大きい。このような温度偏差が大きいときには
、フィードバックゲインを小さ(して温度のフィードバ
ック制御を行う。フィードバックゲインが小さいこきか
ら、加熱シリンダの温度が目標とする設定温度に達する
には時間を要するが、射出成形機の射出動作をまだ開始
していないので問題はない。そして、温度偏差が所定値
以下になると、すなわち、定常状態になると、フィード
バックゲインを大きくする。その結果、小さな温度偏差
でも応答がよくなり、温度偏差は小さくなり制御は安定
する。
実施例 第2図は、本発明の一実施例の射出成形機の要部ブロッ
ク図である。
第1図において、1はスクリュー、2は加熱シリンダ、
3は射出用のスクリュー1を軸方向に駆動するサーボモ
ータ、4は該サーボモータ3の回転を検出し、スクリュ
ー位置を検出するためのパルスコーダである。加熱シリ
ンダ2は複数の加熱帯に分けられ、各加熱帯にはバンド
ヒータB1〜Bnが装着され、各バンドヒータB1〜B
nは開閉器7−1〜7−nを介して電源6に接続され、
加熱シリンダ2を加熱するようになっている。また、各
加熱帯には温度変換器5の温度センサ部S1〜Snが配
設され、各加熱帯の温度を検出するようになっている。
符号20は、射出成形機を制御する制御装置としての数
値制御装置(以下、NC装置という)で、該NC装ff
120はNC用のマイクロプロセッサ(以下、CPUと
いう)21とプログラマブルマシンコントローラ(以下
、PMCという)用のCPU22を有しており、2MC
用CPU22には射出成形機のシーケンス動作を制御す
るシーケンスプログラム等を記憶1.たROM23とデ
ータの一時記憶に用いられるRAM24が接続されてい
る。
NC用CP U 21には射出成形機を全体的に制御す
る管理プログラムを記憶したROM25および射出用、
クランプ用、スクリュー回転用、エジェクタ用等の各軸
のサーボモータを駆動制御するサーボ回路がサーボイン
ターフェイス26を介して接続されている。なお、第2
図では射出用サーボモータ3.該サーボモータ3のサー
ボ回路27のみ図示している。また、29はバブルメモ
リやCMOSメモリで構成される不揮発性の共有R,A
Mで、射出成形機の各動作を制御するNCプログラム等
を記憶するメモリ部と各種設定値、パラメータ、マクロ
変数を記憶する設定メモリ部とを有している。
30はバスアービタコントローラ(以下、BACという
)で、該BAC30にはNC用CPU21及び2MC用
CPU22.共有RAM29.入力回路31.出力回路
32の各バスが接続され、該BAC30によって使用す
るバスを制御するようになっている。また、34はオペ
レータパネルコントローラ33を介してBΔC30に接
続されたCRT表示装置付手動データ入力装置(以下、
CRT/MDIという)であり、ソフトキーやテンキー
等の各種操作キーを操作することにより様々な指令及び
設定データの入力ができるようになっている。なお、2
8はNC用CPU21にバス接続されたRAMでデータ
の一時記憶等に利用されるものである。
出力回路32はサーボ回路27に接続され、射出用サー
ボモータ3の出力トルクを制限するドルクリミツ)・値
を出力するようになっており、さらに開閉器7−1〜7
−nに接続され、該開閉器7−1〜7−nをオン、オフ
させ、バンドヒータB1〜Bnに電源6を接続してオン
、オフ制御するようになっている。また、温度変換器5
にも接続され、チャンネル(温度センサ部)を指定し、
該チャンネルの検出温度をディジタル信号に変換してN
C装置20の入力回路31に出力するようになっている
以上のような構成において、NC装置20は、共有RA
M29に格納された射出成形機の各動作を制御するNC
プログラム及び上記設定メモリ部に記憶された各種成形
条件等のパラメータやROM23に格納されているシー
ケンスプログラムにより、2MC用CPU22がシーケ
ンス制御を行いながら、NC用CPtJ21が射出成形
機の各軸のサーボ回路へサーボインターフェイス26を
介してパルス分配し、射出成形機を制御するものである
第3図は樹脂の種類に応じて最適のフィードバックゲイ
ン等のパラメータを記憶させたテーブルTの説明図で、
各樹脂毎(樹脂1.樹脂2.・・・樹脂i、・・・)、
加熱帯毎(Bl、B2.・・・Bt。
Bn、)に最適の温度制御周期tl)l+s温度上昇時
における比例、積分、微分ゲインPi、   IiD:
1.+1.定常状態時の比例、積分1微分ゲインP2□
、12゜、D2.、が設定記憶されている。なお、温度
上昇時のゲインは定常状態時のゲインより小さい値に設
定されている。すなわち、P1□。
〈P21j1 I111〈I21;、D 111 < 
D 2 L 1である。このようなテーブルTを共有R
A、M29内に予め設定記憶させておく。もしくは、上
記テーブルTを外部記憶装置に記憶しておき、使用する
樹脂を設定するときに、記憶装置をオペレータパネルコ
ントローラ33を介j、てNC装置20に接続し、使用
する樹脂を設定したとき、設定された樹脂に対応する各
データ、すなわち温度制御周期tp1、温度上昇時にお
ける比例、積分、微分ゲインP 11j、  I i 
lb D 1 、+1定常状態時の比例。
積分、微分ゲインP2+1.12.1.D21+を該テ
ーブルTから読みだし、共有R,A、 M 29のワー
クメモリ部に実行する温度制御周期tpl S’1fi
A度上竹時における比例2積分、微分ゲインP:I−i
、11i、Dli、定常状態時の比例、積分、微分ゲイ
ンP2i、I2i、D2i  (i=1.2.=−n)
として設定記憶させる。また、上記テーブル゛Fを共有
RAM29に設定記憶させている場合にも、使用する樹
脂が設定されると、該テーブルTから同様に対応するデ
ータを読みだし共有R,A、 M 29のワークメモリ
部に検定記憶させる。
次に本実施例の動作を説明する。
第1−図(a)、  (b)は本実施例における温度制
御処理のフローチャー1・である。
まず、成形条件設定時において、加熱シリンダの各加熱
帯の設定温度TSt  (i=1.2.3・・・n)を
設定すると共に、使用する樹脂を設定し、上述したよう
にして、テーブルTから設定樹脂に対応するデータを読
みだし、共有RAM29のワ冒 一りメモリ部に実行する温度制御周期tpi、温度上昇
時における比例1積分、微分ゲインPliT:l−i、
Dli、定常状態時の比例、積分、微分ゲインP2i、
12i、D2i  (i−1,2゜口)として設定記憶
させる。さらに1、フィードバックゲインを変える温度
偏差の値αを設定記憶させておく。また、他の成形条件
等も設定記憶させておく。
こうj、て成形条件を設定した後、射出成形機を稼働さ
せれば、NC装置20のPMC用CPU22は第1−図
(a)、  (+))に示す温度制御処理を所定周期ご
と開始する。なお、この温度制御処理周期は、加熱帯の
バンドヒータB1〜Bnをオン/オフ制御するオン/オ
フ周期より十分短い周期である。
PMC用CPU22は、まず、指標iを1−にセットシ
(ステップ1.00)、各加熱帯ごとに設けられている
フラグF21〜F2n、F11〜F1nのうち、指標i
に対応するフラグF2i、Fliが1にセットされてい
るか否か判断する(ステ、L  Z ツブ101.102)。なお、これらフラグF11〜F
 1 n、、  F 21〜F 2 nは初期設定で0
にセットされている。フラグF2i、Fitが1でなけ
れば、PMC用CPU22はBA、C30,出力回路3
2を介j7て温度変換器5を切換え、指標jで示される
温度センサSiからの検出温度を入力回路31に入力さ
せるようにし、この温度センサSiからの検出温度Ta
iを読み取る(ステップ103)。次に、前回バンドヒ
ータBiをオンさせるときに検出されていた当該加熱帯
の温度偏差を記憶するIノジスタE :l−jの値をI
ノジスタEQiに格納し、設定されている当該加熱帯の
設定温度TSiからステップ103で読み取った検出温
度Taiを減じて温度偏差を求めIノジスタEljに格
納する(ステップ1.04,1.05)。そして、温度
偏差の積算値を記憶する1ノジスタESiにリジスタE
lfに記憶する温度偏差の値を加算する(ステップ10
6)。次にレジスタElfに記憶した温度偏差の値の絶
対値が設定値α以上か否か判断しくステップ107)、
設定値α以上であれば(始めは設定値α以上である)、
共有RA、 M 29のワークメモリ上に設定されてい
る温度上昇時の値の小さいゲインPli、Ili、DI
 iを読みだし読み出したゲインを用いてオン時間to
nを算出する。すなわち、次の第1式で示す演算を行っ
てオン時間tonを算出する(ステップコ08)。
↑on=P1i・E1i+l1iIIESi−ト Di
  i、   @   (El  1−EOi)・(1
) なお第1式において、Elj、ESi、EOiは夫々の
1ノジスタの値、すなわち、現時点において検出された
温度偏差、温度偏差の積算値、前回検出された温度偏差
を意味する。
こうして求められたオン時間tonが当該加熱帯fj)
に設定されワークメモリ」二に記憶されている温度制御
周期(オン/オフ周期)t、piより大きいか否か判断
し、大きいときのみオン時間をこの温度制御周期(オン
/オフ周期)tpiに変える(ステップ110.11−
1.)。すなわち、温度制御周期(オン/オフ周期)全
期間をオン時間とする。次に、温度制御周期(オン/オ
フ周期)tpiからオン時間tonを減じてオフ時間t
Offを求め(ステップ112)、タイマTl i。
T2iに夫々オン時間t、on、オフ時間toffを設
定する(ステップ113,114)。そして、タイマT
1iをスタートさせると共にBAC30゜出力回路32
を介して開閉器7−iをオンに1.指標iに対応する加
熱帯のバンドヒータBiを作動させ、フラグFliを1
にセットする(ステップ115.116,117)。次
にタイマT1iがタイムアツプしたか否か判断しくステ
ップ118)、始めはタイムアツプしていないので、ス
テップ124に移行し、指標iを1インクリメンI−L
、、該指標jが加熱帯の数(バンドヒータの数)n以下
か否か判断しくステップ125)、n以下であれば、ス
テップ1−01に戻りステップ1−01−以下の処理を
繰り返す。
射出成形機の稼働開始直後ではフラグF2]−〜F2n
、Fll−1〜Finは初期設定でOであり、各温度偏
差(E11〜Ein、)は設定値αより大きいので、指
標iがnを越えるまでステップ101−〜↑08,11
0 c、1:li、)、112〜118.124,12
5の処理が繰り返し実施され、各バンドヒータB1〜B
 Tlは大きいゲインのPI3−〜P’、I n、  
I ]、 1〜I :1.n、 Di 1〜D inに
よって算出されたオン時間によって各加熱帯を加熱する
ことになる。
こうして、各バンドヒータB1〜Bnを作動開始させ、
指標jがバンドヒータの数nを越えると、当該処理周期
の処理は終了する。
次の処理周期では、各フラグF11〜Finが1にセッ
トされていることから、ステップ100゜101の処理
をし、ステップ1−02からステップ1コ8に移行して
タイマTliがタイムアツプしたか否か判断し、タイム
アツプしてなければステップ1−24に移行し、指標i
を1インクリメントし、該指標jがn以下であればステ
ップ101に戻り、指標iがnを越えるまでステップ1
01゜:l−02,’、1.’、l−8,1−24,:
1.25の処理を繰り返;7、当該処理周期の処理を終
了する。
次の処理周期以降も、上述した処理を繰り返すが、ステ
ップ1−18でタイマ゛r11がタイムアツプしたこと
が検出されると、BAC30,出力回路32を介して、
指標iに対応する開閉器7をオフにしくステップ119
)、フラグF 1 iを0、F2iを1にセットする(
ステップ120)。
そして、タイマT2iをスタートさせ、ステップ114
で設定されたオン時間toffの計測を開始しくステッ
プ121)、該タイマT2iがタイムアツプしたか否か
判断しくステップ122)、タイムアツプしてなければ
、ステップ124に移行し、指標iを1インクリメンl
−1,、指標iがnを越えてなければ、ステップ101
に戻り上述した処理を繰り返す。
こうして、タイマT11がタイムアツプしてオン時間が
経過したものは開閉器がオフとなりオフ時間の計測が開
始される。
そして、次の周期からはフラグF2iが1でオフ時間の
計測を開始しているものはステップ101−からステッ
プ122に移行し、タイマT2iがタイムアツプしたか
否か判断され、また、オン時間中のものはステップ1−
02からステップ]1−8に移行して上述した処理が繰
り返されることとなる。
また、ステップ122でタイマT2iがタイムアツプし
たことが検出されると、フラグF2iを0にセットする
。このようにしてフラグF2 i。
Fitが0となると、次の処理周期では、前述したステ
ップ103以下の処理が実施されることとなる。
PMC用CPU22は上述した処理を処理周期ごと繰り
返17、各開閉器7−1〜7−nをオン/オフし、各バ
ンドヒータB1〜Bnによって夫々の加熱帯を加熱する
ことになる。かくして、加熱帯の温度が上昇IJ、設定
温度に近付き、温度偏差(Eii)が設定値αより小さ
くなると、PMC用CPU22はステップ107でこれ
を検出し、ステップ109に移行してワークメモリから
定常状態時の各フィードバックゲインP2i、T2i。
D2iを読みだし、この読み出した大きいゲインで、次
の第2式の演算を行ってオン時間tonを算出する。
ton=P2i−E1i+I2iφESi+D21@ 
(Ell−EOl) ・・・(2) なお第2式において、Eii、ESi、EOiは夫々の
1ノジスタの値、すなわち、現時点において検出された
温度偏差、温度偏差の積算値、前回検出された温度偏差
を意味する。
そして前述した処理を繰り返し実施することとなる。
こうして、温度偏差が大きいときには、小さいフィード
バックゲイン、PI i、  I 1− i、  D:
I−iによってオン時間tonが算出され、温度偏差が
小さいときには大きいフィードバックゲイン、P2i、
12i、D2tによってオン時間が算出され、算出され
たオン時間によって設定されている温度制御周期(オン
/オフ周期)tpi中、開閉器7−tをオンにし各加熱
帯をオン/オフ制御することになる。
第6図は、本実施例による温度制御による温度変化の状
態を示す図で、温度が上昇し温度偏差が設定された値α
以下になると、フィードバックゲインは小さい値から、
大きい値に変えられて温度制御が行われ、温度上昇時(
温度立上がり時)にはフィードバークゲインが小さいの
で、第4図に示すようなオーバシュート、アンダーシュ
ートが起きず、制御は安定となる。また、定常状態にお
いては、フィードバックゲインが大きいので第5図に示
すように温度偏差が大きくなることはなく安定した温度
制御が行われる。
なお、上記実施例においては樹脂の種類、加熱帯に応じ
て、温度制御周期jp++s温度上7時における比例1
積分、微分ゲインP1....lID1,1、定常状態
時の比例、積分、微分ゲインP21j、I211.D2
1jをテーブルに記憶させていたが、温度制御周期が各
加熱帯に対して同一であれば、樹脂の種類ごとに温度制
御周期を設定記憶させておけばよく、また、すべての樹
脂に対して同一温度制御周期であれば、テーブルに設定
せずプログラム化しておいてもよい。さらに、フィード
バックゲインを温度上4時と定常状態時に分ける必要が
なければ、樹脂の種類ごと(さらには加熱帯ごと)に1
組のフィードバックゲインをテーブルに設定記憶させて
おけばよい。また、樹脂の種類ごとにフィードバックゲ
インを変えずに、温度上昇時か定常状態時かに応じてフ
ィードバックゲインを変えるようにする場合には、加熱
帯ごとに温度上昇時、定常状態時のフィードバックゲイ
ンをテーブルに設定記憶させておけばよい。
また、本実施例では、温度上昇時用と定常状態用の2種
類のフィードバックゲインを用い、そのときの状態に応
じて切換え使用したが、温度偏差の大小に応じて複数の
フィードバックゲインを用意して温度偏差に応じて切換
えてもよい。また、本実施例では樹脂別にフィードバッ
クゲインを切換えたが、外気温や風速に応じてフィード
バックゲイン切換えてもよい。
発明の効果 本発明においては、使用する樹脂に対17てその樹脂に
最適のフィードバックゲインを選択し、使用できるよう
にし、だので、最適の温度制御が可能になる。また、制
御対象の加熱シリンダの状態に応じて温度制御のフィー
ドバックゲインを変えて、加熱シリンダの温度を設定温
度に対してオーバシュート、アンダーシュートが生じな
いように、もしくは、生じても小さなものとし、かつ温
度偏差も小さく制御するように1.たので、安定した温
度制御を得ることができる。そして、従来のように、温
度」二昇時にも、また、定常状態時にも安定した制御状
態を得るよ・うな、最適の1つの固定したフィードバッ
クゲインを求める必要がないので制御系の設定が非常に
簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、  (b)は、本発明の一実施例の温度
制御のフローチャート、第2図は同実施例の要部ブロッ
ク図、第3図は、温度制御のパラメータを記憶するテー
ブルの説明図、第4図は、温度制御のフィードバックゲ
インを大きな値に固定したときの温度変化を示す説明図
、第5図は、温度制御のフィードバックゲインを小さな
値に固定したときの温度変化を示す説明図、第6図は、
本発明の実施例における温度制御の温度変化を示す説明
図である。 ]−・・・スクリュー、2・・・加熱シリンダ、B1−
〜Bn・・・バンドヒータ、S1〜Sn・・・センサ部
、7−1〜7−n・・・開閉器、6・・・電源、5・・
・温度変換器、20・・・数値制御装置。 ヒ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出成形機における加熱シリンダの温度を検出し
    、該検出温度が設定温度になるようにフィードバック制
    御する射出成形機の温度制御方法において、樹脂の種類
    毎に上記フィードバック系のゲインを予め制御装置に記
    憶させておき、制御装置は、設定された樹脂に対応する
    フィードバックゲインを読み出し、読み出したゲインに
    基づいて温度のフィードバック制御を行うようにした射
    出成形機の温度制御方法。
  2. (2)射出成形機における加熱シリンダの温度を検出し
    、該検出温度が設定温度になるようにフィードバック制
    御する射出成形機の温度制御方法において、設定温度と
    検出温度の差である温度偏差が所定値より大きいときは
    、上記フィードバック制御系のゲインを小さくし、上記
    温度偏差が上記所定値以下のときには、上記ゲインを大
    きくすることを特徴とする射出成形機の温度制御方法。
  3. (3)射出成形機における加熱シリンダの温度を検出し
    、該検出温度が設定温度になるようにフィードバック制
    御する射出成形機の温度制御方法において、樹脂の種類
    毎に温度上昇状態時のフィードバックゲインと温度定常
    状態時のフィードバックゲインとを予め制御装置に記憶
    させておき、制御装置は、設定された樹脂に対応するフ
    ィードバックゲインを読み出し、設定温度と検出温度の
    差である温度偏差が所定値より大きいときは、温度上昇
    状態時のフィードバックゲインを用い、上記温度偏差が
    上記所定値以下のときには、定常状態時のフィードバッ
    クゲインを用いて制御することを特徴とする射出成形機
    の温度制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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