JP2621141B2 - ヒータ制御装置 - Google Patents

ヒータ制御装置

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JP2621141B2 JP18477086A JP18477086A JP2621141B2 JP 2621141 B2 JP2621141 B2 JP 2621141B2 JP 18477086 A JP18477086 A JP 18477086A JP 18477086 A JP18477086 A JP 18477086A JP 2621141 B2 JP2621141 B2 JP 2621141B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《発明の分野》 本発明は、複数のヒータへ各々供給される通電電流を
各ヒータの温度検出信号及び制御パラメータに基づいて
同時制御するヒータ制御装置に係り、特に、各通電電流
を変動制御してその間における温度検出信号により各制
御パラメータを求めるヒータ制御装置に関する。
《発明の概要》 本発明では、各制御パラメータを求めるために行なわ
れる通電電流の変動制御が各通電電流に対して逐次行な
われ、その間においては変動制御の行なわれていない他
の通電電流が温度検出信号及び制御パラメータに基づい
てそのまま制御されている。
《従来技術とその問題点》 各制御パラメータが求められるこの種の従来装置で
は、その演算に際して各ヒータに対する通電電流が同時
に停止され、次いでそれらの通電が同時に再開される。
その間においては例えば第2図のように各ヒータの温
度検出信号が変化し、通電停止時と再開時のそれらの変
化率から各制御パラメータが求められていた。
しかしながら従来においては、各通電電流が同時に変
動制御された際の温度検出信号を用いて各制御パラメー
タが求められていたので、それらの温度検出信号には各
ヒータの熱干渉分に相当する誤差が含まれており、この
ため各制御パラメータを精度良く求められないという問
題があった。
《発明の目的》 本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、各ヒータの熱的な干渉にもかかわらず
各制御パラメータを正確に求めることが可能となるこの
種のヒータ制御装置を提供することにある。
《発明の構成と効果》 上記目的を達成するために、本発明は、 熱干渉が生ずる複数のヒータへ各々供給される通電電
流を各ヒータの温度検出信号及び温度検出値を設定値に
一致させるための制御パラメータに基づいて同時制御す
るPID制御手段と、 上記複数のヒータのうちの一つのヒータへの通電を停
止するとともに所定時間経過後に再開して一つのヒータ
に対する通電電流を強制的にオン、オフ動作させる通電
量変動制御手段と、 変動制御される通電電流を順次指定する変動制御電流
指定手段と、 同時制御するPID制御のために、各通電電流について
の制御パラメータを当該通電電流の変動制御中における
温度検出信号により逐次求めるパラメータ演算手段と、 を有することを特徴とする。
本発明によれば、各通電電流の強制的な変動制御が順
次行なわれ、その変動制御中には他の各ヒータがそれら
の温度検出信号及び制御パラメータに基づいて同時に通
電制御されているので、隣り合う各ヒータが熱的に干渉
する実際の制御動作に近い状態で各制御パラメータが求
められ、従ってヒータ制御に最適な各制御パラメータを
正確に求めることが可能となる。
《実施例の説明》 以下、本発明に係る装置の好適な実施例を説明する。
第1図のヒータ10−1、10−2、10−3、10−4は射
出成形装置の加熱シリンダ12に設けられており、したが
って隣り同士でそれら間に熱干渉が生ずる。
そしてそれらの温度は温度センサ14−1、14−2、14
−3、14−4により各々検出され、温度センサ14−1、
14−2、14−3、14−4の検出信号はA/D変換器16を介
してCPU18に入力される。
さらにそれら温度検出信号の入力値は第3図のように
RAM20に用意された第1、第2、第3、第4のチャンネ
ルデータ記憶エリアに各々記憶される。
これらチャンネルデータ記憶エリアにはヒータ10−
1、10−2、10−3、10−4の目標温度を示す設定値も
各々記憶されており、それら設定値は設定器22からCPU1
8に与えられる。
また各チャンネルデータ記憶エリアには制御パラメー
タP、I、Dが各々記憶されており、CPU18では温度入
力値を設定値へ一致させる制御信号が制御パラメータ
P、I、Dを用いたPID演算により得られている。
その演算はROM24の内容に従って行なわれており、CPU
18の制御信号に応じた通電電流が通電回路26からヒータ
10−1、10−2、10−3、10−4に供給される。
ここで、設定器22からCPU18にチューニング指令が与
えられており、CPU18ではこのチューニング指令が与え
られたときに制御パラメータP、I、Dの修正される処
理が開始される。
その処理には第3図のように各チャンネル記憶エリア
に記憶されたフェーズ値、チューニングフラグ値が利用
されており、その後におけるヒータ10−1、10−2、10
−3、10−4の温度制御には修正された新たな制御パラ
メータが使用される。
第4図にはCPU18で行なわれる処理の手順がフローチ
ャートで示されており、電源が投入されると温度センサ
14−1、14−2、14−3、14−4による温度入力値が取
り込まれる(ステップ200)。
そして設定器22の設定値が取り込まれると(ステップ
202)、設定器22によりチューニング指令が与えられた
か否かが判断され(ステップ204)、チューニング指令
が与えられたときに限り、チューニングフラグがセット
される(ステップ206)。
次いでチューニングフラグがセットされているか否か
が判断され(ステップ208)、チューニングフラグがセ
ットされていないときには(ステップ208 NO)、ヒー
タ10−1、10−2、10−3、10−4へ供給される通電電
流が同時に制御される通常のPID制御が行なわれる(ス
テップ210)。
本実施例では温度センサ14−1、14−2、14−3、14
−4による検出温度がヒータ10−1、10−2、10−3、
10−4の目標温度と一致する方向へ通電電流が同時に各
々PID制御されており、それらの制御信号を得るために
第3図の各制御パラメータP、I、Dが使用されてい
る。
ここで、チューニングフラグのセットが確認されると
(ステップ208 YES)、予めリセットされているフェー
ズ値が0か否かが判断される(ステップ212)。なお、
フェーズ値が0のときにはヒータ10−1、10−2、10−
3、10−4の通電電流が上述のように同時制御されてい
る。
その際にフェーズ値が0のときには(ステップ212 Y
ES)、そのインクリメントが行なわれ(ステップ21
4)、前述と同様なPID制御(ステップ210)が行なわれ
る。
そして次周期の処理ではフェーズ値が0でないことが
確認され(ステップ212 NO)、フェーズ値が1である
ことが確認されると(ステップ216 YES)、その値が再
びインクリメントされる(ステップ218)。
さらに次の周期の処理ではフェーズ値が1でないこと
が確認され(ステップ216 NO)、フェーズ値が2とな
ったことが確認されると(ステップ220 YES)、第1チ
ャンネルのヒータ10−1に対する通電のみが停止され、
所定時間の経過後にその通電が再開される(ステップ22
2)。
このようにしてヒータ10−1に対する通電電流が強制
的に変動制御されると、第5図のように温度センサ14−
1による検出温度がフェーズ2の期間中に減少して再び
目標温度へ復帰する。
その間においては検出温度の変化率から第1チャンネ
ルの制御パラメータP、I、Dが求められており(ステ
ップ224)、第1チャンネルの制御パラメータの修正が
終了すると(ステップ226 YES)、フェーズ値がリセッ
トされ(ステップ228)、更にチャンネルを示すポイン
タの値がインクリメントされる(ステップ230)。
次いでそのポインタの値から第4チャンネルの制御パ
ラメータP、I、が修正されたか否かが判断され(ステ
ップ232)、第4チャンネルの制御パラメータP、I、
Dが修正されていないときには(ステップ232 NO)、
ステップ200〜232の処理が繰り返される。
その結果、第2〜第4チャンネルの制御パラメータが
逐次修正される。
そして、第4チャンネルの制御パラメータが修正され
たときには(ステップ232 YES)、チューニングフラグ
がリセットされ(ステップ234)、さらにポインタの値
もリセットされる(ステップ236)。
この様に本実施例では、通電電流の強制的な変動制御
(ステップ222)がヒータ10−1、10−2、10−3、10
−4の通電電流に対して順次行なわれ、これにより各ヒ
ータ10−1、10−2、10−3、10−4の検出温度が第6
図のように逐次変動する。
そしてこれら検出温度の変化率から第1チャンネル、
第2チャンネル、第3チャンネル、第4チャンネルの制
御パラメータP、I、Dが逐次求められる(ステップ22
4)。
さらに各チャンネルのパラメータP、I、Dが修正さ
れている際には他のチャンネルの通電電流はそのまま継
続してPID制御される(ステップ210)。
以上説明したように本実施例によれば、各ヒータ10−
1、10−2、10−3、10−4の通電電流が順次変動制御
されてその制御パラメータのみが求められ、その間には
他の通電電流がそれらの温度検出信号及び制御パラメー
タP、I、Dに基づいて同時に通電制御されているの
で、隣り合う各ヒータが熱的に干渉する実際の制御動作
に近い状態で各制御パラメータP、I、Dが逐次修正さ
れ、従ってヒータ10−1、10−2、10−3、10−4の同
時制御に最適な各制御パラメータP、I、Dを正確に定
めることが可能となる。
その結果、加熱シリンダ12の温度調節を高精度に行な
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の好適な実施例を示す構成説
明図、第2図は従来装置の作用を説明する温度特性図、
第3図は第1図におけるRAM20の記憶内容説明図、第4
図は第1図のCPU18で行なわれる処理の手順を示すフロ
ーチャート、第5図は第1図実施例の動作フェーズ説明
図、第6図は第1図実施例の作用説明図の温度特性図で
ある。 10−1、10−2、10−3、10−4……ヒータ 12……加熱シリンダ 14−1、14−2、14−3、14−4……温度センサ 18……CPU 20……RAM 22……設定器 24……ROM 26……通電回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱干渉が生ずる複数のヒータへ各々供給さ
    れる通電電流を各ヒータの温度検出信号及び温度検出値
    を設定値に一致させるための制御パラメータに基づいて
    同時制御するPID制御手段と、 上記複数のヒータのうちの一つのヒータへの通電を停止
    するとともに所定時間経過後に再開して一つのヒータに
    対する通電電流を強制的にオン、オフ動作させる通電量
    変動制御手段と、 変動制御される通電電流を順次指定する変動制御電流指
    定手段と、 同時制御するPID制御のために、各通電電流についての
    制御パラメータを当該通電電流の変動制御中における温
    度検出信号により逐次求めるパラメータ演算手段と、 を有することを特徴とするヒータ制御装置。
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