JPH0954619A - 温度調整方法 - Google Patents
温度調整方法Info
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- JPH0954619A JPH0954619A JP22715695A JP22715695A JPH0954619A JP H0954619 A JPH0954619 A JP H0954619A JP 22715695 A JP22715695 A JP 22715695A JP 22715695 A JP22715695 A JP 22715695A JP H0954619 A JPH0954619 A JP H0954619A
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- Japan
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- temperature
- temperature control
- ambient
- ambient temperature
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度調整対象物に対する周囲温度の影響を考
慮にいれることにより、高精度の温度調整を行うことが
でき、しかも温度調整対象物における断熱層を増やすこ
となく、温度調整を行える方法を提供すること。 【解決手段】 周囲温度の変化によって生ずる温度調整
対象物１と温度測定点６Ｐの温度差を把握し、周囲温度
データから温度測定点６Ｐの温度調整温度をその差分加
算または減算することによって温度調整対象物１の温度
を一定に保持するようにしている。
慮にいれることにより、高精度の温度調整を行うことが
でき、しかも温度調整対象物における断熱層を増やすこ
となく、温度調整を行える方法を提供すること。 【解決手段】 周囲温度の変化によって生ずる温度調整
対象物１と温度測定点６Ｐの温度差を把握し、周囲温度
データから温度測定点６Ｐの温度調整温度をその差分加
算または減算することによって温度調整対象物１の温度
を一定に保持するようにしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、温度調整対象物の温
度を一定に保持するための温度調整方法に関するもので
ある。
度を一定に保持するための温度調整方法に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】例えば赤外線検出器などにおいては、そ
の検出特性を維持するため、温度調整されている。図３
は、赤外線検出器における温度調整システムの構成を模
式的に示すもので、この図において、１は温度調整対象
物としての赤外線検出器で、そのケース２には適宜の断
熱材よりなる断熱層３が設けられている。４は加熱器と
してのヒータで、ケース２内の温度調節対象部位である
温度調整点５を所定の温度になるように加熱するもので
ある。６はヒータ４の近傍に設けられる温度調整用セン
サ（温度センサ）で、以下、この温度調整用センサ６の
設けられている点を温度測定点６Ｐという。７は温度調
整器で、温度調整用センサ６によって測定された温度測
定点６Ｐの温度に基づいて、ヒータ４への供給電力を制
御し、その発熱制御を行うものである。
の検出特性を維持するため、温度調整されている。図３
は、赤外線検出器における温度調整システムの構成を模
式的に示すもので、この図において、１は温度調整対象
物としての赤外線検出器で、そのケース２には適宜の断
熱材よりなる断熱層３が設けられている。４は加熱器と
してのヒータで、ケース２内の温度調節対象部位である
温度調整点５を所定の温度になるように加熱するもので
ある。６はヒータ４の近傍に設けられる温度調整用セン
サ（温度センサ）で、以下、この温度調整用センサ６の
設けられている点を温度測定点６Ｐという。７は温度調
整器で、温度調整用センサ６によって測定された温度測
定点６Ｐの温度に基づいて、ヒータ４への供給電力を制
御し、その発熱制御を行うものである。
【０００３】上記構成の温度調整システムにおいては、
温度調整用センサ６が設けられている温度測定点６Ｐの
温度を一定になるように維持することにより、温度調整
点５の温度を一定になるようにしていた。
温度調整用センサ６が設けられている温度測定点６Ｐの
温度を一定になるように維持することにより、温度調整
点５の温度を一定になるようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、温度調整点５の温度を一定になるようにして
も、図４に示すように、温度調整点５の温度Ｔは、周囲
温度に僅かに影響される。これは、温度調整対象物とし
ての赤外線検出器１からの放熱や、この赤外線検出器１
と温度測定点６Ｐとの熱伝導によって、温度調整点５と
温度測定点６Ｐとの間に温度差が生ずることが避けられ
ない。
ように、温度調整点５の温度を一定になるようにして
も、図４に示すように、温度調整点５の温度Ｔは、周囲
温度に僅かに影響される。これは、温度調整対象物とし
ての赤外線検出器１からの放熱や、この赤外線検出器１
と温度測定点６Ｐとの熱伝導によって、温度調整点５と
温度測定点６Ｐとの間に温度差が生ずることが避けられ
ない。
【０００５】このような問題を解決するため、温度測定
点６Ｐを温度調整点５に近づけ、ヒータ４から遠ざける
ようにすることが考えられる。しかし、このようにした
場合には、ヒータのオンオフ動作に伴って温度リップル
が生ずる。
点６Ｐを温度調整点５に近づけ、ヒータ４から遠ざける
ようにすることが考えられる。しかし、このようにした
場合には、ヒータのオンオフ動作に伴って温度リップル
が生ずる。
【０００６】ところで、前記温度調整点５の温度Ｔが周
囲温度に影響されないようにする手段としては、前記断
熱層３を充実し、その厚みを増やすことが考えられる
が、このようにすると、温度調整対象物としての赤外線
検出器１そのものが大型化するといった問題が生ずる。
囲温度に影響されないようにする手段としては、前記断
熱層３を充実し、その厚みを増やすことが考えられる
が、このようにすると、温度調整対象物としての赤外線
検出器１そのものが大型化するといった問題が生ずる。
【０００７】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、温度調整対象物に対する周囲温度の影響を考
慮にいれることにより、高精度の温度調整を行うことが
でき、しかも温度調整対象物における断熱層を増やすこ
となく、温度調整を行える方法を提供することを目的と
している。
たもので、温度調整対象物に対する周囲温度の影響を考
慮にいれることにより、高精度の温度調整を行うことが
でき、しかも温度調整対象物における断熱層を増やすこ
となく、温度調整を行える方法を提供することを目的と
している。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の温度調整方法は、周囲温度の変化によっ
て生ずる温度調整対象物と温度測定点の温度差を把握
し、周囲温度データから温度測定点の温度調整温度をそ
の差分加算または減算することによって温度調整対象物
の温度を一定に保持するようにしたことを特徴としてい
る。
め、この発明の温度調整方法は、周囲温度の変化によっ
て生ずる温度調整対象物と温度測定点の温度差を把握
し、周囲温度データから温度測定点の温度調整温度をそ
の差分加算または減算することによって温度調整対象物
の温度を一定に保持するようにしたことを特徴としてい
る。
【０００９】
【作用】上記温度調整方法においては、温度調整対象物
の周囲温度をモニターし、周囲温度データから温度測定
点の温度調整温度をその差分加算または減算するように
して、温度調整対象物の温度を一定に保持するようにし
ているので、高精度の温度調整が可能になる。そして、
温度調整対象物における断熱層を薄く（小さく）するこ
とができ、温度調整対象物を小型で安価なものとするこ
とができる。
の周囲温度をモニターし、周囲温度データから温度測定
点の温度調整温度をその差分加算または減算するように
して、温度調整対象物の温度を一定に保持するようにし
ているので、高精度の温度調整が可能になる。そして、
温度調整対象物における断熱層を薄く（小さく）するこ
とができ、温度調整対象物を小型で安価なものとするこ
とができる。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の詳細を、図を参照しながら
説明する。図１は、この発明の温度調整方法を説明する
ための構成図で、この図において、図３に示した符号と
と同一のものは同一物を表している。この発明の温度調
整方法が、図３に示した従来の温度調整方法と大きく異
なる点は、温度調整対象物である赤外線検出器１の近傍
にその周囲温度を測定するための周囲温度センサ８を設
け、この周囲温度センサ８の出力を温度調整器７に入力
させるようにし、周囲温度データから温度測定点６Ｐの
温度調整温度をその差分加算または減算するようにし
て、赤外線検出器１の温度を一定に保持するようにした
ことである。
説明する。図１は、この発明の温度調整方法を説明する
ための構成図で、この図において、図３に示した符号と
と同一のものは同一物を表している。この発明の温度調
整方法が、図３に示した従来の温度調整方法と大きく異
なる点は、温度調整対象物である赤外線検出器１の近傍
にその周囲温度を測定するための周囲温度センサ８を設
け、この周囲温度センサ８の出力を温度調整器７に入力
させるようにし、周囲温度データから温度測定点６Ｐの
温度調整温度をその差分加算または減算するようにし
て、赤外線検出器１の温度を一定に保持するようにした
ことである。
【００１１】この発明の温度調整方法を、図２をも参照
しながら詳しく説明すると、今、ある周囲温度（例えば
２０℃）に対して、温度調整用センサ６の検出出力に基
づいて温度調整器７がヒータ４を制御し、温度調整用セ
ンサ６の温度を一定の値（例えば５６℃）に保つ。この
とき、温度調整点５も一定温度となる。
しながら詳しく説明すると、今、ある周囲温度（例えば
２０℃）に対して、温度調整用センサ６の検出出力に基
づいて温度調整器７がヒータ４を制御し、温度調整用セ
ンサ６の温度を一定の値（例えば５６℃）に保つ。この
とき、温度調整点５も一定温度となる。
【００１２】前記状態において、周囲温度が例えば１０
℃低下したとする。この場合、温度調整対象物である赤
外線検出器１と温度調整用センサ６とには温度差があっ
たため、温度調整用センサ６の温度が一定であっても、
赤外線検出器１の温度は０．３℃程度低下する。このと
き、温度調整器７の温度調整温度を前記温度５６℃より
１℃だけ高めに設定すると、赤外線検出器１の温度が
０．３℃低下するのが防がれ、赤外線検出器１の温度を
一定の値に保持される。
℃低下したとする。この場合、温度調整対象物である赤
外線検出器１と温度調整用センサ６とには温度差があっ
たため、温度調整用センサ６の温度が一定であっても、
赤外線検出器１の温度は０．３℃程度低下する。このと
き、温度調整器７の温度調整温度を前記温度５６℃より
１℃だけ高めに設定すると、赤外線検出器１の温度が
０．３℃低下するのが防がれ、赤外線検出器１の温度を
一定の値に保持される。
【００１３】このように、この実施例においては、赤外
線検出器（温度調整対象物）１の周囲温度をモニター
し、周囲温度データから温度測定点６Ｐの温度調整温度
をその差分加算（または減算）するようにして、赤外線
検出器１温度を一定に保持することができる。
線検出器（温度調整対象物）１の周囲温度をモニター
し、周囲温度データから温度測定点６Ｐの温度調整温度
をその差分加算（または減算）するようにして、赤外線
検出器１温度を一定に保持することができる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、温度調整器の設定温度を周囲温度の変化に追随する
ように変化させ、周囲温度データから温度測定点の温度
調整温度をその差分加算または減算するようにしている
ので、温度調整対象物の温度を精度よく調整でき、温度
調整対象物を所望の一定温度に保持することができる。
ば、温度調整器の設定温度を周囲温度の変化に追随する
ように変化させ、周囲温度データから温度測定点の温度
調整温度をその差分加算または減算するようにしている
ので、温度調整対象物の温度を精度よく調整でき、温度
調整対象物を所望の一定温度に保持することができる。
【００１５】そして、この発明においては、従来の構成
に対して周囲温度のモニターを行うための温度センサを
設けるだけであり、安価な温度調整方法を得ることがで
きる。また、この発明によれば、温度調整対象物に設け
られる断熱層の厚みを小さくすることができ、温度調整
対象物を小型化できるといった効果もある。
に対して周囲温度のモニターを行うための温度センサを
設けるだけであり、安価な温度調整方法を得ることがで
きる。また、この発明によれば、温度調整対象物に設け
られる断熱層の厚みを小さくすることができ、温度調整
対象物を小型化できるといった効果もある。
【図１】この発明の温度調整方法を説明するための図で
ある。
ある。
【図２】前記温度調整方法の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図３】従来の温度調整方法を説明するための図であ
る。
る。
【図４】従来の温度調整方法の動作を説明するための図
である。
である。
１…温度調整対象物、６Ｐ…温度測定点、８…周囲温度
測定センサ。
測定センサ。
Claims (1)
- 【請求項１】 周囲温度の変化によって生ずる温度調整
対象物と温度測定点の温度差を把握し、周囲温度データ
から温度測定点の温度調整温度をその差分加算または減
算することによって温度調整対象物の温度を一定に保持
するようにしたことを特徴とする温度調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22715695A JPH0954619A (ja) | 1995-08-12 | 1995-08-12 | 温度調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22715695A JPH0954619A (ja) | 1995-08-12 | 1995-08-12 | 温度調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0954619A true JPH0954619A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16856381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22715695A Pending JPH0954619A (ja) | 1995-08-12 | 1995-08-12 | 温度調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0954619A (ja) |
Cited By (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-08-12 JP JP22715695A patent/JPH0954619A/ja active Pending
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