JPH0445885A - 非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法及び処理装置 - Google Patents

非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法及び処理装置

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JPH0445885A
JPH0445885A JP15138190A JP15138190A JPH0445885A JP H0445885 A JPH0445885 A JP H0445885A JP 15138190 A JP15138190 A JP 15138190A JP 15138190 A JP15138190 A JP 15138190A JP H0445885 A JPH0445885 A JP H0445885A
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JP
Japan
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evaporating
waste liquid
dish
evaporation
processing
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JP15138190A
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English (en)
Inventor
Masahiro Funaki
舩木 昌弘
Masabumi Uehara
正文 上原
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は非銀塩感光材料の現像処理に伴なって生じる廃
液(以下「処理廃液という)を処理する方法及び装置に
関し、さらに詳しくは、処理廃液を加熱濃縮して固形分
と水とに分離する処理方法及び処理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、非銀塩感光材料、例えば感光性成分としてジアゾ
化合物、0−キノンジアジド等を使用した感光性平版印
刷版の処理廃液の処理方法は、処理廃液を廃液処理業者
に引き取ってもらうか、多額の費用をかけて廃液処理施
設を作って処理する方法しかなく、処理廃液の処理の作
業性及びコストに問題がある。
このような問題の改良を目的として、地理廃液を蒸発釜
内で減圧条件下に加熱濃縮して水と固形分に分離する方
法か実開昭60−70841号公報等により知られてい
る。そして、このような方法における蒸発釜中での処理
廃液の加熱手段として蒸発釜の底面に電気加熱装置を設
ける方法、及び処理廃液中に電気ヒータを吊設する方法
が知られている。
しかしながら、前者には、加熱濃縮されて生じた濃縮液
の粘度か高い場合に濃縮物を蒸発釜から取り出しにくい
問題、及び後者には処理廃液の蒸発に伴って泡か発生ず
るために蒸発釜内の処理廃液の液位の制御に問題があり
、また、ヒータに濃縮物がイ」着することによって蒸発
効率が低下し易い問題がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、非銀塩感光材料の処理廃液を蒸発釜内
で加熱濃縮して水と固形分とに分離する処理方法及び処
理装置において、蒸発釜内の泡の発生による液位の制御
の必要がない処理方法及び処理装置を提供することであ
る。
本発明の他の目的は、ヒータに濃縮物が付着することに
よる蒸発効率の低下か改善される処理方法及び処理装置
を提供することである。
:3 本発明のさらに他の目的は、蒸発釜内の濃縮液の粘度が
高くなっても濃縮物を取り出し易い処理方法及び処理装
置を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、非銀塩感光材料の処理廃液を減圧
条件下において蒸発釜内で加熱し水分を蒸発させ水と溶
質又は濃縮物とに分離する方法において、該蒸発釜中に
設けた横方向の回転軸で回転する蒸発皿に処理廃液を供
給し、溶媒を蒸発させ、溶質又は濃縮物を遠心力及び重
力で該蒸発皿の外側下部に移動させ、ここからポンプで
蒸発釜外へυ1出することを特徴とする非銀塩感光材料
の処理廃液の処理方法、並びに非銀塩感光材料の処理廃
液を減圧条件下において蒸発釜内で加熱し水分を蒸発さ
せ、水と溶質又は濃縮物とに分離する蒸発釜において、
該蒸発釜内に横方向の回転軸で回転し得る蒸発皿、該蒸
発皿に処理廃液を供給する手段、該蒸発皿の外側下部か
ら溶質又は濃縮物を蒸発釜の外へ排出する手段を有する
ことを特徴とする非銀塩感光材料の処理廃液の処理用蒸
発釜によって達成される。
以下、本発明を図面に基づき詳述する。
第1図は本発明を適用した処理装置の例を示す構成図で
ある。本図において、■は処理廃液を入れる処理廃液タ
ンク、2は処理廃液を加熱濃縮する蒸発釜、3は処理廃
液タンク1中の処理廃液laを蒸発釜2へ送る管路に設
けた電磁弁、4は蒸発釜2内で処理廃液を加熱濃縮して
生じた溶質又は濃縮物を入れるスラッジタンクで5は吸
引用のポンプ、6は蒸発釜2の内部から蒸発した気体を
熱交換器7へ送るダクト、8は熱交換器7で冷却され凝
縮した液体を入れる受液器、9は蒸発釜2の内部を減圧
し、かつ蒸発釜2内で蒸発した気体を熱交換器7へ吸引
するためのポンプで、蒸発釜2から受液器8までの経路
は気密に構成されている。10は受液器8内の液体を回
収タンク11へ送るためのポンプである。
次に、上記蒸発釜2について、第2図を参照してさらに
詳しく説明をする。第2図は蒸発釜2の断面図で、蒸発
釜2は、気密構造の筐体20の内部に円錐形の凹面から
なる蒸発面21を有する蒸発皿22を有し、蒸発、1l
11.22はその蒸発面の円錐軸Aを回転軸として、モ
ータ23、かさ歯車24等からなる駆動手段25によっ
て回転可能に構成されている。蒸発面21には処理廃液
の加熱濃縮のための電気で発熱するヒータ26が埋設さ
れている。27はヒータ26へ送電する配線を外部電源
に接続する端子である。
28は処理廃液を蒸発皿22へ供給するノズル、29a
、29bは蒸発皿22上で加熱濃縮され蒸発皿22の回
転による遠心力及び重力によって蒸発空間30の下部へ
移動集積された溶質又は濃縮物を蒸発釜2からυト出す
るための筐体20の周壁に設けた吸引孔で、ポンプ5で
吸引してスラッジタンク4送るようになっている。
本発明において、蒸発皿の蒸発面の形状は、任意である
が、第1図、第2図に示すように蒸発面を円錐形の凹部
を有する形状とすることが、加熱濃縮によって蒸発皿上
に生じた溶質又は濃縮物を遠心力及び重力によって一箇
所へ集めるのに有利な点から好ましい。上記円錐形の頂
角は好ましくは60°〜120°である。また、蒸発皿
の回転軸は水平面に対して0°〜60°の範囲が好まし
く、また蒸発皿は数rpmないし数十rpmの範囲の回
転速度が得られるように駆動手段25か構成されている
本発明の装置において、処理廃液が付着する可能性のあ
る蒸発釜の内面等の拐質としては、安全性、酸やアルカ
リによる腐食性を考慮するならば、ステンレス鋼(好ま
しくは5US304又は5US316、特に好ましくは
5US316)及びチタンが好ましい。またこれらの面
にはテフロンコーティングすることか処理廃液の溶質や
濃縮物の脱離をし易くする点から好ましい。
次に、第1図、第2図を参照して本発明方法について説
明する。
蒸発釜2の内部をポンプ9により減圧しておき、電磁弁
3を開くことによって処理廃液タンクl内の処理廃液1
aをノズル28から回転している蒸発皿上に供給する。
ここで処理廃液は、蒸発皿22のヒータ26で加熱され
た蒸発面21で加熱濃縮され、蒸発した気体は熱交換器
7へ送られ、ここで凝縮した液体は受液器8へ入る。
蒸発釜2内の蒸発空間30の圧力は35 c m Hg
≦Pく76 c m l(gの範囲とすることが好まし
く、より好ましくは4QcmHg≦P<70cmHgで
ある。上記範囲に減圧する手段は公知の手段を適用すれ
ばよい。
蒸発皿22の蒸発面21上で溶媒が蒸発して濃縮された
生じた濃縮物は蒸発皿22の回転による遠心力と重力と
により蒸発空間30の下部に移動し集積し、この集積箇
所に設けた吸引口29a、29bからポンプ5によって
吸引されスラジタンク4へ収容される。蒸発皿の回転数
R(rpm)は通常0<R≦100の範囲とすることが
適当である。
本発明の方法が適用される処理廃液には、感光性物質と
してジアゾ樹脂、0−キノンジアジド化合物、7.lト
ポリマー等を用いたネガ型やポジ型の感光性平版印刷版
(ps版)の現像液、水洗水、不感脂化処理液等の廃液
が包含される。
〔実施例〕
第1図、第2図に示す処理装置を使用して処理廃液の処
理を行った。
処理廃液は、自動現像機PSU〜820(コニカ(株)
製)を用い、ポジ型25版(菊全)の100版とネガ型
23版の100版を、現像液として5D−32(ネガ・
ポジ共通現像液、コニカ(株)製)を用いた現像処理に
おいて排出された水洗廃液とした。上記自動現像機内の
水洗部は、タンクに水が1812溜られてPS版に供給
され水洗に使用された後、その水が該タンクに戻され再
び水洗に使用され、このように水洗水を循環再使用して
PS版の処理終了時に水洗廃液が1812排出される。
水洗廃液に含まれる成分は、ポジff1Ps版の場合、
PS版の感光層に含まれるフェノール樹脂、色素等、支
持体から溶出したアルミニウム、及び現像液中のケイ酸
カリウム、ノニオン界面活性剤等であり、ネガ型23版
の場合、PS版の感光層に含まれるアクリル系樹脂、色
素等、支持体から溶出したアルミニウム、及び現像液中
のアルコール系溶剤、有機アミン、アニオン界面活性剤
等である。また、上記水洗廃液の分析結果は、pH10
,5、BODが1900(tg/Q)、CODが150
0(mg/i2)、SSが20、液量が緑色、比重がl
O1粘度が1.05cPであった。
この水洗廃液は、下水道法及び水質汚濁防止法の排水基
準外のため、第1図、第2図に示す装置で処理した。条
件は次のとおりである。
蒸発皿22上へ供給する処理廃液の液量・舎・ 約 1
5m(i/min ヒータ26への印加電力・・・AClooV、IOA蒸
発皿22の回転速度・・・5Qrpm蒸発皿22の表面
にはテフロンコーティング加工をした。
上記の条件で上記水洗廃液2Offを処理したところ、
処理の所要時間は約20時間であった。1時間当たりの
処理量は1(1/hであった。
回収されたスラッジは粘着性のものであったが、蒸発釜
2中からのスラッジの取り出しは、蒸発皿22の回転と
同時にポンプ5の作動が起こり、蒸発皿22からスラッ
ジがスラッジタンク4へ容易に移動し排出された。その
容量は約0.!Jであった。
蒸発効率については、従来の減圧式蒸発濃縮法でヒータ
投げ込みタイプの処理装置による処理では、ヒータ使用
電力(LokW)より下げた通電電力、例えば500W
通電させた場合、処理されて回収される量は約360m
4/hである。これに対して、本実施例では、ヒータに
使用電力より下げた印加電力を供給させて1時間当たり
に処理されて回収される量を測定した結果、ヒータ印加
電力は500W1回収された液量は500mff/hで
、28%回収量が増し、蒸発効率も従来の処理法より改
善された。
なお、回収された液は約19.512の水で、無色透明
で臭いもなく、蒸留水と同様であった。回収液の水質分
析結果は、pH7,0、BOD12.0 (mg/12
) 、C0D7.7 (mg/ Q)、液量透明、比重
1.0で、はぼ蒸留水に近い値を示した。この結果から
、本発明により、処理廃液のpH,BOD、 COD等
を非常に効果的に良化し得ることが分かる。
〔発明の効果〕 本発明によれば、蒸発釜内で加熱濃縮して水と固形分と
に分離する公知の処理廃液の処理技術と比較して、下記
■〜■の効果が得られる。
■蒸発釜内での泡の発生による液位の制御の不安定にな
る問題が改善される。
■蒸発効率が改善される。
■蒸発釜内から溶質又は濃縮物の取り出しが容易になる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る処理装置の例の全体構成を示す構
成図、第2図は第1図中の蒸発釜の断面図である。 1・・・処理廃液タンク 2・・・蒸発釜 4・・・スラッジタンク 7・・・熱交換器 8・・・受液器 11・・・回収タンク 22・・・蒸発皿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非銀塩感光材料の処理廃液を減圧条件下において
    蒸発釜内で加熱し水分を蒸発させ水と溶質又は濃縮物と
    に分離する方法において、該蒸発釜中に設けた横方向の
    回転軸で回転する蒸発皿に処理廃液を供給し、溶媒を蒸
    発させ、溶質又は濃縮物を遠心力及び重力で該蒸発皿の
    外側下部に移動させ、ここからポンプで蒸発釜外へ排出
    することを特徴とする非銀塩感光材料の処理廃液の処理
    方法。
  2. (2)非銀塩感光材料の処理廃液を減圧条件下において
    蒸発釜内で加熱し水分を蒸発させ、水と溶質又は濃縮物
    とに分離する蒸発釜において、該蒸発釜内に横方向の回
    転軸で回転し得る蒸発皿、該蒸発皿に処理廃液を供給す
    る手段、該蒸発皿の外側下部から溶質又は濃縮物を蒸発
    釜の外へ排出する手段を有することを特徴とする非銀塩
    感光材料の処理廃液の処理用蒸発釜。
JP15138190A 1990-06-08 1990-06-08 非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法及び処理装置 Pending JPH0445885A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010517738A (ja) * 2007-02-01 2010-05-27 ▲発▼泰(▲天▼津)科技有限公司 マイクロ波回転薄膜濃縮器
WO2011036923A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 富士フイルム株式会社 感光性平版印刷版の製版処理廃液の処理方法

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