JPH0445832A - ジェットミキサーにおけるウォターハンマー防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流体送給系に配設されて、該流体中に所望の
気体または液体を混合セしめて所定箇所に送給するジェ
ットミキサーに関する。

〔従来の技術〕

一般に、所定の流速をもって流体を送給する流体送給系
に所望の気体または液体を吹込み又は吸引して所望の状
態の流体として、所定箇所に送給するのにジェットミキ
サーが使用されている。このジェットミキサーは、その
−例の縦断面図である第２図に示すよ・うに、本体１は
、流体送給系の上流側におけるへ方向からの流体送入口
２と、Ｂ方向への流体送出口３、及び所望の混合気体ま
たは液体のＣ方向からの送給口４を有し、送入口２と送
出口３との間に噴射管５が介挿されている。

この噴射管５の中心線に沿って横断面積が流体の送給方
向に漸減し、次いで流体の送給方向に漸増して’＄を体
にスロットル効果を（］与する流路６が形成されている
。流路６の外周壁には該流路と本体１の内部とを連通ず
ると共に流体の送給方向に対して所定の鋭角苓もって傾
斜する多数の小孔７が穿設されている。

本体１と噴射管５との結合は、例えば一端におけるねし
結合部８によって実施される。１１はドレーン栓である
。

このジェットミキサーにおいては、送給口４からの所望
の気体または液体を本体１内に供給（または吸引）させ
、噴射管流路６の吸引効果によって小孔７から送給流体
中に混合流体を混入させるように機能する。

この場合、噴射管５の外周面と本体］の内周面とによっ
て形成された混入流体室に流入された混合流体が小孔７
から流入することによる送給流体の受りる急激な流速の
変動や密度変化が生しる。

これによって流体送給系中にウォターハンマー作用を生
じせしめ、騒音や振動を発生ずるなどの不具合があった
。

この現象を避りるための一手段として、第２図に示す本
体１の内周面と噴射管５の外周面との間の混入流体室内
に填挿物、例えばステンレススチルなどの繊維状金属細
線の織物あるいは編物から成る填挿吻１０を填挿した構
造のものが提案されている。

」二連の対策により、既述のウォターハンマー作用に起
因する騒音や振動などの障害は、送入された混入流体の
流速が混入流体室内の填挿物によって低減されるために
、一応解消することができた。

しかし、前記従来例においては、（１）配管内のさび、
垢などが金属細線の填挿物内に堆積し、使用中の填挿物
の能力を低下させ、さらに（２）細線の一部が本体内で
折破して配管内に流入して構成機器の損傷、目づまり等
の不具合を起ごし、特に食用流体の場合は致命的な支障
を来すという問題点を含んでいる。

このような問題点を解決する手段として、本発明者は、
先に流体室内に所定＝１法の多数本のばね単体を填挿し
てばね単体群を形成したジェットミキサーを提案した。

（特公平１−１２５３２号公報） 〔発明が解決しようとする課題〕 このジェットミキサーでは、ばね単体を第２図の供給口
４から流体室内に挿入し、手作業で流体室内に填挿して
いる。しかし、流体室内にばねが均一に分布するように
配置させる作業は熟練を要し、ばねを平均に分布させな
いと、ハンマリング防止の効果を完全なものとすること
が困難であった。

また、ジェットミキサーを配管ライン中に配設した場合
、使用中にばね単体が流体室内で第２図中の送出口３側
に偏り、送入口２側及び（Ｊｊ給口４側はばね単体が介
在しない領域又はばね単体の分布が少ない領域が生じる
。

特に供給口４例の圧力と送入口２側との圧力の差が大き
い程、ばね単体の偏り現象が生じやすく、その部分でハ
ンマリングを生ずる結果となることが判明した。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記した課題を解決するために、流体送給系
に配設され、上流側の流体挿入口と、下流側の流体送出
口と、混合すべき気体または液体の送給口それぞれを外
周壁に有する本体と、前記流体送入口と前記流体送出口
との間に介挿固定され、かつ流体にスロットル効果を与
える貫通路と該流路の外周壁に既設された複数の小孔を
有する噴」・ｊ管とを含むジェットミキサーにおいて、
前記本体の内周面と前記噴射管との間に形成された流体
室に、ばね線体をブロック化した複数のブロック状ばね
が各々装填されているジェットミキサーにおけるウォタ
ーハンマー防止装置を提供するものである。

〔作用〕

本発明によるブロック状ばね複数個填挿したジェットミ
キサーの混合用気体又は液体をイバ給「１４から混入流
体室に送入（または吸入）さ−Ｕると、該流体は、該流
体室内に均等に填挿したブロック状ばね内のばね線体群
と衝突、偏向、屈曲流過しつつ、多数のばね線体間を流
動する間に次第に減速されて噴射管５の小孔７の開口部
に到達する。

この場合、混入流体室内には、複数個に分割されたブロ
ック状ばねが装填されており、ごのブロック状ばねは流
体室内に簡便に、均一に分布でき、かつ流体室内での偏
りがなく、ハンマリングが生じない。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１１ｍ（Ａ）は本発明によるウメクーハンマー防止装
置を有するジェノＩ・ミキサーの一実廁例の部分切断斜
視図、第１図（Ｂ）は第１図（Ａ）におＪｌるブロック
状ばねの一例を示す斜視図である。

このジェットミキサーは、第１図（Ａ）に示すように、
本体１は、流体送給系の上流側におりるへ方向からの流
体送入口２と、Ｂ方向への流体送出口３、及び所望の混
合気体または液体のＣ方向からの送給口４を有し、送入
口２と送出口３との間に噴射管５が介挿されている。

この噴射管５の中心線に沿って横断面積が流体の送給方
向に漸減し、次いで流体の送給方向に漸増して流体にス
ロットル効果を付与する’ｌＪｔ路６が形成されている
。

噴射管５の外周面には、管軸方向に所定の間隔て管周方
向に環状に形成された突出部が形成され、この突出部に
形成された複数個の小孔７が各々流路６に連通している
。該突出部は流体送給方向側になるにつれて拡大径され
た形状となっている。

このような小孔７が穿設された突出部が管軸方向に順次
形成されている。

ごの流路６と本体１の内部とを連通ずる小孔７は、流体
の送給方向に対して管軸側に所定の鋭角をもって（頃斜
している。

本体１と噴射管５との結合し、Ｉ、例えば一端におｉ）
るねじ結合部８によって実施される。１１は１゛レーン
栓である。

そして、本体１の内周面と噴ル１管６の外周面とによっ
て形成される混入流体室には、ばね線体１４を巻回して
ブロック化した複数のブロック状ばね１３が各々装填さ
れている。

このジェットミキサーにおいては、送給口４からの所望
の気体または液体を本体１内に供給（または吸引）させ
、噴射管流路６の吸引効果によって小孔７から送給流体
中に混合流体を混入さ−１るように機能する。

このブロック状ばね］３は、第１図（Ｂ）示すように、
ばねの製作過程で、長尺の１本のばね線体１４を巻回（
丸めて）ブロック状に形成している。したがって、ばね
線体１４の裁断箇所（すなわち、ばね線体の長さ方向端
部）がブッロク状ばね］３の外周面に位置することはほ
とんどなく、ブロック状ばね１３を混入流体室に挿入す
る際に、ブロック状ばね１３が混入流体室壁に係止され
てスムーズな挿入作業を損なうようなことがない。

なお、ブロック状ばね１３からばね線体１４の裁断箇所
が一方向側に露出した状態としてもよい。

この場合、ばね線体］４の裁断箇所の露出方向側は反対
側方向からブロック状ばね１３を混入流体室内に挿入す
れば、挿入作業が容易であり、かつ、使用中においてば
ね線体１４の裁断箇所が混入流体室内壁面に係止される
結果、ブロック状ばね１３の偏りが防止できる。

ばね線体１４は、従来例に用いられた金属細線よりも大
い線径をもち、例えば長尺のばね線体１４をブロック状
に丸めたものが得られる。これらのブロック状ばね１３
は前記混入流体室内に複数個に分けて、均等に充填され
る。　ブロック状ばね１３としては、１本のばね線体を
ひとつのブロック状に丸める態様の他に２本乃至複数本
のばね線体をひとつのブロック状に丸めたものでもよい
。

この場合、各ばね線体の裁断箇所（ばね単体の長さ方向
端部）がブロックの外周面側に露出することかないよう
にブロック内に埋設した状態とすることが望ましい。

また、ブロック状ばね１３は、完全に球状に丸める必要
はなく、混入流体室内に挿入容易な形状であり、かつ複
数のブロックばね１３を混入流体室に装填したときに各
ブロック状ばね１３の間に必要以上の間隙が生じないも
のであるかぎり、特にブロックの形状に制約はない。た
だし、混入流体室におけるブロックばね１３間の空隙率
をたかめるためには、外径の大きいブロック状ばねと外
径の小さいブッロク状ばねを組み合わせることが望まし
い。

このようなブロック状ばねを組み合わせる場合、外径の
大きいブロック状ばねと外径の小さいブッロク状ばねの
２種のみを製作すれば足りるので、ブロック状ばねの製
作工程が簡便となる。

また、ブロック状ばね１３は、すべて同一の旭状ではな
（、混入流体室内を流体の送給方向に複数に区画したと
きに、各区画部に形状に近位した形状とすることもでき
る。

ばね線体１４の材質は、対象となる通過流体の性質によ
り適宜に選択され、例えば酸性の流体に対しては耐酸、
耐摩耗性のもの、また熱交換用の衛星蒸気などに対して
は特に耐熱性のもので置き換えることができる。通過内
容物により、ブロック状ばね１３の充填数、各々のブロ
ック状ばねにおけるばね線体の巻回密度等を適宜変える
ことができることは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以」二のように本発明によれば、流体室内に複数のブロ
ック化したばねを填挿しているので、流体室内へのばね
の填挿作業が簡便で、流体室内におけるばね線体の配置
状態をほぼ均一にすることができ、使用中においてもば
ね線体の偏り現象が生じないので、ウォターハンマー作
動の発生に伴う騒音や振動を生ぜず、極めて静粛な混入
作動を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は本発明によるウォターハンマー発生防止
装置を有するジェットミキサーの部分切断斜視図、第１
図（Ｂ）は第１図（Ａ）におけるブロック状ばねの一例
を示す斜視図、第２図は、ウォターハンマー発生防止装
置イ１き従来型ジェットミキサーの縦断正面図である。 １・・・・・・本体１２・・・・・・送入口、３・・・
・・・送出口、４・・・・・・供給口、５・・・・・・
噴射管、６・・・・・・流路、７小孔、８・・・・・・
ねじ係合部、１０・・・・・・填挿物、１１・・・・・
・ドレーン栓、１２・・・・・・ばね単体、１３・・・
・・・フロック状ばね、１４・・・・・・ばね線体。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）流体送給系に配設され、上流側の流体挿入口と、
   下流側の流体送出口と、混合すべき気体または液体の送
   給口それぞれを外周壁に有する本体と、前記流体送入口
   と前記流体送出口との間に介挿固定され、かつ流体にス
   ロットル効果を与える貫通路と該流路の外周壁に穿設さ
   れた複数の小孔を有する噴射管とを含むジェットミキサ
   ーにおいて、前記本体の内周面と前記噴射管の外周面と
   の間に形成された混入流体室に、ばね線体をブロック化
   した複数のブロック状ばねが各々装填されていることを
   特徴とするジェットミキサーにおけるウォターハンマー
   防止装置。
2. （２）前記ブロック状ばねが、１本の長尺状のばね線体
   をブロック状に巻回してなることを特徴とする請求項（
   １）記載のジェットミキサーにおけるウォターハンマー
   防止装置。
3. （３）前記ブロック状ばねが、２〜数本のばね線体をブ
   ロック状に巻回してなることを特徴とする請求項（１）
   記載のジェットミキサーにおけるウォターハンマー防止
   装置。
4. （４）前記ブロック状ばねが、外径が大きいブッロクと
   外径が小さいブロックとからなり、外径の大きいブロッ
   クの間隙に外径の小さいブッロクが充填されていること
   を特徴とする請求項（１）記載のジェットミキサーにお
   けるウォターハンマー防止装置。